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ちょっと変わった恋愛映画が見たいとき『クローサー』
Closer

クローサー
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このメンツで恋愛映画、といったら「なんだ~そういうのか~」とすぐネタが割れてしまいそうですが、これはちょっと変わってます。なんたって観終わった後、最初に出た言葉が「ヘンなのぉ~」でしたから。この映画、アカデミー賞とかにノミネートされたりとかしてるみたいなんだけど、聞いたことあります?私は、ナタリー・ポートマンがストリッパーをやっているやつよ、と言われても、全然わかりませんでした。

なんでヘンな映画と思ったかとよくよく考えてみたのですが、まず第一に、普通の恋愛映画というのは男女が出会い、恋に落ち、その恋がどう発展していくかを描くでしょ?喧嘩や、悲劇や、心温まるエピソードがあったりし、結末にいたる。

でもこの『クローサー』は、出会いと別れのシーンしかないのです。最初、ダン(ジェード・ロウ)とアリス(ナタリー・ポートマン)がロンドンのストリートでひょんなことから出会う。その出会いを丹念に描く。そして次のシーンでは、ダンが写真家のアナ(ジュリア・ロバーツ)のスタジオにいて、撮影をしている。そしていきなりダンが「き、君は美しい」なんつって、アナにキスをする。あれ?アリスはどしたの?と思うと、アリスがスタジオにやってきて、ああ、やっぱダンと付き合ってるんだ、とわかるのだが、アナとアリスが2人きりになったとき、アリスは、ダンとアナがキスしたことを知って泣く。

これだと、ダンとアリスがどういう状態なのか、どんな付き合いをしているのか全くわからない。それに、ダンが写真撮影をしていた理由は、売れない小説家のダンが、ストリッパーをしていたアリスをネタに小説を書いて、それの出版のために写真を撮っているのですが、そういうことも、この時点でダンとアリスが一年間いっしょに生活していることも、登場人物の会話からしかわからない。

アナが、アナに拒絶されたダンが仕掛けた悪ふざけが原因でラリー(クライヴ・オーエン)に出逢うところも、エピソードが細かく描写されているが、次のシーンでは突然アナの写真の展覧会。登場人物の会話から、アナとラリーは付き合って一年経っていることがわかるが、どのように二人の関係が発展していったのかが良くわからない。

この展覧会にアリスと連れ立ってやってきたダンが、アリスをうちに帰した後、またしつこくアナに言い寄るのだが、今回もアナは拒絶。その次のシーンは、ダンとアリスが一緒に住むフラットで、ダンがアリスに「実はアナと付き合っている」と打ち明ける。ダンがかなりアナに対して執着してきてストーカーまがいのことをしているのは会話の中でわかっているので、これはダンの狂言に聞こえる。

その次のシーンではアナが大きな家に住んでいて、ラリーが帰って来る。会話から二人は結婚したということがわかる。ここでアナも「ダンと会っている」と打ち明け、「一年前の展示会の時から」と言うのを聞いて、「ああ、一年後なのか」ということと、ダンのセリフが真実だとわかって、「ええ~~~!!!」と思ってしまった。

ここまでのストーリーを見て、ほとんど描写がないにもかかわらず、ダンがアナを愛していないのが良くわかってムナクソ悪い。ダンはちょっと偏執狂っぽくて、自己愛が強くて、ヘンなヤツなんだけど、それにしつこくされて落ちてしまうアナがアホに見える。

アナの情事を発見したラリーも、アナにダンとのセックスはどうだとか物凄い突っ込んだ質問を怒鳴り散らしたりする。こいつがちょっとセックス狂いなのはアナとの出会いのエピソードでわかっているのでいいんだが、こいつも自己中でうんざりする。

アナも、ラリーに会って離婚届けにサインさせるとき、ラリーが「最後に一回だけ寝てくれたら、サインしてやる」と言われ、ホントに寝ちゃって、またそれをダンに言うんだな~!そんで「愛していれば、許せるはずよ」なんて言うんですよ。

そんな中で一番まともなのはアリス。何でだかわかんないけど、アリスはダンのこと真剣に愛していて、その真剣さが伝わってくるのもアリスだけ。他の3人は「あんたらホントに愛し合ってる?」って感じ。

元が舞台の脚本らしいので、セリフで物語を追うという構成は、舞台の雰囲気を残すためなのかもね。観ている最中は、なんだか良くわからないんだけど、後で思い返してみると「あー、あそこでこう言っていたな」とか思い出して「なるほどなるほど」と思うような映画恋愛映画を観たいのだけど、お約束のものはいや!って時にオススメの一本。

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Key Words
映画 
恋愛映画 クローサー クライヴ・オーウェン ナタリー・ポートマン ジュリア・ロバーツ ジュード・ロウ

CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Mike Nichols
Writing credits: Patrick Marber
Cast: Natalie Portman, Jude Law, Julia Roberts, Clive Owen
おすぎのススメ | コメント(8) | 【2006/01/16 01:08】
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コメント
4人のそれぞれの日常、愛情を抜きにした普段の生活というのが一切はぎ取られているから、最後まで誰にも感情移入が出来ませんでした。恋愛における人間のエゴVSエゴを突き付けられた後味の悪さが、この映画リアルすぎたんですね、きっと。
【2006/01/16 01:50】 URL | 二純 #-[ 編集] | page top↑
ニ純さん、
なんかみんな「へ?」という感じでしたね。
【2006/01/16 21:53】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
お邪魔します~♪
くっついたり、離れたり、またくっついたり、それだけの映画でしたけど、なんか楽しめました。
アリスが一番ピュアだったけど、嘘ついてたというか隠し事をしてましたよね・・・この辺の心理がイマイチ解らんかったです。本名と偽名の使い分け・・・
【2006/03/31 07:25】 URL | はっち #OTYWUAPw[ 編集] | page top↑
はっちさん、いらっしゃい。
そうですね、はっきり言ってかなりストーリー忘れちゃった。
【2006/03/31 21:54】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
 ちゅちゅさん こんにちは
こうも簡単に、くっいたり離れたりするのが
不思議です。
途中の過程をバッサリとカットしてて深みが
ないと思ってちゅちゅさんのブログを読んだら
基が舞台の脚本だそうで納得しました。
【2006/08/27 13:52】 URL | hiro #-[ 編集] | page top↑
HIROさん、
舞台で観る方が面白い映画かもね。アタシの好きなクライヴ・オーウェンが変態だし。
【2006/08/28 00:38】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
ちゅちゅさん こんばんは
この映画のジュリア・ロバーツの役は、もとは、ケイト・ブランシェットだったそうで
そっちの方が良かったかも
【2006/08/31 00:03】 URL | hiro #-[ 編集] | page top↑
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2006/09/05 17:51】 | #[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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