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『キッズ・オールライト』-共感できちゃうレズ夫婦の家庭
The Kids Are All Right

巷ではアネット・ベニングの「レズビアン父さん」がすごく評価されているようなんですけど、アタシはジュリアン・ムーアが演じるお母さんが最高!って思いました。

The kids are all right
Produced:2010
Director: Lisa Cholodenko
Writing Credits: Lisa Cholodenko, Stuart Blumberg
Cast:
Nic: Annette Benning
Jules: Julian Moore
Paul: Mark Ruffalo
Joni: Mia Waskowska
Laser: Josh Hutcherson
レズビアンの両親に育てられるってどんな感じなのかね~。まあ、そういう環境に生まれた時からいるんだから、別にそれを「おかしい」とも思わないんだろうけど、学校とかでいじめられたりしなかったのかしら。まあ私も、両親が離婚してて姉とお父さんが違うとかっていじめられたけど、余り気にしなかったから同じか。

この映画を観ると、「父性」とか「母性」っていうのは性別で決まるものではないんだなと思った。ニック(アネット・ベニング)はベリー・ショートで、いかにも「レズ」って感じの男っぽいタイプ。性格はしっかりしていて、医者として働き、家計を支えている。子供のしつけにも厳しくて、まさにお父さん!って感じ。

一方ジュールズ(ジュリアン・ムーア)はなんかぼーっとしてて、色々自分で商売を始めては失敗し~、みたいな感じで、髪はだらーっと長く伸ばし、若い子が着るようなTシャツを着て、子供たちとも友達みたく接する。このジュリアン・ムーアのダメ~な感じがすっごくハマってていい。

ニックとジュールズは、同じ男性から提供された精子で妊娠し、ニックは長女のジョニ、ジュールズは長男のレーザーを産んだんだけど、ここでも差が現れて、ニックの子供は賢いけど、ジュールズの子はなんかでろ~んとしているところが面白い。

このレズビアン夫婦は最初、すっごく仲が良さそうでいいなあって思ったんだけど、実際そうでもないみたいなんだよね。まあ、トゲトゲしたイヤミの言い合いみたいのは最初からあったんだけど、そんなの長く付き合ってたら誰でもあるかなと思うし。でもお話が進んで行くにつれ、ジュールズは自分がニックに比べてダメ~ってことに結構引け目を感じていて、ニックにコントロールされてるような気がしてついイヤミな態度を取ってしまったりする。

んで、自分の父親に会ってみたいと思ったレーザーは、ジョニと共謀してママ達には内緒で精子提供者のポールに会うんだけど、この人がニックと正反対の自由奔放で開放的なタイプで、子供達だけじゃなくジュールズも彼に魅かれていく。

面白いのは、このポールのキャラが、「オーガニックの菜園を自分で持ってて、その食材を使ったレストランを経営している」っていう設定なの。なんか、オーガニックとか、ヴィガンとか、メジャーになってきたよね~。一昔前の日本食とか寿司みたいな感じで。

で、ジュールズとポールはお互いビビっと来るものがあったらしく、セックスしてしまうのですね。で、それを知ったニックは泣いて泣いて、ジュールズに詰め寄る。

「もうレズビアンじゃないの?!」

これ面白いと思った。彼を本気で好きなのかどうかも重要だけど、ストレートになっちゃったのかってのも重要っていう。でもこれわかる。アタシも、白人の彼氏が別れた後に白人の女と付き合っているのを見ると「やっぱりそっちの方がいいのか」って思うもん!でもちょっと違うか、コレとは。

で、ニックがポールに言ったセリフが良かったね。「家族が欲しいんなら、自分で作れ!」って。そうだよなー。夫婦でも家族でも、一緒に暮して毎日顔をつき合わせていることが大変で、それを何十年もがんばってやってきたのに、横から入ってきて人気者になって、「家族の一員」みたいな顔されたらムカつくよな。しかも自分の奥さんと寝たりして。

私は自分がポールみたいな人だからイタいですけどね。大概、同い年くらいの友達の子供達はアタシのことが好きなの。この物語りの中の子供達が、ニックよりもポールが好きなように。そりゃそうだよね、うるさいこと言わないんだもん。親って大変だと思うよ。子供に嫌われてもガミガミ言わなきゃいけないこともあるし、ぶっちゃけ思春期になったら、どんなに気を使っても子供は親に逆らうもんね。

ってまあ、色々なことが起こるわけなんだけど、レズビアンの夫婦で、ちゃんと家庭を持って子供育て上げてという、余り普通に生活していたら出会えないような、アタシにとっては特殊なシチュエーションにも関わらず、親離れ、子離れ、夫婦の問題、家族の問題みたいなものがすごい感情移入出来ちゃういい映画だった。
第83回アカデミー賞 | コメント(0) | 【2011/01/19 04:19】
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