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『キューティ・バニー』-教育的だと思うんですが・・・
The House Bunny

これなかなか面白いんですよ~。主役のアンナ・ファリスって人の天然ボケ加減が結構いい!って思ってたらこの人、『ブロークバック・マウンテン』に出てた、ってウィキに書いてあって、

「あ!あのブロンドの超ド派手な良くしゃべる女だ!」

ってすぐわかったくらい印象深い人で、コメディ専みたいだけど、結構キャパありそうな女優さん。

キューティ・バニー [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Fred Wolf
Writing Credits: Kirsten Smith, Karen McCullah Lutz
Cast:
Shelley Darlington: Anna Faris
Oliver: Colin Hanks
Natalie: Emma Stone as Natalie
Mona: Kat Dennings as Mona
Harmony: Katharine McPhee
Joanne: Rumer Willis
Lily: Kiely Williams
Carrie Mae: Dana Goodman
Tanya: Kimberly Makkouk
で、ストーリーもなかなかいいのよ。つか、ストーリー自体は良くあるアホなドタバタコメディなんですけど、テーマがいいの。要するに、「見かけの美しさと中身の美しさってのは、バランスが大事ですよ」って言ってるんじゃないかと思う。

ファリス演じるシェリーは捨て子で、しかもブスだったので、孤児院でも引き取り手がない子供だったんだけど、思春期を過ぎる頃からキレイになってきて、数々のビューティ・コンテストで優勝するようになる。で、プレイボーイ・バニーとしてスカウトされ、18歳の時からプレイボーイ・マンションに住んでいるのだけど、孤児だったから、「ここではみんな家族みたい」と、他のバニーとも姉妹のように仲良く暮らしていた。

それが、27歳の誕生日を盛大に祝ってもらった後、「27歳はもうバニーとしてはおばさん。マンションを出てってくれ」と言われて、ホームレスになる。天然ボケが幸いしていつも前向きなシェリーは、がんばって自活しようと思うのだけど、仕事が見つからない。

で、見つけた仕事が、大学の女子寮のHouse Mother。その寮に入っている女子学生を面倒見る仕事。

これが良くわかんないんだけど、アメリカでは大学生が大きな家を借りて一緒に住んで、その家、すなわち「寮」を自営するらしい。だから、House Motherとかも、自分たちで雇うんだろうな、きっと。

でまあ、コメディの王道で、シェリーの女子寮の女の子たちは冴えない娘ばっかりで、キャンパスでも人気がない。

で、ここもわかんないんだけど、キャンパスに余り貢献度がないとか、その寮に入りたいって人がいないと、大学側から「家」を取り上げられるらしい。大学側、っていうか、もしかしたら学生の会でそういう決まりになるのかもしれないな。

で、まあ、この家を守るためにこの冴えない女の子たちを、シェリーがプレイボーイ・バニーをしていた経験を持ってしてメイク・オーバーするわけなのです。

この冴えない娘たちってのが、妊娠してる子、背骨の矯正器をつけてる子、背が高くてごっつい女の子、めちゃくちゃ視力が悪くて分厚い眼鏡を手放せない女の子、すっげえちっちゃくて小人みたいな女の子などなど、女性が持つコンプレックスをなかなか良く描写しているのよ。

で、こういうコンプレックスを持つ子たちは、そのせいでバカにされたり、彼氏が出来なかったりして、「外見の美」を敵視し始めちゃうんだなあ、というのが良く出ている。だからこの娘たちはなかなか成績が良く、「自分たちは中身は美しいんだから、それをわからないのは、他の奴らがバカなんだ!」って感じで、外見的に美しくなることを拒否するわけですな。

でも、人気を得られなかったら自分たちの寮がなくなっちゃうから、しょうがなくすごいHot(色っぽい)格好をして、男の子たちの気を引くわけなんだが、やっぱり注目されることは自分の自信に繋がるんだなあ、って思ったのは、

「私たちって、キレイじゃなかったんじゃなくて、アンチ・キレイだったのね!」

ってセリフ。自分の新しい可能性に気が付いて、自分に自信を持ち始める。いいことじゃないですか!

で、シェリーの方は、オリバーという養老院で働く男性と知り合いになり、デートするんだけど、男と付き合ったこともない女子学生たちに教えてきた「男を魅きつけるテクニック」って言うのが、オリバーには全く通用しない、ってのがわかる。女子学生たちは「オリバーは、セックスとかセクシーなことよりも、知的な会話とかが楽しめる相手が欲しいんじゃない」という結論に達し、高等教育を受けたことがないシェリーに勉強を教えてあげる。

あと良かったのは、メイク・オーバーした女子学生を連れて、シェリーが養老院を訪ねるシーン。ベタだけど、Hotな女の子たちを見ておじいちゃんたちがコーフンしちゃって、若い子と踊りたいがために今まで誰も参加しなかったダンス・クラスに参加するところとか、「外見の美しさ」によって人間楽しい気分になれるんだ、っていうのがすごい素直な感じで伝わってくる。

でも最後、人気者になったからって他人を笑ったり見下したりしていることに気が付いた彼女たちは、今度は元々自分たちが持っていたクオリティも忘れないようにしよう、なんて反省もしちゃう。

ってな感じで、美と知性、年齢と、女の子のセルフ・エスティームを取り巻く状況を何気にきっちり網羅していたりして、これって子供に見せてもいいんじゃないかと思った。まあ、私、子供いないし、いてもかなりラディカルなお母さんになっちゃいそうだから、余り無責任なことは言えないけどさ~。

PS:
『キューティ・バニー』って邦題、上手い!!キューティ・ハニーにかけてるんだろうなあ。映画の雰囲気を良く表してる上に、日本人がぱっとイメージできるものをもじったってところが、才能感じる!素晴らしい!
拾いモンの映画 | コメント(1) | 【2010/02/22 00:16】
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コメント
こんばんは、はじめまして。

>「私たちって、キレイじゃなかったんじゃなくて、アンチ・キレイだったのね!」

こんなせりふあったんですね~。
いいなぁ。深いです。
こういうメッセージがある映画って大好きです。

【2010/12/06 01:51】 URL | オキオモ #-[ 編集] | page top↑
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