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『月に囚われた男』-地味でスローだけど興味深い
Moon

うーん、これは企業倫理とか問われる映画ですよね~。ヴィデオ屋のお兄さんが、「すっごいいいよ!最初ちょっとスローだけど、少しガマンすれば面白くなってくるよ!」って言ってました。

でも私は、最初の30分くらい、結構面白く観れました。月面からヘリウム?を採掘して地球にエネルギー源として送る仕事をしているサム・ベル(サム・ロックウェル)の生活の様子とか、結構面白い。話しかける相手はロボットのガーティ(ケヴィン・スペイシー)しかいない。一人で仕事して、一人で遊んで、3年だってよ、任期。単身赴任だって3年は辛いと思うのですが、会社に行って話する人も、出かける先もないとなると、耐えられるのかね。

Moon
Produced: 2009
Director: Duncan Jones
Writers: Duncan Jones, Nathan Parker
Cast:
Sam Bell: Sam Rockwell
GERTY: Kevin Spacy
しかも、地球との生交信できるシステムが故障中で、マザー・アースにいる家族や会社の人たちとは、メイルとか、間接的・一方的な交信しか出来ない。これはね~、今、アメリカ-日本でも、時差があるからメイルでしかやり取りできないと、重要な決定事項とかなかなか決まらなくてイライラするし、家族とか友達とかは、やっぱ生でコミュニケーションできないと辛いよね。

***ネタバレします***

もう一人のサムが出てきてからは、すっごい集中して見ないと話がようわからんんかった。2回観たらかなり納得したけど。なかなか興味深い話ですよね。月でヘリウムを採掘するという作業をさせるのに人を送りこまなくちゃできないんだけど、こんな完全孤独の単身赴任なんて、そうそうしてくれる人もないだろうし、なんたっていちいちトレーニングしているんじゃ時間がかかる。で、エンジニア(?)を一人トレーニングし、その人のクローンをたくさん作って置けば、もう他の人を雇う必要もない。コスト削減!

これってあり得る話だよ。アメリカに駐在する人もさー、英語しゃべれて、こっちの慣習や文化に精通していて、アメリカ人とのコミュニケーションも上手く取れる人なんてそうそういなくて、でもみんな3年か5年もしたら日本に返さなきゃならないじゃない。そういう人材を育てるのが本当にコストも時間もかかるので、優秀な人のクローンが作れるってのは、ありがたいことはありがたい。

でも、クローンの人権はどうなのよ?って話ですよね、これ。サムは、昔のクローンの記録を見つけるのですが、クローンの寿命は3年らしく、前のクローンは3年で病気になって、緊急に地球に帰れるシャトルみたいのに乗るんだけど、そこで焼却されてしまう。そしてロボットのガーティがまた新しいクローンを目覚めさせ、仕事はなんの影響もなく続いていく。

サム・ロックウェルは、すごい好演してました。最初のサムは、髪はぼさぼさ、しゃべり方とかもユルい(ロックンロール!ベイベー!みたいな)んだけど、新しいサムは、いつも難しい顔して気難しそうなのよね。サムは、本当はそういう人みたいなんだけど、何年も誰にも会わないような生活をしてきたので、人格が変わっちゃったらしい。同じサム・ロックウェルが演じているのに、全然違う人みたいで、このコンセプト、新しい!と思った。同じ役者を使うのは似せたいからじゃなくて、同じ役者なのに「本当に同じ人なの?」って思っちゃうって。

あと、セットの問題がなかったら、舞台にしたら面白そうって思った。完全に密室劇だし、出演者はぶっちゃけサム・ロックウェルだけなんだよね。すごいなあ。こんな出ずっぱりで良く引っ張ったなあ。この人『グリーンマイル』のビリー・ザ・キッドだっけ?ですっごい印象に残った人なんだけど、しょぼくれた外見に似合わず、骨太な演技できる人なんだね~。

ロボットのガーティの声をやっているケヴィン・スペイシーもハマってました。無機質でありながら甘ったるいしゃべりするじゃない、この人って。そういう感じが、「サムに忠実なロボット」感を出していて良かった。

月でサムが住んでいる基地が、"Sarang"っていう名前で、ハングル文字の名前も出てくるんだけど、コレってどういうリフェレンスなのかな~と思っちゃった。単に未来のこういう科学は、アジアの方が優れていて、アメリカの会社も韓国製の宇宙基地を使う、っていう設定なのか、それとも、これは韓国とのジョイント・ベンチャーかなんかで、従業員を「非人間的」に扱うのがアジア流っていう深い意味があるのか?深読みし過ぎかな?
★☆今から見たい映画☆★ | コメント(6) | 【2010/01/27 01:06】
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コメント
しまった…
このネタばれは読んではいけなかったかも;;
ゴールデンウィークまでに(その頃公開予定だって通ってる映画館の人が言ってました)忘れられるでしょうか?

でもアレは遺伝情報はコピーされるけど技術や知識はコピーされないのでは?
だから、SF映画とかで長い旅の間に何世代にもわたって自分の知識を新しいアレに伝えていくっていう設定だったと思うんだけど……
ふむ。
その辺をどういうことにしているかも見物でしょうか?
これって、デヴィッド・ボウイの息子が監督のヤツでしたっけ?
そういう点でもちょっと興味深いです。
サム・ロックウェルは未だに『キャメロット・ガーデンの少女』の時が一番好きと思ってしまうので、この映画でそろそろ更新したいです;;
【2010/02/02 17:09】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

「ネタバレします」って思いっきり書いたのに・・・・。

私の理解では、技術や知識を養った後の細胞でアレを創ったんだから、それは遺伝情報の一環として、コピーされてるみたいだった。
【2010/02/02 21:53】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
だって。
いつもはここまで致命傷なネタバレって少ないんだもん(>_<)

でも、遺伝情報に知識が入るとはやっぱり思えないですけど……
私らは当然のように火を使うけど、それは遺伝子に組み込まれているからじゃなくて伝承されてるからでしょ。
どっかの海岸のお芋洗って食べるサルが子供に「こうやって洗うと美味くなるのよ」と教えているのと同じ。
クローンと子孫は違うけど、遺伝子が50%ずつになるだけだから、そんなに違わないと思うんですよ。

しかも、成人の細胞なんて紫外線やストレスであちこちほころびてるから、失敗作もたんと出来るはずだし……
全部始末されてると思うとそれも怖いですね~
しかも、いきなり成人なのか、それならどんな培養法なのか……

しかし、こんなことが気になって仕方ない時点で、ダメかも;;
観てられないかも、この映画(-_-;)
【2010/02/05 17:12】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

だって~、コレ書かないと語れないんだもん、この映画。

アタシが得た印象では、30歳の人の細胞を取ってアレを創ったら、30歳のその人の全てがアレされる、ってことなのかなと。だから、学んだことも、感情も・・・・みたいな。

いや、観て観て~!
【2010/02/05 22:21】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
じゃ、期間的に無理がなかったら観に行きます。

でも、きっとず~っと「何でそうなるねん!?」と、ムカつきながら観ている気がします(^_^;)

【2010/02/08 18:10】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
やっと観てきました。
細かいところで?マークが浮かんじゃいますけど(TATOOとか)、映画は予算じゃなくてアイデアの勝負なんだなと思わせてくれる作品でしたね。

ガーティの存在が出色でしたね。
そう、あの甘ったるい感じの声と(時々合ってない気がする)表情と、『サム』への感情移入と。

しかし、宇宙まで行っても結局探るのは自分の内側なんだなぁ……

サム・ロックウェルは『キャメロット・ガーデンの少女』以来、本当にいいと思いました。
【2010/05/21 16:58】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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