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浮気はイクナイ・・・J・アニストンの『グッド・ガール』
The Good Girl

ちょっとこれって重いよ~。ジェニファー・アニストンが主演で、タイトルが『グッド・ガール』、どう見たって口当たりの良いラブ・コメって感じしません?あまり考えないで観たかったのに、ドツボにはまってしまいました。

goodgirl.jpg
dvd on amazon.com


Produced: 2002
Directed by: Miguel Arteta
Writing credits: Mike White
Cast: Jennifer Aniston, Jake Gyllenhaal, John C. Reilly, Tim Blake Nelson
この映画を観て、身に詰まされるというか、一応「うぅーん」という感慨に耽ったあなたは「大人の女」です。この出口のなさは、大人にしかわかりません。男の人には、ジェニファー・アニストン演じるジャスティンの、女性という立場での焦燥がわからないかもしれないけど、ジャステインの旦那さんのフィル(ジョン・C・ライリー)を見て、少し考えて欲しい。と言うのは、この人は私から見ると全ての男の「象徴」なんです。いや、全ての「アメリカ人の男」かな。日本人はこれとはちょっと違うかも。とにかく、旦那のフィルは、家にペンキを塗ることを生業としていて、うちに帰ってくると、幼馴染でペンキ屋稼業の相棒・ブバと、着替えもせずにカウチに座ってマリファナを吸いながら、TVを観ている。カウチにペンキがついて、「せっかくいいものを買ってもすぐこれだ!」と言ってジャステインが怒ると、一応、掃除してくれるけど、こんなフィルをジャスティンは「だらしない、頭悪いブタ」と思っている。

男の人ってさ、こういうの多いんだけど。「オレは違うぞ」という人は、もちろんいるかと思いますが、私こういう人いっぱい知ってる。自分が付き合った人だけじゃない、友達の彼氏や旦那、またはお父さん連中ね。会社から帰ってくると、カウチに座ってTV見ながらうとうと寝てしまうか、TVゲームやっているか、何も話もしないで一日終ってしまう。女は、仕事から帰ってきて、ご飯作ったり、掃除したり、いろいろしているのに「手伝おうか」の一言もない。時々キレて怒るとやってくれるんだけど、そのときだけ。

フィルも、ジャスティンが「TVのノイズがうるさくてムカつく。なおしてよ!」というと、それをちゃんと憶えていて直してくれる。でもそれって、TVうんぬんよりも日々のうっぷんがそこに出ただけであって、TV直してくれても遅いんだよね。その頃にはジャスティンは、職場で知り合ったホルディン(ジェイク・ジレンホール:ギレンホール改め)と浮気をしている。

みなさん、ワタクシがジェイクくんが見たくてこの映画借りたと思ってらっしゃるでしょうが、その通りです!(でへへ)。でもね、『ディ・アフター・トゥモロー』のところでも書いたけど、ジェイクくんはけして「いい男」の役はやらないんだよ。この映画でも彼の役どころは、30歳の人妻がコロリと参ってしまう、笑顔が可愛いさわやかな男の子じゃないの。孤独で、ウツで、偏執狂的で、飲酒癖のある、現実逃避型の、全く役に立たない、くらーい男の子で、「あーあ、これと浮気したら大変なことになるよ」と、ワタクシくらい年を取った人生経験豊かな女にはわかってしまう。

ホルディンは、孤独な人間ですから、同じように孤独なジャスティンに夢中になってしまい、まだ若いから「一緒に暮らそう、一緒に逃げよう。みんながどう思ってもかまわない」という。でもジャスティンの方はそれなりに大人なので「お金もないのに、どうするの」と思ってしまう。若いホルディンは「旦那さんはブタだ、僕を愛しているって言ったじゃない。何を失うものがあるっていうの?」と迫る。

本当にそうなんだよね、大人になるってことはさ。何を手に入れたわけでもないのに、失うことが怖くなる。「慣れ」って結構パワフルだと思いません?退屈で死にそうでも、「慣れ」の心地よさを捨てる気にならない。それに、大人になると、可能性というものを信じられなくなる。特に恋愛において。彼氏もしくは旦那に愛想が尽きる。他の人と恋に落ちる。でも、結局行き着くところは一緒。人間なんて、それほど出来た人がいるわけもなく、長く付き合っていればみんな程度の違いこそあれ「だらしない、頭悪いブタ」になってしまうのだよ、自分も含めて。

結末は結構泥沼化してしまうというか、私はショック受けたよ。やっぱり浮気すると、ホルディンの立場の人が一番可哀相ね。ジャスティンの立場の人は、いろいろ共感できるところがあるのですが、それを火遊びで紛らわそうとすると、沢山の人を傷つけてしまうし、自分も傷つくよ。誰かと関係を持つって、こういうことなんだよね。なんか、これを観ると、自分がすごい気軽に恋愛してきたなあと感じる。なんとかなる、もしくはなるようになる、って感じで。でも、上手く行かなくなったあとの色々なトラウマを考えると、そんなに簡単に人と深い関係になっちゃいかんのではないかと思った。孤独感に突き動かされて恋に落ちてしまうことは、人間やってる限り避けられないと思うのですが、それをやっている限り、この物語を延々繰り返して行くだけなんだなあと。



good-girl.jpg
ジェイクくんは、冴えない男を演じていますが、やっぱ演技派よ、この人は。そこがオーランド・ブルームとはちがうところだな。

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Key Words
グッド・ガール 映画 ジョン・C・ライリー ジェイク・ジレンホール

お父さんは監督、お姉さんも俳優・・・・・ジレンホール家のDVD




映画かってに評論ww | コメント(14) | 【2005/12/29 23:20】
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コメント
この映画、全然知りませんでしたが、見てみたいな、と思いました。レビューだけでもなんだか身につまされますよ。なぜなら間違いなく僕もブタですから(笑)。
 しかしながら恋愛なんてものはある程度気軽にやるもんではないか、とも思いますよ。だって頭でするもんじゃないですからね。恋愛における失敗ってほとんどの人が繰り返しますね。痛い目にあって”今回の事は勉強になった”なんて思っても実は既に以前に勉強していた、なんて事、誰でもあるんじゃないですかね。
 ところで人によるとは思いますけど、女の人っていつまでも付き合い始めた頃のラブラブなのを求める傾向にあるような気がしますが、どうなんですか。年取っても手をつないであるくチャーミーグリーンみたいな夫婦になりたい!とかいう女性に何人も会ったことありますが、おおよそ現実的でない、と良く討論になりましたが。
【2005/12/30 22:05】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、
ワタクシもブブーなので、男の人のことは言えませんが。

GOさんの言うとおり、あまり深く考えても仕方ないのですが、この映画の結末が、ちょっち最悪のパターンで、しょぼんとしてしまった私です。

私も個人的にはチャーミーグリーンになりたいです。現実的かどうかなんてぇことはどーでもいいんです!なりたいったらなりたい!

これって、犬が「ねーおねがいおさんぽにつれてっておねがいおねがい」と痛々しいほどにお願いするのと同じことなんだと思いますので、適当にかわしていればいいんじゃないでしょうか。討論なんてもってのほかです!
【2005/12/30 23:09】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
ふふふ。そうですか。犬は大好きなんですけど、なぜかそういうのがダメなんですよねー。映画の中での魅力的な夫婦ってのが僕の場合、”ファーゴ”のフランシス・マクドーマンドの夫婦みたいなのんきなのがいいなあ。
 ところでこの”The Good Girl”って”In the bedroom"みたいな映画なのかな。
 
【2005/12/30 23:26】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、
『ファーゴ』の夫婦は私の中ではチャーミーグリーンですよ。私もああなれれば御の字です。良く考えてみると、チャーミーグリーンの夫婦って良く知らないなあ、私。どちらにしろ、お互い思い合っているなあと思えれば、形はどーでもいいです。

『In the bedroom』観たことないのでなんとも言えませんが、この映画は非常にインディペンデントっぽい、しゃらっとした、淡々とした感じの映画です。
【2005/12/30 23:47】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
チュチュ姫さん、はじめまして。びあんこと申します。どうぞよろしくお願いします。
「ボロークバック・マウンテン」で検索してたどり着きました。とても充実したブログですね、楽しませていただいております。

私もジェイク大好きなのですが(と言いつつ「遠い空の向こうに」しか見てなくて。2日前にやっと「グッド・ガール」見ました。予告で気になってましたが、ほんとブラックユーモアですね。年下の彼氏もいいのですが、こういうタイプは困ります。陥落したジャスティンの気持ちはよく分かりますが。
彼女の夫も、まさにありがちなタイプでしたね。でも最後には彼も逃げ出したかったんだと分かり、あの夫婦はうまくいくのかもしれませんね? 

私も自分のブログにちょこっと感想を書きました。「私の愛情の対象」とセットにしちゃってますが、よろしかったらご一読くださいませ。
今後も楽しみにしております。
【2006/01/23 13:53】 URL | びあんこ #w4Ib0zSU[ 編集] | page top↑
びあんこさん、
検索で来た人がコメント残してくれるとうれしいです。
そちらもすごそうなブログなので、ちょっと時間をかけて読んでみたいです。

今後とも宜しく。
【2006/01/24 01:21】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
チュチュ姫さん
拙ブログにお越しいただき、たくさんコメント、トラックバックまで、ありがとうございます!

「グッド・ガール」については別のブログ(URLから飛べます)にも書きましたので、よろしかったら見てくださいね。こちらの記事も紹介させていただきたいと思います、よろしくお願いします。
「ボロークバック」なんて書いて失礼しました。(汗)
【2006/01/24 07:02】 URL | びあんこ #w4Ib0zSU[ 編集] | page top↑
びあんこさん、
「ボロークバック」はツボでしたね。笑いました。
別ブログ、行ってみました。リンクまでしてくれてありがとう。でも、コメント残せないようになってるんですか?他にも面白そうな記事あったんですけど、何も書き込めないようだったので。
【2006/01/24 21:57】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
チュチュ姫さん
レスありがとうございます。
別ブログも見てくださったんですね。
コメントはー、以前は受けてたんですが疲れてしまって? あのブログ自体、継続するか考え中なんですが、とりあえず現状のままいこうかと。
【2006/01/28 14:41】 URL | びあんこ #w4Ib0zSU[ 編集] | page top↑
こんばんは!
バブルボーイって、日本じゃDVD出てないんですよね~←今日わかりました、、、、
と、いうわけでグッド ガールが30%OFFだったので昨日購入しました。
レビューを拝見しましたが、わたしも結構トシいった女の人なんで、身につまされました。
若さと好きな気持ちだけで突っ走れた頃が懐かしいような、疲れるからもう戻りたくないような感じです。。。
次は遠い空の向こうに を狙ってます!
ところで、アン リー監督のサインは私もそんなに欲しくないですよ(笑)
ただ、映画のパンフレット買わないもので、それをもらえたのが嬉しいですね←こらっ
【2006/03/25 19:40】 URL | きな粉山 #-[ 編集] | page top↑
きな粉山さん、
『バブル・ボーイ』は、WowWowでやってたそうですよ。

やっぱりジェイクは年上の女の人に人気あるんですね。年上の女とのからみが多いもん。

『ラブリー&アメイジング』もそういう意味では観てもらいたいけど、これも日本で出ているのかわかりません。
【2006/03/25 21:41】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
初めまして、チュチュ姫さん。真紅さんのところで、チュチュ姫さんの「この映画のジェイクはキモいよ」発言、かなり引っかかって観たのですが、、、ズゥーーーーンと落ち込みました。明るくなれません!一応、人妻ですので、、、、、、本当に火遊びはコワイですね、、なんだか、この主人公に全然感情移入できません!!
まだ、ダイアン・レインも「運命の女」のほうが、同じ人妻の火遊びを扱った映画でも、かなり、納得だったのに、、、。一番、気分が悪かったのは、あの旦那の仕事仲間の人と、、、どうして???全然、彼女の気持ちが理解出来ないです、、、。ジェイクは、役づくりなんでしょうが、、ハッキリ言って、”キモイ”です。最後も、女性として、許せない、、、
全く、理解不可能です。(--;)
主人公の仕事仲間の途中で亡くなる女性、、彼女みたいなおせっかいなぐらい、世話焼きでお喋りな女性は関西に多くいます。
周囲の女性とかなりダブって見えました。

【2006/05/26 12:36】 URL | sumisu #-[ 編集] | page top↑
Sumisuさん、
既婚女性だったら、これはキツイでしょうなあ。でも、それだけこの映画は現実を反映しているんだと思いますよ。
【2006/05/26 20:58】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
チュチュ姫さん、はじめまして。
びあんこさんのところからこっそり何度かお邪魔させていただいてました、かいろと申します。「グッドガール」ようやく観られたのでTBさせていただきました。よろしければ見にいらしてください。
この映画でジェイクの魅力の奥深さに更にやられてしまったので、今後も彼についていこうと思っておりますです。はー実物に会ってみたい。でもまともに見られないですね、きっと。
それではまたお邪魔させていただきます、今日はこの辺で。
【2006/06/01 17:48】 URL | かいろ #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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