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『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』-底辺でがんばるアーティストたち
Anvil! The Story of Anvil


まず最初に言わせてもらいたいんですけど、メタリカのラーズ、クリストファー・ウォーケンに似てないか?!インタヴュー見て、誰かと思ったよ、ホント。しかしこの人はアレですね、エンターティナーと言うかなんと言うか、DVDの特典でラーズのインタヴューがノンカットで入っているんですけど、だらだらしゃべっている中でディレクターのサーシャ・ガヴァシが、「あ、それ、いい。それについてしゃべってください」って言うと、カメラ向きの顔になって、最初からもう一度しゃべり始めたりとか。

anvil
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Sacha Gervasi
Cast:
Steve "Lips" Kudlow
Robb Reiner
Lemmy
Slash
Lars Ulrich
その特典のインタヴューでラーズが言ってた。「成功する、しない、とか、成功してないのに、あんなトシになるまで演っててすごい、とか、そこばっかり強調されるのは、どうかなあ。成功したから続ける、っていう問題じゃなくて、続ける人はどんなレベルでも続けるものなんだよ。成功する、しないということにウエイトを置き過ぎて、デヴュー前と後の音楽が著しく変わったバンドもあるし・・・・」

なんかこれ聞いていると『ザ・レスラー』を思い出すよね。ほとんど同じ感じだったよ、内容的には。給食のケータリングやって、時々小さなクラブで演奏してさ。でもさー、アンヴィルの人たちは、周りが協力的じゃん。結婚もしているし、子供もいるし、家も持ってる。あれって何、奥さんが稼いでいるの?ドラムの人の家なんかなかなかいい家じゃん。

ギターのリップスの奥さんなんて、「私は彼の音楽が好きだし、彼の才能は、もっと世の中に認められた方がいいと思うの。それに私は80sが好きなのよ。未だにこんな頭してるし」と、当時流行った「ヘア・メタル」スタイルの頭を指さして自分で笑ってた。いい奥さんじゃないですか。

映画自体は、擬似ロキュメンタリーの伝説、『スパイナル・タップ』そのものだと言われてますが、確かにその通りで、『スパイナル・タップ』という映画がいかに鋭い洞察力で作られたのかがわかる。レコーディング中にケンカしたりとか、売れなくても日本では歓迎されるとか(爆)。あ、でもヨーロッパまでツアーに行って、お金払ってもらえないってのは辛かったなあ。しかも、エンディングで「結局払ってもらいました。」って出て「良かったじゃーん。いくら貰ったんだろ」と思ったら100ユーロだって。はした金じゃーん・・・・とほほ、って感じです。

ほとんどのところは感動的でもあり、またどよ~んと重かったりもするのですが、リップスって正直怖いよ、アタシ。この人普段はニコニコして、良くいる「気のいいメタルにーちゃん」なんだけど、キレると超コワイ。ロックスターになる夢について語っているときなんて、唇ブルブル震わして、涙目になりながら、こぶしでテーブル叩いて熱弁ふるってるの見てて怖かった。まあ、あのくらい情熱があるからこそ続けてきたんだろうけど、個人的にあんまり親しくなりたくないなあ・・・。

最後、日本に来て、ロック・フェスに出るんだけど、朝の11:30かなんかにブッキングされてしまい、「こんな早くに客来るわけないよ・・・」ってすごく落ち込んでたけど、来るんですね~、日本人のお客さんは!昔は、日本人のマナーの良さが好きじゃなくて、もっと白人みたいにブチ切れろよ!とか思ったけど、来日アーティストが「日本のお客さん最高!」って言うのが良くわかった。バンドに敬意を払ってるよね。アメリカ人って、バンドを観るためにきていない、って人多いもん。マリファナ吸ってハイになったりとか、ただ暴れるためにとか、他の目的のために来てたりとか。日本人は少なくとも、純粋にバンドを観よう!って姿勢があって、まあそこが型にハマってるちゃあハマってて面白味がないけど、演奏しているバンドにしてみれば、嬉しいことだし、そういう「Respect」の気持ちがあるってすばらしいことだと思うよ。

この映画は、マイケル・ムーアが「近年で観たもっとも素晴らしいドキュメンタリー」って言ってたり、オスカー・ノミニーの候補に上がったりとかすごい評価されているってウィキで読んだけど、映画がそういう話題性を持ってても、アンヴィル自体がブレイクすることはないんだろうなあ。初期の頃のモトリーとかメイデンと何が違うのよ、って思うんだけど、当時こういうバンドはそれこそ有象無象にいて、アンヴィルだけじゃないんだよ、こういう運命を辿ったバンドって。アタシが青春時代を一緒に過ごした元カレだってまだバンド演ってるし、別にバンドとか演らなくたってギターを弾き続ける人、音楽を聴き続ける人はラーズの言うとおり、アンヴィルみたいに報われなくても続けるし、そういう「底辺」があるからこそ、「頂点」にまで駆け上っていく人たちもいるんだもんね・・・・・。

Key Words サーシャ・ガヴァシ スティーヴ・“リップス”・クドロー アンヴィル ロブ・ライナー ラーズ・ウルリッヒ レミー スラッシュ トム・アラヤ スコット・イアン



映画を見て、思ったこと | コメント(4) | 【2009/10/12 08:29】
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コメント
に、似てます?
ウォーケンに?
ラーズが……でこ以外にも?
う~ん、言われてみれば……もう少しお笑い寄りに持っていった感じでしょうか?
ご覧になったんですね。
ANVILは今年も某ロックフェスに来ることになりました昨日か一昨日ライヴがあったはず。
今度の出番はもう少し後ろのはずです。
私は今年前半の遠出が堪えて、観にいけなかったんですけど……

確かに、バンドが続くか続かないかというのは、売れたとか売れないとかは、大して関係ないんでしょうね~。
急にドカンと売れちゃうとそれはそれで、バンド内でギクシャクしちゃったり。
売れなきゃ売れないで、またギクシャクするだろうし。
結局はどのくらい音楽が好きかとか、どのくらい野心があるかとか、どのくらいメンバーを信頼出来るか、とかにかかってくるように思います。

大阪での公開は12月に決まったみたいです。
まだまだ先だな~;;
【2009/10/19 17:30】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

>ラーズ/ウォーケン

そっくりやん!!
【2009/10/19 20:51】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
やっと見れました。
うん。リップス、ちょっと怖いですよね。
こういう激しやすい人が、交渉ごととかに当たるのはどうなのかと思うんですけど……
まぁ、もっとヴォーカルが上手かったら引き抜かれたりしたかもしれないし、ガツンと売れすぎちゃって、ここまで続かなかったかもしれないし。
非常に微妙なバランスで続いてきたバンドだなぁと思いました。

最後のシーンはラウドパークだったと思いますけど、一番最初からいるからって、そのバンド目当てだということではないので。
映ってた友達は明らかに2番手目当てだし(笑)
でも、知らなくても聞けば気に入る人もいるかもしれないし、たくさんの人に聴いてもらえたのはよかったと思いますね。
【2009/12/17 18:05】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

そのバンド目当てで来ているか否かにかかわらず、やっぱり日本の人の態度は礼儀正しいですよ。

アンヴィルは、確かにマネジメントとかそういうのがものすごく恵まれなかったんだろうなあって気はしますね。ヤル気とか努力みたいのはアイアン・メイデンにも匹敵するし、才能はあんまりなさそうだけど、それを言ったらモトリーも、そんなに飛び抜けたソングライターでもないし。
【2009/12/17 22:11】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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