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『サンシャイン・クリーニング』-肩が凝らないほのぼの話
Sunshine Cleaning

ローズ・ローコウスキ(エイミー・アダムス)は、お金持ちの人の家の掃除(メイド)をして生計を立てているシングル・マザー。息子のオスカーは、頭が良過ぎるのか、大人びてい過ぎるのか、学校では問題児。しかしローズは、そんなオスカーを特別学級に入れ投薬治療しようとする学校の方に疑問を抱き、転校を考えるのだが、メイドの仕事で質の高い私立は高嶺の花。そんなとき、不倫関係にある刑事のマック(スティーヴ・ザーン)クが、殺人や自殺などがあった部屋の清掃の仕事はすっごい実入りがいいと教えてくれ、『サンシャイン・クリーニング』をいう、そういう現場専門の清掃会社を作り、まともな仕事につけない妹ノラ(エミリー・ブラント)を巻き込んで、みるみる成功していくのだが・・・

sunshine cleaning
Produced: 2008
Director: Christine Jeffs
Writing Credits: Megan Holley
Cast:
Rose Lorkowski: Amy Adams
Norah Lorkowski: Emily Blunt
Joe Lorkowski: Alan Arkin
Oscar Lorkowski: Jason Spevack
Mac: Steve Zahn
Winston: Clifton Collins Jr.
このローズのキャラ設定がブリリアントなんですよ~。シングルマザーで学歴もなく、男はいても愛人という、社会の底辺を生きる女~!て感じなんだけど、実は高校時代はチアリーダーの花形で、みんなの憧れの的だった。しかも今不倫関係のマックは、高校時代はフットボールのクォーターバックで、チアリーダーのローズとはプロムキングとクィーンかってくらいのセレブ・カップルだった。

最初っからブスで、いかにもイケてない人が社会の底辺でも「あーそうかー」としか思わないけど、高校時代に輝きまくってた人が、アラサーになって落ちるところまで落ちてしまうってのは、共感しますよね~。いや、逆に高校時代に冴えなかった人は、ローズを見て「ざまあみろ」と思うか?どちらにしろ、すごいいい設定。しかもさー、普通、こういう境遇の人をエイミー・アダムスみたいな可愛い、スタイルのいい女優がやるとウソ臭いものですが、本当にキレイなのに冴えない人だから、現実味もあるし。

ローズが掃除に行った先の奥さんが、高校時代の友達で、ローズに憧れていた「フツーの女子高生」だった人らしく、「マックとは結婚したの?」なんて訊かれて居心地ワルそ~。しかもこの家すっごくでっかくて豪奢で、金持ちの旦那と結婚したのかと思いきや、自分も不動産屋として成功しているらしいという、ローズとしてはむちゃくちゃ自尊心キズつけられるシーンもあったりして。

で、この事件現場の清掃ってのが、きたねーし、とにかく昔だったらとても女がやるような仕事じゃないんだけど、お金はいいし、また女性だからきれいに掃除するのか、褒められたり、また、血とか体液を扱うのでそういう規則を学ぶセミナーなんかにもちゃんと出て、許可証と取得したり、なんて色々やっている内にプロ意識も芽生え、ローズとしては自信を取り戻すような仕事になる。

この掃除のシーンが、もっと面白かったり、泣かせてくれたりって感じでも良かったんじゃないかと思うのだけど、意外につまらなかったね。血みどろの殺人現場を掃除する辛さ、気持ち悪さとか、ウジがわいた家の掃除とかにいちいちギャーギャー叫びながら掃除するところとか、もっともっと「ああ~わかる~その気持ち」って思わせてくれたらって感じ?

あと、ローズとノラのお母さんのエピソードがあんまり本編に生かされていないような気がするのですが。お母さんはすごくキレイな人で、むかーし街に撮影にやってきたTVクルーの目に留まり、一言セリフのあるウェイトレスの役でちょっとだけTVのドラマに出たことがあるのが自慢だったのだけど、なんかで自殺してしまう。ローズとノラの姉妹、特にノラの方は、そのトラウマを抱えて生きていて云々・・・・それが殺人や自殺の現場を掃除するってところにもシンクロしてきて・・・・ってなるはずだったんじゃないかと思うんだけど、その辺全く生かされてないような気が。

ほのぼのしていていい話なんだけど、余りにもストレートにいい話過ぎるというか、ツイストが入っているのはぶっちゃけローズのキャラ設定だけで、あとは結構ベタです。『リトル・ミス・サンシャイン』にも出ていたアラン・ラーキンも、今回はイマイチだったし、片腕の掃除機修理屋を演じるクリフトン・コリンズ・Jrもめちゃくちゃ個性的でいいんだけど、もう一つ本編に絡んでこないでイライラするとかさ。

あんまり深みのある映画は肩が凝るからイヤだ、なんて思うときにはちょうどいいかもしれません。

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今日観た映画 | コメント(4) | 【2009/09/06 23:41】
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コメント
この映画と、サミュエル・L・ジャクソンの"Cleaner"をぜひ二本立てで見たいものです。
【2009/09/08 20:08】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
『17 Again』も、高校の時光ってたのに今おっさん、っていう設定で、近いモノがあります。
【2009/09/08 23:21】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
キャラ設定とか、脇の登場人物とか、結構面白いのに、掘り下げたりないというか……
もう一工夫で、もっといい映画になったかもしれないのに、惜しいなぁ……。
という映画でしたね。
いい話過ぎるというよりは、大団円にもなりきれず、かといってビターな感じにも出来ずの中途半端。(ちょっとキツイか;;)
と、思ってしまいました。
【2009/09/09 17:04】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

その中途半端さがリアリティ、みたいにしたかったのかもしれませんねえ。でも、裏目に出ちゃったって言うか。

今回のスティーヴ・ザーンはどーだった?好きなんだよね、まーちゃん。
【2009/09/09 22:30】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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