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クリスチャンとアメリカ人はわからん!『エミリー・ローズ』
The Exorcism of Emily Rose

えーっと、題名からホラー映画を予想される方が大半かと思いますが、どっちかっていうと、裁判モノです。エミリー・ローズという女の子が悪魔に取り憑かれ、ムーア神父がそれを exorcism(悪魔祓い)したが失敗、エミリーは死んでしまう。医者から精神病と診断され、それ用の薬を処方されていたにも関わらず、悪魔憑きとして処理しようとしてエミリーを殺してしまったムーア神父は、有罪か、無罪か?

エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Scott Derrickson
Writing credits: Paul Harris Boardman, Scott Derrickson
Cast:
Laura Linney, Tom Wilkinson, Jennifer Carpenter
これは実話に基づいているそうなんですが、個人的には「クリスチャンの話だから、わしには関係ない」という非常に突き放した目で見てしまいました。キリスト教を信じている人にしてみれば、「悪魔は本当にいるのか、神(God)は死んだのか」という重大なテーマなんでしょうが、アメリカに来て実際にキリスト教の人たちと色々な意味でバックグランドが違うなと感じてしまった私にとっては、「パンプキン・パイと、アップル・パイではどっちがおいしいかしらねえ」「いや、わしはおしるこ食うからどっちでもいい」という位の重要性しかありません。

私にはどーしても、クリスチャンの「受難」に重きを置く人生観がわからんのです。それを批判することもできないくらい、わからん!中盤でエミリーがマリア様の声を聞くところがあるんですけど、マリア様は、「今、こちら側にくればもう苦しまなくてもいいけど、残ることも出来ます」と言って、エミリーは、悪魔がこの世に実在することを世に伝えるため、残ることを選択するのです。その「尊い」行為は、エミリーが本当に敬虔な信者だったためで、その行為により彼女はセイントとみなされるとのこと。・・・キリスト教の話って、いつも神様救ってくれないんだよね。イエス・キリストが一番いい例なのですが、苦しむだけ苦しませておいて、苦しみの末、死ぬと救われる・・・。私、大学で宗教の授業を取らされたとき、同じようなエピソードに対して意見を求められ、「神様は意地悪だと思う」と言ったら、教授に「今までに聞いたことのない新鮮な意見だ」と言われた。新鮮な意見ってあんた、私のジョーシキから考えると、当然なんだが。それに、なんでクリスチャンは、信心深ければ信心深いほどひどい目に合わせる神様を信じるんだろう?

20051223221602.jpg
神父さんの弁護士役のローラ・リニー。この人、キャリア・ウーマンの役、似合うよねえ。スーツが似合うからなのか、顔がアタマ良さそうなのか。前に見たことあるという強い印象が残っているのですが、映画が思い出せない・・・・・。
それともう1つ、この映画を観て考えたのは、精神病に対して薬を投与して治す、というのに疑問というか、怖さを感じました。エミリーは、夜寝ているときにモノが勝手に動いたり、何かに押さえつけられているような、金縛りのひどいヤツみたいな経験をし、人の顔がゆがんで見えたり、ご飯が食べられなくなったりするんですが、それを薬を与えて治す、ってのが、なんか・・・。

実際、落ち込むとか、やる気がでないとか、不安になるとか、そういう精神病とまでは行かないけど、日々困るような症状を改善する飲み薬のCMって、良くTVでやってるんです。それを定期的に服用すると、気分が晴れ晴れするらしいのですが、そういうのは必ず「下痢、頭痛、性欲減退、あれ、これ、それ、なんだ、かんだ、・・・のような副作用が出ることもあります」とすごい長い副作用のリストがついてきます。それでハッピーになれるんかいな?

私もかなり落ち込んだ時期があって、ちょっとうつ病っぽくなったときなんか意味なく泣いたり怯えたりとか、自分で感情がコントロールできてないということがわかっているのに、どうしようもないときの無力感というのは多少わかるし、それが長く続いたらそれこそなんでもいいからすがりたくなるのでしょうが、アメリカの薬漬け文化ってすごい抵抗あります。

この映画でも、裁判での焦点は精神病の薬を飲み続けていればエミリー・ローズは治ったか、というところなんですけど、神父側は、この薬が逆に悪魔をエミリーの中に留め、悪魔祓いが失敗した原因と言います。

emily-rose.jpg
エミリー・ローズ役の女の子、叫んでいるか、ひきつけ起こしているかなんで、疲れただろうなあと思います。私が女優だったら、こんな役やったら当分夜の寝つきが悪くて嫌だな。
悪魔がいるかどうかはわかりませんが、薬が本当の治癒を妨げてしまうということはあり得る気がするのですが・・・。【04/20/06】

Key Words
映画 ホラー エミリー・ローズ 受難

■こちらもクリスチャンがらみで『ダ・ヴィンチ・コード』



映画の見方 | コメント(20) | 【2006/07/14 21:31】
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コメント
このコメントは管理者の承認待ちです
【2005/12/24 17:14】 | #[ 編集] | page top↑
ももの恋愛探索さん、

足跡残しのTBは削除させていただきます。次回からはコメント欄を使ってください。
【2005/12/24 18:43】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
うつ病を投薬治療している人と暮らしたことがあります。本人が一番苦しいんでしょうが、付き合うコッチもおかしくなりそうなくらい、大変です。そういえば、その人に、「パンプキン・パイとアップル・パイどっちがスキ?」って聞かれたことありました!
長くなりましたが、エミリーローズは見てみたいです~。法廷モノが好き。
【2006/03/15 21:53】 URL | Myums #-[ 編集] | page top↑
Myumさん、
パンプキン・パイとアップル・パイの話は全く創作だったんですけど、なんか偶然ですね!

法廷モノが好きなら面白いと思いますが、怖いのは大丈夫ですか?ホラーって感じじゃないけど、エミリーがひきつけ起こしてるところとかちょっとビビリます・・・・・。
【2006/03/15 21:59】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
こんにちは。
私もこの映画観ました。ちなみに私、家系がクリスチャンなので必然的に(笑)、赤ちゃんの頃からの幼児洗礼を受けたカトリック系クリスチャンです。クリスチャンと言えども、やはり実際このエクソシストを見てみなければ信じられませんし、もはや神の存在も目で確かめなければ信じられないといった感じなんですよね・・・だから、一生に一度、奇跡といった形でもいいからこの現象や神の存在を目の当たりにできればその事実を皆に知らせることができるし、伝えられるのにって思います。その時点で逆にアタシが精神病だと言われる可能性もでてくると思っていますが(笑)しかしながら、私にとってこの映画、いろいろ考えさせられましたね~。
【2006/03/19 15:47】 URL | ののむら #-[ 編集] | page top↑
初めてコメントさせていただきます。

非常におもしろいです。とりわけ、神様に対するとらえ方が全然違うぞ、というのは同感です。僕も、頭では分かるが、キリスト教やユダヤ教の絶対神の強烈で残酷な態度は、たしかに日本人には????ですよねー。

僕は、頭ではよく分かるんですが、、、、キリスト教を信じる友人の話は、日本人でもアメリカ人でも、正直言って意味不明(笑)で非常に混乱します。つーか、ああいう原罪的考え方が、つかれないかなー(苦笑)とおもちゃうのです。

なんか、そのへんがとても共感しました。

あっ、TBさせていただきました。凄く面白いので、またちょくちょくよらせてください。
【2006/03/19 19:57】 URL | ペトロニウス #-[ 編集] | page top↑
ペトロニウスさん、
そちらにうかがったのですが、大変込み合っています、とメッセージが出ました。もう一度トライしてみます。
【2006/03/19 22:28】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
ののむらさん、
ののむらさんの意見は、とても考えさせられました。というのは、実際クリスチャンで、「これはこうなんですよ」と教えられてきたことが、大人になって「ほんとかな~」と疑い始めても、やはり小さいときから「こう」と言われてきたことはやはり「信じたい」だから、「この目で見てみたい」と。そう考えれば、クリスチャンが受難をあえて受ける、という気持ちがわかります。
【2006/03/19 22:31】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
アメブロはよく込んでいるみたいですね・・・すみません(っていっても僕のせいではないですが)。エミリーローズは、ホラー嫌いでしたが、無理していったかいがありました(笑)。おもしろかったです。

でも、精神病とかの出方の凄まじさもそうですし、薬の投与の凄まじさも、、、いやーーああいう風にはなりたくないなーと思わされます。

貴ブログの記事は、とても考えさせられました。やっぱ、欧米の発想は、違うなーと、断絶感を感じます。
【2006/03/19 22:52】 URL | ペトロニウス #-[ 編集] | page top↑
見ました。書きました。トラバしました~。
期待以上に面白かったです。法廷の中にホラーを組み込んだの手法が斬新でしたね!でも私もチュチュさんと同じように、救ってやればいいのに、神様…って思いました。確かに意地悪です!
【2006/03/30 21:55】 URL | Myums #-[ 編集] | page top↑
見てきましたヨ。人々を苦しめる出来事に対する神様の沈黙にいつももやもやさせられます。これもなにか納得のいかない感じでした。よく出来た哀しい映画でしたけれども。うーむ。
【2006/04/19 01:41】 URL | yoshi #-[ 編集] | page top↑
yoshiさん、
クリスチャンの神様はいつもこんな感じですよね。
【2006/04/19 03:06】 URL | ちゅちゅ #-[ 編集] | page top↑
やっぱりキリスト教徒じゃないせいか、神と悪魔の存在についての話はどうも醒めた目で観ちゃいますね。
個人的にはやっぱり病気だとしか思えなかったのであまり乗れなかったんですが、エミリーの顔は素でも怖いとか、エミリーの彼氏ってマジ偉いな、とかそんなところが気になりましたw
【2006/04/22 02:01】 URL | lin #XHLKTYlo[ 編集] | page top↑
私の会社は薬漬けを推進しているようです(笑)
【2006/04/22 08:01】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
はじめまして。
ふらふら~っと辿りつきました。。
実話に基づいているのかな??っと後半の法廷劇はん~?微妙に感じましたけどHollywood Movieならではの雰囲気で法廷劇とても楽しめました。。
エミリー役の彼女にかなり驚き。(ジェニファー・カーペンター)
顎が外れるくらい・・んが~

でも、これこそ熱演って奴ですよネ。
素晴らしいです。
ホラーってより新型コメディー何ですかね、これ(笑)
でも・・効果音で恐怖を煽る時代はもう終わってしまってる気が・・。
若干騒々しかったです。

またお邪魔させて下さい&とてもとても参考になるのでTBさせて下さいm(__)m

自分も開設したばかりなんですけど・・すけべ~サイトにTB爆撃くらいマシた(涙)



【2006/04/22 15:32】 URL | suicidal #-[ 編集] | page top↑
Suicidalさん、
TB、OKですが、ちゃんとされていますか?こちらからも遊びにいきますのでURLを教えてください。
【2006/04/23 13:26】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
姫様
URL載せずにすいませんでしたm(__)m
あとsuicidalってとんでもないHNも度々すいません。。
すごくためになるので勝手にリンクさせて頂いてますので宜しくお願いします。

TBはなぜか?惹かれてリドリー・スコット監督の所にしてしまいました。。

プロフィール見せてもらったんですけど、錦糸町出身なんですネ。。
自分も千葉県よりの○○区なんです。
希望あれば写真撮ってきますけど・・(笑)
錦糸町・浦安近~っとか思いました。。

なぜか、ジェニファー・カーペンターですけど・・ミリオンダラー・ベイビーで熱演したヒラリー・スワンクとなんか同一人物って??自分はかぶっちゃうんですよネ。。

また遊びにきますので宜しくご指導お願いしますm(__)m





【2006/04/23 20:28】 URL | suicidal #-[ 編集] | page top↑
Suicidal さん、
いやいや、別にそちらのブログをチェックしてからじゃねーとリンクさせねーよ、とかそういう意味で言ったんじゃありませんよ。遊びに来てくれた方のブログに行くのが好きなんです。

最近、TBがうまく行かないようだったんですけど、ちゃんとできているようで、良かったです。TBしてるのに出ないと、アテクシが削除したかのように見えてしまうんで!

また遊びに来てください。こちらからも行きますね!
【2006/04/24 15:08】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
確かに、チュチュ姫さんの書いた事を読んでいると、
神様は意地悪に思えてきますね。

私の場合は、全く宗教には興味がないけど、
良い事にも悪い事にも、何かしら意味があるような気がしています。
何だろう、それは苦しみにも意味を見出せば、
気が軽くなるという自己防衛かも・・・(^_^;
クリスチャンの考え方とは違いますよね。
【2009/02/06 16:55】 URL | YAN #9L.cY0cg[ 編集] | page top↑
YANさん、
私が考えるに、「受難」という考え方が出来たのは、その時代、本当に苦しい時代だったからじゃないかと。いくら努力しても報われない、だから希望がない。で、「すっごい苦労すると、死んだ後幸せになれる」っていうことにしたんじゃないかなあ。

でも今の時代は恵まれているから、「受難」って厳しすぎるとか、自己満足みたいに見えちゃうのかもしれません。
【2009/02/06 21:56】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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