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『レイチェルの結婚』-リアルなアメリカの家庭
Rachel Getting Married

とにかくこの映画は、アメリカの結婚式っていうのを良く描写してますよね。自分ちの庭にテント張って、ケータリングで料理運んで、バンドとか呼んで、一日中パーティ。友達や幼馴染や親戚ごたまぜで何日か過ごすので、すごい盛り上がるかと思えばすごい退屈にもなったりという。

Rachel Getting Married
Produced: 2008
Director: Jonathan Demme
Writing Credits: Jenny Lumet
Cast:
Kym: Anne Hathaway
Rachel: Rosemarie DeWitt
Sidney: Tunde Aebimpe
Abby: Debra Winger
Paul: Bill Irwin
Kieran: Mather Zickel
Carol: Anna Deavere Smith
でもいくらなんでもこの映画みたいに、ゲストがみんな楽器弾いたりコントやったりっていうのはさすがにないと思いますけどね。この映画では、婿さんが音楽関係の仕事かなんかしてるんで、友達がみんな多芸なんだと思いますけど、普通のアメリカ人だったらこんなにすごくないよ。それにこの結婚式ってなんだかインド調じゃん?かなりリベラルな、大都市郊外の中産階級の家族だな~と思った。白人・黒人のカップルだし。

で、花嫁レイチェルの妹・キムが、アル中のリハビリ施設からお許しを得て、姉の結婚式に出るために帰ってくるのですが、キムが現れると急にテンション上がるこの家族。なんか、親戚のおじさんで、祝い事に呼ばれると必ず酔っ払って大暴れする人とかいるじゃん?あんな感じでみんなが警戒しているのがわかって笑う。

キムは16歳くらいの時に、薬でラリって運転して事故を起こし、同乗していた幼い弟を殺してしまったという、なんだか色々トラウマを抱えた人みたいなんですけど、全く同情できないキャラです。なんかさー、自分がお姉さんのブライド・メイドになれなかったといっては怒り、ブライド・メイドだったお姉さんの親友を引き摺り下ろしてまでブライド・メイドになったり、自分はグレーが似合うから、ブライド・メイドのドレスの色がラベンダーなのに自分のドレスだけグレーに変えたり(しかもラベンダーの方が似合う)。

自分の結婚式なのに、アル中の妹に好き勝手やられて可哀想なレイチェル、って思うかと思えば、このお姉さんもなんだかいけ好かない女なんだよな。正直言って、顔からしてすでにスノッブ!こういう感じの人うちの周りにもいっぱいいるよ。金持ってて、リベラルで、ヘルシーヲタクで、なんだかなー。こういう人がヌクヌク幸せそうだとなんかムカつく、というそういうタイプの女。

で、レイチェルは弟の件もあり、キムには複雑な感情を抱いているのだが、今回はなんか本当に大嫌い!モードに入ってしまう。お父さんはそんなレイチェルをなだめたりするんだけど、このお父さんも気が弱いつーか、イマイチ役立たずな。要するにこの映画って、ダメ家族の映画なんだなと思いました。

お母さん (デブラ・ウィンガー)は、かなり前に離婚していて、今回の結婚式には招かれて来るのですが、キムはこのお母さんに認められたいというか許してもらいたいというか、特にお母さんを意識していたね。中盤、

「お母さん、なんでクスリでいつもラリってるような私に、弟を任せて出かけたの?」

みたいにキムが詰め寄るシーンがあるんですけど、要するにお母さんの判断ミスで弟が死んだようなものなのに、お母さんは責任を全てキムに押し付けて、それを直視したくないお母さんはなんとなくキムに冷たくて、そういうモロモロのことがキムのトラウマに、そしてなんとなく上手く行かないこの家族のコアな問題なのかも。

で、最後、結婚式も終わり、キムはまたリハビリ施設に帰って行くのですけど、キムは良くならないんじゃない?アル中とかってさー、身近な人の理解とかサポートとかが大事なんじゃないかと思うのだが、この家族はダメだからな~。アル中自体は克服できても、何やって食ってんだかわからないような生活していくんじゃないかしら、キムって。良くいるじゃないですか、一家のはぐれものみたいな叔父さんとか叔母さんとか。ああいう風になっちゃうんじゃないかと思った。

アン・ハサウェイがキム役でオスカーの主演女優賞にノミネート!っていうからどんだけスゴイのかと思ったらそうでもなかったですけどね。いや、かなり健闘していると思うのですが、なんたってライバルが凄いもんなあ。『ダウト』のメリル・ストリープなんて、すっごかったもん。映画もかなり地味な感じがするのですが、リアルな典型的なアメリカの家族が描かれていて、その洞察力と率直さはいいなと思いました。

映画 レイチェルの結婚 ジョナサン・デミ アン・ハサウェイ ローズマリー・デウィット ビル・アーウィン トゥンデ・アデビンペ アンナ・ディーヴァー・スミス デブラ・ウィンガー マーサー・ジッケル
映画の感想 | コメント(1) | 【2009/03/30 23:40】
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コメント
チュチュさん、コメントありがとう。
なんかすっごいウェディングパーティだな、と思ったんですが、アメリカではあれがスタンダードなんですね(もちろん中産階級なのはよくわかったけど)。
楽しそうだけど、すっごく疲れそうだね。

http://thinkingdays.blog42.fc2.com/blog-entry-680.html
【2009/06/02 09:07】 URL | 真紅 #V5.g6cOI[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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