スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| 【--/--/-- --:--】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
マロリーかっくいい!-『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
Natural Born Killers

始めて『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を観たときは、スゲーかっこいい!と思った。特に最初のダイナーでのシーン!スケベ男をボコボコにしてしまうマロリーは、ワタクシのヒーローであります。あの、殴られることを厭わない姿勢!殴られても痛がらない強さ!かっこええな~、私もあのくらい強ければな~。女だからいつも狙われる側ではなくて、こっちの方が危険っていうくらいになってみたい!あのシーンだけは今観ても「イエ~イ」って感じ。

20051223074309.jpg
dvd on amazon.com

CAST & CREDITS
Produced: 1994
Directed by: Oliver Stone
Writing credits: Quentin Tarantino, David Veloz, Richard Rutowski, Oliver Stone
Cast:
Woody Harrelson, Juliette Lewis, Rodney Dangerfield, Tom Sizemore, Tommy Lee Jones, Robert Downey Jr.
しかも、マロリーってば、あんなに残虐なのに、「アイラブユー、ミッキー!」なんて死体の山の中で少女のようにミッキーの腕の中に飛び込んで行ってしまうところなんか、「かわいい~」なんて場違いなことを考えてしまいます。

マロリーの家庭が「ルーシー・ショウ」みたいに描かれていて、お父さんがあからさまにマロリーを性的に虐待しているのに「あはははは」なんて録音の笑い声が入って、全体をコメディのように見せているシーンとか、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』ってのは、よーく考えてみたら恐ろしいことが行われているのに、描き方によってどうにでも受け取られるということが言いたいのでしょうか?

ミッキーが監獄でインタビューされたとき、「俺達は、天然の人殺しとして生まれてきたんだから(We're natural born killers)」というところが題名とつながって行くのだけど、それにも意義は見出せない。

ニュースの断片や、TVのくだらない番組なんかを映し出すところからも、多分『ナチュラル・ボーン・キラーズ』って、なんらかのメッセージを伝えようとしてるんだろうけど(オリバー・ストーン監督ということもありますし)、なんかはっきりわかんねーな。まあ、殺人とかシリアル・キラーとか、そういうケースの裁判とかが、「ショウ」になってますよ、どういうことそれ?!と言いたいのでしょうね。

確かに、ミッキーとマロリーは捕まってから、スターのようになる。「タイム」誌などの雑誌が彼らの殺人の軌跡と取り上げ特集を組み、TVレポーターは自分の番組でこの連続殺人カップルの独占インタビューをやりたがる。犯罪研究家が呼ばれて、TVでわかったようなわからないような解説をする。多分、現実にそういうことがあったら私も興味を持って読むんだろうな、そういう記事を。

つーか、実際にもうそうなってるよね。実は数ヶ月前にペンシルバニアかどっかで、18歳の男の子が、付き合っている14歳の女の子の両親を撃ち殺して二人で逃げた、というニュースをやっていて、「なぜ撃ち殺したのかは不明、女の子が両親殺害に関わっているのかどうかは不明」というのを聞いて、後日ネットで調べたもん。私はこのニュースを聞いたとき、、「『ナチュラル・ボーン・キラーズ』みたい」っていうのが一番最初に頭に浮かんだ。この事件も、全貌が明らかになったら、それこそいろんな風に書き立てられるんだろうなあ。

なんかさー、正直言って『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の核になるメッセージがイマイチ良くわかんないっていうか、どーでもいいという感じ。映画で描かれている、「ミッキー、マロリー、かっこいい~」とか言ってる若者達と同じようにしか感じない。その人たちを客観的に見ると「バカか、こいつら」と思うんだけど、自分もあんまり変わらなくて情けない~!!でもこの映画の意図は「ね、ほら、そこのあなた!この人たちを見て、バカみたいと思うでしょ?あなたもその1人なんですよ」ということなんだから、いいのか、そう感じてれば。

■異常な刑事、スカグネッティを好演!トム・サイズモア

追記:
色々な人のこの映画に対する評を読んでみて気がついたのだけど、タランティーノは『レザボア・ドッグス』みたいに全くモラルを考えないで作りたかったものを、オリバー・ストーンが「このお話の教訓」みたいなものを盛り込んで、しかも盛り込みすぎたためにまどろっこしくなっちゃって、それでタランティーノがオリバー・ストーン批判したんじゃないかなあ。私も今回久々に観て、「わー、かっくいー!」ってスカッとしたかったのに、なんかちょっと「???」って感じになっちゃったもんね。

追記2:ちょっと、安達瑶の片割れ安達Oの自分語りWeblogというブログで見つけた評、素晴らしいでよ。ワタクシが「はらひれほれ~」となっちゃってるところをビシッと解説してくれてます!いやー、恐れ入りました!みなさま、是非読んでくだされ!


Key Words映画 ナチュラル・ボーン・キラーズ タランティーノ ジュリエット・ルイス 

タランティーノと言えば
キル・ビルじゃあないんですよ!

『トゥルー・ロマンスはタランティーノ脚本の超名作です!舞台はデトロイトだし、キャラクターはみんな最高!

DVDで見た映画 | コメント(7) | 【2005/12/23 06:44】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋

PREV: ボーリング・フォー・コロンバイン-マリリン・マンソンはまともだ!
NEXT: 第78回アカデミー賞 祝!ベスト・ディレクター賞受賞!-『ブロークバック・マウンテン』

BOOKSMOVIESMUSIC ALL ARTICLES

It's stupid to say "don't watch it, if you don't like it"!! Click here to return Home!!
コメント
こんにちは。

この映画、私も非常に好きです。
これを好きだというと、「え?」と眉をひそめる方もおられます。
不道徳、とみなされるんでしょうかね。

しかし、この主役二人が実に楽しそうに(?)ブチ殺す相手はみーんな「あんなやつは死んで当然、殺されて良い気味」だったりしませんか?
もしもあの被害者たちの中に、いたいけな少女や善良な老人がいたりしたら、映画そのものを肯定できなかったかもしれません。
この作品では、マロリーの一途なところがとても可愛く映ります。
ミッキーへの狂った愛とか、ヴァイオレンスにどっぷりまみれてるところとか、肯定的に見てしまいます。
最後なんて「そんなhappy endingがあったとはっ!!」と驚きました。
役者がよかったのかしら?
原案がQTだから?

なんにせよ、「道徳的な視点」から観ない方がいい作品でしょうね。
【2005/12/23 09:40】 URL | una noche #0uwWg0JQ[ 編集] | page top↑
Una Nocheさん、
かなり同感なんですけど、今回観てみたら、その殺される人たちが意図的にニクニクしく描いてあるところに余計疑問を感じました。今見ると「何だったんだろうこれって!」って感じ。

でもマロリーはかっこええ。
【2005/12/23 21:43】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
こんにちは。TB&コメントありがとうございます。こちらからもTBさせていただきました。私のエントリーはこの映画についてというより、ナショナリズムについてになっちゃってますが(笑)。

そもそも、自分のところでも書きましたが、この映画についてあまり覚えてないのです(笑)。大好きな映画のはずなんですが(笑)。またちゃんと観なきゃと思ってます。ジュリエット・ルイスがすごく良かったのはなんか覚えてます。

ついでに、「オールドボーイ」にもTBさせていただきました。私のは「すげぇ」という感想ですが、一回目に観たときの感想がチュチュ姫さんとすごい似てたんで。おまけに、「マリリン・マンソン」にも(笑)。


>[なんかさー、正直言って『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の核になるメッセージがイマイチ良くわかんないっていうか、どーでもいいという感じ]

私も「核になるメッセージ」はイマイチよくわかりませんが(というか、覚えてません!)、チュチュ姫さんが、


>[ニュースの断片や、TVのくだらない番組なんかを映し出すところからも、多分『ナチュラル・ボーン・キラーズ』って、なんらかのメッセージを伝えようとしてるんだろうけど]

こう書かれたように、いわゆる「メディア批判」なのではないでしょうか(笑)。ありがちといえばありがちで、安っぽくて安易だとは思います(笑)。

タランティーノもオリバー・ストーンのそういうところが嫌なのではないでしょうか。チュチュ姫さんが、「オリバー・ストーンが「このお話の教訓」みたいなものを盛り込んで」とおっしゃるように。でも、タランティーノはこの映画観てないとか言ってましたよ。観る気もない!とか。ほんとかどうかわかりませんが(笑)。

タランティーノも好きなんですが、私としては、この映画はオリバー・ストーンで良かったと思ってます。タランティーノだと「突っ走る」かんじが表現できないかなあと。もちろん、タラが作ったものも観てみた気もしますけど。
【2005/12/26 21:11】 URL | mudaidesu #MgIxvhDQ[ 編集] | page top↑
mudaidesuさん、
どうぞどうぞ、ちゃんと映画評やっている方にはどんどんTBしていただきたいです。

本文の方に追記しましたけど、安達さんて方のブログの『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の見方はすごいですよ。すごい洞察力!

チェックしてみてください。
【2005/12/27 07:46】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
この映画、大好きですね。
僕も最初のマロリーが大暴れするシーン好きですねぇ。音楽がめちゃ良いんですね。L7て女の子バンドだったと思います。ライブ観にいきました。最高切れてて良いんですね~。シットリスト。
タランティーノが監督すればもっと良かったかな?それも観たいです。
【2005/12/27 15:44】 URL | サミー #JalddpaA[ 編集] | page top↑
サミーさん、久しぶりっす。

私もL7観に行きましたよ。渋谷のライブハウス。名前忘れたけど。あそこにはFugaziも観に行ったなあ。なんていうとこだっけ?
【2005/12/27 21:42】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
ちゅちゅさん
この映画は,ぶっ飛んでますね。
ジュリエット・ルイスには、驚きましたが
評価しづらい映画ですね。
結構善良な人も何人も殺されてるのが
気になります。
インディアンを殺してから一瞬だけ
改心したそぶりを見せるのが腑に落ちないです。微妙ですね。つまらないとも言えないとこです。
TBさせて下さい。
【2006/09/20 21:41】 URL | hiro #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












管理者にだけ表示を許可する

すんません、トラックバック、スパムがひどすぎるんで、全面禁止にしました。トラックバックしたい人は、コメントと共に、自分とこの記事のURLくっつけといてくれればいいすから。
トラックバックURL削除
ナチュラル・ボーン・キラーズ(天然残虐夫婦) by ジョニーからの伝言
ナチュラル・ボーン・キラーズSTORY名もない町のハイウェイ沿いのレストラン。客もまばらな店に、ミッキー(ウディ・ハレルソン)とマロリー(ジュリエット・ルイス)の2人が立ち寄る。ジュークボックスに合わせて踊る ジョニーからの伝言【2006/09/20 21 : 43】
ナチュラル・ボーン・キラーズ by 日々映画三昧
史上最悪の大量殺人鬼としてアメリカの犯罪史にその名を刻むミッキー&マロリー・ノックス。彼らの軌跡を斬新な映像で綴った大傑作。運命的出会いをしたミッキーとマロリーは、各地で 日々映画三昧【2005/12/28 17 : 01】
ナチュラル・ボーン・キラーズ vs ノーと言える中国 by Literally Memodesuko Mudaidesuvic
昨日、友人と話してたら、オリバー・ストーンと「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の話題が出た。ちょっと前に、ここのコメント欄でも、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の話になったんだけど、僕はこの映画大好きなんですね。単純におもしろくて、細かい話は抜きで、ワッハ Literally Memodesuko Mudaidesuvic【2005/12/26 21 : 03】


「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。