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『幸せのちから』-自己啓発本みたい
The Pursuit of Happyness

本当に、この不況はどーなっちゃうんでしょうかねー。うちの会社でも肩たたきが始まりそうです。友達も「毎週毎週、ダンボール箱を抱えて去っていく人たちを見るのはイヤになった」と言っていた。日本ではどうだかわからないけど、アメリカでは大体金曜日にクビになって、即、身の回りのもの、家族の写真とか、机の中に入れてあったスニッカーズとか、コーヒー飲むのに使っていたマグとかを、全て片付けて出て行かなければならない。みんなの好奇の視線に晒されながらダンボールを抱えて業務時間内に去っていくというのは本当に辛い体験です。

幸せのちから [DVD]
dvd on amazon.com


Produced: 2006
Director: Gabriele Muccino
Writing Credits: Steve Conrad
Cast:
Chris Gardner: Will Smith
Christopher Gardner: Jaden Smith
Linda Gartner: Thandie Newton
こんな時に、こんな映画観るなよ~、ですよね。小さい男の子を抱えてホームレスになり、地下鉄のトイレで寝なくちゃならないなんて、胸が痛過ぎる!とか思ったんですけど、意外にも余り感情移入しませんでした。

つーのは、この主人公がドン詰まりじゃない、この人は成功する、って言うのがわかっちゃうからなんですね。ルービック・キューブのエピソードなんかそうですよね。この人は頭が良くて、ほとんどの人が出来ないルービック・キューブが出来る。すごい人だ。でもさ、仕事の面接に行った先の会社のエギュゼキュティヴがたまたまやっていて、自分が出来るってことを示せる機会なんてそうそうあるもんじゃないし、そもそもルービック・キューブが彼の家にあったのも、偶然奥さんの同僚がくれたからだという。

もちろん、何ヶ月も家がない、所持金何十ドルしかない、というのは可哀想なんですけど、「どーせすぐ金持ちになるから、少しぐらい苦労しても」とか思っちゃう。こういう状況って、絶対ここから逃れられない、と思うから恐いのであって、出口がもう見えているんだったらあとはじっと耐えるだけですから。

それにこの主人公の生活が切迫しちゃっているのって、なんだか最先端の医療機器を全財産はたいて購入し、それを足で病院に売り歩いて金儲けようという、正直「バカじゃん!」と思うような理由なんだよね。真っ当な、地道な仕事しろよ!とか言いたくならん?

でもこれ実話でしょ?最後に「この人はこの後・・・・」って字幕で出てたもんね。映画的なアプローチとしては失敗なんじゃないかと思うんだけど、ちょっと自己啓発本みたいな、「成功する人の10の特徴」みたいな視点でみると、「なるほど~」とか思いますね。

ルービック・キューブだって、ああいう風に運よく小さなことを生かしていける人が成功するんだなーと思うし、そもそもキューブが出来るくらい頭いいんだからさ。それに高額な医療器械の販売の仕事はたまたま失敗したけど、そういうことをしてみよう、と思えちゃうところにすでに商売っ気があったとも言える。それにこの人、失敗したとはいえ機械完売したんだよね。ああいう仕事失敗すると、売れ残った商品に囲まれて生活しているものですが、この人は、儲けが出たのかどうかはわからないけど、完売した。こういうきちっとしたところが、やっぱり成功する人だなと思った。

それにやはり、人がヤル気を出す、というのは、少なからず追い詰められないとダメなのかも、とも思うし。あれが、医療機器販売なんて変な仕事に手を出さず、スーパーとか工場で働いてそれなりに生活出来ていたら、それで終わっちゃったかもしれない。時には勝負に出ることも大事なのだな。

あと、彼の仕事ぶりを見ていて、やはり地道に一生懸命仕事をする人が才能のある人だと思った。彼は、売り込みたい相手には積極的に会いに行ったり、その会いに行き方とかもビジネス・センスがあると思うのですが、そのセンス自体が、「金、金」とか「楽して儲けよう」というセンスでなく、人間として当然の優しさとか、他人に対する礼儀に基づいているので嫌味でない。結局ビジネスって言ったって何か特殊な技術でなく、人間として誠実に物事に取り組む人は遅かれ早かれ成功しますよ、というメッセージに受け取れました。

だからこの時期に観たのは、却って良かったね。どんなに厳しい状況でも、きちんとやっていれば必ず抜け出せる日は来ると思えたから。

Key Words
映画 幸せのちから ウィル・スミス ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス タンディ・ニュートン タカヨ・フィッシャー
アメリカ映画 | コメント(10) | 【2009/02/22 22:26】
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コメント
この映画って、主人公が貧乏になるにつれてどんどん嫌なヤツになっていくことの方が印象に残ってます(-_-;)
あ~こんな、イライラカリカリした自分のことしか考えられない人間になるやなんて、貧乏ってイヤやわ~というのが、私の感想でございました。
成功の仕方も、何か好きじゃないんですよね。
多分、アメリカン・ドリームやからでしょうか。
事業を起すとかじゃなくて金融で儲けた(んでしたよね?)からでしょうか。
そら、ま、努力したら報われないと。なんですが……。
何か……

今、見たら、また違うことを思うのかな~?
【2009/02/23 17:32】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
私は、この人、金なくて切迫しているのに良くいい人でいられるな~と思った。子供に当ったりしないじゃん。私の方がもっとすごいビッチになってると思うし(爆)
でも、成功の仕方が・・・・ってのは、わかる!『幸せのちから』というより、『金のちから』なんじゃないかい?と言いたくなりました。
【2009/02/23 21:58】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
でも~、自分の子ぉにしか、優しくないですやん?
それは、やっぱり自己愛と近いもんがあるんやないかと……

唐突ですが、ここで一首
しがみつく
 か弱き腕の いじらしさ
それにつけても金の欲しさよ

何か、そんな映画やったなぁ……
【2009/02/24 17:22】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

やめてよ!コーヒー噴いたやん!!

そんなに回りに当ってたっけ?それよりもさー、こういう状態にまでなって、頼る人がいないのってなんかなと思う。一週間くらい泊めてくれる人とか、子供だけ預かってくれる人とか。友達とかいないのかね?
【2009/02/24 21:50】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
僕は実力社会って嫌!!って思いました(爆)
あとはウィル・スミスの子供がかわいすぎ。
【2009/02/24 23:51】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、

なんて素直な感想!!

でも、そうなったらなったでがんばらないとね~!
【2009/02/25 00:41】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
う~ん。
回りに当たるとかでなくて(他人に当たるっていうエネルギーを使うのすら惜しい感じ?)とにかく自分のことだけ。
というか
俺を中心に地球を回したるんじゃ!!
ていう感じ?

いや、もうよく覚えてないから……違うかも。
とにかく疲れたというのが、一番記憶に残ってます。
【2009/02/26 17:41】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

言いたいことは良くわかります。でも、所持金24ドルで寝るとこないとなると、他人のことなんか考えてられないんじゃないかね。

って、アタシも別にウィル・スミスの味方することないんだけどさー。
【2009/02/26 22:18】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
私は、この映画は、成功を掴んだ道のりって言うよりも
親子愛のドラマなんじゃないかなと思ったんですが、
チュチュ姫さんにしてみたら、
いろいろ学ぶところもあったようで、
それは良かったんじゃないでしょうか。
【2009/03/09 14:25】 URL | YAN #9L.cY0cg[ 編集] | page top↑
YANさん、
あーそうかー。コレって親子の愛情の物語りだったのか。全くそういう目で観てませんでした。
【2009/03/09 20:52】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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