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『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』-時代ですね
Revolutionary Road

家庭と言う枠に縛られ、もがき苦しむ妻・エイプリルに激しく共感してしまうかと思いきや、意外にも旦那のフランクの方に同情してしまいました。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Sam Mendes
Writing Credits: Justin Haythe, Richard Yates
Cast:
Frank Wheeler: Leonardo DiCaprio
April Wheeler: Kate Winslet
Joh Givings: Michael Shannon
Helen Givings: Kathy Bates
Howard Givings: Richard Easton
エイプリルは、「自分がハッピーじゃないんだったら自分でそれを変えていくべき」という非常に正しい姿勢でがんばる。しかも自分の幸せのためなら旦那も子供も捨てていく、ってんじゃない。「私が働くから、あなたは自分がハッピーになれるものを探して」なんて旦那さんに言うのだ。

旦那のフランクは、仕事大嫌いだの文句言ってるけど、この人はグダグダいいながらも安定した生活がキライじゃないんだと思う。というか、仕事嫌いなのは、自分が何がしかの人間だと認められてないからで、仕事自体は「楽チンで、お金保障されてていいな~」と思っているんだと思う。

でもエイプリルが「あんたそれでも男なの?!」なんて言うから、自分がまるでレイジーで大志も何もない、小さい、ダメ男に見えて、しかも実際そうなんで、それで怒っちゃう。

町山さんも「情けない男ですよ~」って言ってたけど、実際男ってこんなもんだと思わん?レイジーで、大志なんてないし。テキトーに仕事して、帰ってきたらビール飲んでうだうだするか、日長一日XBOXやってるか。エイプリルのやってることは正しいんだけど、フランクが器じゃないんだって。なんかすっごい頭の悪い子供に「あなたが将来東大に入るためのお金はきちんと貯めて置きますからね」と言って、プレッシャーに思った子供がグレちゃう、みたいなものだと思う。

ま、でも女も同じだけどね。要するに、性別関係なく、エイプリルみたいに「なんとかしよう」とがんばる人の方が珍しいんじゃないか。みんな「人生ってこんなものか?」と思うけど、安定というぬるま湯に浸ると、「まーいっか」と思えてしまう。

エイプリルとフランクが仲良くしている隣の夫婦がそうだもんね。二人が家族でフランスへ移住して、エイプリルが働く、ここの生活は空虚だから、という話を聞いた夜、お隣さんは寝る準備をしながらなんだか心がざわついている。旦那の方が、「なんかあの話、子供っぽいよな~」と切り出すと奥さんが「アタシもそう思ってたの!」と激しく賛成しながら泣き出してしまう。この気持ち、わかる~!痛いところを突かれて泣いてしまう子供と同じだよね。

なんかこっちの方がよっぽど『リトル・チルドレン』じゃないの~とか思っちゃった。多分、設定が1955年だから、今の感覚では計れないんだろうけど、エイプリルとフランクは明らかに相性悪いんだからとっとと離婚すればいいし、そうじゃなくてもパリ行ってどーのこーのとか言う前に、エイプリルも働きに出たらいいのに。フランクが浮気しているセクレタリーだって働いてるんだからさ、エイプリルもシティに行って働けばいいのに。んで、自分で稼げるってわかったらフランク捨ててパリでもなんでも行けば。

まーアタシはとっとと離婚しちゃえって言い過ぎなんだけど、そうでなくてもこの二人はどーかと思う。愛し合っているとも思えないし、この生活好きじゃないみたいだし、最初に言ったようにエイプリルは強すぎるし、フランクはこの女操縦できる器でもないし。まあ、結婚すると色々もめたりする(しかも7年目だもんね、この二人)し、すぐ別れりゃいいってもんじゃないけど、この二人は取り返しの付かないとこまで来ちゃってるように見える。でも、そこが時代で、はっきりそうわかったからと言って離婚できる時代じゃないのかもしれないけどね。

だって結婚したの22、3でしょ?早いよね。でも昔ってそうみたい。言ってた、今70歳くらいの人が。その人もまだ大学在学中に結婚して、お金がなくて苦労したらしいので、

「なんで卒業するまで待てなかったの?」

って聞いたら、

「今と違って、婚外でセックスできなかったのよ。もうそんなに待てないところまで来てたの」

って言ってたよ。この人は結婚生活45年、みたいな人だから、

「あーやっぱすぐセックスとかできなくて、お互いの気持ちを確かめ合ってから近づいた方が上手くいくものなんだなあ」

なんて勝手に思ってたけど、この映画観ていたら、セックスしたくて結婚しちゃって大失敗、ってこともあるな、と思った。

この映画は、結婚の空虚さをズバリ指摘していてすごい!と言われていたけど、時代性が物語に影響しちゃっていて、余り普遍的じゃないなと思った。この悲劇は、1955年だから起こったとしか思えない。今だったら、もっと選択肢があって、こうなる前になんとかなったんじゃないかと思う。

そう思うのはアタシだけかしら?

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見た映画 | コメント(8) | 【2009/02/10 23:23】
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コメント
chuchuさん、こんにちは。
いや~、同感、同感。やっぱ時代ですよね。
あと、日本人が観たら国民性の違いも感じますよ。
日本の家庭ってやっぱり、子ども中心だからね。まず子どものことを考えるもん。
この夫婦は「私とあなた」しかなかった。そこが違和感ありました。

http://thinkingdays.blog42.fc2.com/blog-entry-633.html
【2009/02/11 08:17】 URL | 真紅 #V5.g6cOI[ 編集] | page top↑
あああ~!!!
これ激しく観たいです。
でもDVD出るまで我慢w
(映画館があまり得意ではなくて)

鑑賞したら、じっくりレビュー読ませていただきます☆
【2009/02/11 13:01】 URL | C #RFphBmaY[ 編集] | page top↑
Cさん、

アタシも映画館キライなんですけど、今観たい映画って、公開中のものばかりなので、思い切って行ってきました!日曜の朝一に行ったら、なんと5ドルで観れたので、クリスマスに貰った25ドルのギフト券でもっと観られる!うれし~
【2009/02/11 19:12】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
安!
それは羨ましいス…

私も、どうしても観たい、且つ大画面で観たい!って時は頑張って?映画館行きます。

ところで、大変恐縮ながら、チュチュ姫さんのサイトを是非リンクさせて頂きたいのですがよろしいでしょうかっ。
【2009/02/11 23:53】 URL | C #RFphBmaY[ 編集] | page top↑
どーぞ!!リンクしてください。ありがとう!
【2009/02/12 01:23】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
真紅さん、

いや~、アメリカも子供いるといないとでは違うと思うよ。
【2009/02/12 01:26】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
興味深い・・・
割と今の日本の方が当てはまる部分が多いといわれてますよ、この映画。
【2009/02/12 22:05】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、

日本の結婚って、こんな感じなのですか?というかマジメに結婚したことないからなんとも言えないけど。

エイプリルにはかなり通ずるものがあって、気持ちが良くわかるのですけど、男を変えよう、とがんばるところが私には出来ない、と思った。もうあきらめてますからね、他人を変えるなんてできないって。だから私的なSolutionは、なんと言われようと去る!ってことなんですけど、エイプリルみたいに我の強い女が去らない、というのはやっぱり時代かな~と思ったのですが、日本て今でもそんな感じなのでしょうか・・・・。フランクを愛しているからとは思えないし。
【2009/02/12 22:12】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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