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Tropic Thunder
すっごい面白くて2回観ちゃったくらいなんですけど、何が面白かったのか書け!と言われるとすっごい難しい。最初から最後まで戦争映画のオマージュ、パロディ、裏話満載、登場人物一人一人が色んなタイプの人間を的確に描写しているし、その行動や言動の一つ一つが微に入り細に渡ってそのキャラを表しているし、無駄なものが一つもなくて、はしょれない!実際、ストーリーの最初から綿綿と書いたのですが、余りに長過ぎるし。
とにかく出演者の性格描写が上手いよね。スティラー本人が演じるタグ・スピードマンは、アクション映画のシークエンスだけで有名なマッチョ俳優。映画のクライマックスで泣くこともできない。こういう人のパロディって好きだよねー、ベン・スティラー。『ドッジボール』のボディ・ビルダーとかさ。この人が、監督が地雷踏んで吹っ飛んでも、ゴールデン・トライアングルの麻薬密売組織に捕まって拷問されても、「映画の1シーンに違いない」って絶対疑わないところが超可笑しい。あと、パンダ殺してその毛皮着て出てくるところすげー笑った。こういうマッチョな人に限って、どんどん映画の世界と現実の区別が付かなくなってくるのかなあ。 その正反対なのが、ロバダウJr.が演じるカーク・ラザラス。オーストラリア出身の、オスカー5回も取ってる演技派で、今回も黒人の軍曹を演じるために肌の色までかえるという徹底振り。これって、役作りのために外見変えちゃう俳優のパロディなんだろうけど、最近の、明らかにアメリカ人の役なのにイギリスやアイルランドの俳優が演じる映画が多いことを暗にパロってるんじゃないかと思う。元々のスクリプトではこの役アイルランド人って設定だったっていうのと、本物の黒人であるアルパ・チーノが、カークのジャイヴ・トーク(黒人特有のしゃべり)にカチンときて 「あんたはオーストラリア人なんだから、オーストラリア人らしく振舞え!」 って言うくだりで、「あ」と思った。映画的には、国が違っても、白人が白人の役を演じる、ってのはインパクト薄いので、あえて黒人にしたんじゃないかなあ。ベン・スティラーって、クリスチャン・ベイル嫌いなのかな?『太陽の帝国』で我がままだった俳優がクリスチャン・ベイルで、それが『バットマン』を演じているのが気に入らないとか?ちょっと深読みし過ぎ? で、そのアルパ・チーノ(ブランドン・T・ジャクソン)は、ヒップホップのヒット・メーカーで、これもこの手の人の究極のパロディ。このバカげた名前、Booty Sweatというエナジー・ドリンクを発売して2ミリオンも儲けちゃったというバックグランド、ヒット曲のタイトルがI Love Tha Pussyだっけ?で、ものすごい女好きであることを強調して置きながら、実はゲイだった、というオチが結構深い!! あと、ジャック・ブラックのジェフ・ポートノイっていうキャラがすごいよね。デブネタ・屁ネタで有名になっちゃって、だけどそういう知性のかけらもないことが自尊心を傷つけ、ヘロイン中毒になっちゃってるというコメディアン。でまた、ヘロインの禁断症状が超上手い、ってか、ヘロインの禁断症状がどんなもんかなんて知らないんだけど 「絶対こうに違いない!」 と思わせない?でそれがまた可笑しいの。 それと、若手俳優で無名の大抜擢、ケヴィン・サンダスキー(ジェイ・バルチェル)。この人が『太陽の帝国』でのベン・スティラーを反映しているのかなーと思った。端役だったらしいから役柄は違うかもしれないけど、共演者から名前を覚えて貰えなかったり、スクリプトや原作をきちんと読んで、撮影前のブートキャンプに参加したのは自分だけ、大物俳優の力争いになんとなく巻き込まれる、映画ヲタ丸出しでみんなに煙たがられる、とかそういう立場が。 で、この5人をまとめられないイギリス出身の監督(スティーヴ・クーガン)、映画の出来よりも爆発物が大好きな爆弾担当の戦争ヲタ(ダニー・マクブライド)、映画のネタになっているのがヴェトナム戦争のノンフィクションなのに、実はアメリカから一歩も出たことがなかった著者(ニック・ノルティ)とか、こういうのって映画作りの裏側に必ず存在しそうなキャラたちですよね。 そして忘れてはならないのがトム・クルーズ演じる、制作会社のエギュゼキュティヴ、レス・グロスマン。『マグノリア』の伝道師に引き続きすごいハマってましたね。デブ・スーツを着てハゲのかつら被ってるのが話題になったけど、役作りも完璧だよ。この人も「おれはトム・クルーズだ!」と主張しながらも、役ごとにしっかりなりきってくれて、侮れない!こんな富も名声もあり、いい男で外見なんかめちゃくちゃ気を遣っているだろうに、役となると全く羞恥心もなく、イメージに囚われることもなく、なんでも演じちゃうところがすごい。ブラピとかジョニデとかはここまで自分を捨てられないんだよね。サイエントロジーとか悪い噂も色々あるけど、役者としては尊敬に値するものがあるな。 あとさ、悪役の麻薬密売組織のリーダーの子供、すっごい可愛いね。あんな可愛い子が始終怖い顔しているから面白い。あれってさ、子供をリーダーにしたのって、 アジア人のワルい組織のリーダーって、「え?こんな奴が?」って思うほど小さくて可愛い。でも、すっげー残酷で、マーシャル・アーツとかも出来てすげー怖い というイメージを体現するために本当の子供にしたんじゃないかなあ。で、『シンプル・ジャック』のファンだ、って言うところなんか、子供のいたいけな顔に戻っちゃって、それがまた可愛い!この子がRPG持って出てくるところなんか、サイコーに可笑しいもんね。 あと、タグを洗脳する小さい子供!!この子も笑うとすっごいキュートで、抱きしめたくなっちゃう!『シンプル・ジャック』のお芝居観ながらこぶしを振り上げているところとかすっごい面白いし。こういうところを中途半端にしないで、もう「これでもか!」というくらい可愛いので、最後にタグのクビをグサグサ刺して、川に投げ込まれちゃうところがむちゃくちゃ可笑しいのよ。こういうところ手を抜かなかったのがまたいい。 コレだけ密度が濃かったらやっぱり構想15年かかるのかね。ギャグと外見とか、笑わすところはシンプルで余り考えなくても笑えて、でも意味を見出そうと思えば全ての設定についてディスカッションできてしまうという、全く良く出来た作品で、こういう映画は2回観ても面白いんだよね。 key Word 映画 トロピック・サンダー/史上最低の作戦 ベン・スティラー ジャック・ブラック ロバート・ダウニー・Jr ブランドン・T・ジャクソン ジェイ・バルチェル ダニー・マクブライド スティーヴ・クーガン ビル・ヘイダー ニック・ノルティ ブランドン・スー・フー |
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チュチュ姫さん、こんばんは〜!
私もこの映画大好きでした。 最初から笑いっぱなしで楽しかったです! おばかなコメディと思いきや、細かいところまで練られていて感心しました。 トム・クルーズのなりききぶりは凄かったですね。途中までトムとは気づきませんでした。 ああいうプロデューサーって本当にいそうですね。 ところで、マシュー・マコノヒーの自閉症の息子役って誰でした? わかんなかったのですが、あれもカメオ出演ですかね〜! うぅ〜ん、面白かったですよね〜コレ。
何が面白いのか説明しろといわれるとストーリー全部語らなきゃいけないような…何も言えないような…… 「いいから、つべこべ言わずにとにかく観ろ!」といいたい面白さ。 トム・クルは残念ながら小さい画像ですぐに分かってしまったのでその辺の楽しみはなかったけど、凄かったですね! 太陽の帝国は…DVDがあったはずなんだけどちゃんと見てないなぁ(~_~;) でも、あの時の栗米は主役に大抜擢されたただのガキだった筈で、我がまま放題とは思えないですけどね;; いや〜、でも、ホント嬉しかったわ、ランス(*^。^*) まーちゃん、
いやー、太陽の帝国については、全く何も知らないんで、完全にGuessなんですけど、とにかくこの映画、色々深読みしちゃうよ〜面白過ぎて! Minitaさん、
あの息子役、調べたけど、わかんない!IMDbにも名前載ってないよ。怖い! 個人的にはポール・ダノ?とか思っちゃったけど。違うか。 物凄くおもしろかったですけど、メッセージ性が凄く強いですね。それに全てに手を抜いてないので笑うというより感心してしまった。冒頭のトレイラーも良く出来てるし、配給会社のロゴをちゃんと出すのも凄い。
”太陽の帝国”の時のベイルはただの子役ですよ、主役には違いないですけど。こんな風に成長するとは思わなかったですね。 GOさん、
>笑うというより感心してしまった そう!そうなんです!余り密度が濃いので、なんかブログでしゃらっと書けない。すっごーい長くなっちゃう。この映画の話し始めたら、夜どうし飲めそうな感じです。 やっぱ『太陽の帝国』観なくちゃ。 ……たぶん字幕だから楽しめなかったのかな〜。
関係ないけど「やわらかい手(原題IRINA PALM)」って映画をオススメします。 |
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