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『落下の王国』-登場人物にFall in Love
The Fall

左腕を骨折して入院している5歳のアレクサンドリアは、退屈なのか、病院中あっちこっち遊びまわっている。ある日、大好きな看護師のエヴリンに手紙を書いて、窓から投げるのだが、手紙はエヴリンに届かず、足を怪我して入院しているロイのところに届く。ロイが自分の手紙を持っているのを見て憤慨したアレクサンドリアは、取り戻しに行ってロイと仲良くなり、ロイが語る大叙事詩を語って欲しくて、何度もロイを訪ねるようになり、二人は友達になる。

THe Fall
dvd on amazon.com
Produced: 2006
Director: Tarsem Singh
Writing Credits: Dan Gilroy, Nico Soultanakis
Cast:
Alxandria: Catinca Untaru
Roy: Lee Pace
Juigi: Robin Smith
Indian: Jeetu Verma
Darwin: Leo Bill
Otta Benga: Marcus Wesley
Mystic: Julian Bleach
Evelyn: Justine Waddell
このアレクサンドリアとロイが、最初いやでね~。子供はなんかぶちゃいくだし、男は眉毛が濃くて垢抜けない感じだし。でも、物語が進んで行くに従って、だんだん愛情が沸いてきちゃって、二人とも大好きになった。特にこの子供、話の後半の方でペコちゃん人形になるんだけど、思わず「そっくり!!!」と叫んでしまった。このぷくりぷくりした顔とか、お下げとか、あ~まんまペコちゃんだ~って感じ。

ロイの方も、垢抜けないけど、まあ、怪我でお風呂にも入ってないだろうし、なんかその辺の全然かっこつけてないところが人間臭くて良かった。髪なんがぼさぼさでさ。アレクサンドリアをひざにのっけて、ベッドの周りのカーテンを引いちゃって、もう密室状態で物語りに耽る二人が可愛いし、うらやましい。

それにしても、この二人の会話って、全部アドリブ?!なんかとても普通の台詞には思えない。例えば、ロイが突然お話を打ち切って

「俺の足の指に触って。どの指か言っちゃダメだよ!俺が当てるんだから。」

ってアレクサンドリアに指を触らせて、触っているのが小指なのにロイは「親指」と言う。下半身麻痺なのだな。

するとアレクサンドリアは、親指に触り直す。で、「本当のこと言ってるの?」と訊かれて、

「イエス。ノー!イエス・・・」

ってなんとが誤魔化そうとするところとか、あれ演技じゃないよ~。すっごい可愛いんだけど。それにしても、5、6歳ってあんな感じなのですか?知能高いねー。大人みたいだ。

で、物語に登場するヒーローたちも、最初あんまり思い入れないんだけど、物語が進んで行くに従って好きになってくる。奴隷だったオッタ・ベンガはすっごいいい身体してて萌えっ!ああいう男に悪いことされたいんじゃなくて、あんな身体になってみたい!インディアンは、長ーい髪がセクシーだなーと思ったけど、緑色の衣装を着て颯爽としているところもかっこいい。美人の奥さんを守るため、剣を持って家の前で目を閉じているところなんか最高にいい男。ダーウィンと、彼のパートナーのおサルちゃん、ウィリアムは可愛い。やっぱペット飼ってるから、この二人(一人と一匹)はなんか感情移入してしまう。あと、ミスティック(霊者)はすっげえ汚らしかったのだが、悪者をばったばったとなぎ倒したあと、その上に君臨するところを後ろからパンしてくるのだが、すごい引き締まったお尻をしていて「おお!」と叫んでしまった。肉体ネタ多くてすいません。爆弾屋のルイジは、なんかフツーの、会社とかにもいっぱいいる白人って感じだったので、余り何も思わなかった。

で、このヒーローたちは、ロイが勝手にでっち上げたヒーローたちで、アレクサンドリアは、頭の中で想像力を働かせて、その登場人物を構築するのだが、それがみんな知っている人なんだよね。オッタ・ベンガは氷屋のお兄ちゃん、ダーウィンは病院の先生かなんかで、ルイジはロイの友達の役者、ミスティックは、同じ患者のおじいさん。私たちだったら、お話を読んで「ああ、この女優さんに演じてもらいたい」とか思うところなのだろうけど、設定が1920年のLAで、アレクサンドリアは映画観たことない、ってんだから、もっと身近な人を投影してくるんだろうね。

で、インディアンなんですけど、一番最後の、ロイが怪我をした白黒映画が、ロイがでっち上げた叙事詩の元ネタだと思うんだよね。ルイジのイメージの俳優さんが、足を撃たれたりとか(叙事詩では銃で、白黒映画では矢で)。で、その白黒映画ではアメリカン・インディアンが出てくるんだよね。だから私は、「あ、ロイはアメリカン・インディアンのつもりで"インディアンが・・・・"って言ったんだけど、アレクサンドリアがインド人を空想しちゃったので、それに合わせて叙事詩の中のインディアンもインド人にしちゃったのかなーとか思いながら観てました。

原題の『The Fall』はどこから来ているのだろう?きっと大元のネタは、この年代の白黒映画のスタントマンが、CGも特撮もない時代に身体を張ってスタントを演じ、ロイのように半身不随になったり、四肢を失ったりした話を「すごいな」と思ったのが始まりなんじゃないかなあ、と思うので、『The Fall』という題名は、そういうスタントものの映画に対する尊敬の念を込めているのかなあと思った。

それと、私としては、アレクサンドリアが、ロイにfall in love、つまり恋をした、ってのと引っ掛けてるのかな~と思った。深読みし過ぎ?でもさー、ロイのために一生懸命モルヒネを盗もうとしたり、退院したあと寂しがったり、あれは5歳の女の子の小さな初恋なんじゃないかしら。叙事詩の中で、ロイはアレクサンドリアのお父さん的な描かれ方をしてるけど、お父さんのような人を好きになるんじゃないのお、女の子って。で、ロイが「俺はお前の父親じゃない!」って言い続けるところが、彼氏が彼女に父親のごとくあることを要求されてブチ切れる、実際の恋愛関係を連想させて面白い。

まあ結構、理屈抜きに面白い映画でした。

PS:衣装やったの、日本人なんだよね。石岡瑛子って人。すごい、すごい。アレクサンドリアのカーディガンとか可愛かったし、ヒーローの衣装の色が、緑、黄色、あと、ダーウィンのわけわからん毛皮(あれ、モチーフは蝶?)が後ろから見るとすっげえ可愛かったりとか、あと、ミスティックのあの赤いふんどし、あれ最高!あの人の素敵なお尻に似合ってた。

key Word 映画 落下の王国 ターセム リー・ペイス カティンカ・ウンタルー レオ・ビル ジュリアン・ブリーチ マーカス・ウェズリー ロビン・スミス ジットゥ・ヴェルマ

拾いモンの映画 | コメント(5) | 【2008/10/26 06:29】
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コメント
ご覧になりましたか。
うんうん、アレクサンドリアは絶対ロイのこと好きですよね。
小さい頃に人を好きになるって、あぁいう感じじゃないのかなぁ。
ラストの古い映画のアクションシーンを繋いでるのは『あの時代の映画』へのオマージュなんでしょうね。
ロイドとかキートンとか、好きだったな。
ロイドなんて、全然アクションとは無縁て顔なんだけど、自分でこなしてて指が欠けてたりしてたんですよね……。
とにかく『映画への愛』をとっても感じる映画でした。

閑話休題

ペコちゃんか~なるほど(笑)
ロイ役のリー君は、今TVドラマで評判なんでしょ?
脚本家スト中のドラマの中では、かなりよい出来だって聞きました。
【2008/10/27 17:24】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

そうそう、愛があるんだよね、この映画。それにすごく独創的だと思った。それは、このインド人の監督さん(だっけ?)が、自分の感性を、今の流行とかに同調させないで前に押し出したからだと思うよ。
【2008/10/28 02:03】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
あのすばらしい肉体の氷屋の役の俳優の情報を教えてください。
【2008/11/30 19:29】 URL | リョウ #-[ 編集] | page top↑
リョウさん、
Marcus Wesleyで検索してみたけど、ほとんど情報ありませんでした。
【2008/12/01 22:17】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
カティンカちゃんが可愛いくて、ストーリーも愛らしくて大好きな映画です。
ロイ役のリー・ペイスは声が良くて「語り聞かせ」の語り手としてぴったりでしたね。
衣装やキャストのインパクトで気付かなかったけど6人の勇者の中にはほぼ台詞のない人もいたんですよね。それなのにちゃんと生き生きと活躍し存在感があったのは凄いなぁと思いました。
そうそう、霊者のお尻には私も目が釘付けでしたわ~。
【2009/02/28 12:17】 URL | lifeonmars #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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