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『ミスティック・リバー』-観る価値がある最後のミステリー?
Mystic River

一番印象に残っているシーンは、少年が3人、道端でホッケーやってたら、ボールが道の脇の排水溝に入ってしまって、そのあと、色々と事件が起こり、場面変わってティム・ロビンスが小さい男の子を連れて現れるシーンで、

「あの排水溝には、たくさんボールを落としたなあ。多分、あの中にはいっぱいボールがあるよ」

ミスティック・リバー
dvd on amazon.com
Produced: 2003
Director: Clint Eastwood
Writing Credits: Dennis Lehane, Brian Helgeland
Cast:
Jimmy Markum: Sean Penn
Dave Boyle: Tim Robbins
Sean Devine: Kevin Bacon
Whitey Powers: Laurence Fishburne
Celeste Boyle: Marcia Gay Harden
Annabeth Markum: Laura Linney
と言うと、男の子が

「ホント!?」

と言いながら排水溝を覗き込むシーン。これだけで、ティム・ロビンスが最初に出てきた少年たちの一人で、未だに同じ通りに住んでいて、今は自分がお父さんになっている、ということが一発でわかるという、映画ならではの技巧が素晴らしいなと思った。

ミスティック・リバー』ってなんかものすごい映画だって印象だったので、期待した割にはただの良くできたミステリーかしら、と思いましたがショーン・ペンティム・ロビンスの演技は鬼気迫るものがありましたね。特にショーン・ペンは良かった。娘が死体で見つかり、あれはお葬式のあとなのか、それとも近所の人が心配してやってきたのか、人でごったがえしている家の裏口に出てきて、ティム・ロビンスとタバコ吸いながら泣いてしまうシーン。本当にタフで、普段は絶対弱みなんか見せない人が泣くとこう泣くのかな、と思わせる、あれだけでそのキャラを良く表している演技だった。

ティム・ロビンスも、ショーン・ペンと同じ位に具体的にこのシーンがすごい!って思ったところがあったのだけど、もう観て1週間くらい経っちゃったから忘れちゃった。この人が演じたディブは、可哀想な人だったよね。踏んだり蹴ったりだ。こういう人生を送る人が実際にいるんだから、人生って不公平だよなと思う。

本当に偶然なんだけど、ショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』とバック・トゥ・バックで観て、デイヴの奥さん役を演じていたマーシャ・ゲイ・ハーデンが、『イントゥ・・・』でも主人公のお母さん役で出てたりして、『ミスティック・リバー』で知り合ったのかなあ、なんて思った。この女優さんもすごい雰囲気あるよね。顔がいかにもその辺にいそうな平凡な顔で、それが却って女優としては個性的。

もともとこの映画が観たかった一番の動機はローラ・リニーが出てたからなのですが、この人は今回はそれほどでもなかったです。しかしこの人はいろんな役をそれなりに演じるね。今回は元ヤクザ・ジミー(ショーン・ペン)の奥さんなのですが、ジミーが昔ワルで、刑務所に入っていたとかいうのはストーリーの中盤にならないと出てこないし、それと結婚したアナベス(ローラ・レニー)の一家がちょっとヤクザっぽい家、ってのも最初わからないし、アナベスもそういう感じ全然しないんだけど、最後、ジミーが娘の殺人者と思われる男を殺して帰ってきたとき冷静に

「あなたは父親としてしなきゃいけないことをしただけだから」

位のこと言ってるんですけど、このときいきなり顔というか化粧が筋モンのおかみさん、って感じになってて、「ああ!そうか!この人たちの世界では、こういうの当然なんだ!」とか妙にストーリーに納得いかせるんだよね。いやはや、なんだかんださすがローラ・リニー、とか思いつつ観てましたよ。

期待したほどでは・・・・と言うのは正直な感想なのですが、最近のミステリーはなんだか人物設定も謎解きもしょーもないものが多いので、このくらいのクオリティの観る価値があるミステリーって、この辺が最後かなあ、と漠然と思ったけど、どうでしょうか?

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key Word 映画 ミスティック・リバー クリント・イーストウッド ショーン・ペン ティム・ロビンス ケヴィン・ベーコン ローレンス・フィッシュバーン マーシャ・ゲイ・ハーデン ローラ・リニー
アメリカ映画 | コメント(4) | 【2008/10/18 08:41】
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コメント
何だかすっごく嫌な気分で映画館を出た覚えのある映画です。
最後の方だったと思うんだけど、「俺達はもしかしたら自分がDaveみたいな目に遭ったかもしれないと思ってたけど、彼があんな目に遭ったのは彼のせいだ」みたいなことを残りの二人?が言ったと思うんだけど、それは違うやろ?と。
サスペンスとしてはよく出来てたんだろうと思うんだけど、何ていうか……。
不条理なのは現実だけでたくさんなんだからさ、わざわざ映画館でまで見せられるのはごめんだと、思った。
そんな目に遭ったことがあるかどうかで、感じ方がすっごい違うんだろうけど。
出来不出来はおいといて、本当に嫌いだ。と、私に思わせた珍しい映画です(-_-;)
【2008/10/21 17:08】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

時々ありますよね。「こういう映画観たくない」つーの。

映画じゃないけど、私ジャニス・ジョプリンの歌がそうだ。すごいな!とか思うし、好きなのだけど、聴くと辛くなり過ぎちゃうので、聴きたくないの。
【2008/10/21 21:08】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
映画館出て、友達に最初に言った台詞は
「救われない!!」
この不条理にいたたまれない気分だったけど、相方は、「でも、仕方ないよ」

ああ、モノの見方はほんとに人それぞれなんだなあと、思わされた一本でした。

内容はヘヴィーで辛かったけど、
芸達者揃いだなあと感服しましたでやんす。
【2008/10/22 22:43】 URL | 茶 #-[ 編集] | page top↑
茶さん、

これはね~本当にいたたまれないですね、。でも、こういうことって結構起こっているんだろうね。だから「仕方ないよ」って言う気持ちもわかるし、でも、いたたまれないし。

要するに人間はそういう気持ちを抱えて生きていくってことだ。
【2008/10/22 23:05】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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