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『幸せのレシピ』-観やすくてベタ過ぎ
No Reservations

『お楽しみ袋』読んでくれている人たちは、私のことをきっと、言いたい放題言ってる図太いビッチだと思っていると思うんですけど、私、こう見えても結構繊細なんですよ。でさ、映画も、いい映画だってわかっていても、あんまりハート・ブレイキングなものって、観たくないのよね。だから、やたら感動しそう、とか、人生の悲哀みたいなものをまざまざと見せるようなものを観ると、影響受けすぎちゃって辛いから、つい避けてしまう。


幸せのレシピ 特別版
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Director: Scott Hicks
Writing Credits: Carol Fuchs, Sanda Nettlebeck
Cast:
Kate: Catherine Zeta-Jones
Nick: Aaron Eckhart
Zoe: Abigail Breslin
Therapist: Bob Balaban
で、こういう映画借りちゃうんだナ。こういういわゆるラブコメって、観やすいからさ!アーロン・エッカート好きだし。

しかしこれはな~。いきなり出だしから暗い!主人公ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)のお姉さんが死んじゃって、残された子供・ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取る。独身で子供を持ったことがなし、シェフとして仕事人間のケイトは、母を失った悲しみで傲慢になっているゾーイを持て余す。しかも自分のたった一つの聖域であるキッチンに、新しいシェフ、ニック(アーロン・エッカート)がやってきて、好き勝手やりだす・・・・。

しかもケイトは、精神分析医(ボブ・バラバン)にセラピー受けてんだよね。それって、怒りっぽいからだっけ?忘れちゃったけど。

こういうドラマが薄っぺらくなるのと、予想に反していい映画になるのとは、どこに差があるのだろうなあ。私は、この映画のキャラがみーんな余りにベタ過ぎる、読めちゃい過ぎる、って思ったんだけど、ベタってのは、上手く転べば「王道」だし、ラブコメってのはある意味王道を行かないとラブコメにならないわけじゃない。

んで一応、この映画はラブコメ、ラブ&コメディなんですよね?その割には全然面白くない。まずキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ダメ過ぎ!この人コメディの人じゃない~!全くそっちのセンスが感じられない。ニックと一緒に料理するシーンで、ニックが何やっているのか気になって仕方なくて肩越しに覗いたりするのだけど、そういうところが普通なんだか可笑しいというか微笑ましいものなのだが、とってつけたような演技なんだよな~。この人が演技できないと言うのじゃなくて、キャスティングが悪いんじゃないかと思えちゃう。アーロン・エッカートも、面白くない。『サンキュー・スモーキング』の時は良かったので、脚本とか演出がダメなのか?

それとさ、ニックが厨房ではいているパンツとか、勘弁してよ~って感じ。私もレストランで働いたことあるので、シェフのカッコってあんなもんだと思うけど(動きやすく、しかも汚れてもいいよれよれの)、つか、そう思えば確かにリアリティはあるのだけど、あれをアーロン・エッカートにはかせないでくれよ、というガッカリ感。

あと子供!この子『リトル・ミス・サンシャイン』のあの女の子なんだってね。大きくなったなあ。とにかく、うーん、やっぱり演出なのかなあ。この子名子役だもんね。お母さんが死んだとわかって泣いたりするところとか上手いんだけど、全然響いてこない。またそれを受けるキャサリン・ゼタ=ジョーンズがでくの坊だしさ。お母さんが死んだばかりでセンシティヴになっている、というのはわかってあげたいけど、なんかすげー自己中でイライラした。ケイトの同僚が急に産気づいたためバタバタしてて、ゾーイのことを迎えに行くのが遅くなってしまう。迎えに行くとゾーイは怒っている。

「You forgot me(私のこと、忘れた)」

と言うゾーイに、「忘れたんじゃないわ」とケイトが言うんだけど、このシーン、すっごいムカついた!なんかこれって、他人を意のままに操ろうとする大人がやる駆け引きみたい、と思った。私思うに、母親を失っておばさんとかと住むことになった子供って、わがままになるんじゃなくて、もっと怯えてると思うんだよね。急に保護してくれる人がいなくなってさ。でもこの子、ものすごい横暴なんだよ。もしかしたらケイトとゾーイは、私が思っているより親密な関係で、我がまま三昧できる関係なのかもしれないけど、なんかこの反応、全く共感できないな~と思った。

そして、ケイトとゾーイとニックが3人でピザを食べるシーン。テーブルを取っ払って、キッチンに敷物を敷いて、「サファリなの」とゾーイが言う。で、楽しい時間を過ごす3人をわーと見せる・・・・。で、最後疲れきったゾーイは幸せそうな寝息をたてている・・・・・

このシーンが超ベタで、完全にしらけてしまいました。なぜ、なぜこんなにシラーとするんだっ!3人の演技がわざとらしかったし、カメラ・プレイがなんともありがちで・・・・あああ~!

で、仕事のことでケンカ別れになるが、ニックが遠くへ行ってしまうとわかるとケイトが彼のアパートを訪ね、一緒に料理をし、めでたく結ばれる、と。

原題の『No Reservation』も、かなりベタですもんね。要するに、「予約が要らない仲」という恋愛関係と、レストランの席を予約するのとかけているのですが、レストラン舞台の映画なら誰でも思いつきそうなタイトルだし、またこのタイトルに内容や台詞が絡んでくる、みたいなことは一切ない。

観終わったあと、「やっぱり、こういう映画ばっかり観てちゃダメだな。怖そうでも、辛そうでも、観た後何かが心に残るような映画を観なくちゃ」と心に決めました。

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key Word 映画 幸せのレシピ スコット・ヒックス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ アーロン・エッカート アビゲイル・ブレスリン ボブ・バラバン
| コメント(8) | 【2008/09/22 07:23】
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コメント
実は私もつい最近これ見たんで…ガックリきてたとこです。やっぱりリメイクはダメだな~と。 原題はわからないですが日本では「マーサの幸せレシピ」というタイトルの映画でした。ドイツ?スウェーデン?の映画でこっちのが全然おもしろかったです!アーロン・エッカートが演じた役のひともこっちの俳優のが力が抜けててかわいい。ぜひともこっちを見て欲しいなぁ。いま携帯からコメントしてるんでいろいろ調べられないんですが、リメイク版じゃないのを見て!
【2008/09/22 20:13】 URL | codomo #yBfrOqTk[ 編集] | page top↑
codomoさん、

うんうん、リメイクだって書いてありましたね、どっかのサイトに。やっぱ原作はいいのか。
【2008/09/22 20:57】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
私、原作はDVD買って観たんですが そっちはよかったですよ フツーに。
知り合いのドイツ人もお勧め!って言ってたから やっぱり配役も演出もだめだったんじゃあないかと思います。
原作は「べただけど 面白いやん」ってとこでしたよ。

Mostly Marthaが原作のタイトルです。
やっぱりキャサリン・ゼタ・ジョーンズは

「あたしって美人でしょ!なにやってもキレイなのよ!」

というのが問題だったのでは…。

>る度に「ん~~~、こんな奴だったっけ?」と疑問に思う、クライヴ・オーウェンと同じ下降線を描いている、アーロン・エッカートの出演作品一覧

下降線、受けました。
でも、Shoot'em UPは面白かったような。
【2008/09/24 10:45】 URL | プリシラ #-[ 編集] | page top↑
プリシラさん、

いや~キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ビッチ・オーラもありませんでしたよ。この人もうトシだしさー、身体もバン!と大きいんだから、肝っ玉母さんぽい役でも演じれはハマると思うんだけど、あんなキリっとした顔ででかい身体で、レストランのオーナーに気を使いながら、キッチンだけが自分の聖域、とちまちま生きる女の役は似合わないよ。ガキが我がまま言うたんびにオロオロしたりさ。「いつまでも甘えてんじゃない!がんばれ!」って言っちゃうような女でしょ、この人は。
【2008/09/24 21:02】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
チュチュ様 それはやっぱり原作と相当マーサのキャラが違います!
原作のマーサはもっとなんつーか ヤナ女なんですよ。それがこ自分の中にあるソフトな面に徐々に気づいて行くってのが ポイント。

やっぱアメリカ人同士じゃあダメだったんですね。
原作では かたくななドイツ人と のんしゃらんなイタリア人 という これまたベタな対比が効果的だったんですよ。ヨーロッパ映画 リメイクすればいい!ってもんじゃないのが よくわかる例ですね。
【2008/09/28 12:47】 URL | プリシラ #-[ 編集] | page top↑
プリシラさん、

なるほどね~そういう話なら納得行くなあ。

確かに民族的な背景切っちゃうのはなんなんですけど、アメリカ人同士だってキャラ設定をきちんと「かたくななビッチ」と「のんしゃらんな男」にして、それを演出できる上手い役者にやらせれば、できたんじゃん?ますますなんでキャサリン・ゼタ・ジョーンズなのかがわかりません。
【2008/09/28 19:14】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
うまい役者さん同士だと 客を呼べない配役になってしまうからでは…???
たとえば かたくななビッチ⇒トムの嫁になる前のケイティ ノンシャランな男⇒若いころの スティーブ・ブシェミ と アート系になってしまい…。

元々アート系みたいだった映画を無理やり 客の呼べる金儲け映画にしようと仕立てたのが間違いだった???
そう考えると キャサリンなわけがなんとな~く見えてくるような。
【2008/10/01 20:10】 URL | プリシラ #-[ 編集] | page top↑
ブシェミ?(爆)

そりゃダメだ!それにトムちんの嫁?

爆!爆!

【2008/10/01 21:10】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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