スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| 【--/--/-- --:--】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『ヴェロニカ・ゲリン』-誰かが死ななきゃ治らない
Veronica Guerin

え~2、3週間くらい前に観たんですけど、もちろんケイト・ブランシェット目当てつことで。

ヴェロニカ・ゲリン 特別版
dvd on amazon.com
Produced: 2003
Director: Joel Schumacher
Writing Credits: Carol Doyle
Cast:
Veronica Guerin: Cate Blanchet
John Guerin: John Gilligan
ストーリーかいつまんで説明しますと、ヴェロニカさんは新聞記者で、犯罪関係やってる、女だてらに体当たり取材の人。ある日、麻薬関係の取材をしていたら、10代の子供たちまでヘロイン中毒になってることを知って憤り、麻薬組織の親玉を探り当てようとして、この親玉を怒らせてしまい、命を狙われるハメになる。

映画ケイト・ブランシェットも良かったのですが、このヴェロニカさんて人、命知らずつーか考えなしつーか、すごい人ですね。こういう人って、人間の性善説を信じているのか、それとも単に肝っ玉がデカいんでしょうか。

良く刑事モノとか見ていると、必ずハラハラするシーンが出てくるじゃないですか。素人さんがヤバい人ばっかり集まっているところに迷い込んじゃったりとか、善玉が不利な条件で悪玉とばったり会っちゃったりとか。そういうときって観ていうる方は、善玉の方が痛い目にあったりすると一緒に痛いので、緊張するんだけど、案外何事もなく過ぎたりして

「ほー」

とため息をついたりとかさ。

この映画では、ヴェロニカさん、ヤバい!と思うところはたいていヤラれてて、心臓痛くなりました。いきなり自宅に刺客が来て、拳銃で足撃たれたり、悪の親玉に突撃インタヴューしに行ったら、ボコボコに殴られたり、で、最後ぶったまげたのは、本当に撃ち殺されちゃうんだよね。

アタシは小心者なので、ヤクザを告発したりしたらこのくらいの報復は受けるだろう、と思っちゃうから最初からかなりビビると思うのですが、この人そうでもないみたい。つか、小さいときから男勝りで、絶対に弱いところをひとに見せない子だった、っていう下りがあるので、本当はすっごいビビってるんだけど、それを見せずに、悪の親玉に突撃インタヴューして行っちゃうのか。だんなさんには怖い怖いって甘えてたしな。

「あり得ねー」と言いたいところなのですが、実話だしねえ。ただ、なぜか

「わーこんな人がいるんだ!」

って感動するより先に

「こうなるってわかりそうなもんだがなあ。もうちょっと上手く立ち回れなかったのかね」

という意見が出てきちゃうんですよね。勇気がある、と言うより無鉄砲と言う感じ?だってさ、殺されかけているのに、スピード違反で免許取り上げられなかった!って喜んで、家族じゅうに電話掛けまくって

「さすがアタシでしょう!」

なんて言いふらしてんだもん。そしたら信号で隣に止まったバイクのあんちゃんたちにいきなりバン!バン!バン!って6発入れられて、お陀仏よ。まだ5,6歳の息子をレイプして殺してやるなんて脅迫されていたんだよ!考えただけで恐ろしいよ。

この人が殺されたおかげで世論が動き、麻薬犯罪撲滅運動が始まって、結局悪の親玉は捕まるので、

「たった一人でも世界は救える」

というメッセージはある。ただ、誰か死ななきゃ世論は動かなかったのではないか、とも思った。このヴェロニカさんが無鉄砲で殺されたことが結果的に良かったというと語弊があるけど、上手く立ち回れる記者の人がいくら告発記事を書いても、みんな「ふーん」って読むだけで、世間は動かなかったのじゃないかと。

可哀想だけど、正義のために誰かが死ななきゃならないときがあるんですね。しかも、正しいことをしたために死ななきゃならないってことが。

Related Article
■知的で大人しい人かと思ったら結構やんちゃ!ケイト・ブランシェット映画偉人伝

key Word
映画 ヴェロニカ・ゲリン ジョエル・シューマカー ケイト・ブランシェット
映画レビュー | コメント(4) | 【2008/08/19 08:41】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋

PREV: 不良オヤジでした~スティーヴ・ルカサー
NEXT: 『バンク・ジョブ』-なんかローカル......

BOOKSMOVIESMUSIC ALL ARTICLES

It's stupid to say "don't watch it, if you don't like it"!! Click here to return Home!!
コメント
観たのは、ずい分前になるので、細かい部分は覚えてないんですけど、「やっぱり、剣の方がペンよりも強いんだ」と思ったのを覚えてます。
ケイト・ブランシェットはあまり得意な(というのも変な表現か…見た目が苦手;;)女優さんではないのですが、この映画は劇場で観た予告編と実話だというのに惹かれて劇場へ。
この彼女が一番好きかも。
まぁ、ちょっと考えナシ過ぎるんでは?と思う主人公ではありましたが、今までに無い(といっても私が見ているものは数少ないですが)ケイトが見れた気がします。

「死なないと~」っていうのはありますよね。
全然話が違うんだけど、昔車にはねられたんですね。
その道路はそれまでにもよく事故が起こってたらしいんだけど、私の後におばちゃんがはねられて亡くなったらしいんです。
んで、やっと、信号が付いたっていう……
全然関係ないといえば関係ないんですが、人が死ぬくらいのことがないと変わらないことってあるんだと思います。
【2008/08/20 17:51】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、

いやいや、関係なくないですよ。マジで、上手く立ち回れる人で死ななかったら、世論動いてないもん。今だったら、誰か死んでも動かないかもね。80年代のアイルランドだからで、今のアメリカだったら一人や二人死んでも「へー」って感じなんじゃん?怖いけど。
【2008/08/20 22:22】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
あ、これはチュチュ姫さんと同じような感想ですね!
私も彼女は無鉄砲だったと感じるところがありました。
もう少し慎重にしていれば殺されなくても済んだかも。
彼女なら、死なずに、役目を全うできた気がします。
もったいない。けど世論が動いて役に立った死でしたね。
【2009/02/03 14:04】 URL | YAN #9L.cY0cg[ 編集] | page top↑
YANさん、
いや、私はこの人が死ななきゃダメだったんじゃないかと思います。
【2009/02/03 21:54】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












管理者にだけ表示を許可する

すんません、トラックバック、スパムがひどすぎるんで、全面禁止にしました。トラックバックしたい人は、コメントと共に、自分とこの記事のURLくっつけといてくれればいいすから。
トラックバックURL削除


「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。