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Kinsey
ローラ・リニーが目当てで借りたのですが、主人公のキンゼイ役がリーアム・ニーソンってのはもうけでした。本物のキンゼイさんと同じ髪型をしてがんばってました。ほとんどの人は知っていると思うけど、キンゼイさんて人は、初めてセックスを科学的に調査・研究し、『キンゼイ・レポート』なるものを世の中に発表した人で、この映画はその人の伝記映画です。
キンゼイさんは自分が結婚した際に性生活に問題があり、専門家に受けたアドヴァイスのおかげで問題が解消されたため、他の悩める人たちもざっくばらんに話し合える場があればと、今までセックスのマイナス面ばかりを強調したクラスではなく、セックスに関する真実を教えるクラスを作りたいと思う。あ、キンゼイさんは、動物学の教授としてインディアナ大学に勤務していたのですが。 で、キンゼイさんが「セックス・ドクター」として大学内で有名になってくると、性の悩みを持つ学生たちが相談にくるようになるのですが、この学生たちが信じているたわごとを私も子供の頃聞いたことがあって、結構最近なんだな性が開放されたのって、とか思いました。例えば、 ハイヒールを履きすぎると、不妊症になる 性欲を押さえ込むとどもりになる 口笛を吹くと梅毒になりやすい オナニーし過ぎると早漏になる などなど、聞いたことない?小学校高学年の頃、こういうことがまことしやかに話題になった気がするのですが。そうでなくても、女のオナニーは乳首が黒くなるとか、色々、「性的なことは悪いことだ」というような風潮は、私が小さいときはまだありましたもんね。 こういう誤解とかウワサとかは、性についておおっぴらに語れないので、真実を知る由もなく一人歩きして行っちゃう、と感じたキンゼイさんは、自分のクラスに集まってくれた学生たちに、自分たちのセックス・ライフについてのアンケートに答えさせる。そして、自らゲイバーに出向いて、当時異端者扱いされていたホモセクシャルの人たちにもインタヴューして回る。 で、キンゼイさんは自分自身がバイ・セクシャルだったということを発見してしまう。一緒にゲイバーめぐりした学生のクライドと、宿泊先のホテルで☆体験☆してしまうのですが、クライド役のピーター・サースガードがやたらフルチンでホテル・ルームを歩き回るので、 もうけた、もうけた と思っていたら、クライドがキンゼイさんを誘惑し始めるのよね。あら?で、キンゼイさんは抗らうことが出来ずに、二人はものすご濃密なキスをするのですが。 こういうシーンを観ると、またもや『ブロークバック・マウンテン』てなんでそんなに騒がれたのかと思う。まあ、この映画では男同士のセックス・シーンはないけど、『太陽と月に背いて』ではモロやってたもんなあ。やっぱ、カウボーイが同性愛、というところが保守的なアメリカ人のカンに触ったのだな。そうとしか思えない。 とにかく、自分がバイであることを知ったキンゼイさんは、本当に愛している奥さんのマックに正直に告白するのですが、マックはキンゼイさんを愛しているがために深く傷つく。キンゼイさんは、今の結婚制度は人間の自然な欲求に則していない、という結論に達し、キンゼイさんとマックとクライドは、奇妙な三角関係を続けることになる。そして、ある日クライドは、マックともセックスしたいと言う。マックは「私もクライドとしたい」と言い、自分がしたのにダメとは言えないキンゼイさん。こうして三角関係はますます奇妙になって行く。 この三角関係のエピソードは、ウィキとかでは「と言われている」って感じで、真実だったかどうかははっきりしないのですが、キンゼイさんが自宅で学生たちにセックスさせてフィルムに撮ったり、ということは本当に行っていたらしい。あくまで研究としてで、下世話な理由ではないようですが、当時はかなり変人と思われていたようです。 いや〜、キンゼイさんってのは興味深い人だったようですね。でもこの映画で使われているネタは、他人が書いたキンゼイさんの人となりとかウワサとかも含まれているようなので、全部鵜呑みにしちゃいけないみたいですけどね。映画としては、キンゼイさんはセックスで悩んでいる人を純粋に助けたいと研究を始めた、というスタンスですが、人によってはキンゼイさんは性に対してかなり変わった嗜好をもっており、それを正当化するためにかなりバイアスのかかった研究をした、と言う人もいるようです。 ま、でも、本人の動機がどうあったにせよ、性について堂々と語っていいのだ、としたことと、たくさんの人の性生活を調査して公開したことにより、自分は異常なんじゃないか、と密かに悩んでいた人たちを安堵させたというのは素晴らしい功績だと思いますね。映画の中でも、ある女性がキンゼイさんにこんな話をします。 子供が大きくなったので働きに出るようになったら、一緒に働いている女性に恋してしまった。こんな気持ちになったことはなかったのだけど、自分はおかしいと思い、気持ちを抑えてきた。そのためにアルコール中毒になり、夫には離婚され、一文無しになった・・・・・でも、あなたの本を読んで、レズビアンは異常じゃないと思えたので、正直に告白してみたら、相手の女性も私のことを思ってくれていた。彼女と一緒になって3年になるけど、生涯で最高のときを過ごしている。 と言って、キンゼイさんと握手をします(ハグだったかな?)。なんか、このシーンはジーンときちゃいました。普通、誰かを好きになったらウキウキするものだけど、逆に悩んじゃうというのはかなり辛かっただろうなあと思って。 邦題の『愛についてのキンゼイ・レポート』・・・・。これは名邦題なのかコケたのか、良くわかりませんね。というのは映画の中で「愛について研究する気はないのですか」と聞かれたキンゼイさんが、「愛は数字にできない。数字に出来ないものは科学的に扱えないのだ」と言うくだりがあるので、それをそのまま受け取れば、「こんなはっきり愛じゃない、と言っているのに、この邦題・・・・ちゃんと映画観たの?」ということになります。DVDのカバーも、アメリカ版はキンゼイが文字の中に立っているショットだけで、奥さんとベッドに入っている写真は使われてなくて、キンゼイがどういう研究をしたか、というストーリーに重きを置いているように見受けられます。 日本ではとかくほのぼのラブ・ストーリーにしたがる傾向ありますよね。そういうのが受けるんでしょうね。でも、この映画に関して言えば、映画のスタンス自体がキンゼイを善意の人と描きたいがために、奥さんとの間の愛と絆みたいなものを強調しているので、あながち間違った邦題でもないかなと。どちらにせよ、原題の『Kinsey』よりはずっと魅力的なタイトルだと思います。 key Word 映画 愛についてのキンゼイ・レポート ビル・コンドン リーアム・ニーソン ローラ・リニー ピーター・サースガード ジョン・リスゴー ティム・カリー |
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映画館で見ました。
P・サースガードのボカシも入らないくらいの毛深さに一番ビックリしたかも(^_^;) 観てからずいぶん経つので直後に何を思ったのかはあんま覚えてないんですが、『何でも研究対象になるもんだな』と今でも思います。 他の人がやらない分野だからこそやる価値があるのも分かる。 タブーになってることは、間違った知識や考えが横行しがちってことですしね。 何にしろ、先駆者は大変だ。というのが印象に残りましたね。とはいえ研究対象が別のものなら、もう少し違ってたんでしょうけど。 まぁ、でも、個人的には一生避けときたい問題であったりするんですが…… まーちゃん、
え、アレ、そのまま見せたの? でなんで『ラスト、コーション』にボカシがはいっちゃうんだろう?! あ、変換されちゃった;;
「入らない」じゃなくて「いらない」のつもりで書いたんですが……。 ま、どっちにしても、ボカシかかってなかった気がします。 でも、『真っ黒』って感じだったから、実は密かに塗りつぶされていたのかも(^_^;) まーちゃん、
>『真っ黒』って感じだったから ボカシより、この描写の方が気になるよ! いや、だって『真っ黒』っていうか、
『暗黒地帯』みたいな…… 『ブラックホール』みたいな、そんな記憶が…… 借りて見直したほうがいいかな? まーちゃん、
>借りて見直したほうがいいかな? いーです、いーです、なんか新作観てください!(爆) |
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