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Hot Fuzz
この邦題・・・・いい加減「俺たちなんちゃら」っての止めて欲しいな〜と思うのですが。『Hot Fuzz』って言うくらいだから、「熱血」とかそういう言葉を使って欲しかったなあ。『熱血ポリス!ホット・ファズ』とかさ! 映画は、その筋のヲタクさんたちには堪んない、アクション映画に対するオマージュ満載ということでかなり話題になっているようなのですが、DVDの特典に付いている、FAZZ-O-METER(TRIVIA TRACK)っていうのをオンにすると、映画丸々一本に字幕で、このシーンはどこそこの映画から取った、とか、このセリフはダーティ・ハリーで言われていたセリフだとか、ヲタ必見の特典が付いています。 私はさすがに全部は観れなくて、だって時々一時停止にしないと読み切らないくらい、画面いっぱいに説明がついてたりするんだもん。でも、2/3くらいは観たんですけど、やはりアクション映画ヲタではないので余りわかるところはなかった。 しかし、これは他のアクション映画に対するレフェレンスだけでなく、このセリフはラスト・シーンの伏線だとか、スタンフォードの町の看板にあるスローガンは何々を示唆しているとかそういう説明もあって、良く、映画って実は登場人物の名前一つ一つに至るまで意味があるんだよといいますが、それがしみじみわかったりして面白かったです。 さらに、この映画を作るにあたって本物の警察官たちにインタヴューしたらしいのですが、そのインタヴューで学んだことを反映したシーンの解説が面白いんですね。 まず、この映画には事件が起こった後のペーパーワークをするシーンが随所に出てくるのですが、これは本物の警官たちが 「刑事モンの映画は、あれだけ人が死んだり物がぶっ壊れたりしたら、どれだけ報告書を書かされるか、その辺に言及しているものが一つもない」 と言ったことから挿入したシーンなのだそうなのですが、それがこの、ニコラス・エンジェルという警察官の杓子定規で大真面目な性格を強調していて、効果的でした。 それから、白鳥が脱走したという電話通報を受けるが、通報してきた民間人の名前がP.I. Stakerで「piss taker(おしっこを受ける人、要するにこれをくらえ、みたいな意)」と聞こえることからイタズラ電話だと判断、相手にしなかったら本当で大恥かいたとか、地元の人の訛りがわからなくて地元の警官に通訳してもらったとか、こういうエピソードは警官たちが語った実話が元だそうです。あと、ダニーが酔っ払い運転でニコラスに捕まった罰でみんなにチョコレート・ケーキを買ったというのも、警官がペーパーワークを間違えたときに本当にケーキやアイス・クリームを罰として買わされる、という話が元だとか。 あ、あと、最後みんなが報告書を書いているときに、一人残った悪の残党がライフルを持って現れると、 「忘れられたキャラが出てきて、またひと悶着起こす、というのは、アクション系TVゲームに見られる、"隠された最終ステージ"を意味している」 とか、この人たち映画だけじゃなくて、アクションもののTVゲームまで好きなんだ!とほとんどあきれ返ってしまいます。 この製作者のアクション映画ヲタ振りは、ダニーという田舎の警察官に反映されていて、『Point Break(邦題:ハートブルー)』とか観ながら本物の拳銃振り回して興奮しているところとか笑う。またコイツがデブでのろそうなところが、さもありなんって感じでいい。 主役のニコラス・エンジェルも、見た目からしてモロ真面目そうな、堅そうな人で、しかも小柄で、アクション・ヒーローっぽくないところがパロディの王道って感じでいいですね。最後、完全武装して、楊枝をくわえて、馬でパカパカやってくるとこなんか超可笑しい。 しかも、デブでのろまのダニーがレイバンかけて、ニコラスを助けようとすると、銃を投げて渡すニコラスが 「That's what I'm talking about」 なんて言うと、なんか今までと違って声が低くなってて妙にカッコ良かったり、レイバンかけたダニーが 「Fuck yeah!」 なんて言うと、案外サマになっていたり、最後のアクション・シーンなんてワクワクしますよ。パロディでありながら、こういう人たちがカッコいいという「敗者復活戦」的なところがなかなか感動的なんだけど、冒頭で通報されて置きながら、全く捕獲できなかった白鳥がカーチェィスの真っ最中に現れて、それを保護したりとか、がんがん盛り上げておきながらまた落とす、というタイミングの良さとかに、製作者のセンスが感じられます。 で、最後に、夢を叶えてキアヌ・リーブスしちゃうダニーを見てやっぱり笑ってしまう。で、このシーンに関しては、ちゃんと中盤で本物のキアヌの場面を観客に見せて置いて、記憶があるヲタじゃなくても笑えるようにしてあるところとか、結構細かいのよね。そういうところが、ただドタバタやって笑わしときゃいいや、というようなコメディとは一線を画しています。 PS 今日、何気にYahoo Japanの映画ニュースをみていたら、お亡くなりになった水野晴郎さんが最後に観た映画がコレだったそうで、爆笑してしまいました。さすが偉大な映画評論家だけあって、「面白い編集をするね」と言って、絶賛されていたそうです。ご冥福をお祈りします。 key Word 映画 ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! エドガー・ライト サイモン・ペッグ ニック・フロスト ビル・ナイ DVDで見た映画
| トラックバック(0) | コメント(5) | ブログ・レポ | 【2008/06/17 05:29】
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俺たちスーパーポリスメン!…絶句
な なんか 違う…俺たちフィギュアスケーターとかと同じ扱いですね。もうやめてほしい こういうの。 私もこれ DVDで観たのですが そんな特典あったんですね〜。また借りてきて観ようっと。でも画面の2/3を占める字幕は読むのが大変! プリシラさん、
いちいち一時停止にするので、見終わるまで4時間くらいかかること請け合いです。 4時間かかるんですか…絶対途中で寝ること間違いなし。
プリシラさん、
いやいや、細々一時停止しなくちゃならないので、途中でやんなります。 こんにちは!
お邪魔いたします!! 先日は私のお粗末なブログにコメントいただきありがとうございました!! こちらのブログは私のところ(ほぼ独り言っぽい)と比べて素晴らしいです。これから参考にさせていただきます。 HOTFAZZ、日本語版出てたんですね。知りませんでした。俺たちーー(笑)DVDの特典の事も知りませんでした。(気づかなかった!)また観たくなってしまいました!! ではでは、また遊びに来ますね。 PS 音楽のところでヴィンスの記事を観ました。 私もモトリー好きで過去にニッキーの記事を書きましたが、ヴィンスって生まれ付いてのエンターテイナーって感じでステージで光る人ですよね。コラビのアルバムも好きですが、ヴィンスのドクター・フィールグッドの方が良いし、やっぱりモトリーのシンガーはヴィンスと思ってます。 |
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