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『イヤー・オブ・ザ・ドッグ』-コメディのはずなのですが・・・
Year of the Dog

主人公のペギーは独身のオールド・ミスなんですけど、愛犬・ペンシルと仲良く暮らしていて、可愛い!冒頭、ドッグ・パークで元気に遊ぶペンシルを見てニコニコしているペギーと一緒に私も「可愛いなあ~可愛いなあ!」を連発してしまいました。

20070930095319.jpg
Produced: 2007
Directed by: Mike White
Writing Credits: Mike White
Cast:
Peggy: Molly Shannon
Bret: Laura Dern
Layla: Regina King
Al: John C. Reilly
Newt: Peter Sarsgaard
朝、会社に行くときも、別れがたい2人(1人と1匹)。「バイバイ、ペンシル」と言うとペンシルもあきらめたように「くう~ん」と言う。会社から帰ってくれば、一緒にご飯を食べ、ソファに一緒に座ってTVを観る。ペギーが手にローションを塗りながら、ペンシルの肉球にも塗ってあげる。そして、夜は一緒に横になって寝る。この寝てるときのペンシルが可愛くってのけぞってしまいます、マジで。

それがある夜、おしっこしたいと鳴くペンシルを表に出してあげたら帰って来なくって、次の日の朝、隣の家の庭で倒れているところを発見。すぐに病院に連れて行くのだけど、ペンシルは死んでしまう。

病院から1人で出てきて、車の中で号泣するペギーを見ながら、私もわーん、わーんと声を出して泣いてしまったよ。ペギーとペンシルの生活は、モロ私とてっちゃんの生活。あんな風にある日突然テツが死んじゃったら、ショックだろうなあ。犬を飼ったことがある人はみんな「死なれたのが辛くて2度と飼いたくない」って言うもんな。

で、ペギーはペンシルの死をきっかけに、動物愛護活動家になってしまうのだ。肉を食べるのを止めて、動物を使った生体実験に抗議し、恵まれない動物たちを救う団体に寄付し、シェルターで薬殺される運命の犬たちを15匹ももらって来ちゃったり・・・

この映画はコメディのはずなんだけど、あんま面白くないんだよね。唯一面白かったのは、ペギーの隣に住んでいる、狩猟が趣味のアル(ジョン・C・ライリー)。この人は何で観ても笑える。『ブギー・ナイツ』や『マグノリア』では、顔はとぼけてるけど背が高くてかっこいい!とか思ってたんだけど、この映画ではちょっと太って老けてしまった。存在感は相変わらずだけど。

映画的な面白さは全くないんだけど、メッセージとしてはなかなかいいとこを突いている。ペギーは普通の映画ではちょっとオフ・ビートなサブ・キャラで出てきそうな人で、こういう人に焦点を当てた、というのが新鮮だし、最後、動物愛護のボランティアに旅立って行ってしまうとき、

「夫・妻を愛する人もいる、子供を愛する人もいる、物を愛する人もいる。そしてこれが私の愛なの」

と、動物に対する愛情に目覚めたと、近しい人にメッセージを残していく。普通、この手の映画では、冴えない主人公が最後は愛する人を見つけて大団円、独身=不幸、カップル=幸せ、恋愛関係が人間にとっての至福、という図式に収まってしまうのだけど、それをしなかったのは新しいな、と思った。それだけに、映画そのものの出来が余り良くないことが惜しまれる。

私は犬は好きだけど、ペギーみたいに牛とかブタとかニワトリまで救おうとは思わないなあ。それとも飼い犬が死ぬと、あそこまで飛躍できてしまうものなのだろうか。確かに実験に使われていたり、環境が破壊されて住むところがなくなったり、シェルターで死を待つばかりの動物たちのことを思うと胸が痛い。でも、とてもじゃないけど全部救えるわけない。そういう自分では出来ないことをしようと思うとストレスが溜まる。ペギーの上司が「動物実験っていうのは、人間が安全に生きるために必要なもので、失くせばいいってもんじゃない」って言うのだけど、確かに私たちが食べてるものとか化粧品とか、実験されなかったら顔がただれたり、腹こわして死んだりするのだよなあ。

人間の代わりに動物が顔がただれたり、腹こわして死んだりしているのか・・・。それもみんな、人間のエゴなのだ。やはり、犬を飼うと、人間社会での動物の非力さを思い知らされるので、私もテツが死んだらペギーみたいになってしまうかもしれない。でも取り合えず、テツが生きている内は、不幸な動物たちの分までテツを幸せにしてあげなくちゃ・・・。

って、暗ーく考えてしまうな。この映画、コメディのはずなんだが・・・。

Key Words
映画 マイク・ホワイト モリー・シャノン ローラ・ダーン レジーナ。キング ジョン・C・ライリー ピーター・サースガード
考えさせられた映画 | コメント(4) | 【2007/09/30 09:56】
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コメント
確かに、もう飼えないですね。
幼稚園の頃、3才位の時に拾った犬が目の前で車にぶつかって…、走って戻ってきたので「大丈夫やったんや」と思ったのもつかの間、息を引き取りました。ちょうど、そのコの子どもが一匹だけ生まれたところだったので、そのコを飼い続けましたけど、そのコが歳とって死んじゃってからは何も飼ってないですね。今、自分が飼える環境にいないせいもあるだろうけど。
こうして、書き込んでるだけで、もう泣きそうなんですもん(@_@。
【2007/10/01 17:28】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
私も、テツが死んだときのことを考えて泣いちゃうことがあります。なんで愛しいのかねえ、飼い犬ってのは。インコちゃんたちにはこれほどの愛情はないもん。(ごめん、パーディバーディ!)
【2007/10/01 21:00】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
こんにちは、
この映画面白くありませんでした?
私は今年観た映画のベスト3に入ります。
ペギーと周りとのズレが非常に可笑しかったのですが。 そして最後の悟りには感動しました。 
チュチュ姫さんが暗くなってしまうのは、やっぱりワンちゃんを飼っているからなのでしょうか。 私はこれを観て、犬は飼えないなー、って思いました。
【2007/10/02 10:37】 URL | Syco #ncVW9ZjY[ 編集] | page top↑
Sycoさん、
うん、面白いと思わなかったよー!私は犬が好き、という気持ちと、動物愛護とかの主義主張がキライなのと、相反する気持ちを持っているので、最後が悟りというか、「うーん、そっち行っちゃうのか」というか、複雑な心境でした。
【2007/10/02 20:55】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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