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夏の野外コンサート:ヴィンス・二ール、クワイエット・ライオット、スローター
Vince Neil Live with Quiet Riot and Slaughter @ Freedom Hill Amphitheater, Michigan August 4th, 2007

ヴィンスは、プラントデブリポール・ディアノと並んで、私の大好きなシンガーの一人です。ボーカリストとしてすごい声がいいとか、音域が広いとか、様々なジャンルをこなせるとか、才能のあるシンガーという扱いはされていませんが、モスクワでのロック・フェスの『All in the Name of...』や『Anarchy in the UK』のPVなどで見せるステージ・プレゼンス、そして『Decade of Decadance』に収録されている『Kick Start My Heart』『Red Hot』『Dr. Feelgood』のライブ・テイクでのパワーや上手さはちょっと尋常ではない。デヴュー当時、甲高くてか細い声で、音程もイマイチ怪しくて、ステージ・アクションも鹿鳴館とかに出てるジャパメタの素人バンドのそれと五十歩百歩だったヴィンス・二ールが、あのレベルまで自分を持ち上げたというのは感動的ですらある。


この写真をみると、ブラス、かっこいいんだけどなあ・・・。スローターのボーカルは、ステージから降りてきて、客席の間をひとしきり走っていたので、握手してもらいました。クワイエット・ライオットのおやじは、未だに白黒縞のマイク・スタンドを使ってたお。
ですからヴィンスが、スロータークワイエット・ライオットを従えてデトロイトに来ることを知ったとき、私は丁度モトリーの自叙伝『Dirt』を読んでいたのもあり、是非観たいと思ったのですが、『ロック・スター』でかっちょえかったブラス・エライアススローターと一緒に来るかも!というのも大きな理由の一つ。

一緒に行ってくれたのは、日本の本社の慰安旅行の飲み会で素っ裸になり、上司の頭にマラをのっけて「ちょんまげ!」と叫んだことから「ラストサムライ」の異名を取ることになった同僚のMくん。モトリー・クルークワイエット・ライオットスローターも知らん、ぶっちゃけロックメタルの違いもわからん、と言いながら、面白そうだというだけで2度考えず「行きましょう!」と言ってのけた、さすがラストサムライM。上司の頭にマラのっけるだけのことはあって懐が深い。

会場のFreedom Hill Amphitheaterは、デトロイト郊外にある野外コンサート会場で、扇形にすり鉢式になっており、最近名前が変わったらしい、旧渋谷公会堂程度の規模。ラストサムライMに言わせると「子供ン時、こういうとこでゴレンジャーとか観ませんでした?!」・・・えー、反論はできません。席はど真ん中の前から14列目で、モトリーを武道館の2階席で観ていた私にとってはなかなかいい席。ポール・ディアノと一緒で、今が旬でないバンドを観ることの利点は、会場が狭くて近くで見れることだ。

お客さんの年齢層は異常に高く、80年代にはミニスカ・編みタイでブイブイいわしてたであろうという中年太りしたオバサンたち、それの男バージョンのオジサンたち、そして、身体は鍛えていてカッコよく、ぴたぴたの皮パン(サイドが編み上げになっている)などを着ているが顔がどうみても50代のオバサンたち、そしてVelvet RevolverなどのロックTシャツを着ている10代、20代の、学校で「負け組み」扱いされてそうな若者がちらほら。

ラストサムライMが免停中なので、私の危うい運転でなんとか会場までたどり着き、まずは特大のビールを買って飲む。野外なので売店の前に椅子やテーブルが置いてあり、タバコも吸い放題なので、ついラストサムライMにもらって吸ってしまう。しかしさすがにここでくつろいだままライブ見る人が大量に出ると困ると思ったのか、ここからステージは見えないようになっているため、スローターの1曲目が始まったのが聞こえて来たときは吸いかけのタバコを灰皿に放り投げ、売店のオバサンが特大カップひたひたについだビールをばしゃばしゃと半分くらいこぼしながら、走って席に戻る。

スローターってさあ、一度も観たことも聴いたこともなくって、ただバンド名から、どこどこばしゃばしゃ、スピード・メタル系を期待して、クビ振る心構えも万端だったのだが、予想に反して80年代の典型的メタル・バンドであった。ドラムの人が黒髪で昔のトミー・リーみたいだったけど、あれがブラス・エライアスなの?『ロック・スター』のときと全然違うやん!んーなんか超がっかり。ボーカルの人も、黒いTシャツに黒いスリムで、高校の文化祭じゃあないんだからさー。80'sのバンドでも今ではオルタネティヴの洗礼を受けてしまって、髪を切ったり服装もシンプルになったりしているのが面白くない。そりゃあ本人たちにしてみれば、今時鋲うちベルトだのしたかぁないかもしれんけど、このライブはまさに80年代を懐かしむだけが目的なんだからやってよー!って感じ。

そこへ行くとクワイエット・ライオットはその辺のことはよーくわかって演っていたね。『C'mon Feel the Noise』ってすっげーバカみたいな曲だと思っていたし、ぶっちゃけルックスの悪いバンド嫌いだから、クワイエット・ライオットって私の中ではものすごくプライオリティ低いんだけど、いやー、予想通りかっこ悪かった!特にあのボーカルの人、金髪にしちゃってさー、出来の悪いロッド・スチュワートみたいだったよ。しかも野外だから風が吹くと結構生え際鋭く上がっちゃってるし、「もしやズラなのでは?!」とまで思ってしまいました。

でもね、ボーカルの人が紫のベルベットのスリムとか、昔ながらのバカ丸出しの衣装を着ていたりするとこが潔くって良かった。今の流行に無理に合わせたりしないで「もう、僕らこれしかできませんから!」と開き直ったところがエライ。それに、あんなバカ臭い曲なのにも関わらずライブ自体はスローターの100倍面白く、結構いいバンドなのだな、と見直した。『Metal Health』の、

じゃぁ~~ん、じゃんじゃぁ~~~ん、じゃぁ~~ん、じゃじゃじゃじゃぁ~~~ん!

ってオープニングを聴いたときは、不覚にも「おお~~~!」と盛り上がってしまったよ!ラストサムライMも、「ボーカルのおっさん、むっちゃカッコ悪いけど、ええ声してるやないですか、俺、好きやなー、ああいうの!」と感動していた。ラストサムライMのその無垢さが笑える。

そしてヴィンス・二ールなのですが、ショウの始まりにAC/DCの『For Those About To Rock, We Salute You』を1曲丸々爆音で流し、これが特大ビール3杯飲んで完全に出来上がっていたアタクシのドツボにハマり、すでにクビ振り過ぎて疲れているところへヴィンス・二ール登場!いきなり『Live Wire』だ!『Piece of Action』だ!そしてツェッペリンの『ロックン・ロール』だ!ヴィンスがツェッペリン演るとは!かなり不意を突かれた。

しかしあれよね、ヴィンスがギターを持つと、「あ、『Same Ol' Situation』か『Don't Go Way Mad (Just Go Away)』だな」とかわかっちゃったり、最初の「つったかたかたか!どこどこどこどこ・・・・」というドラムを聴いただけで「あ!『Red Hot』だ!」とわかってしまったり、昔馴染みのバンドを観に行くのもいいもんだね。

しかしまたもや不意を突かれたのが、前半終わってヴィンスが休憩に入り、バックバンドがギターのボーカルでツェッペリンとサバスのメドレーを始めたの!上手いんだよこれが。『胸いっぱいの愛を』とか『Iron Man』とかいろいろ演ってたけど、酔っ払ってたから曲名が思い出せない。それに、バックバンドをちゃんと観たのは、最後の曲当たり?それまでクビ振るのに忙しくて、ほとんどステージ観てなかったんだけどさ、最後観てみたら、ドラムの子なんて、結構がんばってたね。すごい、すごい。

後半は『Looks That Kill』、『Dr.Feelgood』や、『Wild Side』、『Girls, Girls, Girls』なんかを演って、(『Kick Start』は前半に演ってたな)『Girls....』では女の人がたくさんステージに上がって踊ってたけど、昔のガールズたちなのか、現在若いねーちゃんたちなのかは良く見えなかった。意外なところで、『Decade of Decadance』に収録されていた未発表曲『Angela』を演ったのが印象的だった。ヴィンスの好きな曲なのかもね。

で、アンコールと言うものはなく、セットが終わったらあっさり電気がついて「おかえりください」っつー感じだった。自分的には『Home Sweet Home』演らねーのかよ!とちょっと不満であったが、あんだけヒット・パレードやってくれれば、みなさん満足でしょう。ラストサムライMも、「いやー、楽しかったなア!」と関西なまりで言っとりました。

Key Words
音楽 ロック メタル ライブ ヴィンス・二ール スローター クワイエット・ライオット ブラス・エライアス モトリー・クルー
HR/HM | コメント(4) | 【2007/08/06 09:07】
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コメント
へぇぇ、いいなぁ、コレ。観たい!!
SLAUGHTER好きだったんですけど……、Voは今も石野真子に似ているでしょうか?ブラス君はオフィシャルのHP見た限りではあまり変わった感じではないですが、このライブ観てないので変化したのか別人なのかはなんとも……
『C'mon Feel the Noise』といえば、オリジナルのスレイドよりもやっぱりクワイエット・ライオットのバージョンを思い出しますよね~。
私はヴィンスってあんまり……だったんですが、『IRON MAN』なんかやるんだ~。聴いてみたいですね。
【2007/08/06 17:26】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
Blas Eliasでググると、ロックスターの時の美しい彼と、髪が黒くなって、すげえかっこ悪い人と2人出てくるんですけど、あれって同一人物?

ヴィンスのバンドの『Iron Man』は、バックバンドのギターの人が歌ってましたよ。
【2007/08/06 21:02】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
そうそう、ボーカルが石野真子?もしかして、スローターてバンド2つない?まー、ポスターに写真載ってるんで、間違いないとは思うけど・・・。
【2007/08/06 21:04】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
B!誌では石野陽子といわれてたけど…、いかりや長介との説も…
姫様のお言葉を読んで私も画像探してみましたよ。黒髪の小汚い男も見つけました。いつの間にこんなにtatoo入れたのかしらん?鼻の形同じ?とか思って見たけどよく分かりません。
でも、オフィシャルからリンクしているマイスペのファンサイトにバンド写真があったので、メンバーチェンジしてなければ、とても悲しい化学変化が起こったと思われますね(-_-;)
ちなみにオフィシャルはここです。
http://www.slaughterweb.com/
【2007/08/07 17:13】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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