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Girl with a Pearl Earring
この映画は、17世紀に実在した画家、フェルメールが描いた『真珠の耳飾りの少女』という絵のモデルになっている少女の素性がはっきりしない、ということにインスパイアされた、トレイシー・シュヴァリエという人が創作した物語を基にしてあります。
映画としてはかなりスローでつまんないんですけど、今振り返ってみると、17世紀の画家の生活描写が興味深い。画家の絵を買ってくれるパトロンがいて、なんだかこの人以外には勝手に売っちゃいけないみたい。だから、パトロンが絵の主題を選んで、画家はそれを描く。余り創作の自由ってのはないみたい。 フェルメールは、芸術家肌で描くのが遅く、そのため子沢山の家計を支えて行くのがやっと、という設定になっているが、どうも見ているとフェルメールの奥さんが絵画とか芸術に造詣がなく俗っぽいためのようだ。というのもグリットが現れてからフェルメールは俄然制作意欲を掻き立てられ、一緒に住んでる怖い姑さんが「こんなに早く次の作品に取り掛かるとは珍しい」などと言っている。 しかし、フェルメールとグリットが仲良くなるのは奥さんにとっては不快であるわけで(以前にも下働きのメイドをモデルにして悪いことをしちゃった過去があるようだし)、しかもフェルメールの長女もグリットに嫉妬する。んで、シンデレラみたいな話が展開されていくわけなのですが、子沢山で生活苦しいんだったら、まずこの長女をどっか金持ちの家に嫁にやってしまえ、と思ったのだが。 私がこの映画を観た理由は、キリアン・マーフィーなんですけど、キリアンはグリットがメイドとして買い物に行く肉屋の長男・ピーターを演じています。長髪で、粗野な肉屋の息子・・・。んー、そんなあなたもスキ・・・・とか萌えつつ観てたのですが、このピーターのキャラの意義ってものが余り感じられない役で、もったいない。グリットとフェルメールは、芸術を媒体として魅かれ合っているが、もちろん許される恋ではない。ピーターは、グリットに恋していて、グリットも憎からず思っている・・・。グリットがフェルメールのモデルをしたらしいと噂になり、嫉妬するピーター・・・という展開もあるんですけど、なんだか盛り上がらない。 そもそも、グリットってほとんどしゃべらないし、感情をほとんど表に出さないので何考えているのかわからないんだよ。ピーターが嫉妬したときだって、グリットがピーターのことどのくらい好きかもわかんないから盛り上がらないし、長女や奥さんにいじめられたりするときも、グリットの恐怖や怒りが感じられない。 メイキングを観ると、17世紀のセットや衣装、雰囲気の再現なんかにかなり力を入れているらしく、また題材が絵だから、映像の色彩や光にこだわっているようなんだけど、肝心のキャラの感情みたいなものが皆無。それと、物語がありきたり過ぎる。実話なんだったらしょうがないけど、創作なんでしょ、これ。なんかもうちょっとドラマがないと、映画にするのはキツイんじゃないかなあ。 Key Words 映画 真珠の耳飾りの少女 ピーター・ウェーバー スカーレット・ヨハンソン コリン・ファース キリアン・マーフィ DVDレビュー
| トラックバック(0) | コメント(5) | ブログ・レポ | 【2007/07/08 20:51】
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cyucyuさん こんにちは!
淡々としてたでしょう? 確かにシンデレラみたいですよね〜 結末は,違いますけど グリッドは,中途半端な性格でした キリアンは,肉屋の息子でも こなしてますね,もう少し盛り上がって 欲しかったです。 http://reinn30.blog20.fc2.com/blog-entry-282.html 実は、所謂、確かにフェルメールの絵と言われているのを、全部鑑賞しまったくらい、フリークなんですが、この映画はつまらんかった!
hiroさん、slowhandさん、
やっぱ評判悪いっすね、この映画。監督とか脚本が良かったらもっと面白かったかもね。 日本での公開時、異様に盛り上がっていた気がする……。
確かに、内容的には「それで、どうしたん?」といいたくなるものがありました。パンフ買わなかったもん、私。 でも、映像としてはスキかな? 絵画鑑賞するようなつもりで見ると良いのかも。ってそれじゃ映画の意味なし? あ〜肉屋の息子、キリアンだったんですね。 よく見てなかった(^_^;) まーちゃん、
コメント残してくれているHiroさんの評が結構的を得ていると思います。まあ、雰囲気だけの映画ってとこですかね。 |
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