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『インファナル・アフェア』-香港版にオスカーやれよ!
Infernal Affairs

アメリカ映画ディパーテッド』の元ネタであるこの香港映画。観たことある人は必ず「こっちの方がいい!」と言う。アメリカ人でもそうだ(IMDbのユーザー・コメント読んだ)。

infernal_affairs.jpg
dvd on amazon.com

これ、アメリカ版DVDのジャケなんですけど・・・この女は誰なんだ?!
Produced: 2002
Directed by: Wai Keung Lau
Writing Credits: Felix Chong, Siu Fai Mak
Cast:
Inspector Lau Kin Ming: Andy Lau Chan Wing Yan: Tony Leung
SP Wong Chi Shing: Anthony Wong
Hon Sam: Eric Tsang
Tsui Wai-keung: Chapman To
そりゃそうだろうなあ。ラウ役のアンディ・ラウ、かっこいいもん!いいね~この人。これがマット・ディモンだぜえ、『ディパーテッド』では。この時点で完敗してない?アンディ・ラウはビシバシにかっこいいだけでなくいかにもキリキリっとした刑事、って感じで、警察に潜入しても騙せそうだけどさ、マット・ディモンてまんま怪しいじゃない。『リプリー』だよ、『リプリー』!!

そして対抗馬のヤンがトニー・レオン、この人『英雄 / HERO』に出てなかった?あんときからかっこいいなあと思ってたんだけど、こっちでもいいね。この人の繊細な、優しそうな感じが、本当は悪人になんかなりたくない人の苦悩を良く表していた。そしてウォン警部!!いいっ!!ごっついくせに睫毛がびろびろ長くて、くりくりの目が愛らしい!

しかもみんなすっごい上手い役者だよね。この人たちのパフォーマンスだけでも見ごたえある。レオ君やジャック・ニコルソンもいい役者ではあるのだが、この映画で比べると、ちょっと香港版の人たちのテンションに全然適ってないね。私だったら、ラウ役がクリスチャン・ベイル、ヤンがキリアン・マーフィー、ウォン警部がマイケル・ケインで、監督はリドリー・スコットで撮るな。アメリカ版はアイルランド・マフィアの話だから、キリアンとかハマりじゃん。それにキリキリしたクリスチャン・ベイルだったら、アンディ・ラウにも対抗できそうだし、マイケル・ケインは、人は良いが結構尖ったキレモノ警部役なんか、マーティ・シーンよりずっと上手く演じそうじゃない?

それと、チャップマン・トーっていうの?ヤクザの方のお笑い担当の。この人、日本語だとキョンって役名だけど、英語吹き替えでは「クレイジー・カーン」って呼ばれていたよ。この人が、「忙しそうな振りしてこっち見てるやつがコップだ」って言うと、無口で強面のヤクザの人が周りを見回して「じゃあみんなコップじゃねえか」と言うと「そうなんだよ!」って言うシーン、『ディパーテッド』にもあったけど、こっちの方が面白い。

それにこの役柄って、すっごい重要じゃない?『ディパーテッド』でも、「来なかった奴がスパイだって、ボスが言ってた。なぜ、なぜだ・・・」って言って死んじゃう人いたけど、それまであんまり目立たない人だったからなんか唐突に感じたけど、こっちではおとぼけキャラで「可愛い!」なんて思っていたから、こういう死に方したのすごく印象に残った。(「マッサージ・パーラーの女の子は可愛かった?」なんて訊きながら死ぬところがまたいい!)

このキョンだかカーンだかの役柄が『ディパーテッド』では無くなっていたけど、こっちのようにヤクザ側にもこのくらい印象に残るキャラがいる方がいいよね。こういう重要なキャラを削っておいて、マーク・ウォールバーグのディグナムを付け加えたり、精神科医の女に二股かけさせたり、なんであんまり意味の無いことを変更したんだろ?そのくせ警察のオフィスの雰囲気とか、くだらないことは忠実に再現してんだよね。

あと、香港版に軍配を上げていた人たちが言及していた、仏教の「永遠に業火で焼かれる」っていうのが背景にあるので、ラウが生き残ることに意味があるのだが、アメリカではそれが使えないから、全員死亡にしなくちゃならなくて、そのためにディグナムのキャラが必要になったわけか。んー、でもやっぱ脚色に問題あるよねー。これがオスカー取っちゃうんだから、たいしたもんだ(しかも脚本賞!あり得ねー)。

とまあ、完全に香港版の勝ちなんですが、映画そのものとしては、どっちもどっちって感じかなあ。なんかね、こういう話だったら、ものすごい冷や汗かかしてもらいたいんだけど、香港版でもアメリカ版でも、案外落ち着いて観れちゃったからさ。裏切った奴とかが拷問された上にドラム缶にコンクリート漬けにされちゃうとか、そういう類の逸話を入れてくれたら、レオ君やヤンの気持ちがもっと切実に伝わったと思うのだけど。香港版では、ウォン警部はさんざん痛めつけられてから殺された、って言われているけど、死体なんかきれいなもんだったじゃん。いや、別にヴァイオレンスじゃなくてもいいんだけど、もっと胃が痛くなるような緊迫感が欲しかったなと。

それとプロット的に、ラウがスパイだって気が付いたときヤンが消えたのが納得行かないんだよ。とぼけて身分を取り戻してから改めて告発すれば良かったじゃん。コップとして、自分の手で捕まえたかったんだ、という見方もできるけどネ。

あー、あと、香港版で気になったのは音楽!オープニングの音楽もちょっとガクっと来たけど、まだやり過ごせる範囲だったんだが、ヤンと精神科医のロマンチックな場面でかかる音楽が前時代的!いきなり昼メロになっちゃうんだもーん。他のところは、ほら、ラウがヤンからアンプを買うときにかかる中国語の曲なんかすっごいスタイリッシュだったし、何もかも垢抜けててすごい良く出来ているから余計に、あのシーンの音楽はコケた。

Key Words
映画 インファナル・アフェア アンドリュー・ラウ アンディ・ラウ トニー・レオン アンソニー・ウォン エリック・ツァン チャップマン・トー
香港映画 | コメント(13) | 【2007/06/24 20:29】
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コメント
おぉ~、ご覧になっていただけましたか。
ありがとうござります。
まぁ、これも三部作なんで(一作目が一番いいとは思いますが…)ちゃんとした完成品にはなっていないのかも。
お気に入りはエリック・ツァンです。
この人、ホントに芸達者でこういうヤクザの親分から、オカマちゃんなプロデューサーとか何でも出来る人です。
音楽は…う~ん、香港映画って、こんな感じですかね。エンディングはアンディが歌ってるし…
舞台設定自体もちょっと昔だったような気がするし(気のせい?)負けてやってください;;
それにしても、ジャケットの女は誰なんでしょう?ホントに……(^_^;)
【2007/06/25 17:33】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
私も一作目が一番良いとは思うけど、是非3部全て見ていただきたい。それぞれにとても味わいがありますよ。
ワタクシのお気に入りはトニー・レオンでございます。
白いブリーフがあんなに似合う俳優はいないでしょう。(恋する惑星まだでしたら是非)
ホンコンノワールでしたら、男達の挽歌シリーズが大好き。まだでしたら是非!
【2007/06/25 20:42】 URL | 茶 #-[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
ああ、あの悪者の親玉ね!あの人は、髪染めちゃってるし、たけちゃんっぽいイメージあったなあ。

栗平とキリアン主演て案はどーすか?
【2007/06/26 21:06】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
茶さん、
トニーはいいすよね。あのなよっとしたところがたまらない。でも、この映画では、アンディ・ラウがいいな~。あれとマットディモンを同列に置いちゃいかんよ。いかに白人神話がウソだかバレてしまう!
【2007/06/26 21:08】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
そうですね~
栗は合うかも。でも、個人的にはヤン役には捨てられた子犬のような目の人が合うと思ってるので、キリアンだと鋭いかな~?
未見ですが、今度公開するトニー・レオンの映画もディカプリオでリメイクするとか……
プリオじゃないのよ!と、ちょっと叫びたい今日この頃(~_~;)
アンソニー・ウォンを見るたび「人肉万頭(じんにくまんとう)」の人だ!怖い!!という気持ちが抜けません;;見たことないのに~(~_~;)
【2007/06/27 17:13】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
>捨てられた子犬のような目
ジェイク・ジレンホールじゃない?

>人肉万頭(じんにくまんとう)
私も見たことないけど、字面で見た限りではアンソニー・ウォンのイメージありますね。でも可愛いじゃん!
【2007/06/27 21:16】 URL | Just being a dick #-[ 編集] | page top↑
なるほどジェイクはいいかも。
でも、もう少し華奢になってもらってからの方が……
ヤンのどっちにもよくしてもらって、どっちも裏切りたくないよ~(>_<)
というのが、イイと思ってますんで。
ウォンに『誕生日だろ?』とか、言われて時計もらうシーンとか、堪りません!
アンソニー・ウォンは確かに、目とかよく見ると可愛いですよね(^_^)
【2007/06/28 17:25】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
人肉万頭(笑)
ビデオ屋に行くと、どうも立ち止まってパッケージ見入ってしまうのですが、恐ろしくて見る勇気が出ない映画の一つです。
【2007/06/28 21:03】 URL | 茶 #-[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
いや、でもやっぱ、キリアンがいいなあ、ヤンの役は。彼は芸達者だから、子犬の目もできますよ。『プルート・・・』なんかちょおおお可愛かったじゃん。『How Harry Became A Tree』では、確かに子犬っぽい演技しているし。この映画、まーちゃんに観てもらいたいなあ。好きだと思うのだけど。
【2007/06/28 22:14】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
茶さん、
ああ!人肉万頭っていう映画があるの?!ひー、わかる。軽い気持ちで観たら、夜寝られなくなりそう・・・
【2007/06/28 22:15】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
chuchuさん、
そうそう、私はトニーファンなんでオリジナルは劇場公開時に観たんですが、リメイクにキョンがいないのが寂しかった!
栗平とキリアンにケイン爺やか~、いいかも?! 好きな役者揃えてきましたね、フフフフフ。
【2007/06/30 00:55】 URL | 真紅 #V5.g6cOI[ 編集] | page top↑
人肉万頭。
万頭とはまんじゅうことですよ。
肉まんとかアンマンとか小ロン包とか。
ほら、想像出来たでしょ、どんな映画か。
今日本ではミートホープ社という精肉加工食品の不正が世間を賑わしてます。
ここは牛肉100%と偽って、豚やら鳥やらその他もろもろクズ肉をミンチしていたそうですが、さすがに上記のモノは間違いなく混入されてないでしょう。
【2007/06/30 17:09】 URL | 茶 #-[ 編集] | page top↑
真紅さん、
えへへ~~~たまたま好きな俳優が役柄にハマったんですよお・・・。
【2007/07/02 09:14】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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