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ちょっと時代遅れですかね!-華氏451
Fahrenheit 451

マイケル・ムーアが『華氏911』のタイトルをこの映画から取ったと聞いてググッてみたら、『華氏451』とは本のページが燃え上がる温度で、本が禁止されている世界のことを描いた映画ということで、「かっちょえー」と思って借りたのですが、ちょーっと期待はずれでした。

映画の製作が1966年、原作が書かれたのが1955年ということで、当時としては斬新な映画だったのでしょうが、マジメな内容にもかかわらず、ワタクシにはギャグにしか見えませんでした。

CAST & CREDITS
Produced: 1966
Directed by: Francois Truffaut
Writing credits:
Jean-Louis Richard, Davis Rudkin, Helen Scot, Francois Truffaut
Cast: Oskar Werner, Julie Christie, Cyril Cusack, Bee Duffring
プロットとしては、仮想近未来のとある国で、思想統制のために政府が本を取り締まっており、「ファイアー・マン」と呼ばれる職業の人たちは、「火消し」じゃなくて本を見つけたら焼く人たちです。主人公のモンターグは優秀なファイアー・マンで、昇進もしちゃうし、きれいな奥さんもいるし、理想的な人生を送っているようです。人はみな政府のプロバガンダを壁に埋め込まれたTVから見て、漫画さえ文字がない。そうやって、自分で考えることをさせないようにしている。そういう人に囲まれて生きているモンターグは、通勤モノレールの中で知り合った、快活で知的好奇心溢れるクラリスに魅かれて行く。クラリスは本が好きなことをモンターグに告げたため、感化されたモンターグは本を読み始める・・・。

まず最初のシーンがファイアー・マン出動のシーンなんですが、普通の消防士と同じくうぅ~うぅ~とサイレンがなって、棒をするするっと降りて消防車の乗り現場に直行。目的の家に着くと、巧妙に隠してある本を見つけ出し一気に焼いてしまう。

fahrenheit451-2.jpg
こんな格好のファイアー・マン
ファイアー・マンの皆さんが消防車に乗って走っているところが笑えて笑えてしょうがない!模型を使う意義がない場面なので実写だと思いますが、模型が走っているように見える。最近のパロディ映画が、安っぽさを強調するためにわざと模型を使っているような雰囲気で、可笑しすぎます!
そして、容疑者の家を調べるときも、必要以上に手荒で、冗談に見えてしまう。本を焼くのが目的なのだから手早くまとめてさっさと焼いちゃえばいいのに、わざわざ手荒に本棚から落としてみたり、テーブルの上に投げてみたり。事務的に焼かれた方が「政府の統制」って感じがしてヒヤッとしません?

そして時代を象徴するおサイケなインテリア!モンターグの家のお風呂の蛇口は黄金の魚だし、壁はオレンジ、キッチンは青、みたいな。TVの番組の間に流れるイメージも、あの万華鏡みたいなサイケデリックな色の洪水。何度も言うようですが、当時は近未来というとああいうイメージなんでしょうが、今見るとギャグにしか見えません。

でまあ、昔の映画に良くある、感情の表し方が舞台用っていうか、オーバー・アクトというか、あまり現実味のない演技でしょう、っつーか、昔はみんなああいう風にしゃべったりしていたのかもしれないけど、でもなー、倒れ方とか死に方とかやっぱうそ臭いので、感情移入する前に笑ってしまいます。

内容はいいと思うんですよ。思想統制って言うのはマイルドではあっても、いつの時代でも行われているわけだし。今だってアメリカでは、イラクの戦争に国民がネガティブな感情を持たないように、アメリカ兵士が死んだり攻撃されたりするところはTVで放送されないし。主人公のモンターグが出世一辺倒の人生に疑問を感じるところなんか、『アバウト・シュミッド』でも取り上げられている題材だし。

設定を現代にしてリメイクしたらいいかなーなんて思ったけど、本を取り締まるっていうこと自体、ちょっと古いかもね。インターネットでみんなやりたい放題やっているし。それに政府の思想統制も、もっと巧みになってきているから。

リンク>>この映画から題名を取ったらしい、マイケル・ムーアの『華氏911』
20051113232812.jpg


私は映画好きですが、マニアではないので良く知りませんが、映画がカラー化されたのはいつごろからなんでしょうか?この映画、色が鮮やかですごくキレイで関心したんですが。テクノロジーは今の方が進んでいるにもかかわらず、あの画像の美しさは何?

華氏451と言えばブラッドベリ


DVDはたったの1000円とお買い得!原作を探したけど、ないよ、翻訳モノは。代わりに見つけたのはこの『元ネタ大全集』。もし、こういう内容のものが好きなら、オーウェルの『1984』の方が面白い!こちらはありました、翻訳モノ。


Key Words
映画 華氏451
映画 | コメント(6) | 【2005/11/13 10:56】
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コメント
ブラッドベリの原作も読んでみてください。
こっちは古臭くないですよ!

風と共に去りぬ(1939)あたりが
カラー映画の最初でしょうか?(未確認)
この時代(風と~の時代)はRGBを分離して記録していたので、
画質や発色の良さでは最新の映画を
上回るという説もありますけど…。
【2005/11/14 12:29】 URL | メタル馬鹿一代 #KYvhgCNg[ 編集] | page top↑
こんにちわ!早速リンク貼らせていただきました。ヨロシクです。

カラー映画は確かに「風と共に去りぬ」が最初ですね。もっと前に1908年から白黒フィルムにひとコマひとコマ色を塗っていろを出す方法もあったんですが、今採用されている現像方式は「風~」が最初です。
現代でもやればできるんですが、コントラストの強さとか作品にあった色合いというものがあるので、全部がこの作品のように鮮やかに、とするのは難しいみたいです。
でもやっぱりフィルムの良さが生きてますねこの作品。最近のデジタル技術でもなし得ないアナログの鮮やかさがあります。
多分「リベリオン」あたりこの作品の影響モロに受けてるんじゃないでしょうか。色合いがいい映画は「暗殺の森」「ノスタルジア」がオススメです。
【2005/11/14 13:21】 URL | リトル・ゼ #-[ 編集] | page top↑
アメリカで、友達のお母さんが10代前半の時の写真というのを見せてもらったら、白黒に後から色をつけたもので、すごくきれいでした。この映画もそれと同じきれいさがあります。でももう60年代だから、そういう方法じゃないとは思うけど。
【2005/11/14 22:21】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
ああ、それと、メタバカさん、そうですね、本で読んだらすごくいいかも。やっぱ、「近未来」っていうイメージとかって、人それぞれだし、時代性も強いから。なんか絵でバカバカしくなっちゃってますね、この映画は。
【2005/11/14 22:25】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
正直言って、つまんないですよね、この映画。
思想統制ってことだったら、星新一の作品に
強烈なのがありますけど。
【2005/11/15 02:45】 URL | メタル馬鹿一代 #KYvhgCNg[ 編集] | page top↑
私はなんか、思想統制って政府がしゃかりきになっているっていうの自体が古臭い感じがしまう。今、そういうのはもっと水面下で、巧みに行なわれていて、私ら一般人なんて気づいてないんじゃないでしょうか?そういうの暴く、それこそ『華氏911』形式のが今風なんじゃないかなと。
【2005/11/15 03:41】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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