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『ザ・ヒストリー・オブ・アイアン・メイデン パート1 ジ・アーリー・デイズ』 ディスク2 - なんつー太っ腹!
The History of Iron Maiden Part 1: The Early Days Dics2

ディスク2の冒頭、90分に渡るドキュメンタリーでは、スティーブ・ハリスのインタヴューを中心に、主に1975年から83年までのバンドの歴史をたどって行く。この時期って、日の出の勢いでバンドが成長しているので、ドキュメンタリーでありながらも血沸き肉踊るすっごいエキサイティングな展開。そこらのありきたりな映画観ているよりずっと面白い!アイアン・メイデンになる前のスティーヴ・ハリスのバンド、ジプシー・キスやスマイラー時代からの歴代のメイデンのメンバーが続々と出てきて、嬉々として当時の様子を語っているのも微笑ましい。今はいいおっさんになったデニス・ストラットンにどっひゃーって一幕もありますが(ファンだった方は心の準備をしてから観てください)。


dvd on amazon.com
Produced: 2004
Contents:
The Early Days (90 mins)
01. I wanted to start with drums
02. The very first line-up
03. Looking for a guitarist
04. He just decided to leave
05. We were then a four piece
06. We recorded the Soundhouse Tapes
07. Anyway I got this tape
08. We put our money on Maiden
09. You could pack in your day job
10. They're not going to mime!
11. A good friend, a great player
12. Tour, tour, tour. Play, play, play.
13. The band went to another level
14. Am I Satanist? ...No!
15. The schedules were pretty hefty
16. Table number 76? Your steak's ready!
17. Now they're there!
18. They's never lost touch
19. End Credits

■20th Century Box 1981 (20 mins)
Rare TV Documentary on the band
■Top of the Pops 1980
Women in Uniform
Runnning Free
■Video Promos
01. Women in Uniform
02. Run to the Hills
03. The Number of the Beast
04. Flight of Icarus
05. The Trooper

■Live at the Ruskin 1980 (45mins)
01. Sanctuary
02. Wrathchild
03. Prowler
04. Remember Tommorow
05. Running Free
06. Transylvania
07. Another Life
08. Phantom of the Opera
09. Charlotte the Harlot

■Steve's Diary
■Steve's Scrap Book
■Discography (Album & Single)
■Tour Photo
■Tour Programs
■Tour Dates
■T-Shirts
■Backstage Passes
■Other Artwork
一番印象に残ったのは、やはりポール・ディアノとクライブ・バーのインタヴュー。現在の2人がどんなに様変わりしたのかも興味深かったけど、なぜメイデンを去ることになってしまったのか・・・・・。

ポール・ディアノは、歌っているときのクールなイメージとは180度ちがう、調子良さそうなタイプ!コロコロと丸っこくなっちゃって、バーの用心棒みたいな風体。高い声で早口にペラペラしゃべっていたが、メイデンを辞めるいきさつの話になると、とても言いづらそうにしていた。キラーズのワールド・ツアーの時、「すごく・・・アンハッピーだった・・・」。

スティーブ・ハリスとディブ・マーレイも「ツアーが成功すればするほど、ポールはステージに立ちたがらなくなった。実際、楽屋のすみっこに座り込んで、うちに帰りたい、ライブ演りたくないと言うこともあった」と証言している。ポールが「酒やドラッグで辛さを・・・・紛らわしていた」と語った時には、可哀想で胸が詰まった。

エイドリアン・スミスが後でブルース・ディッキンソンが加入したあと「ブルースはいつも声が出る、という安心感があった」と言っていることから、この頃のポールは、二日酔いでステージに立ち、まともに歌えないことがあったのだろうな、という想像が付く。

何が辛かったとか、具体的には言ってませんでしたが、メイデンは物凄い強行軍のツアーを立て続けにやっていて、デヴュー以前のメンバーでもそれが原因で辞めた人もいるくらいで、トラベリング・バンドの宿命というか、音楽の才能だけではだめで、体力/精神力も強くなければいけないという、過酷な世界らしい。ポールの場合、身体は丈夫そうだから、きっと繊細な人だったのね。

写真ではいつもヘラヘラ、ドラム叩いているときはいつも泣きそうな顔をしていたクライブ・バーは、このインタヴュー見るとマジで頭弱そう。昔はそれなりに可愛らしかったけど、現在は顔の悪い特徴ばかりが強調されてしまった上に、すっごいゆーっくり、語彙も少ない、なまりのきっつーいしゃべりで、知恵☆れって洒落になってないかも!?*

この人の辞めた理由もはっきりとは語られていないんだけど、スティーブ・ハリスが「・・・クライブに問題があったので、3ヶ月で解決するように言ったんだけど・・・しなかったんだ」。それを引き継いでエイドリアン・スミスが「・・・時間があればなんとかなったと思うんだけど・・・」と言っているのだけど、ドラッグ関係の問題だったのだろうか?クライブは「辞める気なんて全然なかったよ・・・・。ある日突然クビにされて、それっきり」と、本人は何が原因だか全くわかっていない様子で、頭が弱そうなだけに余計可哀想になった。

メイデンはメンバー・チェンジの度にどんどんビッグになっていったので、商業的成功のためには使えない奴をばっさばっさと切ってきたように見えるけど、実はこういう主要メンバーが続けられなくなるというバンドの危機をポジティヴに捉えて成長して行こうという、すごいやり手のマネージャーの手腕だったらしい。このマネージャーのロッド・スモールウッドさんは「ポールがああいうことになってしょうがないから、じゃなくて、必要なメンバー・チェンジにしようと努力した」と、ボーカル交代劇のことを語っているし、また、クライブ・バーの時に「時間がなかった」というのも、このマネージャーが81年の時点で84年までの綿密な計画を練り、それに沿って活動していたためにクライブの問題に対処しているヒマがなかったようである。「ものすごい意欲的でクレイジーなプランだったけど、メンバーを励まし、ケツを叩いてきたのはあの人だった」と関係者も語っていた。こういうバンド外でバンドのことを思ってくれる人がいるのといないのでは違うものなのかもしれない。

このメンバー・チェンジで参加することになった田吾ちゃんことブルース・ディッキンソンと、ニコちゃんことニコ・マクブレインは、バンドに更なるエネルギーを注入したであろうことは、インタヴューを見ると明確である。二人とも明るくて大らかで、昔のメンバーよりかなりキレモノという感じがする。

超笑ったのは、ブルースとスティーヴ・ハリスの確執である。エイドリアンが「ブルースは最初から、自分がステージの上でどういう風に見えるか、バンドのイメージとしてこうだ、というのにハッキリとしたビジョンがあった」と言った後、ブルースのインタヴュー。

「ベーシストがど真ん中にいるなんておかしい、あそこにはボーカルがいるべきだと思ったから、まず最初にしたのは、俺のモニターをステージのど真ん中に置いたんだよ。そうすればスティーブは花道に出られないから。それをスティーブがどかして、また俺が戻す、って言うのを何度も繰り返した」

マネージャーのロッドが、「スティーブとブルースの間に確執はあったね。二人とも真ん中のモニターの奪い合いをしていた」と語ると、さらにブルースは、

「俺が真ん中のモニターに足をかけて気分良く歌っていると、スティーブが突進してきて肘で俺をどかそうとするんだぜ!頭来たからマイク・スタンドをすげえ長くして、スティーヴが走ってくる左側に大きく突き出しておいたんだ。そしたら案の定けつまずいて、「うわわわわ!」とか言いながら転げてたよ。わっはっはっはっは!」

と、なんとも楽しそうに語っている。自分が後から入ってきて、バンドのリーダーともめているのに、こんな楽しそうに語っているところが、やっぱ肝が据わっている人なんだなーと思った。田吾ちゃん、かっこいい!

他のことでは饒舌に話しているスティーブがこの件に関してはノーコメントなのも笑える。細い声でぼそぼそしゃべるスティーブは、バンドの独裁者という感じなのかと思ったけど、とても思いやりのある人みたいだった。バンドのことを一番に考えて、メンバーのクビを切ってきたのもこの人なんだろうけど、「あんな奴はいらない」的なことは一切言わず、逆にそれぞれのメンバーが辞めたりすることに心を痛めているようなところに好感を持った。

ニコちゃんはエイドリアンに「ルナティック(Lunatic)」と呼ばれるくらいテンション高い!ちゃんとしゃべれば頭良さそうなんだけど、ほとんどの場合ふざけてばっかり。ちょっとウザったいタイプとも言えるが、すごくいい人って感じ。

エイドリアン・スミスは地に足がついた感じで、正直に語りつつも言葉を一つ一つ選んで話すところが好感が持てた。ブルースと競作するようになったいきさつを話していたときも、「いままで、才能あるボーカリストと曲を書いたことなかったから、すごく夢中になった・・・・あ、ポールとは曲を書いたことなかったんだよ」と付け加える気の使いよう。笑い声がおっさんくさいところが逆に「大人!」って感じでいい!

ディヴ・マーレイも落ち着いていていい人そう。すっかり丸顔になって、色つきメガネなんてかけているから詐欺師みたいに見えるけど。この人が語った、初のオーストラリア・ツアーでヘンなレストランでライブやったときの話が爆笑!(チャプター16に収録されている)

この他にもファンにはたまんないいろいろなものが入っているのだが、私がすっごい好きなのは、ドキュメンタリーの本編にもちょこちょこ出てくる、スティーブ・ハリスの1975年のスケジュール帳をまとめて見せている『Steve's Diary』。「何月何日、どこそこでライブを演った。良くできた。10ポンド稼いだ」とか、可愛い字で几帳面に書いてある!バンドのメンバーにクビを言い渡したときの様子とかも簡潔に書いてあったりして面白い。その中で、ライブの表記の下にちょこっと写っていた「『ロッキー・ホラー・ショウ』を見に行った。ブリリアント!すっごい面白かった」と書いてあるのを発見したときは、「ラブリーな奴!」とか思っちゃった。

この他に入っているのは、ホーム・ヴィデオで取った1980年の小さいライブ・ハウスでのライブ『Live at Ruskin』。そのまま無編集!『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演したときの様子とあわせて観ると、ポール・ディアノがニコニコしていて、隣のにーちゃんみたいでいい。『20th Century Box』という、アイアン・メイデンを取り上げたTVショウも結構面白かったし、83年までのPVも全部収録、デヴュー前/後の写真、コンサートのパンフ、日程、バックステージ・パス、Tシャツ、アルバムカバーと、ファンが思いつくものは全て網羅してある。これを20ドル以下で発売してしまうとは、なんつー太っ腹。

しかもこれはパート1で、ドキュメンタリーの終わりに「・・・この後、メイデンはキャリアの中で最大のワールド・ツアーを行うことになるが、それはパート2に続く・・・・」というキャプションが出て終わるところが、まるで『スター・ウォーズ』のようで、コーフンする!パート2は未だ発売されていないようだが、一体いつ出すつもりなのだろう?期待は高まるばかりである!

*緊急追記
たった今、知ったんですけど、クライブ・バーって不治の病にかかっているんだそうです。どうりでなんだかおかしいと思ったよ。こちらの記事でで寄付の仕方を説明しました。私も寄付させていただきました。がんばれ、クライブ!

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Key Words 
映画  ドキュメンタリー アイアン・メイデン クライブ・バー
| コメント(2) | 【2007/01/24 00:27】
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コメント
>クライブ・バーって病気してる
「Run To The Hills 2002」のシングルを買うと
売り上げの一部がクライブ・バー基金に寄付されます。
PayPalとかよくわかんないって人は
シングルを買ってみてはいかがでしょうか?

もちろん、おれも買いました。
【2007/01/24 02:34】 URL | メタル馬鹿一代 #KYvhgCNg[ 編集] | page top↑
おおお。アイアンメイデン!!
鋼鉄の処女!!
インパクトあったなあ

うーん、でも、
あのジャケットはさすがに厳しい
というか、あれ家族に見られて変に思われましたし(笑)

が。じっくり聴いてみると意外にメロディアス。
ツインギターのトランシルバニアとかは涙もの
荒っぽい気分になりたいときなどは大音量で聴いた気がします。
【2007/02/01 22:46】 URL | yoshi #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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