Live in NYC / Ramainzシェアブログ1130に投稿
普通ライブ・アルバムって、何年の何月何日に、どこで収録って書いてあるはずなんですけど、見つからない。CDの端っこの小さい字まで見たけど、ない!ライナー・ノーツが1999年になっているので、その辺かと思いますが。ディーディーが書いた『チェルシー・ホラー・ホテル』で、1997年頃に奥さんのバーバラをベースにしてバンドをやっていたという記述があるので、それがこのリメインズのことと思われます。 リメインズとはまた粋な名前をつけたもんです。「RamonesのRemains(残骸)」!!良く見ると綴りがRAMAINZになっているけど、綴り間違えた?!いや、ディーディーは本を書く位の人だから、Ramonesに引っ掛けたのでしょう。そうだ、そうに決まってる。 私はディーディーの、しゃがれたセクシーな声が大好きで(『I Don't Care』で、「ゆどんけー」と合いの手を入れる声なんか最高)、この人が歌を歌っているところを聴いてみたい、と常々思っていたところに、このアルバムを見つけたもんで、膝から力が抜けるくらい興奮しました。特にディーディーのボーカルで聴きたかった『チャイニーズ・ロック』も『53rd & 3rd』も入っている!イイェ~イ! お馴染みの「わんつースリーふぉ!」で始まる『Rockaway Beach』のテンションが高い~!!カモン、ディーディー、ぶちかましてくれ~! ・・・・・ あれ? ・・・・・ ディーディー、あんまり歌上手くない・・・・ もともとあんまりキーの高いほうじゃないようですが、年取ってさらに高い声が出なくなったのか、一本調子なボーカル。私、前からディーディーってビートたけしに似てるなと思っていたのですけど、この歌を聴くとますますタケちゃんを彷彿とさせる。タケちゃんもしゃがれたいい声しているけど、ちょっとオンチじゃない?曲紹介で、「こまんどう!(Commando)」って言う言い方が「コマネチ!」と言っているタケちゃんを思い出しちゃったし。 当時のディーディーの奥さんのバーバラがベースを担当しているんですけど、半分くらいはリード・ボーカルを取っていて、ディーディーの一本調子に華を添えるべく、健闘しています!張りのある良く通る声で、初々しいところがいい!しかしキーが合わないらしく、低すぎて苦しそう。でもパンクだから、キーを変えたり 予想に反して、というか、考えてもみなかったことですが、マーキー・ラモーンのドラムがすっごい上手くて、それがこのアルバムの一番の収穫と言ってもいいくらい。音の大きさといい、タイトさといい、ラモーンズ独特のメトロノームのようにちきちきと叩きながらも、シンバルとかタムとかはエラいダイナミックでカッコいいの!あと、スネアを「とったたとった」って良くやるんだけど、そのタイミングが絶妙! それにマーキーは、「ディーディーとはラモーンズの中では一番親しかったので、ディーディーが昔から演りたがっていたギターを弾き、リード・ボーカルを取って、イキイキとしているところをレコードに出来て嬉しい」とCDにわざわざコメントも書いている。ジョーイの遺作にも参加しているし、とても仲が悪かったと伝えられているラモーンズの中で、誰の側に付くのでもなく、すごい気さくな人なんではないかという印象を持った。 あら~、ディーディーったら、『チャイニーズ・ロック』と『53rd & 3rd』が一番ヘタだよ・・・・でもライブ自体はすっごいかっこいいから、買って良かった! 追記:Live at the Continental と書いてあったのをみつけたので、場所だけはわかりました・・・ ■その他のディーディー関連記事はこちら Key Words 音楽 パンク ラモーンズ リメインズ ディーディー・ラモーン |
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