スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| 【--/--/-- --:--】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『パンク・アティテュード』-これがパンクだ!
Punk Attitude

いやー、面白い!3日連ちゃんで観てしまいましたよ。何が面白いって、まず、パンクの歴史はわかりやすく時代時代のランドマークできっちり区分けしてあるし、かといって無味乾燥なロッキュメンタリーではなく、ミュージシャンのインタヴューは面白いし、それにちゃんとテーマがある。他のビデオからライブのシーンやPVをつぎはぎしてあるだけの『ゴッド・セイヴ・ザ・・・』とは好対照をなす、秀逸なフィルムです。

Punk: Attitude (2pc) (Sub)
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Don Letts
Writing credits: Don Letts
CHAPTERS
1. All it takes...
2. From Detroit to the Dolls
3. New York starts to bubble
4. Patti, Hell and Ramones
5. The UK ignites
6. Vicious and The Clash
7. The Slits the Roxy and the "tabloid punks"
8. No Wave and the Punky Hip-hop party
9. Hardcore and More
10. The years that Punk broke (USA)
11. Punk is an attitude
12. Credits
CAST
K.K. Barrett / Roberta Bayley / Jello Biafra / Glenn Branca / Bob Gruen / Mary Harron / John Holmstrom / Chrissie Hynde / Jim Jarmusch / Darryl Jenifer / David Johansen / Mick Jones / Wayne Kramer / Glen Matlock / Legs McNeil / Thurston Moore / Tommy Ramone / Henry Rollins / Captain Sensible / Paul Simonon / Siouxsie Sioux / Poly Styrene / Ari Up

2枚組みなのだが、宅配DVDで観たのでディスク2は未観。どんなボーナスが入っているのか見もの。やっぱり買っちゃおっかな~
冒頭からヘンリー・ロリンズ、ジム・ジャームッシュ、レッグ・マクニール、ジョン・ケイルなどが「パンクとは!」を語り始め、「反体制」だー、「50年代のロックンロールのマジックを取り戻すんだー」などとのたまい、音楽的なルーツ、例えばチャック・ベリーやジェリー・リー・ルイスなどにも言及しながら、それぞれ好き勝手なことを言いつつ爆走。

こういったミュージシャンやシーンに関わった人たちのインタヴューの背景に、それぞれの時代の寵児たちの貴重な映像を持ってきて、さらにヴィヴィッドにパンク談義は盛り上がっていく。

そして歴史的にはNYパンク→ロンドン・パンク→ニュー・ウェーブ/ハードコアの枝分かれを得て、ニルヴァーナに到着、そしてその後のポスト・ニルヴァーナと、はっきりくっきりわかりやすく紹介していて、私のように断片的にしかパンクの歴史を知らなくても、ピン!ピン!ピン!と点と点が繋がるような、パズルを解くような面白さがある。

手法として面白かったのは、パンクにはこうした長い歴史があるために、いつも旧パンクと新パンクのつばぜり合いみたいなものがあるのだが、そういう歴史の継ぎ目を見せるときには必ず新旧インタヴュー・バトルが用意されている。NYパンク対ロンドン・パンク、イースト・コースト・パンク対LAパンクというような感じで。

特に自称イースト・コースト・パンクのヘンリー・ロリンズがLA/ハードコアパンクをけちょんけちょんに言うところが、ひっくり返るほど可笑しくて、エロビデオのように何度もリワインドして見てしまったよ。と言っても、LA/ハードコア・パンクをこき下ろしていることが可笑しいんじゃなくて、こき下ろし方が!「LAみたいな土壌からパンクが出てくるわけないっ」みたいな、かなりガンコ親爺的意見ではあるのだが、きっちり自分の考えがあり、それをすごく的確な言葉で、ジョークも交えながらもおおマジで語るあの語り口!すごくキレる人。この人と飲みに行ったら面白いだろうなあ。

それともう一つ興味深かったのは、最初のパンク時代の終結はいつ来たのか?という質問に対するクリッシー・ハインドの見解。

クリッシー・ハインドは、ジョニー・サンダースとハートブレイカーズがロンドンにスマック(ヘロイン)を持ち込んだときに、ロンドン・パンクは終わったと言っている。これを境にパンクと呼ばれるものはモヒカン、レザー・ジャケット、安全ピンという、メディアが作り出したイメージに絡め取られて行き(この背景にエクスプロイテッドのライブが挿入されるが、この後誰もこのバンドのことについて語っていない)、本物のパンクは新しいものに進化せざるをえなかった。

さらにクリッシーは続ける。「パンクの良さというのはある意味、演奏が下手なことなので、音楽が好きで音楽を追求したいと思うとどうしても上手になっちゃうから、パンクじゃなくなっちゃう」という理由から、みんなニュー・ウェーブやポップや、色々な方向に枝分かれしていった、という意見が、的を得ているんだけど妙に笑えた。

それから、90年代のニルヴァーナの大ブレイクでパンクがメジャーの仲間入りしたことに対して、70年代、80年代の人たちが「単にニルヴァーナがいいバンドだったから100万枚売れたわけじゃない。その前の綿々たる10年以上にもわたるアンダーグランド・シーンがあったから、ニルヴァーナはブレイクしたんだ」という意見。これは「なるほど!」と思ったね。メイン・ストリームでなくても、それをずっとやり続けてきた人たちがいたからこそファン層が広がって、ああいう大成功に繋がるものなのだな。(まあ売れたことによって結果的にカートが死んだりしたので、みんな「成功」と思っているのかどうかわからんが)

そしてこのフィルムのすごいところは、これだけ情報も詰め込み、興味深く面白いのに加えてさらに、終始一貫して「パンクとは何か」を問い続けているところ。音楽的、時代的に変化したり進化したりしてごった煮状態のジャンルであることを余すところなく見せつつも、「これがパンクだぁ!」という結論をぶつけてくるところが、まさにパンクなんである!そしてその回答は、タイトル『パンク・アティテュード』に反映されている様に、その「生き様である」と、私は思ったね。

買いだな、買い!これは何度観ても面白いよ!

Related Article
■ラモーンズ関連記事はこちら

Key Words 映画 音楽 ロック パンク ドキュメンタリー
DVD | コメント(0) | 【2006/10/22 06:37】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋

PREV: 『ワン・デイ・イット・ウィル・プリーズ・アス・トゥ・リメンバー・イヴン・ディス』-タイトル通り、こんなものでも懐かしく思うときが来る?!かも?!
NEXT: 『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』-DVDは10月20日発売

BOOKSMOVIESMUSIC ALL ARTICLES

It's stupid to say "don't watch it, if you don't like it"!! Click here to return Home!!
コメント
コメント、サンクスです!












管理者にだけ表示を許可する

すんません、トラックバック、スパムがひどすぎるんで、全面禁止にしました。トラックバックしたい人は、コメントと共に、自分とこの記事のURLくっつけといてくれればいいすから。
トラックバックURL削除
もう2度と観ることはできないラモーンズのライヴに思いを馳せる。 by 音楽酒場R
今夜のBGM・・・ RAMONES / RAMONES MANIA 音楽酒場R【2006/10/24 22 : 28】


「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。