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『マーダーボール』-車椅子のイメージが180度変わります
Murder Ball

この映画を観ると、人間には闘争本能というものが元々備わっているのね、ということと、「車椅子」とか「半身不随」とかに自分が「弱弱しい」というイメージを持っているのだな、と言うことに気付かされます。

MurderBall.jpg
dvd on amazon.com

CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Henry Alex Rubin, Dana Adam Shapiro
Writing credits:
Cast:
Mark Zupan, Bob Lujano, Joe Soares, Christopher Igoe, Andy Cohn, Keith Cavill, Scott Hogsett
写真でもわかるとおり、車椅子で生活している人がスキン・ヘッドで、刺青して、ゴーティ生やしてるということだけでもかなりステレオ・タイプをぶち破ってくれていますが、いきなり冒頭のインタヴューでのアティテュードが

ファック・ユー

状態。アンディ・コーン:「スーパーの駐車場で、買い物袋を車に入れていると、『車に乗るの、手伝ってあげましょうか?』って言う人がいるんだけどさ、来るときはどーしたと思ってんだろうね?」スコット・ホグセット:「バーとかに飲みに行くと、『外に遊びに出てきてくれて、嬉しいわ』なんて言われるんだけど、あたりめーだろ、クローゼットにでも入ってるとでも思ってんのかよ」

しかし一番驚いちゃうのは、コーチのジョー・ソアーズだよ。USクアッド・ラグビー・チームのスターであったのだが、年齢によってスピードが落ちてきたためにチームから切られ、それを根に持ってライバルのカナダチームのコーチになってしまう。スゲー短気でテンパー高くて、USとの試合の前にテンパー上がり過ぎて心臓発作起こしちゃうくらい。ただの怖いおっさんって感じです。

この人たちがハードに練習したり、試合ですごい目つきでにらみ合ったり、ガールフレンドとプールでじゃれていたりすると「なんだ、元気でいいじゃん」なんて思うんだけど、中盤にキース・キャビルという、数ヶ月前に四肢マヒ(四肢マヒという言葉があまり馴染み無いんでさっき半身不随という言葉を使ったけど、この人たちは腰から下が利かないんじゃなくて、手足両方マヒしているらしい。この辺は映画で詳しく説明されているが)になったばかりで、この人のリハビリの様子を見ると「ああ、これが私がイメージしている事故で体の自由が利かなくなった人」だな、と思う。靴も自分で脱げない、自分で立ち上がれない、そういう自分にフラストレーションを感じている・・・・。

この後、クアッド・ラグビーのチームの人たちを見ると、全然悲壮感ない!!

一番感心したのはボブ・ルハノという人で、この人はマヒどころか、手も足も無いのよ。しかも事故ではなく、子供の頃に血液の感染症みたいので手足切断したんだって。9歳だってよ。どんなにショックだったか想像もつかない。しかしこの人は現在1人暮らしをしているようで、なんでも1人で出来ちゃうの。それがもう「わースゴイ!」と本当に感心してしまう。自分が手足なかったら、あんなに器用にいろんなことできないなあという位。指が無いのにタイプするの速かったりとかさ。

クアッド・ラグビー自体は、私的には特にすげえと思わなかったんですが、車椅子を改造し、お互いゴンゴン体当たりし合って、車輪のカバーがボコボコになっていて、まるで『マッドマックス』に出てくる装甲車のようなイメージ、これは男のロマンをくすぐるだろうなあと思いましたよ。

考えてみれば、体の自由が利かなくなったからって、人間に元々備わっている闘争心が消えるわけではない。特にズーパン(写真の人)以下、元々血の気の多かった男の子が十代の時いきなりそういう状態に陥るわけだから。だってこの人たち、車椅子に乗っていることを省いたら単なる体育会系の人たちよ。もちろん気のいいところもあり、また障害を持っているということで他人に対する思いやりもあるんだけど、スポーツで自尊心を満たそうとしているところを見ていると「全く体育会系のやつぁはよ・・・」って感じ。特にソアーズなんて「こんなおっさん隣に住んでたらやだなー!」とか思うよ。

でも車椅子に乗っていて、四肢マヒなのに人から「こいつ怖い」と思われるくらいになるって言うのは、スゴイことだと思うね。身体的な障害を乗り越えたということ以上に、自分に対するコンプレックスとかを闘争心に置き換えたということが立派よ。私だったらしょぼんとした状態から抜け出せるかどうかさえわからないもん。不慮の事故に合おうが、他人にどんな目で見られようが、自分らしく生きている人、自分らしく生きられる場所にいる人を見るのはいい。車椅子のイメージが180度変わりましたよ。

余談:DVDの特典では、ジャッカス(Jackass)とこの映画のプロモーションのために撮ったTVショウの模様とか(ズーパン、コーン、ホグセットがジャッカスのメンツと殴りあったりしている)、ラリー・キング・ライブというニュース・ショウ/トーク・ショウに出演している様子とかもあって結構面白かった。

Key Words 映画 マーダーボール 車椅子 ラグビー
映画感想 | コメント(0) | 【2006/10/09 08:34】
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