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すごい☆モノ☆が見たい?『ブギー・ナイツ』を観ろ!
Boggie Nights

観終わって最初に出た言葉は「わお」そして数秒後にもう一度「わお」。何かすごいモノを見たというのはわかるのですが、それがなんであるのか言い表せない、といった感じであります。

boogie_nights_ver1.jpg
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 1997
Directed by: Paul Thomas Anderson
Writing credits: Paul Thomas Anderson
Cast:
Dirk Diggler: Mark Wahlberg
Jack Horner: Burt Reynolds
Reed Rothchild: John C. Reilly
Amber Waves: Julianne Moore
Brandy "Rollergirl": Heather Graham
Buck Swope: Don Cheadle
Maurice II. Rodriquez: Kuis Guzman
Scotty J.: Philip Seymour Hoffman
Little Bill: William H. Macy
Todd Parker: Thomas Jane
Rahad Jackson: Alfred Molina
DVDのボーナストラックでポール・トーマス・アンダーソン監督がコメントしている通り、17歳のエディ・アダムス(ワールバーグ)が、ひょんなことからポルノ俳優として成功し、彼を発掘した監督(レイノルズ)をインスパイアしてポルノ史の名作となる作品を残し、スターであることに奢ったために落ちぶれる、という、一大エピックになっています。

内容的には良くある成功→堕落という図式ですが、しかし、どっからこういう発想が浮かんでくるんでしょうね。みんなで酒飲みながら、

「昨日、AV観たんだけどさ、男優のマラがでけーの、13インチあるね、あれは。」

「ああいうやつってさ、どうやって業界に入るんだろ」

「そりゃお前、熟練のAV監督なら顔見ただけでデカマラかどうかわかるんじゃねーの」

「LAじゃ、良くクラブとかにAV監督来るから、そういうところのバイトのガキなんかをスカウトしてくるんだよ」

「・・・その話し、面白いなあ。スクリプトになんねーか?」

「AVの話しだったらやっぱ女優が大事だろう。へザー・グラハムなんか良くねーか、やらしい顔してるしさ」

「・・・個人的にはポルノ女優は年増が好きなんだ、オレ。」

「おお~、いいとこついてくるねえ!それいい!子供1人産んだ位の、ムチムチしたのがいいな」

「へザー・グラハムも捨てがたいけどな。」

とかなんとか、こういう話が膨らんで本当に映画になったとしかワタクシには思えないのですが!

前半1/3くらいは登場人物と背景の説明に費やされているのですが、ここでまず、豪華な出演者にドギモ抜かれます。知らないやついないんじゃないの?! マーク・ウォールバーグジョン・C・ライリー、ウィリアム・メイシー、ドン・チードル、へザー・グラハム、ジュリアン・ムーア。バート・レイノルズは、正直、名前出てこなかったけど、「絶対こいつ有名なやつだ!」と思っちゃったよね。

そして自らダーク・ディグラーという芸名をつけた、エディの初のポルノ撮影のシーンで再びドギモを抜かれる。ダークのデカマラに恋してしまう、哀しいホモのスコティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)が、照明さんをやりながら「あ、あん」なんて言って興奮してしまうほど、や、やらしい!さすがのワタクシも目が点、口が半開きで、画面を正視したまま一歩も動けませんでした。いいのかな~まっとうな俳優にあそこまでやらせて!

ダーク・ディグラーが成功して、ポルノ・スターの階段を駆け上って行くその背景が70年代後半、ノーテンキなディスコ・ミュージックに載って繰り広げられていくので、みんなディスコでフィーバー!イエ~イって感じで展開していくのかと思っていたら、スーパー尻軽の奥さんを持つリトル・ビル(メイシー)が、ニューイヤー・パーティでまたもや男とやりまくっていた奥さんをとうとう撃ち殺して、自分も自殺してしまい、この辺からなんとなくダークでヴァイオレンスな雰囲気がしてくる。

その後紆余曲折あってジャックと決別したダークがリンチされ、ジャックとローラーガール(グラハム)が街で拾った大学生を半殺しにし、深夜に立ち寄ったドーナツ屋で強盗を目の当たりにするバック(チードル)と、このシークエンスは固まってしまうほどコワイ!

しかし、ジャックとダークのコンビでシリーズ化される映画(『太陽にほえろ! 』ジーパン刑事~って感じ)とか、ダークがレコーディングする「産業ロック」とか、笑えるところもたくさんある。それにジョン・C・ライリーとフィリップ・シーモア・ホフマンが物凄い可笑しい!

ジョン・C・ライリーがディスコで踊るところとか、後半マジシャンになってマジックを披露するときの動きとか、もうクラッシックなんですが、特にホフマンの方は、ダークと話しているときにボールペンを噛み噛みするしぐさとか、ジャックとダークがケンカしているときのどーしていいかわからない情けない顔とか、結婚式で欲張ってケーキを大きく切り過ぎて、皿からはみ出したところを口で受け止めちゃうところとか、可笑しすぎる。

この映画を観た人の評をアマゾンで読んだら、おおむね「成功していい気になっていると堕落する」というのが物語の教訓、という感想が多かったのですが、私としては、最後ジャックの家にみんなが集まって(リトル・ビルは肖像画で)いるところを見て、やっぱり友情ってのはいいなあと思ってしまったよ。映画『ニューヨーク・ドール』でアーサー・ケインが、バンド再結成してライブをやると言うことより、昔の友達に会えたことが嬉しいと言っていたけど、この『ブギー・ナイツ』のラストにもそういうノスタルジーを感じたね。

昔の映画の「○○監督と俳優XXのコンビ復活!」とか、「かつて大人気だったバンド再結成!」とかいうと、私達ファンは、作品のクオリティにしか興味はないけど、やってる本人達は、最盛期を越えるほどの作品は作れなくても、古い友情を復活させて幸せなんだろうなと思うと、再結成も暖かく見守ってあげようと思っちゃった。こういうこと言えちゃう自分にトシを感じますが。

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Key Words
ブギー・ナイツ ポール・トーマス・アンダーソン  ジョン・C・ライリー フィリップ・シーモア・ホフマン
笑った映画 | コメント(6) | 【2006/08/07 21:50】
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コメント
ねー?ホフマン氏いい味だしてるでしょー??あのボールペンカミカミとTシャツのボテっとした腹がたまらなくダメでいい。登場人物のダメな感じがすごいリアルでいいんだよ。スター・ウォーズ大ヒットの時代でライリー氏が”おれ、ハン・ソロに似てるか?”と聞いたり、カーテンに”DD”と入れて喜んだり、有名になる前の主人公の部屋のポスターにおそらくファラ・フォーセットらしき水着のがあったり、とかいちいちリアル。ポルノのアカデミー賞みたいなののスピーチが、もったいぶって”Thank you”だけ、っていのもあの時代の誰かがアカデミー賞で言ったやつのパクリで、もうほんとにダメなんだ。そんなダメな人への暖かい視線がたまらない愛すべき1本です。
【2006/08/07 22:51】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、
フェラ、ももといファラ・フォーセットのポスター、ありましたねえ!「らしき」どころか、あれってむちゃ有名なポスターじゃない?

私はブルース・リーのポスターに釘付け!だってアタシも持っているポスターなんだもーん(写真じゃなくて絵で、後ろにドラゴンがいるやつ)

それから、「俺、ハン・ソロに似てるか?」じゃなくて、「似てるって言われるんだ」といって、ダークが絶句しちゃうんですよ!

そうそう、書き忘れたけど、あのスコティのぴちぴちシャツ(しかもランニング)がいいのよね!
【2006/08/08 04:18】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
チュチュ姫さん、こんにちは。ご無沙汰しております。
うわ~い、『ブギーナイツ』だ!大好きです!
監督曰く、「ぼくは最高に悲しいハッピーエンディング、あるいは最高にハッピーな悲しいエンディングを撮りたかった」「どんな人間にだって10秒かそこらの幸せを感じる権利ぐらいあるはずだ。ぼくはその一瞬を映画の最後に持ってきたんだ」とのことです。このインタヴューを読んでわたしはPTA監督をすごく好きになったのでした。当時彼はまだたぶん28歳とかそこらだったのですが、すんごい人です。
ということで、ぜひぜひ『マグノリア』をチュチュ姫さんにご覧頂きたいです~。賛否両論だけど。‘否’の方が多いんだけど。
おっと、久々なのに長々と失礼いたしました~、それではこの辺で。
【2006/08/08 15:30】 URL | かいろ #-[ 編集] | page top↑
あー、そっかー。随分前に見たんで記憶があやふやでした。

 マグノリアも是非。僕としては”クラッシュ”はかなりマネしてるんじゃないかと思いました。
【2006/08/08 21:17】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
かいろさん、
へ~、こういうの好きだったんですか。みなさん、エロシーンに関しては何も言わないけど、全然気にならなかったんでしょうか?
【2006/08/08 21:24】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
GOさん、
『マグノリア』!そう。ホフマン自身もいいって言ってるし。なんかねー、『クラッシュ』に似てると言うので足踏みしてるような感じなんですよ。それでもヤル気があるときは「観てやろう!」って感じになれるんですけどね、なんだか最近はじっくり観る映画より、ぽよよ~んとしたい映画ばっかり選んじゃって・・・。
【2006/08/08 21:26】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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