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食中毒のゲリ便のように見苦しい『美しい人』たち
Nine Lives

原題の『Nine Lives』はそのまま訳せば「9つの生」、もしくは9つの人生、命、生活とかまあそんな感じに訳せますが、猫は9回生まれ変わるという言い伝えからNine Livesは猫の比喩でもあり、9人の女性の人生の一コマをオムニバス調に描いたこの映画のタイトルとしては女=猫のイメージとか、もしくは女はたくましく、辛いことを乗り越えて9回生まれ変わるとか、ダブルにもトリプルにも意味を持たせたのかなという、思わせぶりなタイトルです。

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CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Rodrigo Garcia
Writing credits: Rodrigo Garcia
Cast:
Camille: Kathy Baker
Lorna: Amy Brenneman
Sandra: Elpidia Carrillo
Maggie: Glen Close
Holly: Lisa Gay Hamilton
Samantha: Amanda Seyfried
Ruth: Sissy Spacek
Diana: Robin Wright Penn
Sonia: Holly hunter
これに『美しい人』とは、なんとも皮肉な邦題をつけたもんです。だって、9人の主人公達は、自分の一番美しくない姿を晒しているんですから。各エピソードでの主人公の女性のおバカさかげん、ビッチぶり、情けなさ、逆噴射が満載で眉間にシワが寄りましたよ。

一番印象に残っているのは、父親とモメて飛び出した家にしばらくぶりで戻って来たホリーのエピソード。何の連絡もなく訪ねてきて、妹に「父親に電話して今すぐ帰って来るように言え」とか、ドアを閉めるなとか、もう暴虐無人。父親が1時間以内に帰ってくると言っていると妹が伝えると、いきなり怒って無言で出て行こうとする。妹が「待って!10分で戻るって言っているから!」と言ったらやっと戻ってきて「10分で戻れるくせに1時間とか言うところが親爺らしい」なんて皮肉を言う。かと思うとノスタルジーにひたって泣き出したり、なんなの、この女。お父さんとの間に何があったか知りませんが(父親が自宅に女連れ込んだとかそういう話は出ていたが、それだけか?)、自分だけが悲劇のヒロインかよ。そいで、父親帰ってきたら、ぐだぐだ泣き喚いたあと、銃を出して、父親に向けてみたり、自分の口に突っ込んでみたり。死ぬ気があるんなら、父親殺してお前も死ね!

その他にも、乳がんの手術を受ける病院でだんなに当り散らすカミラも超うざってー女だし、服役中の刑務所で、面会に来た娘と話が出来なくて逆噴射してしまうサンドラは、もうギリギリの精神状態で、哀れ以外のなにものでもない。それから自殺した元夫の奥さんの葬式に行って、式場でこの元夫とセックスしてしまうローナに至っては、開いた口が塞がらないよ。元夫の方も、ローナのことが忘れられなかったというのは良いとしても、「君の事を考えてオナニーした」とか、「あの日の車の中でのこと覚えてる?あんな風にボクをイカせられるのは君しかいない」って、彼女を忘れられない理由ってのを、おちんちん以外の場所で考えたことあんのかっお前は!

この映画はさ、これを見て私たちに何を感じて欲しい訳?共感?哀れみ?女性の気持とかそういうものに焦点を当てていると言うのは明白なのになんでこんなにムカつくのかと思ったら、前に極楽三十路生活賛歌の管理人さんと、「テメーのガキの写真を年賀状にして送りつけられてくると腹が立つのはなぜか?」という話をしたときのことを思い出したよ。このとき、三十路の管理人さんは的確な答えをくれました。

「僕は、兎に角ワザとらしいやり方とか、恥じらいのない表現ってのが苦手でして。結婚したキモチが嬉しいのも、自分のペットがカワイイのも良く理解できるんですが、そういう云わばプライベートで、秘してこそ美しさも清らかさもある事象を、殊更他人に開示して理解を求めようとすると、もうダメなんですわ。」

私が『美しい人』を観て感じたのはまさにこの気持ち。主人公の女性たちの悲しみ、焦燥などの色々な感情はわかるんだけど、見苦しい!食中毒になって苦しんでいる人に同情はするけど、その人のゲリ便は見たくないでしょ?自分がそういう状態になったら、ベッドでお漏らししたのを友達や家族に見られたくないから、這ってでも自分でトイレに行く!

正直でストレートな感情、誰もが共感できる感情が全て美しいとは限らないということが良くわかる映画であった。

Key Words 映画 美しい人
なんとなく映画 | コメント(2) | 【2006/07/08 21:40】
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コメント
チュチュ姫さん、こんにちは。
この映画、観ようか観まいか悩み中です・・・うーむ。実はわたしのすごく好きな俳優さんが出ているのですが、どうもローナのサイテー元夫役のよう・・・。ガーン。や、やっぱり観るのやめようかな。
ちなみにチュチュ姫さんはこの監督の『彼女を見ればわかること』ご覧になりましたか?かなり絶賛されていた作品でしたが、わたしには向いていませんでした。
それではこの辺で失礼いたします。
【2006/07/08 21:20】 URL | かいろ #-[ 編集] | page top↑
かいろさん、
あっちゃー、ローナの元夫かあ・・・・。最低と言うより、異常に情けなかったんですよ。わー、どうしよ、観ない方がいいかも?!

この監督の作品は全く観たことがないと思います。同じような路線だったら、またイライラすること間違いないだろうと思いますが・・・
【2006/07/08 22:32】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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