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『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』-DVDは10月20日発売
Get Rich or Die Tryin'

結構いい映画でした。『8マイル』といい、ラッパーは演技が上手いねえ。真実味ありましたよ。まあ、70%自伝に近いということでしたので、素のままで出来てしまったのかも知れませんが。やでも、演技っていうのは、出来ない人は出来ないからねえ。

GetRich.gif
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Jim Sheridan
Writing credits: Terence Winter
Cast:
Marcus: 50 Cent
Majestic: Adewale Akinnuoya-Agbaje
Charlene: Joy Bryant
Bama: Terrence Howard
これと『ウォーク・ザ・ライン』と両方に関して驚いたことは、どちらの映画でも、主人公が食い詰めてミュージシャンになることです。私の知っている世界では、若いときにバンドやってプロを目指すが、それで食っていけなかったために堅気の仕事に就いてバンド活動止めるか、女が出来て子供が出来て落ち着いちゃうとか。ところがこの映画のマーカスも、『ウォーク・ザ・ライン』のジョニー・キャッシュも、扶養家族が出来て食わせなきゃならないといういよいよのところで真剣に音楽に取り組み始めます。んー、これが才能のある人とない人の違いなんでしょうかね。

主人公のマーカスは、いやー、偉い人ですよ。非常に恵まれない子供時代を過ごし、ラッパーになる夢も才能もありながらかなりの部分状況でギャングスタになるのですが、働き者なんですよ。若いから土日にパーティ三昧しても、次の日にはちゃんと仕事する。しかも義理堅く、人情もあるがために復讐抗争に巻き込まれ、刑務所に入るハメになる。そこでも命を狙われ、独房に入って自殺するように促されたところで、

「俺は悪いことばっかりやってきた。でも今、このときから、俺は真実しか話さないことに決めた。」

と、独房の壁に詩を書き始める。真っ暗で、何もすることがない独房に閉じ込められるのはかなり辛いことだと思うのですが、そういう負の状況を正にして、何にも邪魔されないで自分の真実に向き直り、詩を書いて過ごした、という設定はなかなか渋い。真実だったらもっと凄い。

主人公のマーカスは、小さいときからラッパーになりたいと思い続けてきたのに、最初は貧困や母親の死によってギャングスタにならざるを得ず、刑務所を出た後は、ギャングを辞めたことでギャングの親玉に命を狙われる。この部分が事実だったら、可哀相だなと思いましたよ。ラッパーの人たちは、成功して有名になっても殺されたりするじゃない?貧しいゲットーで育って、みんな小さいときから成功を夢見ているはずなのだけど、この映画の中のマーカスのように、ギャングスタになってストリートでコカインを売ったりと言う道しか残されていない。そして夢を叶えてラッパーなんかになっても、妬みや恨みを買って殺される。こういう状況でマーカスのように「子供に言えない様な仕事はしたくない」と一般的な感覚を保っていられるというのは相当根がいい人間じゃないと出来ることではありません。

まあ、その辺が作り過ぎと感じる人もいるかもしれませんが、DVDで観たのでメイキング・オブなんかもちらりと覗いて観たら、実際の50セントさんは、ロックが好きなんだってね。この映画の監督に会ったのも、U2のボノが縁だったらしく、メイキング・オブの中でも、携帯でボノと話してました。私はU2のファンじゃないんで、U2好きだからっていい人だって言うわけじゃないんですけど、自分と違うタイプの音楽を好きって堂々と言える人って、真の音楽好きだなという感じがして、好感持てました。ギャングスタ・ラップをやっている人って、ギャングだからやってる人と、音楽が好きでやってる人とあるわけじゃない。50セントさんは後者なんじゃないかと思いました。【06/12/06】

Key Words 映画 ゲット・リッチ 50セント ラップ 音楽
公開予定前の映画 | コメント(8) | 【2006/10/21 19:37】
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コメント
ボーリングの玉v-313持ってるのかと思ってしまいましたv-356

ストライク取るぜ!!って顔つきに見えてしまって仕方ありません。

それだけなんですけどねv-413
【2006/06/16 19:18】 URL | ニット帽 #-[ 編集] | page top↑
ニット帽さん、
いやー、こういう世界が好きなのかと思いましたよ。
【2006/06/16 21:15】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
まずで日本公開された事を嬉しく思いますね。最近ではメジャーな役者が出てる・出て無い関係なく、Black Movieの公開がかなり厳しくなっていますからね…な~んて毎回思っちゃうんで、そそくさとDVDを取り寄せるわけです(笑)
【2006/06/29 21:58】 URL | GEE-Qえいじ #z8Ev11P6[ 編集] | page top↑
GEE-Qえいじさん、
なんでBlack Movie の公開が難しくなっているの?昔に比べて、かなり市民権得てきたような感じがするのですが。この世界、良く知らないのでわからないけど。
【2006/06/30 00:21】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
一番はやっぱり単純に“需要”だと思います。たとえばサミュエルLジャクソンの作品だって、スターウォーズエピソードⅢ以降、劇場公開が無い。『The Man』や『Freedam Rand』なんて作品が作られてるってのに。それぐらい厳しいんですね。劇場公開どころかDVD化されない作品も多いので、俺なんかホント大変ですよ(笑)
【2006/06/30 01:16】 URL | GEE-Qえいじ #z8Ev11P6[ 編集] | page top↑
GEE-Qえいじさん、
へぇぇ~、そうなんだ。私は日本ではラップも流行っている(ように私には見える)し、アメリカより人種差別というか、カルチャーの相容れなさというのはないのかと思っていました。

ちょっとカンフー映画のノリなのね。
【2006/06/30 02:05】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
波乱万丈だけどチャラチャラしてなくて、
説得力のある硬派な映画でしたよね。
俺はヒップホップ云々じゃなく、
監督の名前で観に行ったんですけど、
さすが社会派映画的色合いが濃くなっていたように思います。
『8Mile』 よりこっちの方が好きかな。
【2006/07/29 20:15】 URL | 栗本 東樹 #-[ 編集] | page top↑
東樹さん、
私は8マイルの方がいいな。こっちはちっと出来過ぎ。つか本当にこの50セントさんて、エライのかもしれないけど。
【2006/07/30 04:20】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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ヒップホップが苦手でも…? 『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』 by 瓶詰めの映画地獄 ~地獄が闘えと俺を呼ぶ~
『マイ・レフトフット』(’89)、『父の祈りを』(’93)、『ボクサー』(’97)、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』(’02)など、現在、公開中の 『プルートで朝食を』 のニール・ジョーダン監督と同様、アイルランド出身で、一貫して社会性のある骨太な作品を撮り続けて 瓶詰めの映画地獄 ~地獄が闘えと俺を呼ぶ~【2006/07/29 20 : 06】


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