スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| 【--/--/-- --:--】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『モディリアーニ 真実の愛』-前時代的で野暮ったい
Modigliani

これは実在したイタリア人の画家、モディリアーニの伝記に基づいたフィクションです。全く私らしくない選択なのですが、いつも私の趣味に付き合ってくれている友達のM子さんがアンディ・ガルシアのファンで、しかもアートに造詣が深く、「観たい~観たい~!」と言うのでそんではチャレンジしてみるかと。

modigliani.jpg
dvd on amazon.com
Produced: 2004
Directed by: Mick Davis
Writing Credits: Mick Davis
Cast:
Amedeo Modigliani: Andy Garcia
Jeanne Hebuterne: Elsa Zylberstein
Pablo Picasso: Omid Djalili
これを観る限りでは、モディリアーニは売れない画家だったらしく、パリの、芸術家達が集うカフェ・バーで始終とぐろを巻き、酒好き、女好き、ヤク好きの耽美的な毎日を送っている。冒頭のバーのシーンで看板に「カフェ・バー」って書いてあって、ああ、カフェ・バーって、日本で勝手に作ったんじゃないんだ、とか思いながら観てました。

このカフェ・バーのシーンなんかは、この時代(背景は1919年だそうです)のアートが好きな人なら、興味深いかも。裸の女の背中に絵を描いていたり(しかも女が今の基準から見るとかなりぽっちゃりしている)、ヘンな格好の人がたくさん集まっていたり。その中でもモディリアーニは、酒飲んで派手に騒ぐ方だったらしく、まん丸に太った男を「パブロ、パブロ」と呼んでめちゃめちゃいじめるのですが、このパブロって、ピカソなんだってさ。ピカソの名前ってパブロだったっけ?

あ!あと、誰かの誕生日のパーティのシーンで、テーマが日本だったらしく、みんな着物着ているのですが、もちろん超勘違いで、顔を真っ白に塗ったり、着物の脇の下の穴のところから腕を出したりしていて可笑しい。でも、1919年でもうこんなことしていたんですね、白人の人たちは。

でまあ、良くわかんないんだけど、多分お金のためにアート・スクールで教えているときにモディリアーニはジャンヌというアート学生と出会い、ジャンヌはまんまと妊娠。厳格なジャンヌの親父は、こんな浮世離れした画家、しかもユダヤ人の男なんかに娘をやれるか、ってんで、赤ん坊は修道院に送り、2人を引き裂くが、ジャンヌは愛のため、親を捨ててモディリアーニの安アパートに押しかけ女房よろしく転がり込み、貧しさに耐えながらも画家を支えて行く・・・。

もうこの辺って『神田川』の世界でしょ?ジャンヌの母親が心配してアパートを訪ねてくるんですけど、ジャンヌは膝を付いてトイレの便器をゴシゴシこすっているわけですよ。その姿を見て母親は、お金を、手渡すでなく足元にハラハラっと落として去って行く・・・・。いや、実話なんですよね、つか、本当にこういう時代があったわけですが、2004年の作品でありながらこういった細かい表現が前時代的で野暮ったい。貧しさ、惨めさを表すのに便器掃除とは!発想がシンデレラから一歩も前進していないっ。

で、モディリアーニを演じる、アンディ・ガルシアなんですけどね、すっげーかっこ悪いです。『アンタッチャブル』でアンディ・ガルシアにノックアウトされたというM子さんは「あの頃から変わってないわ!」と目がハートになってましたが、ええ~、あんな人だったっけ?!なんか、太ってむくんで、しかも役どころが売れない画家なもんで、冴えない洋服着て、しかも、実在したモディリアーニさんって人は、酔っ払うと銅像の周りを踊りながら回る人だったらしいんですけど、このシーンがスローモーで出てきたときなんか、もう少しで噴出すところでしたが、

いや、でも、役作りだ、役作り。酒飲みは顔がむくむし、酔えば植木等みたいな踊りをしてしまうことだってある。

と、自分に言い聞かせ、M子さんとの友情にひびが入るのは避けられましたが、M子さんが作ってくれた豚キムチがおいしくてたらふく喰ったためにものすごい睡魔に襲われ、モディリアーニがジャンヌと赤ん坊とまともな生活をしようと決心し、賞金稼ぎのために今までバカにしていたアート競技会に参加し、青い服を着たジャンヌをモデルに、一代名作を書き上げるところは見逃してしまいました。

この絵が、今でもめちゃくちゃ有名な絵だそうで、ググッたら、やたら首が長い、子供の絵みたいのがいっぱい出てきました。ジャンヌを演じたエルサ・シルベルスタインという女優さんはなかなか綺麗な人なのですが、この首の長い、繊細な絵の雰囲気に合っていて、この映画の中では一番良かったな。ピカソの女もすごい綺麗で、昔はゲイジツ家が今のセレブのように、いい女をモノにするもんなのかと思いました。

Key Word
映画 モディリアーニ 真実の愛 アンディ・ガルシア
DVDで見た映画 | コメント(6) | 【2007/05/21 23:09】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋

PREV: 『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』-エロというより刺激的
NEXT: ポリス 『Bring on the Night』

BOOKSMOVIESMUSIC ALL ARTICLES

It's stupid to say "don't watch it, if you don't like it"!! Click here to return Home!!
コメント
ずい分前に見たんで、あんまり憶えてないんですけど(じゃ、書くなって感じですが;;)
カフェ・バーのシーンはその時代が感じられて確かに面白かったですね。
モディリアーニの映画では「モンパルナスの灯」のイメージが強くって……
ジェラール・フィリップがモディリアーニで奥さんはアヌーク・エーメだったかな?
古いフランス映画だし、このジェラールはあんまり美しくない(つか、みすぼらしい)ですが、比較してみるのも面白いかもです。
【2007/05/24 17:45】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
へええ~、モディリアーニって、有名なんですね。全然知らなかったよ。こっちのモディリアーニもみすぼらしいから、あんまり比較にならないかもよ。でも奥さん綺麗か?!対決はできるかも(ってアヌーク・エーメって知らんけど)。
【2007/05/24 21:15】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
モディリアーニは、有名、だと思います。
確か、高校とかの美術の教科書にも載ってたし……
私の愛するジェラール・フィリップと、モンパルナスの灯についてはこちらをどうぞ。↓
本当に美男子ですよ!でも、時々井上順に似てるんですよね~(笑)
http://www.cetera.co.jp/gerard/filmo/filmo.html
アヌーク・エーメはこんな人↓
http://us.imdb.com/name/nm0000733/
代表作は、「男と女」かな…?
【2007/05/25 17:18】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
ま~ちゃん
井上順に似ている美男子すか・・・・
【2007/05/28 23:32】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
井上順似については、以前に彼の映画祭で列に並んでいる時前にいたお姉さま方(といっても歳は変らないくらいだと思うんですけど;;)も言ってました。
「でも、井上順って男前じゃない?」
その通りだと思います……。
ちょっと、いたりあ~んな感じですけど(笑)
【2007/05/31 18:43】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
賛成です。井上順はハンサムなのですが、きっとイメージが3枚目なのね・・・
【2007/05/31 20:58】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












管理者にだけ表示を許可する

すんません、トラックバック、スパムがひどすぎるんで、全面禁止にしました。トラックバックしたい人は、コメントと共に、自分とこの記事のURLくっつけといてくれればいいすから。
トラックバックURL削除


「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。