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Brokeback Mountain - DVD Version
アメリカに住んでいる関係上、劇場公開を観たのが昨年の12月。3月に公開されて以来、日本での異様な盛り上がりように正直困惑し、4月4日のUSでのDVD発売時には「どうしよっかなー」と購入をためらっていたが、『ネタバレ編』にコメントを下さる皆さんから「DVDはもう買ったんですか?」と聞かれることが多く、昨日買い物ついでに買ってしまった。
アン・リー監督がDVDのインタヴューの中で、「この映画はエピックだ」と言っているが、本当にこれは、恋愛映画と言うより、人生そのものの映画なんじゃないかと思う。同性愛を媒介としたことによって、愛とはなにか、結婚とはなにか、若さとは、人生とは、人間とは、という究極のテーマがかえって鮮明に見えてくる。 良く、同性愛なのに結婚するか?!とか、奥さんが可哀相という意見を目にするのだが、結婚した人がみんな自分が選んだ相手に満足しているわけではないし、結婚したときは「これでいいんだ」と思っていたことがだんだん「これで良かったんだろうか」という風に変わってくることは、経験者ならわかることだと思う。結婚するということは、相手の家族とのかかわりや、子供が出来たりして、自分と相手だけのシンプルな人間関係では収まりきらないところに膨らんでいく。「結婚しているのにこんなことするなんて」と言う前に私は結婚のあり方そのものに限界を感じさせられた。 それに、現在の自分の男女関係が上手く行っていようといまいと、十代後半から二十代前半くらいに心が通じた相手と言うのは「忘れられない人」として心に残るものなのだ。 劇場公開時は、この映画が同性愛を真正面から取り上げていることや、男同士の濡れ場が話題になっていたので、そういうモノを自分がどう思うかとかなり緊張して観ていたのか、たんたんと観てしまったが、今回DVDで観たらボロボロ泣いてしまった。 エニスが自分を好きになれない苦悩、ジャックがエニスに真に受け入れてもらえない辛さ、エニスの妻、アルマの悲しみが物凄い憎悪に変わっていく気持ち、ジャックの妻のラリーンが夫の心ここにあらずという事実からビターな女に成長していく様。ジャックの両親の静かな悲しみ。エニスの娘の憂鬱と父親に対する愛情。様々な立場の人の感情がとても良く描いてあって、いちいち共感してしまい、その度に泣いていたのでとても疲れたが、涙は心の汗だという通り、観た後は運動したみたいに爽快になった。確かにとても辛い話なのだが、あれだけ泣けると結構スッキリする。なんとなく心の毒気が涙と一緒に流れてしまったような感じで、エラク気分が良くなった。【04/20/06】 Related Article ■『ブロークバック・マウンテン』ネタバレなし編 ■『ブロークバック・マウンテン』完全ネタバレ編 ■『ブロークバック・マウンテン』サウンド・トラック ■『The Maker Makes』歌詞 ■映画偉人伝〜その10〜ジェイク・ジレンホール ■映画偉人伝〜その17〜 ヒース・レッジャー Key Words 映画 ブロークバック・マウンテン ヒース・レッジャー ジェイク・ジレンホール アン・ハサウェイ ミシェル・ウィリアムス アン・リー
DVD情報
| トラックバック(6) | コメント(10) | ブログ・レポ | 【2006/07/02 20:50】
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チュチュ姫さん、お久しぶりです。
DVDをご覧になったのですね。 私はいまだにこの映画の虜で、なかなか抜け出せない上、よそ様の意見に振り回されておりました。 でも結局は、愛の形より、人生のままならなさを描いている映画だなーと。 >心の毒気が涙と一緒に流れてしまったような そう、見た後に不思議な爽快感がありましたね。 TBさせていただきました、よろしくお願いします。 びあんこ姐さん、
そうなんです。不思議な爽快感で、もう一度味わおうと見てみたら、さすがに二回目はそれほど泣けませんでした。 最近観た方たちの評は多岐に渡っていて面白いですよ。かなり批判的なものもあって笑えます。 はじめまして。
TBと座布団10枚どうもありがとうございました(笑)。 自分もフツーに良質な映画だと思うんですが、 映画の本筋とは別のところで取り沙汰されている感があって複雑な心境です。 まぁそれも仕方ないことなのかもしれませんが・・・。 純粋な名作として認識されるにはちょっと時間がかかりそうな感じですね。 こんばんは!チュチュ姫さん。
お久しぶりです!BLOG引越したんですよ。 そのへんもあって。体力的にもいろいろあって。なかなか映画をみにとか出られないんで。 (チュチュさんのBLOGはROMしてますよ♪)私が観ることが出来るのはDVDになると思うけれど、....チュチュさんお薦めのジェイクくん、これでブレイクしてたりして? 観てもいないのに、あれなんだけどすごい絶賛の嵐の中いうと、モーリスでいうなら「Wクライヴ」なカップルなんですね。 私は同性愛(どんなにイケメン&美少年が山のようにお歳暮のように詰っていようとも)映画であってもいったん、性別関係なしに、やはり「話のあらすじを考えてしまう」。 ・・・この話は市民権を得るだろうと思いました。もし男女の愛なら不倫な話でしかも悲恋。・・・奥さんと子供は可哀相じゃんと思う私は田舎もんなんだろうか。べつに愛する人は生涯ひとりだけとか、そういうガチガチな意見じゃないんです。パートナーだって死別とか、心変りで、離婚して、また違う人と恋におちて再婚、とかいうのはOK、人間だもの、そんなことはあるよね、でいいんだけども。 ずっとめっちゃ好きな人がいるのに、世間体や社会に飲まれて、お互い相愛なのに、妥協して別々に家庭を持つってなんか不幸だなぁと思ってしまう。 私は、ただのゲイ好き美形好きなんだけど、・・・お話は不倫物ですよね。 だからこそゲイ好き以外にも受ける大衆性があるんでしょう。 そう、親身に主人公についてみんなが考えやすく出来ているお話なんだろうと思います。 DVD化を待ってます。こういうこといってても観たら泣いちゃうんだろうなぁ。 ああ、めりのさんじゃありませんか。お久しぶりです。
おっしゃるとおり、男同士の同性愛に、女をからめたのは正解でしたね。急にオーディエンスの間口が広がりますからね。色んな意味でこの映画はバクチを討って、大当たり出した、という感じですよね。 昨日劇場へ観にいきました。
チュチュさん絶賛もうなずける素晴らしい作品。 愛をテーマに深く描いた映画でした。 ちゅちゅさん こんにちは
サウンドトラック編も含めると4回目の記事 です。相当、プッシュされてますね。 偏見を捨てて観てみよう! Hiroさん、
映画の出来栄えとか、そういうのは、何度も何度も観ているとだんだん「んー、まこんなもんか」という感じになってきますが、インパクトというか、色々感じさせられる感じがいいですね。最低でもゲイに対する偏見で観ないならもったいないですよ。 チュチュ姫さまの記事読んでたら
泣けてきた。 心に少し鍵をかけつつも、一人の人をずっと愛し続けられたエニスが少々うらやましい私です。 自分の存在だけ(稼ぎとか容姿とか誠実とかじゃなく)を認めてくれる人ってそんなに出会わないもんね・・・ Tomokoさん、
>自分の存在だけ(稼ぎとか容姿とか誠実とかじゃなく)を認めてくれる人ってそんなに出会わないもんね・・・ ホントですよ。全く出会わないで人生終える人だっていますからね。恐ろしいことです。 |
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