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『プレステージ』-かったるくても我慢して最後まで観るのだ!!
The Prestige

冒頭、マジシャンの山高帽が霧のかかった森にたくさん落ちているシーンを観た時は、「かったるそーだな~~~」と思ったのだけど、そのシーンが、2匹の猫付きで再度現れたとき、「え~~~~~!!!!!そっち方面の話なの?!」と一気に興味をそそられ、あとはラストまで怒涛のごとく観てしまった。

チュチュの2007年ミステリー・オブ・ジ・イヤー
(6月現在)


dvd on amazon.com
Produced: 2006
Directed by: Christopher Nolan
Writing Credits: Jonathan Nolan, Christopher Nolan, Christopher Priest
Cast:
Robert Angier: Hugh Jackman
Alfred Bordon: Christian Bale
Cutter; Michael Caine
Sarah: Rebecca Hall
Olivia Wenscombe: Scarlett Johansson
Tesla: David Bowie
最初「かったるそう」だと思ったのは、色というか、画質が重厚な重々しい感じで美しいのだが、「すっげー大げさな話なんじゃないの?時代考証といい」と思ってしまったのだ。確かにチュチュ姫怒涛のシーンまでは退屈に感じるかもしれないが、我慢して観ろ!ここまでは役者の演技で引っ張れ!特にアルフレッド・ボーデン役のクリスチャン・ベイルに注目!

クリスチャン・ベイルって、『アメリカン・サイコ』や『バットマン・ビギンズ』、そして『マシニスト』と、アメリカ物しか観た事なかったんだけど、この映画では、『スパイナル・タップ』のナイジェルみたいなでれでれしたイギリス英語をしゃべっていて

かっこいい~~~~!!!!

彼が出てくるシーンはみんないいんだが、特に列記しておきたいのは

■マジシャンのアシスタントをしていて、サラと出逢うシーン(小鳥を殺した~~!と泣くガキも可愛いし、そのガキを「He's a smart lad」と言うところがかっこいい!)
■サラに『Bullet Catch』の種明かしをしているシーン(「今日は本気でI love youって言ってない」と言われ、「All right」と言うが、「おーら」って聞こえるところとか、いい!)
■オリビアがアシスタントにしてくれと言ってきたとき、首をナナメに傾けて話すところがセクシー!!
■グレート・ダントンのショウに飛び入りして、シアター系の演技をするところが素晴らしい

クリスチャンだけでなく、カッター役のマイケル・ケインもいい(アンジェアに「ボーデンはダブルを使っている!少なくともわしが知っているトリックはそれしかない!!」と息巻いてしゃべるところとかすっげー好き)し、ヒュー・ジャックマンの、ベガス風ショウマンシップ的演技がいい。どっちかっていうと、アンジェア役より、酔っ払いのダブル役をやっているときの演技がおちゃめで好きだ。余談だけど、バーでボーデンにそそのかされている場面では、トシ取ってからのトミー・リー(モトリー・クルー)に似てたりする。

それとこの映画の女性陣がめっさ好み。スカーレット・ヨハンソンのあの、ケバ目のアシスタント振りはすっごい名演技!アゴをこくんと上げて、キスするところも可愛いくて、失敗した福笑いみたいな顔をしているが、なかなかセクシーな女だ。それから、サラ役のレベッカ・ホールが気に入った。口がデカくて馬面だけど、なんだか魅力的な人だ。ジュリア役のパイパー・ぺラーボも、マジシャンのアシスタントの水色のコルセットがすごい似合っていて、あの衣装で大げさに観客の中からボランティアを選ぶところが可愛かった。

衣装や映像もセンス良かったし、ぽちゃぽちゃになったデヴィッド・ボウイも観れて良かったんだけど、一番スゲーのはそのプロットなのら!しかし、この映画は、ネタがばれちゃあ何にもならない。バレても面白いんだけど、バレる前とバレた後では映画の印象が全然違うので、「一粒で二度おいしい」を味わいたかったら、知らない方がお得よ!私は実際5回観たけど、「噛めば噛むほど味が出る」状態で、それはたぶんに初回観た時の「え?!ちょっと待ったぁ~~~~」というインパクトが強かったからだ。

***というわけで、こっから先は、観た人しか読まないでくらさい***

会社のSさんは「馬鹿馬鹿しい全然良くなかった!そもそもボーデンが双子なんて最初からバレバレだし、なんだよ、あの機械は!下らん!」

と、ボロクソにけなしていましたが、ボーデンが双子だって、すぐ解った?!?!2度目以降観ると、ガキが小鳥を殺したと泣くシーンで「Where's his brother」と言っていたり、カッターがアンジェアのダブルを「兄弟のようにしてみせる」と言うとアンジェアが「兄弟なんかいらない、『俺』自身が欲しいんだ」と言ったり、結構バレバレなんだけど、知らないで観ているときはほとんど注意を払わなかったよ

でも、いるんだよねー、一緒に映画観ててさ、ぜーんぶタネ明かしが終わった後で、「俺は気が付いていた」とか言い出す奴。ウソをつけーーー!!!いや、この映画の中でも何度も繰り返される通り、タネが明かされてしまえばものすごい単純なことなんだけど、そうは見えないところがすごいんぢゃないかっ。

あのトランスポートする機械も下らない、って言うけどさ、確かにヴィクトリア調の時代考証、衣装、内容なんか見るとすごい唐突な感じはするんだよね。でも、なぜだか私はその辺気にならなかったというか、逆に「あり得る」と思ってしまった。DVDの特典を見たら、ヴィクトリア時代って古典の象徴みたいに扱われているけど、電気が出てき始めた時代で、テクノロジーがマジックの地位を奪い始めた頃だったんだって。で、テスラっていう人は本当にいて、ものすごエキセントリックな科学者だったらしい。そういう説明があってなるほどと思ったけど、無くても私は最初からかなり納得して観ていた。

それと、アルフレッド、サラ、オリビアの三角関係が、知らないで観ているとフツーの良くある妻・夫・愛人のつまんない愛憎劇なんだけど、タネがわかってから見ると、心がキリキリと痛くなる、なんとも哀しい物語になってしまう。アルフレッドがサラに「本当に愛しているのはお前だけだ」と言うシーンや、ファロンに「・・・出来る限りのことをしてくれ。サラに・・・本当に愛していると伝えてくれ」と言うところなんか、2度目以降観ると、目がウルウルしてしまうよ。

あと、アルフレッドの双子も、タネ明かし後に見ると二人いるってのが良くわかる。サラと結婚している方が落ち着いていて、オリビアと恋に落ちる方が直情的で、この直情的な方がアンジェア殺しで絞首刑にされるのだな。この、二人の違いを実は巧みに演じているクリスチャン・ベイルがすごいよだって、初見の客は気が付かないんだよ、どっちにしろ。


2回観ないと面白くないことを前提に作ってあるのだな、この映画は。2回観るともう一回観たくなる。観れば観るほどつじつまが合ってきて、また観たくなる!いやー、観て良かった。赤姫さんのブログで取り上げてなかったら、完全にスルーするところだったよ。赤"まーちゃん"姫さまに、2007年オスカーでの、スコセッシが『ディパーテッド』で脚本賞取ったときの感謝の言葉を贈りたい。

サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!・・・・

Key Word
映画 プレステージ プレスティージ クリスチャン・ベイル クリスチャン・ベール ヒュー・ジャックマン スカーレット・ヨハンソン マイケル・ケイン デヴィッド・ボウイ

余談:邦題が『プレステージ』になってますけど、原題は「Prestige(プレスティージ)」ですので、混乱のなきよう・・・。
この映画がすごい!! | コメント(10) | 【2007/06/03 00:58】
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コメント
姫様にこの作品のことを書いていただけてホントに嬉しいです。私のダメダメな文章力じゃ良さがイマイチ伝わらないと思うので、こちらで記事を読んで観に行ってくださる方が結構いるんじゃないのかな~?
こちらこそ、ありがとうござります。
姫様の文章を読んで私も二回目がますます楽しみです(*^_^*)
ところで、姫様はおっきくなってからのクリベーしかご覧になってないのですね。
私としては華奢な彼が好きなのですが……
「ベルベット・ゴールドマイン」とか「コーンウォールの森へ(All the little anials だったかな~;;)」あたりで細身な彼が見れますので、お暇があったらよろしくです。
【2007/06/04 18:00】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
まーちゃん、
クリべー(栗平すか?!)って、ぜんぜん興味なかったんですけど、今、がぜん盛り上がって来ました!まずは『アメリカン・サイコ』を再見したけど、まーちゃんオススメもチェックしまっさ!

ヴィヴァ!クリべー!
【2007/06/04 20:57】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
これ、飛行機の中でみました。無謀にも原語でみてしまったので失敗したなあ。もう1回見てみるかなあ。種明かしに呆然としてしまって、めちゃバランス悪いオチだなという印象だったもので。
【2007/06/05 23:06】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、
この英語、ものすごくスラーするので、字幕で見た方が分かりやすいと思いますよ。「I don't mean to hurt her」って言うのが「あいみんはー」とかそういう風にしか聞こえないもん。「Are you watching closely?」と映画の中で何度も言っているとおり、Every single detail に注目していなければ面白くない映画!野球みたいな映画です
【2007/06/05 23:27】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
VIVAクリベー!って……
いや、ウレシイすけど(^_^;)
考えてみたら、ご紹介したのはどっちも辛気臭いかも(お嫌いそう;;)特にコーンウォールはねぇ……
でも、ジョン・ハートがいいですよ。
【2007/06/06 17:19】 URL | まーちゃん #.17RNwB.[ 編集] | page top↑
チュチュさん、どうもです~。
これ、むっちゃお気にのようですね♪ 私もすっごく面白く観ました!
絶対、2回観たらもっと楽しめそうだなぁ・・。
クリベーって、ほんと栗べいみたい(笑)。片やヒュー「様」なのに。

http://thinkingdays.blog42.fc2.com/blog-entry-252.html
【2007/06/15 19:58】 URL | 真紅 #V5.g6cOI[ 編集] | page top↑
こんばんは、お久しぶりです。

「とりあえず生態学+」お引越ししたのですが、ご挨拶遅れまして…ゴメンナサイッm(_ _)m

プレステージですが、ボクは正直イマイチだったかしら…
科学の力がマジックを超えるってところは熱くてとっても好きなんですけども。

ではでは~。
【2007/07/01 00:15】 URL | とりこ #9K64Lzaw[ 編集] | page top↑
とりこさん
連絡ついて良かったー。
遊び行くです。
【2007/07/02 07:00】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
こんにちは~
タネは,見えつつも
二転三転するストーリーは,面白いです。
後で考えると,サラの部屋に突然現れた
ボーデンは,オチへの伏線だったんですね
ただ変装が繰り返し行われて,ちゃちいから
バレバレなのが損かな~

http://reinn30.blog20.fc2.com/blog-entry-390.html
【2008/01/04 11:36】 URL | hiro #-[ 編集] | page top↑
こんにちは!
アイゼンハイムとはひどく違って
こちらは大絶賛なんですね(^▽^;)
私も、これは繰り返し観るほどいろいろ見えてきて、
こんなに伏線が張ってあったのかと驚きました。
作品全体がイリュージョンでしたね!

http://yanrock.blog78.fc2.com/blog-entry-287.html
【2009/02/07 17:45】 URL | YAN #9L.cY0cg[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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