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アメリカの楽器別・人種考察-シュペルズ・ショウ
Chappelle's Show - Season 2 Disc 1

Dave Chappelle さんは、日本での知名度はどんなもんなんでしょうか?こういうスタンダップ・コメディ系の人は、大きい映画に出ないと日本ではあまり有名になりませんよね。goo 映画で検索すると「デイブ・チャペル」という名でいくつかの映画に端役で出ているようなんですが、彼がほとんど主役とも言えるストーナー・ムービー、1998年の Half Baked は goo 映画の検索ではひっかかりません。

デイブ・シュペルさん
davechappelle.jpg

それに「デイブ・チャペル」と発音されているようですが、聞いているとどうも「デイブ・シュペル」のようです。綴りからして「チャペル」と読むのは無理もないのですが、フランスとかが語源だったりすると、"ch"ってのはもうワタクシたち日本人の想像を超えた読みになったりするものです。その上母音は落ちてしまうことが多く、この人の名前も「シャペル」と「シュペル」の間くらいのビミョーな発音になっています。

ま、そんなことはどうでもいいですが、そういった理由でワタクシ個人的にはシュペルさんと表記させていただきますです。

Chappelle's Show (シュペルズ・ショウ)は、あのサウス・パークでもおなじみの、コメディ・セントラルというお笑い専門のケーブル・チャンネルで実際に放送されている番組なのですが、ワタクシはケーブルTVに月50ドルも60ドルも払う気はありませんので、人気番組はDVDで観ています。

コメディを英語で見るのは結構厳しいものがあり、大抵2回は観ないと英語がアタマに入ってこない。で、そのあと、どうしても面白くないなあと思ったら、90%はアメリカのサブ・カルチャーがわからないと英語がわかっても面白くない。例えば今回、シュペルさんが演っていた、ジョークが終ると最後にでかいハンマーでスイカを割るというハゲのコメディアンがエラクつまらなかったので、「なにがそんなに面白いんだ」とアンちゃんに聞いたら、あれは80年代にいたくだらないコメディアンで、ダサいやつに人気があったとのことで。

逆にサブ・カルチャー自体に精通していれば、英語がイマイチわからなくても、めちゃめちゃ面白い。今回バカ受けしたのは「Charlie Murphy's Hollywood True Story(チャーリー・マーフィーの実録!ハリウッド)」
真ん中がチャーリーさん
cmurphy.jpg
ちょっと強面のエディ・マーフィーって感じでしょ?
名前でピンとくるかと思いますが、チャーリー・マーフィーさんは、エディ・マーフィーと実の兄弟だそうで("my brother"と連発するのですが、兄なのか弟なのかわかりません)、シュペルズ・ショウにレギュラー出演しているのですが、この人は80年代に、兄弟であるエディの人気にあやかって、ハリウッドでぶいぶい言わせていたそうなんです。んで、そのときに本当に起こったことがあまりにも可笑しいので、それをスキットにして番組でやっちゃえという、ほとんど「ひょうきん族」のノリ。

第一回目は、チャーリーさんが憧れていたリック・ジェームスがすごい居丈高なやな奴で、しょっちゅうチャーリーさんに暴力を働くのでチャーリーさんも殴り返したりとか、逸話自体はどうってことないのですが、シュペルさんのリック・ジェームスの変装がすごい可笑しい!! リック・ジェームスを知っていたらあれは笑えます。

こ、これがリック・ジェームス!
20051001215858.jpg
第二回目は、チャーリーさんがエディとクラブにいたとき、あのプリンスザ・レボルーションを引き連れてやってきて、エディとそのクルー全員を自宅に招待した話。このスキットは、インタビューと再現フィルムを交えたドキュメンタリー形式になっていて、シュペルさんがプリンスの変装で出てくる再現フィルムのバックでチャーリーさんが語るには「あれは『パープル・レイン』が出たばっかで、プリンスっていったら "shit" (このコンテクストでは「すげえ」の意)だったからな。なんか、怪傑ゾロみたいなひらひらのブラウス着て、フィギュア・スケートの男みたいな格好をしていたよ」ってワタクシなこの時点で転げまわっていたわけなんですが、これは話自体が可笑しい。


プリンスのシュペルさん
Chappelle_As_Prince-thumb.jpg
プリンスの家でパーティをすることになって行ったが、プリンスが「退屈なパーティだ。だれかバスケットボールをしたくないか」と言い出す。チャーリーさんたちは、あんなひらひらした衣装を着たプリンスとザ・レボルーションがスポーツなんてできる訳ないと笑う。するとプリンスはムキになって、それなら試合をしようという。それを受けてたったチャーリーさんとその友達は、パーティの服からTシャツと短パンに着替え、バスケットボール・コートに。プリンスとザ・レボルーションは、ひらひらの服装のままコートに現れ、チャーリーさんが「これじゃ、『Tシャツ』対『ブラウス』の戦いだな!」とからかうとプリンスが「ア、アン!」と良く曲の中でやる声で悔しがる・・・しかし、予想に反して、プリンスはバスケットが上手く、チャーリーさんたちは惨敗。プリンスが最後に「『ブラウス』の勝ち!」といって試合を終える・・・。

バスケットが題目だから、プリンスがちびだって言うのを散々からかうのかと思ったら、ちび発言は一度もありませんでした。この逸話は、半分くらい創作っぽいのですが、観るとすげー可笑しいです。

シュペルさんは、人種ネタも結構好きで、今回可笑しかったのは「White Men Can't Dance?!(白人はダンスができない?!)」っていうやつで、テーマは「白人はダンスができないというが、エレキ・ギターの音には弱い。エレキの音を聴くと、どんな状況でもダンスをしてしまうという事実を検証する」って感じで、今をときめくジョン・メイヤーくんをギタリストとして、ルポ形式で白人の働く大企業の会議に闖入、メイヤーくんにリバースばりばりのムーディなギター・ソロを弾かせると、今まで真顔で会議をやっていた白人が音に酔って踊り始め、カチッとしたスーツを着た女性がブラをはずしてメイヤーくんに投げたりします。

そのあと、エグゼクティブがビジネス・ランチを食べている高級レストランに闖入、パンク・オルタナ系のリフをかますと、白人のビジネスマン達がいきなり形相を変え、暴れだします。ウエイターがアタマで皿を割るところなんか、もー鼻水出ちゃいました。

これでは終らず、今度は下町の黒人とラテン系(シュペルさんは「ヒスパニック」という言葉を使わず、「Latino」を使う)ばかりの床屋に闖入。そこで、メタルの早弾きギターをかき鳴らす。すると、みんな一斉にいや~な顔をし、中の若い黒人に「Shut the fxxk up!(静かにしろ!)」と怒鳴られる。そこで、今度は「黒人はドラムの音に弱い」ということを検証するためにドラマーを連れてきて、リズムを刻み始めると、今までおとなしくバリカンかけたりヒゲそったりしていた人たちが、床屋も客もみんな踊り始めちゃう。そしてリズムに合わせてラップも始める、これがイジョーに可笑しかったのですが、シュペルさんとしては「ラテン系の反応がイマイチ鈍いな。そうか、これが足りなかったんだ!」といって、エレピ(エレクトリック・ピアノ)をドラムに絡ませ、熱くラテン音楽をかます!するとラテン系の床屋や客が、老若男女問わず、くるくるアイロンとか振り回しながら踊り始めます。これでは飽き足らないシュペルさんは自ら拡声器を持って登場、「見てろ~、ダメ押しだ!」と言いながら拡声器を使って「アイヤイヤイヤイヤ~~~!!!」と良くラテン・ミュージックで聞かれる合いの手を入れる。するとさらに激しく踊りだすラテン系の皆様! ワタクシはこれ10回くらい再生してしまったでしょうか。

このスキットには落ちがあって、シュペルさんとジョン・メイヤーくんが街角で「これで、白人はエレキに弱く、黒人はドラムに弱く、ラテン系はエレピとドラムのコンビネーション、そしてそれにかぶったわけのわからんスペイン語の合いの手に弱いことが証明されました」と番組のラップ・アップをしていると、白人と黒人の警官が近寄ってきて、「こらこら!こんなところで撮影しちゃだめだ!」といちゃもんをつけてくる。シュペルさんに「メイヤー、な、なんとかしろ!」と言われ、ジョン・メイヤーくんは「えー、えー、えー、ぶりろー はじっそぉ~ん」とポイズン"Every Rose Has It Thorn"を演奏し始めます。すると2人の警官は、あのアクセル・ローズの「クネクネ踊り」を始める。ポイズンやガンズなんて、白人カルチャーの極みですから、白人はともかく、なんで黒人が?!と怪訝に思ったシュペルさんが「ヘイ、ブラザー、なんでお前こんな曲知ってんの?」と聞くと黒人の警官が、「オレは郊外で育ったから、しょうがねえだろ」と言うと、シュペルさんも納得し、一緒にアクセルのクネクネ踊りをしてしまいます。

これちょっと意味わかんなかったのでアンちゃんに聞いたら、シティに住んでいる黒人の方が黒人としてのアイデンティティを強く持っていて、郊外に引っ越していった黒人は比較的金持ちで、白人のように振舞うことが多い、とのこと。言われてみれば・・・って感じで、勉強になりますなあ。

ジョン・メイヤーくんがお歌が上手いのにびっくり!ちょっとこの人のCDをチェックしてみましょう・・・・・。

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映画紹介 | コメント(4) | 【2005/10/01 20:48】
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コメント
はじめまして!色々飛んできてここを見つけました。

Chappelle's Showのシーズン1のDVDアメリカで買って何度か見ました!今そのDVDは実家のどこかで眠っているんですが、このブログを読んでまた見たくなって、実家に置き去りにしたのを後悔してます(泣)。

"White Men Can't Dance?"を見て僕もめっちゃ笑いました!Daveが拡声器を使って偽スペイン語で合いの手を入れるところが一番ハマりました。アジア系の人をどう盛り上げるのかも見てみたかったけど、それはやっぱり難しいんですかね…。
それとMitsubishiの車のコマーシャルのパロディも笑えました。

Dave Chappelleの日本での知名度は皆無と言っていいほどです…。日本でウケる海外のコメディアンは、Mr.ビーンとかジム・キャリーみたいな動きとか顔で笑わせる人たちでしょうね。英語のジョークを理解するのはなかなか難しいですからね。
アメリカのコメディ映画もなかなか日本に輸入されないです…。Meet The Fockersも1年遅れて11月にようやく日本公開ですから。米国的笑いに飢えてます(>_<)

それとDave Chappelleと名前の似てるDavid LaChapelleという写真家/映像家の写真集もオススメです!!
【2005/10/22 02:13】 URL | Hirox #-[ 編集] | page top↑
この記事にコメントが入るとは思いませんでした!うれし~。

今度遊びに来たときはURL 残してくださいよお。
【2005/10/22 04:16】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
日本で「アフロアメリカンのコメディアンと言えば?」なんて聴けば、きっと殆どの人が「エディマーフィー」と答えると思うんです。スタンダップコメディ出身の俳優さんも数多く存在しそれなりに日本人でも大笑いできる作品が沢山あるというのに…。

だけどAAのコメディアンって結構精神的に病む人が多いですよね。物凄い辛口のコントを平気でやったりする分、色んな所でストレスが溜まってたりするのかも知れませんね。
【2006/06/22 08:29】 URL | GEE-Qえいじ #z8Ev11P6[ 編集] | page top↑
GEE-Qえいじさん、
シュペルさんが復帰してくれてあたしゃうれしいです。
【2006/06/22 21:34】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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