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デイブ・リー・ロスの本領発揮!ヴァン・ヘイレンの『暗黒の掟』
Women and Children First  by Van Halen

womenchildren.jpg
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1.ロックン・ロール・ベイビー/And the Cradle Will Rock 2.エヴリバディ/Everybody Wants Some!! 3.フールズ/Fools 4.ロメオ・デライト/Romeo Delight 5.トラ!トラ!/Tora! Tora! 6.理由なき暴走/Loss of Control 7.ウィスキー・ロック/Take your Whiskey Home 8.戦慄の悪夢/Could This Be Magic? 9.シンプル・ライム/In a Simple Rhyme


ヴァン・ヘイレンのサードアルバムである。リリースされた当時、ファンの人は「なんじゃこりゃ」と思ったことであろう。センセーショナルなデヴュー作『炎の導火線』と、その音を完全に踏襲したセカンド伝説の爆撃機と比べると、格段にトーン・ダウンしている。録音もなんだか音がモコモコしていて切れが無い。しかし、私のように『戒厳令』や『1984』まで聴いちゃってから後追いのような形で聴くと、まあ興味深いアルバムではある。いいのだ、伝説的なハード・ロック・バンドというのは、商業的成功や作品のクオリティという意味ではなく、音楽の方向性でたいがい3枚目はちっとコケるのだ。LED ZEPPELIN IIIを見てみなさい。

しかしこのアルバムには私の大大大お気に入りの2曲が入っている。アルバムの最後を飾る『Could This Be Magic?』と『In a Simple Rhyme』である。

『Could This Be Magic?』は軽快なアコースティック・チューンで、デイヴ・リー・ロスの魅力全開である。特にかっこいいと思うのは、そのコーラスの使い方で、3回出てくるコーラスは、それぞれ別の趣がある。最初のコーラスは抑えた表現で、

Could this be magic, or could this be love?
Could this turn tragic?
You know the magic often does?
コレは魔法か、それとも愛か。
それとも悲劇で終るのか?
魔法にはそういうことが良くある。

と言っているように聞こえるんだが、2回目のコーラスでは、「She said」「O-oh, I said」をつけて、

She said, "Could this be magic,
or could this be love?”
O-oh, and I said, "Could this turn tragic?
You know the magic often does?"
彼女は「コレは魔法、
それとも愛なの?」とキタ!おおっとぉ、だから
俺は「悲劇で終るかもしれないよ。
魔法には良くある話だよ。」と言ったのさ

と会話調で、ハモリもちょっとロマンチックな感じに変わるのだが、これが3回目になると、ゲストで歌っている女性シンガーが、すんごい甘ったるい声で、「She said」パートを歌い、デイブがそれをついで、物凄いいたずらっぽい口調で「I said」のパートを歌う。それがまるで目がハートなってしまって「これは魔法なの?それとも愛?(ん~どっちでもいいから早くキスして~ん)」としなだれかかっている女の子に対して、「いやいや、悲劇で終るかもしれないよ。そういうものだよ、魔法っていうのは、へへへ」とたしなめつつもキスしてしまう、スケこまし・ダイアモンド・デイヴの姿がありありと浮かんできて楽しくなってきてしまう。

この歌の他の部分は、歌詞読んでも意味不明なのだが、私の思うに、この歌はデイヴが酒飲むと必ずするヨタ話かなんかの類で、「女を口説くってのはな、にーちゃん」とか、船だのなんだのの比喩を使ってウンチク垂れているだけのような気がする。

この曲が軽快におわったあと、おもむろにエディのアコギでロマンチックに始まる『In a Simple Rhyme』。すぐにハードなチューンになっていくのだが、このハードさが歌詞とぴったり合って、「私は恋をしているのぉぉぉぉぉ~~~~~~!!!!!」と叫びまくっている曲である。わかります?恋に落ちたときのあのくすぐったいような、ハッピーな、いつもにやにやしちゃって、周りの人に「最近、楽しそうだねぇ、あんた」なんて言われちゃうときの気持ち。さんさんと降注ぐ太陽の下で素っ裸になったような爽快さに溢れている。そしてイントロ、中盤、エンディングのロマンチックさは、恋に落ちた相手から目が離せなくて、「あなたの目の中に溶けてしまいたい~!」と思うときのあの甘ったるさなのである!

ディヴ・リー・ロスがスケこましでもなんだか許せちゃうのは、彼がこの歌にあるように本当の愛を求めていると思えちゃうところなのである。

Well, back in the past when I was, treated so coldly
My love life was a darn disgrace
Needed someone to love n' hold me
That's one of the reasons that I was outta place
So, this is love? Well she finally kissed me
Had me all worked up inside
I wanted love but cupid missed me
She up and left and I almost died

But I was young and I was far from lonely
I been that way for a long, long year
Needed a girl to call my one and only
Is that you?
昔、すごく冷たくあしらわれたことがあって
すごくみじめだった
心から愛して抱きしめてくれる人が欲しかったけど
間違ったものを求めていたのかも
で?これが愛なのか?彼女がとうとうキスしてくれた
すごくときめいたけど
でもキューピッドが失敗!
彼女にふられて、死ぬほど辛かった

でもまだ小僧だったからさみしくなかった
俺はずっとそんな風に生きてきた
俺だけのものって言える彼女が欲しかった
それは君なの?


それはあたしよぉぉぉぉ~~~

と叫びたくなってしまうくだりである。そんなに辛かったなんて・・・私がなぐさめてあげたい!と思ってしまったらもう既にデイヴの手中にハマッているのである。

Ya think ya got the interest?
Come on an' take the time
'Cause you know, I wanna be
Yours in a simple rhyme

Wow!
Hey! Hey! Hey!
興味があったら
ね?考えてみて
だって、俺は君のものになりたいんだよ
シンプル・ライムの中で・・・・




この「Wow! Hey, hey, hey!」が、「恋をしているのぉぉぉ~~~」という感情の高まりを良く現わしていて、次の歌詞がまたハートにズッキューンと来ちゃうのである。

Well, ain't life grand when ya finally hit it?
I'm always a sucker for a real good time
Woke up in life, found I almost missed it
Ain't I glad that love is blind?

But I was young an' I was, far too crazy
Been that way for a long, long time
Needed a girl but I was just too lazy
Now that I've found you

Ya think ya got the interest?
Come on an' take the time
I'm gonna be, yours in a simple...
Rhyme...... Rhyme......
ああ、人生って楽しいよね!こんなときは
楽しい時のためならなんでもするよ、俺は
もう少しで逃すところだったって、気が付いたんだ
愛は盲目で良かったよ

でも若くてバカだったから
ずーっとそんな感じだったから
彼女が欲しかったけど、レイジーだったから
でも今は、君を見つけたから!

興味があったら
お願い、考えてみて
俺は君のものだよ
シンプル・ライムの中で・・・

男が自分のレイジーさに気付き、それを女のために改めようと思っているってーのは、相当本気だ!感情は高まるばかりであるが、曲はスロー・ダウンし、ロマンチックになって行く・・・・・

N' she made the mountains sing
Birds against an icy sky
And I heard bells ringin'
I think I heard an angel sigh

And she said, "There'll be times. There will be times."

You're gonna hear the angels singin'
You're gonna hear the angels sing, they'll say
彼女は山々を歌わせ
鳥たちを冷たい空に放つ
鐘の音が聞こえ
天使がため息をつく

「そのときは来るわ、いつかそのときが・・・」


君も天使の歌が聞けるよ
天使の言葉がわかるよ・・・・

この部分は、私が世界で最も美しいチューンと言ってはばからない部分である。大きな山をバックに、凍りつく朝の澄み切った空を白いハトが飛んで行くところが目の前に浮かんできませんか?そして曲はまたこの感情の溢れるがままにハードになって行き、ギターソロを経て

Ya think ya got the interest
Come on an' take the time
I'm gonna be yours in a simple...

Rhyme. Rhyme. Rhyme
興味があったら
考えてみてよ
俺は君のものだよ

シンプル・ライムの中で・・・

最後は始まりと同じようにロマンチックに終るのである・・・・・。

「Be yours in a simple rhyme」と言うのは、上手く訳せないのだけど、直訳すると「シンプルな韻の中で、君のものになる」と言うことは、要するに一緒に「イク」ときに「あー!」って言うことを言っているのかなあ?だってシンプルな韻って言ったら「あー」だよね。うう、こんなスケベな脳しか持っていない自分がもどかしい。誰かもっとロマンチックな解釈できる人、コメントお願いします。

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バンド | コメント(4) | 【2006/04/10 06:15】
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コメント
どんな曲か忘れてしまいYou Tubeで動画などで検索してたら、デイブの2004年版ジャンプを見てしまった・・・。ななんとロビンウィリアムスになっていた。オーノー---!!!欝。でも往年の「ヤンキーローズ」のMVはカッコよかったです。それにしてもサードアルバム。印象薄いっす。
【2006/04/11 05:06】 URL | yoshi #-[ 編集] | page top↑
まー、このアルバム憶えてる人はあまりいないと思いますよ。
【2006/04/11 07:29】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
>このアルバム憶えてる人はあまりいない
なにいってるんスか!
Everybody Wants Some!! や
Romeo Delightといった名曲が!

…こんな歌詞だったんですねぇ…。
VHの歌詞をここまで解説する人も珍しい?
【2006/04/11 18:08】 URL | メタル馬鹿一代 #KYvhgCNg[ 編集] | page top↑
メタバカさん、
いやだから、憶えてるのはあんたと私くらいかも?

この2曲はワタクシにはと・く・べ・つなのです。
【2006/04/12 01:29】 URL | ちゅちゅ #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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