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いい意味で期待を裏切ってくれます!『オーシャン・オブ・ファイア』
Hidalgo

いい意味で期待を裏切ってくれました。

この映画のCMで使われていたのが、壁のようなサンダーストームがごおぉぉぉ~っと砂漠を駆け抜ける特撮シーンだったので、特撮のみで見せるタイプの映画だと思っていたら、結構深いです。

hidalgo.jpg
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CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Joe Johnston
Writing credits: John Fusco
Cast:
Frank: Viggo Mortensen
Chief Eagle Hawk: Floyd Red Crow Westerman
これは、ムスタングの保護に余生を捧げた、フランク・ホプキンスという人の実話なんですが、単なる楽しいだけの冒険活劇ではなく、辛い思いをしながら自分のアイデンティティを見つける、孤独な人間の物語だなと思った。一度で理解できないところがあって何度も観たけれど(メシ食いながら観てるからいけないんですけどね)、観れば観るほど印象が強くなった。

愛馬ヒダルゴと、数々の長距離レースを総なめにしていたフランク(ヴィゴ・モーテンセン)は、郵便配達として働いていた。郵便配達といっても、ナメてはいけない。1890年のアメリカでは、軍の連絡事項なんかも、こういった健脚馬使いの人たちを使って伝達しているんですから、名誉ある仕事だったはず。

ある日、軍から頼まれてフランクが配達したのは、Wounded Knee Creek に住むインディアンを追い払うという伝令で、そのため、Wounded Knee Creek のインディアンたちは皆殺しにされてしまう。フランクはインディアンと白人の混血なので、自分のせいで部落がひとつつぶされたということに罪悪感を感じ、配達をやめてしまう。

8ヶ月後、フランクは、白人とインディアンの戦いを見せて世界中をまわっている、旅芝居興行で働いていた。すっかり飲んだくれて、舞台化粧もまともにできず、真っ白い顔に真っ赤な唇。そこでフランクは白人兵隊の役を演じたりしていたのだが、元インディアンの酋長だったイーグルホーン(フロイド‘レッドクロウ’ウエスターマン)も、悪役のインディアンの酋長役で参加していた。イーグルホーンが舞台に現れると、客はブーイングの嵐。それを哀しそうな目で見つめているフランクが、いびつな化粧もあいまって、なんだかピエロに見え、象徴的。ちょっとかわいそうぴゃん・・・・・。

そこへ芝居を見に来たアラブの王様の側近かなんかが、フランクと愛馬ヒダルゴが芝居の中で世界一の長距離ランナーという呼び方をされていることに抗議。なんたって馬の本場のアラビアン、わしらの方がいい馬持ってんだ。ヒダルゴはムスタングだし(ムスタングというのは、速い馬ではないらしい)。フランクとヒダルゴは、アメリカのレースでは負けたことないだろうが、アラビアの本格的なレースでは屁でもないだろう、というわけだ。フランクが招かれたレースはオーシャン・オブ・ファイアーという、アラビアの最高の馬が勢ぞろいする、砂漠横断つき3000マイルの過酷なレース。由緒あるレースで、賞金もハンパではない。

フランクは、ぐれちゃっているからやる気ないんだけども、芝居の仲間、特にイーグルホーンは、こんなところから抜け出すいい機会だから、アラビアに行ってレースに出て来いと励ます。
「わしがお前をFar Rider と呼ぶのは、お前とお前の馬が速いからじゃない。お前はいつもできることなら帰りたくない家から離れるように、自分自身からも遠く離れているからだよ。でも、家に帰らない限り、お前は白人にも、インディアンにもなれない。迷子のままだ。」
そしてとうとう、フランクもアラビアに行ってレースに出ることを決意。船に乗ってはるばる、アラビアにやってくる。

ここでは、アラビアの王様、その娘である姫、エゲレスから富と名誉を求めてレースに参加する高飛車な貴族のねーちゃんなどなどに出会い、その人たちの策略に巻き込まれたりして色々あるのだが、このアラビアでのシーンはどちらかというと冒険活劇の側面に重きを置いており、『インディアナ・ジョーンズ』を彷彿とさせるアクションシーンが続く。

全編を通して印象に残ったのは、馬のヒダルゴさん。シーンにマッチするような表情を撮ろうと、辛抱強く製作側ががんばった結果なんだろうけど、この馬は本当に演技ができるんじゃないかというほど、豊かな表情をする。そんな人間ぽさが、フランクとの友情を良く演出しているからこそ、最後のシーンは感動させられる。

レースに勝ってアメリカに戻ったフランクは、稼いだ賞金で広大な土地を購入し、ムスタングを保護する聖地とした。何千というムスタングが放たれて、野をかけめぐる。フランクは、ヒダルゴから馬具をはずして、仲間の所に行け行けと促す。ヒダルゴは、名残惜しそうに振り向きながらも、仲間の所へ帰って行く・・・・・。そしてフランクは、インディアンの人たちと一緒に馬車に乗っていく。フランクもヒダルゴも、自分の家を見つけたのだろうか。

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元気になった映画・ドラマ | コメント(2) | 【2006/03/20 01:04】
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コメント
あたしの家が乗馬家系(父親の兄が調教師、父が馬の運送業、母が乗馬好き)ということで、親に“観てみなさい”と勧められた映画でした。
確かに、ヒダルゴの表情豊かな顔はすごいと思いました。馬はどんな些細なことにも怯えるような臆病な動物ですから、あーいったデッドレースの撮影も容易ではなかったはず。
製作側も、もちろん馬も、根気よく頑張った結果があの映画やと思います。
ムスタングが今なお残っているのは、彼のおかげなんですよねぇ。
【2006/04/21 21:00】 URL | 鈴 #qI3gJtTs[ 編集] | page top↑
鈴さん、
主演のヴィゴも無類の馬好きのようで、当たり役でしたね。
【2006/04/23 13:19】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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