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『スパイダー パニック!』-B級映画の愛し方講座その1
Eight Legged Freaks

GOさんの『スネーク・フライト』愛し方講座で教材に上がったこの映画。マジメな私はGOさんの教えをきちんと要約してから鑑賞に挑んだ。


dvd on amazon.com
Produced: 2002
Directed by: Ellory Elkayem
Writing Credits: Ellory Elkayem, Randy Kornfield
Cast:
Chris McCormick: David Arquette
Sam Parker: Kari Wuhrer
Mike Parker: Scott Terra
Ashley Parker: Scarlett Johansson
Pete Willis: Rick Overton
Harlan Griffith: Doug E. Doug
GOさん流B級映画の愛し方
1)お馬鹿設定を受け入れる
2)題名と主演で、大体のバカさ加減を推定
3)他の映画に対するオマージュを楽しむ
4)B級映画のしきたりを理解する
5)お笑い担当を素早く見極める
6)各キャラの役割を分析
7)特撮等の技術面へのツッコミ
8)つじつま合わないところをツッコミながら気にしない

1)お馬鹿設定を受け入れる
これは難なくできた。というか、この映画はこういうどーせバレていることを小出しにしたりしないところが良い。いきなり汚染物質の入ったドラム缶が沼に落っこち、そっから採集した虫を、飼育している蜘蛛に食わせているおっさん。このおっさんがタランチュラにやられて、蜘蛛が入っている水槽をこれ見よがしに割っていくシーンなんかも、結構さらっと流している。どーせ何らかの形で蜘蛛たちが放たれてしまうのだから、そういうところにちまちま時間をかけたり理由付けをしたりせず、蜘蛛好き少年・マイクの紹介を兼ねて、くらいのノリで終わっちゃっているところがいさぎいい。

それから、マイクの母親で保安官のサム(カリ・ウーラー)は、マイクの巨大蜘蛛の話を信じてくれないんだけど、これも、サムの後ろに蜘蛛が迫っているのに気が付かない・・・!・・・「信じて!」「いいかげんにしなさい!」とかいうのを延々繰り返す、とかいうまどろっこしいことはせずに、マイクの姉アシュリー(スカーレット・ヨハンソン)が巨大蜘蛛に襲われているところを問答無用にサムに見せて、強引に納得させてしまうところがいい。

2)題名と主演で、大体のバカさ加減を推定
邦題『スパイダーパニック!』はB級生物パニック・コメディの王道であると宣言しているようなものだし、『Eight Legged Freaks』という原題も「蜘蛛だ」と解りそうなもん(タコ、と思う人もいるかも)なので、生物パニックもんということはなんとなく想像付くであろう。そう思うと、『ジョーズ』という題名はブリリアントだったのだなあ。

主演のデヴィッド・アークエット・・・・この人って、最初からこういう人だったんだっけ?アークエット家のおねえちゃんたちが、結構タランティーノものなんかに出ていたので、弟がこっち方面に行くとは思っていなかったのだが・・・。この人が演ずるクリスって、なんかヘン。二枚目風なんだか、笑かすキャラなんだか、設定が中途半端。でもその中途半端なところが面白い。10年前、ふらりと街を出たまま帰ってこなかった風来坊、頑固で無口なタイプの設定と思いきや、サムに花を持ってきて「自分で摘んだんだ」と言ったことを「バカか!俺は!」と額を手の平でペシペシ叩きながら後悔するところとか、携帯で警察に電話して巨大蜘蛛に襲われていると言っても信じてもらえなくて「本当なんだ~~~!!」と叫んでいるときの顔がいきなりゆがむとことか笑う。

3)他の映画に対するオマージュを楽しむ
たいてい、こういうの苦手なんだけど、私、今回はいくつか思いついた。でも全然はずれてるかも。

一つは、街の人がモールへ逃げ込んで、武器を持ってない人はモールにあるものを調達して武装しろと言われて、みんなバットだの弓矢だの持ってくるんだけど、その中で、チェインソーもって来た人がホッケーのマスクをしていて、これって『13金』オマージュですか?その人、殺されるとき結構アップになったりするので、そうかと思った。

あと、最後にクリスが叔母さんを助けて、坑道からバイクで逃げ出してくるところ、後ろから追ってくる炎にいったん包まれてしまうのだけど、その中からうおおおん!と飛び出してくるところが、『ターミーネーター』オマージュかと。特にバイクがオフロード用だったことと、クリスが「アディオス、コンスエラ!」と言うのがシュワちゃんの「アスタラビスタ」にかぶったんだが・・・。

それから、全編に流れる音楽が、『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせた。土の中から出てくる蜘蛛に襲われないように、はしごを倒して蜘蛛が出て来れないようにして、その上を歩いて行くところとか、バックに「ぱらららら~!」とインディ・ジョーンズが危機を脱したときのような音楽になり、ヘマすると「ぴゅるるるるぅぅぅ・・・」なんて。

4)B級映画のしきたりを理解する
スネーク・フライト』では、襲われるのが小動物→Hカップルであったが、こちらでも、猫、ダチョウ、犬、そしてHカップルではなかったが、アシュリーといちゃいちゃしていたボーイフレンドのティーン・エイジャーが襲われる、というものであった。しかしまー、この映画、余り重要じゃないキャラが襲われるときの容赦のないこと!主要なキャラはほとんど危ない目に合わないのに、エキストラ的な人たちは一撃で食われたりする。さっきの信じてくれないお母さんが巨大蜘蛛を目の当たりにするときのように、余分なジラしとかないところがすがすがしい。

5)お笑い担当を素早く見極める
いきなり冒頭から出てくるエイリアンを信じるハーランというDJがお笑い担当なのだろうが、私は副保安官のピートが可笑しかった。クリスがウエイドを殴ったとき、街の人たちは特に気にかけていないのに、交通整理し始める「はい、見世物じゃないんだよ、止まらないで。はい、どんどん進んで」って、もうみんないないのにやっているところが可笑しい。

あと、保安官事務所にある銃を全部持って来い、と言われて、物置の中から銃を次々に出しているとき、「ウインチェスター、38、なんちゃら・・・」と銃の名前を言いながら出しているのに、最後「・・・そしてリー・ハーヴェイ・オズワルドの銃・・・」というところが、なぜか可笑しかった。あとでモールでハーランがこの銃を持ったときも「リー・ハーヴェィの銃だ!今日は奇妙な日だ・・・」と言うシーンがなんだか可笑しいのだが、なんか意味あるのかな、これ。

6)各キャラの役割を分析
お色気担当は、サム役のカリ・ウーラーと、アシュレー役のスカーレット・ヨハンソンですね。母娘でいい女ってのが良い。カリ・ウーラーはスタイルが良くて、制服姿が中々そそられる。スカヨハは、18歳くらいだと思うのだけど、16歳くらいにしか見えない。生意気だけど、母親を愛しているいい娘を好演。護身にスタンガンを持てと言われて反抗するが、母親にひどいことを言ってしまい、不本意ながら「・・・スタンガンちょうだい」って言うところとか、なかなか可愛い。あと、胸が超でっかい!弟と電話の取り合いをしているところ、横からのショットを見るとものすげー出っ張ってて、邪魔そうなくらいでかい。あからさまにサービスと思われる風呂上りのシーンもあるが、あのTシャツがパツパツになったデカパイの方が圧倒される。

7)特撮等の技術面へのツッコミ
巨大蜘蛛はCGだと思うのだけど、全くわからない、というのと、あー合成だ、ってわかるのとスレスレくらいのところでやっている。砂漠で、モトクロス・バイカーと巨大蜘蛛が追いかけっこするところなんかすげー面白かった。石油タンカーに蜘蛛が張り付いて、そのまま炎上!ってのも良かったし。その後、火の中から現れた蜘蛛が「ひゅるるる」とか言いながら倒れてしまうところとか、『スネーク・フライト』の蛇と違ってコミカルに描かれる蜘蛛に結構笑ったりして。

8)つじつま合わないところをツッコミながら気にしない
つじつまが合わない、ということは特になかったんだけど、サブ・プロットになっている町のモール建設の話とか、クリスのお父さんが金鉱を見つけたという話がどーしても頭に入らなかった。まさにどーでもいいことなので、解らなくても一向に差し支えないのだが、ものすごい複雑なミステリーならともかく、B級生物パニック・コメディのサブ・プロットが理解できないつーのが恥ずかしい。

講座第一弾なのでこんなもんだけど、個人的な好みとしては、『スネークフライト』の「密室に蛇」と言うのが、私には地味に感じたんだのだな。こちらの砂漠で巨大蜘蛛とチェイス!みたいのは結構楽しい。あと、キャラがこっちの方が好き。3の、「他の映画に対するオマージュを楽しむ」は、他の映画を知っていないとできないことなので、これが私の今後の課題と言える。これからもB級映画の愛し方を学んで行くぞ!

Key Word
映画 スパイダー パニック! デヴィッド・アークエット カリ・ウーラー スカーレット・ヨハンソン
映画紹介 | コメント(7) | 【2007/06/10 00:20】
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コメント
大変上手に愛せましたね!

あのバイクとの追っかけシーンはこの映画最大の魅力です。丘のところでバイクがジャンプするカットは、もう使い古された定番なのですが、それをクモにもやらせるというくだらなさはもう最高です!

オマージュ補足

オウムが"I see dead people"とシックスセンスの台詞を言う。

ショッピングセンターに皆が集まる、というのは”ゾンビ”へのオマージュ

で、そのショッピングセンターにわんさか人がやってきたときに、あの嫌なオーナーみたいなおっさんが"If you build it,they will come"と言う。これはフィールド・オブ・ドリームズの"If you build it ,he will come"のそのまんまパロディ。
【2007/06/11 22:55】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GO教授
ありがとうございます!だんだん通信教育みたいになってきましたね!
【2007/06/11 23:14】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
GO教授
ところで第二弾は、何を観ればいいの?
【2007/06/11 23:18】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
トレマーズは見た??
【2007/06/12 00:05】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
そう来たか・・・・

もう一度挑戦してもいいよ
【2007/06/12 01:47】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
ヒドゥンとか
【2007/06/12 07:50】 URL | GO #-[ 編集] | page top↑
GOさん、
それだ。リトル・ゼさんのサイト(http://movieholic.blog33.fc2.com/blog-entry-129.html)に取り上げられてて、面白そうだと思っていたの。

観ます、観ます。
【2007/06/12 21:14】 URL | chuchu #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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