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『真実の行方』-それより主人公の行方が気になる!
Primal Fear

公開当時、コレを観たときは、やっぱエド・ノートンの演技に度肝抜かれたんですけど、今観ると、リチャード・ギアがいいね~。この人確か、『ミスター・グッドバーを探して』で、しょ~もないチンピラの役演ってたような記憶があるんですけど、『プリティ・ウーマン』といい、この『真実の行方』といい、いつからこんな、ロマンスグレーの超金持ち/バリバリのビジネスマン(または弁護士)なんて役が似合うようになっちゃったんでしょうか?

真実の行方 [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 1996
Director: Gregory Hobit
Writing Credits: William Diehl, Steve Shagan
Cast:
Martin Vail: Richard Gere
Janet Venable: Laura Linney
Shaughnessy: John Mahoney
Molly: Frances McDormand
Aaron: edward Norton
地域でも人望の厚い大司教の、惨殺事件の容疑者として逮捕されたのが、無垢な顔つきをし、恵まれない少年時代をおくったという、まだ19歳の聖歌隊のアーロン(エドワード・ノートン)。「こりゃあ、話題になる!」といち早く弁護を買って出た、リチャード・ギア演じるマーティン。

マーティンは元検事だったんだけど、弁護士に転職した後は、真っ黒に見える容疑者でも必ず無罪にしてきたすご腕。多額の報酬に、雑誌の表紙。金と名声しか頭にない、ごーつくばりのエゴ人間。

アーロンに面接に行って、アーロンが「ボクはやってないです!」って言っても、「真実はどーでもいい。俺は自分の仕事を忠実にするだけだ」とつれない。要するに彼のポリシーは、犯人であろうがあるまいが、一生懸命やれば無実になる「弁護」は作れる、という理論。

それがね~、この人、段々信じてきちゃうんですよね、アーロンのこと。もう裁判始まっちゃって、検察側の証拠がどう考えてもアーロンが犯人と示唆するものばかり。自分の部下達にもそう言われてしまう。しかしマーティンは

「俺はこの子はやってないと思うんだ!」ってあんた、信じちゃってるんじゃんか~!

しかも、弁護側が不利になるような真実が次々出てきて、マーティンは袋小路に追い込まれる。

そこで、冒頭からちょこちょこ出てきた、マーティンの取材をしている新聞記者とバーで飲むシーンがあるんですけど、ここでマーティンは、自分はお金も好きだし、雑誌の表紙に自分の姿を見るのも悪くない。でも、それだけじゃないんだ、と語り始める。

それを聞くと、どうやら検察官を辞めたのは、罪のない人を刑務所送りにしたことを悔いていて、無罪の人を弁護する側にまわりたかったんだ、というころがわかる。で、言われてみれば、マーティンが弁護士をしているヒスパニックのヤクザっぽい人たちとか、確かにヤクザなんだけど、地域のことを考えている人たちなんですよ。

逆に大司教は、聖歌隊の男の子達に悪さしていたり、検事局の局長は、真実よりも大司教や自分の体裁を取り繕うことばっかり考えている、ということが段々明らかになってくる。

原題が『Primal Fear』となっているんですが、これはなかなかいいタイトルですよね。マーティンの究極の恐怖、本能的な恐怖っていうのは、冤罪で人一人の一生を台無しにしちゃうことだった。しかし、本当に凶悪な人間を刑務所に送りそこなうっていうのは、どんな気持ちなのだろう?

人に陰口叩かれながらも、自分のしていることは正しいと信じてやってきたのに、それが裏目に出たら?自分は、一見真っ黒に見えても、本当は無実な人を救ってきたと思っていたのに、自分が間違っていたら?

このエンディングは、この人もう立ち直れないんじゃないかと思っちゃうわよ~~!!!

Key Words
グレゴリー・ホブリット リチャード・ギア ジョン・マホーニー アルフレ・ウッダード

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オススメですっ! | コメント(2) | 【2009/09/29 03:31】
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映画を作ろう!第一話
Creative Writing - First Story

うちのブログを訪問してくださったしえりさんのブログで、下記のような「おはなし(物語のおおまかなあらすじ)の作り方」が紹介されていて、面白いからチャレンジしてみました。

方法は、まず

意思、清楚、理性、秩序、知恵、
誓約、善良、節度、至誠、生命、
寛容、解放、調和、創造、信頼、
公式、変化、結合、厳格、勇気、
幸運、庇護、治癒、慈愛

と書いた24枚のカードを用意し、裏向きにしてシャッフルし、次のように並べます。
         ┏━┓
         ┃4 ┃
         ┗━┛
┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓
┃3 ┃┃1 ┃┃2 ┃┃6 ┃
┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛
         ┏━┓
         ┃5 ┃
         ┗━┛
これらはそれぞれ、

1:主人公の現在
2:主人公の近い未来
3:主人公の過去
4:援助者
5:敵対者
6:結末(目的)

を表すとの事。今回出た目は下記の通り。

1:主人公の現在-解放
2:主人公の近い未来-公式の逆
3:主人公の過去-知恵
4:援助者-調和
5:敵対者-創造の逆
6:結末(目的)-信頼

で、私が思いついたのは、以下のストーリー。

主人公は大手の企業に勤めるOL。いい給料もらって、悠々自適に暮らしている。今、狙っている男は、近くの大手企業に勤める男で、既婚であるが、主人公は別に不倫でもなんら気にしない、とばかりにアタック中。主人公に惚れている男は、ちょっと気が弱いため、主人公に相手にしてもらえない。で、主人公は既婚男と希望通り不倫を始めるのだが、お互い縛らない関係だと思っていたら、自分は結婚しているくせに主人公を自分の彼女のように扱い、縛ろうとし、自分の思ったような自由な恋愛はないのね、と主人公は幻滅する・・・・・

これで、一応、1,2,4,5まではクリアしたつもりなのですが、6が思いつかない。3の主人公の過去は、彼女がこんな風になっちゃったのは、昔、慎重に慎重に、計画もちゃんと立てて、みたく上手く恋愛をしていたのだけど、その相手にあっさり婚約を解消されちゃって、現在のような刹那的な恋愛を繰り返すような人になっちゃった、って設定にして、結末は、ちょっと気の弱い男に本当の信頼関係を教えられ、こいつとくっついて大団円、みたいな話にしたいのだけど、その辺のエピソードがなあ。

映画好きのブロ友さんたち、知恵を貸してください。
アホな管理人のブログです。 | コメント(6) | 【2009/09/28 06:13】
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リーアム・ニーソン出演作品一覧 [映画偉人伝外伝]
Chu's Filmography @ A Glance

Liam Neeson

本名ウィリアム・ジョン・ニーソン。1952年6月7日、北アイルランドはバリミーナ、カウンティー・アントリム生まれ。 身長6フィート4インチ(193cm)

liam neeson
■The Red Circle (2011) (pre-production)
■Unknown White Male (2011) (pre-production)
■The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader (2010) (filming) (voice) .... Aslan
■The A-Team (2010) (filming) .... Col. John 'Hannibal' Smith
■Clash of the Titans (2010) (post-production) .... Zeus
■After.Life (2010) (post-production) .... Eliot Deacon
■Chloe (2009) .... David
■Five Minutes of Heaven (2009) .... Alistair Little
■Fallout 3 (2008) (VG) (voice) .... James - Father
■The Other Man (2008) .... Peter
■Gake no ue no Ponyo (2008) (voice: English version) .... Fujimoto
■The Chronicles of Narnia: Prince Caspian (2008) (voice) .... Aslan
■Taken (2008/I) .... Bryan Mills
■Seraphim Falls (2006) .... Carver
■The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe (2005) (voice) .... Aslan
■プルートで朝食を (2005) .... Father Liam
■Batman Begins (2005) (VG) (voice) .... Henri Ducard
■バットマン・ビギンズ (2005) .... Henri Ducard
■"The Simpsons" .... Father Sean (1 episode, 2005)
■キングダム・オブ・ヘブン (2005) .... Godfrey de Ibelin
■愛についてのキンゼイ・レポート (2004) .... Alfred Kinsey
■Patrick (2004) (TV) (voice) .... Narrator
■Love Actually (2003) .... Daniel
■Gangs of New York (2002) .... 'Priest' Vallon
■"Liberty's Kids: Est. 1776" (2002) TV series .... John Paul Jones (unknown episodes)
■K-19: The Widowmaker (2002) .... Capt. Mikhail Polenin
■Martin Luther (2002) (TV) (voice) .... Narrator
■"Evolution" .... Narrator (1 episode, 2002)
■The Man Who Came to Dinner (2000) (TV) .... Host
■Gun Shy (2000) .... Charles 'Charlie' Mayeaux
■The Haunting (1999) .... Dr. David Marrow
■Star Wars: Episode I - The Phantom Menace (1999) .... Qui-Gon Jinn
■Les misérables (1998) .... Valjean
■Michael Collins (1996) .... Michael Collins
■Before and After (1996) .... Ben Ryan
■"The Great War and the Shaping of the 20th Century" .... Adolf Hitler / ... (2 episodes, 1996)
■Rob Roy (1995) .... Robert Roy MacGregor
■Nell (1994) .... Jerome Lovell
■Schindler's List (1993) .... Oskar Schindler
■Ruby Cairo (1993) .... Dr. Fergus Lamb, Feed the World
■Ethan Frome (1993) .... Ethan Frome
■Leap of Faith (1992) .... Sheriff Will Braverman
■Husbands and Wives (1992) .... Michael Gates
■Revolver (1992) .... Man
■Shining Through (1992) .... Franze-Otto Dietrich
■Under Suspicion (1991) .... Tony Aaron
■The Big Man (1990) .... Danny Scoular
■Darkman (1990) .... Peyton Westlake / Darkman
■Next of Kin (1989) .... Briar Gates
■High Spirits (1988) .... Martin Brogan
■The Good Mother (1988) .... Leo Cutter
■The Dead Pool (1988) .... Peter Swan
■Satisfaction (1988) .... Martin Falcon
■Suspect (1987) .... Carl Wayne Anderson
■A Prayer for the Dying (1987) .... Liam Docherty
■Sworn to Silence (1987) (TV) .... Vincent Cauley
■Sweet as You Are (1987) (TV) .... Martin Perry
■Duet for One (1986) .... Totter
■Lamb (1986) .... Michael Lamb
■Hold the Dream (1986) (TV) .... Blackie O'Neill
■"Miami Vice" .... Sean Carroon (1 episode, 1986)
■The Mission (1986) .... Fielding
■"If Tomorrow Comes" (1986) TV mini-series .... Insp. André Trignant
■Arthur the King (1985) (TV) .... Grak
■The Innocent (1985) .... John Carns
■"A Woman of Substance" (1984) TV mini-series .... Blackie O'Neill (unknown episodes)
■"Ellis Island" (1984) TV mini-series .... Kevin Murray
■The Bounty (1984) .... Seaman Charles Churchill
■Krull (1983) .... Kegan
■Charlie Was a Rich Man (1981) (TV)
■Excalibur (1981) .... Gawain
■Nailed (1981) .... Young Catholic
■"BBC2 Playhouse" .... Blacksmith (1 episode, 1980)
■Christiana (1979) .... Greatheart
■Pilgrim's Progress (1979) .... Evangelist
■"Play for Today" .... Dermot (1 episode, 1978)

『Filmography at a glance』は、出演作品何本か観てるんだけど、『偉人伝』書くほどの思い入れはない役者さんの出演映画の一覧です。段々収集つかなくなってきたんですけど、偉人伝だと訳したりするの結構時間かかるんだお~。要するに手抜きなんですけど、先々、偉人伝に昇格することもあると思うんで、リクエストがあったら言ってくださ~い!

key Word
映画 俳優 リーアム・ニーソン
俳優 | コメント(0) | 【2009/09/27 10:40】
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『96時間』-娘がムカつく!
Taken

宇多丸さんの「リーアム・ニーソンのお面をかぶったスティーブン・セガール・ムービー」というレヴューが可笑しくて観てしまいました。宇多丸さんの名誉のために言っときますが、宇多丸さんはけして「面白いです」とは言ってません(キメの「オススメです!」はもちろん言ってましたが)。宇多丸さんのしゃべりが面白かったから借りちゃった、という、ほとんど意味不明な動機です!

Taken
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Pierre Morel
Writing Credits: Luc Besson, Robert Mark Kamen
Cast:
Bryan Mills: Liam Neeson
Kim: Maggie Grace
Sam: Leland Orser
リーアム・ニーソンってこういう人だったっけ~?確か、私の愛するキリアンの憧れの俳優じゃなかったかなあ。しかしまあ、リーアムさんに関しては宇多丸さんと彼の聴取者の人たちが面白いこと言ってるんで、ここでは置いておくとして。

私がムカついたのは、リーアム父さんの娘ですよ!リーアム演じる実のお父さんは、元CIAの工作員。お母さんが再婚した新しいお父さんは、なんだか知らんけど大金持ち。17歳の誕生日に馬は貰うわ、U2の追っかけやってヨーロッパ中を旅行する金を親から貰うわ。だいたいさ、このバカ娘が無キズで助かったのは、実のオヤジが元CIAで、継父が金持ってたからじゃん。その時点でもういけすかないですよ!

それにさ、このバカ娘の設定ってなんか変。誕生日で馬が出てきたときとか、「おーまいが!おーまいが!」って走るじゃん。リーアム父さんがパリ行きを承諾してくれたときも走ってたじゃん?なんかやたら無邪気に走りまわるんだけど、アレって12歳くらいの描写じゃないですかね?17歳ってもう少し成熟してない?『ジュノ』とか、『リトル・ミス・サンシャイン』のポール・ダノとかさ。それとも金持ちの娘ってあんな感じなのか?あ!そっか!のちのち誘拐されてから、この娘が処女だ、っていうのの伏線なのかな、この「無邪気」を強調した役作りは。でもそんだったら、こんなバカっぽい無邪気さを強調するんじゃなくて、友達との会話の中で

「やだ~、あんたまだ処女なの?!」なんてバカにされたりとか、そーいう逸話みたいのを持ってきてくださいよ。

あとさ、今時の17歳が追っかけしたいバンドってU2ですかね~。U2っつったら、お母さんの方が追っかけしたいバンドなんじゃないの?だからやたら寛大に承諾したのかな、お母さんは。

このお話の中では、リーアム父さんのあっぱらぱーの小娘が、パリに旅行に行ったら人身売買組織に誘拐されてしまうのですが、なんか、映画の中で「一人旅している女の子を誘拐する方が、コストがかからなくていい」っていう理由で、空港に着いたばかりの女の子たちを狙っている、って話だったんだけど、コレってどうかね。このお話にズバリあるとおり、誘拐した娘の親が金持ってたり、権威のある仕事してたりしたら、却って面倒くさいことになるんじゃない?まあ、やたらと腕っ節の強い元CIAが追っかけてくるってことはないにしろ。

私がたまたま読んだ人身売買に関する記事では、身寄りのない娘とか、家出少女とか、売春やってる娘とか、いなくなっても誰も大騒ぎしないような娘を誘拐してくるって書いてあったよ。そういう子がいるのは可愛そうなことなんだけど、人身売買する方の身になって考えてみれば、その方が都合がいいのでは。なんかいかにもアメリカの中産階級以上の家の娘なんか誘拐したら、親がわーわー騒いで仕事しづらくなるんじゃないかしら。

とか、要らぬ心配をしながら観てましたが・・・・。そうそう、そんで最後、リーアム父さんとバカ娘は空港に降り立ち、娘は人ごみの中を一日千秋の思いで待っていたお母さんと継父のところへ走って行く(また走った!)んだけどさ、いくらマフィアだとは言えあんだけ人殺して、あっさりアメリカに帰って来れる訳ねーだろ!だいたいさ、リーアム父さんをパリに送り込む時は自家用ジェットだかなんかで送りこんだんだから、帰りもソレで隠密に帰ってくればいいだけの話じゃん!金持ってんだろ~~!!!(警察とかより、最後に殺したサルタンとか違法な組織の方がヤバくね?とか思うのですが)

Key Words
ピエール・モレル リュック・ベッソン

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映画感想 | コメント(3) | 【2009/09/27 08:14】
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一度は体験してみたい!トミー・エマニュエルの職人芸
Tommy Emmanuel @ the Ark, Michigan September 25th, 2009

いや~、今回は本当に、自分がもっと音楽やギターに詳しくて、このすっごい演奏を言葉で表現できたら!とマジで思いましたね。とにかく凄かったんですけど、なんて言ったらいいかわかんないよ~!説明できないので、「Tommy Emmanuel」でちゅ~ぶで観てみてください。とにかく凄いから。

Tommy Emanuel
ステージに出てきて、おもむろにアコギをセットアップした後、もんのすごい早弾きでノリノリのナンバーを演奏。私はこの人のこと「一人バンド」って呼んでるんですけど、少なく見積もっても、ベース、ドラム、サイドギター、リードギターは全て一人で、ギター一本でやってる。下手すると「ツインリード」もやってるから、5人分演奏してるかも。これを観ていると、普通のバンドってなんなの?!って思う。

それは本人も重々わかっているらしく、

「バンドのメンバーは紹介したっけ?」

なんでジョークもかましてた。でもその後、「はい、まずベースです!」って、

ぼん、ぼん、ぼん、

とベースラインを弾き始め、「はい、ドラムです」

ってカッティングというか、手の平で弦を叩き出し、「次はギター」

とか言って、コードを弾く、で、そこにメロディも乗っかって行くんだよ~!!!!

しかも、なんと「ドラム・ソロ」まで観れました。ジャズのドラマーが使う、ハケみたいのあるじゃん?あれと手の平で、ギターのそれこそいろんなところを叩いて音を出すんだけど、ハケでマイクも叩いてた。マジで部分部分、ジョン・ボーナムみたいなソロだったよ!ジョン・ボーナムよ!

・・・でもさあ、あれって「ドラム・ソロ」なのか?「ギター・ソロ」ではないよなあ。そもそも、最初から一人しか演奏してないのに、「ソロ」って・・・。

この人オーストラリア人ってことなのですが、MCがほとんど何言ってるかわかりませんでした。私も一応、アメリカ10年以上住んでるので、大概はMCわかるのだけど、トミーさんのギャグは全くわからなかった。でもとにかく場内大爆笑だったので、相当面白い人に違いない。弾いてるときも愛嬌たっぷりだったしね。

一個だけわかったのは、トミーさんがチューナーに対して文句を言ってるところ。チューニングしながら下を見るので、チューナーに繋いであるようなんだけど、

「・・・・しょっちゅうモメるんだよ・・・・チューナーと・・・・・チューナーは『チューニングできました』って言うんだけど、音あってねーよ!」

って叫んだときは爆笑しました。その後も曲間に

「Dだよ!・・・・サンキュウ!」

って言ってるときがあって、チューナーって時々混乱して、「A」「E」「F」とがバラバラ!って表示されたりするじゃん?それに対してしゃべってるのかと思ったらわろた。

最前列のハード・コアなファンと思われる人とはすでにお友達らしく、

「彼女に、『なんであなんたはビートルズのナンバーを演らないの?』なんて言われちゃいまして・・・・」

とか言ってビートルズ・メドレーを始めたのですが、これが凄かった。

だってさー、「ディ・トリッパー」で、お馴染みの

だーだたらららー たたー たたた

っていうリフと、歌のメロを一緒に弾いてるんだよ!(もちろんベースもドラムもやりながら)

・・・・理屈で考えれば、ギターってそういうことが出来る楽器なんだよね。指が届けば。でもさ!

一緒に観に行った我が社のスーパーギタリスト、Kさんは、

「そりゃそうだけど、全部リズムが違うんだよ!」って、そうだよね~。

で、もうとにかく「すっげえな~」って感じだったんですけど、それで押し切るんじゃなくて、普通にギターの教則本みたいなスタンダードの曲もメロメロ~っと弾いていて、これは私には退屈でした。

あ、そうそう、なんかMCの端々に「カラマズー、カラマズー」って出てきて、それがミシガンにあるカラマズーのことらしいんだけど、そこにギターを修理に持っていくんだ~明日!とか言ってて、それがなんでも1934年に作られたギターで~、とか、この辺はさすがギターオタク!って感じで嬉々としてギターのことをしゃべっていたんですが、ライブの後でKさんが、

「カラマズーって、ギブソン発祥の地なんだよ!」

ってことで、カラマズー時代に作られたギブソンは、今ではもちろんプレミア付き、200万円くらいするんだって。

実は前座の人がいて、名前忘れちゃったけど、この人も「一人バンド」なんだけど、「フォーク・シンガー」の域から出てない人。もちろん上手いのですが、むちゃくちゃ普通で退屈で、曲が「父に捧げます」とか「息子に捧げます」っていう、メロウな、湿った曲ばっかり。で、ピアノの弾き語りもしたんですけど、曲がもう、ジャーニーのバラード(オープン・アームスとか)とか、リチャード・マークスかよ!って感じで、ほとんど拷問でした。

でもこの人、トミーさんのお友達らしく、後半この人と二人で、じゃんじゃか思いっきりストロークで弾きまくりながら演ってて、なんだかどこかで観たことある光景だ、と思ってたら

アリス!

って頭に浮かんで来ちゃった(笑)

最後の曲はこの人がピアノを弾いたリチャード・マークスみたいなふつーの曲で閉められ、「ああ~もっとテンポのいい一人バンドで閉めてくれ~」って感じで、ちっと残念

マイミクのGOさんが紹介してくれたときから「一度は観てみたい!」と思ってたので、ミシガンに来てくれて嬉しかったけど、「一回観れば充分」って感じでした。

key Word
音楽 トミー・エマニュエル
ライヴレポ・感想 | コメント(2) | 【2009/09/27 07:15】
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『レッド・ドラゴン』-羊の二番煎じ
Red Dragon

FBI捜査官のウィル・グレアム(エドワード・ノートン)は、誰も解明できなかった連続殺人犯が、人食いではないかと予想するが自信が持てず、FBIコンサルタントの精神科医、Dr.レクター(アンソニー・ホプキンス)に相談に行く。いつも通り紳士的にアドヴァイスしてくれるレクター博士であったが、ウィルは、博士の持ち物の中に、レクター博士が犯人ではないかと思われる証拠を見つけてしまう。と思った瞬間、レクター博士に襲われるウィル!死闘の末、ウィルはレクターを逮捕するが、そのときの経験がトラウマになり引退してしまうが、またもや謎の連続殺人が起こり、FBIから援助を要請される・・・。

レッド・ドラゴン(2002) 【プレミアム・ベスト・コレクション1800】 [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2002
Director: Brett Ratner
Writing Credits: Thomas Harris, Ted Tally
Cast:
Dr. Hannibal Lector: Anthony Hopkins
Will Graham: Edward Norton
Francis Dolahyde: Ralph Fiennes
Jack Crawford: Harvey Keitel
Reba McCalane: Emily Watson
Freddy Lounds: Philip Seymour Hoffman
羊たちの沈黙』の続編っていうか、物語り的にはこっちが先、しかも既に一度映画化されているので、実質『羊たちの沈黙』の成功に乗っかったリメイクの感は否めません。アンソニー・ホプキンスのDr.レクターがあんまりにもハマり役なので、この人の個性でもう一本行けるか!って作ったらコケちゃった!って感じでしょうか。

結局『羊』のクラリスがウィル・グレアムになっちゃったっていうだけというか・・・。『羊』で印象的だった、クラリスが初めてレクターに会いに精神病院の暗い、湿った廊下を歩いて行くところ、レクターとガラス越しに話すところ、カメラの感じとか、全部『羊』をそっくりそのままのアングル。

コレ私本も読んだんだけど、小さなディティールを一つ一つ紐解いて犯人を割り出すプロットなので、125分あっても足りません。なので、次から次へと事件の謎解きの連発で、その次点でリアリティないです。そんなに都合良く次々と驚くべき事実!みたいに起こるわけないじゃん!みたいな。

でもこの映画って、今観てみるとオールスターなんだよね~。エド・ノートン、アンソニー・ホプキンスはもちろんなのですが、FBIのウィルの上司、ジャック・クロフォード役がハーヴェイ・カイテル・・・・これはね~ちょっと・・・・『羊』で
ジャック・クロフォード演じてたスコット・グレンがハマり過ぎてましたからね。落ち着いて、冷たくクールに、どんな凶悪な犯罪でも一歩退いて感情的にならず、しかし温かみもあるという・・・。ハーヴェイ・カイテルだとちょっと下世話っていうか、マフィアのボスみたいになっちゃうのよ!

それから、全く職業倫理のない、うさんくさ~い新聞記者、ラウンズの役がフィリップ・シーモア・ホフマン。このいや~な感じ、やっぱ上手いですね、この人は。で、なんか悪いことして捕まって、ウィルとクロフォードに協力しろって言われて、連続殺人犯を刺激するために「この殺人犯はバカだ」みたいな記事を書いたため、犯人にむごたらしく殺されるというすごい見せ場があって、裸で車椅子に接着剤で貼り付けられて、情けなく泣いたり「殺さないでくれ~」って懇願したり、ハマってるぅ。でも、この人作り過ぎのきらいがあるせいか、あんまり緊迫感がなかったけど。(裸体が結構痩せていた。若かったのね)

犯人のフランシス・ダラハイドを演じるのは、『愛を読むひと』のレイフ・ファインズなんですけど、ちょっと笑ってしまいました。この頃は無名だったのかしら?背中いっぱいに「レッド・ドラゴン」の刺青入れて、ラウンズに見せてるところとか超笑った。なんかすごいドラマチックに着物(はい、日本の着物です)をばさあ!と脱いでラウンズにポーズ取って見せるとラウンズが「お~~まいがぁ~っど!」とか泣きそうになるのですが、全然おぞましくもなんともなくて、失笑、みたいな。

あと、ダラハイドの盲目の恋人・リーバを演じるのが『パンチ-ドランク・ラブ』のエミリー・ワトソンで、こんな映画に出てたのか、という。なんか、エド・ノートンといい、フィリップ・シーモア・ホフマン、そしてエミリー・ワトソンと、結構良心的というか本物の?役者さんが出ているのだから、いい映画になりそうなものなのですが、雰囲気優先の、『羊』の二番煎じ感は拭えません。

なんか、こんな映画をありがたがって観ていたのかと思うと恥ずかしい~ってくらい、時代性がありましたね。『羊』も時代を感じるけど、こっちは緊迫感とかがすごいので時代性とかそういう瑣末なことはどーでもいいんだけど、『レッド・ドラゴン』はこの頃のもういうグロ系ミステリーの悪いところ(大げさ、謎解きが細か過ぎて良くわかんないかこじつけっぽい、不必要にドラマチック)の集大成、みたいな感じでした。

あ、そうそう、この映画のDVDのプレヴューに入ってたのが、アン・リー監督の『ハルク』のプレヴューで、これがのちのちエド・ノートンがやることになるなんて思ってなかっただろうな~なんて思いました。

Key Word
ブレット・ラトナー アンソニー・ホプキンス レイフ・ファインズ ハーヴェイ・カイテル エミリー・ワトソン

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■フィリップ・シーモア・ホフマン映画偉人伝
映画感想 | コメント(5) | 【2009/09/25 04:44】
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『ファイト・クラブ』-やっぱ面白いです!
Fight Club

エドワード・ノートンが演じる主人公に実質名前がないっていうのに気が付かなかったよ。日本の映画サイトではジャックになっているけど、IMDbでは「The Narrator」としかなってなくて、「あれ?タイラーと飛行機の中で会ったとき、自己紹介しなかったっけ?」ともう一度そのシーンを見直してしまった。ウィキで調べたら、主人公の名前は「ジャック」であると示唆されていると書いてあって、DVDの特典でもジャックになっていたので、今はジャックであると定着しているけど、初見では気がつかなかった。

ファイト・クラブ [DVD]
dvd on amazon.com

Produced: 1999
Director: David Fincher
Writing Credits: Chuck Palahniuk, Jim Uhls
Cast:
The Narrator: Edward Norton
Tyler Durden: Brad Pitt
Marla Singer: Helena Bonham Carter
Robert Paulson: Meat Loaf
Angel Face: Jared Leto
どっちかっていうとエド・ノートン目当てで観たんだけど、やっぱカッコいいね~、この頃のブラピ。こういう役ピッタリだよなー。そもそも、ブラピ演じるタイラー・ダーデンは、主人公が「なりたい、憧れる」男像なんだもんね!エド・ノートンがインタヴューで、「タイラー・ダーデンが益々強くなっていく傍らで、ジャックはどんどん貧弱になっていく設定にしようとブラッドと話し合って、ブラッドは毎日筋トレに日焼けサロン、僕は厳しいダイエットをしてどんどん痩せた」って言ってるのを読んだけど、本当、その辺良く描写されていたね~。

タイラーが爆弾を作る前に、ジャックの手を薬品で火傷させるシーンがありますよね?あそこで、激しい痛みを感じたジャックが、心を平静にするために、森林のさわやかな様子を心に描いて、痛みを和らげようとする。するとタイラーは、

「痛みを和らげるな!痛みはここにある!逃げるな!痛みを感じろ!」

みたいなことを言うんだよね。これは、なんか「ぐさ~」っときましたね。私もストレス解消とか言ってジムで汗を流したり、マッサージやフェイシャルに行ったり、アロマセラピーだのスパだの、色んなことをして平静な心を保とうとしている。しかしここまでストレスを溜めているのはなぜなのか?その原因と向き合ったことはあるのか?

ファイト・クラブで男たちが素手で殴りあうのも同じで、現代人たちは、「怒り」を爆発させたり、自分のアグレッションを解放する機会がないので、こんなにストレスを溜めているのではないか。

ファイト・クラブの宿題の一つに、「全然知らない人にケンカを売って、負ける」ってのがあったのだけど、ナレーターは、

「これがなかなか難しい。普通の人は、ケンカを避けようとするからだ」と言う。

確かにコレは可笑しい。理由もなくホースで水をかけられた人たち、みんないいスーツとか着ているのに、ケンカしない。「You don't have to do this」とか言いながら足早に去ろうとする。一人だけ、ハゲで弱弱しそうな人がちょっとケンカ腰になったのが面白かったけどね。

この映画が最初に公開されたときは、エド・ノートンとブラピが同一人物だって、明かされてなかったんだよね。私は知らなくて、最後「へー」と思ったんだけど、今回は最初から知ってて観ていたので、「なるほど良く出来ているなあ~」と感心した。

例えば、マーラとタイラーが絶対一緒にジャックの前に現れない。でもそれは、「うちの両親も同じことをした。一つのベッドでセックスしているくせに、僕の前では一緒にいない。僕はいつも二人の間の連絡役・・・」というナレーションを入れて、タイラーがナレーターのもう一つの人格だ、というところから観客の視線を逸らせていたり。もちろんカンのいい人はわかっちゃうんだろうけど、私なんかこれっぽっちも疑ってませんでした。

それにブラピって、すっごい面白いんだよね~。『バーン・アフター・リーディング』でかなり炸裂してたけど、このタイラー・ダーデンは、私のお気に入りの『セブン』のデヴィッド・ミルズ刑事にかなり近かった。「You know why?」とか「That's what I'm talking about」っていう言い方とか、そのまんま同じ。正直、今回再見してみて、『ファイト・クラブ』のタイラー・ダーデンの方が、お気に入りNo.1のブラピになりそうなくらい。

エド・ノートンももちろん良くって、初めてこの映画を観たときにめちゃくちゃインパクトに残ったのは、エド・ノートンが会社の上司の前で「一人ゲンカ」をするシーンなんだよね。あれは「なんじゃこりゃ~!」っていうのとなんか、ものすごいラディカルなものを観ているという衝撃、それと、最後に「お願いだからもう殴らないで、お願い・・・・」って演技で泣くところの情けなさ、なんかすっごいシーンだった。

こういう人間の二面性を描く映画の場合、特にクリスチャンの概念では「天使と悪魔」「善と悪」みたいなメタファーなんでしょうけど、前に聴いたことがある、確か町山さんのラジオだったと思うのだけど、キリスト教の世界観というか神様観っていうのは、神様がいて、神様の言うとおりにしていれば神様に気に入られて安穏と生活できるんだけど、あえて逆らうことによって人間は「自己」というものを確立していくんだ、っていうような話で、「堕天使ルシファー」と言われる様に、悪魔は、元々神に仕える天使であったと。

『ファイト・クラブ』でも似たようなことを言っているくだりがあって、さっきも言及した、タイラーがジャックの手を薬品で火傷させるシーンで、

「お前は神様に愛されていないかもしてないんだよ。俺たちは無視されたミドル・チャイルドなんだ。そんだったらそれでいいじゃないか!」

ってタイラーが言ったり、タイラーとジャックの家族の話を聞いていると、お父さんの存在感が希薄で、要するに「自己を形成するためには逆らっていく相手が必要で、今の世の中そういう相手がないために成長できないことにフラストレーションを感じる男たち」がファイト・クラブで生き返ったような気持ちになるのかなと。

そういえば、ジャックは、マーラにすごく魅かれているのに、マーラのことをがん細胞とかなんとか、自分の生活をおかしているモノみたいに扱うんだよね。アタシも今、そういう風に感じるの~。愛したり愛されたりして、自分の人生にどんどん食い込んでくるとウザい!それって「利己主義」というか、「管理主義」というか、予想のつかないものに振り回されるのはいやだ、という、守りに入っちゃってるってことなんじゃないかしら。

だって結局、最後の結末は、タイラーが「神」になってしまい、ジャックはそれに逆らうことによって自己を発見する。その発見した自己は「マーラを愛してる」と認められる自分なんだよね。最後、手を繋いでクレジットカード会社のビルが次々に爆発していくのを見ながら、

「ごめんね、君はたまたま僕の一番オカシイ時に出逢ってしまったんだよ」

と真剣に、あの、エド・ノートンの子犬みたいな目で謝っているところが印象的でした。

デヴィッド・フィンチャー監督作品一覧
エドワード・ノートン出演作品一覧
ブラッド・ピット映画偉人伝
■ヘレナ・ボナム=カーターって、結構キレイ。『ターミネーター4』でも思ったけど
■ファイト・クラブのレジェンドになってしまう、男乳を持つロバート・パールソンを演じるミート・ローフは、『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』 でジャック・ブラックのお父さん役をやっています。
■エド・ノートンにボコボコにされてしまうブロンドのエンジェル・フェイス役のジャレッド・レトーって、結構名作に出ているんだよね。『アメリカン・サイコ』とか。いつも小物の役なんだけど・・・。
オススメですっ! | コメント(2) | 【2009/09/25 00:45】
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デヴィッド・フィンチャー監督作品一覧[映画偉人伝外伝]
Chu's Filmography @ A Glance

David Fincher

本名デヴィッド・レオ・フィンチャー。ニックネームはフィンチ、デイヴィ。1962年8月28日、コロラド州デンバー生まれ。 身長6フィート0.5インチ(184cm)。

David Fincher
■20,000 Leagues Under the Sea: Captain Nemo (2013) (pre-production)
■The Girl with the Dragon Tatto (2011) (filming)
■ソーシャル・ネットワーク (2010)
■ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2008)
■ゾディアック (2007/I)
■George Michael: Twenty Five (2006) (V)
■Video Hits: Paula Abdul (2005) (V) (videos "Straight Up", "Forever Your Girl" and "Cold Hearted")
■Panic Room (2002)
■Madonna: The Video Collection 93:99 (1999) (V) (video "Bad Girl")
■ファイト・クラブ (1999)
■Ladies & Gentlemen: The Best of George Michael (1999) (V) (video "Freedom '90")
■The Game (1997)
■セブン (1995)
■The Best of Sting: Fields of Gold 1984-1994 (1994) (V) (video "Englishman In New York")
■Aerosmith: Big Ones You Can Look at (1994) (V)
■Dangerous: The Short Films (1993) (V) (video "Who Is It")
■Alien³ (1992)
■Madonna: The Immaculate Collection (1990) (V) (videos "Express Yourself", "Oh Father" and "Vogue")
■The Beat of the Live Drum (1985)

『Filmography at a glance』は、出演作品何本か観てるんだけど、『偉人伝』書くほどの思い入れはない役者さんの出演映画の一覧です。段々収集つかなくなってきたんですけど、偉人伝だと訳したりするの結構時間かかるんだお~。要するに手抜きなんですけど(爆)、先々、偉人伝に昇格することもあると思うんで、リクエストがあったら言ってくださ~い!
映画 | コメント(0) | 【2009/09/24 00:27】
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エドワード・ノートン 出演作品一覧 [映画偉人伝外伝]
Chu's Filmography @ A Glance

Edward Norton

本名エドワード・ハリソン・ノートン。ニックネームはエド。1969年8月18日、マサチューセッツ州ボストン生まれ。 身長6フィート1インチ(185cm)。

Edward Norton
■The Avengers (2012) (announced) (rumored) .... Bruce Banner
■Motherless Brooklyn (2010) (announced) .... Lionel Essrog (Director/Writer)
■Iron Man 2 (2010) (post-production) .... Bruce Banner
■Stone (2010) (post-production)
■Leaves of Grass (2009) .... Bill Kincaid
■Pride and Glory (2008) .... Ray Tierney
■The Incredible Hulk (2008) (VG) (voice) .... Bruce Banner
■インクレディブル・ハルク (2008) .... Bruce Banner
■The Painted Veil (2006) .... Walter Fane
■幻影師 アイゼンハイム (2006) .... Eisenheim
■Down in the Valley (2005) .... Harlan (Writer)
■キングダム・オブ・ヘブン (2005) .... King Baldwin
■The Yunnan Great Rivers Expedition (2003) (TV) .... Cinematographer
■The Italian Job (2003) .... Steve
■25時・・・ (2002) .... Monty Brogan
■レッド・ドラゴン (2002) .... Will Graham
■Frida (2002) .... Nelson Rockefeller
■Death to Smoochy (2002) .... Sheldon Mopes / Smoochy the Rhino
■The Score (2001) .... Jack Teller
■"The Simpsons" .... Devon Bradley (1 episode, 2000)
■僕たちのアナ・バナナ (2000) .... Father Brian Finn (Director)
■ファイト・クラブ (1999) .... The Narrator
■American History X (1998) .... Derek Vinyard
■Rounders (1998) .... Lester 'Worm' Murphy
■Everyone Says I Love You (1996) .... Holden Spence
■ラリー・フリント (1996) .... Alan Isaacman
■真実の行方 (1996) .... Aaron
■Only in America (1994) (V) (as Ed Norton) .... Duane/James/Bruno/Eric/The Museum Guard

『Filmography at a glance』は、出演作品何本か観てるんだけど、『偉人伝』書くほどの思い入れはない役者さんの出演映画の一覧です。段々収集つかなくなってきたんですけど、偉人伝だと訳したりするの結構時間かかるんだお~。要するに手抜きなんですけど(爆)、先々、偉人伝に昇格することもあると思うんで、リクエストがあったら言ってくださ~い!
俳優・男優 | コメント(0) | 【2009/09/22 23:13】
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『恋するポルノグラフィティ』-アパトーっぽいが
Zack and Miri Make a Porno

ザック(セス・ローゲン)とミリ(エリザベス・バンクス)は高校時代からの友達で、今はルームメイト。ザックはコーヒー屋の店員、ミリはモールでバイトしていて、今月も家賃や光熱費を払えない。ミリは、来たる高校の同窓会で、当時憧れていたフットボール部のボビーをひっかけて、熱い一夜を過ごそうと、勝負服を買い込み、ザックのコーヒー屋で着替えていると、客の高校生にその姿を携帯で撮られてしまう。

恋するポルノ?グラフィティ [DVD]
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Produced: 2008
Director: Kevin Smith
Writing Credits: Kevin Smith
Cast:
Miri: Elizabeth Banks
Zack: Seth Rogen
Delaney: Craig Robinson
Mr. Surya: Gerry Bednob
ザックは同窓会に来たくなかったので、ミリがボビーにアタックしている間、退屈してバーでブランダン(ジャスティン・ロング)という男としゃべっていると、ブランダンはLAでハードコア・ゲイ・ポルノの男優をやっていて、実はボビーのボーイフレンドだと知る。

このブランダン役のジャスティン・ロング最高!オールバックにして異常に低い声でしゃべってて、最初は「私の好きなジャスティンじゃない!」と思ったけど、その後、ボビーと痴話ケンカをしているところ、もう最高!!

「うわー、普通のカップルみたいにケンカしてる!」

ってザックが言うんだけど、本当にそうなの!ブランダンが興奮して、しゃべりながら手を上げると、それを無意識に握るボビーとか、男女のカップルだと良くやるじゃん!それとか、わーっと言い合いした後、「わかってくれてありがとう、チュッ」って軽いキスしたりとか、マジ男女のカップルを見ているみたいで、すっごい可笑しい!ゲイのカップルが本当にこういう感じかどうかという問題じゃなくて、男同士のカップルが男女のカップルみたいなのがすっごい面白い。やっぱジャスティン・ロングっていいなあ。

同窓会から帰ってくると、水、ガス、電気は料金滞納で止められており、いよいよ売春でもしないと生活していけないと悩むミリにザックは、

「どうせ売春するなら、ポルノ映画を作ろう!」

と提案する。ミリは、さっきコーヒー屋で撮られた着替えの様子をゆーちゅーぶに載せられ、生理用のデカパンをはいていたため「Granny Panties(ばばあパンティ)」と呼ばれ既に有名人。ポルノを作れば売れる!ザックとミリは高校時代から友達だけど、恋人になったことはないので、もちろんエッチしたことはないのだが、

「お金のために、オレとセックスしてくれるか?!」

とザックに頼まれ、ミリは承諾する。

で、この後共演者をオーディションし、資金を調達し、「映画はタイトルが大切だ」とか言って、既存のタイトルのパロディを考えるところがむちゃおかしい。『Fuckback Mountain』とかさ。本編にも結構な時間を割いてあるんだけど削除シーンにもめちゃくちゃあって、どうやらセス・ローゲンとエリザベスのアドリブみたいなんだよね。『Cop Land』のパロディで『Cock Land』、って言ったあと、『The Cop』のパロディの「『The Cock』!」を同時に思いついてゲラゲラ笑い出したり。

でもそん中で、私的にむっちゃ受けたのが『Cocoon』のパロディで『Cocunt』!!

「『Cocock』でもいいな」

って、全然ヒネリがないんだけど、ソファから落っこった!

で、最終的にザックとミリが「はっ」と思いついた究極のタイトルが『Star Whores』(爆)!!!

でこの後は、映画を撮る様子をドタバタを面白おかしく見せるのですが、要は、ずっと友達だったのに全くザックに魅力を感じなかったミリが、映画作りを一生懸命やっているザックに段々魅力を感じてきて、ポルノのためにセックスしただけなのに、本気になってしまうという、いわゆるアパトー一家お得意の「男のための恋愛映画」なのですが、アパトーさんはプロデューサーじゃないんだよね。タイトルを考えるところの映画ヲタっぽい会話も、アパトー映画っぽいんだけど、脚本・監督は、ケビン・スミスという人しかクレジットされてないの。

この人も『ドグマ』や『クラークス』の監督・脚本をやった人なので(IMDbで読んだ)、才能ある人なのだろうけど、この映画は余りにジャド・アパトーしていて、パクり?!セス・ローゲンが色々口出ししたのかしら。それとも今やこれはラブコメの一パターンとして定着したのかな?

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映画レビュー | コメント(0) | 【2009/09/22 02:29】
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ジャスティン・ロング [映画偉人伝外伝] 出演作品一覧
Chu's Filmography @ A Glance

Justin Long

本名ジャスティン・ジェイク・ロング。ニックネームはザ・マック・ガイ。1978年6月2日、コネチカット州フェアフィールド生まれ。 身長5フィート8.5インチ(174cm)。

justin long
■Going the Distance (2010) (filming)
■Alpha and Omega (2010) (post-production) .... Humphrey
■After.Life (2010) (post-production) .... Paul
■Alvin and the Chipmunks: The Squeakquel (2009) (post-production) (voice) .... Alvin
■Planet 51 (2009) (completed) (voice) .... Lem
■Taking Chances (2009) .... Chase Revere
■Old Dogs (2009/I) .... Adam Devlin
■Youth in Revolt (2009) .... Paul Saunders
■Funny People (2009) .... Re-Do Guy
■Serious Moonlight (2009) .... Todd
■スペル (2009) .... Clay Dalton
■Still Waiting... (2009) (V) (uncredited) .... Dean
■そんな彼なら捨てちゃえば? (2009) .... Alex
■Zack and Miri Make a Porno(2008) .... Brandon
■Just Add Water (2008/I) .... Spoonie
■Strange Wilderness (2008) .... Junior
■ウォーク・ハード ロックへの階段 (2007) (uncredited)
■Alvin and the Chipmunks (2007) (voice) .... Alvin
■Terra (2007) (voice) .... Senn
■ダイハード4.0 (2007) .... Matt Farrell
■"King of the Hill" .... Adam / ... (3 episodes, 2006-2007)
■26世紀青年 (2006) .... Doctor
■トラブル・カレッジ/大学をつくろう! (2006) .... Bartleby Gaines
■The Break-Up (2006) .... Christopher
■"That '70s Show" .... Andrew Davis (1 episode, 2006)
■"Campus Ladies" .... Connor (1 episode, 2006)
■Dreamland (2006) .... Mookie
■The Sasquatch Gang (2006) .... Zerk Wilder
■Herbie Fully Loaded (2005) .... Kevin
■ウェイティング・・・ (2005) .... Dean
■Robin's Big Date (2005) .... Robin
■Wake Up, Ron Burgundy: The Lost Movie (2004) (V) .... Chris Harken
■Dodgeball: A True Underdog Story (2004) .... Justin
■Hair High (2004) (voice) .... Dwayne
■Raising Genius (2004) .... Hal Nestor
■"Ed" .... Warren Cheswick (83 episodes, 2000-2004)
■Jeepers Creepers II (2003) .... Darry Jenner
■Crossroads (2002/I) .... Henry
■Jeepers Creepers (2001) .... Darry Jenner
■Happy Campers (2001) .... Donald
■Galaxy Quest (1999) .... Brandon

『Filmography at a glance』は、出演作品何本か観てるんだけど、『偉人伝』書くほどの思い入れはない役者さんの出演映画の一覧です。段々収集つかなくなってきたんですけど、偉人伝だと訳したりするの結構時間かかるんだお~。要するに手抜きなんですけど(爆)、先々、偉人伝に昇格することもあると思うんで、リクエストがあったら言ってくださ~い!
俳優・男優 | コメント(0) | 【2009/09/22 00:54】
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『エレファント』-余すところなく表現してる
Elephant

多分この映画は、『ボーリング・フォー・コロンバイン』で取り上げられていた高校生の銃撃事件の、ガス・ヴァン・サント版解釈なのだと思うんですけど、事件と特に関係のない高校生たちの行動と、事件を起こした2人の男の子たちの行動を、全く同じ目線で描くことにより、事件を起こした男の子たちと、その他大勢の高校生たちがなんらかわらないんだよ、ということをズバっと指摘していていいな、と思いました。

エレファント デラックス版 [DVD]
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Produced: 2003
Director: Gas Van Sant
Writing Credits: Gas Van Sant
Cast:
Alex: Alex Frost
Eric: Eric Deulen
John: John Robinson
Jordan: Jordan Taylor
Carrie: Carrie Finklea
ある男の子は、朝っぱらから酔っ払ってるお父さんを面倒見ていて遅刻、そのおかげで校長に呼び出される。違う男の子は写真部で、知らない人でも声をかけて写真ばかり撮っている。女の子は負け組みでみんなにバカにされているけど、黙って耐えている。事件を起こした子達のうちの1人は、授業中にクラスメートにものを投げつけられたりしている。

この子たちは、劇中での絡みはほとんどなく、その中でドラマが生まれたりしないし、セリフもほとんどないんですが、だからこそ一人一人の物語の中での比重が一緒で、いわゆる「主人公」「脇役」とか、「いい人」「悪者」みたいなキャラ設定になってない。

それと、それぞれの高校生たちが、学校内を移動していくところを後ろから追うカメラワークで、学校内の様子や、いわゆる「今時の高校生」がどんな風なのかというのも画面いっぱいに描いていて、それも「上手いな~」と思った。特に、一人の子を中心に撮っていても、そのバックにさっき中心だった子が写っていたりするので、おのずと背景にいる子供たちにも気を配るような観方に自然にしてくれる。

いわゆる起承転結もキャラ設定もない映画なので、観てて退屈って思う人がいるのは避けられないかと思うんですが、本当に画面いっぱいに詰まった情報量というか、描きたいこと、表現したいことは一個も逃してないって感じで、私は観ている間退屈しませんでした。

事件を起こした2人の男の子の当日の行動って、日記かなんかで明らかになっているんでしょうか?それとも、これはガスたんのピュアなイマジネーションなんでしょうか。2人は学校で銃を乱射する計画を立て、「今日俺たちは死ぬ」と、自分たちも事件を起こした以上は撃たれて死ぬもんだと思っている。1人がシャワーを浴びているところにもう1人が入ってきて、

「俺まだ誰にもキスしたことないんだ。お前はあるか?」

「ない」

と言って、2人はキスし出す。これは同性愛者であるガスたんのアイデアなのか、それともある程度実話に基づいているのかな?と考えました。だからどーつうことじゃないんですが。

とか、色々知りたいことがあったんですけど、それをウィキで調べる前の、自分のストレートな感想を書いてしまいたい、と思わせる映画でした。

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Key Words
アレックス・フロスト エリック・デューレン イライアス・マッコネル ジョーダン・テイラー ティモシー・ボトムズ
拾いモンの映画 | コメント(0) | 【2009/09/20 07:24】
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『キング・コーン 世界を作る魔法の一粒』-あなたはコーンでできている
King Corn

イアンとカートは、カリフォルニア(だったっけか)で育ったんですけど、元々ひいじいちゃん・ばーちゃんは中西部で農場をやっていたため、中西部の農場に対する憧憬があった。同時に、彼らの世代は近年で初めて自分たちの親より長生きしない世代であると知り、髪の毛から彼らの身体を構成する成分を調べてもらったら、大半はコーンだということがわかった。で、自分らの祖父母の故郷であるアイオワで1エーカーのトウモロコシ畑を買い(借りたんだっけ?)、自分でコーンを育ててみるのだが、その過程で衝撃の事実がわかる。

king corn
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Produced: 2007
Director: Aaron Woolf
Writing Credits: Ian Cheney, Curtis Ellis
Cast:
Ian Cheney
Curtis Ellis
食べ物の話大好きなんで、町山さんがラジオで紹介してるとき「お」っと思ったんですけど、つまんね。内容は、最近良くあるアメリカの儲け優先、人の健康は無視した歪んだ食べ物産業、そういう儲け優先の資本主義の中で、信じられないようなものを私たちが食べている、というような暴露モンで、すごい勉強にはなるのですが、映画としては退屈。

イアンとカートは、元々アイオワから来た人たちだから、自分の遠縁の親戚に会いに行って、ひいじいちゃん・ばあちゃんの頃の写真を見せてもらったり、「古きよき時代」の「本当の農業」を紹介したりとか、実際にコーンを作ってる人とか、コーンを大量生産する計画を支援した人(だったっけか)にインタヴューに行ったりするんだけど、あんまりいい質問しないし、相手から本音を引き出したり、みたいな面白さ皆無。

コーン・シロップを大量生産している工場に取材申し込んだら断られたので、工場のスポークス・ウーマンらしき女の人に話を聞きにいくと、「取材を断ったのは、工場の衛生上の問題もあるのですが、取材する方々のセーフティの問題もあるのです。コーン・シロップの精製法は最先端のテクノロジーですし・・・・」と女の人が言ってるところに、イアンとカートが実際に家の台所でコーン・シロップを作っているところを挿入する。実際のコーン・シロップの作り方ってすっごい原始的で、このおねえさんの言ってることが滑稽に見えるようになっている。

さらにおねーさんは、「・・・コーン・シロップは、原材料の旨みを引き出し、スパイスの味を際立たせる、と評判で、そのため砂糖を抜いて、使用される甘味料の第一位となりました」みたいなことを言ってるところに、イアンとカートが、自分たちの作ったコーン・シロップを飲んで「まずい!」とか言いながら吐き出しているところを写すんだが・・・・。

面白くないっ

このシーンって、本当はすごい見せ場になるはずなのですが、ズバっと確信を突いてなくてつまらない。工場がなぜ取材を断ったのか、婉曲的に指摘したかったのだと思うんだけど、指摘されてないじゃん!みたいな。イアンとカートは、自らコーン・シロップを作ることによって、このおねえさんが「取材をさせられない理由」としてあげている「最先端のテクノロジー」であることをウソと証明した。また、作ったコーン・シロップをがおいしくない、と見せることによって、「・・・コーン・シロップは、原材料の旨みを引き出し」うんぬんをウソと証明した、と言いたいのでしょうが、観てる方としては疑問が。

コーン・シロップは確かに、コーンをゆでて潰して、抽出すればできるかもしれないけど、おねえさんの工場では本当に最先端のテクノロジーを使って作ってるのかもしれないじゃん。それに、イアンとカートが作ったコーン・シロップがまずいのは、作り方が悪いからじゃないのか?!良くあるじゃん、レストランでおいしかったものを、料理本見ながら家で作ったら、あんまおいしくない、とか。

なんかこの辺のツッコミ加減が『スーパーサイズ』とかマイケル・ムーアの特攻精神ほどすがすがしくなく、なんかモヤモヤしたイマイチ感なんですよね~。

コーンにまつわる色々な事実の方は、色々知らなかったこと、知ってたこと、改めて気付かされたこととかもあって、良く考えるとこれってアメリカの食糧問題のコアなんじゃないの、って思えるところも多々あるのですが、なぜか衝撃度が薄い。ドキュメンタリーなんだから、「事実」があれば良さそうなもんなんだけど、やっぱりそれを見せる見せ方とか、出てくる人の人間的魅力って、観客が主題に対して興味を持つか、問題意識を持つかってことに影響するのかな。

マイケル・ムーアとかスパーロックだったら、取材拒否した工場に潜入したり、工場の従業員入り口でメガホン持って「責任者出て来い」とかやって盛り上げてくれそうな気がする。

PS
この邦題の副題、『世界を作る魔法の一粒』、これセンスないですよね。英語の副題が「You are what you eat」って書いてあるんだからさ、『あなたを作る魔法の一粒』とか、『あなたはコーンでできている』とか、そういう副題にすればもっと内容を表していたのになあ~

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Key Words アーロン・ウールフ イアン・チーニー カート・エリス
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DVDで見た映画 | コメント(0) | 【2009/09/20 00:59】
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『偶然の旅行者』-文句が多い
The Accidental Tourist

この映画昔大好きで、何回観たかわかりません。なんだかヘンな人ばっかり出てきて面白いなと思っていたんだけど、今回観たら全然なんにも憶えてないと言うことに気が付いた・・・。

だってさー、DVDのジャケ写真にコーギーが映ってるのを見て、

「あ!てっちゃんが出てたんだ!」

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Produced: 1988
Director: Lawrence Kasdan
Writing Credits: Anne Tyler, Frank Galati
Cast:
William Hurt: Macon Leary
Sarah Leary: Kathleen Turner
Muriel Prichett: Geena Davis
って思って、映画を観たら、この犬ってば出ずっぱじゃん。全然憶えてなかったよ。しかもテツと同じ黒のコーギーで、コーギーって普通茶色だからめずらしいのにさー。てっちゃんにソックリだし!もーこの犬が出てくるたんびに

かわいー!かわいー!

って叫んでしまいました。

ストーリーはですね、ウィリアム・ハート演じる主人公のメーコンは、息子を亡くし、ショックから立ち直れてないんですけど、同じく息子喪失のショックから立ち直れない奥さん(キャスリン・ターナー)に離婚をされてしまう。トラベルガイドを書くのが仕事の主人公は、仕事で旅行に行くのに犬を預けなくてはならなくて、飛込みで入った犬のホテルで働く調教師・ミュエル(ジーナ・ディビス)と付き合い始めるんだけど、生活水準の違いとか、主人公が息子の死を乗り越えられないとか、色々なアスペクトのせいで上手く行ってるかと思えばギクシャクしたりする。で、そうこうしている内に、元妻が、「よりを戻そう」とせまってくるが・・・・・

とにかく、キャスリン・ターナーもジーナ・ディビスも、文句が多い!キャスリン・ターナーは、「あなたは心を開かない」とか、「自分では正しいと思っているかもしれないけどあーだこーだ」とか、とにかく旦那さんにくどくどくどくど、あんたはあだーこーだ、と責めまくる。このキャスリン・ターナーが、もう『白いドレスの女』んときみたいなセクシー女優には戻れないが、まだ完全にデブではないという、びみょ~な頃のキャスリン・ターナーで。・・・・本当に、山の手の、いけすかない、気取った、いや~な女って感じなんだよね~。お金持ちの奥さん~!って感じの。別に悪い人じゃないんだけど、存在自体がイヤミというか。

そういう人が、くどくどくどくど、旦那さんのアラを指摘しているのを聞いているとちょ~ウザい!正論なんだけど、「じゃあお前はそんなにエラいのか!?」って突っ込みたくなっちゃいます。

で、ジーナ・ディビスはジーナ・ディビスで、「アタシを棄てないで」とか、「気分が向いた時だけいい顔して、あとは知らん顔なの?!」とか、卑屈にブチ切れたりするの。

ジーナ・ディヴィスには、アタクシが共感してしまう「だめんず遍歴」があり、

昔付き合った男で、過去の経験のせいで女を信用できない人がいたんだけど、私が根気良く愛してあげたので心を開いてきた。でも、その後他の女とくっついて、結婚した。あたかも、私によって癒されたことによって、本当に愛する人を見つけた、みたいな。私はそんな「踏み台」のような女になりたくない

みたいなこと言うんですけど、乗り越えろよ!そういうことってあるんだよ!そういえば、『ビフォア・サンセット』のジュリー・デルピーも、おんなじようなこと言ってたなあ・・・・。それにしてもだ!「アタシを踏み台にしていく、あなたそんな人じゃないわよね、ね」なんて念を押しても、男は去るときには去るんで!

ただ、メーコンとミュリエルの付き合いは、かなり現実味あって考えさせられましたけどね。やっぱ若い時と違って、収入とか生活水準に開きがあると、「彼女はお前の金が目立てなんじゃないのか」って兄弟たちに言われたり、それにやっぱさ、「付き合うのはいいけど、結婚はしたくない」って不自然なんだよね。結婚してなくたっていいじゃん、って思うんだけど、やっぱりそれほど本気じゃないんだなあ、って感じがする。

あとなんだっけ、ジーナの名セリフ。

「ある瞬間は私のこと、こんな素晴らしい女はいない!って思うのに、次の瞬間、なんでこんな女と付き合ってるんだろうって、思ってるでしょ」

なんかさ、トシ取ると、本当に恋に落ちるってことなくなって、本当に↑こういう気持ちの繰り返しになるんだよね~。イタイところ突かれました、はい。

で、まあ、なんでタイトルが『Accidental Tourist』なのかといいますとですね、主人公はトラベルガイドを書いていて、色んなところに実際に旅行をしては、「必ず持ってった方がいいもの」とか、「こうすれば、いざと言うときにも慌てない」みたいなのを売りにしているんだけれども、人生とはアクシデントだらけの旅みたいなもので、人間は、準備や用意をしても結局は翻弄されてしまう、旅人みたいなもんだ、と言いたいんじゃないかと思うのですが。

これ、原作アン・タイラーか。この人すっごい人気あったんだよね、あの頃。この物語りも、本で読んだって人が多い。私も「人間を良く描いてあるわよ」って勧められて読んだことあるけど、あんまり好きじゃなかったなあ。いわゆる「女性の視点」で「人生を見る」みたいな感じなんですけど、なんか・・・・。ちょっと『セックス・アンド・マネー』みたいな、「これって、女の視点なのか~?」みたいな感じがしちゃいました。あの頃は新しかったかもしんないんだけど。

偶然の旅行者 ローレンス・カスダン ウィリアム・ハート ジーナ・デイヴィス キャスリーン・ターナー
DVDで見た映画 | コメント(0) | 【2009/09/18 08:05】
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『エリザベス:ゴールデン・エイジ』-ケイトの演じる女王様を観よう!
Elizabeth: The Golden Age

イギリスの女王、エリザベス一世を演じるケイト・ブランシェット、どうせ「主演女優賞ノミニ~!」みたいなすごい演技しているんだろうなあと思ってたら、やっぱそうでした。女だてらに一国を治めながらも、側近の女の子の心配をしてあげたり、その裏で顔の皺を気にしていたり、気丈でありながらも人間味のある女王様!

エリザベス : ゴールデン・エイジ [DVD]
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Produced: 2007
Director: Shekhar Kapur
Writing Credits: William Nicholson, Michael Hirst
Cast:
Queen Elizabeth I: Cate Blanchett
Mary Stuart: Samantha Morton
Bess Throckmorton: Abbie Cornish
Sir Walter Raleigh: Clive Owen
Thomas Babington: Eddie Redmayne
ケイト・ブランシェットって名優なんですけどさ、この人の演技って、身に詰まされたりしなくない?エリザベスが、海賊のローリー卿に告白するシーンで、

「あなたは、と、突然、異性人みたいに現れて、そして、そして、地図でしか知らないような遥かな国に実際に行って・・・・・・一緒に行けるものなら行ってるわ!」

と崩れ落ちるところ、もーなんか声のトーンとか、表情とか、崩れ落ち方とか、完璧なんだけど、その「演技」に感嘆しちゃうんであって、エリザベスに感情移入しないんだよね~。

スペインがイギリスを攻める計画があると知って、スペインの大使に聞くと、「イギリスの海賊に命令しているのは、本当は女王じゃないのか。海賊にベッドまでゴールドを届けさせてるんじゃないか」などとシッツレーなことを言われて、

「国に帰ってフィリップに言いな!あんたなんか怖くもなんともないって!アタシにこぶしを振り上げたら、噛み付いてやるからね!」

って啖呵切るところも、「いよ!ブランシェット屋!」って合いの手入れたくなっちゃう。

で、恋しちゃってオロオロしたり、暗殺されるかも知れないってオロオロしたり、そういうダメさも上手いんだけど、惹き込まれないんだよね。

あるスキャンダルの覚え書き』の時もそうだったなあ。あんときは、本当にダメ~な女の人で、「あ~あ」って思うような人間を、良く演じてるなあ~すごいなあ~この人!って思ったんだけど、なんか笑えちゃうというか。なんなんだろう?

ちょっと、フィリップ・シーモア・ホフマンにも通ずるものがあるなあ。すっごい演技派なんだけど、段々飽きてくる、というか。観れば観るほど「ああ、こういう役者さんなのか」ってわかってしまう、というか。例えばキリアン・マーフィーなんて、映画で観る度に「え!この人、こういう人だったっけ?こんなこともするんだ!こんな顔も持ってるんだ!」って観る度に驚かされるけど、ホフマンとかケイト・ブランシェットって、どの映画でもすごい名演なんだけど、「ああ、またか」って感じに見えちゃうんだよね。

ケイト・ブランシェットの映画を観るときって、「ケイト・ブランシェットがどんだけ演じるかを観る」ために観るというのかなあ。例えばケイト・ウインズレットだったらクレメンタインハナサラとローズがみんなケイト・ウィンズレットだ、って思って観てないんだけど、『インディ・ジョーンズ』のロシア人の女と、『さらば、ベルリン』のドイツ人の女と、『ヴェロニカ・ゲリン』のアイルランド人の新聞記者は、「みんな同じ人だ」って思って観ている、と言うか。この映画だって、エリザベス女王ってどんな人なのかな~って観るのじゃなくて、ケイトが演じる女王様ってどんなだろうって思って観てるんだよね。それがいいとか悪いとかじゃないんだけど、やっぱケイト・ウィンズレットの方がスゲーのかなとか。ま、そうやって比べるもんなのかどうかわかりませんが。

クライヴ・オーウェンが、エリザベスが恋してしまう海賊のウォルター・ローリー卿を演じてるんですけど、なんでクライヴ・オーウェンがこういう「男臭い!」男を演じるのか、いまもってわからん。私としては、『すべてはその朝始まった』の情けな~いクライヴ・オーウェンが一番ハマり役だと思うんだが、世間では180度違うイメージで捉えられているらしい。うーん。

ストーリーはなかなか面白かったし、あと、衣装がすっごい良かった!黄色、青、グレーのドレス、女王と側近の侍女たちのドレスの色が微妙に違うけどちゃんとコーディネートされていたり、スコットランド女王メアリー(サマンサ・モートン)がクビを刎ねられるときの、喪服の下に着た真っ赤なドレスとか(真っ赤って、カソリックでは「殉教者」の色なんだって)、すっごいきれい。

でも、カツラがイマイチ、っつか、多分あれは時代考証に基づいているんだろうけど、ギャグかよ、って感じ。あれがステキな時代があったんだね~。でも不思議だったのは、スペインと戦争になって、エリザベスも鎧を着て出てきたとき、長髪の「乱れ髪」のカツラをつけているんだよね。別に戦闘服着ているからって、髪が乱れてなくてもいいじゃん、って言うか、どうせカツラつけるんならきちんとした頭でいいし、乱れ髪でいいんなら地毛でいいじゃん!とか色々考えてしまいました。アレも時代考証に基づいているのだろうか?

Key Word
シェカール・カプール

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■スコットランド女王メアリーを演じたサマンサ・モートンといえば私的には『ミスター・ロンリー
■『美しすぎる母』で、トーサクしたジュリアン・ムーアに育てられた、女の子みたいな男の子を演じていたエディ・レッドメイン
映画 | コメント(0) | 【2009/09/17 07:40】
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『インクレディブル・ハルク』-ティム・ロスちっちゃい
The Incredible Hulk

スーパーヒーローっていうのは、人類を救ってくれるのかと思っていたら、ハルクは逃げ回ってばかりいるし、悪者として攻撃されたりしています。どこら辺が「スーパーヒーローなのよ?!」と思って観てましたが、良く考えてみると、『仮面ライダー』も最初は悪いヤツなんだよな~。

インクレディブル・ハルク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]
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Produced: 2008
Director: Louis Leterrier
Writing Credits: Zak Penn
Cast:
EBruce Banner: Edward Norton
Betty Ross: Liv Tyler
Emil Blonsky: Tim Roth
Gen. Ross: William Hurt
Samuel Starns: Tim Blake Nelson
Leonard: Ty Burrell
とすると、スーパーヒーローってのは、自分はそんなモノになる気はなかったんだけど、科学の力でされてしまい、(「科学の力で」というのと「意志に背いてされてしまう」というのは重要)、愛する人から引き離された、孤独な生き物のようですね。

しかしなんでエド・ノートンなのよ?ティム・ロスなのよ?って思うんだけど、「ハルクのファンだから」らしいです。ふーん。エド・ノートンなんか、こういうタイプじゃないじゃん、って思うのだけど、元々科学者だった、という背景を考えると、確かにこういう人なのかもね。最近はスーパーヒーローっぽくない人がスーパーヒーロー演じるのが流行りみたいですね。

ティム・ロスは、もうすぐ40歳のバリバリ現役の軍人で、最前線にいたいがために昇進も蹴ったくらいの「肉体派」。年齢の衰えを取り戻すべく、科学の力で若返りを図ろうとする。スーパー・ソルジャー計画の創始者、ロス将軍と歩いているとき、すっげーちっちゃいし、クビは短いし、頭はでかいし、「小人だ!」とか思っちゃいました。男性は「サイズ・コンプレックス」が強いから、「こういう小さい人は、人一倍強くなりたい~!って思うのかな」って考えたら可笑しくなってきた。

でも二人とも良く体型保ってるよね~。エド・ノートンなんかめっちゃ細い。この人ベジタリアン?恐れ入ります。

それに引き換えなんだかでっかくなってきたリヴ・タイラー。若いときはあのムチムチ加減が可愛かったけど、今はちょっと菓子パンと化してるなー。エド・ノートンが小さいから、デコボコ・コンビって感じ。ハルクに変身してからの方がお似合いのカップルだった。

エド・ノートンが逃亡生活を送っている南米?とかあっちの方、そのエキゾチックな感じが良かった。そこでの生活のシーンは、ちゃんとポルトガル語を使っていたり、リアリティの追求はしっかりしてますね。で、「angry」と言いたいところを「hungry」と言ってしまい、「あ、間違ってたかな?」みたいなところも、ありそうでいいんですが、ギャグとしてはハズしてましたなあ。

エド・ノートン好きなので観たいと思っていたのだけど、面白くなかった。余り書くことないや。

key Word ルイ・レテリエ

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■リヴ・タイラーって、キレイ過ぎちゃってこういう役似合わない『 ロンサム・ジム
■最近観たティム・ロスは『ファニーゲーム U.S.A.
■『グッド・ガール』でジョン・C・ライリーのだめ~な親友・ブバを演じていたティム・ブレイク・ネルソン
■『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』で、ニコマンのすげーイヤ~な感じの旦那さんを演じていたタイ・バーレル
■ウィリアム・ハートって昔、こんな役も演っていたんだよ~あははははは!『殺したいほどアイ・ラブ・ユー
映画感想 | コメント(5) | 【2009/09/13 19:59】
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『The Rocker』-他に観るものがない時に
The Rocker

20年前、フィッシュはクリーブランドで人気のグラムメタル・バンド「ヴェスーヴィアス」のドラマーだったが、レコード契約を取ったときバンドからクビにされてしまう。契約の条件が、レコード会社の社長の息子をドラマーとして加入させるという条件だったからだ。ヴェスーヴィアスが大物バンドに成り上がった傍ら、フィッシュは未だにまともな職にもつけず、ガールフレンドに追い出されてお姉さんの家に居候している。甥っ子のマットは高校のプロムで演奏するためにバンドの練習をしていたのだがドラマーが急に止めてしまい、叔父さんであるフィッシュに助っ人を頼む・・・・・。

The Rocker
Produced: 2008
Director: Peter Cattaneo
Writing Credits: Maya Forbes, Wallace Wolodarsky
Cast:
Fish: Rainn Wilson
Kim: Christina Applegate
Curtis: Teddy Geiger
Matt: Josh Gad
Amelia: Emma Stone
ビデオ屋にいっつもフィーチャーしてあって、さも人気がある映画みたいに扱われていたので借りてみたのですが、ベタな「ロックスターになる夢を忘れられないだめんず中年男」を描いた映画です。『あの頃ペニー・レインと』とか『スパイナル・タップ』とかのオマージュもあったりして、それなりに愛情持って作ってあるようなんですけど、ギャグとかもほとんど面白くないし、てか、ギャグあったの?って感じだし、内容もキャラも特に掘り下げてないし・・・・。

でも途中で投げ出す映画ってんでもなく、最後までそれなりに観ました。私、『スィーニー・トッド』だっけ?アレと『ブルーベリー・ナイト』?この2本は最後まで観れなかった。つか、最初から全く興味なし、って感じ。それに比べたら、これはちゃんと最後まで観れました!

ウィキによると、監督は『フル・モンティ』でオスカーのベスト・ディレクターにノミネートされた人だし、この映画も、ネットでアマチュア・バンドに曲募集!とか派手なプロモーションをやったらしいんですけど、そんな投資するほどの映画かな~。「『スクール・オブ・ロック』のパクリ。違いは子供が高校生になっただけ」という酷評をされているらしいと書いてありましたが。

一応、高校生のロックバンドのリーダーの男の子は、ルックスもソレ系の、ギターもちゃんと弾けそうな子を持ってきて(しかも今一歩垢抜けてないところが真実味ある)、その辺は良かったし、そのお母さん役をやっていたクリスチーナ・アップルゲイトが意外な好演をしていたのですが、この主人公・フィッシュを演じるレイン・ウィルソン?この人がな~。

他になーんにも観るものがないときに観てください。

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■フィッシュ役のレイン・ウィルソンは、『ジュノ』に出てたらしい。どうやらジュノが妊娠テストをやるコンビニの店員のようなのだが、記憶にない・・・
■クリスチーナ・アップルゲートは『俺達ニュース・キャスター』で結構可愛いな~と思いました
■女ベース・プレイヤー、アメリア役のエマ・ストーンは『スーパーバッド』のジュールズ役だった子だったのね
■冴えないキーボード・プレイヤーでフィッシュの甥のマットは、『ラスベガスをぶっつぶせ』に出てたらしいけど、こっちも記憶にない・・・(思い出した!主人公のヲタ友達だ!)
アメリカ映画 | コメント(9) | 【2009/09/12 22:34】
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『縞模様のパジャマの少年』-欺瞞が生んだ悲劇
The Boy in the Striped Pyjamas

いや、もう、最後の10分くらい?どーしようかと思いました。エンディングをどこに着地させる気なのか全然わからなくて、座ったまま観ていられなかったよ。部屋の中ウロウロしちゃった。「ダメダメ!それはヤバいでしょ~」とか思いながら観ていたんだけど、途中から「まさか、まさかあああ~」って感じで、映画終わった後はどよ~んと落ち込みました。

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Produced: 2008
Director: Mark Herman
Writing Credits: john Boyne, Mark Herman
Cast:
Bruno: Asa Butterfield
Elsa: Vera Farmiga
Ralf: David Thewlis
Shmuel: Jack Scanlon
Pavel: david Hayman
Kotler: Rupert Friend
Gretel: Amber Beattie
なんか最初から最後までヤバそ~な雰囲気のある映画で、いつどんなヒドイことが起こるんだろうと気が気じゃないのですが、お母さんのエルサを演じたヴェラ・ファーミガがむちゃくちゃ上手かったですね。

このお母さんはすごく心の優しい人というか、ヒューマニティの象徴として描かれていたんじゃないでしょうか。ユダヤ人に対する差別意識はあるみたいなんだけど、だからと言って虐待したり、殺したりはしたくないし、ましてや子供にそんな暴力を見せたくない。冷静に考えてみればこのお母さんは、「臭いものにフタ」みたいな、身近で差別や暴力を感じる必要がなければ気にしない、ってタイプの人なんだけど、そういうイデオロギーどーのこーのの前に、人間って何かを傷付けるってことには抵抗あるもので、そういうヒューマニティをズバリ表現したこの女優さんスゴイ。

特に、旦那のラルフがユダヤ人の強制収容所の所長で、その中で大虐殺が行われていることを知ったときの動揺ぶりとか、ディナーの席で粗相をしたユダヤ人の召使いが旦那の部下に虐待されている時に、「ラルフ!」と旦那に訴えかける声のトーンや表情、これだけで胃がぎゅっと締め付けられるくらい、彼女の気持ちが良くわかった。

でも旦那も可哀想だと思ったけどね~。この旦那さんも、ユダヤ人差別はあったと思うけど、虐殺に100%賛成してやってるわけじゃないんじゃないかなあ。いくら差別していたって、あんな風に殺す政策とかさ、「わー、ここまでやるのか」とか思いながらやってると思うんだよね。ぶっちゃけ「ユダヤ人なんか殺してしまえ」って思っていたとしても、人間誰しも、自分の手は汚したくないじゃないですか。

組織に属す、ってのはこういうことですよね。任された仕事はきちんとしなくちゃならない。自分がここで働くと決めたなら、組織の意向に沿わなきゃならない。しかも、家族を食わしていくために働いているのに、奥さんにはサポートしてもらえないわ、子供の尊敬は得られないわ、働くお父さんは孤独だ~。日本のサラリーマンなんて、ビンビン共感しちゃうんじゃないですか。

それに、なんで息子のブルーノにユダヤ人のことをハッキリ教えないのかって言ったら、やっぱりお父さんもお母さんも、ナチのやっていることに共感してなかったってことですよね。だって、妄信的に信じている家庭だったら、それこそお姉さんのグレーテルみたいに「ユダヤ人は敵なのよ、悪なのよ」って、自信を持って言えちゃうじゃない。ブルーノとグレーテルの家庭教師がそうだったな。本当に信じていれば、まだ幼い少年・少女に嫌悪や憎しみを教えることだってできるのよ。

映画観ている最中は、「ああ、ユダヤ人のおじいさん、可哀想。本当に辛いだろうなあ」とか、キャンプにいるシュムールだっけ?あの子が、歯はないし汚いし、同じ8歳なのにブルーノと雲泥の差で可哀想だし、エルサとラルフも関係がギクシャクしてくるし、「辛い、可哀想」って観てたけど、映画終わって考えてみると、

なんつー欺瞞

って感じしちゃった。でもそれって、映画的にすごいんじゃないかと思った。だってさ、批判できちゃうわけよ、他人事なら。子供に教えられないようなことをして生きるなよ、とか、そうとしか生きられないんだったら、心を鬼にして子供に教えろよ、とかさ。映画を観終わった後は。

でも、それができないから辛いんじゃん、っていう辛さを映画を観ている最中は感じているのであって、例えば、さっき書いた、お母さんは「臭いものにフタ」みたいな人だっていうのは、観終わった後に出てくる感想であって、観ている最中は、ものすごく彼女の気持ちに共感してしまう。

というのはやはり、人間ってみんな欺瞞の中で生きているからじゃない?そしてそれがこう、雪だるま式に悪い方へ悪い方へと行きませんように・・・・と願って生きているのに・・・・・

ウィキで読んだら、史実的には正しくないらしく、例えば、8歳くらいの子供なんて労働力にならないから、キャンプに連れて来られてすぐ殺されていたので、シュムールみたいな子が存在していたわけないとか、ホロコーストの真実を伝えたい、と思っているユダヤ人の人々にとっては余り歓迎しない映画のようだったのですが、私としてはコレはそういう事実を伝えるよりも(そもそもドイツの話なのにまた英語だし)、人間の欺瞞が生み出す悲劇を描いた映画なんだなと思いました。

ああ~どっかで見たことある・・・・・
■父親・ラルフ役のデヴィッド・シューリスは、『太陽と月に背いて』でディカプーに攻められていた芸術家だった!
■母親・エルサは、 『ディパーテッド』でディカプーとマット・ディ~モンに二股かけてた精神科医を演じていた!

ディカプーに縁があるなあ。

Key Words
マーク・ハーマン エイサ・バターフィールド ジャック・スキャンロン アンバー・ビーティー ルパート・フレンド
映画 | コメント(3) | 【2009/09/12 20:42】
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もう4周年かよ!-自己紹介アップデート
Author Profile

チュチュ姫

ぃ~っす。「彼氏できた」とかほざいて更新怠っていたら、もう4周年になっちまったよ。3周年、2周年のプロファイル・アップデートを見ると、9月の後半にしているんですが、本当にこのブログを始めたのっていつなんだろ?と思ってチェックしてみたら、初記事(『フォー・ブラザース』)をアップしたのって、9月10日でした。

彼氏の方はね~、なし崩し的に会わなくなっちゃった。面倒くさい(爆)!これで、男の方がきちっとしてて「うーん、面倒くさいけど、今、コイツを手放すのは惜しいなあ~」とか思えるような人ならまだしも、私って、だめんずに縁があるもんで、「要らない」となったらすぐ捨てられるんですよね~。って近所のパティさんに言ったら

「それは無意識に、あんたがそういう男を選んでるんだ」

と、ぶっちぎり確信突いたことを言われてしまいました。まーそれが私の男運なら、それもよかろう・・・・・。

しかし、更新怠っていた理由は男だけでなく、編み物とかアクセサリー作りにハマってしまい。秋からは、ギター・クラスの続きは取らないで、代わりに裁縫やミシンの使い方、DIYの大工仕事で使う電気のこぎりやその他の電動ツールの使い方を習うクラスを取ることにしました。ソフトでも、ハードでも、何かクリェイティブなことがしたい!!チュチュ芸術の秋であります。

チュチュ姫自己紹介

■10月5日、東京は錦糸町生まれ、てんびん座。千葉は浦安で育つ。7歳の誕生日に日記帳をもらったのをきっかけに書くことが好きになる。

■95年にアメリカに渡り、ワシントン州シアトルに1年住んだあと、ミシガン州に移動し、2001年に大学卒業。現在は日系自動車会社で働いている。

■血液型はB型。「B型以外には見えない」と良く言われる。B型の研究というサイトに載っている分析にピッタリ当てはまった性格ですので、ご興味のある方はどうぞ。

■「チュチュ姫」のHNは、"Princess Chu"と呼ばれるようになったことから思いついた。「チュー姫」だとマヌケなので「チュチュ」にした。最初はとにかくブログを始めたかったので、あまり深く考えずにつけたHNだが、最近好きになってきた。というのも、時々、うちの飼い犬が可愛らしいことをすると、「かわいいでチュ~~~~~!!!!」と自分が叫んでいることを発見したため。姫の部分は、私の自己中な性格を反映していて、いいかもしれないと思い始めた。

■ジムに通い始めて早2年半。今は週5日、朝会社に行く前に言って、シャワーを浴びているので、銭湯に行くついでにワークアウトしているようなモンである。水泳、ヨガ、ウェイト・トレーニングをしている。

■運動は身体にはいいけど痩せないということが判明したので、今は一日二食を推進、4ヶ月目に突入。平日は朝昼、玄米、豆腐、生野菜の生活が8割、あと2割は気分でテキトー。土日は朝食抜きで、昼にパスタとかピザとかカシューナッツとか、好きな物を食べておしまい、という生活。ちょっと太るか~!?というところで平日のメニューに戻って、ギリギリリバウンドなしでがんばってます!

■あと、痩せてもおなかがポコンなので、「お腹ペタンコ体操」もやっている。まあ、姿勢を良くして、お腹の周りの肉を引っ張り上げる、というだけですが。

■最近ハマってる食べ物は自家製ピザ。ピザの生地をトレイダー・ジョー'sで買ってきて、自分で色々のせて食べると、おいし~。あと、糸こんにゃくラーメン、糸こんにゃくスパゲティは、ダイエット食だから仕方なく食べる、ってんじゃなくて、サイコーに旨いと思う。

■犬を飼っている。チュチュ姫の親バカ振りを知りたいという酔狂な方はチュチュ姫親バカ日誌を参照のこと。

■セキセイインコを飼っている。パーディ、メス。夫のバーディが死んじゃったあと、独身生活を謳歌している。一時元気がなかったけど、今は羽もふさふさで、相変わらずキュート。

■尊敬している人は小倉千加子、小林よしのり、マイケル・ムーア。バッシングされようが何しようが、言いたいことはオブラートに包んだりせずストレートに言える人は大好き。それにこの人たちは、こまっしゃくれた表現で煙に巻くようなことはせず、誰にでもわかるように伝えようとしているところに頭が下がる。

■映画評論家の町山智浩さんも、映画やサブカルや政治など、知識はものすごいし、すっごいプロ意識強いのに、私たち素人が楽しめるようなラジオや本を生み出してくれて、大好き!

■それから、貧乏でも、ヤク中でも、アル中でも、一生をミュージシャンとして終えた人は尊敬する。

■最近注目している俳優って誰かな?ジェニファー・アニストン?何がスゴイ、ってんじゃないけど、この親近感はなかなか出せない。スカヨハは、「わかる~」って感じの役ばっかり演る。ローラ・リニーも普通さ、ダメさが好き!ディカプーはとっつあん坊やとか言ってるけど、やっぱりすごい役者さんだし、ケイト・ウインズレットも好きだなー(ちなみに誕生日一緒・・・・同じ年じゃないけど)

■音楽の方は、今ダメダメ。通勤のドライブ中も何も聴いてない。ラジオさえ聴いてない。おかげで、私の車、ブレーキ踏むと「きゅっ」ってノイズが出ることを始めて発見した(笑)。

■9月にトミー・エマニュエルが近くのライブハウスにやってくる!マイミクさんの紹介でちゅ~ぶで観たとき「すげえ!」って思ったギタリストなので、まさかまさかデトロイトに来てくれるとは思わかなった!うれし~。

その他筆者の人間性が暴かれている記事はこちら
[PREVIOUS PROFILES]
■2009年下半期自己紹介アップデート
■2009年上半期自己紹介アップデート
■3周年記念自己紹介アップデート
■2008年2月自己紹介アップデート
■2周年記念自己紹介アップデート
■2007年上半期自己紹介アップデート
■2007年年初の自己紹介
■オリジナル自己紹介
[PRINCESS BULLSHITS]
■ジェイク・ジレンハールとの相性を占ってみる
■デトロイトのダウンタウンて、こうよ?!
■チュチュ姫、凹みの記録
■氷の世界
■チュチュの日曜大工日記:キッチン
■チュチュの寝室初公開!
■チュチュの日曜大工日記:リビングルーム
■チュチュ姫の脳内を探る
■姫のパーフェクトな一日
■森林浴で癒されてくださーい
■気分はすっかりクリスマス
■姫のパーフェクトな3連休
■町山さんがデトロイトに来た!
■映画を作ろう!第一話
[NEW YEAR RESOLUTION]
■姫2009年新年の誓い
■姫2008年新年の誓い
■姫2007年のまとめ
[THE TRIUMPHAL RETURN OF PRINCESS]
■チュチュ姫様2006年日本ご訪問の覚え書き
■2007年チュチュ姫日本凱旋記
[BATTON TO THE PRINCESS!]
■あなたを***に例えると?バトン
■酒バトン
■2006年〆バトン
■良く当たる心理テスト
■今の仕事やめることにしました!
■チュチュ的恋愛観
■子供の頃に読んだ本を教えてください
■2008年総括!!〆に映画バトンだ!
[PRINCESS IS LEAN AND MEAN]
■下半身改造計画と姫の野望
■チュチュ姫ワークアウト・ダイジェスト
■姫の野望-その後
■姫の野望シリーズその3
■姫の野望シリーズその4
■姫の野望シリーズその5
アホな管理人のブログです。 | コメント(8) | 【2009/09/10 05:06】
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『エージェント・ゾーハン』-単にアホ過ぎてつまんない
You Don't Mess with the Zohan

ゾーハンは、イスラエルが誇る無敵のカウンター・テロリスト。友達は2,3年国に仕えて軍隊を辞めているのに、自分は余りに優秀なため、軍が離してくれない。しかしゾーハンが本当になりたいのは美容師なのだ。両親にそのことを打ち明けるが、「お前はホモか」と笑われ、いやんなっちゃったゾーハンは、パレスチナ最強のテロリスト、ザ・ファントムの捕り物の最中に殺された風を装い、夢の国・アメリカで美容師になることにするのだが・・・。

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Produced: 2008
Director: Dennis Dugan
Writing Credits: Adam Sandler, Robert Smigel
Cast:
Zohan Dvir: Adam Sandler
The Phantom: John Turturro
Dahlia: Emmanuelle Chirqui
予告編を観る限りすっごい面白そうだったのですが、2回くらい寝てしまいました。アダム・サンドラー演じるゾーハンの体当たりギャグとか、訛りの強い英語とか、最初は面白かったんだけど、下ネタばっかりになってからはちょっと食傷気味・・・。

アメリカに来たゾーハンは、ニューヨークで美容師の仕事を探すが見つからない。やっと雇ってくれたのがパレスチナ人の女性が経営するサロンで、このサロンがある通りは、片方がパレスチナ人の店ばっかり、もう片方がイスラエル人の店ばっかりで、お互い仲が悪い。

イスラエルとパレスチナの抗争をバック・グランドに、戦士として国のためにテロとかやっている人たちも、本当は美容師になりたいとか、靴屋になりたいとか、普通の人たちで、アメリカという国は、そういう人たちが抗争から逃れて普通の暮らしができるところなんだよ、みたいな示唆があって、なんかそういう政治的な話を、ギャグで包みながらもビシーっと世間に突きつけてくる映画なのかなと思ったら、サタデー・ナイト・ライブでやってたスキットの延長らしく、サタデー・ナイトお得意の、辛辣なギャグの応酬と言う感じで特にイスラエル・パレスチナ問題を真剣に捕らえて作った映画じゃないみたい。

ゾーハンは、すんごい優秀なエージェントで、国のために戦ってきたけど、いつ終わるとも知れないイスラエル・パレスチナの抗争に幻滅し、人を殺したりとかそういうんでない、クリエィティヴで、楽しい仕事がしたいと思う。ゾーハンのライバルのザ・ファントムも、実は靴が大好きで靴屋になりたい。アメリカと言う国は、そういう人たちが普通の暮らしをすることが出来る国だから、みんな来たがる。でも現実は、そのアメリカでも、通りの向こうはパレスチナ人、こっちはイスラエル人で仲が悪い。でも本当はこの人種間の抗争を利用しているのは金儲け主義のアメリカ人たちだと気が付き、最終的にはイスラエル人とパレスチナ人は力を合わせてこの人種差別主義のアメリカ人と戦う。

ここまでの設定が結構いいので、もうちょっと真剣にイスラエル・パレスチナ問題に突っ込んだ方が面白かったんじゃないかと思いました。113分もあるんだから、ゾーハンが婆さんたちにヘアケア以上のスケベなサービスをするシーンばかりに裂かないで、ゾーハンと恋に落ちるパレスチナ人のダリアとか、ゾーハンと友達になるイスラエル人の電気屋さんとか、移民たちの背景や心情をマジメに描くのに使っていたら、もっと深みが出て、却ってアホなギャグが光ったと思うのだが。このままだと単にアホ過ぎてつまんない。

Key Words
デニス・デューガン アダム・サンドラー ジョン・タートゥーロ エマニュエル・シュリーキー
映画感想 | コメント(2) | 【2009/09/08 07:16】
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『セブンティーン・アゲイン』-かなりイケてます!
17 Again

やっぱザック・エフロンってむちゃくちゃ可愛い!2回立て続けに観てしまいました。この子の良さって、ただ可愛いんじゃなくて、この外見なんだけど、心は酸いも甘いも知り抜いた37歳の中年男だ、って納得できるところなのよね。劇中にあったでしょ?保健体育の時間で、マイクが赤ちゃんをこの腕に抱いた時、この娘が転んだら抱き上げてあげたい、傷ついたりしないように、守ってあげたい・・・って言うところで、女の子たちが感動しちゃうの。アタシもちょっとウルウルきちゃったよ~!ああいうセリフに説得力持たせられるってのは、ザック君って結構スゴイ。

セブンティーン・アゲイン 特別版 [DVD]
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Produced: 2009
Director: Burr Steers
Writing Credits: Jason Filardi
Cast:
Mike O'Donnell: Zac Efron
Scarlett O'Donnell: Leslie Mann
Ned Gold: Thomas Lennon
Mike O'Donnell: Matthew Perry
でもこのトシになるとですね、ザック君が20年後にマシュー・ペリーになっちゃうんだって、よーくわかってコワイ~。本物のザック君は、20年後どんな人になっているのかなあ。多分、濃い~、いやらし~い感じのおっさんになっているのだろう。太ったら、目も当てられない・・・。

マイクの親友、ネッドも説得力あるよね~。高校時代は身体が小さくてスポーツはできないわ、みんなに虐められるわなんだけど、ヲタが高じてIT業界で大成功、今や大金持ち。対するマイクは、高校時代はイケメンでバスケットボールのスター選手だったのに、大学へ進学しなかったがためにしがないセールスマン、容姿もすっかり衰えて、普通のサラリーマンになっている。マイクが大学進学をあきらめて結婚したスカーレットは、高校時代はそんなに冴えない娘だったけど(と、私の目には映った)、今や美人のアラフォー。この辺の設定がすごく上手いので、ただのバカコメディというのでなく、それなりの洞察が楽しめる。

それに面白いよ、この映画!ネッド(トーマス・レノン)がマイクの高校の女校長(メロラ・ハーディン)に恋しちゃって、ものすごいアタックするのだけど、校長は「生徒の親とは付き合わない」と、相手にしてくれない。強引にディナーに誘い、

「僕は普通に振舞うことができない。ヲタなんだ。グレイ・ギャンドルフのなんちゃらに、何百ドルも使ってしまう、ヲタなんだ」

「・・・それはとんでもないヲタね・・・・だってグレイ・ギャンドルフは『仲間たち』にしか出てこない。『Two Tower』からはホワイト・ギャンドルフになってしまうから・・・」

と、校長もヲタなのがわかる!そして二人は、エルフの言葉で会話し始める!ここ、もうカウチから落っこって笑いました。

この超面白いネッドと、実は同い年の親友、という設定になっているザック君が、本当に同い年の親友に見えるからいいんだよね、この映画。ネッドとマイクの会話のシーンとか、全然違和感ないし、露骨にマイクと寝たがるティーンの女の子たちに説教して「他の父親の問題だ」って言うところも、若い子が無理して作っているという感じしない。あと、離婚裁判のシーンで、ザック君が「マイクからの手紙」を読み上げるところも、ベタながらなかなか泣かせるのよ~。結構演技派よね、この子。

「青春ファンタジー」って紹介しているサイトもあったけど、どちらかというと大人に訴えないかね、この映画。さっきも言及した人物設定もリアルだし、「あのとき、こうしていれば」って思うのだけど、たとえその頃に戻れても、じゃあ違う道を選ぶんじゃなくて、現在の自分の生活をなんとか良いものにしたい、と思う・・・。人生って、一瞬一瞬が「選択」の連続で、その時その時で「正しい選択をしなくちゃ」って思ってがんばるのだけど、間違った選択ってのは、実際ないのかもしれない。どういう道を選ぶのかが問題ではなくて、その中で努力するのかしないのかが人生に対する満足感や幸福感を決めるんじゃないの?というのがこの映画の教訓かしら?

でもさ、本当に不思議なんだけど、今わかることが17歳の時には本当にわからないんだよね。どんなに説明されてもわからない。マイクの娘(ミシェル・トラクテンバーグ)が、しょーもないスタンにマジで惚れて、いい大学に行かないで、地元のコミュニティ・カレッジに行く、なんていい出すと、うわ~、あり得ないって、ザック君の反応、超わかるんだけど、もう一歩踏み込んで考えてみると、この娘がちゃんといい大学に行って、卒業してすごいいい職について、トントン拍子で行っても、アラサーくらいになって、お金もたくさんあってキャリアもあるけど、「何か満たされない」なんて思うってことも充分あり得るわけだし、本当に人生ってわからない。

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Key Words
セブンティーン・アゲイン バー・スティアーズ トーマス・レノン スターリング・ナイト メロラ・ハーディン マシュー・ペリー
拾いモンの映画 | コメント(3) | 【2009/09/07 21:05】
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『サンシャイン・クリーニング』-肩が凝らないほのぼの話
Sunshine Cleaning

ローズ・ローコウスキ(エイミー・アダムス)は、お金持ちの人の家の掃除(メイド)をして生計を立てているシングル・マザー。息子のオスカーは、頭が良過ぎるのか、大人びてい過ぎるのか、学校では問題児。しかしローズは、そんなオスカーを特別学級に入れ投薬治療しようとする学校の方に疑問を抱き、転校を考えるのだが、メイドの仕事で質の高い私立は高嶺の花。そんなとき、不倫関係にある刑事のマック(スティーヴ・ザーン)クが、殺人や自殺などがあった部屋の清掃の仕事はすっごい実入りがいいと教えてくれ、『サンシャイン・クリーニング』をいう、そういう現場専門の清掃会社を作り、まともな仕事につけない妹ノラ(エミリー・ブラント)を巻き込んで、みるみる成功していくのだが・・・

sunshine cleaning
Produced: 2008
Director: Christine Jeffs
Writing Credits: Megan Holley
Cast:
Rose Lorkowski: Amy Adams
Norah Lorkowski: Emily Blunt
Joe Lorkowski: Alan Arkin
Oscar Lorkowski: Jason Spevack
Mac: Steve Zahn
Winston: Clifton Collins Jr.
このローズのキャラ設定がブリリアントなんですよ~。シングルマザーで学歴もなく、男はいても愛人という、社会の底辺を生きる女~!て感じなんだけど、実は高校時代はチアリーダーの花形で、みんなの憧れの的だった。しかも今不倫関係のマックは、高校時代はフットボールのクォーターバックで、チアリーダーのローズとはプロムキングとクィーンかってくらいのセレブ・カップルだった。

最初っからブスで、いかにもイケてない人が社会の底辺でも「あーそうかー」としか思わないけど、高校時代に輝きまくってた人が、アラサーになって落ちるところまで落ちてしまうってのは、共感しますよね~。いや、逆に高校時代に冴えなかった人は、ローズを見て「ざまあみろ」と思うか?どちらにしろ、すごいいい設定。しかもさー、普通、こういう境遇の人をエイミー・アダムスみたいな可愛い、スタイルのいい女優がやるとウソ臭いものですが、本当にキレイなのに冴えない人だから、現実味もあるし。

ローズが掃除に行った先の奥さんが、高校時代の友達で、ローズに憧れていた「フツーの女子高生」だった人らしく、「マックとは結婚したの?」なんて訊かれて居心地ワルそ~。しかもこの家すっごくでっかくて豪奢で、金持ちの旦那と結婚したのかと思いきや、自分も不動産屋として成功しているらしいという、ローズとしてはむちゃくちゃ自尊心キズつけられるシーンもあったりして。

で、この事件現場の清掃ってのが、きたねーし、とにかく昔だったらとても女がやるような仕事じゃないんだけど、お金はいいし、また女性だからきれいに掃除するのか、褒められたり、また、血とか体液を扱うのでそういう規則を学ぶセミナーなんかにもちゃんと出て、許可証と取得したり、なんて色々やっている内にプロ意識も芽生え、ローズとしては自信を取り戻すような仕事になる。

この掃除のシーンが、もっと面白かったり、泣かせてくれたりって感じでも良かったんじゃないかと思うのだけど、意外につまらなかったね。血みどろの殺人現場を掃除する辛さ、気持ち悪さとか、ウジがわいた家の掃除とかにいちいちギャーギャー叫びながら掃除するところとか、もっともっと「ああ~わかる~その気持ち」って思わせてくれたらって感じ?

あと、ローズとノラのお母さんのエピソードがあんまり本編に生かされていないような気がするのですが。お母さんはすごくキレイな人で、むかーし街に撮影にやってきたTVクルーの目に留まり、一言セリフのあるウェイトレスの役でちょっとだけTVのドラマに出たことがあるのが自慢だったのだけど、なんかで自殺してしまう。ローズとノラの姉妹、特にノラの方は、そのトラウマを抱えて生きていて云々・・・・それが殺人や自殺の現場を掃除するってところにもシンクロしてきて・・・・ってなるはずだったんじゃないかと思うんだけど、その辺全く生かされてないような気が。

ほのぼのしていていい話なんだけど、余りにもストレートにいい話過ぎるというか、ツイストが入っているのはぶっちゃけローズのキャラ設定だけで、あとは結構ベタです。『リトル・ミス・サンシャイン』にも出ていたアラン・ラーキンも、今回はイマイチだったし、片腕の掃除機修理屋を演じるクリフトン・コリンズ・Jrもめちゃくちゃ個性的でいいんだけど、もう一つ本編に絡んでこないでイライラするとかさ。

あんまり深みのある映画は肩が凝るからイヤだ、なんて思うときにはちょうどいいかもしれません。

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今日観た映画 | コメント(4) | 【2009/09/06 23:41】
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『脳内ニューヨーク』-60になったらもう一度観てみよう
Synecdoche, New York

ケイデン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は芝居のディレクターで、奥さんのアデル(キャサリン・キーナー)は絵描きという、アーティスト夫婦。オリーヴ(セイディー・ゴールドスタイン)という可愛い娘もいるのだが、結婚生活は冷え切っており、カウンセラー(ホープ・デイヴィス)にかかっている。ケイデンは身体の調子も思わしくなく、血尿が出たり、とにかくどよ~んと不幸そうな男。

結局、夫婦仲は修復出来なかったみたいで、アデルはオリーヴを連れて家を出てしまう。落ち込んでいると、偶然にも、才能あるアーティストに贈られる(だったっけか)奨学金?のようなものを受賞し、お金の心配をせずに自分のアートを追及する機会を与えられる。ケイデンは落ち込んだ精神状態から、大きな倉庫に架空のニューヨークを作り、その中で自分の生きている人生を再現し始める。

synecdoche new york
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Charlie Kaufman
Writing Credits: Charlie Kaufman
Cast:
Caden Cotard: Philip Seymour Hoffman
Adele Lack: Catherine Keener
Olive: Sadie Goldstein
Claire Keen: Michelle Williams
Hazel: Samantha Morton
Madeleine Gravis: Jope Davis
Maria: Jennifer Jason Leigh
Ellen Bascomb: Dianne Wiest
すっごいアーティスティックで心理学的な映画というか、色んな示唆や暗喩が隠れてそう、って感じでした。なんか、アデルが去ってからケイデンは、時間の感覚がおかしくて、例えば、アデルはケイデンの元を去った後、ドイツのアート・シーンで有名になり、娘のオリーブは、身体中に花の刺青をして、アート雑誌かなんかにセミ・ヌードを載せる。それを見たケイデンはすっごく動揺し、

「まだ4歳なのに!」

と叫ぶんだけど、実はアデルが去ってから6年くらい経ってて、オリーヴはもう11歳だよ、と他の人に指摘される。もう一個のエピソードは、自分の人生を再現する芝居は、構想を練っているだけで17年も経ってるんだけど、自分はそういう気はしていなかったり。

で、芝居の中で起こることとか、なんかごっちゃごちゃになって、すごくわかりにくいんですけど、多分ケイデン自身も、芝居と現実、現在と過去、みたいなものがごっちゃになってて、何がなんだかわからなかったに違いない。監督・脚本のチャーリー・カウフマンは、『エターナル・サンシャイン』を書いた人だからね~。あれも時系列すっごいわかりづらかったですもんね。

この主人公のケイデンって人は、本当に不幸で、ここまでなるのかな~人間て、っていうか、究極の不幸な人の人生を描きたかったのかなあ、逆に。結婚カウンセラーは全然人の気持ちなんかわかんない人だし、アデルと別れた後再婚するんだけど、その人(ミシェル・ウィリアムズ)とも上手く行かないし、好いていてくれたヘイゼル(サマンサ・モートン)には勇気を出して一緒になることができなくて、他の男に取られちゃうし、のちのち、やっとヘイゼルと結ばれたと思ったら、すぐ死んじゃうし。

一番可哀想と思ったのは、娘のオリーヴの話だよ~。アーティストの母親に連れられていったオリーヴは、母親の友達マリア(ジェニファー・ジェイソン・リー)が乳母となって育てるんだけど、身体中に花のタトゥーを入れるようにそそのかしたのもマリアで、そのために身を持ち崩し、ニューヨークで見世物になったりする。子供の頃のオリーヴがすっごい可愛らしかった(わがままだけど)だけに、こんな風に大人になったら、おとーさんとしては心が休まらないだろうなあ、と同情した。

でも、もっとひどいのは、オリーヴは年取ってから、癌かなんかになって寝たきりになってるんだよね。そのオリーヴにケイデンが会いに行くと、

「自分がこんな人間になったのは、あんたがホモで、かくかくしかじかしたせいだ!」

って言われるわけよ。要するに、母親や、乳母が勝手に色んな悪口を吹き込んで、それがトラウマになってオリーヴはこんな人生を歩んだ。ケイデンとしては、オリーヴがこんな風になったことをアデルやマリアのせいだと思ってたのに、当のオリーヴはケイデンのせいだと思っている。

「謝ってよ!」

ってオリーヴに言われて泣きながら謝るケイデン。謝りたくなんかないのに。自分のせいでもないのに。

「ホモの相手とアナル・セックスしたことも、謝って。許してくれ、って言いなさいよ」

ケイデンはホモでもないし、男と寝たことなんかない。でも、自分の娘の死に際だし・・・・「許してくれ」と言う。

「NO!!! 許せない!!!」

と言って、オリーヴは泣き出す。

これキツイですよ~。ドイツまで会いに行っても会わせてもらえなかったり、ものすごく心配していたのに。離婚すると親権とかすっごい争うけど、なんかコレ見ると、気持ちわかるわ。片方の親に、あることないこと吹き込まれて、子供がグレたり、または間違った情報で自分のことキライになられたりしたら、ものすごく辛いもんね。

ここからネタバレつーか、エンディングに触れます。

で、結局ケイデンは、何十年も芝居の構想練ってるだけで全く完成せず、最後にエレン(ダイアン・ウィースト)を芝居の中の自分の役に抜擢する。芝居の中では、自分が芝居を監督するシーンもあるのだが、それは自分を演じるエレンがしているわけじゃない。そうして、また芝居と現実がごっちゃになって、現実のケイデンも、エレンに監督されるようになる。いつもエレンの声が頭の中で響いて、「トイレに行きなさい」とか、「お尻をふきなさい」とか、全ての行動がエレンに支配される。

で、最後、もう出演者もクルーもみんな死ぬか辞めてしまった、崩れかけた巨大なニューヨークのセットの中で、最後に残ったのはケイデン本人と、ケイデンの母親役の女の人。

ケイデンは、頭の中のエレンが言うとおり、「お母さん、肩にもたれかかっていい?」と訊く。いいと言われ、お母さん役の人の肩にもたれかかって、

「ああ、やっとこの人生をどう演じればいいか、アイデアが沸いてきたよ」

というと、頭の中の監督が

「死になさい」

と言って、ケイデンは自分の人生を終わらせてしまう。

救われね~~~~!!!!なんて救われない人なんだろ。でも、この最後はなんか納得したなあ。ここまでは「わけわかんない映画だ」って思って観てたんだけど、この最後って、あり得るなーって思った。みんな死ぬときはこう思うんじゃないかしら。「ああ、やっとどうしていいかわかった」って。そう思ったときが死に時なのかも。きっと、すっごく深い映画で、もう一回観たら「ああ~」なんて思うかもしれないんだけど、もう一回観たくねーなー。少なくとも当分は。でも、60歳くらいになって観たら、また違う重みがあるかもしれない。

いや~しかし良くこんな個性派の人ばっかり集めて来たモンです・・・
■チャーリー・カウフマンがストーリーを書いた『エターナル・サンシャイン
フィリップ・シーモア・ホフマン映画偉人伝
■サマンサ・モートンが印象的だったマイケル・ジャクソンの映画 『ミスター・ロンリー
■ミシェル・ウィリアムズが若くてぶちゃいくな『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!
キャサリン・キーナー映画偉人伝
■エミリー・ワトソンは『パンチ-ドランク・ラブ』の彼女だ!
■ダイアン・ウィーストの若い頃『ハンナとその姉妹
■ジェニファー・ジェイソン・リーが初々しい『初体験/リッジモント・ハイ』と、やっぱ個性派『マーゴット・ウェディング
■ホープ・デイヴィスのいや~なお姉さん役が最高!『プルーフ・オブ・マイ・ライフ
■どっかで見たことあると思ったら『リトル・チルドレン』に出てたセイディー・ゴールドスタイン
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映画感想 | コメント(2) | 【2009/09/05 07:52】
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『ぼくの美しい人だから』-必ず泣いちゃうの~!
White Palace

初めてこの映画を観た時、すっごい印象に残ったのは、ムチムチのスーザン・サランドンが、酔っ払って具合悪い草食系のジェームス・スペイダーの上に乗っかって、一人で勝手にエクスタシーをキメていると、ジェームス・スペイダーが「わーやめてくれー」みたいになってるところだったんですけど、今回観たら、ジェームス・スペイダーの方が本気になっちゃうんですねえ。

ぼくの美しい人だから [DVD]
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Produced: 1990
Director: Luis Mandoki
Writing Credits: Glenn Savan, Ted Tally
Cast:
Nora: Susan Sarandon
Max: James Spader
Judy: Eileen Brennan
Rosemary: Kathy Bates
Neil: Jason Alexander
安いレストランの中年ウエイトレスに無理やり家に連れ込まれて犯られちゃった、まだ30前のエリート・ヤッピーが、16歳も年上の、すれっからしウエイトレスにどんどんのめりこんでいく理由が疑問なのですが、色々名ゼリフもあったりして、なかなかいい映画なんですよ、これが。

まず、一夜の誤ちだろう、こんなの!って思いながらももう一度ノラ(スーザン・サランドン)に会いたい衝動を抑えられないマックス(ジェームス・スペイダー)がドアの前に現れたのを見たノラの一言。

「私は43歳。今年44になるの」

「・・・ボクは27歳だ・・・」

で、無言で抱き合ってキスし始める2人。それを見ながら「ぎゃはははは!」と笑ったら、スーザン・サランドン映画の中で「ぎゃははは!」と笑っていた(爆)!!

二人は急速に仲良くなっていくのだが、マックスは友達の結婚式にノラを彼女として連れていけない。年齢差と、階級の違いが居心地悪かったのである。ウソを付いて一人で結婚式に出たのを知ったノラはすごい怒るんだけど、その時の会話が・・・。

ノラは、「あんたはデートの約束をすると、必ずやってくる。しかも時間通りに。その時、どんだけ私が感謝してるか、わかる?この男は少なくとも、当分は一緒にいてくれるだろうと思うの」

と言って声を詰まらせたり、「ウソをつかないで。まだ殴られたりする方がいい。それなら戦うことが出来るから」なんて言うんですよ。このセリフだけで、ノラが今までだめんず達と、実りの少ない恋愛をしてきたことがわかり、泣かせます・・・・。

あとこの会話。

マックス「ボクはこんなに激しく誰かを求めたことはないんだ。死んだワイフにもこんな気持ちは感じなかった」
ノラ「・・・死んだ奥さんより、私のことを愛しているってこと?」
マックス「そうは言ってない」
ノラ「・・・じゃあ何が違うの?」

もーこんな風に率直に訊けちゃう、ノラってバカだけどすごい!!

マックス「I don'r know .....」

わからない、ってことは、本当にノラのこと愛しているんだなあ。

あと、ノラのお姉さんのジュディ(アイリーン・ブレナン)が、怪しいサイキックなのだけど、彼女がノラに「あんたは本当に愛されてるよ」って言うと、ノラは、すっごい驚いた顔をしてマックスのことを見るんだよね。それだけ今まで愛されたと感じることが出来なかったノラは、しょっちゅうマックスに、「思ってもないこと言わないでよ。本気になりたくないから」みたいなことを言って、自己防衛に回る。わかる、わかるぜ、ノラ!!

で、結局、サンクスギビングに家族や知人のパーティに連れて行かれ、紹介されるんだけど、居心地悪いノラは、途中で帰ってしまう。

このシーンが面白いのは、エリートの方の人たちの方が、ノラに寛大というか、ノラがウエイトレスだとか、トシ取ってるとか気にしてないのに、ノラの方が卑屈なんだよね。エリートの方は、まあ、社交的なだけかもしれないけど、ちゃんと挨拶してきてくれたり、ノラが政治に関して意見を言った時、汚い言葉を使ってもオーバーリアクションとかせず、無視もしないしさ。アタシなんかもっとヒドイ扱いされたことあるよ。誰も自分からは話しかけてこないし、何か言っても誰も反応してくれなかったり。

とにかく、そんな中で、気取っていると思っていた女に「あなたの方が私達のことを外見で判断している」ってはっきり言われちゃうノラ。

この件があって、ノラは黙って街を出てしまう。独りになったマックスは、友達に誘われてパーティに行くのだが、その家で、以前マックスがノラのために買ってあげたダスト・バスター(ハンディ掃除機)を見つけ、中に全然ダスト(ホコリ)が入ってないのをみつけ、

「ダスト・バスターなのに、ダストが入ってないじゃないか!」と叫び、その足で、ノラを探しにニューヨークへ行く。

ここで気が付いたのだけど、マックスがノラを好きになった理由って、彼女が「リアル」な人間だったからなんだなあ(気付くの遅いか)。allcinema.netの解説では「・・・裕福で仕事も順調、おまけにモテモテ(本当に!)男が、母親ほど年の違う女性に走ることに疑問を持ち続けたまま映画が終わってしまう・・・」って書いてあったけど、マックスは、彼の世界って好きじゃなかったんだよ。

で、マックスは、仕事も辞め、高級アパートも引き払い、単身ニューヨークに出てきて、普通のアパートを借り、収入は減っても、もっとやりがいのある仕事を探す。ノラが、自分の属している世界に馴染めないのなら、自分がノラの世界に下りてくる・・・・・。エライ、エライよ、あんた!

でもノラも、マックスと付き合うことによって、成長しているんだよね。今までは家の散らかしっぱなしだったのが掃除するようになったり、ニューヨークでの仕事もウエイトレスには変わりないけど、St.ルイスにいた頃のファスト・フードじゃなくて、ちょっといい感じのレストランで、見た目もこぎれいになっててさ。マックスに愛されたことによって、自分に自信が出て、「少しづつでも生活を向上させよう」という気になったみたい。こういうところが、恋愛のいいところだよなあ。

会いに来たマックスを見てノラが、「探さないでって言ったでしょ。この仕事失いたくないし、私はいまの自分が好きなんだから、St.ルイスに戻る気はないの」というとマックスは、

「ボクも、St.ルイスを出てきたんだ。40丁目にアパートを借りた。今、仕事探しているんだ」

ノラが感動していると他の客が「早く注文しろよ、にいちゃん」なんていう。メモ帳を出して、冷静に注文を取ろうとするノラ。マックスは立ち上がって、メモ帳をノラの手から叩き落とし、キスし始める。

そしておもむろに、テーブルの上の塩やコショウをざざざと叩き落として、テーブルの上でメイク・アウトし始めると、客がみんな「いえ~い!」って拍手し始め、他のウエイトレスは、恥ずかしそうに笑い始める。このラストが最高にいいんだよね~!ざざ~と塩やコショウを落とすジェームス・スペイダーと、テーブルの上で押し倒されてゲラゲラ笑っているスーザン・サランドンも泣かせるんだけど、ソレ見て怒るどころか、盛り上がるお客さんたちが、すっごいニューヨークっぽくっていいんだよな。

映画で年齢や階級が違う人たちが恋愛するって話が感動的なのって、本当に心が通じ合えれば、そういう表層的な違いなんて乗り越えられるんだ、っていうところなんだろうね。『プリティ・ウーマン』に通ずるところがあるなー、この話、って思ってたら、主人公の親友のイヤな感じの男を演じてるのがやっぱりジェイソン・アレクサンダー で、この人こういう役ハマるな~。

でもさ、女の方が階級が上、って話は観たことないなあ。あるっけ?そういう話。

映画 ぼくの美しい人だから ルイス・マンドーキ スーザン・サランドン ジェームズ・スペイダー ジェイソン・アレクサンダー キャシー・ベイツ アイリーン・ブレナン
★おすすめ映画★ | コメント(0) | 【2009/09/03 23:21】
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『セントアンナの奇跡』-スパイク・リーって身近かも
Miracle at St. Anna

人間っていうのは、個でも集団でも互いに似ているところと全く違うところを持っていて、「苦手な人」っていうのは、「違う」ところが「似ている」ところより強調されちゃっている状態じゃないかと思うのですが、私の場合、黒人の人たちがそうなんです。実生活でも、職場で雑談したりする分には全く問題ないのですけど、家に招待されたりすると、「何か私とは違う」感があって、居心地が悪かったり。映画も、黒人の人たちが中心となっている映画は余り感情移入できなかったりする。

miracle at st. anna
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Spike Lee
Writing Credits: James McBride
Cast:
Stamps: Derek Luke
Bishop: Michael Ealy
Hector: Laz Alonso
Train: Omar Benson Miller
Peppi: Pierfrancesco Favino
Renata: Valentina Cervi
Angelo: Matteo Sciabordi
Detective Ricci: John Turturro
Tim Boyle: Joseph Gordon-Levitt
でも『セントアンナの奇跡』は、全然そういう「居心地の悪さ」がなかった。そういえば、『ドゥ・ザ・ライト・シング』もそうだったなあ。あの頃本当に白人の映画しか観てなくて、「これどうかな~」って思って観たら面白いし、黒人の若いあんちゃんたちがすごく身近に感じられた。

黒人が中心になる映画は、必ずどこかで人種差別の問題に触れなきゃならないので、難しいちゃあ難しいですよね。「自分たちが被害者だー!」ってあんまり声高に言うと批判されるし、かといって史実や事実や、ソレに対して黒人としてどう思うか、ってことは曲げたくないじゃん。スパイク・リーってその辺が上手い、というか、この人の物の見方が公平で、ユーモアに溢れていて、もしくは良く歴史や社会のことを勉強しているために偏ってないのか、理由はわからないけど、ズバリ黒人問題とかに言及していても、嫌味でもなければ、「他人事」でもない、すごく身近に持ってきてくれますよね。

今回「わー」と思ったのは、バッファロー・ソルジャーたちにスピーカーで語りかけるアクシス・サリーだっけ?これって本当にいたんだってね。しかも「ドイツ版『東京ローズ』みたいなもんですよ」って下りがあって、「ああ、日本にもいたんだ」って思ったり。とにかく、この女の人が言う、「白人はあんたたちが死のうがどうしようが気にしていない」うんぬんは、ある意味本当だったんだろうけど、それをこのナチの女の人に言わせるってところが、なんか嫌味がなくていいなと思った。

あと、主役の4人の男たちがいいですよね。こういう複数の人たちが主人公だと、一人の人間の違う面、って感じがする。スパイク・リーは、自分の色々な面を、この4人に投影したんじゃないかなーとか。もちろん、原作を書いた人がそうして、それに監督が共感したか。信心深いトレイン、スケコマシのビショップ、マジメなスタンプ、いつもスタンプとビショップの仲裁役のヘクター。

イタリア側の出演者もすっごいいい。ビショップとスタンプが恋敵になるレナータは、美人なんだかなんだか良くわからないってか、多分ハリウッド女優じゃないからちょっと違うのか、むちゃくちゃ魅力的なんだけど新鮮!っていうか。子供もそうだし、おっさんとか、近所のおばさんとかも。こういうのって、監督とか製作者側が役者さんのいいところを引き出せるかどうかなんだろうなーと思いました。

イタリアの人たちから、「イタリアのパルチザンがナチと通じていた、なんてなんたること」っていう抗議が上がって、上映禁止になるか、ってとこまできてた、みたいな話がウィキに載ってたけど、私はこの映画って、みんなに公平だなあ、と思ったのですが、どうでしょうか。ナチにもいい人はいたし、パルチザンにもイヤなヤツはいた。あんなに心優しいトレインだって、「撃たないで」って言ってるドイツ兵を殺しちゃって、しかもあんまり罪の意識もない。アンジェロ少年を逃がしてあげようとしたドイツ兵は、アンジェロが自分の弟に似てた?だっけ?・・・パルチザンに攻撃されたうっぷんを民間人を殺すことで晴らそうという人もいれば、そういうの耐えられない人もいて・・・・というのは、ナチでもアメリカ兵でも、イタリアのパルチザンでも一緒なんだなあ、という。

あと、キリストつか、神に対する考え方というのか、まあ一般に良く言われる、「こんなにヒドイことが起こっているのに、どうやって神を信じられるのだ」というテーマ。ドイツ語と、イタリア語と、英語で、それぞれ全く同じ祈りを捧げているシーンがり、すっごい感動的なんだけど、この場面で真摯に祈ってる人ってみんな殺されちゃうという、まさに諸行無常!

殺されるといえば、この映画の戦闘シーンは何か新鮮なものがあった。「またプライベート・ライアンの二番煎じか」っていう感じじゃなくて。リアルであるけど、愛情があるっていうのかなあ。『プライベート・・・』ほど冷酷じゃないというか。セントアナの教会の前の大虐殺シーンは、素晴らしいというと語弊があるけど、すごく印象に残った。

映画的には、最初と最後が要らないんじゃん、と思ったけど。ジョン・タートゥーロとか、ジョセフ・ゴードン-レヴィットとか、ジョン・レグイザモとか出てるんだけど、全く本編と絡んでないし、それでなくとも長いしさ、この映画!ぶっちゃけ誰が『スリーピング・マン』なのかもわからないし。多分、トレインなんだろうけど、山の名前の由来を考えるとスタンプみたいだし。それに何がセントアナの奇跡なのかもわかんない、正直言うと(笑)。アンジェロが生き残ったから?プリマベーラの頭の奇跡じゃないの?要するに、ヘクターとアンジェロ以外の人たちだって一生懸命生きてきたし、信心深かったけど、生き残ったのは2人だけ。でも、それでもやっぱりそれは奇跡なんだ、信じ続けよう、というのが物語の教訓なのだろうか。私がアホなのもあるけど、その辺がぐぐーっと、最後一点に集中してくる、みたいな恍惚感はない映画ではある。でも素直に面白かった。

追記
後になって考えてみたら、「セントアナの奇跡」ってのは、セントアナの人たちが、殺されるとわかっていながらもバタフライ(ペピ)の居場所をナチに言わなかったことだね。例え死んでも、他人を売るような悪いことはしない、という・・・。

映画 スパイク・リー デレク・ルーク マイケル・イーリー ラズ・アロンソ オマー・ベンソン・ミラー ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ ヴァレンティナ・チェルヴィ マッテオ・スキアボルディ ジョン・タートゥーロ アントニオ ジョン・レグイザモ
この映画がすごい!! | コメント(1) | 【2009/09/01 00:21】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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