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『セブン』-ブラピ、モーガン、フィンチャーの私的ベスト!
Se7en

んー、なんか久々に観ちゃいました、『セブン』。これは私のお気に入りの中の1本で、もう何百回と観ています。

なんと言ってもいいのが、ブラピ演じる若い熱血刑事・ミルズのあっぱらぱー加減と、モーガン・フリーマンの演じる初老のサマセット刑事の思慮深さの対比が可笑しくもあり、深くもあり、というところと、世の中を憂いて人を殺し続ける殺人犯のジョン・ドウ(ケヴィン・スペイシー)の絶望感というか世界観が、実は非常に真っ当で頭のいいサマセット刑事の感じる世界観とすごく近い、という「善と悪は紙一重」的な怖さ、暗さ。

se7en
dvd on amazon.com
Produced: 1995
Director: David Fincher
Writing Credits: Andrew Kevin Walker
Cast:
David Mills: Brad Pitt
William Somerset: Morga Freeman
Tracy Mills: Gwyneth Paltrow
Captain: R. Lee Erney
John Doe: Kevin Spacey
今回観てみて一番印象に残ったのは、ブラピ、フリーマン、スペイシーが迫真の演技つかハマり役なのに対して、他の人たちがすごい大根役者だったんだなー、というところ。スパゲッティの食べ過ぎで胃が避けて死ぬでぶっちょの人の検視官とか、ジョン・ドウが図書館で借りた本のリストを違法に手に入れるFBIとか、図書館の警備員、ミルズの女房の首を配達してくる人とか、みんなセリフとか棒読みだと思いません?

あ!でも、サマセットの上司役のR・リー・アーメイとかすっごいいいし、ミルズの奥さん・トレイシー役のグウィネス・パルトローなんか、ちょっと憂鬱な感じがいいね。というかさ、フリーマンも時々わざとらしいセリフまわしとかあるので、脚本のせいかもしれないんだけど。

あと、音楽も良くて、特にサマセット刑事がSeven Deadly Sins のことを調べるために夜の図書館に行き、そこで流れる『G線上のアリア』がものすご~く印象的。ソドムとゴモラの生々しい光景のバックに流れる美しい旋律。でも良く聞くとちょっと狂気に近い美しさで、悲しくさえもある。あと、トレイシーがサマセットを招待したディナーの席で流れるジャズも、スタイリッシュでいい。

昔から、サマセットとミルズがバーで語り合うシーンはいいな~と思ってたんだけど、今回観て改めて感動した。

サマセット刑事は、自分が引退する理由として、「無関心・無気力でいることを美徳のように受け入れて育成しているような場所にもう住めないと思ったから」と言う。ミルズは、「自分だってそうじゃんか。他の人があんたより劣ってるわけじゃない」と言う。するとサマセットは、

「俺が人より優れているなんて言ってないよ。みんなの気持ちは良くわかるよ。無関心でいることしかできないってね。人生を一生懸命生きるより、ドラッグに溺れる方が簡単だ。努力して手に入れるより盗んだ方が簡単だ。子供を育てるより虐待する方が簡単だ。そうさ、愛することは難しい。一生懸命努力しなくちゃならない」

つまりサマセットはもうこの世の中に絶望した、刑事として世の中を良くしようとがんばったけど、ダメだと気付いたので引退する、と言ってるんだけど、ミルズは、

「あんたが辞めるのは、本当にそう思っているからじゃない。あんたは自分が辞めるから、そう思ってると信じたいだけだ。俺はそれに同調できない。世の中めちゃくちゃだから引退して山小屋に籠もって生活するべきだなんて」

と言う。

このサマセットの絶望感は、ジョン・ドウの狂気とリンクしていて、この暗さが映画全体のトーンなので、ストレートに善を信じているミルズがすごく滑稽に見える。ジョン・ドウのようなヤツは、変態に決まってると言うミルズに対して、「自分と全く同じ普通の人間が、こんな残虐なことができる」ということに恐怖を感じるサマセット。ジョン・ドウは罪のない人々を殺したと信じるミルズに対して、罪を犯していない人間なんているのか、と詰め寄るジョン・ドウ。

サマセット刑事が、トレイシーの相談にのるために落ち会うアメリカン・ブレックファストのレストランもいい感じなんだよね。暗い、犯罪の溢れるとある大都市なのだけど、庶民はなんとかがんばって快活に生きている感じがして。二人のやり取りも、すごく愛が感じられていいし、最後トレイシーが「サンキュウ」って言ったのに目配せするサマセットの顔がすごい優しい。

あ~思い入れが激しいから、一個一個書いてると長くなっちゃうな~。とにかくこの映画は、私的ブラピとモーガン・フリーマン、そしてデヴィッド・フィンチャーのベスト映画

映画 デヴィッド・フィンチャー ブラッド・ピット モーガン・フリーマン グウィネス・パルトロー R・リー・アーメイ ケヴィン・スペイシー

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★おすすめ映画★ | コメント(8) | 【2009/07/16 02:22】
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『人類創世』-セリフがなくてきったねーけど感動的です
Quest for fire (La guerre du feu)

ネアンデルタール人のUlam族は、もっと類人猿に近いWagaru族に襲われ、多大な犠牲を出すが、何人かは生きて逃げ出すことが出来る。Ulam族は大事な「火の元」を持って逃げるのだが、逃げる途中に川を渡らなければならず、「火の元」を失ってしまう。命からがら逃げてきたが、火がないため一人、また一人と、寒さや飢えで死んでいく部族を救うために、Naoh(エヴェレット・マッギル)、Amoukar(ロン・パールマン)、Gaw (ナミール・エル=カディ)の3人の若いネアンデルタールは、「火」を求めて危険な旅に送り出される・・・・・。

Quest for Fire
dvd on amazon.com
Produced: 1981
Director: Jean-Jacques Annaud
Writing Credits: Gérard Brach (screenplay), J.H. Rosny Sr. (novel)
Cast:
Naoh: Everett McGill
Amoukar: Ron Perlman
Gaw: Nicholas Kadi
Ika: Rae Dawn Chong
この映画すごいですよ。全編セリフなしなんだけど、なんとなくわかるんだよね~。上の概要は、ウィキで調べたんだけど、登場人物に名前あったのかよ!って感じです。セリフないから、英語で名前綴られても、発音がわかんない。

しかも、ネアンデルタールリーダーNaohを演じるエヴェレット・マッギルって、『ツイン・ピークス』でガソリン・スタンドのエドを演じた人なんだよね~。「なんか見た事あるなあああ」って思ってたから、「おおおおお~~!!」って叫んじゃった。『ツイン・ピークス』では、余り美男子じゃないエドを演じてましたが、ネアンデルタール人だとカッコいい。また、Naohと行動を共にするAmoukarは、『ヘルボーイ』のロン・パールマン。サル顔ばっか集めて来たってこと?製作があと10年遅かったら、ジミーちゃんこマット・デイモンマーク・ウォールバーグも配役されていただろうか?!

あと驚いたのが、後に出てくるホモセピアン・Ivaka族の女、Ikaを演じるレイ・ドーン・チョンって、結構有名な女優さんなんだけど、素っ裸でボディ・ペイントして、誰だかわからないくらいの体当たり演技。

最初、Ulam族の日常生活の描写がすごくリアルっていうか、原始人の生活なんて見た事ないのでリアルかどうかわからないけど、焚き火を囲んで飲み食いしたり、二人一組で座ってまったりノミを取り合ったり、あと笑ったのが、川のほとりでオスがしゃがんで顔だか洗っていると、後ろから別のオスがぱっこんぱっこん犯り始めちゃったり(笑)、ありそうな感じで、セリフないのに面白い。

Wagaruが襲ってくるところもなかなか現実味があって、この頃って服を縫ったりできないじゃない?毛皮を羽織っているだけみたいな状態だから、お尻とか丸出しになりながら泥まみれで戦ってて、役者さんも大変だなと思った。

3人のネアンデルタール青年たちは、人食い人種のKzamm族のテリトリーに入り、Naohが「火」を見つけるが、Kzammの反撃に合い、傷を負う。逃げる時、Kzammに捕らわれていたIkaが、保護を求めてついて来る。AmoukarはIkaを追い払おうとするが、Ikaは傷を負ったNaohのために薬を作ってあげたため、受け入れられる。

・・・とウィキには書かれているのだけど、このシーン、IkaがNaohにおフェらしているようにしか見えないんですが!薬を作ってあげたのかあ。このあと、IkaとNaohがセックスするんだけど、その描写が、ものすごく原始的でありながら感動的なの。最初は後ろから、それこそ「ケツ見て欲情」って感じでぱっこんぱっこん犯るんだけど、2回目は、Ikaがひっくり返って、正常位でやるの。枯葉や土でどろどろになりながら、動物のような雄たけびを上げて無心にセックスに励む二人!これがなんか妙に「愛」を感じるわけよ。

で、二人はカップルになったとAmoukarとGawに見せつけ、牽制するわけなんですが、この後Ikaは、自分の部族の近くまで来たことを察して、一人で帰ってしまう。で、3人のネアンデルタール人は、火を求めて旅を続けようとするのだけど、NaohはIka を忘れられず、彼女を探し始める。他の2人のオスが、「まったく~しょーがねーな~」ってあきれながらも、Naohに付き合ってやる、って感じが微笑ましい。

私は、こんな半分動物の原始人が、サバイバルとは全く相容れない感情で女を追いかけていく、というのは「ないんじゃない?!」と言ったんだけど、私の彼氏は

「いや、おフェらしてもらう、ってのは特別なんだよ・・・・」

としみじ~み言ってて、ビール噴き出してしまいました。

結局NaohはIvaka族のテリトリーまでIkaを追いかけて行き、最初は受け入れられずいじめられるが、最後は歓待される。で、いい小屋に泊めてもらって、食べ物も女もたくさん与えられる。Noahは、Ikaを追いかけて来たくせに、ガンガン食べて、女もみんな犯って、すっげえ幸せそう!男ってやつぁ、全く・・・。。

Ikaの部族、Ivaka族は、文明が進んでいて、ボディ・ペイントしたり、陶器をこさえたりしているので、火をおこすことが出来る。あの、例の、木と木をこすり合わせて煙が出てくる、アレですよ。それを見たUlam族の若者たちはすっげえ感動する。が、Amoukarは自分の部族のところに帰ろうと、Ivaka族から脱出を試みる。で、ネアンデルタールの3人は脱出するんだけど、Ikaは、Naohについていくと決めたらしく、脱出を手伝う。

この、IkaがNaohについていくって決めたところとかも、なんか感動しちゃうんだけど、その後、旅の途中で、Amoukarの頭に鳥がフンしたのを見て(だったかな?)「ぎゃはははは」とすっごいカンに触る声で笑うIkaをうざったそ~に見つめるNaohとか、なんかそんな描写があって、そういう細かいところ、セリフなしで良く表現していて、役者ってすごいよね。

で笑うのが、結局Naohは、皮の袋に「火の元」と灯して帰ってくるのだけど、待っていたネアンデルタールたちが狂喜乱舞でそれを覗きこんだり、なでたりしている時に、ハゲのネアンデルタールがはしゃいでそれを川に落としてしまい、火が消えてしまう。そん時のシラケ方がもー、『ひょうきん族』みたいでめっちゃ可笑しい!

その後、Naohは、Ivaka族がやってたのを見よう見真似で、火をおこそうとする。上手く行かないと、Ikaが、「私にやらせろ」って感じで引き継ぐ。すると、木片から煙がもくもくと上がり出す・・・・・。

最後のシーンは、星がいっぱいの空を見上げているIkaのところにNaohがきて、Ikaを抱きしめながら彼女の腹をさする。そう、Ikaは妊娠しているの。二人で星を見上げているところを見てたら、胸キュンとなっちゃった。

セリフもなく、おしゃれな衣装もなく、イケメンもデカパイも出てこない。アクションシーンもないし、特撮もない。ずーっと泥まみれできったねーシーンばっかりでも、面白くて感動的な映画が撮れちゃうんだね。

映画  ジャン=ジャック・アノー J・H・ロスニー レイ・ドーン・チョン ナミール・エル=カディ エヴェレット・マッギル ロン・パールマン
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拾いモンの映画 | コメント(5) | 【2009/07/01 23:57】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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