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『パフューム ある人殺しの物語』-超面白いお話
Perfume: The Story of a Murderer

うわー。最初の5分くらいでがっつり人の心を掴む物語ですね。あの魚河岸の女、赤ん坊産んでそのまま魚の臓物とか捨てるところに蹴り飛ばして、仕事を続けるという、フランスってその昔、こんな汚いところだったんだろうなあ。良く聞くよね、ベルサイユ宮殿ってトイレと言うものがなくて、みんな部屋の片隅でうんこしてたとかって。フランスが優美だって誰が言い出したんだろう?

パフューム スタンダード・エディション [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2006
Director: Tom Tykwer
Writing Credits: Andrew Birkin, Bernd Eichinger
Cast:
Jean-Baptiste Grenouille: Ben Whishaw
Richis: Alan Rickman
Giuseppe Baldini: Dustin Hoffman
あ、でもそんな汚いところだからこそ、香水がすごくポピュラーになったって話も聞くよね。そうかそうか。多分めちゃくちゃ臭かったであろう魚河岸に産み落とされたグルヌイユが自分は全く体臭がなく、その代わりものすごい嗅覚を持っている、という設定も上手い。孤児となったグルヌイユは労働力として売られていき、配達をしている途中で美しいプラム売りの娘の匂いに魅せられ、仕事も忘れて後をつけて行ってしまう。

この、触りもしない、キスもしない、グルヌイユと娘のシーンがちょっと狙ってるんじゃないかというくらい可笑しい。触れるか触れないかくらいの首筋をくんくん嗅いでいるグルヌイユに驚く娘!そりゃーキモイわな、あんな男がいたら。匂い嗅いで恍惚としているグルヌイユが娘の後ろにぬぼーと現れる度に噴き出してしまった。

グルヌイユは香水というものがあると知り、この娘の匂いをキープして置く方法を学びたいと、落ちぶれた香水職人、ジュゼッペ・バルディーニ(ダスティン・ホフマン)に弟子入りする。ジュゼッペは、グルヌイユのものすごい嗅覚でレシピを作らせ、それを自分のものとして売り出し大もうけする。グルヌイユは香りをキープする方法を学びたいだけなのでお金はどうでも良く、ジュゼッペの方法では乙女の香りをキープできないと知ると、香水作りで有名な村へ行き、そこの香水職人に弟子入りし、ついに乙女の香りをキープする方法を見つける。

こうしてグルヌイユはベースになる12の香りと、13番目の特別な香りを抽出し、究極の香水を作る。それは嗅ぐ者を幸せな気持ちにさせ、グルヌイユが四肢を砕かれて処刑される様を見ようと集まった何千人という聴衆を集団セックスへと誘う。

グルヌイユは親もなく、住む家もなく、何もなく生まれてきたけれども、嗅覚があった。自分に体臭がないことを発見すると、自分で自分の匂いを作ることによって、他人に自分というものを示そうとする。これは明らかに自我の目覚め、自分発見への序章だと思うのですが、究極の香りを作ったグルヌイユは、その香りで他人を幸せにできても、自分はそれに影響され、他人を好きになったりしないことに気づく。

後で考えてみると、グルヌイユに関わった人ってみんな死んじゃうんだよね。生みの母親も、孤児院で面倒見てたおばさんも、労働力としてグルヌイユを買ったおじさんも、ジュゼッペも、村の香水職人も。彼は美しい香りをキープすることはできても、人間同士のつながりは得られないと知ると、自殺してしまう。

グルヌイユってすっごい可哀想な人だし、彼の犯した罪ってとんでもないのですが、なぜかこの映画はそういった感情移入をしないで、純粋に物語を楽しめる。役者さんたちもいいんだけど、完全に物語りに吸収されているというか、役者が取り立てて際立ったりもしない。やっぱりこれは超面白いお話なのだな。

key Word 映画 パフューム ある人殺しの物語 トム・ティクヴァ ベン・ウィショー ダスティン・ホフマン アラン・リックマン レイチェル・ハード=ウッド アンドレス・エレーラ
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★おすすめ映画★ | コメント(22) | 【2008/12/31 06:19】
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『スラムドッグ$ミリオネア』-ストリート・キッズの一大叙事詩
Slumdog Millionaire

億万長者にもなれるというアメリカのクイズ・ショー『Who Wants to be A Millionaire?』のインド版、『Kaun Banega Crorepati』に出演して、今まで大学教授など、ものすごい教育水準の高いような人でさえ辿り着けなかったほどのお金を稼いだジャメルくん。ズルしているんじゃないかと疑われ、警察で拷問されるが、拷問ではどうしても白状しないので尋問すると、物知りなのは実はジャメルがスラムの出身で、それこそ生き残るために様々な仕事をしてきたからだということがわかる。

slumdog millionaire
Produced: 2008
Director: Danny Boyle, Loveleen Tandan
Writing Credits: Simon Beaufoy, Vikas Swarup
Cast:
Jamal Malik: Dev Patel
Latika: Freida Pinto
Salim Malik: Madhur Mittal
Prem Kumar: Ani Kapoor
the Police Inspector: Irrfan Khan
なんで『Who Wants to be A Millionaire?』なんだろう?という発想が面白いなあ、と思ったのですが、すごい上手い使い方ですよね。スラムで育とうが、学校に行ってなかろうが、頭のいい子はどこからでも学ぶことができるという事実と、またなぜそんな雑学を学んだかという話そのものが、ジャメルが今までどんな風に生きてきたかという背景を巧みに見せているし、そして何と言ってもジャメルがこの番組に出た理由が、スラムの幼馴染みで離れ離れになってしまったラティカがこの番組を観ているからで、決してお金のために出たわけじゃないという、貧しく育ったのにお金より愛が大事なジャメルくんの性格を良く現しています。

ジャメルくんのお兄さん、サリムはさすが年長さんで、気が強く、ストリートから拾い上げてくれたギャングの親玉に気に入られ、あれよあれよという間にタフな世界で頭角を現す。

ラティカは、ジャメル・サリムのマリク兄弟と同様にスラムで育って、ムスリム襲撃で親と家を失い、マリク兄弟と共にギャングに拾われるのですが、兄弟が逃げたときに逃げ遅れ、売春婦にさせられる。

私はずーっと昔にモロッコのカサブランカに行ったことがあるのですが、もちろん映画で有名になったために観光客も多く、ホテルとかものすごい豪奢できれいなのですが、本当に道一本入ると、手足がない人や、目が見えない人が物乞いしている。人一人が通れるか通れないかの道に手足もなく横になっている人や、目が見えないおじいちゃんの手を引いてお金をせびりに来る子供とか、真剣に「地獄みたいだ」と思ったのですが、この映画を観ると、インドの貧しい人たちも状況は同じみたいだけど、身体が不自由なのは貧しいからではなく、同情を引くために眼をつぶしたりするんだ!というのを観てものすごく驚きました。驚いていること自体、平和に暮らしてるんだなーと思ったけど。

ジャメルも歌が上手だったために眼をつぶされそうになるんだけど(めくらの子供が悲しい歌を歌うと同情を引くから)、その頃はかなりワルになったサリムが、ジャメルを救うために自分のボスに逆らって、二人は逃走する。その時残してきたラティカのことを一日たりとも忘れず、なんとかギャングのところから連れ出そうと街に戻ってくるジャメルくん。

スラムではだしで走り回っている子供時代から、20才くらい?までの成長期の話なので、サリムもジャメルもラティカも、子供時代・少年期・青年期と3人の役者が演じているのですけど、合計9人、みんな可愛い。男の子も女の子もみんなすごい美形で、ワタクシの白人神話がガラガラと音を立ててくずれて行きそうです。

一つ疑問だったのは、クイズショーのホストが、ジャメルくんにものすごく競争心をむき出しにして、嫌うんですよね。ウソの答えをわざわざ教えたりとか。この人はホストで、自分が物知りなわけじゃないんだからいいじゃん!とか思うのだが。視聴率も上がるし、何が気に入らないんだろう。

全編、インド訛りの英語で字幕もなかったためその辺が良くわからなかったのですが、ジャメルくんがズルしていると言って警察に捕まるのも結局は、このホストが通報したかららしい。でもさ、クイズショーでズルして警察で拷問されるってのもすごいよね。アメリカや日本ではそんなことないよね?良くわかんないけど。

結局おまわりさんは、ジャメルくんがサバイバルしている間に雑学を身に着けたという話が本当だと悟り、ジャメルくんは釈放されて、200,000ルピー?稼げるファイナル・クエスチョンに挑戦することになる。その過程でラティカとも連絡が取れ、最後はめでたしめでたしになるのですが・・・・・

長い長ーい映画だけど、色んな側面があって面白い。最後みんなが歌って踊るのは、Bollywood映画(ムンバイを中心に、ヒンズー語で書かれたインド映画はこう呼ばれているらしい)の王道らしく、唐突にみんな踊り始めてしかもあんまり上手くないところが『40歳の童貞男』のエンディングみたいで笑った。

key Word
映画 スラムドッグ$ミリオネア ダニー・ボイル デヴ・パテル マドゥール・ミタル フリーダ・ピント アニル・カプール イルファン・カーン
映画レビュー | コメント(15) | 【2008/12/30 22:11】
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『プリティ・ウーマン』-ポジティヴにさせられちゃう
Pretty Woman

とにかくヴィヴィアン役のジュリア・ロバーツが最高に可愛い。エドワード(リチャード・ギア)のクレジットカードの力でブティックの店員にちやほやされて、黒いミニのドレスを着て鏡の前で踊ったり、あのくりくりの髪と、ながーい足と、ゲラゲラ下品な笑い方。高所恐怖症のエドワードが、ペントハウスのベランダから身を乗り出しているヴィヴィアンに、

pretty woman
dvd on amazon.com
Produced: 1990
Director: Gary Marshall
Writing Credits: J.F. Lawton
Cast:
Edward Lewis: Richard Gere
Vivian Ward: Julia Roberts
Kit De Luca: Laura San Giacomo
Barney Thompson: Hector Elizondo
「恐いからやめてくれ」

っていうと、なお身を乗り出して、

「恐い?見て見て、No hands, no hands!」

って言うところ最高。

昔観たときは本当にジュリア・ロバーツが良過ぎて、リチャード・ギアのことは全く記憶になかったのですが、今回観たら、いいねー、ギアさん。この人もめっさハマり役だったんだね。なんかあの一見ハニワのような顔が、「感情移入しない冷徹なビジネスマン」って「あ、あり得る」と納得させられた。

ヴィヴィアンの方は結構早い段階でエドワードに恋しちゃうみたいなのだけど、エドワードの方は、そういう思いを忘れているのか、体験したことがないのか、それとも仕事人間だからかなのか、中々感情的にならない。自分で自分の感情に気が付いてないというか。そういうちょっとカラッポな感じが上手かったと思う、リチャード・ギアって。

で、そういう人だから、ヴィヴィアンが他の男としゃべってたのにヤキモチ焼いたりとか、最後に王子様になろうと高所恐怖症を克服して、緊急はしごを上がっていくシーンなんか感動しちゃうのよね。

で、ヴィヴィアンの方も、自分は売春婦で、彼とは世界が違うとわかっているんだけど、恋してしまった以上、エドワードの愛人じゃなく、恋人になりたいと思う。

わかる!わかるよ!!!

「2ヶ月前なら、アパートに生活の保障・・・・サイコーって思ったけど、今は状況が変わったの。おとぎ話意外はイヤ・・・」

って言うところ、もう堪え切れなかったよ~!

でもさ、今回すごく疑問に思ったんですけど、なんでエドワードはヴィヴィアンを恋人にしない(「Impossible Relationship」)って連発していたんだろう?エドワードって独身なんだから、それは問題ないだろうし、つとやっぱアレか、売春婦だから?そんなにマズイかね。貴族とかなら話は別だけど、ビジネスマンでしょ?別に構わないじゃん、開き直っちゃえば、とか思ったけど、それって2008年の感覚ですかね?

この映画脇役もいいんだよね。ヴィヴィアンの親友、キットが大好きでさ~。すれっからしたところも可愛かったんだけど、最後、「アタシ、ポテンシャルがるかしら?」って目がキラキラして、ネイル・スクールに行く!って仲間の売春婦に嬉しそうに語ってるところとか、すっごい可愛い!と思ってて、ローラ・サン・ジャコモの出演映画チェックしてたこともあったんだけど、この人イマイチぱっとしなかったんだよね。

あと今回気が付いたのは、ホテルのマネージャーのバーニー。最初は最上客のエドワードに気に入って貰いたいだけなんだけど、ヴィヴィアンの人柄に惚れて、チアリーダー的存在になる。着飾ってるヴィヴィアンを見て惚れ惚れしているところとか、すごいいい感じ。

最後、エドワードが緊急はしごを登っていくのを見て笑っているリムジン運転手のデリルも、ヴィヴィアンがエドワードとケンカして飛び出してきたときに居合わせてしまったエレヴェーター・ボーイのデニスも、端役ながらすごい存在感あったし。

曲がこの頃流行ったボウイーの『Fame 90』とかさー(宮沢りえがカバーしてたんだよね!)、「ますたびーん らーぶ」とか、ちょっと今聴くと古臭いけどね。サウンドトラックのリストを見ていたら、レッチリの『Show Me Your Soul』がクレジットされてるんだけど気が付かなかったなあ。多分デスコのシーンかなんかでかかったのだろう。あと驚いたのは、夜中にエドワードが閉店したホテルのレストランでピアノをがんがん弾いているシーンがあるんだけど、あの曲はリチャード・ギアの作曲だそうだ。へー。ということはもちろんピアノも自分で弾いているのだろうし。すごい!あんなに上手いんだ。

これはリッチなビジネスマンが売春婦の女の子に本気で恋をしてしまい、二人はめでたく結ばれるという『現代のシンデレラ・ストーリー』と言われてたんですが、今回観てみたら、全く違う環境で育ちながらも、自分と似ている人間を見つけた二人が、お金で契約した付き合いでありながらもその中で本当に魅かれ合っていくという過程がびんびん伝わってきて、すっごい良く出来た映画ジュリア・ロバーツリチャード・ギアの間に明らかになんらかのケミストリーがあり、全く正反対な二人が実はすごく似ている、というのが納得できてしまう。なんかさー、お互いありのままでコネクトできる相手と出逢ってみたい!とポジティヴにさせられちゃう映画だね。

key Word
映画  ゲイリー・マーシャル リチャード・ギア ジュリア・ロバーツ ローラ・サン・ジャコモ ラルフ・ベラミー ジェイソン・アレクサンダー ヘクター・エリゾンド
心に残る映画 | コメント(7) | 【2008/12/26 23:22】
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『ファニーゲーム U.S.A.』-ショック効果なさ過ぎ?
Funny Games U.S.

最近の恐い映画ってさ、特撮やメイクが格段に進歩したから、グロいのとかすごいリアルに見せられるようになったじゃない?だからそういうの目白押しじゃん。例えば『ソウ』でのこぎりで足を切るシーンとか。でもこの映画はそういうの極力見せないようにしているんだよね。ナイフでぶすぶす刺されている人じゃなくて、その隣に座っている家族を映していたりとか。これって、残虐なシーン、リアルなシーンを見せなくても、愛する人がそんな目に合っている家族を見ているだけで心理的に恐いだろ!っていうチャレンジなのかなあ。

funny games
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Director: Michael Haneke
Writing Credits: Michael Haneke
Cast:
Ann: Naomi Watts
George: Tim Roth
Paul: Michal Pitt
Peter: Brady Corbet
Georgie: Devon Gearhart
恐くない。

恐くないのよ!

私は恐がりなので、この平和そうな家族に何が起こるのか、ハラハラしながら観てたのですが、意外にも露骨な描写がないと恐くない。ババーン!と音がして、行ってみると部屋で撃たれた人が倒れてる。血がだーって流れてて、TVの画面や壁に飛び散った赤いものを見ると、明らかに顔面撃ち抜かれていると思うのですが、撃たれる瞬間とか、そういうのないと全然なんとも思わない!

それに、この家族って、余り感情移入できないんだよな。なんかちゃらちゃらしたヤッピーじゃん。しかも別荘とかで休暇過ごそうってんだからさ。・・・という嫉みともなんとも言えない感情が!だっていきなり冒頭のシーンが、車の中でクラッシック音楽をかけてタイトルあてっこしてるんだもーん。

で、真っ白いポロにバミューダ・パンツという、いかにもヤッピーんちの若い息子たちって感じの男の子たちが、非常に若者らしい、不躾けな、身勝手なマナーでこの家族の別荘に入り込んでくる。この子たちもなあ。悪くはないんだけど、不気味度に欠ける。この子たち、マジに慇懃無礼に態度いいんだけど、「そこが恐いのよ!」って思わせる力が弱いというか。

最近良くある、動機とか結末はあえてどーでもいい、観客に教えない、というプロットなので、この男の子たちが何者なのか、何ゆえこんなことしているのか全く説明がない。ので、見所は、この二人がこの家族にする仕打ちなんだけど、それはさっきも言った様に具体的には見せない。

だから一番印象に残ったのは、ナオミ・ワッツが丸々1時間くらい、下着姿で縛られているところかなあ。いい身体してるもんな。これもさ、脅かされて、旦那が「服を脱いで、ハネー」と言わされ、それで脱ぐハメになるんだけど、全裸は見せないし、レイプされるわけでも触られるわけでもない。もし自分があの立場だったらあれでも充分にトラウマだと思うけど、映画的には面白くもなんともないんだよね。

******ネタ**ネタ**ネ*タ*バ*レ*******

最後も、ナオミ・ワッツが猿ぐつわされて、手足縛られたままあっけなく船から落とされちゃって終わっちゃうの。あの、あっさり落っことして、気にもかけないような殺人者の態度が恐い!とかって思えばいいのかなあ。なんかあっさりし過ぎていてどーとも思わないんだよね。あれでナオミ・ワッツが生きてて、湖からばさああと出てきて復讐する、となると余りにベタなスリラーになってしまうけど、個人的にはベタでもなんでも、なんか多少はショック効果ないとなあ、と思ってしまいました。

key Word 映画 ファニーゲーム U.S.A. ミヒャエル・ハネケ ナオミ・ワッツ ティム・ロス マイケル・ピット ブラディ・コーベット デヴォン・ギアハート
アメリカ映画 | コメント(2) | 【2008/12/25 08:38】
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『ブラザーサンタ』-Xマスの夜、寝ること間違いなし!
Fred Claus

フレッド・クロース(ヴィンス・ヴォーン)は、サンタ・クロース(ポール・ジアマッティ)のお兄さんなのだが、弟と違って出来が悪い。今も取り立て屋みたいなケチな仕事をし、金もないのにカジノを開こうなどと考え、違法な方法で金を稼ごうとして逮捕され、保釈金+カジノを開くためのお金を借りようと、疎遠になった弟に電話をする。サンタは、保釈金は出してやるが、カジノのためのお金は、北極まで来て働いて稼げ、と言う。

ブラザーサンタ [DVD]
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Produced: 2007
Director: David Dobkin
Writing Credits: Dan Forelman, Jessie Nelson
Cast:
fred claus: Vince vaughn
Nick 'Santa' Claus: Paul Giamatti
Wanda: Rachal Weisz
Mother Claus: Kathy Bates
Clyde Northcut
実はブロ友赤姫さんが面白かったと言っていた、「ポール・ジアマッティがサンタ・クロース演ってる映画」っていうのを観たかったんですけど、コレじゃなかったのかしら?正直に言います。ほとんどマジメに観てません。最初の掴みでいやになっちゃった。ヴィンス・ヴォーンってすげえ苦手かも。面白いというより、ウザイ感じがするんですよね。ポール・ジアマッティは、性格俳優というか、上手い人ってイメージあるんだけど、スクリーンに出てくると、ほとんどいいと思ったことないしなあ。

すごい子供向けのクリスマス映画なのか、ヴィンス・ヴォーンの毒舌とポール・ジアマッティのサーキャズムの効いた演技で『シュレック』みたいな大人にもアピールする作品なのか、全く判断がつきかねたのですが、私的な意見としては子供向けと思ったなあ。かなり予定調和的ですもんね。サンタの工場でせっせと働いているエルフたちを、フレッドがみんなダンスさせちゃう、とか、お金を稼ぐためにフレッドが貧しい人を助ける救世軍のサンタを装ってお金を集め、本当の救世軍のサンタとケンカになるとか、フレッドが「出来過ぎた兄弟姉妹を持ったために心を病んだ」人たちのセラピーに行くと、クリントンとかスライの弟とかが兄貴の悪口を言っているとか、面白くもなるんだろうが、私はシラ~っとしちゃったなあ。まあこればっかりは趣味の問題かと思いますが。。

フレッドがかなりどーしょもない人間なので、彼女のワンダ(レイチェル・ワイズ)があきれたり怒ったり、色々紆余曲折あって、最後にフランスの旗を持ったテディ・ベアをプレゼントすると、感動するワンダ・・・・とか、サンタのソリに乗って、ワンダをエッフェル塔に連れて行くフレッド・・・・とか、あんまり素直に感動しない私。何あんた、サンタのソリを私用に使ってんのよ!とか思っちゃう。

サンタのところに監査に来るクライド(ケヴィン・スペイシー)も、プロのオーディターでありながら、小さい頃サンタが自分に、スーパーマンのケープをくれなかった、という個人的な恨みでサンタのビジネスを潰そうとする・・・・で、それを知ったサンタがケープを上げると、協力的になる・・・・ううーん。なんかこういうエピソードもっと掘り下げてください。

サンタの話で、クリスマスに観るほのぼのとした映画だから、これでいいじゃん、ってならいいんですが。つか、ほのぼのというより退屈だなあ。クリスマスにケーキとか食べてものすごい血糖値上がったところで観たら、寝るの間違いない気がします。子供を先に寝かせて、ロマンチックなクリスマスを楽しみたいお父さん、お母さんにはオススメ?いや、ダメだ。子供は結構面白がって観るかもしれない。

key Word 映画  ブラザーサンタ デヴィッド・ドブキン ヴィンス・ヴォーン ポール・ジアマッティ レイチェル・ワイズ キャシー・ベイツ ケヴィン・スペイシー
映画感想 | コメント(5) | 【2008/12/24 06:42】
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『ブレイブハート』-泣き過ぎて、疲れました
Braveheart

ああ~良く泣いた。この映画は大大大好きでもう何千回と観てるのですが、ウィリアム・ウォレスが

「ふり~だあああああああああむ!」

と叫ぶところは絶対こらえきれない。今回は、ウォレスの牢屋に王女イザベルが訪ねてきて、「あなたが拷問されるのを見たくない」と泣くところからずーっと泣きっぱなしでしたよ。あー疲れた。泣き疲れた。

ブレイブハート (2枚組特別編) [DVD]
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Produced: 1995
Director: Mel Gibson
Writing Credits: Randal Wallace
Cast:
William Wallace: Mel Gibson
Princess Isabelle: Sophie Marceau
Longshanks, King Edward I: Patrick McGoohan
Robert the Bruce: Angus Macfadyen
Murron MacClannough: Catherine McCormack
Hamish Campbell: Brendan Gleeson
Stephen: David O'Hara
それとやっぱり中盤のスターリングのバトルのシーンね!このバトル・シーンの臨場感が当時最も話題になったと思うのですが、私はバトルの前のウォレスの演説に号泣だ~!イギリスの洗練された何百の兵に対し、スコットランドは薄汚れた農夫たちが釜だの斧だの持っているだけ。「勝てるわけないよ。逃げれば生き残れるし。」とやる気のない軍隊を、ウォレスは冗談も交えてアジテイトする。

Aye, fight and you may die. Run, and you'll live... at least a while. And dying in your beds, many years from now, would you be willin' to trade ALL the days, from this day to that, for one chance, just one chance, to come back here and tell our enemies that they may take our lives, but they'll never take... OUR FREEDOM!

"ま、戦えば死ぬかもしれない。逃げれば生き残れる・・・・少なくとも当分の間は。そして何年も経って、自分のベッドで死ぬときに、それまで生きてきた日々を、戦いから逃げた日から自分のベッドで死ぬまでの日々を、たった一度のチャンスと交換したいと切望するんじゃないか?この戦場へ戻ってきて、我らの敵に、「俺たちを殺すことはできても、俺たちの自由を奪い取ることはできない!」と告げるたった一度のチャンスと!!"

って言うと、兵士たちが

「うおおおおおお!!!!」

となって、

「スコットランド、フォーエバー!!!!」

と叫び始める。そこへこの映画の音楽が流れてくると、本当に胸が詰まって、泣けるんだな~!!!!!

で、このあとものすごいリアルで臨場感のあるバトルシーンを経て勝つウォレスとスコットランド軍。もー血みどろでグタグタで、きったねーんだけど、超感動的でまた泣いてしまうのです。ううう。

このたくましいウォレスという人間が心底うらやましいと思う。家族も妻も殺され、天蓋孤独だけれども、戦さの才能があり、やる気があり、絶対自分を曲げない!!そしてそんなウォレスを慕って集まってくる男たちがまたすばらしい。

この役者さんたちは、私の知る限りハリウッドでは無名の、ブリティッシュ系の人たちだと思うのですが、本当にピッタリのキャスティングで、ものすごいインパクト強い。ウォレスの幼馴染みの怪力男、ハミッシュはものすごいブサイクなんだけど、そこがなんとも可愛らしい。敵を後方から包囲して、丘の上から手を振るしぐさとかもー笑う。

スコティッシュの新婦の初夜はイギリス人の領主に捧げなければならない、と、結婚式の日に花嫁を連れて行かれてしまったモリソン。この人は小柄なんですけど、顔の感じが日本のヤクザとかにもなれそうタフな感じでいいんだよな!自分の花嫁を奪ったイギリス人領主に「どぅ ゆぅ りめんばる み!」って言うところとかすっげえ印象的。

そして謎のアイルランド人の傭兵、スティーブン。ウォレスに「お前のために戦ったら、イギリス人をたくさん殺せるか?!」と訊き、「ふぁっふぁっふぁっふぁっ!!」っと笑うクレイジーな奴。だけど、この人はものすごいウォレスに忠実で、ハミッシュと共にウォレスの右腕となる。この人は私の一番のお気に入り。

女優陣もすっごく良くて、ウォレスの妻となるミューロンは、初々しくて可愛くて、でもすらっとしてボーイッシュな感じがいいし、あと、後にウォレスの子を宿すことになるイギリスのイザベル王女、これを演じているのが日本でティーンアイドル扱いされていたソフィー・マルソーなのですが、すっごいキレイよ。お肌ばっちりつやつやで、毅然としていて、だけど夫であるエドワードII世に全く愛されていない、という孤独な女を好演。イザベル王女の侍女のニコレットは、自由奔放なヤリまんねーちゃんなんですが、あっけらかーんとしていてすっごく可愛い。

でも重要なのは、スコットランドの王子、ロバート・ザ・ブルースなのよね。このキャラは、ウォレスとのコントラストとしてうまい使い方だなあ、と思う。本当はこの人がスコットランドのために立ち上がってイギリスと戦わなければならないのだけど、自分の父親(王様)や、その側近である貴族たちの事なかれ主義にどっぷり浸かって生きてきたので、ウォレスの自由に対する情熱や、明日をも省みない戦いなんかにものすごく憧れるんだけど、自分では出来ない。国のため、家のためと教えられ、ウォレスのように心の向くままに戦おうとしても側近たちに押さえつけられ、説得され、いつもなあなあで済ましてしまう。

でも結局は、この人の弱さなんだなあと思う。やりたいけど出来ないのではなく、怖くてできないんだよ。ほんっとにその辺が、見てて情けないというか、後ろから張り倒してやりたくなるんだけど、でもこの人が一番、観客である私たち=普通の人たちを反映したキャラなんだなあ、と思う。ウォレスってすごいなー、あんな風に生きられたら!と憧れるだけで、実際そういう立場に立たされたら出来ない!そういうジレンマをみんな抱えて生きているわけで、ロバートはその象徴なのですよ。

イギリス勢もすごい良くって、血も涙もないロングシャンク・エドワードI世、そんな父親に育てられた反動か、ゲイになってしまうエドワードII世。あと、すっごい端役のイギリス人の領主なんだけど、スターリングのバトルの相手かな、「They seem quite optimistic to me」ってすっごい甲高い声でしゃべる人。この人と、ウォレスが攻撃する北イングランドのヨークの領主?の男、この二人がすっごい私のイメージするイギリス人!って感じがして大好き。特にヨークの領主がいいんだな~。首はねられて、箱でロングシャンクのところに送られちゃうんだけどね。

とにかくいいね、この映画は。お話も、設定も、バトルシーンも、キャラもみんないい。衣装もいい!音楽もいい!スコットランドの山々の風景も最高!スコティッシュ訛りも好きだ!こんなに気に入る映画もなかなかないなあ。

key Word
映画 ブレイブハート メル・ギブソン ソフィー・マルソー パトリック・マクグーハン キャサリン・マコーマック ブレンダン・グリーソン アンガス・マクファーデン デヴィッド・オハラ トミー・フラナガン ジャンヌ・マリーヌ
色あせない名作 | コメント(3) | 【2008/12/23 09:14】
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『グリーンマイル』-死について考えさせられた
The Green Mile

これ、映画も観たし本も読んだんだけど、何一つプロット憶えてないという、なぜかものすごい印象薄い映画だったので、もう一度観てみようと借りてきましたが、面白い!エライ長いんだけど、案外気にならない。でも、まるでいくつかの話が一緒に入っているような感じで、映画の雰囲気とかニュアンスみたいなものが一つじゃないって感じ。ほら、「こういうときに観る映画」って言えないのよ。

Green Mile
dvd on amazon.com
Produced: 1999
Director: Frank Darabont
Writing Credits: Frank Darabont, Stephen King
Cast:
Paul Edgecomb: Tom Hanks
Brutal Howell: David Morse
John Coffey: Michael Clarke Duncan
Warden Hal Moores: James Cromwell
Percy Wetmore: Doug Hutchison
Wild Bill: Sam Rockwell
Dean Stanton: Barry Pepper
Melinda Moores: Patricia Clerkson
最初、トシを取ったポールが、養老院の食堂でおばあさんに目配せしたりするシーンはほのぼのじいさん、ばあさんもののお話みたいだし、ネズミのMr.ジングルズの話なんて『ベィブ』みたいに可愛らしいし、デルの処刑のシーンは・・・・こわ~。意地の悪いパーシーという看守や、ビリー・ザ・ワイルドのような囚人に見える人間の悪。電気椅子に死刑囚を送る仕事をしていながら、もしくはそういう仕事で人間の悲哀を見たためか、とても心優しい他の看守たち。1時間くらいごとに「これってなんの話だったっけ?」とか考えちゃった。でもちゃんと全部繋がってて、良くこれだけの要素をきっちりまとめたなあ、と感心。

トム・ハンクスは、ポールみたいないい人だけど甘くない、「理想の上司」みたいな役を演じさせたらハマりなのはもうお約束みたいなものだとしても、他の看守さんたちも皆いいキャスティングだったなあ。特に、ディーン役の バリー・ペッパー 。この人はどーしても『プライベート・ライアン』のヒットマンの役がかっこいくてかっこいくて、あの顔ってニヒルな役しかできないんじゃないかと思っていたから、このちっちゃくてちょっと気の弱そうなディーンの役は意外ながらも「さすが役者だなあ。180度違う役もできるんだなあ」と感心。

ちょうど赤姫さんのブログのコメ欄で「死」について語り合っていたところだったので、ラストは非常に興味かった。まず、あのでっかい人(コーヒーさん?)、あの人を電気椅子に送りたくないとポールが言うと、コーヒーさんは、

You tell God the Father it was a kindness you done. I know you hurtin' and worryin', I can feel it on you, but you oughta quit on it now. Because I want it over and done. I do. I'm tired, boss. Tired of bein' on the road, lonely as a sparrow in the rain. Tired of not ever having me a buddy to be with, or tell me where we's coming from or going to, or why. Mostly I'm tired of people being ugly to each other. I'm tired of all the pain I feel and hear in the world everyday. There's too much of it. It's like pieces of glass in my head all the time. Can you understand?

”あなたは親切で私を電気椅子に送ったのですと、神様に言えばいいのですよ。あなたが心配して傷付いているのはわかりますが、もういいんですよ。私はもう死にたいのです。本当に。疲れました。雨でも常に独りで旅していなくちゃならないツバメのように。一緒に旅する友もなく、どこから来たのか、どこへ行くのか、なぜ旅するのかわからないのも疲れた。でも何よりも疲れたのは、人間が互いにひどいことをし合うことだ。毎日毎日、世界のどこかでひどいことが起こっているのを聞いたり感じたりするのに疲れた。まるでガラスの破片が顔中に刺さっているような気分で耐えられないんです。わかってもらえますか?”

でっかくて強面なのに、暗闇が怖い、とても繊細なコーヒーさん。大恐慌の時代、1935年とか言ってたかな、この頃の黒人差別のせいでかなり辛い思いしただろうし、幼女殺しも、もう黒人が死体と一緒にいたら犯人だと思われて、誰もそれを疑わなかったような時代なんだろう。

私は、痛みが怖いだけであって、死ぬのなんか怖くないと思っていたんですよね。自分がこの世にいなくなることなんて別に辛くはないと。そしたら私のマイミクさんが、実際「あなたは肺がんです」って言われたことがあって、その後は自分がこの世から消えていくということを真摯に考えた、という話を聞いて、「ああ、死んでも別にいいや、なんて思えるのは、死というものを実感出来てないから言えることなんだな」と思った。

しかし赤姫さんとのディスカッションの中では、「死」をどう定義するかで感じ方も違うのだなということに気が付いた。赤姫さんにとって死は「上がり」、私にとっては「終わり」。死ぬってことは身体が動かなくなる。何も出来なくなる。電気が消えて、真っ暗になって眠ったままの状態、みたいのが私の定義なのだけど、赤姫さんにとっては「ああ、やっと終わった」という安堵の瞬間なのだよな。

コーヒーさんにとっても、そういう感じなんだろうなあ。特に、「一人ぼっちのツバメのように旅して行くのに疲れた」というところでは本当に可哀想になって泣いてしまった。彼にとっては死ぬというのは「I'm in Heaven」、天国へ行くことなのだよなあ。

*****ネタバレ******

で、最後にこのポールさんは、コーヒーさんが電気椅子に送られる前にポールさんに不死っつーか、長生きできる能力を授けたらしい、ということを語る。Mr.ジングルズもそれを授かったらしく、ポールさんはMr.ジングルズを今でも内緒で飼っている。ポールさんは、自分の妻も、子供も、友達も、みんな先に死んでしまう、こうして新たに出来た友達も多分、先に死んでしまう。独りで生きていかなければならない、残された者の寂しさ。ポールさんは、これが「神様の贈り物」を電気椅子に送った自分の贖罪だと思っているみたい。確かに、コーヒーさんは、奇跡を起こすが人に虐げられるという、まんまキリストなのよね。

key Word 映画 グリーンマイル スティーヴン・キング フランク・ダラボン トム・ハンクス バリー・ペッパー パトリシア・クラークソン

考えさせられた映画 | コメント(4) | 【2008/12/23 04:59】
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『シューテム・アップ-』-荒唐無稽で素晴らしい映画!
Shoot 'Em Up

これってDVD出てからずっと気になってたんだけど、余りにもバカ過ぎる気がして観ないでいたら、マイミクさんとかブロ友さんとか、みんないいって言うんだよね。クライヴ・オーウェンも、観れば観るほどポイント下がってくるし、ううーん、いつも食指動かず、って感じだったんですが、おっ、図書館でタダで貸してるぜ!!

シューテム・アップ [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Director: Michael Davis
Writing Credits: Michael Davis
Cast:
Smith: Clive Owen
Hertz: Paul Giamatti
Donna: Monica Bellucci
で、観たらすっげー面白かった!!いきなり最初の撃ち合いのシーンがニルヴァーナだよ!そこでもう「おおおっ!!」良くこの曲の版権手に入ったね~。コートニー・ラヴが売ったんだろうか?この映画に使われたと知ったら、カートがもう一度自殺しちゃうんじゃない・・・・

でもシーンにはドンぴしゃりだった!この他にも曲最高!モーター・ヘッドとかAC/DCとか。バンド知らない曲もすっごい良かったし。

それにさー、こんな映画だからストーリーどーでもいいのかもしんないけど、赤ちゃんのお母さんが住んでいたのがヘヴィ・メタル・クラブの上に違いない、とかバカげた設定なんだけど面白い。

クライヴ・オーウェンのキャラって、なんか妙に共感するよ。いつも「You know what I hate?」って、自分のキライなものを言うじゃない?最初のキライなものって、

「40歳の男がポニーテールに結わいてるのがキライだ!カッコ良くもなければ、若くもヒップにも見えない!!」

で、どぴゅーん!ってポニーテールを撃つところもーカウチから落っこちて笑ってしまいました。あと、ちょっととぼけた表情とかするところがなかなかいいんだよね。演技的にはわざとらしいんだけど、そういう映画だからいいじゃん!って感じで。それにこのキャラって、すっごい正義の人なのね。他のキライなものも、携帯で話しながら運転するドライバーとか、そんなんじゃなかったっけ?そういうところが、この人の赤ちゃん置いて逃げなかったキャラを上手くサポートしている。

撃ち合いのシーンはバカバカしいくらいあり得ないんだけど、スピード感とか、観てて面白いからどーでもいい。選曲もいいしさ。

この映画のアイデアって、どっから出てきたんだろう?こういうの考え付く人ってすごいなと思う。荒唐無稽というか、ともすればタダのバカになってしまうところを何かの魔法ですごい面白くしてしまえる人って。

で、いろんなヘヴィメタ、しかもオールド・スクールなのを聴きながら、「あー、やっぱモトリー・クルーとかって、こういうカッコいいイメージじゃないのかな~」なんて思ってたらさ、エンドロールが私の大大大好きな『キックスタート』だ~!しかも丸々ワン・コーラス!!!ニルヴァーナで始まり、モトリーで終わるか!こんな素晴らしい映画はないよ!

key Word
映画 シューテム・アップシューテム・アップ マイケル・デイヴィス ポール・ジアマッティ モニカ・ベルッチ
拾いモンの映画 | コメント(6) | 【2008/12/21 22:39】
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『ファーゴ』-『ノー・カントリー』とコインの裏表みたいな
Fargo

この映画、タイトルが「ファーゴ」なんですけど、ファーゴではジェリー(ウィリアム・H・メイシー)とカール(スティーヴ・ブシェミ)、グリムスラッド(ピーター・ストーメア)のコンビが密会するだけで、実際の事件が起きるのはマージの住むブレイナーとミネアポリス。それに始めに「この物語は実際に起きた事件に基づいており、関係者のプライバシーを守るために仮名にしてある他は、実話に忠実に描かれています」という字幕が出るんですけど、ウソなんですよね。

ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 1996
Director: Joel Coen
Writing Credits: Joel Coen, Ethan Coen
Cast:
Jerry Lundegaard: William H. Macy
Carl Showalter: Steve Buscemi
Gaear Grimsrud: Peter Stormare
Marge Gunderson: Frances McDormand
Norm Gunderson: John Carroll Lynch
Mike Yanagita: Steve Park
この映画、何回か観てたから、「え~、これって実話だったっけ?!」なんて今回マジに驚いて特典のインタヴュー観てたらウィリアム・H・メイシーが、「実話じゃないのに実話だ、って言うのはマズイんじゃないの?」って言ったらコーエン・ブラザーズが「いいじゃん!それも映画の一部だから!」ってあっけらかーんと言ったつー話を聞いて関心するやら驚くやら。

でも、信じたよ、アタシは。材木を木くずにする機械に足突っ込んでるところとか観ても

「うわ~すげーなあ、こんなこと本当にあったのか!!」

なんて納得して観てました。

だってキャラがすごい真実味あるんだもーん。マージ(フランシス・マクドーマンド)とノーム(ジョン・キャロル・リンチ)の夫婦なんてサイコーだし、もちろんメイシー演じるジェリー・ランディガードも、その奥さんも、マージの高校の同級生のマイク・ヤナギダも、ダイナーのウエイトレスも、みんな本当に存在しそうなキャラだよー!うちの母が秋田なんだけど、『ファーゴ』のキャラたちは本当に東北の人を連想させる。方言が、普通にしゃべってんのになんとなくコミカルで、その間延びのしたしゃべり方がすごく平和で人が良さ気で!あとさ、マージと一緒に働いてるおまわりさんがいるじゃん?すっげー彫りが深くてむちゃくちゃいい男なんだけど、あの方言でしゃべってると超可笑しい。東北の人も彫りが深い人が多いので、あのキャラは笑いました。

でも、あとで良く考えてみると、みんなものすごい誇張されてんだよね。その誇張が可笑しいんだけどイヤミじゃないのは、やっぱコーエン・ブラザーズが実際にミネソタ出身で、こういうキャラたちを良く知っているし、愛情があるからなのかな。(でもメイシーは、あのしゃべり方で「俺たちをバカにしてるんだろう!」ってミネソタ出身の人に絡まれたことがる、というような話をインタヴューでしていたけど!)

あと可笑しいのは、マージとノームっていっつもなんか食べてるんだよね。最初は事件の朝、早朝に呼び出されたマージのためにノームが朝ごはんを作って、マージが「じゃあ、行ってくるわ」って出て行くと、ノームがマージの皿を引き寄せて残ったのを食う(笑)。次のシーンはランチで、マージが事務所に戻ってくるとノームが「ランチ持って来たよ」と言いながらアービーズを食べている。次は、食べ放題のレストランで大盛りにした皿を二人でつついているシーン。で、最後は、二人でベッドに入ってTV観ながらぼけーっとして、マージが「もう寝るわ」と言うと、ノームはポテチの袋に手を突っ込んだまま寝ている!

二人の生活には特にエキサイティングなこともなく、痩せようとか健康に生きようとか、食べ物に気をつけようとかあくせく生きるでもなく、平凡に結婚して平凡な家に住んで、絵に描いたようなミッド・ウエストの平凡な夫婦なんだけど、なんだかとっても幸せそうに見える。もうすぐ子供が生まれるし、ノームの絵が3セント切手のデザインに選ばれたし(「3セントなんて誰も使わないよ」「そんなことないよ。郵便料金が上がったときに、小さい額の切手が必要になるときがあるもん」「そうかな」「そうだよ」)。

対して何をやっても上手く行かないジェリー。ジェリーの奥さんって、本当にいるよな~こういうタイプ。なんか落ち着きがなくていつもしゃかしゃかしてて、ブスじゃないんだけどなんだか垢抜けなくて、所帯じみてもーなんつーか痛いくらい平凡な。で、ジェリーは多分、自分以上のものになろうとしたせいで、こんなにゴロゴロと雪だるま式に悪い方へ、悪い方へ、と行っちゃったんじゃないかなあ。メイシーはこの役どうしても演じたくて、3回も本読みしてコーエン・ブラザーズを説得したっていうくらいだったらしいので、本当に上手いよね。あの、駐車場で、フロントガラスの氷はがしながら段々ヒステリーになるところなんて最高!何も悩みなんかなくても、あのフロントガラスの氷はがすのってイライラすんだよね~良くわかる!

ブシェミとピーター・ストーメアが演じるワルの二人組みも説得力あるよね。このキャラたちにちゃんと役名があったの?!って思ったくらい、チンケでどーしょうもないチンピラたちで、特にブシェミって、こういうチンケな役上手いよね。もう一人のシルバー・ブロンドのピーター・ストーメアのキャラは、なんか『ノーカントリー』のシガーを思い出させた。両方ともコーエン・ブラザーズのオリジナル脚本でしょ?この全くしゃべらない、目つきのわるーい、でもものすごい残酷な、人を殺すことをなんとも思わないようなキャラって、コーエン・ブラザーズなんか思い入れあるのだろうか。

『ノーカントリー』では、マージのキャラを彷彿とさせたトミー・リー・ジョーンズ演じる保安官が、「悪」に対して悲観的というか、結局「悪」には適わない、人間に対して悲観的なのかなあ、そんな感じなのに対して、『ファーゴ』はひどい話なのにも関わらず、マージとその周りにいる人たちのキャラのせいか、人間の性善説を信じたくなってしまうようなほのぼのした話になっていると思う。この二つの作品て、似て非なるものって感じで面白い。そういえば、『ノーカントリー』ってすっごい暑いところの話なんだよね。こっちは豪雪だし。

key Word 映画 ジョエル・コーエン イーサン・コーエン フランシス・マクドーマンド スティーヴ・ブシェミ ウィリアム・H・メイシー ピーター・ストーメア ジョン・キャロル・リンチ
色あせない名作 | コメント(0) | 【2008/12/21 21:48】
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『サイン』-大事なサインを見逃したかも!
Signs

ああ~また寝ちまった。シャマランの映画、良く寝ちゃうんですよ~。面白くないんじゃないんだけど、リズムが違うというか・・・・

サイン [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2002
Director: M. Night Shyamalan
Writing Credits: Jonathan King
Cast:
graham Hess: Mel Gibson
Merrill Hess: Joaquin Phoenix
Morgan Hess: Rory Culkin
Bo Hess: Abigail Breslin
Ray Reddy: M. Night Shyamalan
今回は、エイリアンの足がとうもろこし畑に消えて行くところで一気に目が覚めました。あれは怖いよ!ああいう何気ない怖いの上手いよね、シャマラン 監督。怖くて笑っちゃうっていう感じ。

それにしても面白い配役ですよね。元神父の農場主・グラハムにメル・ギブソン、そのちょっとスローな弟・メリルがホアキン・フェニックス、グラハムの喘息を患ってる息子が、マコーレ・カルキンの弟、ロリー・カルキン、その妹でちょっと霊能者っぽい妹が『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリン。で、よーく考えてみると結構ハマりの配役だなとも思う。メル・ギブソンって、私生活でも信心深いらしいし、ホアキンがちょっとスローな人って合ってるかも。子役は二人とも上手いし、事故って神父の奥さんを殺したことでかなりダメージ受けているレイ役をシャマランさん自身が演じているのも結構ハマってるし。

信仰を失った神父とか、偶然を信じるかとか、結構色々示唆するものがある映画なのでしょうが、私が一番楽しかったのは構図でしたね。なんかいちいち可笑しい。ベビー・モニターで宇宙人の通信を捕らえようと4人が車の屋根から連なっている絵とか、宇宙人に考えを読まれないためのアルミホイルの帽子をかぶったメリルが子供たちと一緒にカウチに座ってるところとか、もう何も言わなくても可笑しい。

核になるお話は、グラハムのとうもろこし畑に宇宙人からの「サイン」が残されたらしいのだが、最初はいたずらかと思っていると、世界の各地で同じようなものがみつかり、未確認飛行物体や、未確認生物(?)の映像がニュースで流れ、「やばい~これはマジだ!」となってくる。

で、それに絡んで、なんでグラハムが神父をやめちゃったかって言うと、奥さんが不幸な事故で死んだから。息子は喘息だし、娘は敏感だし、弟はバッティングの才能がありながら「ぶんぶん丸」なためにマイナーリーグ止まり。静かに穏やかに怒っているグラハム。

ハプニング』もそうだけど、この映画も、「人類滅亡か、ヤバイ!」って思わせて置きながら、あっさり一晩で当面の問題は解決されちゃうのね。で、「ここではコレで済んだけど、また何かが起こる可能性はある・・・・」と匂わせる。で、グラハムは、今回の宇宙人との対決で、人生で起こることにはみんな意味があり、奥さんの死でさえ無駄でなかったと思い直し(だよな)、再び神父さんの格好をしているんだけど、信仰って、そういうもんなのか?奥さんが事故で死んだからとか、息子が喘息で苦しんでいるからとか、そういう理由で「もう、信じない!」って言ったり、宇宙人と戦って勝ったから「やっぱり、信じる!」っていうもんなのかな~。それともそうやって皮肉っているの、信仰というものを。それともなんか大事な「サイン」を見逃したのかしら、私。こういうの疎いから、見逃したことも大いにあり得る。

Related Article
■M・ナイト・シャマラン監督作品一覧

key Word 映画 サイン M・ナイト・シャマラン メル・ギブソン ホアキン・フェニックス ロリー・カルキン アビゲイル・ブレスリン
映画レビュー | コメント(5) | 【2008/12/20 20:04】
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ブルース・ウィリス [偉人伝外伝] 出演作品一覧
Chu's Filmography @ A Glance

Bruce Willis

本名ウォールター・ブルース・ウィリス(Walter Bruce Willis)、あだ名はブルーノ(Bruno)。 1955年4月4日、旧西ドイツはイーダー・オーバーシュタイン生まれ。 身長5フィート12インチ(182cm)

bruce willis
■The Last Full Measure (2010) (in production)
■Morgan's Summit (2009) (in production)
■Pinkville (2009) (announced) .... William R. Peers
■Surrogates (2009) (filming) .... Agent Greer
■Three Stories About Joan (2009) (filming)
■Assassination of a High School President (2008) .... Principal Kirkpatrick
■Planet Terror (2007) .... Muldoon
■Nancy Drew (2007) (uncredited) .... Bruce
■ダイハード4.0 (2007) .... John McClane
■パーフェクト・ストレンジャー (2007) .... Harrison Hill
■Grindhouse (2007) .... Lt. Muldoon (segment "Planet Terror")
■Hammy's Boomerang Adventure (2006) (V) (voice) .... RJ
■The Astronaut Farmer (2006) (uncredited) .... Col. Doug Masterson
■ファーストフード・ネイション (2006) .... Harry Rydell
■Over the Hedge (2006) (voice) .... RJ
■16ブロック (2006) .... Det. Jack Mosley
■ラッキーナンバー7 (2006) .... Mr. Goodkat
■Alpha Dog (2006) .... Sonny Truelove
■"That '70s Show" .... Vic (1 episode, 2005)
■シン・シティ (2005) .... Hartigan
■Hostage (2005/I) .... Jeff Talley
■Ocean's Twelve (2004) (uncredited) .... Bruce Willis
■The Whole Ten Yards (2004) .... Jimmy
■Charlie's Angels: Full Throttle (2003) (uncredited) .... William Rose Bailey
■Rugrats Go Wild (2003) (voice) .... Spike
■Tears of the Sun (2003) .... Lieutenant A.K. Waters
■True West (2002) (TV) .... Lee
■Grand Champion (2002) .... Mr. Blandford
■Hart's War (2002) .... Col. William A. McNamara
■Bandits (2001) .... Joseph 'Joe' Blake
■Unbreakable (2000) .... David Dunn
■The Kid (2000) .... Russ Duritz
■"Friends" .... Paul Stevens (3 episodes, 2000)
■The Whole Nine Yards (2000) .... Jimmy 'The Tulip' Tudeski
■The Story of Us (1999) .... Ben Jordan
■シックス・センス (1999) .... Dr. Malcolm Crowe
■Breakfast of Champions (1999) .... Dwayne Hoover
■"Ally McBeal" .... Dr. Nickle (1 episode, 1999)
■Apocalypse (1998) (VG) .... Trey Kincaid
■The Siege (1998/I) .... Major General William Devereaux
■The Fifth Element (1998) (VG) (voice) .... Korben Dallas
■Armageddon (1998/I) .... Harry S. Stamper
■Mercury Rising (1998) .... Art Jeffries
■The Jackal (1997) .... The Jackal
■The Fifth Element (1997) .... Korben Dallas
■Beavis and Butt-Head Do America (1996) (voice) .... Muddy Grimes
■Last Man Standing (1996/I) .... John Smith
■"Bruno the Kid" (1996) TV series (voice) .... Bruno the Kid
■Bruno the Kid: The Animated Movie (1996) (V) (voice) .... Bruno the Kid
■12モンキーズ (1995) .... James Cole
■Four Rooms (1995) (uncredited) .... Leo (segment "The Man from Hollywood")
■Die Hard: With a Vengeance (1995) .... John McClane
■Nobody's Fool (1994) .... Carl Roebuck
■Color of Night (1994) .... Dr. Bill Capa
■North (1994) .... Narrator
■Pulp Fiction (1994) .... Butch Coolidge
■Striking Distance (1993) .... Det. Tom Hardy
■Loaded Weapon 1 (1993) (uncredited) .... John McClane
■Death Becomes Her (1992) .... Dr. Ernest Menville
■The Last Boy Scout (1991) .... Joe Hallenbeck
■Billy Bathgate (1991) .... Bo Weinberg
■Hudson Hawk (1991) .... Eddie 'Hudson Hawk' Hawkins
■Mortal Thoughts (1991) .... James Urbanski
■The Bonfire of the Vanities (1990) .... Peter Fallow
■Look Who's Talking Too (1990) (voice) .... Mikey
■ダイハード2 (1990) .... John McClane
■Look Who's Talking (1989) (voice) .... Mikey
■In Country (1989) .... Emmett Smith
■"Moonlighting" .... David Addison Jr. / ... (38 episodes, 1985-1989)
■Die Hard (1988) .... Officer John McClane
■Sunset (1988) .... Tom Mix
■The Return of Bruno (1988) .... Bruno Radolini
■Blind Date (1987) .... Walter Davis
■"The Twilight Zone" .... Peter Jay Novins (segment "Shatterday") (1 episode, 1985)
■"Miami Vice" .... Tony Amato (1 episode, 1984)
■The Verdict (1982) (uncredited) .... Courtroom Observer
■Guru kommt, Ein (1980) (TV) (uncredited) .... Extra
■The First Deadly Sin (1980) (uncredited) .... Man Entering Diner as Delaney Leaves

key Word
映画 俳優 ブルース・ウィリス
俳優・男優 | コメント(0) | 【2008/12/16 07:51】
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『タワーリング・インフェルノ』-結構真面目な名作
The Towering Inferno

本当は小土井さんが取り上げていた『ポセイドン・アドヴェンチャー』が観たかったんだけど、図書館にないんだよねー。『ポセイドン・・・』とこの『タワーリング・インフェルノ』は、私が生まれて初めて観たディザスター・ムービーだから、両方とも印象に残っているのですが、やっぱ子供だったせいか、今観るとディテールは全然記憶になかったなあ。字幕だから母親が色々説明してくれるんだよね、映画館で。他の人迷惑だったろうなあ。

タワーリング・インフェルノ [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 1974
Director: John Guillermin, Irvin Allen
Writing Credits: Richard Martin Stern, Thomas N. Scortia
Cast:
Michael O'Hallorhan: Steve McQueen
Doug Roberts: Paul Newman
Jim Duncan: William Holden
Susan: Fay Dunaway
Roger Simmons: Richard Chamberlain
Harry Jernogan: O.J. Simpson
一番最初、ヘリコプターが壮大な山々の間を飛び、昔風の壮大な映画音楽に載って水の上に出て、赤くて大きい橋が出てきて

「あ!サンフランシスコだ!」

なんて思わせるオープニングがなかなかステキでしたね。で、ヘリに乗っているポール・ニューマンがぱっと映ってさ。ニューマン演じる有名な建築家、ダグ・ロバーツはどうやらヴァケーションかなんかから帰ってきたらしく、自分でデザインした135階建ての"グラス・タワー"にあるオフィスに行くと、ガール・フレンドのスーザン(フェイ・ダナウェイ)が待っていて、いきなり個室のベッドに・・・・。オフィスにベッドがある(しかもサテンのシーツ)のがすごい。

ああ、そんで「時代だなー」と思ったのが、フェイ・ダナウェイが、職場でついに編集長の仕事をオファーされたの、とポール・ニューマンに打ち明けるわけだ。「この仕事、5年も待っていたの」

「でも、それは僕たちの計画に水を差すことになるね」

「私だって、あなたの言う幸せを手に入れたいわ!子供たちがバックヤードで走り回るような家庭・・・・。でも、この仕事もしたいの・・・・両方欲しいけど、両方は手に入らないのよね・・・」

「この話は後でしよう」

2009年の今時だったら、女編集長で結婚して子供いて、なんて良くある話だよねー。昔はこんなことが障害になったのだなあ、なんてしみじみ思った。

で、二人がチョメチョメしている間にグラス・タワーの配線がショートし、81階の倉庫で火が上がってしまうが、セキュリティシステムが上手く作動してなくて、誰も気が付かない。なんかおかしいと思っている警備員・・・・・あ!!O.J.シンプソンじゃん!警備員の制服が最高によく似合う!声もかっこいい!演技も、いかにも脳みそ足りない元フットボール選手、って言うんじゃなくて、結構きちんとしている。この人が嫉妬に狂って女一人殺してるとはねえ、なんて思いながら観てしまった。

さっき書いた、冒頭のヘリのシーンに字幕で、

「この映画は、いつも自分の身をかえりみずに私たちのために最善を尽くしてくれる消防士さんたちに捧げます」

みたいな字幕が出て、単なるショッキングなディザスター・ムービーではなく、結構気合入ってるんだな、と思った。ストーリーもなかなか良く出来ていて、グラス・タワーのオーナーの婿養子で電気技師のロジャーが、建築家であるダグが細心の注意を払って安全なビルにしようと作ったスペックよりも安い資材を使ったために配線がショートし、怒ったダグがロジャーを吊るし上げる。で、ロジャーはなかなか嫌な奴ではあるのだが、実はオーナーのジム・ダンカンが予算カットのために婿養子に無理を言ったためだ、ということがあとでわかってきたりする。

で、126階かなんかでパーティやってるときに炎がドンドン酷くなってくるのだけど、女子供だけ先に避難させよう、とするときに、フェイ・ダナウエィとポール・ニューマンのカップルだけでなく、他のカップルも

「あなたと離れたくない」とか、

「大丈夫さ。ちゃんと家に帰るよ。僕が約束を破ったことがあるかい?」

なんてやりとりをしているところがベタながらも胸キュン。しかもこれらのカップルが、でぶでぶしたおじさん・おばさんのカップルや、熟年愛みたいな年寄りのカップル(おじさんの方はフレッド・アステアらしい)で、却って可愛らしかったりする。

あ、若いカップルもいたんですけど、さっさと中盤以前に死んじゃいました。若いエギュゼキュティヴとその秘書なんだけど、こいつらもオフィスでやっちゃってるんだよなー!いいなー70年代って。で、チョメチョメしてたせいで、気づいたときにはもう遅く、外は火の海なんだけど、男としてはなんとかせねば、と、濡れタオルを被って勇敢に出て行く男!でも、火が移るのがすっごい早い。あのくらいの火だったら、焼けないで結構行けるんじゃん?って感じで、犠牲になる人たちは「見せ場!」とばかりに火がつくあたりが少し時代を感じさせますね。

一番怖かったのは、向かいのビルにロープで避難するところだったね。火は下からだんだん、パーティ会場の方に燃え上がっていく。エレベーターや階段はもう使えない。で、ヘリからロープを投げ込んで、柱やなんかに固定し、ロープのもう一方を消防士たちが向かいのビルの屋上に固定し、ローラーにくっつけた鳥かごみたいのに座らせて、一人一人向かいのビルの屋上に避難させようつー、すごい作戦。女子供が先だから、女の人がその、鳥かごみたいなイスに座らされて、126階の高さをロープでするする~と向かいのビルに・・・・

「いや!怖い!行きたくない!ぎゃー!ぎゃー!」

と叫んでいたけど、アタシは絶対ヤダ!恐すぎ!

で、まあ、この作戦では全員避難させるのに3時間くらいかかっちゃうのだけど、計算では17分くらいで火は126階に届いてしまう。で、最後の手段は、2階上にあるウォーター・タンクを爆破させ、その水で火を消し止めてしまう。但し、126階にいる人が全員助かる保証はない。

「誰が爆弾を持って行くんだ?」

スティーヴ・マックィーン演じるマイケル・オハラハン消防隊長が訊く。

「この大役をこなせるのは君しかいない」

「爆弾を仕掛けたあと、降りてくる手立てはあるのか?」

「・・・・・」

「Oh, shit.....」

かっこいい!!このオハラハン消防隊長、朴訥でクールですっごいカッコ良かった。

で、この爆弾仕掛けて・・・っていうシーンは結構ハラハラしたね。「どうなっちゃうんだろ?」と純粋にどきどきした。水がドバーっと出てくるのも怖いけど、爆発で吹っ飛んでくる破片とか、恐すぎ。そういうのの下敷きになって死んじゃう人続出。あ、そういえば、こういうので死んじゃう人たちが簡単に死ぬんだよね。あんなんじゃ死なないよ、と思うんだけど。この辺が昔の映画っぽい。

で、最後オハラハン消防隊長が、建築家のダグに、

「君のような人たちがこういうスカイスクレイパーを建て続け、俺は煙にむせながら人を救い続けるよ・・・・建築家が消防士に高層ビルの建て方を訊いて来る時代が来るまでね」

「俺は君に相談するよ」

「俺の職場は知ってるだろ。いつでも電話してこいよ、建築家くん」

と言って去っていくのだが、かっこいー!!!完全にマックィーンの勝ちだなあ、この映画。

で、最後のクレジットにもLAの消防署のみなさんにSpecial Thanksみたいのにぎにぎしく出てて、本当に真面目に作った作品なんだなあ、ってところに好感が持てた。キャラもストーリーもいいし、結構名作かも。

key Word
映画 タワーリング・インフェルノ ジョン・ギラーミン アーウィン・アレン スティーヴ・マックィーン ポール・ニューマン ウィリアム・ホールデン フェイ・ダナウェイ フレッド・アステア O・J・シンプソン
アメリカ映画 | コメント(8) | 【2008/12/14 08:14】
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『恋人たちの予感』-当時すごく新鮮だったなあ
When Harry Met Sally...

この映画大好きだったんですよ~。メグ・ライアンが超可愛くてね~。それに、こんな可愛い人がコメディやって、ビリー・クリスタルみたいな男がロマンスを演る、っていうのが当時の私には新鮮だった。今考えてみると、可愛い女にオモロイけど余り美しくない男、というのはラブコメの不文律かと思うのですが、映画あんまり観なかったからわからなかった。

When Harry Met Sally
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Produced: 1989
Director: Rob Reiner
Writing Credits: Nora Ephron
Cast:
Harry: Billy Crystal
Sally: Meg Ryan
Marie: Carry Fisher
Jess: Bruno Kirby
でも、今観るとさすがに古臭いですね。この映画メグ・ライアンは多分、当時みんなが憧れる最先端のスタイルだったと思うのですが、不自然に化粧厚いし、あのふわふわの髪型もなんかぼさぼさに見えるし、なんだあのウエストの高いパンツは!しかも腰周りゆったりなので、デブもOK!って当時は超流行ったのですが、今見ると、すっげえ痩せているであろうメグ・ライアンの腹が逆にポッコリして見えるという。時代は変わる・・・

お話はめっさ普遍的で、今で言うアラフォーならぬアラサーのサリー(メグ・ライアン)が、大学卒業の際に一緒に一緒にNYに出てきたハリー(ビリー・クリスタル)と、11年の歳月を経て結ばれる、という物語なのですが、出逢ったときはお互い全く好みじゃなく、再会に再会を重ね、お互い別の人との離婚や別れを繰り返し、友達としてなくてはならない存在になり・・・・・といった感じ。

最後にハリーがサリーに気持ちを打ち明けるときに

「一日の最後に話す相手になって欲しいのは君しかいないんだ」

ってのがあって、これが私的には「おお!」と思いましたね。これはすごくクリエィティヴなセリフだなあと思った。誰かと一緒にいたい、という気持ちを表すのに、こういう表現をするのか、という。あと、別れた彼氏のことなんかもう忘れたわ、と結構しゃんなりしていたサリーが、この元カレが他の人と結婚するってことを知ったときすげえ動揺して泣くのですが、泣きながら、

「(結婚しないまま)40歳になってしまう!」

と叫ぶんですね。なんかソレがすごく印象的だった。40歳になるって、そっかー、そんなプレッシャーなのか、30過ぎると!なんて思ったりしてさ。この頃の映画にはそういう「へえ」と思うセリフがたくさんあった気がするのだけど、それは単に私がたくさん映画を観始めたのがこの時期だったからかもしれない。

あと見所はビリー・クリスタルの、にこりともしないでフラットにしゃべり続けるギャグかと思うのですが、それはなんか今観ても面白くなかった。この映画って音楽とか雰囲気とか『彼と彼女の第2章』にそっくりなんだけど、今、調べたら、この映画は『恋人たちの予感』のカップルのその後を描きたかったビリー・クリスタルが撮った映画なんだってね。私は、『彼と彼女の第2章』の方がかなりこなれた感じで好きです。

追記:
そうそう、すっかり忘れてたけど、11年もかかっているのに、ハリーとサリーが再会するのっていっつも冬なんだよね。で、この季節、調度いいのよ。クリスマスにハリーとサリーがツリーを買いに行くシーンがあるんだけど、その次の年は二人は会わなくなってしまったので、サリーが一人で大きなツリーを運んでいるところがちょっと悲し・・・・。で、最後にハリーがサリーに打ち明ける場面は、ニューイヤー・イヴのパーティだったり。クリスマスや大晦日に観るにはいい映画かも。

key Word
映画 恋人たちの予感 ロブ・ライナー ビリー・クリスタル メグ・ライアン キャリー・フィッシャー ブルーノ・カービイ
色あせない名作 | コメント(2) | 【2008/12/13 23:06】
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『初体験/リッジモント・ハイ』-普遍的だけど色褪せてる
Fast Times at Ridgemont High

この映画、ほとんど伝説と化していたので、いつか観てみたいと思ってました。聞いた話では、この映画の原作は、キャメロン・クロウが19歳だか20歳の時に「やっぱり高校くらいは出て置かないと」と思い、編入した高校で見た生徒の実態が面白くて本を書いたってことなんですけど、ティーンエイジャーの実態を観察するためにわざわざ高校に編入した、という説もある。いずれにしろこの年頃って、1、2才違うと物の見方や感じ方が大きく変わる時期なので、19歳のキャメロン・クロウにとって、ほんのちょっぴり年下の高校生たちは、奇異な生き物だったんでしょうねえ。特にキャメロンは、若くしてロック・ジャーナリストになり、普通の高校生とは違う生活してたんだろうし。

Ridgemont High
dvd on amazon.com
Produced: 1982
Director: Amy Heckling
Writing Credits: Cameron Crowe
Cast:
Jeff Spicoli: Sean Penn
Stacy Hamilton: Jennifer Jason Leigh
Brad Hamilton: Judge Reinhold
Mike Damone: Robert Romanus
Mark Ratner: Brian Backer
Linda Barrett: Phoebe Cates
Charles Jefferson: Forest Whitaker
Vincent Schiavelli: Mr. Vargas
Stoner Bud: Eric Stoltz
Brad's Bud: Nicolas Cage
Beautiful Girl in Car: Nancy Wilson
でもこれを見るとアメリカの高校生って基本的に変わってねー、と思う。今、自分が実際に見かける高校生もそうだけど、『スーパーバッド』とか映画で見ても、ショッピング・モールで社交してー、ゲーセンで遊んでー、マリファナ吸ってー、セックスのことばっか考えてるという。

ただ、82年当時には、この映画ってかなり赤裸々に高校生の実態を描いていたのかもしれないな。まだ13歳のステイシーが、早く初体験したくて、親友で年上のリンダに色々ご指導を受けながら(カフェテリアでにんじんを使っておふぇらの練習とか)、同じモールの電気屋で働いてる26歳の男とか、学校の年長さんとやっちゃって、まんまと妊娠するという。

しかし2007年の『ジュノ』と違って、赤ちゃんを殺せない、里子に出そうなどと言わず、あっさりクリニックで堕ろしちゃいましたけどね。このステイシー役のジェニファー・ジェイソン・リー、この人はなんだか華がない人だねえ。可愛いんだけど地味~な感じ。そこがこの人の個性なのでいいことなのですが、あの地味さはどこから来るのかと思います。

ステイシーの親友、リンダ役のフィービー・ケイツは、昔ちっとも可愛いと思わなかったんだけど、今観るとすごい可愛い。大胆なヌードもあって、すっげえいい身体してるし。この人の映画って『グレムリン』くらいしか見たことなく、清純派なのかと思っていたら、この映画では年上の男と付き合っていて、セックスのこと知ったかぶりしている高校生の女の子役で、私的には意外でした。

ステイシーのお兄さんのブラッド役の人も、80年代後半の映画にバンバン出てましたけど、今はほとんど見ないね。このブラッドの友達という役柄で出てるニコラス・ケイジが、最後までわからなくて見直したら、いつもブラッドといるんだけど、セリフがないの。見た目も冴えないし、この人がビッグ・ネームになって、結構可愛いブラッドの役の人が消え去っちゃったってのも面白いです。

で、この映画が伝説になった所以ってのは、多分ショーン・ペンが演じたサーファー・デュードだと思うんだよね。映画見ると、単なるサイドキックっていうか、コメディ担当の脇役にしか見えないのですが、DVDのカバーにも載っちゃってるし、のちの『ビーバス&バッドヘッド』とか、『ビル&テッド』のモデルになったんじゃないかと思わせるこのボケキャラ!フォルクスワーゲンのワゴンでしょっちゅうハッパ吸ってて、授業が始まるチャイムが鳴ると、ドアがバターンと開いて、煙と共にサーファー・デュードが3人くらい出てくるのだけど、ショーン・ペン、スケボー抱えたままマジにごろごろ!って落っこちてきて笑った。

そのショーン・ペンのサーファー・ストーナー友達に若き日のエリック・ストルツ(ちょおおおお可愛い)、高校のアメフトのスターにフォレスト・ウィッテカーと、意外な出演者もいる。あ!あと「Beautiful Girl in Car」としてクレジットされているのが、後にキャメロン・クロウの奥さんになる>ハートのナンシー・ウィルソンなのですが、全然気が付かなかった。ナンシーがブラッドに笑いかけているところを延々撮っているのですが、なぜこのシーンをこんなにしつこく見せているんだろう?と考えて「あ、もしかして、この女はオカマなんじゃないかな」なんて全く見当はずれのことを考えてた。で、あとでそのオカマがナンシー・ウィルソンだと知って「ええええええ~~~!!!」だってやたらごつい顔してたんだもーん。

まあそれなりに面白かったんですけど、かなり色褪せてて、「ああ~今観ても素晴らしい!」って感じの映画じゃありませんでした。やっぱこの映画が未だに語り継がれているのは、キャメロン・クロウ原作ってことと、のちのち大物になる役者が出ているからかなと思いました。

Related Articles
■ショーン・ペンの映画偉人伝
■ニコラス・ケイジの映画偉人伝

key Word
映画 エイミー・ヘッカリング キャメロン・クロウ ショーン・ペン ジェニファー・ジェイソン・リー フィービー・ケイツ ニコラス・ケイジ エリック・ストルツ フォレスト・ウィッテカー
映画レビュー | コメント(0) | 【2008/12/13 21:56】
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トム・クルーズ [偉人伝外伝] 出演作品一覧
Chu's Filmography @ A Glance

Tom Cruise

本名トーマス・クルーズ・マポーザー4世(Thomas Cruise Mapother IV)。 1962年7月3日、ニューヨークはシラキュース生まれ。 身長5フィートインチ(170cm)

tom cruise
■Men (2009) (pre-production)
■Valkyrie (2008) (completed) .... Colonel Claus von Stauffenberg
■トロピック・サンダー/史上最低の作戦 (2008) .... Les Grossman
■Lions for Lambs (2007) .... Senator Jasper Irving
■M: I: IIII (2006) .... Ethan Hunt
■War of the Worlds (2005) .... Ray Ferrier
■Collateral (2004) .... Vincent
■ラスト・サムライ (2003) .... Nathan Algren
■Austin Powers in Goldmember (2002) .... Austin Powers (in film "Austinpussy")
■Minority Report (2002) .... Chief John Anderton
■バニラ・スカイ (2001) .... David Aames
■Mission: Impossible II (2000) .... Ethan Hunt
■マグノリア (1999) .... Frank T.J. Mackey
■Eyes Wide Shut (1999) .... Dr. William 'Bill' Harford
■Jerry Maguire (1996) .... Jerry Maguire
■Mission: Impossible (1996) .... Ethan Hunt
■Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994) .... Lestat de Lioncourt
■ザ・ファーム (1993) .... Mitch McDeere
■A Few Good Men (1992) .... Lt. Daniel Kaffee
■Far and Away (1992) .... Joseph Donnelly
■Days of Thunder (1990) .... Cole Trickle
■Born on the Fourth of July (1989) .... Ron Kovic
■Rain Man (1988) .... Charlie Babbitt
■Young Guns (1988) (uncredited) .... Cowboy
■Cocktail (1988) .... Brian Flanagan
■The Color of Money (1986) .... Vincent Lauria
■Top Gun (1986) .... Lt. Pete 'Maverick' Mitchell
■Legend (1985) .... Jack
■All the Right Moves (1983) .... Stefen Djordjevic
■Risky Business (1983) .... Joel Goodsen
■Losin' It (1983) .... Woody
■The Outsiders (1983) .... Steve Randle
■Taps (1981) .... Cadet Captain David Shawn
■Endless Love (1981) .... Billy

key Word
映画 俳優 トム・クルーズ
俳優・女優 | コメント(1) | 【2008/12/09 07:24】
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『ミスター・ロンリー』-なぜか嫌な気持ちにならない映画
Mister Lonely

ディエゴ・ルナが演じるマイケル・ジャクソンのそっくりさんとしてパリで生活するアメリカ人の男の子は、仕事で行った老人ホームで、マリリン・モンローのそっくりさんとしてやはり仕事で来ていた女の子(サマンサ・モートン)に出逢う。意気投合した二人は、カフェでワインを飲み、公園を歩きながら語り合う。マリリンは結婚していて一児の子持ち、夫はチャーリー・チャップリンのそっくりさんで、娘はシャーリー・テンプル。スコットランドのお城で、他のそっくりさんたちと共同生活して暮らしているという。

Mister Lonely
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Director: Harmony Korine
Writing Credits: Avi Korine, Harmony Korine
Cast:
Michael Jackson: Diego Luna
Marilyn Monroe: Samantha Morton
Charlie Chaplin: Denis Lavant
Renard: Leos Carax
The Queen: Anita Pallenberg
「みんな有名人で、誰も年を取らない、すばらしいところよ」

明後日に帰るマリリンは、「一緒に行きましょう」とマイケルを誘う。

場面変わって、アフリカのとある村と思われる場所で、クリスチャンと思われる尼さんたちが飛行機に穀物を詰め込み、どこかの貧しい村に落としていく、という仕事をしているらしいシーンになる。空から食べ物を落としていると、尼さんが一人、誤って落っこちてしまう。尼さんは、

「私は神を信じている。きっと安全なところに着地させてくれるはずと信じている・・・・」

と空中で祈る。すると、本当に安全に着地する。

マリリンと共にスコットランドのお城に行ったマイケルは、みんなに紹介される。チャップリンとシャーリー・テンプル、ローマ法王、エリザベス女王(アニタ・パレンバーグ)、ジェームス・ディーン、サミー・ディヴィス・Jr.、 マドンナ、エイブラハム・リンカーン、赤頭巾ちゃん、三バカ大将・・・・どれもみな、有名人ではあるが、「今どき・・・・」な面子である。

このそっくりさんたちは、、羊を育て、畑を耕し、自給自足で共同生活している。自分たちで見世物小屋を手作りし、チラシを作り、ショウを演って客を呼ぼうとしている。そんな中、羊たちが悪い病気にかかり、射殺しなければならなくなる。

また場面変わって、尼さんたち。この間落っこちた尼さんが助かったのは奇跡だ、として、そこの尼さんはみんな飛行機から一度落ちてみることになる。オリジナルの「空飛ぶ尼さん」はみんなに、

「神を信じれば救われるというこのすばらしい体験を、みんなにもして欲しいの・・・・」と言う。

・・・って感じで延々と続いていくのですが、全くほにゃらららで、しょうがないから色んなレヴューを読んでみたのですが、この監督さんはインディー・フィルムで天才って言われるくらい有名な人で、ストーリーを語るというよりは、イメージを見せていくタイプの人だそうです。どのレヴューもズバリ書いている人はなく、「あーみんなわかんないんだな」と思いました。

それが、この映画が駄作だからなのか、それとも私たちに理解力がないのかわかりませんが。と言うのも、これもみんな書いていたんだけど、確かに何か無視できないものがある。ディエゴ・ルナってすっごい可愛い。なんか、変な顔してると思うときもあるんだけど(それゆえマイケル・ジャクソンの異様さが表現できているというか)、コケティッシュというか、イノセントというか、とにかく可愛らしい。サマンサ・モートンも、ハリウッドでは考えられないくらいムチムチした身体で、キレイだけど人間臭い可愛らしさがある。

あと、色がきれい。マリリンがマイケルの部屋にイチゴを持ってくるシーン。マリリンが頭にカーラーを巻いたままなのですが、カーラーの色がパステル・ブルーとイエローで、マリリンのセーターがブルー、マイケルのシャツか黄色、とコーディネートされていて、イチゴの赤、それを食べる二人の唇、そしてここは少しだけロマンティックなシーンで、すごくキレイ。あと、空飛ぶ尼さんたちの尼さん服が、ブルーと白で、空を飛んでいるときすごく合うの。

*****この先エンディングが書かれています*****

尼さんはみんな無事に空を飛び、奇跡が認められたのか、みんなでヴァチカンを訪問することになるが、その飛行機が墜落してみんな海で死んでしまう。そっくりさんたちは見世物小屋を完成させ、ショウを演るが、誰も観に来ない。チャーリーと不幸な結婚生活を送っていたマリリンは、首吊り自殺する。パリに戻ったマイケルは、もうマイケルであることをやめ、自分自身として生きようとするのだけど、孤独であることに変わりはない。

なんか余り救いのないラストなのですが、なぜか嫌な気持ちにはならない。マイケルがマリリンと出逢ったことがとても良かったなと思える。尼さんが空を飛べたことが良かったなと思える。なぜかそういう雰囲気のある映画だった。

key Word
映画 ハーモニー・コリン ディエゴ・ルナ サマンサ・モートン ドニ・ラヴァン レオス・カラックス アニタ・パレンバーグ
今日観た映画 | コメント(1) | 【2008/12/07 10:50】
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『Bigger Stronger Faster*』-アメリカってこういう国よ!
Bigger Stronger Faster*

ベル家の三兄弟は、小さいとき、みんなにバカにされていた。マークはデブ、クリスはひ弱、マイクは学習障害・・・・・。そんな3人に希望の光を与えたのは、プロレスラーのハルク・ホーガン。当時敵視されていたイラン人のプロレスラーをやっつけ、「I am America!」と叫ぶホーガンが、

「健全な生活をして、努力すれば、君も必ず強くなれる!」(だったっけか)とTVで言うのを聞いてすっかり魅了されたベル三兄弟は、地下室をトレーニング場に、日夜プロレスごっこと身体を鍛えることに精進し始め、3人とも立派な重量挙げ選手に成長する・・・・・

しかし近年になって、彼らのアイドルであるプロレスラーのホーガンを始め、シュワちゃんやスライなどのムキムキ映画スターたち、果ては大騒ぎになったホームラン王たちが、子供たちにキレイごとを言っている裏で実はステロイドを使っていたことが判明する。薬を使わず、自力だけで強くなれるんだ!と負け組みの自分らを励ましてくれたスターたちが実はズルしていただけでなく、自分の兄弟も結局ステロイド使用を肯定するのを目の当たりにしたクリスは、この問題についてドキュメンタリー映画を作ることにする。

Bigger Stronger Faster
Produced: 2008
Director: Chris Bell
Writing Credits: Chris Bell, Alexander Buono
Cast:
Chris Bell, Mark Bell, Mike Bell, Hank Aaron, Berry Bonds, Jose Canseco, Hulk Hogan, Ben Johnson, Carl Lewis, Mark McGwire, Sammy Sosa, Sylvester Stallone, Tiger Woods, Arnold Schwarzenegger
サブ・タイトルが、『The side effects of being American(アメリカ人でいることの副作用)』となっているんですが、私が常に疑問に思っていたアメリカの薬文化、そして"win-at-all-cost(どんな犠牲を払ってでも勝つ:勝ってなんぼ、と言う感じ?)"的文化を深く掘り下げてあって、いやー面白かった。

最初クリスは、自分がボディ・ビルダー、つか、彼は見た目じゃなくて、重量挙げとかで競争する人なので、ステロイド使って筋肉増強するのはどうよ?という観点から話が始まるのですが、段々、だったらタイガー・ウッズが視力矯正するのはいいのか、とか、他のサプリメントはいいのか、とか色々出てくるわけ。スタミナ勝負のマラソンとかの選手たちは、空気の薄い、高度の高いところで訓練することにより機能が高まるらしく、それに基づいて、家に空気の薄い状態を作り出す装置を置いて、競技の前日はその中で寝たりとかするんだけど、それはいいのかよ、とか。

あと、驚いちゃうのは、オーケストラの人たちが、舞台で緊張するのを防止する薬を飲んでるんだよね!それを飲むと落ち着いて、いいパフォーマンスが出来るらしい。それから学生たちは、集中力を上げる薬を飲む。それ飲むと、何倍もの早さでぱっぱかぱっぱか勉強できちゃうんだって。それってこの映画以前に問題になったんだよね。要するにコカインとかと同じらしく、中毒性もあるらしい。

で、ホームラン王のベリー・ボンズがインタヴューで、まあはっきりとは言わないんだけど、みんなクスリやってるから、やらないで競争はもう出来ない状態まで来ているんだ、ということを言うんだよね。確かに、このホームラン王たちがステロイド疑惑で吊るし上げられているとき、私もそう思った。周りもみんなそれを許容してたくせに、バレた途端に彼らを責めるだけで、誰もこの状況で、クスリを使わずプロとしてやっていくことが可能なのか、という抜本的な問題に取り組まなかった。

それは、アメリカという国は、基本的にクスリオッケー!の国だからだと思う。なにかといえばアスピリン飲むし。うつ病とかクスリで症状抑えるってのは治ってないんじゃないの?とか思うんだけど、幅広く使われているし、落ち着きのない子供に飲ませる薬もあるらしいのだけど、それもな~。でもこの手の薬は、使っている人は「いや、これがないと困る」って、気持ちはわかるのだけど、クスリに依存しないと生きていけないようになってしまってるんだよね?

そうか、私が納得いかないのはそこなんだよな。クスリというのは、一時的に症状を軽くすることによって、自然治癒を助ける、という補助的な意味で使うのなら有効だと思うのだけど、それがないと生きていけないようなら困るんじゃないかと思うのだよな。私はやせたい、締まった身体になりたい!とか思うけど、プロティン・シェイクとか、サプリとか、ぶっちゃけステロイドとか使ってそうなったとしても、それを使い続けなければ維持できないようなら、それはもう自分の持って生まれてきたものの限界を超えてるんじゃないかと思うのよね。

アメリカ人の「自分の道は自分で切り開く」という姿勢は大好きなんだけど、極端なんだよね。「自分の限界にチャレンジする」のではなくて、「他人に勝つまでやる」、すなわち「ナンバーワン!」にならないと意味ない、ってところが。それが要するにこの映画の言っている「アメリカ人でいることの副作用」なんだろうなあ。しかもどんな汚い、姑息な手を使っても、ナンバーワンになれば全て肯定されてしまう、という風潮もあり、アメリカって国は、日本以上に「本音と建前」が違う国だな、と思い知らされる。シュワルツネッガーに憧れて筋肉マンになった男が、兄弟のステロイド使用に関して作っただけのドキュメンタリーが、結果的に「アメリカって、こういう国よ!」っていうのをズバリ指摘しちゃったというのが非常に面白い映画です。

key Word
映画 未公開
考えさせられた映画 | コメント(7) | 【2008/12/07 07:54】
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気分はすっかりクリスマス
It's almost Christmas time...

昨日、Trader Joe'sに行ったら、可愛いクリスマス・ツリーがいっぱい売ってたんですけど、それに紛れてローズマリーの鉢植えがありました。クリスマスっぽく金色のリボンが飾ってあって可愛いじゃん!それとポインセチアを買って、気分はすっかりクリスマス。

2008-12 plants

ローズマリーすごいいい匂いする。部屋中に芳香が漂って、いい気分です。今年は久しぶりに大雪で、テツは嬉しいみたいだけど、アタシは嬉しくない!今夜、ブラック・クロウズのチケがあるんだけど、行けないと思う。私の車はすごい滑りやすいので、この雪では行けたとしても帰って来れなかったら最悪・・・。冗談じゃなくて、雪の日の夜は、ハイウエイに乗り捨てられた車があったりするのよ!

2008-12 plants room

テツみたいな胴が長い犬はウインナー・ドッグと呼ばれているんですが、こうして寝てると本当に長い・・・。

2008-12 Tetsu

大きくなったなあ、てっちゃん。なんだか凛々しく見える。今年は余り出かけられないから、たくさん一緒に遊びましょう。
ひとりごと | コメント(11) | 【2008/12/07 02:07】
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2008年総括!!〆に映画バトンだ!
Lets' talk more about movies.... In details!

かいやさんのところから無理やりバトン拾ってきました~。頼まれてもないのにやります。最近バトンやってなくて、やりたかったんだよね~。んじゃ、勢い良く行ってみましょー!!

Q1生まれて初めて劇場で観た映画は?
『ザッツ・エンタテインメント』じゃないかなあ。良く母親に連れられて、銀座に映画を観に行った。帰りの電車の中で『雨に歌えば』を歌って踊って、母親が喜んでたなあ。

・・・と思ったら『ポセイドン・アドベンチャー』だな!公開年月日見たら、こっちの方が早いもん。昔、水泳の選手だったおばさんが、皆を救うために長い潜水をして、死んでしまったのが子供心にショックでした。

Q2 一番最近劇場で観た映画は?
Quarantine』です!サイテー!!

Q3 最近DVDやビデオまたはテレビで見た映画は?
サンクスギビングの連休だったので色々観た。つかうちTVないからしょっちゅう映画観てるからなあ。ブログ記事参照ってことで。

Q4 最高のアクション映画は?
やっぱ『ダイハード2』かな。なぜか2が好きなのだ。アクションっつったら、『マッハ!』は良かったな。今までのマーシャル・アーツ映画とちょっと違う感じで。

Q5 面白かったコメディ映画は?
コメデイ映画じゃなきゃダメなの?すっげえ笑うのは『レッドツェッペリン熱狂のライブ』。『ウィッカーマン』もめちゃくちゃ面白かった。「コメディ」って銘打ってあるものに限って面白くなくない?「いい映画じゃない」って意味ではなく、本当に死ぬほど笑うのって、意図してない可笑しさなんだよな。あ!でもコメディで死ぬほど笑ったのある!『ポリー MY LOVE』!!

Q6 感動した映画は?
そんなのいっぱいあるよ~!!でも今でもインパクト忘れてないのっつったら『あの頃ペニー・レインと』『硫黄島からの手紙』『痛いほど君が好きなのに』『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』かなあ。

Q7 一番怖かった映画は?
ソウ』だな。この映画観た後、すっごい気をつけて怖い映画観ないようにしている。トラウマになっちゃうんだもん。

Q8 おすすめのアニメ映画は?
『シュレック』!!1と2最高!!3はまだ観てないけど。

Q9 踊りだしたくなるミュージカル映画は?
『ロッキー・ホラー・ショウ』 振り付きで。

Q10 旅をしたくなる映画は?
パニック・フライト』と『恋人までの距離』。両方とも、旅先での出会いがいいよね~。出来過ぎです!!

Q11 お腹がすく映画は?
殺したいほどアイ・ラブ・ユー』。最初のピザ作るシーンでミートボール炒めてたり。うまそー。

Q12 元気が出る映画は?
「元気が出る」っていうと、観たあと「うおおおおお!!!」って感じになっちゃうものを想像するのですが、最近ないなあ、そういうの。唯一『ディキシー・チックス Shut Up & Sing』は、最後スカッとしたけどね。

Q13 何回でも見れる映画は?
あの頃ペニー・レインと』『アメリカン・サイコ』『アマデウス』『ツイン・ピークス』。この辺は友達が来て「これ観たい!」って言ったら、「いいよ!」ってすぐ一緒に観ちゃうなあ。ストーリーとかテンポもいいんだけど、「コレ!」っていうシーンがあるの。『アメリカン・サイコ』なんか、クリスチャン・ベイルのレインコートで『Hip To Be Square』のシーンで、「待ってました~!」って掛け声かけちゃう!

Q14 途中で断念してしまった映画は?
あるんだよ、これが。なんだっけ?あ!『オーシャンズ11』。『11』も『12』も、なんとか観ようとがんばったのだが、最初のつかみから全く興味が持てなくて、いつも観ないまま返しちゃう。

Q15 絶対に薦めない映画は?
ストリート・オブ・ファイア』。これ、マイミクさんがみんな好きで、「すっごいいい~」って言うので観たんだけど、全く良さが理解できなかった。良さがわからないもの、薦められないもんね。

Q16 死ぬまでにこれだけは見てほしい映画は?
案外ないもんですね~探したんですけど。自分でも「これだけは!」という映画もないし。今は、どんなものでも新しいものを観てみたい、と思うの。すっごいいい映画観ても、コレをもう一回観る時間があるんだったら、まだ観たことないものが観たい!っていう感じ。なんか映画って、一本だけとか数本だけ心に残るものがある、というよりも、たくさん観ることで総合的に色んな事象とそれに対する角度の違う意見を知ることが出来たりするものだなあと思うんだ。まあ、そうやって観ていても、時々すっごいツボ!とか言うものが自然に出てくるものなのだろうし。

結構大変だった~このバトン。こういうのって、来年またやったら意見が変わるかもしれないから、毎年やったら面白いかもね。拾った人やってくださーい。

Key Word
映画 バトン 
自己紹介 | コメント(2) | 【2008/12/06 20:44】
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ベン・スティラー 出演作品一覧
Chu's Favorite Movie Personage No.56: he's not just a nice, funny guy

ben stiller
Ben Stiller

■本名ベンジャミン・エドワード・スティラー(Benjamin Edward Stiller)。 1965年11月30日、ニューヨークはニューヨーク・シティ生まれ。 身長5フィート7インチ(170cm)

トム・クルーズの大ファンで、長いことトムの物まねをしていた。2000年のMTVムービー・アワードでは『Misson: Improbable』というセグメントでトム・クルーズのスタントマン、Tom Crooze という架空のキャラを作り出して演じている(これは『Mission: Impossible II』のDVDに特典として入っているらしい)。トムとは1996年以来の友達。

■2001年の5月9日に『Who Wants To Be A Millionaire』に出演し、$32,000 稼いだ。このお金はチャリティに寄付している。

■お気に入りの女優はダイアン・キートンで、1997年にプレミア・マガジンに彼女に関する記事を寄せたりもしている。

■『スター・トレック』の大ファンで、自分の製作会社の名前『Red Hour Films』は、1967年のスター・トレックの1話 "Star Trek: The Return of the Archons (#1.21)" の宇宙人の暴動から付けた。ユーチューブに、自らカーク船長を演じたパロディを載せている。

■『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ役に名が挙がっていた

■Personal Quotes

「俺は気楽でのんびりした男じゃないよ。躁鬱病なんだ。家系なんだよ。うちの家族は精神科医にかかっているのを隠していないし、みんな知ってるよ」

「俺は事務所と広報にものすごい額の金を払って、ファンレターを一切俺の目に触れさせないでくれ、と頼んである。何通来ているかも知らない。俺はファンレターっていいもんだと思わないんだよね。ストーカーを連想させるよ」

「普通の生活では、大志や競争心っていうのは余り役にたたないと思う。でも映画の世界では常に自分の能力を証明しなくちゃならないから、セットの中では本当にいやなヤツにもなれるよ、俺は」

「役者ってのはエゴの塊だと思う。そんでその反面、ものすごい自信がないんだ。これって最悪な組み合わせだよね。俺もそのグループに入っているけど。説明できない心理的な理由で、俺たち役者ってのは世間の人全てに認められないと気が済まないのに、同時に自分は全くなんの価値もない人間だと思っている。自分の価値を、自分たちの仕事を通してしか証明できないんだ」

「ショービジネスって好きだけど、$120M以上稼いだ映画に出た後は、もの見方が変わるよ。『メリーに首ったけ』が大成功した後、出演料も知名度も上がった。でもそれって、映画が大金を儲けたから、というだけで、俺がより優れた才能を身につけたとか、見た目が良くなったからじゃないんだよね」

■チュチュ姫ノート
この人、可笑しいけど、結構キテルかな~と思ってたんですけど、インタビュー見るとやっぱりキてますね。コメディアンでも、仕事きちきちやる人ってやっぱりどっか気難しいところがあるんでしょうね。『トロピック・サンダー』なんて、危機迫るものがあったからなあ。


■Untitled Cameron Crowe Project (2010) (pre-production)
■Night at the Museum 2: Battle of the Smithsonian (2009) (post-production) .... Larry Daley
■The Marc Pease Experience (2008) (completed) .... Jon Gribble
■Madagascar: Escape 2 Africa (2008) (voice) .... Alex
■Rain of Madness (2008) (V) .... Tugg Speedman
■トロピック・サンダー/史上最低の作戦 (2008) .... Tugg Speedman [Writer/Director]
■Night of Too Many Stars: An Overbooked Concert for Autism Education (2008) (TV)
■Elmo's Christmas Countdown (2007) (TV) (voice) .... Stiller the Elf
■The Heartbreak Kid (2007) .... Eddie
■Untitled Christine Taylor Project (2007) (TV) [Director]
■Night at the Museum (2006) .... Larry Daley
■テネイシャスD 運命のピックをさがせ! (2006) .... Guitar Center Guy
■Night of Too Many Stars: An Overbooked Event for Autism Education (2006) (TV) .... David Blaine
■School for Scoundrels (2006) .... Lonnie
■Danny Roane: First Time Director (2006) .... Ben Stiller
■"Arrested Development" .... Tony Wonder (3 episodes, 2005-2006)
■Madagascar (2005) (voice) .... Alex
■Sledge: The Untold Story (2005) (uncredited) .... Commander
■ミート・ザ・ペアレンツ2 (2004) .... Greg Focker
■俺達ニュース・キャスター (2004) .... Arturo Mendes
■Dodgeball: A True Underdog Story (2004) .... White Goodman (producer)
■Envy (2004) .... Tim Dingman
■Starsky & Hutch (2004) .... David Starsky (producer)
■"King of the Hill" .... Rich (1 episode, 2004)
■ポリー MY LOVE (2004) .... Reuben Feffer
■Nobody Knows Anything! (2003) (uncredited) .... Peach Expert
■Duplex (2003) .... Alex Rose (producer)
■Legend of the Lost Tribe (2002) (TV) (voice: English version) .... Robbie the Reindeer
■"Prehistoric Planet" (2002) TV series (voice) .... Narrator
■"Liberty's Kids: Est. 1776" .... Thomas Jefferson (1 episode)
■"The King of Queens" .... Jerry - Arthur Spooner's Father (1 episode, 2002)
■"Undeclared" .... Rex (1 episode, 2002)
■"The Simpsons" .... Garth Motherloving (1 episode, 2002)
■Orange County (2002) (uncredited) .... The Firefighter
■The Royal Tenenbaums (2001) .... Chas Tenenbaum
■Zoolander (2001) .... Derek Zoolander [Writer/Director]
■Meet the Parents (2000) .... Gaylord 'Greg' Focker
■"Freaks and Geeks" .... Agent Meara (1 episode, 2000)
■僕たちのアナ・バナナ (2000) .... Rabbi Jake Schram
■The Independent (2000) .... Cop
■Mission: Improbable (2000) (TV) .... Tom Crooze
■Black and White (1999/I) .... Mark Clear
■Mystery Men (1999) .... Mr. Furious
■The Suburbans (1999) .... Jay Rose
■Heat Vision and Jack (1999) (TV) (uncredited) .... Strip Club DJ/Himself [Director]
■Permanent Midnight (1998) .... Jerry Stahl
■Your Friends & Neighbors (1998) .... Jerry
■There's Something About Mary (1998) .... Ted Stroehmann
■Zero Effect (1998) .... Steve Arlo
■Backstreet Boyz (1998) (TV)
■Behind the Zipper with Magda (1998) (V) .... Ted Stroehmann
■Derek Zoolander University (1997) (TV) .... Derek Zoolander [Writer]
■"Friends" .... Tommy (1 episode, 1997)
■"Viva Variety" .... Guest (1 episode, 1997)
■"NewsRadio" .... Vic (1 episode, 1996)
■"Mr. Show with Bob and David" .... Jimmy (1 episode, 1996)
■Derek Zoolander: Male Model (1996) (TV) .... Derek Zoolander [Writer]
■The Cable Guy (1996) .... Sam Sweet / Stan Sweet [Director]
■Flirting with Disaster (1996) .... Mel Coplin
■If Lucy Fell (1996) .... Bwick Elias
■Happy Gilmore (1996) (uncredited) .... Orderly in Nursing Home
■"Duckman: Private Dick/Family Man" .... Harry Medfly (1 episode, 1995)
■Heavy Weights (1995) .... Tony Perkis / Tony Perkis Sr.
■リアリティ・バイツ (1994) .... Michael Grates [Director]
■"Frasier" .... Barry (1 episode, 1993)
■"2 Stupid Dogs" (1993) TV series .... Additional Voices (unknown episodes)
■The Nutt House (1992) (uncredited) .... Pie thrower
■Highway to Hell (1992) .... Pluto's Cook / Attila the Hun
■"The Ben Stiller Show" (13 episodes, 1992-1993) {Writer/Director]
■Working Tra$h (1990) (TV) .... Freddy Novak
■Stella (1990) .... Jim Uptegrove
■"The Ben Stiller Show" (5 episodes, 1990) [Writer/Director]
■Next of Kin (1989) .... Lawrence Isabella
■Elvis Stories (1989) .... Bruce [Writer/Director]
■That's Adequate (1989) .... Chip Lane
■Fresh Horses (1988) .... Tipton
■The Hustler of Money (1988) (TV) .... Vince [Writer/Director]
■Empire of the Sun (1987) .... Dainty
■"Miami Vice" .... Fast Eddie Felcher (1 episode, 1987)
■The House of Blue Leaves (1987) (TV) .... Ronnie Shaughnessy
■Hot Pursuit (1987) .... Chris Honeywell
■"Saturday Night Live" .... Tom Cruise (1 episode, 1987)
■Shoeshine (1987)
■"Kate & Allie" .... Peter (1 episode, 1986)
■"Kate McShane" .... Nickie (1 episode, 1975)

key Word
映画 俳優 ベン・スティラー
俳優・男優 | コメント(4) | 【2008/12/02 06:51】
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『パーフェクト ストーム』-猟師さん、ありがとうございます
The Perfect Storm

私のようにぬぼーっとデスクワークしている人間には、こういう仕事で生計を立ててる人たちって大変だなあと思います。肉体労働であることもそうですが、それ以上に、不安定ですよね。毎日、毎月、毎年、決まった収入があるわけじゃない。仕事をすればしただけお金が貰えるわけでもない。ぶっちゃけ、仕事中に死ぬかもしれない。現在、不況で不安だなあと思いますけど、こういう生活をしている人たちはいつも不安と隣り合わせなんでしょうね。

パーフェクト ストーム 特別版 [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2000
Director: Wolfgang Petersen
Writing Credits: Sebastian Junger, William D. Wittliff
Cast:
Billy Tyne: George Clooney
Bobby Shatford: Mark Wahlberg
Cristina Cotter: Diane Lane
Dale Murphy: John C. Reilly
David Sullivan: William Fichtner
Michael Bugsy Moran: John Hawkes
Alfred Pierre: Allen Payne
この話も、カジキマグロ漁が芳しくなく、お金のために無理して漁に出たときに超度級の嵐に見舞われ、大海に散ってしまうアンドレア・ゲイル号の船長・ビリー・タイン(ジョージ・クルーニー)を始めとする、乗組員6人のお話です。

嵐のシーンの特撮とかはすごいのですが、どんなにすごくてもずーっと大波との戦いなので、結構飽きます。ここが映画の見せ場なのはわかるのですが、延々と見せずにコンパクトにまとめて、その時間を乗組員のバックグランドの描写に使ったら良かったのになあ、と思いました。マーク・ウォールバーグ演じるボビーは、クリスティーナ(ダイアン・レイン)という彼女が出来たばかりなので、「危ないから行かないで」「でもお金が要るだろう」という葛藤がわかるし、マーフィー(ジョン・C・ライリー)は、離婚したばっかりらしく、息子に「新しいお父さんができたら・・・・」なんて言って息子が「他の話をしようよ」と言って泣いてしまうという、背景がわかるのですが、ジョージ・クルーニー演じるビリー船長や、その他の乗組員は、あんまりその辺が良くわからなかった。もしかしたらボビーとマーフィーの状況が結構みんなに当てはまる背景なので、あれ以上説明はいらない、という判断かもしれませんが。

しかし、あんな手作業で、大変な思いをして魚獲ってるなんて・・・。私たち消費者は、なんでも安く買えると喜ぶけど、捕獲する人の苦労をあのように目の当たりにすると、ちょっと申し訳なくなっちゃう。でも私たちの手に渡るときに高かろうが安かろうが、実際に身体を張って漁をしている人に入るお金にはなんら影響ないのだろうなあ。ディストリビューター、要するに配給するコーポレートが、買い叩けるだけ買い叩いて、自分たちには利益が出るように上乗せしてくるんだろうから。なんだか悲しいことです。

一つ唐突だな、と思ったのは、なんか民間の、レジャーでボート乗ってる家族が出てくるんだけど、あれはなんなの?娘の役が、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』で久々に観てちょっとガッカリしたカレン・アレンだったのですが、台風が来る、って言ってんのに、がんこなお父さんが絶対引き返さないと言って、家族の命を危険に晒す大ばか者。きっとあの設定は、それを救助する、多分、軍の救助隊の人?その人たちの苦労を描くために設定されたのだと思うのですが、余りにも本筋と絡まないため、余分な感じがする。この救助の人たちも大変だなあと思うのですが、内容は違っても基本大波との戦いなので、これをばっさり削って上映時間を短くした方が、却ってインパクト強かったのじゃないかなと思った。

映画では漁をしている人をヒーロー扱いしているんですけど、本人たちはどうなんだろう。主人公のビリー船長とボビーは、愛する人もいる、陸での安定した生活にも憧れる、でも魚を獲るのが好きだ、という設定になってるんですけど、このグロスターという街はマサチューセッツに実在する街で、漁業以外に仕事はなく、お金のためには映画にあるような危険な漁に出ていかなければならないこともしばしばあるらしい。もっと安定した職につければその方がいいんだろうか?それとも、こういう仕事をしている人たちが、私のようなデスクワークなんかしたら退屈で死にそうになるのかしら。

確かに、私がしている仕事よりも、達成感とか、生きている感はあるだろうな、と思いました。安定していれば幸せ、というわけでもないし、こういう生きる実感がある生活が本当に好きな人もいるんだろうなあ。いずれにしてもこれから魚を食べるときは、獲ってくれた漁師さんに感謝しなくちゃと思いました。いや、マジで。

key Word
映画 ジョージ・クルーニー マーク・ウォールバーグ ダイアン・レイン ジョン・C・ライリー ウィリアム・フィクトナー カレン・アレン
| コメント(10) | 【2008/12/01 07:55】
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『WALL・E/ウォーリー』-可愛いからなんでも許す!
WALL·E

可愛らしい。確かに子供向け、ストレートな映画ではありますが、けなげな働き者のウォーリーが可愛い。形も可愛いし、しぐさも可愛い。ペットのゴキちゃんまで可愛い。ウォーリーは基本、人間の言葉をしゃべらないので、セリフなしでこのまま行くのかな~という不安はありましたが、砂塵が襲ってきて慌てて家のドアを閉め、寝るとき自分でクレイドルして寝る、ちょっぴり孤独なウォーリーを見てたら、やっぱり愛おしい!

wall-e
dvd on amazon.com

なぜかロシア版のポスター可愛いのがいっぱいある!
Produced: 2008
Director: Andrew Stanton
Writing Credits: Andrew Stanton, Pete Docter
Cast:
BnL CEO Shelby Forthright: Fred Willard
Voice:
WALL E / M-O: Ben Burtt
EVE: Elissa Knight
Captain: Jeff Garlin
AUTO: MaclnTalk
John: John Ratzenberger
Mary: Kathy Najimy
Ship's Computer: Sigourney Weaver
大きな宇宙船でやってくるイブは、ウォーリーと違って新品、高性能。目がデジタルで、鼻も口もないのに、「しっかりしてる子なんだなあ」なんて性格描写が出来ているところが可笑しい。すぐバンバン撃ってきて怖いのに、その凛々しい姿に一目惚れしちゃったウォーリーが、イヴにちょろちょろとついて回るのがまた可愛い。

で、砂塵が来たときにイブを救い、自分の家に連れてきたウォーリーが、今までゴミ清掃をしながら見つけたいろんなおもちゃをイヴに見せるところが、「ああ、独りで寂しかったのね」と涙を誘う。で、つい最近見つけた、芽が出たばかりの植物を見せると、イヴはそれを体内に保管して、機能を停止してしまう。ウォーリーはイヴを心配し、一生懸命介抱し、停止しているのをいいことにデートして一緒に夕日を見たり、とにかく常に一緒にいる。ここがベタなんだけど、素直に「ああ~ロマンチックだなあ」と愛おしくなってしまう。

で、大きな宇宙船が戻ってくると、ウォーリーは直感的にイヴが連れて行かれるとわかって、取り戻そうとする。が、イヴを乗せた宇宙船は、ウォーリーを外壁にくっつけたまま発進してしまう。

大気圏を出ると、『2001年宇宙の旅』みたいにゆーっくり航海するので、外っかわにくっついたままのウォーリーもすっ飛ばされそうになったりせず、旅を楽しむことができる。ゴミだらけの地球から一歩も外に出ることがなかったウォーリーは、見るもの新しいものばかりで楽しそう。

で、この宇宙船はAxiomだっけ?とかいう巨大宇宙船に到着するのですが、ここからが未知の展開になっていきました。よーするに、なんでウォーリーがゴミ溜めのような地球に独りでいたかって言うと、Buy'n'Largeという大手コーポレーションが消費を促し過ぎて、大量のゴミが発生し、生き物が住めなくなったので、人間はAxiomに乗って地球を脱出した。そのあとに、ウォーリーと同型のゴミ処理ロボットを残していったんだけど、もう700年も経っちゃったのでみんな寿命がきて、未だ動いているのがウォーリーだけ、と言うわけで、たった独りで地球にいたらしい。

で、イヴは、地球に有機物が存在できるか否かを調べるために開発されたロボットらしく、だから植物を保管して機能停止してしまったらしい。

で、このAxiomに住んでる人間が怖いよ~!みんなもうすでに自分の足で立って歩かず、走る車椅子で移動している。移動中もずーっとTV電話でしゃべってて、だから自分の隣に誰がいるかも知らない。で、動かないからすっごい太っていて、ぶよぶよしている。これって洒落んならん!この太ってる人たち、私の友達のおとうさんの体型だもん!現実に居るんですよ~こういう人が!

で、ウォーリーがAxiomに来たことにより大騒動が起きて、そのためにカオスになるが、そのカオスを通して人間たちは人間らしさに目覚めていく、という、ベタなストーリーなのですな。

しかし、700年も宇宙船の中で何不自由なく暮らしてきた(なんでそんなことが可能なのかもまた疑問だが)人間が、荒廃しきった地球に帰ってきて畑耕して生きようたってなあ。ほとんど運動もしてない人たちが畑仕事なんかできるんだろうか?ぶっちゃけ植物の種はどこからとってくるんだろう?プロセス・フードしか食べたことない人たちが野菜なんか食べられるんだろうか?なーんてことをツッ込む気にはならないから、ご心配なく。可愛くてひたむきなイヴとウォーリーが可愛い(あとクリーンクリーンばっかりしてるお掃除マシーン・モーも可愛い)から、人間の今後は取り敢えずいっか、みたいな。

key Word
映画 WALL・E/ウォーリー アンドリュー・スタントン ベン・バート エリサ・ナイト シガーニー・ウィーヴァー
| コメント(8) | 【2008/12/01 02:19】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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