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Charlie Wilson's War
しかし、トム・ハンクスって、貫禄付きましたよね。『ビッグ』とか演ってた人が、遊び人の国会議員なんか演じられるようになってしまったんだからなあ。でも、トム・ハンクスだから、遊び人だけどなんだかおおらかで愛すべきキャラである、このチャーリー・ウィルソンって人の人柄が表現できたのかもね。これがアレック・ボールドウィンだったら、単なるスケベ親爺になってしまうよ。 そんなチャーリー・ウィルソンがほのかに好きらしい、テキサスで6番目に金持ってる女、ジョアンをジュリア・ロバーツが演ってます。会ったその日にやっちゃうチャーリーとジョアンなのだが、その後ものすげー豪奢なジョアンのバスルームで、ジョアンが化粧をしているんだけど、ジュリア・ロバーツ、お前、顔の部品が一つ一つデカいな!そんな派手な顔しているのに、そんなマスカラ塗るなよ。しかも、マスカラで固まったまつげをほどくのに安全ピンを使うのが怖い。 この人は、こんな金持ってんだから、そうとうなお嬢様で育ったと思われるんだけど、なんでこんな政治とか詳しいのだろう?よだれ垂らしてぼーっとしてたって、生活して行けるんどろうにさ。それともやっぱ金持ちだと、政治家がらみになってくるから、逆に自然にそういう環境に放り出されるんだろうか。 で、この2人に絡む、やさぐれCIA、ガストにフィリップ・シーモア・ホフマン。これはいつものフィリップ・シーモア・ホフマンでしたね。なぜかこの人はいつもはぐれ者なんだなあ。この役も、なんか重要なプロジェクトから降ろされて、怒ってボスのところに怒鳴り込み、ボスのオフィスのガラスかち割っちゃう役どころで、デブでダサくて変わり者な上に 「俺の父親が駄菓子屋経営してるからか?!」 と育ちも悪いらしい。(お父さんは、ソーダ・ポップのセールスマンとかって言ってたと思うんだけど、それって私のイメージでは駄菓子屋かなと。違うかもしれませんが)。実際、80年代のCIAでは、家柄や出身大学がいい人が幅を利かせていて、そうじゃないガストみたいな人が干されてしまうという時代があったんだって。だからガストがオフィス中の人が注目している中、ボスにファック連発しガラスかち割って大股に去っていくとき、タイピストの女の人がサムズアップしたんだね。 DVDの特典で出演者のインタヴューがあったんだけど、誰一人として、このソビエト・ユニオン崩壊のきっかけを作ったチャーリー・ウィルソンという人の存在を知らなかったんだそうだ。フィリップ・シーモア・ホフマンは、「自分はそういうの、結構興味を持って読んだりするけど・・・・全然知らなかった」と。ソビエトに侵攻されたアフガニスタンを支援することは映画の中でCovert Warと呼ばれていて、要するにUSが関わっていることは内緒になってる、USにとっては隠密(Covert)な作戦だったのだ。 お金を調達し、武器のスペシャリストに会って支援に最適な武器は何かを調べたり、テキパキと仕事をこなすチャーリー・ウィルソンは「さすが国会議員」と思ったのだが、持ち前の屈託のなさで、お互い憎み合っているエジプトとパキスタンとアフガニスタンとイスラエル(だっけ?)を協力関係に持ってってしまうところが一番「へえええ〜」と思ったね。こういうことが出来る人っていうのは、こういう一見なーんも考えてなさそうな、まあ裏表がない人なんだろうな。 で、当初5ミリオンだった支援金を1ビリオンまで引っ張り上げ、最新鋭の武器をアフガニスタンのレジスタンスに買ってあげて、その後ソビエトのヘリコプターが一機、また一機と落とされて行くところは不謹慎と知りつつ 「ハレルヤ〜」 って感じだったね。この映画はロシアでは公開されなかったらしい。ネットで映画を見たロシアの人が、 「これはロシア人が血も涙もない殺人鬼のように描かれている」 と怒ったらしいけど、そりゃアフガニスタンの人たちにとか、惨状を目の当たりにしたチャーリー・ウィルソンにしてみればそうだったんだろうなあ。そういう他人の目から見た自分たちが醜いと感じるのがイヤ、という気持ちはわかるのだけど、映画ってのは劇中のキャラの視点をを反映するものだから、しょうがないよね。「これは違う!」と思うのなら、自分たちも自分の視点や意見を、積極的に発表して行くしかないよね。 最後、ソビエトがアフガニスタンから撤退していくのをCNNで観ながらお祝いしているとき、ガストがチャーリーに言う中国の話。これ、他の映画でも聞いた気がするのだが、『How Harry Became a Tree』だったかな? 「中国のある村で馬を捕まえた男がいた(だったよな)。村人たちは『ラッキーね〜』と言ったが、男は『さあ、どうなるかな』と言った。 数日後、男の息子がこの馬から落ちて足の骨を折った。村人たちは『お気の毒に』と言った。男は『さあ、どうですかね』と言った。 数日後、戦争が始まり、村の若者は徴兵されて行ったが、男の息子は足が骨折してたために戦争に行かないで済んだ・・・・」 というような内容で、要するに、アフガニスタンの人たちを助けようとしたことが結局はオサマ・ビン・ラディンのようなテロリストを生み出すことに繋がった、ということを示唆しているのだな。 特典のDVDを観ると、チャーリー・ウィルソンて人は、このままではテロリストがアフガニスタンを牛耳るようになってしまう、と実際に予想して、映画にあるように色々がんばったけど、結果は現在のイラク戦争をみればわかるよね。私はこういうのめっさ弱いので、なんでUSが恨まれるようになったのかが今一ピンと来ないんだけど。 これを観て思ったのは、第二次世界大戦のあとアメリカが日本に入ってきて、日本人を洗脳した、と『ゴーマニズム宣言』で読んで「なんかムカつく!」とか思ってたけど、アフガニスタンみたいに放って置かれて、 「アメリカ憎し」 で育たなくて良かったのかな、と思った。ほいほい洗脳された日本人てバカ、とか思ったけど、人を憎んで生きるんだったら、ボケーっとバカやってた方がいいかなと。もし、チャーリーがアフガニスタンに学校を建てるお金を調達できたら、きっとその学校では 「アメリカは、私たちを救ってくれたいい国なんですよ。この学校も、アメリカが建ててくれたのよ」 と親米的なことを教えないわけないんだし、それこそさっきの中国の逸話じゃないけど、これでアフガニスタンが親米になっていたら、またそれはそれで違う問題を生み出して行ったかもしれないしね。こういうどうにでも転んでしまう可能性があって非常に難しいから、私って政治関係のことうっちゃってるんでしょうが。 でもま、あれですよね。予想が付かないからこそ、今最善と思われることを精一杯やって行くしかない、ってことね。 Related Link ■アタシなんかよりずっと的を得ている極楽三十路生活賛歌 Evolutionさんのレヴュー key Word 映画 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー マイク・ニコルズ トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス 見た映画の感想
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Author Profile
チュチュ姫 今、ビッグ3の経営不振のせいでデトロイトの経済はガタガタで、今年の初めに貯金はたいて家のローンを組み直さなければならない羽目になりました。一日でも早く貯金を取り返そうと、残業やりまくりーの、土曜日にアルバイト始めーの、その上ケチケチ生活をしています:シャワーはジムで浴びる。肉は買わない。洋服は買わない。ギターのレッスンは中止・・・。 と、こんな時に限ってPCの調子が悪くなり、とうとうBlue Screen of Deathが出ました。これは、PCがお亡くなりになるときに必ず出るウォーニング画面で、青地に白の文字で「Administratorに連絡してください」と出るのです。 しかしコンピューターと言うものは一気にがくっと死なないので、会社のITのおじさんにゴロニャンして見てもらったり、ハードディスクを変えてもらったりして、だましだまし使っていたのですが、なんたって無駄遣いをしたくないので、もし、このPCがご臨終したら、新しいのは買わず、インターネットも切っちまおう、1ヶ月40ドルの節約だ!1年で480ドルの貯金だ!いーじゃんか、会社で人のブログ読んでいれば、とマジで引退を決意していたのです。 ところが、PCが本当に死んでしまって、ブログが書けなくなったら、まーなんともつまらないこと。時間はあるので映画は観まくったのですが、そのことについて書きたくてしょうがない。出演者や、ストーリーの背景をネットで調べたり、書いてブログのフォーマットに載せて、DVDのリンクして、自分で読まないと気が済まないよー! 別にブログじゃなくても、ノートとかに書いて置けばいいじゃん、とも思ったのですが、キーを叩くのと、ペンで書くのって、もう別次元の話なんですね。ペンだと、思考の早さに手がついて行けなくて、どんどん考えてることが消えて行っちゃうし、戻ったり入れ替えたり消したり出したりが自在に出来ないので、全然広がって行かないんです。
自分がこんなにブログが好きなんて知りませんでした。当分止めそうもないので、みなさんも気長に付き合ってください。 コメントに色々禁止設定をしたら「コメできない」と言う人がいたので、禁止解除して、承認制にしました。トラック・バックに関しては承認制度を取っていたのですが、スパムがひどくて完全禁止にしました。関連記事をリンクさせたい方は、コメントと共に記事のURL貼ってもらって結構ですから。もしくはお気軽にprince55chu@hotmail.com へ連絡ください。 チュチュ姫トリビア ■10月5日、東京は錦糸町生まれ、てんびん座。千葉は浦安で育つ。7歳の誕生日に日記帳をもらったのをきっかけに書くことが好きになる。 ■95年にアメリカに渡り、ワシントン州シアトルに1年住んだあと、ミシガン州に移動し、2001年に大学卒業。現在は日系自動車会社で働いている。 ■血液型はB型。「B型以外には見えない」と良く言われる。B型の研究というサイトに載っている分析にピッタリ当てはまった性格ですので、ご興味のある方はどうぞ。 ■2年間、カンフーを習っていたことがある。そのときのあだ名は「アサシン」 ■「チュチュ姫」のHNは、"Princess Chu"と呼ばれるようになったことから思いついた。「チュー姫」だとマヌケなので「チュチュ」にした。最初はとにかくブログを始めたかったので、あまり深く考えずにつけたHNだが、最近好きになってきた。というのも、時々、うちの飼い犬が可愛らしいことをすると、「かわいいでチュ〜〜〜〜〜!!!!」と自分が叫んでいることを発見したため。姫の部分は、私の自己中な性格を反映していて、いいかもしれないと思い始めた。 ■ジムに通い始めて早一年半。今は週5日、会社に行く前に通っている。そうすれば、ジムでシャワーを浴びられるから節約になるという、セコい理由なのだが、月、水、金は45分の水泳、火、木はウェイト・トレーニングをやっている。だが体重が元に戻ってしまったのだ!なぜかと言うと、夜ジムに行っていたときは、夕飯食べる時間がなくて抜いていたんだけど、朝行くと、3食食べられるからなのだ。でもまあ、朝運動して、夜は家でてっちゃんとまったりするこの生活が気に入っているので、多少の体重はいいや、と思っているのだが。 ■最近ハマってる食べ物は野菜炒め。たまねぎ、きのこ、ピーマン、セロリ、などの安い野菜をオリーブ・オイルで炒めて、ポン酢で食べるだけなのだが、季節的に野菜がおいしくって、たまらん!ほんのちょっとベーコンを入れると、風味がいい。あと、ワークアウトの後の朝ごはんは必須アミノ酸をバランス良く摂取しなくちゃと言うことで、おにぎりと卵焼きを食べている。 ■犬を飼っている。チュチュ姫の親バカ振りを知りたいという酔狂な方はチュチュ姫親バカ日誌を参照のこと。 ■セキセイインコを飼っている。メスは「パーディ」オスは「バーディ」のつがいだったのだが、オスのバーディが5月23日にお亡くなりになった。残されたパーディが可哀想だから、また一羽連れて来ようかと思ったら、パーディは独身生活を楽しんでいるらしい・・・。 ■最近尊敬している人のリストに加わったのは小倉千加子。小林よしのり、マイケル・ムーアと並んで、バッシングされようが何しようが、言いたいことはオブラートに包んだりせずストレートに言える人は大好き。それにこの人たちは、こまっしゃくれた表現で煙に巻くようなことはせず、誰にでもわかるように伝えようとしているところに頭が下がる。 ■それから、貧乏でも、ヤク中でも、アル中でも、一生をミュージシャンとして終えた人は尊敬する。 ■最近注目している俳優は、ポール・ダノ。好きな俳優は、ケイト・ウィンズレット、ローラ・リニー、キリアン・マーフィー、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリスチャン・ベイルかな。 ■最近観て面白かった映画は、『クローバーフィールド/HAKAISHA』。これは本当に、拾いモンの映画だったな。あと、『Goya's Ghosts』。この二つは、全く期待していなかったのに、観始めたら止められないってくらい面白かった。最近レヴューしたやつは、90%好きだな。面白そうな映画ないとかさんざん文句言って置きながらなんなんですが。 ■音楽の方は、最近は、チョピン、ヴィヴァルディ、モーツアルト、などのクラッシックや、マイルス・ディビスとかコールトレインなどのクラッシック・ジャズを聴いている。なんか、そういう気分なのだ。あ、あと、『インドカレー屋のBGM(ライス抜き)』という、日本に帰ったとき友達が持ってたCDが最高!!75分みっちりのインド音楽、すっごいいいです! ■7月にモトリー・クルー、パパローチ、6AMなどが出るクルー・フェストに行ってきやす。モトリーだから観たいな、と思ったんだけど、今のモトリーって、それから他の出演バンドも、オルタナなんだよな・・・・と早くもチケット買ったこと後悔していますが。 チュチュ的ファンタジーを掻き立てるミュージシャンリスト(常時更新) ブルース・ディキンソン、ポール・ディアノ、スティーヴ・ハリス、ジェリー・ノーラン、ディーディー・ラモーン、ジョーイ・ラモーン、ニッキー・シックス、デイヴ・リー・ロス、ピート・バーンズ、スチュワート・コープランド、ジョン・ポール・ジョーンズ、ダフ・マッケィガン その他筆者の人間性が暴かれている記事はこちら [PREVIOUS PROFILES] ■2008年2月自己紹介アップデート ■2周年記念自己紹介アップデート ■2007年上半期自己紹介アップデート ■2007年年初の自己紹介 ■オリジナル自己紹介 [PRINCESS BULLSHITS] ■ジェイク・ジレンハールとの相性を占ってみる ■デトロイトのダウンタウンて、こうよ?! ■チュチュ姫、凹みの記録 ■氷の世界 ■チュチュの日曜大工日記:キッチン ■チュチュの寝室初公開! ■チュチュの日曜大工日記:リビングルーム ■チュチュ姫の脳内を探る ■姫のパーフェクトな一日 ■森林浴で癒されてくださーい ■姫2008年新年の誓い ■姫2007年のまとめ [THE TRIUMPHAL RETURN OF PRINCESS] ■チュチュ姫様2006年日本ご訪問の覚え書き ■2007年チュチュ姫日本凱旋記 [BATTON TO THE PRINCESS!] ■あなたを***に例えると?バトン ■酒バトン ■2006年〆バトン ■良く当たる心理テスト ■今の仕事やめることにしました! ■チュチュ的恋愛観 ■子供の頃に読んだ本を教えてください [PRINCESS IS LEAN AND MEAN] ■下半身改造計画と姫の野望 ■チュチュ姫ワークアウト・ダイジェスト ■姫の野望−その後 ■姫の野望シリーズその3 ■姫の野望シリーズその4 ■姫の野望シリーズその5 こんなことがありました
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Dick
英語タイトルの「Dick」というのは「リチャード」の愛称なのですが、同時に、「ちんぽ」という意味もあり、またそこから派生して「ちんぽ野郎」というけなし言葉にもなるのですが、どういうやつが「ちんぽ野郎」かというと、すっげーいやみったらしいやなヤツとか、偉そーなヤツとか、自己中なヤツとか、私も十分なれそうですが、女はDickではなくBitchになってしまうんですねえ。
この映画でも15歳のティーン・エイジャー、ベッツィー(キルスティン・ダンスト)とアーリーン(ミシェル・ウィリアムス)がホワイト・ハウスでリチャード・ニクソン大統領に会い 「Mr.President」 と言うとニクソンが 「Dickと呼んでいいよ」 というところは、笑いの定番なわけですな。 15歳かよ!と思って調べてみたら、このとき、キルスティンは17歳、ミシェルは19歳なんだけど、ミシェル・ウィリアムス、超ブス!しかもデブ!後ろから見ると、ブラが背中の肉に食い込んでいるし!この映画だけ観たら、この娘一生、サイドキックの役しか回ってこない娘としか思えない!で、あんだけブスだのなんだの言われているキルスティンの方が、スタイルも良くって超可愛い。やっぱキルスティンは、小さい頃の方が可愛い女の子だったのね。 で、ストーリーはですね、かの有名なウォーターゲート事件からこっち、ニクソンが辞任するまでの様々な出来事は、実はベッツィーとアーリーンのいたずらから派生したものだという、超ありがちおバカ・コメディなのです。 私はこの辺超疎いので、見終わった後「ウォーターゲート」でウィキってみたのですが、この事件のことを良く知っている人なら、笑えるのかもしれない。要するに、ウォーターゲートも、一連のニクソンの悪事も何もかも、はっきり100%わかってない謎の部分があって、そういうところにこの娘版ビーバス&バットヘッドを絡ませていくわけですな。 例えば、ニクソンの犬を散歩させてくれと頼まれた2人は、ホワイト・ハウスに訪ねていくとき、クッキーを焼いて持っていくんですけど、ウォールナッツにベッツィーのお兄さんが混ぜておいたマリファナも一緒に焼いちゃって、ニクソンがそれをすっごい気に入ってしまい、訪問する度に持って行く。あの頃ニクソンが常に偏執狂的だったのはそのせいだ、とか、後、ブレジネフ(っだったよな)とものすごいピリピリした会見をしているところにベッツィーとアーリーンがバカ丸出しでやってくるとニクソンがブレジネフに 「このクッキー最高なんだ、是非食べてみてくれ」 と、マリファナ入りクッキーを進めるとブレジネフがハイになっちゃって、ニクソンが、 「君たちは、アメリカ合衆国を、核の恐怖から救った」とか・・・・・まあ、だいたいこんなところで想像付こうってもんですが。 あと、この事件を追っていたワシントン・ポスト(だったっけ?)の新聞記者がウィル・フェレルとSNLなんかではおなじみのコメディアンなんだけど、この2人が特ダネを仕入れたのは「ディープ・スロート」というタレ込みやからで、ディープ・スロートの正体が実はこのティーン・エイジャーだった、とか。 まあそんな感じで進んで行くんですけど、ティーン・エイジャーのプリプリ・エロエロの女の子たちと、政治を絡めたこの映画の意図は、一体なんなのでしょう?!センズリばっかりしているガキ共に、もっと政治に興味を持ってもらいたい、という、純粋な動機なんでしょうか?それともミシェル・ウィリアムスに 「I love Dick!」(「ディックを愛しているの」と「ちんぽが大好き」とかけている) とか 「Dick frightens me!!」(「ディックって、怖いわ」と「ちんぽが怖い」・・・) とか、連発させたいがためだったんでしょうか?もちろん日本では発売されていません。
Key Words 映画 大統領に気をつけろ ミシェル・ウィリアムス キルスティン・ダンスト ウィル・フェレル 考えさせられた映画
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Chu's Favorite Movie Personage No.53: I can't ignore her anymore...
■1969年5月14日、オーストラリアはメルボルン生まれ。本名キャサリン・エリス・ブランシェット。 ■兄と妹と3人兄妹。父ロバートはテキサスの広告業者だったが、ケイトが10歳のときに心臓発作で亡くなった。 ■身長174CM。 ■18歳のとき、エジプトを旅していたら、カイロの安宿で知り合った人に映画のエキストラをやらないかと言われ、エジプトのボクサーにボコボコにされるアメリカのボクサーを応援する群衆のエキストラをやったが、怖くなって途中で抜け出した。 ■『ロード・オブ・ザ・リング』のガラドリエルで使った、エルフの尖った耳を、映画撮影終了後ブロンズ像にした。ケイトがこの役を演ったのは、尖った耳を着けたかったからだ、と言うのは有名な話。 ■目標をリストにして、達成したら消していくのが趣味(見習いたいモンです) ■Tim-Tamと呼ばれる商品のコマーシャルに出ていた「Tim-Tam Girls」のオリジナルキャストだった。 ■『Mr.&Mrs.スミス』のMrs.スミス役に名が挙がっていた(良かった!演らないでくれて!) ■夫アンドリュー・アプトンとの間に3人の子供がいる。 ■(髪の色は何色かと訊かれて)「ま、それは世界で一番のミステリーだわ。なんだか曖昧なブロンドだと思うんだけど・・・・正直言ってわからない!」 ■(『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影に関して:「私はブルー・スクリーンとかprostheticsとか全くやったことなかったの(チュチュ注:CG合成のために使う、青いバックドロップのことと思われる)。だから『ロード・・・・』の撮影は、TVゲームに入っていくような感じだった。完全に未知の世界だったわね。でも演ったわよ、あの尖った耳のために。だって私の頭の形にあうと思ったんだもん。」 ■(ハリウッド女優がボートックスせざるを得ない状況について)「年増だけじゃないわよ、18歳でも皺予防の注入しなくちゃならないプレッシャーを抱えているのよ。出産した女性の顔とか身体にある皺というのは、彼女たちの経験を歌う歌詞のようなものなのに、なぜそれを消したいと思うのかしら?!自分で自分を殺して、後に残るのは針穴みたいな小さな小さな恐怖・・・・そういうのを見ていると、顔に表情がなくなるほどボートックスしても死ぬことが楽になるわけじゃないし、自分の人生を生きればいいや、とか思っちゃう」 ■「大きなスクリーンで自分の姿を見るとき、両手で顔を覆っちゃうわよ。なんであんなことしたのかしら!って思う。毎回毎回、映画を撮り終わるたびに後悔するわ。だから舞台っていいのよ!また次の日やな思いをしたとしても、その日は舞台から降りられるじゃん。果てしなく落ち込んでるんだけど、だからこそもう一本、もう一本、と映画に出続けるんだと思うわ。ダメージを回復しようというんじゃなくて、できれば毎回成長するって意味で・・・じゃなかったら、やり続ける意味なんかないよね?」 ■「そりゃ人間だから有名になりたいとも思うし、パフォーマーだったらオーディエンスが欲しいわよ。でもそれと名声を得るためにへつらう、っていうのはかなり違うと思う」 ■チュチュノート■ もういいかげんこの人のことは書かないと、って感じになってきちゃったんで、取り上げました。これからも活躍が楽しみですね。
■A Bees in Honey Drown (2009) (announced) (rumored) ■North of Cheyenne (2009) (announced) (rumored) ■The Dangerous Husband (2009) (announced) (rumored) ■The Fantastic Mr. Fox (2009) (filming) (voice) .... Mrs. Fox ■The Curious Case of Benjamin Button (2008) (post-production) .... Daisy ■お笑いで食って行けます『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008) .... Irina Spalko ■Elizabeth: The Golden Age (2007) .... Queen Elizabeth I ■結構似てる『アイム・ノット・ゼア』(2007) .... Jude Quinn ■目だけでわかっちゃう『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007) (uncredited) .... Jeanine ■ちょっと笑っちゃった『あるスキャンダルの覚え書き』(2006) .... Sheba Hart ■ドイツ訛りが上手い『さらば、ベルリン』(2006) .... Lena Brandt ■いけすかない役ですが『バベル』 ■Stories of Lost Souls (2006) .... Julie-Anne (segment Bangers) ■Little Fish (2005) .... Tracy ■The Aviator (2004) .... Katharine Hepburn ■The Life Aquatic with Steve Zissou (2004) .... Jane Winslett-Richardson ■The Lord of the Rings: The Return of the King (2003) .... Galadriel ■The Missing (2003/I) .... Magdalena Gilkeson ■記憶にない『コーヒー&シガレッツ』(2003) .... Cate/Shelly (segment "Cousins") ■無鉄砲な女記者『ヴェロニカ・ゲリン』 (2003) .... Veronica Guerin ■The Lord of the Rings: The Two Towers (2002) .... Galadriel ■Heaven (2002) .... Philippa ■The Shipping News (2001) .... Petal ■Charlotte Gray (2001) .... Charlotte Gray ■The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring (2001) .... Galadriel ■Bandits (2001) .... Kate Wheeler ■The Gift (2000) .... Annabelle 'Annie' Wilson ■The Man Who Cried (2000) .... Lola ■マット・デーモンがキョーレツ過ぎて忘れてました『リプリー』 ■Pushing Tin (1999) .... Connie Falzone ■An Ideal Husband (1999) .... Lady Gertrude Chiltern ■Bangers (1999) .... Julie-Anne ■Elizabeth (1998) .... Elizabeth I ■Oscar and Lucinda (1997) .... Lucinda Leplastrier ■Thank God He Met Lizzie (1997) .... Lizzie ■Paradise Road (1997) .... Susan Macarthy ■Parklands (1996) .... Rosie ■"Bordertown" (1995) (mini) TV mini-series .... Bianca ■"G.P." .... Janie Morris (1 episode, 1994) - Natural Selection (1994) TV episode .... Janie Morris ■Police Rescue (1994) .... Vivian ■"Heartland" (1994) TV mini-series .... Elizabeth Ashton ■"Police Rescue" .... Mrs. Haines (1 episode, 1993) - The Loaded Boy (1993) TV episode .... Mrs. Haines Key Word 映画 俳優 女優 ケイト・ブランシェット 俳優・女優
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Knocked Up
「Knocked up」というのは「妊娠させられちゃった」という意味なんだそうです。いやー、英語は奥深い。そのスラングそのままタイトルにしちゃったこの映画、製作が2007年なので当然『ジュノ』と比べられちゃうのですが、お察しのとおり私はこっちの方が好きです。
翌朝、自分のベッドにベンが寝ているのを見てサイコーに後悔するアリソンなのですが(ああ〜わかるなこの気持ち)、一応一緒に朝飯なんか食べに行くと、ベンはええ年して無職。4、5人の男友達とむさくるしい共同生活をしていて、そいつらと映画に関するウエッブ・サイトを運営し、本気でそれで生計立てようとしているという、とんでもない男なのでした。 で、二度とコイツと会いたくないと思うのだが、妊娠してしまったことを発見・・・・・仕方なくベンに連絡を取る・・・・・ このアリソンのやってることっていうのが全て私には理解できてしまう!酔っ払って超イケテない男と寝てしまう・・・・。コンドームを使わなきゃ、と思っているのに、快楽に流されてついなしでやってしまう・・・・・・。白昼夢で「こんな男と寝たのかアタシは!」と突然脳裏に浮かんできて、周りに人がいるにもかかわらず一人で「ちっくそっ」とか言ってしまう・・・・・。わかる!わかるぜ!アリソン!! で、妊娠が発覚した後、パニくって泣いて、でも自分で自分を奮い立たせてベンに電話し、「あなたの子なんだから協力してもらうわよ」と言いながら、ベンにプロポーズされると断ってしまったり、町で友達に会うと、大きいおなかの自分と冴えないベンが恥ずかしいとか、子供が欲しいと思わないのに妊娠するっていうのは、女の人にとってそれこそ世界の終焉なのよ。でも何が正しいかと考えてみると、生んだ方がいいなと決断して、そうなったらそうなったで今度は赤ちゃんの服とか買うのが結構楽しいという、この矛盾! こういう複雑な思考回路が『ジュノ』ではあんまり見られなかったんだよな。まあ、25歳くらいになると自分の仕事を持っていたり色々あって、16歳の人生の方が物事が単純なのかもしれないけどね。 あと面白いのは、ベンが一緒に住んでるむさくるしい男友達。みんな可笑しいんだけど、中の一人が『スーパーバッド』のジョナ・ヒル。この人は今売れっ子だよねえ。私でさえすでにこの人の出てる映画4、5本観てるもん。とにかく、こいつらみんな映画ヲタで、作ろうとしているウエッブ・サイトが、「普通の映画に出てくるエロシーン」に関するサイトなのだな。例えば、女優の名前で検索すると、その女優がどの映画で何分間乳を出しているかがわかる、とか。だもんで、会話の端はしに映画ネタが出てくるので、そういうところでも楽しめる。 それから、アリソンがレポーターをやってる『E!』というのは実在の芸能番組で、アカデミー賞のときなんか取材に来ちゃったりしているのだけど、この映画でもアリソンが2006年のアカデミー賞のレッドカーペットでセレブたちに 「E!最高!」 とか言わせようとマイクを向けるシーンが実際にあって(待てよ、特典映像だったかも)、その中には、スティーブ・カレルとか、あと、なんだっけ、あの鼻の曲がってるいい男、ウィルソン?自殺未遂したヤツ。あいつとか、あとこれは特典映像で、エヴァ・メンデスとか『デスパレート・ワイブス』の女優とかが『E!』に出演して、アリソンとビッチ合戦を繰り返す、という場面もあった。映画の中で、映画ファンであるベンたちが有名役者たちをこき下ろすシーンとかたくさんあるのに、こうやってカメオ出演しちゃう人たちは、洒落心があるつーかなんつーか。 これだけでも十分楽しめるのですが、さらにアリソンのお姉さんデビーとその夫ピート(ポール・ラッド)の結婚生活が冷え切っていて、ピートがベンと仲良くなって色々、結婚生活に対する洞察を話し始めるあたりなんかもなかなか深くて(もちろんギャグ連発なのですが)結構いい映画です。 これ、日本で出てないでしょ?!信じられない!こんなユニバーサルなストーリーで、しかもアメリカでは結構有名で、良く出来た映画なのに。IMDbによると、スティーブン・スピルバーグがわざわざ「いい映画ですね」と言う為に監督のジャド・アパトーに電話してきたってくらいなんだから。 PS:百さんのコメによると、今年公開されるそうです。おかしいなあ、最近、検索しても出てこないんだよ。検索の方法を変えないといけませんかね。まーそんな一生懸命検索してるわけでもないんだけどさ〜 Related Article ■ジャド・アパトーのもう一つの当たり映画『40歳の童貞』 key Word 映画 ジャド・アパトー キャサリン・ヘイグル セス・ローゲン レスリー・マン ポール・ラッド ジョナ・ヒル 気になる映画
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Total Eclipse
『Total Eclipse』という原題では、「なにやら知らんが、すごい映画らしい」とずーっと知っていたのですが、『太陽と月に背いて』という邦題があるのは全然知りませんでした。Total Eclipseって、日食・月食って意味でしょ?完全に重なる、と言いたかったんじゃないのかしら。(やらしー)
しかも同性愛ときたもんじゃ、これは日本の女の子はちょっとハマってしまいますよねえ。この映画がかつてあったにもかかわらず、なんでみんなあんなに『ブロークバック・マウンテン』に大騒ぎしたのだろう?この映画のポール・ヴァレリーも結婚しているのにアルチュールと浮気しているし、ぶっちゃけ暴力夫じゃないか。あ!そうか、これはフランスのお話だから。アメリカ人にしてみれば、フランス人がこのくらいイっちゃっているのは当然の話なんだけど、アメリカの男らしさの象徴とも言えるカウボーイがホモやってはいけない、という「大騒ぎ」だったのだな。 これは2人とも詩人、つまりアーティストだから許されると思うのですが、すごいですねー、デカダンスですねー。もー観ててあきれ返っちゃいました。でも、正直なところ、私はこの気持ちわかるのよ。ゲージツというものは自分を掘り下げることであり、自由でいたい、何者にも縛られたくない、しかし相手は自分を見てくれなくっちゃいやだ、という相反する感情が、アルチュールとポールを泥沼の「恋愛駆け引き」にいざなう。。アルチュールは若いし、自由だし、怖いもん知らずなのだけど、それがポールの愛や金銭的援助なしには存在できないところが辛い。ポールの方は、アルチュールとの刺激的な生活に惹かれる反面、退屈だがすごい巨乳の奥さんのことも捨てがたい。要するにミッドライフ・クライシスなわけですな、この男は。 で、この2人が愛し合い、裏切り合い、傷つけ合うわけだ。これは恋愛ですよ。恋愛ってのはこのくらい激しく、情けなく、暴力的なもんだと思うわ。だから結婚した後の「愛」っていうのはすでに恋愛ではなく、そうでないところにそうでないものを求めるのでみんな上手く行かなくなって離婚しちゃうのではないかしら。恋愛に「安定」なんてものはないのよ。 とまあ私の恋愛論はどーでもいいのですが、なかなかロマンチックな映画です。ポールと別れたあと、アフリカでちょび髭生やして大人の演出をしているレオ君に笑いましたが。 PS:映画のレオくんがあんなに綺麗なのに、それを反映したポスターがネット上に一枚もないつーのはどーいうことなんだ。 key Word 映画 太陽と月に背いて レオナルド・ディカプリオ デヴィッド・シューリス DVDレビュー
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Accepted
私はアメリカの大学に入るときは、最初2年制の大学でESL(外国人が英語を学ぶクラス)を取り、そこで「あなたの英語は一般のクラスを取っても大丈夫ですよ」というお墨付きをいただいた後から数学だの歴史だのを取り始め、その単位をそのまま移行させてくれる4年制カレッジに移ったので、普通そういうもんかと思っていたら、違うんですねえ。
で、どこにもAcceptされなかったバートルビー(ジャスティン・ロング)は、両親にとやかく言われるのがいやで、架空の大学を作り、そこにAcceptされたという偽の手紙を作り、お父さんがネットでこの大学を検索しても大丈夫なように友達のシャーマン(ジョナ・ヒル)にこの偽大学のウェッブ・サイトを作らせる。で、他の、大学に入れなかったヤツも集めて、親から入学資金として1万ドルずつ騙し取り、元精神病院だったビルを借りて大学らしく治し、そこで勉強しているように見せかけてみんなでTVゲームとかして遊んでいたら、ウェッブ・サイトに入学願書を出してAcceptedされた子供たちがどんどんやって来る。 で、みんな入学金を持ってくるものですから、お金はあるので、生徒に何を学びたいか聞いて、そのクラスを自分で作らせて、それの費用を出す。例えば、料理をやりたい人のために冷蔵庫とかそういう機能をそろえてあげるってことね。 まあこの映画は『ドッジ・ボール』や『ウェイティング』で結構面白かったジャスティン・ロングがお目当てで観たかっただけなんで、バカバカしそうだからなんだかんだ先送りになってたんですけど、『スーパーバッド』のジョナ・ヒルが出てたりして、へーと思いました。ジャスティンは童顔で、『ドッジ・ボール』のときの高校生役はちょーハマりだったんだけど、この映画ではちょーっちトウが立ってるな、って感じしましたね。にわかに高校生とは思えない。大学生だったらあり?まーキャラ設定自体その狭間なので、ビミョーではありますが。この次の年に出ている『ダイハード4.0』では結構かっこ良く大人っぽくなっちゃってるんで、ここが高校生役ギリギリの線かなと。 内容の方は、この手のコメディの王道を行ってますが、悪い映画じゃなかったよ。偽の大学の名前がSouth Harmon Institute of Technology、略してSHITとか、ベタではありますが、まあまあ面白いし、微量ながらも現代の全く想像性のない大学教育というものを批判しているし。日本では未公開、DVDも出てるのかわかりませんが。 key Word 映画 トラブル・カレッジ 大学をつくろう ジャスティン・ロング ジョナ・ヒル 映画
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Goya's Ghosts
『ノーカントリー』でキョーレツだったハビエル・バルデムを他の映画で観てみたい!というだけの理由で宅配レンタルのリストに入れといたので、送られて来た時、「気分じゃねーなー」と思いながらも、メシ食いながら一応点けとくか、くらいの気持ちで観てたんですけど、すっごい面白かったです。
ストーリーはですね、えーっと、バルデムが堕落した神父、ロレンツォで、ゴヤという当時、王様もお妃様も肖像画を頼んでいた画家に自分の肖像画を描かせていたのですが、このゴヤが、教会批判みたいな悪魔的な絵を書くので、教会で問題になり、「なぜこんなやつに肖像画を描かせているのだ」と詰め寄られたロレンツォは、 「王様もお妃も使っている画家だからですよ。そんなことより、こういう悪しきものがはびこるのは、教会が手ぬるいからです。昔の方法を復活させるべきです」 とか言っちゃうわけなんですね。つまり、舞台はスペインで、昔の方法とは、魔女狩りを復活させようということなんですな。自分が色々責められるのがいやだから、話の矛先を変えるために、魔女狩り復活させちゃうとんでもない神父なんですよ、ロレンツォは。 で、ロレンツォ神父は自ら、「異教徒の見分け方」講座を開き、民衆の間にスパイとして送り込まれる牧師たちを教育する。 「排尿するときに性器を隠す男は、割礼しているのです!異教徒です!こういうやつを捕まえるのです!」 と真顔で説教しているバルデムがめちゃ可笑しい。 ナタリー・ポートマンは、蝶よ花よと育てられた、裕福な商人の娘・イネスで、ゴヤが彼女をモデルにある教会の天使を描いたくらいの美少女。イネスは、友達とレストランで食事をしているとき豚肉を食べなかったことで異教(ユダヤ教)とみなされ、Holy Office (教会)から呼び出し状を貰う。もう魔女狩りなんて行われてないと思っているイネスのお父さんは、イネスをHoly Officeまで送って行くが、何日も帰って来ないので心配になり、ゴヤにロレンツォ神父と会わせてくれという。 で、イネスのお父さんはゴヤとロレンツォ神父を豪勢な夕食に招待し、娘の状況を確かめようとするが、ロレンツォ神父にイネスは「The Question」の末に異教徒であることを白状したと伝えられ、愕然とする。「The Question」イコール「拷問」らしく、「The Questionされたら本当のことでなくても言ってしまう」というイネスの父親にロレンツォ神父は、 「いや、神を本当に信じていれば白状なんかしない」 とえらそーに言うと、お父さんは「私はサルです、オラウータンです」とかいう、要するに自分を卑下するような文章を書き、「これにサインしなければ、拷問する」と、ロレンツォの信仰心に挑戦する・・・・・で、まさかまさかと思っていると、イネスの父親は3人の息子と結託してロレンツォをその場で押さえつけ、後ろでに縛った腕をシャンデリアに縛ってつるし上げる・・・・・これが奇しくも前のシーンでイネスが実際にされる拷問と一緒で、イネス役のナタリー・ポートマンがぎゃーぎゃー叫んでいるのを見た後なので、一体ロレンツォ神父どーすんのかなーと思っていたら・・・・・ ほんの5分かそこらでギブアップし、すすり泣きしながらもさっさと署名する。この情けないバルデムが名演技!!! で、痛い腕をさすりさすりしながらHoky Officeの偉い人に、イネスを釈放するように頼むのだが、あっさり断られ、獄中のイネスに会いに行くと、裸にひん剥かれたイネスが「神父様、神父様」と助けを求めてくる。するとこのロレンツォ神父、イネスのケツをつるん、と撫ぜて、やっちゃうんですね。なんと堕落した神父なのでしょう。 すんません、あんまり面白い話なので説明が長くなりましたが、なんでこの映画のナタポがすごいかっていうと、このイネスは結局15年間も獄中に閉じ込められ、ナポレオンがスペインに侵攻してきて、宗教裁判で監獄に入れられてた人たちを解放したときにはもう、ボロボロになって、頭も狂って出てくるんですけど、これがすげーんだ。ナタポって、こんな気持ち悪いブスにもなれるんだ、という。この役を演じためにかなり体重落としたと思われるのだが、げっそりやつれて、口は曲がってるし、肌は汚いし、本当に見る影もないほどひどいんですよ。 これが、冒頭、ゴヤのモデルをしているときは、本当にぷっくりして、すっごい可愛い。これがこれになれちゃうの?!というこの対比がすごい。これだけでもすごいのに、実はイネスは獄中でロレンツォの娘を産んでいるのだが、この娘は今は娼婦として暮らしている。この娘、アリスもナタポが演じているのだが、ものすごいすれっからしの、お品もなにもあったもんじゃない売女で、これも冒頭の無垢なお嬢様との対比がすっごい。要するに「一粒で3度おいしい」を見事に演じちゃってるわけですよ! で、バルデムのキャラであるロレンツォも面白いキャラで、先ほどの「サルうんぬん」に署名したことがバレて(だったか)、逃亡してしまうのですが、ナポレオンの騎士の一人としてスペインに戻ってくる。優秀だが世俗的な騎士にすっかり様変わりしていて、なーんか調子いいヤツだなーってのを好演している。自分で魔女狩りを復活させたくせに、いまや捕らわれの身になったHoly Officeの長を「こんなヤツは死刑だ!」なんてのうのうとみんなの前で言って、拍手喝采されていい気になっていたりとか。 そんですごいのは、この頭の狂ったイネスは、ロレンツォのことを愛しているのだな。イネスにとってみれば、獄中(といっても本当に汚い洞窟みたいなひどいところ)に閉じ込められて不安なときに一緒に祈ってくれて、エッチしたのだって愛されているからだと思ったのかもしんないし、ロレンツォの子供まで生んだんだしさ。いやー、でも観てて悲惨よ。 題名の『Goya's Ghosts』のゴヤって、もしかして高島屋とかで良くやってた「ゴヤ展」とかのゴヤ?こんな絵描きさんだったんだ。この人が捕まって拷問されるんじゃないかとハラハラしていたが、最後まで傍観者的な立場の人だったなあ。最初、あー、こういう映画いや!拷問のシーンなんて見たくない、と思ったけど、イネスが吊るされる以外にはしつこくショック効果を狙ったような残虐なシーンはなく、ストーリーが面白くてすっごいいい映画でした。日本でも発売されるといいね! key Word 映画 ハビエル・バルデム ナタリー・ポートマン 拾いモンの映画
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The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford
ちょおおおお退屈な映画で、10分くらい観てるとすぐ寝てしまう、というのを繰り返して、何日もかけてやっと見終わった。映画好きの友達がすっごいイチオシだった割りにはつまんねー映画だなと思っていたら、どーやらこのジェシー・ジェームスという人物は、アメリカでは伝説の人らしく、友達は小さい時から知っているけど、どんな人だったのかイマイチわからなかったこの人のことを知ることができて、面白かったと。
でもともかく、カルチャー的に知らないのもあるし、あと、英語が南部の古い英語で聞いてるだけだとイマイチぴんと来ないし、字幕で出して読んでもそれほどアピールして来ない、というのも私的には面白くない原因かなと思いました。 それから、ブラッド・ピットがこういう役演るのも、好きじゃないんだよなーあたし。『トロイ』とかこれとか、ブラピって結構ヒーロー演るの好きだよねー。なんかこう、ニヒルな、強い、冷酷な、かっこいい男。まー男に生まれたらそういう役演りたい!っていう気持ちは汲んであげますが、 似合わんのだよ!!! やっぱどーしてもブラピは、『12モンキーズ』のバカとか、『カリフォルニア』の異常人格者とか、『セブン』のズレた刑事とか、なんかちょっとあさっての方にイってしまってる役がいいなあと思ってしまう。ジェシー・ジェームスというキャラは、強盗で、たくさんの人を殺し、たくさんのお金や物を盗み、またそれを悪いともなんとも思ってない人だったんだって。あ、あとミズーリ出身なので、ブラピと同郷だから、そういう思い入れもあるのかもね。で、後年は首に賞金かけられて逃亡暮らしをし、映画の中でもジェシーが昔の仲間にさえ首を狙われているんじゃないかと神経症っぽくなっているところも描かれているんだけど・・・・・なんか、ブラピが演ると、オーバーアクトというか、かっこつけ過ぎというか・・・・そう感じるのって、私だけかしら?『トロイ』でも書いたけど、ブラピはプランBという製作会社も持ってるし、自分も製作にかかわって、思い通りに映画が作れるわけじゃん?だから「俺のなりたい俺」色が出過ぎなのかもね。 しかも長いんだよねーこの映画。2時間40分だっけか?元は4時間くらいあって、ヴェネチア映画祭かなんかでは4時間バージョンを上映したらしいけど、大絶賛だったんだって。みんな良く寝なかったなあ。でも逆に、もっと背景が詳しく描かれていた方が興味を惹かれたかもな。なんかさっと一回観ただけでは意味不明だったもん。 ま、でも、こういうブラピ好き!って人も多いかと思うので、そういう人にはすっごいアピールする映画なのかもしれません。 key Word 映画 ブラッド・ピット ケイシー・アフレック ジェレミー・レナー ポール・シュナイダー アメリカ映画
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I'm Not There
6人の役者が一人のミュージシャンを演じるってのはどんなもんなのかと思ったけど、とってもブリリアントなアイデアでしたね。確かにミュージシャンってのは、アルバムごとに違う顔があったり、時代時代でスタイルが変わっていったりするので、今までのミュージシャン伝記物、例えば『ドアーズ』とかだと、一人の役者さんが若い時から40代くらいまで演じちゃうわけなんですが、それを違う役者に演らせた、というのはブリリアントなアイデアでした。
このトッド・へインズって人は相当ディラン・ヲタだったんだろうなあ、こういう映画が撮れちゃうってのは。コメンタリーによれば、ベン・ウィショー演じるアーサーは19歳から21歳くらいのボブ・ディランをモデルにしてあり、どっかで見たディランのインタヴューの模様をベースにセリフ等をつくったらしい。ケイト・ブランシェットの演じたジュード・クィンは、25歳くらいのディランがモデルで、その頃すっごい痩せて華奢だっったディランを、絶対女に演じさせようと思ってたんだって。ヒース・レッジャーのロビー・クラークは、ディランが書いたラブ・ソングを基にお話を作って、ディランのプライベート・ライフを描いたものらしい。クリスチャン・ベイルのジャック・ロリンズは、プロテスト・ソングばっかり書いてた頃のディランがモデルで、後にクリスチャンに改宗したあとの姿にはちょっと笑ってしまいました。 で、リチャード・ギアとマーカス・カール・フランクリンが演じるディランは、ディランの空想の中のディラン、っていうのがまた、クリエイティブでもあり、「ファンだな〜」と関心させられますね。ギア演じるビリー・ザ・キッドは、ディランが憧れてたキャラで、マーカスのウディは、ディランがニューヨークに出てきたばかりの時、自分は孤児で、旅をしながら音楽を演奏してきたんだ、と嘘ついてた話を基に作ったキャラらしい。いいな〜、自分の好きなアーティストの歌を聴いたりインタヴューを読んだりして、どんどん想像を膨らまして、こんな風に映画にできちゃうなんて。 6人の役者が演じている、というのは、製作者自身が6つの違う人格をディランの中に見ていたということでしょうが、一般のファンでも、ハード・コアな追従者でも、大概アーティストというものに自分の共感できるところを見出して好きになり、それが変化していくのを好まないよね。私も、『Dr.フィール・グッド』までのモトリーは好きだけど、その後は嫌い、とか。 『アイム・ノット・ゼア』の中でも、フォークからロックに変わったときにファンが離れて行ったりとか、身近な人が「お前、変わったな」というシーンが印象的なのですが、本当のアーティストというものは常に変化して行くものなのだな、と思った。一個のスタイルを貫くとか、「これしかできませんから」系のアーティストも、それはそれで尊敬できるものですが、売れたからその路線で行くとか、いくつになっても同じことしかできないとかじゃなくて、他人に受けるとか受けないとか、批判されるとかバカにされるとか、そういう怖さを超越しちゃってる人、その時、その瞬間の自分を正直に、赤裸々にぶつけられるアーティストというのはすげえな、と思うし、製作者のトッド・へインズにとっては、ディランはまさにそういうアーティストだったんだと思う。 key Word 映画 アイム・ノット・ゼア トッド・へインズ クリスチャン・ベイル ケイト・ブランシェット マーカス・カール・フランクリン リチャード・ギア ヒース・レジャー ベン・ウィショー ジュリアン・ムーア |
















