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『スーパーバッド 童貞ウォーズ』-邦題ほどヒドイ映画じゃありません
Superbad

アメリカのコメディで何万回も取り上げられてきた、「思春期の負け組みの男の子たちがなんとかセックスしようとする」というテーマですが、邦題から示唆されるほど酷い内容ではありません。監督・脚本のセス・ローゲンは『40歳の童貞』とか『俺達ニュース・キャスター』とかに出てた役者さんなんですけど、この人がこの使い古されたテーマにちょっぴり輝きを与えています。デブで冴えない主人公に自分の名前をつけたのは、この人が高校の時の経験に基づいているのかもしれない。

superbad
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Directed by: Greg Mottola
Writing Credits: Seth Rogen, Evan Goldberg
Cast:
Seth: Jonah Hill
Evan: Michael Cera
Fogell: Christopher Mintz-Plasse
Officer Slater: Bill Hader
Officer Michaels: Seth Rogen
主人公のセス(ジョナ・ヒル)にはエヴァン(マイケル・セラ)という幼馴染の親友がいて、この二人が学校へ行く前にコンビニに寄ってレッド・ブルとかポップを買いながら女の子の話をしているんですけど、その内容が、自分たちはどちらかと言うと負け組み、というのがわかっているので、女の子もどちらかと言うと負け組みの女の子を選んで好きになるんだけど、女の子の方は16~18才の間って、ものすごく色っぽくなっちゃうじゃない?セスが好きなジュールズも、

「夏休みが終わったら途端にきれいになっちゃって」

勝ち組の男の子たちがまとわり出し、突然手が届かない存在になってしまった・・・・

へえ~、男の子たちって、そんな風に感じていたのか、なんて思わされる洞察とかあって、そういうのが面白いのよ。

なんか見ているとジュールズは今でもセスが好きなんだと思うんだけど、セスの方が「あんなキレイになったジュールズが自分のこと好きなわけない」と勝手に退いちゃっているみたい。

エヴァンはベッカという女の子が好きで、フォージェルは、なんていう女の子だったかな、とにかく、どの女の子も女優っぽくなくていい!みんな若いからいい身体してんだけど、ちょっとへちゃむくれな顔で、すっごいリアル。高校の時人気あった女の子とか、あとで考えてみると結構へちゃむくれじゃない?

で、このフォージェルって子が、フェイクIDを手に入れるのだが、これが可笑しくて、フェイクの名前がマクラヴィン(McLovin)って、ぶわははははは!!これをみんな笑いものにして「マクラヴィン、マクラヴィン」と呼ぶので、はっきり言って本当の名前がフォージェルだったかなんだったか自信ない!

で、ジュールズのパーティに招待されたセスは、フォージェルがフェイクIDを手に入れたことを知っていたので、ジュールズに「お酒を調達してあげられるよ」とデカイことを言ってしまう。エヴァンも、ベッカに「パーティにきなよ。ボクが君にお酒を買ってきてあげるから」なんて言っちゃうわけなんだが・・・・。

原題の『Superbad』、私の予想では、「最悪の事態」と、「最高にかっこいいやつら」というダブル・ミーニングじゃないかと思う。セス、エヴァン、マクラヴィン(フォージェル)がフェイクIDを使ってお酒を買おうとするのだが、もちろん上手く行くわけがなく、怪しい人達のパーティに連れて行かれちゃったり、警察に捕まったり、もー散々。

この警察官を監督のセス・ローゲンが演じていて、めっさ可笑しい。相棒を演じるのはビル・へダー。この人見た事ないけど、へダーって、『バス男』の人と兄弟じゃないよね?まあ、似てはいなかったけど・・・・

とにかくこの警官コンビがどーしょうもない2人で笑う。ヴァン・ヘイレンの『パナマ』を大音響でかけて、無人の駐車場でスピンとかしちゃうしさ。

でまあ、すったもんだの末パーティについて、エヴァンは、ベッカの方がヤル気満々で、いきなりベッド・ルームに連れて行かれちゃうんだけど、この酔っ払ったベッカのバカさ加減がまた最高!エヴァンはセスと違って、セックスできりゃあいいというんじゃなく、結構真剣にベッカを好き(というか、そういう性格の男の子なのね)だったので、

「ああ~ん、こんなに濡れてるのおおお~アタシ!」

なんておお酔っ払いして迫ってくるベッカに戸惑っているところが爆笑!ベッカもベロベロに酔っ払ってふらふらしながらセクシーに振舞おうとするからすっげえ可笑しい。

で、最後、パーティの次の日、モールでばったり会ったセス・エヴァンとジュールズ・ベッカは、お互いカップル同士で行動することにする。ジュールズとセスが「じゃあね」とエレベーターを降りていくとき、セスがエレベーターの上にいるエヴァンを見つめ、ベッカと去っていくところを見送ったあと、自分はジュールズと歩いて行く。

実は、セスはエヴァンと同じ大学に入れなくて、二人はここから別々の道を行くわけなのだ。誰でも経験あると思うけど、この世代の親友と言うのはこのあとお互い彼女ができたり、大学が別々になったり、違う道を歩いていくものじゃない?その辺の寂しさがジュールズと去って行くセスの背中に良く現れていて、なかなかいいラスト・シーンなのだ。これはやはり、セス・ローゲンの自伝的な要素が多分にあるのじゃないかな。パーティに着くまでのはちゃめちゃぶりも実体験だったらスゴイけど。

Kay Words
ジョナ・ヒル マイケル・セラ クリストファー・ミンツ=プラッセ ビル・ヘイダー セス・ローゲン
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拾いモンの映画 | コメント(2) | 【2008/01/30 10:39】
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ビールかぶった! ヴェルヴェット・リヴォルヴァー・ライブ・イン・デトロイト
Velvet Revolver Live @ Filmore Detorit, Michigan January 26th, 2008

今回は、「前座」というものの本当の意義を学んだライブであった。

名前からもお察しいただけるかと思うが、フィルモア・デトロイトは元々オペラや芝居を見せるための劇場のようで、中は赤いカーペットにすごい高級な木の床。ステージの縁取りにはヴィクトリアン調(だと思う)の、パウダー・ブルーとゴールドの凝った装飾、本物の甲冑が舞台の左右に飾ってあり、シャンデリアにヴァルコニー席もあり、マリー・アントワネットとかが観劇しちゃいそうな場所なのだ。

入ってみると、美しい木の床のオーケストラ・ピットは無残にもモッシュ・ピットと化している。7時の開場と共に入ってバーにも寄らずに来たので、すっごい前の方の、心持ちスラッシュ寄りを確保。しかし、いい場所だけにまわりは屈強そうな大男ばっかで(しかも既にベロベロ)、こいつらと戦って行けるんだろうか、とちびっと不安。

ところがだなー。ショウが始まるまで待つこと2時間!!!!!9時だぜ、始まったの!!!!なんつーゴーマンなバンドなの!客が超ガラ悪いせいか入場する時のセキュリティーチェックがめっさ厳重で、全部入れるのに時間がかかったのかも知れんけど、待つことには寛容なアメリカ人でさえ、いつまでもスピーカーから音楽が流れていると、

Goddamn it!!!!

と叫んでいたよ。ホント、さすがのアタシもすっかり戦意が無くなり、このままうっちゃって飲茶でも食いに行こうかなどと考えた位。「あーどんなダサいバンドでもいい!前座を出してくれ!」と真剣に思ってしまったよ。

で、始まってみると、結構ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの純粋なファンが多くて驚いた。17歳くらいに違いないすっごいノッポの男の子(くりくり頭で可愛い)の後ろに、歯が全部無くなったような顔をしているすっごい背がちっちゃいおばさんがいたりして、20代前半/後半、30代、40代、客層は幅広く、それがみんなモッシュ・ピットで、このバンドのオリジナル(と思われる)曲で押し合いへし合いだ!

アタシと言えば、いきなり一曲目始まったときに誰かが投げたビールをモロ頭からかぶり、冷たかったので

「ぎゃー!!!!!」

と叫びをあげてのめでたいオープニング。最近この手のロウなライブ観てなかったので忘れてた!ビールはかけられるわ、もみくちゃにされるわ、散々なんだった!良かった、いい服着てこなくて。

とか思っていると、ものすごい人の波に押されて転びそうになるが、ばーろー、こちとらジムで足腰鍛えてるんでい、負けてたまるか!と思いっきり押し返す。モッシュ・ピットでは、なすがままにしているとどんどん後ろに追いやられるが、押された時に2倍返しすると、勢いでどんどん前に行ける。それを狙ってかなり前の方まで行く。

おお!スラッシュが1メートルくらいのところにいるぞ、いる!いる、が・・・・

目がどうしてもダフの方に行ってしまう。ダフかっこいいんだよ。アタシ、ガンズって全然ファンになったことないんだけど、強いて言うならダフが好きだったなあ。今でもいい男じゃん。髪の毛も本物みたいだし(爆)、太ってないし。顔は老けたねー。おじさんになった。でも「カッコいいロックオヤジ」って感じでいいよー。ああいう男が現れないかなーなどと夢子ちゃんしていたら、なんと隣で大騒ぎしていたカップルが、

キスし始めるじゃないですかっ

それもレロレロベロベロ、すごいよ。多分ヤクやってるんだろうなあ、全然ライブなんか観てないもん。勝手にしてよーって感じなんだけどウザイ!とか思ってたら、それを観ていた別のカップルの男が、同じことをしようとして女の子に拒否されていて笑った。

ステージの前は、みんなが吸ってる葉っぱの煙がぼうぼう(まさに「紫の煙」)、マリファナの芳しい香りが漂っている。しょっぱな5曲くらい飛ばしていたが、ここでガンズの『Patience』。アタシこの曲大嫌いなので、客が感情的に大合唱しているのを尻目に超シラける。引き続き『Patience』と同じ曲調の、感情垂れ流しへヴィメタ的演歌みたいの3曲くらい演っている間、髪の毛いじったり、爪噛んだり、みんなが臆面も無くおおっぴらに写してるデジカメの画面の中のスラッシュやダフをチェックしたりしていた。

そうこうしているうちにまた怒涛のへヴィな曲が始まり、わーっと人の波に押されてスラッシュ側に押し返されたと思ったら、後頭部に思いっきりビールぶちかけられる。狙ってねーか?!髪がバリバリだよー!しかし、開演までの待ち時間で飲み過ぎたヤツラはもう暴れる体力が残ってないらしく、モッシュ・ピットは比較的過ごしやすかった。この辺は「往年のヒット・パレード」らしくて、『Sex Type Thing』とか『Vasoline』とか演っていた。アタシさー、Stone Temple Pilotsって、アルバム買うくらいは好きだったんだけど、ライブで聴くとあんまカッコ良くないねー。踊れないし、頭振れないし、ぼけーと傍観してしまった。それにこのボーカルってStone Temple Pilotsだったんでしょ?この人ちょおおおカッコ悪いと思った。頭みごとにソリ入ってるし(禿げ)、服のセンス悪いし、リード・シンガーの器じゃないおー。ガンズの方は、『It's so easy』がナイスな選曲!このバンドの雰囲気に合ってる。

で、ブルース・セッションをバックにスラッシュのギター・ソロの時間になったんですけど、上手いねー、スラッシュって!ギター・ヒーロー・3にスラッシュが出てるって小耳にはさんで、「なんでスラッシュがギター・ヒーローなのよ?」とか思ったけど、上手いよ、この人。目の前で見ていたので指とか良く見えたんですけど、弦が切れてぶらぶらしているのかと思ったらチョーキングしていたという、なんかその力強さが圧倒的。

でもやっぱ、2時間待たされたのは結構疲れたってか、最後もうアンコールとか演んなくていいよ、って感じ。総体的に見てこのバンドあんまり好きじゃない。曲はイマイチだし(ボーカルはイマサン!)ライブも、こういう暴れる為に行くライブって基本的に好きじゃないし。でももう2度とスラッシュをこんな間近で観ることはないだろうなと、マジマジと見てしまった。あ!あとさ、ドラムの人がすっげえオッサン臭くて、「誰あれ?」とか思ってたら、カルトで演ってた人なんだってね。最初はオッサン臭いなーとか思ってたんだけど、だんだん「こういう人ステキ!」とか思っちゃって、やっぱ年と共に好みって変わって来るのねー、とか思っちゃった。渋いおじさんばんざーい!

***************

で、結局終わったのは11時近く、ライブ友達のラストサムライM(詳しくはこちらを)は、私よりひと回りも若いにも関わらず、「あの2時間立ちっ放しは堪えましたよぉ。膝ががくがくしてクラッチが上手く踏めない・・・」なんて情けないことを・・・。私があの辛い待ち時間の間に飲茶のことを考えていた、と言うと「行きましょう!」とさすがノリだけはいいラストサムライM。夜中に飲茶出してるチャイニーズ・レストランへ。ツボにハマったわよ、ツボに!すっごい疲れたんだね、きっと。鴨のビーフンとか、鳥のちまきとか、ピーマンの肉詰とかつまみながらジャスミンティー飲んで、「おいし~!おいし~!」を連発。ライブ行って騒いだ後、おいしい飲茶が食べられるなんて・・・幸せ。これでダフみたいなロックオヤジとお知り合いになれればSuperなのだがな!(いや、付き合うならドラムの方がいいな・・・)

LibertadLibertad
(2007/07/03)
Velvet Revolver
多分、このアルバムのツアーなんだろうね。このジャケがステージのバック・グランドに飾ってありました。
cd on amazon.com


Key Words
音楽 ロック ヴェルヴェット・リヴォルヴァー スラッシュ ダフ
ライヴレポ・感想 | コメント(4) | 【2008/01/28 10:38】
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ケミカルがない・・・-『Raising Sand』/ロバート・プラント&アリソン・クラウス
Raising Sand / Robert Plant & Alison Kraus

Raising Sand
cd on amazon.com
1. Rich Woman
2. Killing the Blues
3. Sister Rosetta Goes Before Us
4. Polly Come Home
5. Gone Gone Gone (Done Moved On)
6. Through the Morning, Through the Night
7. Please Read the Letter
8. Trampled Rose
9. Fortune Teller
10. Stick with Me Baby
11. Nothin'
12. Let Your Loss Be Your Lesson
13. Your Long Journey


こういう大物同士のコラボだと、音楽のジャンルがどんなものであろうとすごいものが聴けるんだろうな、と期待してしまうわけなんですが、結論から言うと「あれ?」って感じです。

このアルバムの音楽って、なんて表現していいか正直わからなかったのですが、アマゾンの説明に

"...some cosmic collision of early urban blues, spacious West Texas country, and the untapped potential of the folk-rock revolution"

とあったので、「ああ、垢抜けたブルース、テキサスのカントリー、フォーク・ロック・・・・んー、言われてみれば、そうか」と納得した。また、"コンテンポラリー"って表現も出てきたんだけど、雰囲気的には、それだなーと思った。

私的には、ロバート・プラントとアリソン・クラウスがデュエットしたことによるメリットってのがあんまり感じられなかった。二人とも、素晴らしいミュージシャンであることは間違いないのですが、色んな意味で全くケミカルを感じない。ただ淡々とした曲の応酬で、はっきり言って退屈です。

二人が自分のカテゴリーの殻を打ち破って、新しいものを作り出しているというような評価を受けているアルバムなのですが、アリソン・クラウスは6曲目のようなカントリー/フォーク、プラントは5曲目や9曲目の、自分のソロで演りそうな曲と、それぞれの十八番の曲がやっぱり良いし、デュエットしてない曲は、なんでこれが一つのアルバムに入っているのかわからないくらい「アリソン・クラウスの味」と「ロバート・プラントの味」にはっきり分かれてしまっていて、アルバムとしての統一性を感じません。

こういう音楽、もともと好きじゃないし、聞き慣れないから良さがわからないのかも知れないんだけど、やっぱプラントとクラウスつったら、何をやっていてもリスナーの心を捉えるのかしらん、と期待していたので余計がっかりしました。でもすっごいメロウなアルバムなので、ベッド・タイムに毎日聴いているから、時が経てば好きになるようなもんかもしれないけど。

■すげーグラミー賞で5部門受賞しちゃったよ。

 「Record Of The Year」
 「Album Of The Year」
 「Best Pop Collaboration With Vocals」
 「Best Country Collaboration With Vocals」
 「Best Contemporary Folk/Americana Album」

おめでとさんです。[2/10/2009]

Key Words 音楽 ロバート・プラント アリソン・クラウス
洋楽CDレビュー | コメント(0) | 【2008/01/21 10:40】
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『レディ・チャタレイ』-ラブ・ストーリーだったのね
Lady Chatterley

エロい映画が観たいなーと思って借りてきました。ぶっちゃけAVでも良かったのですが、そんなもの貸してないよなー。日本って未だにAVコーナーあるの?ビデオ屋に。

レディ・チャタレー ヘア無修正完全版
dvd on amazon.com
Produced: 2006
Directed by: Pascale Ferran
Writing Credits: Roger Bohbot, Pascale Ferran, D.H. Lawrence, Pierre Trividic
Cast:
Constance: Marina Hands
Parkin: Jean-Louis Coullo'ch
で、まあエッチのシーンはたくさんあるのですが、チャタレイ夫人が初めて猟場番とエッチする場面、猟場番はハアハア言って興奮しているようなんですが、チャタレイ夫人はのほほんとしていて、小屋の中で薄い毛布を敷いて、もう一つの毛布を折って枕にして

「さあ、横になって」

えー、床でやるの!痛そうだなあ、とか思っていると、おもむろにスカートをたくし上げ、おもむろにズボンを脱いだ猟場番が、インサートして終わり。チャタレイ夫人は天井を見上げて何の反応もしない。

面白くない!!!

なんかもっとこう、レロレロとキスしたり、あっちこっち舐めまわしたり、がっこんがっこん動いたり、なんかない?!

で、2回目の密会のときも全く同じで、なんか肩透かし~。

しかも、この映画は、映画としてのクオリティを追求しているのでしょうか?唐突に場面が変わったりとか、編集とかすっごい粗野な感じ。だって、このあと、黒い画面に白い文字で

「このあと、チャタレイ夫人は2、3日猟場番に会いに行かなかった」

って出て、その後唐突にチャタレイ夫人が猟場番に会いに行き、今度は猟場番が木の根元に自分の上着を敷いてそこに座り、チャタレイ夫人が上に乗っかってするんですけど、こん時はチャタレイ夫人は相手にキスしたりもだえたりする。

「そうこなくっちゃ!」

とか思って観ていたら、猟場番が、

「今日は僕ら一緒にイッたね」と言うと、チャタレイ夫人が

「え、そうなの?」と言う。

あー、そうか、この物語は、性の喜びを知らないチャタレイ夫人が、それに目覚めていくところを描こうというのだな。ようやく納得。

でも、役者の演技とかドラマチックなものが全然なくて、しかも字幕なんで途中退屈してうとうとしてしまったのですが、これがフランス映画の王道なんでしょうか?普段フランス映画なんか観ないから、私が良さを理解できないだけなのかもしらん。

で、開放されたチャタレイ夫人は、素っ裸にブーツという格好で、雨の中を走り回る。猟場番も同じ格好でチャタレイ夫人を追い掛け回す。絵的に見るとプルプル・ブラブラして笑えるんですが、この開放感、「わかるな~!」とか思いながら観てしまいました。そして濡れた落ち葉の上で激しく愛し合う二人・・・・きったね~けど、この頃にはチャタレイ夫人はかなり成熟してきており、なかなかそそるエッチシーン!

しかしそのあと、小屋の暖炉の前で、二人でお互いの陰毛部分に花を飾りあったりするシーンが、もーソファから落っこちるくらい笑いました。フランス人にはあれがロマンチックなのだろうか?!小指の先くらいの小さな紫の花を、チャタレイ夫人の陰毛に、まるで髪に花をさすように飾る猟場番。ぶぁはははは!!!これだけでも笑ったのに、黄色いタンポポみたいな花を猟場番の股間にそっと飾るチャタレイ夫人を見て、わたしゃもんどり打ちました。

とにかく、私はこの話は、熱い情事に足元を救われ、がんじがらめのチャタレイ夫人を興味本位で描いているのかと思ったら、そうでもなくて、性を開放することにより人間が生き生きとしてくる様子を描いており、セックスとか愛が人間にパワーを与えるものなのだなあ、とまたもや思ってしまった。しかもこの二人、身分の違いを超えて一緒になろうとするんだよ。性によって私を開放させてくれた男、ありがとう!と自分の人生を歩いて行く、という話ではなく、マジな王道ラブ・ストーリーで、ちょいと感動した。

Kay Words
チャタレイ夫人
| コメント(0) | 【2008/01/21 08:38】
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『Once ダブリンの街角で』-ラブ・ストーリーとは思わなかった
Once

この映画は、バンドで音楽を演奏すると言うことの素晴らしさを良く伝えているなあと思いました。主人公の男は、一人でじゃんじゃか、ギターを弾きながら唄っているストリート・ミュージシャンなのですが、この人の曲って、私の好みにはちと感情的過ぎてついていけないんですけど、ストリートで出会った女の子がピアノを弾き、コーラスに参加するだけで曲が深みを増して、それほど「感情垂れ流し~!」って感じじゃなく、完成されたものになって行く。

ONCE ダブリンの街角で デラックス版
dvd on amazon.com

sound track on amazon.com
Produced: 2006
Directed by: John Carney
Writing Credits: John Carney
Cast:
Guy: Glen Hansard
Girl: Marketa Irglova
で、フル・バンドでアレンジして演奏すると、これまた更に良くなる。曲が好みじゃなくても、「へえ~すごい」と思えるようになるし、クサイ、クサイと思いながらも感動してしまうのよ。やっぱ人間が協力してやると、パワーが倍増するのだな、と思いました。

で、彼と彼女の恋の行方なんですけど、彼女の方は若いのに子供もいるし、子供の父親と寄りを戻すのが最良と考えている。彼はロンドンに出て、プロのミュージシャンになるという夢があるから、現時点では、二人が付き合う、ということはあり得ない。なんとなく魅かれ合ってはいるのだが、二人ともその辺冷静で、私はこれ、ラブ・ストーリーだと思ってませんでした。

しかし最近ホントに、男と女が出会って、紆余曲折を経て、最後に結ばれる、という話が少なくなったと思いません?この話も、彼がロンドンに出て夢を叶えるためのデモ・テープ作りに彼女が協力してあげて、エモーショナルな葛藤もなく、彼はロンドンへ行く。彼女は、子供の父親と寄りを戻す。

でもね、彼の方は、この彼女に会うまではなんとなくくすぶっていたのよ。彼女は、貸しスタジオの料金を値切ったり、銀行でお金を借りるときとか押せ押せで、彼一人ではできなかったことを実現させてくれた人な訳。そして彼と音楽を演奏することによって自分の心の奥深くを見つめる機会が与えられた彼女は、それをきっかけに子供の父親と寄りを戻そう!ってがんばれた。

最後に二人が結ばれないラブ・ストーリーってすごい切ないんだけど、こういう出会いの方が大切なんじゃないかと思うよ、最近。自分の足で立って生きていくためのパワーを与えてくれて、そして通り過ぎて行く人達。その瞬間だけものすごい絆で結ばれて、その鮮烈さだけは一生忘れないのだろうけど、多分2度と会わないかもしれない。でも、あの時あの人に会ったからこそ今の自分があるんだ、と後年になって思い出すような。

Kay Words
ジョン・カーニー グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ
映画レビュー | コメント(1) | 【2008/01/12 10:12】
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『ノーカントリー』-緊迫し過ぎて疲れました
No Country for Old Man

と、とにかくですね、殺し屋のAnton Chigurh(「アントン・シュガー」と翻訳されているけど、劇中に「シュガーじゃない」というくだりが出てくるので、英語そのまま使います。はっきり言って、「シュガー」とどう違う発音だったか憶えてない)、が怖い~~~!!!この人が出てくるだけで、身体中の筋肉が緊張します。

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Directed by: Ethan and Joel Coen
Writing Credits: Ethan and Joel Coen, Cormac McCarthy
Cast:
Sheriff Ed Tom Bell: Tommy Lee Jones
Anton Chigurh: Javier Bardem
Llewelyn Moss: Josh Brolin
Carson Wells: Woody Harrelson
Carla Jean Moss: Kelly Macdonald
Deputy Wendell: Garret Dillahunt
Ellis: Barry Corbin
殺し方がどうとかじゃなくて、殺すまでの駆け引きが怖い。この人、普通じゃないのが良くわかる。どういうところで怒ったり、悲しんだりするのか、全然わからない。また、怒ったり悲しんだり、はたまた喜んだりしたからといって、こっちが読めるような行動をしてくるとは思えない。いつ殺すのか、殺さないのか、どう殺すのか、なぜ殺すのか。全くわからないので、場面が変わるまで緊張しっ放し!映画終わった後、酒飲むまで緊張感が取れないくらいでした。

この殺し屋に追いかけられてしまう、気の毒なルウェリン。

しかし教訓:

大金を拾うな!

そんな大金持ち歩いているのは犯罪者しかいないから、拾ったが最後、返すまで追いかけられる。いや、返しても殺されるかも。

しかし意を決して拾ってしまったら・・・・・

のこのこ現場に戻るんじゃないっ

ルウェリンは、仕事もせんとテキサスの砂漠で狩りをしていると、撃ち合いで何人もの男が死んでいる現場にたどり着く。この死体とか、車にマシンガンで開けられた穴とか、撃たれて死んだ犬とか、現場の雰囲気がありありと伝わってくるすごいシーン。車のドアをルウェリンが開けていくと、撃たれて瀕死の状態のメキシコ人が

「あぐあ(水)・・・・」

と懇願するだが、これは麻薬取引きがこじれた撃ち合いだと気付いたルウェリンは、気の毒なメキシコ人に水を持ってきてやるより、金を持って逃げたヤツがいるんじゃないかとあたりを探す。案の定、金を持って逃げたヤツは、少し離れたところで死んでいて、ルウェリンは$2ミリオンの入ったかばんを家に持ち帰る。

で、夜寝る前・・・・。瀕死のメキシコ人に水をあげなかった罪の意識のために眠れず、水を持って行ってあげることにするルウェリン・・・・。

アホか!お前はっ!

生きてるわけないだろう、すでに!しかも夜中にあんな現場に戻って、麻薬取引きの仲間に見つかる、ってわかりそうなもんじゃん!ルウェリンがのほほんと現場をウロウロしているのを見ながら、心臓がドックンドックン言ってたよ、あたしゃ。

で、このルウェリンを助けようとする、トミー・リー・ジョーンズ演ずるエド・トム・ベル保安官。ちょっとこのキャラは、コーエン・ブラザーズの名作『ファーゴ』の主人公、マージを彷彿とさせる。田舎の保安官で、ほのぼのとして、とぼけているのだけど、真理を持っているキャラ。でもこのベル保安官は特に、「悪」というものに対してものすごい恐怖を感じているように見える。なんというか、「悪」の前には何者も敵わない、ある意味真理、ある意味超悲観的な。ベル保安官が朝食の席で奥さんに、昨夜見た夢を語るとき、日常的な明るいキッチン、落ち着いたいい感じの奥さん、夢の内容も恐ろしいものではなく、誰でも見るような意味不明な夢なのだけど、それを語るベル保安官から、「いつか悪が自分を捕まえに来るに違いない」という恐怖感が感じられる。

今思うと、この映画、一切音楽を使ってなかったと思う。音楽があるシーンが思い出せない。特に、撃ち合いで何人もの男が死んでいる現場のシーンは、丁寧にゆっくりと現場を隅々まで見せていくのだが、全く音がなかったと思う。だから怖いんだな!

アメリカのカリスマ映画評論家、ロジャー・イバートさんは、ご自分のサイトrogerebert.suntimes.comで、この映画は、時間、場所、キャラ、道徳、道徳が通用しない世界があること、人間性、運命などを改めて考えさせる秀作、しかも『ファーゴ』を超えた、と大絶賛しているが、私はとにかくAnton Chigurhの緊張感、ルウェリンの恐怖感、エド・トム・ベル保安官のいいようのない絶望感、Anton Chigurhと関わった人達が感じる不安感(賞金稼ぎ役のウディ・ハレルソンとか、ルウェリンの奥さん役のケリー・マクドナルドとか、ガソリン・スタンドのおっさんとか)といった様々なエモーションにいちいち反応してしまって、とにかく疲れた。

ロジャー・イバートさんはまた、この映画は、ロジャー・ディーキンスの映像、コーエン・ブラザーズの編集、カーター・バーウェルの音楽によって息を呑むほど美しく、不毛で、寂れた感じに仕上がっている、と言っている。音楽があったのか!もー全然憶えてないもん。よっぽど緊迫していたのだなあ。

Kay Words
ジョエル・コーエン イーサン・コーエン トミー・リー・ジョーンズ ハビエル・バルデム ジョシュ・ブローリン ウディ・ハレルソン ケリー・マクドナルド
映画を楽しむ | コメント(10) | 【2008/01/11 10:26】
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レッド・ツェッペリンDVD:ディスク1-一番かっこいいのは実は・・・!?
Led Zeppelin DVD: Disc 1



1. We're Gonna Groove
2. I Can't Quit You Baby
3. Dazed and Confused
4. White Summer
5. What Is and What Should Never Be
6. How Many More Times
7. Moby Dick
8. Whole Lotta Love
9. Communication Breakdown
10. C'mon Everybody
11. Somethin' Else
12. Bring It on Home



この映像が、つい最近まで日の目を見なかったのは、ジミー・ペイジの策略だと思う。

つか、ツェッペリンのやることは全てジミー・ペイジの策略なんだろうが・・・・しかし!

ペイジは、実はツェッペリンで一番かっこいいのはジョン・ポール・ジョーンズだ、ということを世間に知られたくなかったのではないか。

自意識強いから。

ペイジってあんまかっこ良くないんじゃないかつーのは、ツェッペリン・ファンの間では共通の認識だったのであるが、なんたって『レッド・ツェッペリン熱狂のライブ』しか動くツェッペリン観れないのだから、なんとも言えなかったのだが・・・・・。

1970年のロイヤル・アルバート・ホール。

ジョンジーかっこ良過ぎる!

何がかっこいいってあなた、ジョンジーは、「楽器を演奏している」って感じがしないのである!コンサートを観に行って、曲にノッって踊るじゃない?そんとき例えば、手で太ももを「たんたん」と叩いてリズム取りながら踊ったりするじゃない?ジョンジーってば、そのくらいの気軽さでベースを弾いているのよ!ちょおおおおかっこいいフレーズを弾いているのに、朝食のハッシュ・ブラウンにケチャップかけたり、タバコ吸うのにライター探したりするくらい、自然に弾いてるんだなあ。

そして足で交互にステップ踏みながら、軽くダンスしているところがちょおおおセクシー!これまた、ベース抱えているって感じが全然しない。まるで何も持ってないみたいに、自然にダンスする。ネックを持ち上げたり、ボディを前後に揺すったりするのも、ダンスの一部、って感じで、この人楽器弾いてなくても充分かっこいいんじゃないかと思わせる。

それが時々、ノッってくると我を失って激しく動いたりすると、さらにかっこいい!!私、『Dazed and Confused』って大嫌いだったんだけど、今回大好きになっちゃった。だって、あのむちゃくちゃ退屈なペイジの「ヴァイオリン奏法」(この話になる度に文句タラタラで悪いんですけどー、ホント、あれをマジで、心の底から「すごい」と思っている人って、いるの?!アホちゃうかと思うよ)のあと、

どぅるるる るるるる どぅるるる るるる!

ってなるところ!このフレーズを、ジョンジーが延々弾くわけなのですが、段々ノッてきて踊りだすと、もーすっげーかっこいい。この人は、パフォーマンスとして踊っているんじゃなくて、本当に自然に身体が動くとおりに動いている、って感じがいい。しかも、動きが柔軟で、普通にダンスも上手そう。

そこへ持ってきて、このペイジとプラント。なんだかツェッペリンって異様な感じなのは、この二人が異常に自意識強いからなんだよ。

特にペイジは、一つ一つ計算していて、音楽の渦に飲み込まれて我を失うって事がないみたいに見える。全ての動きが、

カッティングする、俺!
ソロを弾く、俺!
ボンゾに合図を送る、俺!
プラントと掛け合いをする、俺!
おもむろにヴァイオリンの弓を取り出す、俺!

って、全て「人に見られている」って言うのを前提にしているような。

プラントもそうなんだけど、この人はどちらかというと、「ロック・シンガー、かくあるべき」と、ペイジに指導されたとおりのことをしようと、周りが気になってしょうがない。いつもバックの音楽がどっちに行くつもりなのか、お伺いをたてながら動いている。しかもこの人、パフォーマーじゃないよね。動きとかカッペだー。内股だしさ。まあさ、マジ田舎の子らしいからこれはこれで彼らしくていいのだろうけど。

でもね、プラントはディスク2の終わりくらいには、結構こなれてくるんだよ。ペイジはなんか、あのまんまよねー、いつまでたっても。

多分思うに、あれはツェッペリンの作戦として、ワイルドなリード・シンガーとギタリストをフィーチャー、2人のステージ・パフォーマンスと絡みが売り、ってことにしたんで、その戦略に沿って、ペイジもプラントも涙ぐましい努力をしているんだと思うし、そうやって注目を浴びる責任を逃れたからこそ、ジョンジーは伸び伸びとプレイできているのかもしれないけどネ。

あ、ボンゾは何にも考えてないね。そういうところが彼の魅力よね。この人は「漢」よ。男が愛する男よ。無骨よ!無骨!『熱狂のライブ』で見ようが、何で見ようがかわらんもん。土方よ!建築関係よ!大工よ!火消しよ!肉体労働者以外の何者でもないわ。なんかえらくスティック短く持って、ドラムを叩くというより、「壊す」勢いでプレイしているのが思わず「ニヤッ」っとしてしまうわ。

このディスク1に入っているボーナスは、

『Communication Breakdown』のPV(1969)
若いつーだけであんまかっこ良くない。なんだか妙に躍動感のないビデオ。結構マヌケなパフォーマンスとか観れて面白いけど。ボンゾがすっげー細くて、スケコマシっぽい。この人は多少ビール腹で、オヤジっぽい方が魅力的だね。

JPJ Danmark
『Danmarks Radio』(1969)
TVかラジオの企画したスタジオ・ライブみたいなんで、

Communication Breakdown
Dazed and Confused
Baby I'm Gonna Leave You
How Many More Times

を演っている。ライブは最高!メンバーのパフォーマンスに関しては、ロイヤル・アルバート・ホールの時と変わらず、やっぱジョンジー様!で、ボンゾのアニマル度が全開で、こっちは「ニヤッ」というよりゲラゲラ笑う。余りの豪快さに笑うしかない。プラントは黙って立ってればかっこいいんだけど、動くとイモくさい。ジョンジーのアップが多くて萌える~。こんな初期から既に「ヴァイオリン奏法」を演っているペイジ・・・・。キライだっつーに!しかしやっぱりその後の「どぅるるる るるるる どぅるるる るるる」のとこはジョンジー、かっこいい!

『Baby I'm Gonna Leave You』のイントロたっぷり1分間くらい、全く弾いてないジョンジーがアップで映っているのはどんなカメラワークだよ!とか思うのだが、カメラ目線になったりしてちょっと「ピクッ」としてしまう。ジョンジーっていい男なんだよなあ。知っていたけど、こんなに動くところ観たことなかったから!しかし、この曲は、レコードで聴くと、ものすごいエモーショナルで、そのパワーに口が半開きになってしまうくらい足元救われるのだけど、このパフォーマンスはそれほどのインパクトはなかった。あのスタジオ録音版がすご過ぎるのかもしらんけど。

『How Many More Times』では、プラントが即興やるところ完全に滑って、ジョンジーがニヤニヤしているところが可笑しい!

『Super Show』 1969
Dazed and Confused
みんな派手なシャツ着て、おサイケっぽくってステキ(ボンゾでさえ、シースルーなんか着て胡散臭い)スタジオライブっぽいのですがなぜか音は良くない。

『Tous En Scene』

出番に遅れそうになるジョンジー。

Communication Breakdown
Dazed and Confused

を演奏。音とカメラワークは最低なんだけど、プラントがピンクのタイダイTシャツ、ボンゾが緑のタイダイTシャツ、ペイジがショッキング・ピンクのジャケット、ジョンジーがバーガンディのセーターと、色目がいいので見てて楽しい。

ディスク2はさらにすごいのだ!

Key Words 音楽 ロック レッド・ツェッペリン ロイヤル・アルバート・ホール 1970
ハードロック | コメント(6) | 【2008/01/06 05:26】
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一緒に地獄に連れってって!!-『地獄に堕ちた野郎ども』/ダムド
Damned Damned Damned / The Damned

Damned Damned Damned
cd on amazon.com
1. Neat Neat Neat
2. Fan Club
3. I Fall
4. Born to Kill
5. Stab Your Back
6. Feel the Pain
7. New Rose
8. Fish
9. See Her Tonight
10. 1 of the 2
11. So Messed Up
12. I Feel Alright


こないだ、デトロイト初のパンク・バンドで、MC5とかDamned、Dead Boys、Johnny Thunders & The Heartbreakersなんかと演ったこともあるというバンド(結成は77年だってよ!)を観に行って、まーこのバンド自体はどーでも良かったんですけど、カバーで演っていたダムドの『Neat Neat Neat』がかっこ良かったので、早速アルバムをチェック!チェック!

このアルバム、超おおおおおおかっこいい!!捨て曲、1曲もありません。ラモーンズのような、単純で速くて短い曲ばかりなんですけど、やっぱUKだからかなあ、そこはかとないロマンチズムというか、霧のロンドンというか、いい感じ!

1曲目の『Neat Neat Neat』は

ぶんぶぶ ぶんぶぶ ぶんぶぶーぶぶ

というかっちょいいベースで始まり、サビの「Neat Neat Neat」というところが「ニ!ニ!ニ!」としか聴こえないところがご愛嬌!単純なクセに曲展開はバラエティに富んでいて、また絶妙なタイミングで展開していくんで、踊り狂うには丁度いい!

この歌に限らず、どれもなんか可愛らしい。2曲目の『Fan Club』も、泣かせるギターで始まり、「ふぉ まい ふぁんくらぶ・・・」というつぶやきがいい!

3曲目の『I Fall』もすごいパンチのある曲で、このしょっぱな3曲がもう最高!モトリーのファースト・アルバムもそうだけど、最初の3曲がいいと、心奪われますよね!

あと大好きなのが、5曲目の『Stab Your Back』

Stab yor back!
Stab yor back!
Stab yor back!
Stab yor back!
Stab yor back!
Stab yor back!
Stab yor back!
Stab yor back!

って連発するところがもー最高!これはマジで「背中を刺す」というより、「裏切る」という意味なのだろうけど、この言葉の持つパワーがコードと絶妙に合って、「Stab yor back!」と言うたんびに背中をナイフでグサっ!グサって感じがする。セカンド・コーラスでは「わははははは!」とか、笑い声も入れちゃっているところがブラック・ジョークっぽくってこれまたいい!

『Feel the Pain』は、暗ーい、ゆるーい曲なのだけど、微妙にギターとかヘタクソでリズムとかもズレたりする荒削りなところが最高。パンクってこのくらいじゃないとだめよね。

Is she really going out with him?

と、本当はすっごい気になるクセに、興味がない風なつぶやきで始まる『New Rose』も超王道のかっこいいパンク・ソング。手首を切るとか、裏切るとか、29歳まで生きられない、とか、パンクらしいネガティヴな歌詞でつっぱってたクセに、この歌は恋しちゃった男の子の心情をエラい素直にストレートに唄っていて、なんか頭撫でてあげたくなります。

『Fish』『See Her Tonight』『1 of the 2』はみんなリフが最高!けして難しいこと演っているわけではないのになんかミョーにかっこいいリフ。でも、極めつけは最後の曲『I Feel Alright』

じゃんじゃ じゃーんじゃじゃ じゃんじゃ! じゃんじゃ!

というリフの繰り返しなんだけど、クビ振りながらトランス状態になってしまう、運転中に聴くには最もヤバい曲!アタイも地獄に堕ちちゃうよ~~~~!!!

ウィキによると、『New Rose』がロンドン・パンクバンドがリリースした初のシングル、このアルバム『Damned Damned Damned』は、ブリティッシュ・パンクバンドが発売した初のアルバムなんだそうです。これと一緒にピストルズのファーストも聴いたけど、私はダムドの方が断然好み!もっと発掘したいけど、後年ゴスになった、というウワサなので、このあとのアルバム買うの躊躇していますが・・・・。

こちらの日本版には2曲ボーナス・トラックが入っているようです。

地獄に堕ちた野郎ども地獄に堕ちた野郎ども
(2002/10/23)
ダムド

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Key Words 音楽 ダムド 地獄に堕ちた野郎ども
'70年から'80年の洋楽 | コメント(10) | 【2008/01/05 11:38】
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明けましておめでとう!
2008 New Year Resolution

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。って、「遅いよ!」と思うかもしれませんが、こちらはまだ1月1日の午前6時なんですよ!

去年は色々ありましたが、概ねいい年でした。しかし自分は流されるままにのほほ~んと生きてしまい、いや、それが私なのでしょうがないのだが、しかし!今年は少し新年の誓いでも立ててみませう。

1.禁煙!

おっかしいなー、たばこは止めたはずなんだが・・・・・。ついつい機会があると吸ってしまいますが、もう免疫がないらしく、吸うと次の日どよんどよんになるよ。いっけね、2月に日本に里帰りするんだった!日本に帰ると必ず吸いたくなるんだよ!あー禁煙宣言なんかしなきゃ良かった!!

でもやっぱり止める!止めるぞ!止める~~~!!!!

2.ジム!

「痩せたい」という至極不純な動機で始めたジムなんですが、運動することがもたらしてくれた恩恵はもう、数え切れない!体力・忍耐力ついたし、ストレス解消できるからいつもハッピー、仕事が忙しくてもヘラヘラしていられるから、人間関係も円満、くよくよ考えたりしないので開けっぴろげな性格になった。音楽に合わせて運動することによって絶対リズム感良くなったと思うし、あと、足腰強くなったから、ダンスとかするの大好きになったので、さらにストレスが溜まらない!もちろん最初の動機であった痩せたいというのもクリア、しかもその副産物として洋服買ったりするもの楽しくなったし、そういう楽しみ持つのって、大切なことだよなーと気付いたし、今年もがんばって、というか楽しいから止める心配もしていないのだけど、続けて行きたいです!

3.ギター

昔ギター弾いたことくらいはあったのですが、根性なかったのと、歌唄うことで結構ロックできちゃったから、ぜんっぜん上達しませんでした。でも、最近音楽聴いていると、歌も好きだけど、自由に楽器が弾けるってすっごい楽しそうだなあ、と思った。それに、楽器が出来ると、音楽に対する理解が更に深まる気がするんだ。目標は自分で弾いて唄うこと。書く方は、読みたいものがないとき、自分で書いちゃう人なんだけど、音楽も、聴きたいけど特にコレ!といって聴きたいものがないときに、自分で演奏できたらいいと思わん?とりあえず当面の目標は『アイスクリーム・マン』。

4.倹約

独り暮らし始めた頃は、お金がなかったわけでもないのですが、不安もあって、痛々しいほど節約していました。昨年は、やはりある程度お金を遣って人生楽しまないと!と思ったので、結構色んな買い物しましたが、今年は少し財布の紐を締めようかと。でもなあ、必要のないもんは買ってないしなあ。CDとかDVDとかだって、すっごい好きなもんしか買ってないし、洋服だって必要な時しか買ってないし、ギターとかああいうもんは、欲しい!と思ったら躊躇するもんじゃないしなあ・・・。旅行もしないし、外食もしないし、ジムやインターネットは必需品だし、どこを締めればいいのだ?!(なんか誓いを立てた先からもうくずれているな)

5.Rock til I die

ロックってのはバカ気若気の至り、とか、やっぱ年取るとパワー半減とか、いーかげん大人にならなきゃ!とか、ここ十年くらい色々考えてきたのだけど、今年は宣言する!私は一生ロックするぜ!着いて来れねーヤツは置いてくぜ!バカは死んでも直らんのだ!!

・・・・良く「ミッドライフ・クライシス」といいますが、多分、そうなんだろうなあ。でもこれって悪いことじゃないね。自分のルーツに戻る、そして、何が本当に大事なことだったか改めて考え直す・・・・。2008年は再生の年にするぞ!蘇るチュチュ姫なのだあああ~~~~~!!!
年末年始のご挨拶 | コメント(8) | 【2008/01/01 20:43】
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ライブ観たいよ~!クーラ・シェイカーの『ストレンジフォーク』
Strangefolk / Kula Shaker

ストレンジフォーク
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1. OUT ON THE HIGHWAY
2. SECOND SIGHT
3. DIE FOR LOVE
4. GREAT DICTATOR (OF THE FREE WORLD)
5. STRANGEFOLK
6. SONG OF LOVE/NARAYANA
7. SHADOWLANDS
8. FOOL THAT I AM
9. HURRICANE SEASON
10. OL' JACK TAR
11. 6FT DOWN BLUES
12. DR KITT
13. SUPER CB OPERATOR
14. WANNABE FAMOUS
15. PERSEPHONE


2007のお気に入りアルバムとして書きたかったんだけど、間に合わなかったかな~!とにかく『SUPER CB OPERATOR』にハマりまくって、他の曲全然聴いてなかったので、書けなかったのよ~!

クーラのボーカルってこんなはじけてたっけ?!と思っちゃうくらいかっこいいよ、このボーカル!「What the f@X#!!!!」と誰かが怒っているのに「わん、つー、すりー」と気の抜けたカウントで始まる、ノリノリのロッケンロー!

すぱ しび おぺれた~あ~
きゃんゆ ひあみ おぺれた~あ~
すぱ しび おぺれた~あ~
あいむ ひあ あろん おぺれたー!

すぱ しび おぺれた~あ~
いえ~いえ~いえ~いえ~
すぱ しび おぺれた~あ~
わんつーすりーふぉー!

ってとこもかっこいいんだけど、そのあと続く

ちゃちゃちゃちゃ ちゃーちゃー ちゃーらーらーらー
ちゃちゃちゃちゃ ちゃーちゃー ちゃーらーらー(すぱ~)
ちゃちゃちゃちゃ ちゃーらーらー(しびー)
(ベースが「ぶぅん ぶぅん」)
ちゃちゃちゃちゃ ちゃーちゃー ちゃーらーらーらー

っていう間奏なんかもー最高!歌詞も良くって、全部いいんだけど特に言うなら2番の歌詞

Show me a man, a man who understands about sacrifice about love without demands
Who sees the sands of time running through our hands, yeah!
I'm calling to the universe you know what I am missing
A magician of position and mystical precision
A song divine a form sublime
A love that exists beyond space and time
A love that exists beyond space and time
Give me love
Love, love, love, love, love, love, love, love, love, oh!

細かい意味よりも、この雰囲気と響きが最高!時や空間を越えて存在する愛、とか、見返りを期待しない愛を理解できる男、とか、時間がないんだ!宇宙に向かって叫ぶ、俺が欲しいものは「A magician of position and mystical precision」だってよ!なんだかわかんないけどこの響きがすっごいステキなものに聞こえる。特に「mystical precision」ってすっごい好き!またこの言葉を言う時の「み~すてぃかる ぷれしぃ~じょん」って言い方がもーーーたまりません!

あとさ、「Super! Super!」って連発するので、クセになっちゃったよ。「It's super!」って、「それいいね!」とかそういう意味なんだけど、私は「It's great!」派だったのに、最近Super派になってしまいました。

で、次に好きな曲が『GREAT DICTATOR (OF THE FREE WORLD)』。この曲が一番最初に印象に残ったんだけど、なんたってサビの

I'm a dic- I'm a dic- I'm a dictator
I'm a dic- I'm a dic- I'm a dictator

ってとこが笑う。自分で自分のことdick(やな野郎)って言ってるのが可笑しい!この曲は自らやな野郎になって、実際のやな野郎をパロっているのだと思うのだけど、ボーカルがかっちょい過ぎて、かっこいい男を想像してしまう。

クーラって、売りのインドっぽいものより、『ハッシュ』とか、こういうノリノリの曲の方がだーい好き!

で、3番目に好きな曲は『6FT DOWN BLUES』。このだる~いリフとかハマる~。これとか『303』とかだるだるブルージー路線もいいんだよなあ。

時々ぼーっとしてて、他の曲聴く時もあるんだけど、大体13曲目(CB)、4曲目(Dictator)、11曲目(6ft)ってぐるぐる聴いちゃう。結構どの曲も悪くないと思うんだけど、特にこの3曲がキョーレツ過ぎて、他に手が(耳が)回りませんでした。

いいな~クーラもうすぐ来日でしょう?!行きたい~!個人的にはCBで始まって、4曲目に『Start Over』、後半の一発目が6ft、続けて『303』最後の曲はDictatorで、アンコールにHush演ってくれたら、その場で死んでもいいす。

クーラ行く人、レポを書くのだぞ!

PS
14と15曲目って、日本版ボーナストラック?私のには入ってないよ!

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Key Words 音楽 クーラ・シェイカー ストレンジフォーク
洋楽CDレビュー | コメント(3) | 【2008/01/01 08:01】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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