『Next to You』−ポリスのライヴまで、あと3週間でちゅ〜〜〜!
3 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!

ポリスライヴまで後3週間

うぃ〜っす。先週はBBQパーティが2つあって書く暇なかったよ〜ん。ミシガンは激暑という感じではなく、日差しは強いけど風がひんやりとしていて、週末ごとにリゾートに来ているような気分が味わえます。散歩の時テツが立ち止まって、芝生をクンクンしている間、木陰に入ってほーっと一息、雲一つ無い空なんか眺めちゃって、「ん〜気持ちいいな〜」なんて思って、ふとテツに目をやると・・・・うんこ喰ってるしぃぃぃぃ!!!こら、やめんか!いつもダメだって言ってるでしょ〜〜〜〜!!!

もう3週間かあ、どきどきするなあ。今日のピックは『Next to You』。ファースト・アルバムの1曲目、

たとたとたとたとたとた!
じゃじゃじゃじゃじゃ!

あきゃ〜んすたんいふぉいなだでー (I can't stand it for another day)
うぇんゆりヴそめにまいるざうぇ〜 (When you live so many miles away)

と始まっただけですぐ踊れちゃうこの曲、もしかしたら一番好きかもしれない、ポリスの曲の中で。ロクサーヌでもない、メッセージ・イン・ザ・ボトルでもない、パンクを装ってつくっただけかもしれないこの曲、これが一番好きかも。

ポリスの発表した曲が全部入っている、と謳っている4枚組みのボックス・セット、『Message In The Box』のDisc1には、この『Next To You』のライヴ・バージョンが入っている。盛り上がる曲なので、トリに演っているようなのですが、かっこいいんだけど毎回聴くたんびに笑ってしまう。

オープニングのスチュワートのドラムは攻撃的ですっげーかっこいいんだけど、サビの「All I want is to be next to you」ってのが、

おらうぉにとぅびねくすとぅよー

って、最後の「よー」って低音で言うところが、『笑点』とかに出てくるコミック・バンドみたいなの。

さらに、間奏のところでスティングが入れる合いの手がまさにコミック・バンドのそれ。

たったたたった 「ぐっない」 (Good night)
たったたたった 「にゅ〜よくしーてぃ!」 (New Your City)

たったたたった たったたたった

たったたたった 「っぱっぱもーれ」 (なんと言っているのかわからん)
たったたたった 「ぱかぱかもーれ」 (しかしこういう風にしか)
たったたたった 「んぱっぱっぱっぱ!」 (私には聞こえない)

って、この「ぐっない にゅ〜よくし〜ティ!」ってのが、「そ〜れ〜で〜は〜 さ〜よ〜な〜ら〜」とか、コミック・バンドが演るのみたいなのよ。

でさらに最後、「ねくすとぅゆ!ねくすとぅゆ!ねくすとぅゆ!(next to you)」と3回繰り返した後、スティングが、

「にゅ〜よ〜オ~オ お〜お〜(New York・・・・) ギターはアンディ・サマーズ、ドラムはスチュワート・コープランド、ぐっない フロム ザ ぽリース・・・ さんきゅう、さんきゅうヴぇりまっち」

と、(ジャじゃじゃじゃじゃじゃじゃ〜〜〜〜ん)というエンディングをバックに言った後さらに、

わんつーすりーふぉ!

でまたコーラス繰り返すところとか、スティングってちょっとギャグ・バンドのノリ入ってて、これを聴くだけにこのボックス・セット買ってもいいくらいだ。

Outlandos d'Amour
デヴュー・アルバム、『Outlandos d'Amour』。『Message in the Box』に付いている解説によると、これって「Bandits of Love(愛の山賊)」って意味らしいけど、ちゃんとしたフランス語でもなく、勝手に作っちゃった言葉らしい。まるで日本人が英語でテキトーな言葉作っちゃうのとおんなじようなことを、イギリス人がやってるってのがわろた。

ポリス関連記事はこちら

Key Words
音楽 ロック ポリス ライヴ スティング スチュワート・コープランド アンディ・サマーズ
お気に入りミュージシャン | トラックバック(1) | コメント(0) | ブログ・レポ | 【2007/06/25 09:29】
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『How Harry became a Tree』−めぐり逢えてラッキーな映画
How Harry Became A Tree

1924年のアイルランド。ハリーは息子のガスと小さな町のはずれでキャベツ畑を営んで生活している。木になってしまった自分を人々が切り倒して棺おけを作る夢を見たハリーは、自分の周りにいる人を憎むことに決める。その対象として選ばれたのは街でパブを経営するジョージ。ハリーは、あの手この手でジョージを貶めようとするのだが・・・。

Produced: 2001
Directed by: Goran Paskaljevic
Writing Credits: Christine Gentet, Goran Paskaljevic
Cast:
Harry: Colm Meaney
George: Adrian Dunbar
Gus: Cillian Murphy
Eileen: Kerry Condon
Margaret: Gail Fitzpatrick
『麦の穂をゆらす風』と間違えて借りちゃったよー!この映画、アメリカのタイトルが『Bitter Harvest』と言うんですけど、この「Harvest」っていうのと「麦の穂」っていうのがイメージ的に合ったので、良く原題も調べずに借りたら間違えた。「いつになったらIRAの話になるのかな〜」とか思いながら観てたんですけど、英語難しくて30%くらいしかわかんないのでネットで色々調べてみたら、違う映画じゃんか!

特に、いきなりハリーが人を憎むことに決める、という奇想天外なプロットがかなり困惑した。なぜ急にジョージのこと憎み始めたのか、普通だったら理由があるわけだから、英語を聞き逃したに違いないと思うじゃない?それが、憎しみが最初にあって、それから人を選んでたのよ。英語では「Neighborを憎むことに決めた」とあるので、きっとこれはクリスチャンの教えである「汝の隣人を愛せ」をひねった、「汝の隣人を憎め」という、クリスチャンならすぐピンとくるコンセプトなわけだな。

しかし、このプロットの元ネタは中国の昔話なんだそうです。それをセルビア人の監督、ゴラン・バスカリェーヴィチがアイルランドを舞台に撮ったという、すごい興味深い作品。バスカリェーヴィチ監督は、この映画を母国ユーゴスラビアで撮りたかったのだけど、内戦のため帰国できず、同じ問題を抱えるアイルランドを舞台に選び、国同士でいがみ合うこと、イコール「隣人を憎む」ことの醜さを表現しているのですが、かなりいい映画で、間違って借りちゃったことでこんないい映画にめぐり逢えたとは、棚からぼた餅とはこういうことですか。

色々なレヴューを読むと、ハリー役のコルム・ミーニイの「一世一代の演技」とべた褒めされているのですが、息子・ガス役のキリアン・マーフィーがやっぱりスゴイです。ガスは、ちょっと知恵遅れの入った、どもりの男の子で、年が行っているけど子供っぽいのか、マジ若いのか、ちょっと年齢不詳(私の英語力のせいかもしれないが)なのですが、ジョージの家の新しいメイド、アイリーンに恋して結婚する。昔の話なので、全くデートとかすることなく、いきなり結婚式なのですが、ガスがもんのすごく無垢な顔でウレシそうに花嫁とダンスしているシーン、これがすごい。「私がキリアン・マーフィーです」という存在感を主張しながらも、他の映画では見せなかった一面を見せてくれている。この人は本当に、映画のたびに違う人になりきっちゃって、顔は少しコロッケ入ってるが、本当に本当に、驚くべき俳優さんです。

アイリーン役のケリー・コンドン、『ダニー・ザ・ドッグ』で見たときは、設定が高校生なのに40歳くらいに見えたけど、今回はまだほっぺも赤い、ライルランドの田舎娘って感じがよーく出ていて、可愛かった。ジョージの家のメイド、ということなのですが、この時代がそうだったのか、ジョージはいろんなところから若い女の子を連れてきては自分のパブや家で働かせ、最終的には嫁に出す、結婚仲人(Match Maker)というのをサイド・ジョブにしているらしい。で、そういう女の子にはみんな手をつけているらしく、アイリーンもガスと結婚したにも関わらず、ジョージのお手つきになってしまう。

もちろん、コルム・ミーニイの演技もパワフルです。なんでハリーがいきなり人を憎むことにするかというと、イギリスとの戦争で長男を失くし、そのショックで妻も死んでしまい、愛するものを失って生きる望みがないので、憎しみで自分を奮い立たそうというか、神の教えに従って隣人を愛していても、自分の生きがいを奪われてしまったので、じゃあ教えと全く逆のことをしてやる、という、神に対する復讐なのですな。

しかし、映画を観ている最中は全く独裁的な、半分狂っているとしか思えないお父さんって感じ。新婚さんが部屋で仲良くオルゴールなんか回して和んでいるのに、外からガスを呼びつけて例え話を聞かせ、ガスがうんざりしていると「お前、聴いているのか!」と怒鳴り始めたり。挙句の果てに、アイリーンがジョージから強姦されたなどという話をでっちあげ(本当に二人がやっちゃったことは知らないらしい)、ジョージを落とし入れるために使おうとするが、町の人たちもハリーがおかしいということは分かっているので本気にしてくれないと、アイリーンに自殺を強要する始末。

こういう物語の端々の会話に、ハリーの細かい感情の描写や、背景説明や、ブラック・ユーモアが散りばめられているようなのですが、英語が分からなくてなかなかそこまで理解できない。しかし、役者の演技がいいとか、ブラック・ユーモアのある映画なんだなとか、何か深い洞察があるに違いないとか、雰囲気でビシビシ伝わってくるので、色々調べたり何度かDVD観直したりして、理解しようと思わせてくれる、そういう映画。これ知名度のせいか日本では出てないみたいなんですけど、かなりいい作品だと思うので、キリアンがもっともっとメジャーになって、いつか日本でも発売になって欲しいな。

余談:ちなみにコルム・ミーニイは、『ダイハード2』でパイロットの役で出演していたそうで、そう言われてみれば見覚えあるんだけど、どの飛行機のパイロットだったか思い出せないよー!

PS:今思うと、あれは悪者の将軍を輸送する飛行機の、右側に座ってたパイロットじゃないかなあと思う(10/13/07)

Key Words
映画 ゴラン・バスカリェーヴィチ コルム・ミーニイ キリアン・マーフィー ケリー・コンドン
気になる映画 | トラックバック(0) | コメント(4) | ブログ・レポ | 【2007/06/24 23:26】
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筆者自己紹介−2007下半期アップデート
Author Profile

チュチュ姫

アクセス解析を見ているとこのページに来る人が多く、私も他の人のブログに行くと「この人はどんな人なんだろ」と自己紹介をを見るし、そろそろアップデートしておこうかなと。それに、ブログ始めてもう2年なんですよね。『姫のお楽しみ袋』は9月からだけど、オリジナルのブログは5月くらいから始めたので。良く続いたもんだ。

最近では「エラソーなこと書きやがって何様だと思ってんだ、テメーは」みたいな「管理人のみが読めるコメント」もとんと来なくなり、「自分が読みたいブログを作るが信条」というのがわかってもらえたかな?と思っています。面白かった映画も、つまんなかった映画も、「何か書くことがあるだろう」と良ーく考えてみると、結構いろいろ感じたことがあったりして、「へー、私って、こんなこと考えていたのか」と、未知の自分を発見することもしばしばで、多分それが楽しくてやっているんでしょうなあ。

年初の自己紹介では、「今年は自分のことを良く見据えて、今まで以上に自分を包み隠さず書いていくのが目標!」って書いたんですけど、映画って、たくさん見始めるとテーマは大体同じ(愛、人生、人間性など)だから、それによって引き出される自分の感情も大体同じものなので、登場人物に対する共感とかよりも、テーマの切り口や、プロットの構築などの、「映画的な良さ」について言及することが多くなって来ました。これは映画を通して仲良くなった他のブログの人たちの書いたものを読んで、いろいろ学んだ結果でもあると思います。

音楽に関して書くときは「この曲いいんだよな〜!」っていう思いをどのくらいまで具体的に表現できるかにチャレンジしています。良くYou Tube貼り付けて「この曲いいから、チェックしてみて!」って書いている人がいるけど、私はその曲がいかに名曲かということよりも、その曲をその人がどういう風に捕らえているのかということに興味があるので、自分が書くときも「こんなの読んでる人いないだろーなー」と思いながらも綿密に書いています。と言うのも、信条が「自分の読みたいブログを作る」なので、後で読んで「そうなの、そうなの〜!」とか自分で喜んじゃったりしているからいいのです。

本は、今、ロック・ミュージシャンの自叙伝ばかり読んでいるのですが、なんとも書きようがない・・・・。どうまとめていいものやら悩んでいます。なんつーか、しょーもない人たちだなあ、という感想しか浮かんでこなくって・・・。いつかはまとめて書きたいと思っているのですが、ポール・ディアノ、ディブ・リー・ロス、モトリー・クルーの自叙伝に興味ある人もそうそういないと思うので、別に書かなくてもアタシ以外の人に影響あるわけじゃありませんが。

こんなチュチュ姫を今後ともヨロシクお願い致します。

トラック・バックに関しては承認制度を取っていたのですが、スパムがひどくて完全禁止にしました。関連記事をリンクさせたい方は、コメントと共に記事のURL貼ってもらって結構ですから。もしくはお気軽にprince55chu@hotmail.com へ連絡ください。

チュチュ姫トリビア

■10月5日、東京は錦糸町生まれ、てんびん座。千葉は浦安で育つ。7歳の誕生日に日記帳をもらったのをきっかけに書くことが好きになる。

■95年にアメリカに渡り、ワシントン州シアトルに1年住んだあと、ミシガン州に移動し、2001年に大学卒業。現在は日系自動車会社で働いている。最近、類は友を呼ぶというのか、ぶっ飛んだ駐在員が日本から多々来ていて結構面白い。

■血液型はB型。「B型以外には見えない」と良く言われる。B型の研究というサイトに載っている分析にピッタリ当てはまった性格ですので、ご興味のある方はどうぞ。

■2年間、カンフーを習っていたことがある。そのときのあだ名は「アサシン」

■「チュチュ姫」のHNは、"Princess Chu"と呼ばれるようになったことから思いついた。「チュー姫」だとマヌケなので「チュチュ」にした。最初はとにかくブログを始めたかったので、あまり深く考えずにつけたHNだが、最近好きになってきた。というのも、時々、うちの飼い犬が可愛らしいことをすると、「かわいいでチュ〜〜〜〜〜!!!!」と自分が叫んでいることを発見したため。姫の部分は、私の自己中な性格を反映していて、いいかもしれないと思い始めた。

■今年からジムに通い始めたら、好きな食べ物が変わってきた。前は、肉とかチーズとか、脂っこいものや、甘いものが好きだったんだけど、最近野菜やフルーツが食いてえ!と思うようになった。季節柄そういうものがおいしいときでもあるのだろうが。それからやっぱ、夏はそうめんよね!あ、あと、うちの近くのスーパーで「Rapini」と呼ばれている、ブロッコリーとほうれん草を掛け合わせたような濃い緑の、茎がコリコリしておいしい野菜。あれはハマりました。

■嫌いな食べ物は、漬物!絶対食べられない。これはジムに行こうが何しようが変わらない。

■犬を飼っている。チュチュ姫の親バカ振りを知りたいという酔狂な方はチュチュ姫親バカ日誌を参照のこと。

■セキセイインコのつがいを飼っている。メスは「パーディ」オスは「バーディ」。全然なついていない・・・。映画を観ている最中にピーチクパーチクうるさいので、ときどき怒鳴られる。バーディはメタルが大好きで、私が聴いているとブランコの縦軸に足をかけて、「ぎゃっぎゃっぎゃっ!!!」と一緒に歌う。その姿は御大ブルース・ディキンソンがモニターに足をかけて歌う姿を彷彿とさせる。

■尊敬している人は小林よしのりとマイケル・ムーア。言いたいことを、誰にでもわかるように伝えよう、という人には頭が下がる。

■それから、貧乏でも、ヤク中でも、アル中でも、一生をミュージシャンとして終えた人は尊敬する。

■最近注目している俳優は、クリスチャン・ベイルキリアン・マーフィーマイケル・ケイン。ちょっとブリティッシュ寄りになってきた?この人たちは、映画ごとに全く違う味を見せてくれて、深みを感じます。

■今年注目の映画は『プレステージ』!『ディナー・ラッシュ』も良かった。この二つは先にも言った「映画的な良さ」として好きな映画。去年好きだった『ブロークバック・マウンテン』と『ニューヨーク・ドール』は完全に登場人物に対する思い入れで好きだったから、それを考えると自分の映画の見方が変化してきたなと思える。

■ロック・ミュージシャン・フェチは最近収まってきた。田舎に住んでいるので、夏は虫や鳥達が外で鳴いていたり、風がそよそよ吹いている音なんかが心地いいせいか、最近音楽余りかけなくなったし。

それでもどうしてもあがらえないミュージシャンリスト(常時更新)
ブルース・ディキンソン、ポール・ディアノ、スティーヴ・ハリス、ジェリー・ノーラン、ディーディー・ラモーン、ジョーイ・ラモーン、ニッキー・シックス、デイヴ・リー・ロス、ピート・バーンズ・・・そいからスチュワート・コープランドもええなあ。

その他筆者の人間性が暴かれている記事はこちら
■オリジナル自己紹介
■ジェイク・ジレンハールとの相性を占ってみる
■デトロイトのダウンタウンて、こうよ?!
■チュチュ姫、凹みの記録
■あなたを***に例えると?バトン
■酒バトン
■チュチュ姫様2006年日本ご訪問の覚え書き
■チュチュの日曜大工日記:キッチン
■良く当たる心理テスト
■チュチュの寝室初公開!
■2006年〆バトン
■チュチュの日曜大工日記:リビングルーム
■今の仕事やめることにしました!
■氷の世界
■下半身改造計画と姫の野望
■チュチュ姫ワークアウト・ダイジェスト
■2007年チュチュ姫日本凱旋記
■2007年年初の自己紹介
ブログライター | トラックバック(0) | コメント(5) | ブログ・レポ | 【2007/06/24 20:37】
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『インファナル・アフェア』−香港版にオスカーやれよ!
Infernal Affairs

アメリカ映画ディパーテッド』の元ネタであるこの香港映画。観たことある人は必ず「こっちの方がいい!」と言う。アメリカ人でもそうだ(IMDbのユーザー・コメント読んだ)。

infernal_affairs.jpg
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これ、アメリカ版DVDのジャケなんですけど・・・この女は誰なんだ?!
Produced: 2002
Directed by: Wai Keung Lau
Writing Credits: Felix Chong, Siu Fai Mak
Cast:
Inspector Lau Kin Ming: Andy Lau Chan Wing Yan: Tony Leung
SP Wong Chi Shing: Anthony Wong
Hon Sam: Eric Tsang
Tsui Wai-keung: Chapman To
そりゃそうだろうなあ。ラウ役のアンディ・ラウ、かっこいいもん!いいね〜この人。これがマット・ディモンだぜえ、『ディパーテッド』では。この時点で完敗してない?アンディ・ラウはビシバシにかっこいいだけでなくいかにもキリキリっとした刑事、って感じで、警察に潜入しても騙せそうだけどさ、マット・ディモンてまんま怪しいじゃない。『リプリー』だよ、『リプリー』!!

そして対抗馬のヤンがトニー・レオン、この人『英雄 / HERO』に出てなかった?あんときからかっこいいなあと思ってたんだけど、こっちでもいいね。この人の繊細な、優しそうな感じが、本当は悪人になんかなりたくない人の苦悩を良く表していた。そしてウォン警部!!いいっ!!ごっついくせに睫毛がびろびろ長くて、くりくりの目が愛らしい!

しかもみんなすっごい上手い役者だよね。この人たちのパフォーマンスだけでも見ごたえある。レオ君やジャック・ニコルソンもいい役者ではあるのだが、この映画で比べると、ちょっと香港版の人たちのテンションに全然適ってないね。私だったら、ラウ役がクリスチャン・ベイル、ヤンがキリアン・マーフィー、ウォン警部がマイケル・ケインで、監督はリドリー・スコットで撮るな。アメリカ版はアイルランド・マフィアの話だから、キリアンとかハマりじゃん。それにキリキリしたクリスチャン・ベイルだったら、アンディ・ラウにも対抗できそうだし、マイケル・ケインは、人は良いが結構尖ったキレモノ警部役なんか、マーティ・シーンよりずっと上手く演じそうじゃない?

それと、チャップマン・トーっていうの?ヤクザの方のお笑い担当の。この人、日本語だとキョンって役名だけど、英語吹き替えでは「クレイジー・カーン」って呼ばれていたよ。この人が、「忙しそうな振りしてこっち見てるやつがコップだ」って言うと、無口で強面のヤクザの人が周りを見回して「じゃあみんなコップじゃねえか」と言うと「そうなんだよ!」って言うシーン、『ディパーテッド』にもあったけど、こっちの方が面白い。

それにこの役柄って、すっごい重要じゃない?『ディパーテッド』でも、「来なかった奴がスパイだって、ボスが言ってた。なぜ、なぜだ・・・」って言って死んじゃう人いたけど、それまであんまり目立たない人だったからなんか唐突に感じたけど、こっちではおとぼけキャラで「可愛い!」なんて思っていたから、こういう死に方したのすごく印象に残った。(「マッサージ・パーラーの女の子は可愛かった?」なんて訊きながら死ぬところがまたいい!)

このキョンだかカーンだかの役柄が『ディパーテッド』では無くなっていたけど、こっちのようにヤクザ側にもこのくらい印象に残るキャラがいる方がいいよね。こういう重要なキャラを削っておいて、マーク・ウォールバーグのディグナムを付け加えたり、精神科医の女に二股かけさせたり、なんであんまり意味の無いことを変更したんだろ?そのくせ警察のオフィスの雰囲気とか、くだらないことは忠実に再現してんだよね。

あと、香港版に軍配を上げていた人たちが言及していた、仏教の「永遠に業火で焼かれる」っていうのが背景にあるので、ラウが生き残ることに意味があるのだが、アメリカではそれが使えないから、全員死亡にしなくちゃならなくて、そのためにディグナムのキャラが必要になったわけか。んー、でもやっぱ脚色に問題あるよねー。これがオスカー取っちゃうんだから、たいしたもんだ(しかも脚本賞!あり得ねー)。

とまあ、完全に香港版の勝ちなんですが、映画そのものとしては、どっちもどっちって感じかなあ。なんかね、こういう話だったら、ものすごい冷や汗かかしてもらいたいんだけど、香港版でもアメリカ版でも、案外落ち着いて観れちゃったからさ。裏切った奴とかが拷問された上にドラム缶にコンクリート漬けにされちゃうとか、そういう類の逸話を入れてくれたら、レオ君やヤンの気持ちがもっと切実に伝わったと思うのだけど。香港版では、ウォン警部はさんざん痛めつけられてから殺された、って言われているけど、死体なんかきれいなもんだったじゃん。いや、別にヴァイオレンスじゃなくてもいいんだけど、もっと胃が痛くなるような緊迫感が欲しかったなと。

それとプロット的に、ラウがスパイだって気が付いたときヤンが消えたのが納得行かないんだよ。とぼけて身分を取り戻してから改めて告発すれば良かったじゃん。コップとして、自分の手で捕まえたかったんだ、という見方もできるけどネ。

あー、あと、香港版で気になったのは音楽!オープニングの音楽もちょっとガクっと来たけど、まだやり過ごせる範囲だったんだが、ヤンと精神科医のロマンチックな場面でかかる音楽が前時代的!いきなり昼メロになっちゃうんだもーん。他のところは、ほら、ラウがヤンからアンプを買うときにかかる中国語の曲なんかすっごいスタイリッシュだったし、何もかも垢抜けててすごい良く出来ているから余計に、あのシーンの音楽はコケた。

Key Words
映画 インファナル・アフェア アンドリュー・ラウ アンディ・ラウ トニー・レオン アンソニー・ウォン エリック・ツァン チャップマン・トー
香港映画 | トラックバック(0) | コメント(13) | ブログ・レポ | 【2007/06/24 20:29】
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『ハンナとその姉妹』−巧みな人物描写が楽しい映画
Hannah and Her Sisters

マイケル・ケインの偉人伝書いてて目に留まったこの映画。大昔に一度観たことあるんですが、ストーリーも何も憶えてないし、マイケル・ケインが出ているということすら知らなかった。

ハンナとその姉妹
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Produced: 1986
Directed by: Woody Allen
Writing Credits: Woody Allen
Cast:
Lee: Barbara Hershey
April: Carrie Fisher
Elliot" Michael Caine
Hannah: Mia Farrow
Holly: Dianne Wiest
Mickey: Woody Allen
題名にあるように、この映画はハンナ、ホリー、リーの3姉妹と、彼女達に関わる人たちを淡々と描いた『男女7人夏物語』みたいな話なのですが、マイケル・ケインの役どころは長女ハンナの夫で、ハンナの妹リーに恋してしまうエリオット。マイケル・ケインって、ハードボイルドで鳴らした人なんでしょ?このエリオットの70年代のサラリーマン姿は笑うよ!なでつけているのにくりんくりんしちゃう、中途半端に長い髪に、すっげーでっかい眼鏡!製作は1986年だけど、80年代でもこんな人いたんだっけ?70年代としか思えませんよ、私には。

エリオットは常識人だと思われるのだが、燃えたぎる恋心を抑えきれないのか、果敢にアタックしてしまうのだな、自分の奥さんの妹に。で、リー(バーバラ・ハーシー)の方も、すごい年上の偏屈なアーティストとの同棲生活を窮屈に感じていたところなので、エリオットの攻撃に屈して、二人は関係を持ってしまうわけなのです。

可笑しいのはやっちゃった直後のエリオットとリーが、全く別のことを考えているところ。エリオットは家に帰ってハンナといつもどおり過ごしながら「ああ俺はなんてことをしてしまったのだ!やはりリーにこれは無かったことにしようと言おう」と電話をかけようとしているところに電話が鳴り、出てみるとリーで、「あなたのことを考えているの。今日は本当にステキな日だったわ」とかなんとか、セリフは忘れちゃったけど、言うわけさ。するとエリオットは先ほどの決心に反して「僕もだよ」なんて言っちゃうわけ。

この辺の皮肉なというか現実的というか、そんな人間の行動を面白可笑しく見せるところが、ウッディ・アレン監督作品の味なのかな〜と思いました。なんかさ、話自体はお昼のメロドラマみたいなのに、登場人物を見る目線がヒジョ~に乾いていて笑っちゃうの。

ウッディ・アレン自身も、ハンナの別れた夫・ミッキー役で出演していて、これまた面白い。あのちんちくりんな容姿で、自分は脳腫瘍なんじゃないかと悩み、落ち込む姿は見ていて笑える。もしかしたら脳腫瘍かもしれません、と言われて医院から出てくるしょぼんとした姿と、後で検査結果では腫瘍ではない、と言われて踊りながら医院から出てくるショットが全く同じ角度から撮ってあるんだけど、そのマンガのような対比なんかめっさ笑います。

あとね、これもウディ・アレンならではなのかなーと思ったのが、ハンナ3姉妹の両親が俳優さんで、そのせいで3姉妹ともアートや演劇に造詣が深い。ニューヨークにいるこういう家庭って、ウディ・アレンが知っている人にたくさんいるのかなと。そして、次女のホリー(ダイアン・ウィースト)が女優として芽が出ないもんで、脚本家になろうと執筆したドラフトを家族に読んでもらうと、ハンナ(ミア・ファロー)が「これってモロ、私とエリオットのことを書いてるじゃないの!なんでこんな細かいことまで良く知っているの?!それに私のことマジメだけど息が詰まるですって?私のことそんな風に思っていたの?!」と怒るシーンがあって、これって、ウディ・アレンが実際経験したことなんじゃないかなあ。ウディ・アレン映画のネタって、日常から拾ってくるとしか思えないので、こういうことはしばしば起こりそう。

そう思って観るとこの3姉妹は、ウディ・アレンがこれまでに経験した女の3つのパターンなのかもしれない。長女はしっかり者で世話好き。次女は自由奔放で単純。三女は控えめで頼りなげ。そしてそれに絡む男たちも、ウディ自身の投影?エリオットはマジメゆえにハンナのようなしっかり者と結婚するが、リーのような「守ってあげたい」タイプに魅かれてしまう。そんなリーは案の定、守ってくれるようなずーっと年上の男と付き合っているが、守られているがゆえに息苦しさを感じている。そしてミッキーは、TVプロデューサーとして多忙でストレスフルな生活を送っていて、ハンナと離婚したショックとか一人でいる寂しさを感じるヒマもないが、常に自分の健康のことが気になり、パラノイド状態になっている。

こういう、ハタから見てると「ばっかでー」と笑っちゃいながらも、良く考えてみると自分もそうだなと思える登場人物の描写の巧みさが楽しい。それに意外にもハッピー・エンドなんだよ、この映画

余談:ホリーの友達、エイプリルの役が、あの『スター・ウォーズ』のレイア姫なんだよね。すっごいフツーの人っぽくて気が付かなかった。あと、ミッキーのTV局での秘書だかなんだか、その女の人が良くいろんな映画に出ていて、とぼけた味がいい人なんだけど、名前がわかんないんだよなー。

Key Words
映画 ハンナとその姉妹 ウディ・アレン マイケル・ケイン ミア・ファロー ダイアン・ウィースト キャリー・フィッシャー バーバラ・ハーシー
★おすすめ映画★ | トラックバック(0) | コメント(0) | ブログ・レポ | 【2007/06/23 23:05】
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『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』−ストレートなミステリー・サスペンス
The Life of David Gale

死刑が合法で、しかも執行回数が異常に多いことで有名なテキサス州。大学で哲学を教えている教授、デビッド・ゲイル(ケヴィン・スペイシー)は、死刑制度に反対する活動家でもあった。その彼が、一緒に死刑反対の活動をしていた同僚のコンスタンス(ローラ・リニー)をレイプ・殺害した罪で死刑を宣告され、服役している。これまで全くメディアの取材を受けなかったデビッドは、死刑執行の直前に、突然人気誌の女性記者ビッツィー(ケイト・ウィンスレット)を指名し、多額の報酬と引き替えに残りの3日間での独占インタビューをしたいと言い出す。ビッツィーはデビッドの有罪をこれっぽちも疑っていなかったのだが、話を聞くうちに冤罪を確信し、色々調べ出す。

lifeofdavidgaledvd.jpg
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Produced: 2003
Directed by: Alan Parker
Writing Credits: Charles Randolph
Cast:
Bitsey Bloom: Kate Winslet
David Gale: Kevin Spacy
Constance Harraway: Laura Linney
Zack Stemmons: Gabriel Mann
Dusty Wright: Matt Craven
ケイト・ウィンスレットという女優さんは、古典的な美人顔といって褒める人もあれば、大作りでブス、と嫌う人もいて、不思議な女の人ですね。今回は女性ジャーナリストの役なのですが、適当にぽっちゃりしていて現実味があった。ニコマンとかアンジェリーナ・ジョリーとかって痩せてて綺麗なんだけど、普通の人の役をやるといかにも「女優が普通の人を演じています!」って感じするけど、ケイト・ウィンスレットは美人でありながらもどこか普通の人のクオリティを持っている気がする。

そういう意味ではローラ・リニーも同じですね。この人は笑うとへろへろな顔になるのに、なぜか大学教授とか、弁護士とか、キャリア・ウーマンの役が似合う。『エミリー・ローズ』での弁護士役では、スーツがビシバシ決まっててカッコ良かったけど、今回は、服装とかイマイチ気にしない、いかにも学者肌な大学教授って感じで、役作りも上手いよね。そう言えば『ルイーズに訪れた恋は・・・』でも大学教授だったけど、同じ大学教授でもあちらは美術の教授で、もっとソフトな感じを良く出していた。上手い女優さんなのね。

ケヴィン・スペイシーはなんか可哀想だったよ、今回は。すごくいい教授なのだけど、奥さんが浮気していて家を空けがち。小さな一人息子の世話をしながら孤独に耐えている。そんな心の隙に付け入ってきた、ヤリマンで有名な女子学生にパーティで誘惑され、やったはいいが女がレイプだと言い出し、告訴はされなかったがこれが元で大学はクビ、レイピストの汚名を着せられ他の大学にも受け入れて貰えず、街の電気屋で働くハメになり、奥さんは子供を連れて行っちゃって会わせてくれない。

こういう状態でどんどんアル中になって行くわ、服装は汚くなって行くわ、なんか本当に「冴えないおっさん」って感じで、もちろん、役としてはこれでいいんだけど、情けなかった。

私はたまたまジョニ伝でHiroさんが取り上げていたのを見て「ああ、こういうストレートなミステリー・サスペンスが観たい!」と思ったのでかなり面白く観れましたが、映画的にあっと驚くような目新しさはないので、そういうものを期待していたら退屈かも。死刑反対のデヴィッド・ゲイルが今は死刑囚であり、実はハメられたらしい、という展開は社会派ミステリーとしては王道中の王道ですし、このメンツで演ったらまあハズレはないですが。

Key Words
映画 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル アラン・パーカー ケヴィン・スペイシー ケイト・ウィンスレット ローラ・リニー ガブリエル・マン マット・クレイヴン
映画レビュー | トラックバック(1) | コメント(1) | ブログ・レポ | 【2007/06/18 00:48】
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『ディナーラッシュ』−騙されたと思って観てみましょう
Dinner Rush

右に付けている出演者の一覧が長いことにお気付きかと思いますが、私は自己中な性格なので、自分の印象に残った出演者しか書きません。すなわち、この映画では印象に残るキャラが多かったということです。

dinnerush.jpg
dvd on amazon.com
Produced: 2000
Directed by: Bob Giraldi
Writing Credits: Rick Shaughnessy, Brian S. Kalata
Cast:
Louis Cropa: Danny Aiello
Gary: John Rothman
Enrico: Frank Bongiorno
Paolo: Alex Corrado
Carmen: Mike McGlone
Det. Drury: Walt MacPherson
Natalie: Polly Draper
Udo Cropa: Edoardo Ballerini
Nicole: Vivian Wu
Ademir: Ajay Naidu
Marti: Summer Phoenix
Roger: John Patrick Walker
Duncan: Kirk Acevedo
Jennifer Freely: Sandra Bernhard
Food Nymph: Sophie Comet
Fitzgerald: Mark Margolis
Ken Roloff: John Corbett
主演のレストラン・オーナー、ルイス・クロッパを演じるダニー・アイエロは、結構色んな映画に出ているので知っている人も多いと思いますが(私が一番印象深いのは『ジェイコブス・ラダー』の整骨医)、他の人たちはほとんど観たことありません。細かいことを言うなら、レストランのマネージャーらしきアデミアを演じるアジェイ・ナイデュは、かの名作、『オフィス・スペース』(日本では『リストラ・マン』なんてセンスのない邦題がついてしまったようだが)のセイミアだし、他の人もなんとな〜くどっかで観たことある。

でもとにかくこの映画の中では、みんな役になりきっている。厨房のコックさんたちも、ウエイトレスも、バーテンも客も、みんな「いるいる、こういう人たち!」と、まさにニューヨークのレストランに行ったら見られそうな光景が、テンポ良く繰り広げられて行くところがいい。

物語の本筋とは一見関係のない、そういう個々のキャラの逸話が印象深いのですが、いちいち上げているとキリがないので一番印象に残ったものだけ。

マルティというウエイトレスが受け持ったテーブルが、フィッツジェラルドというすっげーやな客で、色々無理難題をふっかけてくる。私もウエイトレスしてたんでわかりますが、いるんだよ、こういう客!自分は特別なお客さんで、特別扱いされて当然、と思っていて、デレデレ閉店間際まで粘って、細々いろんなこと頼むくせに、チップはあんまり置かない。なんか、ギャラリーのオーナーかなんかみたいで、レストランにかかっているたくさんの肖像画に興味を持って、自分が連れてきたアーティストたちとそれらの絵について語っていると、マルティがさりげなくそれらの絵について解説し始める。

するとフィッツジェラルドは「へえ!私のウエイトレスは、評論家らしいぞ」とバカにする。マルティは、

「いや、私はアーティストなの。あの絵を描いたのは私なの」と言う。

こんな風にさりげなくアーティストがウエイトレスやって生計立てているニューヨーク、なんてところを見せているのがいい。

さらにフィッツジェラルドは、あんまり人目のつくところにあんたの絵をかけない方がいい、才能ないのがわかるから、みたいなこと言ってマルティをバカにした上で、「ま、私の名刺を置いていってあげてもいいがね」くらいのことを言う。するとマルティは、

「Mr.フィッツジェラルド、私はあなたの言うとおり売れない画家ですから、名刺よりチップをたくさん貰いたいわ。」とやり返す!ここは溜飲が下がるシーンだったなあ。

このマルティ役の女優さんが、サマー・フェニックス、そう、あのリバー・フェニックスの妹なんだよ。どっちかっていうとホアキンに似た、ダーク・ヘアで濃い〜顔立ち。そんなたいした演技を要求される役柄でもないのだろうが、なんだかとても印象に残った。

あと、レストランのホステス、ニコーレ役のヴィヴィアン・ウーも良かった。この人も役柄になりきっていたし、それに特にアジア人でなくてもいいような役にアジア人が使われているところが私としては嬉しいし、さらに色んな人種の人が一緒に働いていて全く違和感ないところがまさにニューヨークの匂いがしていい。

さて、ここまで読んで面白そうだと思った人は、とっととDVD借りて観てください。この先は観るまで読まない方が。

私はこの映画、「新感覚のモブ映画」と呼びたいよ。『ゴッド・ファーザー』や『グッド・フェローズ』みたいなモブ全盛期の、殺し・殺されは当たり前、ハード・ボイルド〜!という世界ではなく、既に引退寸前のトラディショナルなモブ、ルイスと、ルイスによると「実業家」と化した新感覚のモブとの対決。それがトラディショナルなイタリア料理を好むルイスと、斬新な料理を作りたい、息子でコック長のウドとの確執をバックに繰り広げられる。

これさー、アメリカでも「Revenge is a dish best served cold.」というキャッチ・コピーがついているし、日本でも結構プロットが細かに説明されちゃってるんだけど、『プレステージ』と一緒で、オチがあるってわかって観ると面白さが半減するのじゃない?

私はラッキーにも極楽三十路賛歌でただレストランの話だって紹介されているだけで観たので、最初の殺しの場面が結構緊迫して、「げげ、こういう映画なの?!」とか思いながら観ていると、今度は最後の最後まで殺しは出てこなくて、しかも、初老の元モブ、ルイスの方が分が悪いものだから、これは哀しい結末になるのかな、などと思っていたら、あのバーに座ってヘラヘラしていたお兄さんが殺し屋だったりとかさ〜!ブリリアント

本当にこの最初と最後の殺しのシーンはモブ映画特有の冷酷非常な殺しの描写なんだけど、その間は活気のあるレストランのシーンで、極端なコントラストになっているところが現実味もインパクトも強い。そして、そんな日常的なレストランの場面でも、さっき言ったマルティの「復讐」が盛り込まれていて、「一見弱そうに見えてるものがやり返す」という最後のオチをなんとなく匂わしていたり。

こういう映画的な技巧を使って騙してくれる映画って大好き。

Key Words
映画 ディナーラッシュ ボブ・ジラルディ ダニー・アイエロ エドアルド・バレリーニ カーク・アセヴェド ヴィヴィアン・ウー サマー・フェニックス
★おすすめ映画★ | トラックバック(0) | コメント(4) | ブログ・レポ | 【2007/06/17 21:45】
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『デモリションマン』−昔、大好きだったんですがねえ・・・
Demolition Man

この映画、昔大好きだったんですよ〜。ちょうどアメリカに来たばっかりの頃で、近未来社会の警官、レニナ(サンドラ・ブロック)がSwearing words(ファックとかシットとか)の使い方を間違えるのが可笑しくて。「このお姉さん、おもろいなー」と思ったもんでした。

demolitionman.jpg
dvd on amazon.com
Produced: 1984
Directed by: Marco Brambilla
Writing Credits: Peter M. Lenkov, Robert Reneau
Cast:
John Spartan: Sylvester Stallone
Simon Phoenix: Wesley Snipes
Lt. Lenina Huxley: Sandra Bullock
Alfredo Garcia: Benjamin Bratt
Edger Friendly: Denis Leary
でも、今回観てみたら、意外につまらなかったよ。特にカンに触ったのはウェズリー・スナイプスの大根役者ぶり。この人なんで有名になったんだっけ?黒人特有のたたみかけるようなジョーク連発しながらなんでも壊すし誰でも殺す、極悪非道の犯罪者、サイモン・フィリップ役なんだけど、なんだかなー。未来社会の話なんで、コンピューター操る場面があるのだけど、キーの叩き方が明らかに叩いてない、単に指をせせこましく動かしているだけとか、そういう細かいところが許せないし。

プロット的には結構面白い話なんですよ。この頃、ロサンジェルスの犯罪率がすっごい高くて、映画の中では1996年には既に無法地帯と化している。極悪非道の犯罪者が増えて、刑期も200年とかあるじゃない?だから、「冷凍刑務所」というのを作って犯罪者を凍結して、刑期を送らせる、とかさ。で、シルヴェスター・スタローン演じる熱血デモリションマン(破壊屋)刑事がフィリップスを冷凍刑務所に送るんだけど、そのときに人質を救出できなかった責任を負わされて、自分も冷凍される。

この二人が解凍される2032年のロサンジェルスはすでにクリーンアップ済みのサン・アンジェルスに生まれ変わり、「悪いもの」は全て法律で禁止されている。身体に悪いもの(アルコール、たばこ、脂肪、カフェイン)は全て禁止、Swearing Wordsを言うとチケット切られる、身体が触れ合うと病気が移ったりするので握手もしない。セックスはもちろん汚いことだし、キスも「体液交換」するからダメ!

これは現代の「健康バカ」「環境バカ」「Politically Correctバカ」をなかなか巧みに批判していて痛快なハズなんだが、今一歩こなれてないんだよな。唯一面白いのが冒頭で言及したサンドラ・ブロックが演じる未来社会の警官。『リーサル・ウエポン』やジャッキー・チェーンの映画が大好きで、悪い言葉や暴力に満ち満ちた「昔」に憧れている。スパルタンと話すときにそういう言葉を使ってやろうとして、「Blow him away(ぶっとばしてやる)!」を「Blow him(ふぇらちおする)」と言っちゃったり、「Kick ass(ケツを蹴り上げる)」を「Lick ass(ケツを舐める)」と言っちゃったり。そのあっけらかーんとした間違えっぷりが面白いなと思ってたんだけど、あれは自分も同じようなことしょっちゅうやってたから共感したのかなあ。今観るとそうでもなかった。

ウエズリー・スナイプスのキーボードの叩き方もそうなんだけど、全てがおおざっぱなのよね。大爆発とか派手なとこばっかりフィーチャーされてて、二人が殴りあいするシーンとかは、「アクショーン!カチッ!」っていかにも今、ポーズとって始めました、って感じだったりさ。人物描写も今一つ捻りが無くて、早口でズバズバものを言うギャグで当時面白かったデニス・リアリーを、管理社会に対する反逆者役で使っているんだけど、ダイアローグが当たり前過ぎてつまんなかったり。脚本がイマイチなのかなー。『ダイハード』みたいなかっこ良さがが全然ない。

スタローンもイマイチかっこ悪いしなー。ブルース・ウィリスみたいな路線を狙っているのはミエミエで、「Send a maniac to catch a maniac」なんて「イーピーカイエイ、マザファッカー!」に対抗するセリフなんかも言うんだけど、「ふん」って鼻で笑ってしまったわ。

当時たくさんあった、ヴァイオレンス、ヒーローもののパロディで、しかも当時台頭してきたPolitically Correctness(アメリカに12年いても、この言葉を的確な日本語にできないなあ。道徳的に正しいことばっかりにこだわり過ぎること、とでも言えばいいのか)のパロディもやってのけようとしたコンセプトはブリリアントだったのだけど、製作側に余りセンスのある人がいなかったって感じ。エンドロールで流れる『デモリションマン』も、めちゃくちゃかっこいいポリスのヴァージョンじゃなくて、スティングがアレンジし直した、シャカシャカいうサウンドになっちゃってるし。


Key Words
映画 デモリションマン マルコ・ブランビヤ シルヴェスター・スタローン ウェズリー・スナイプス サンドラ・ブロック ナイジェル・ホーソーン ベンジャミン・ブラット デニス・リアリー
映画レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | ブログ・レポ | 【2007/06/17 20:36】
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映画偉人伝 〜その48〜 クリストファー・ノーラン
Chu's Favorite Movie Personage No.48: Good job on The Prestige!


Christopher Nolan

■1970年7月30日、ロンドン生まれ。本名クリストファー・ジョナサン・ジェームス・ノーラン。ニックネームはクリス。7才の時から父親の8ミリカメラとアクション・フィギュアを使って映画を撮り始める。

■トレードマークは、1)映画の始まりに登場人物を紹介するところで、役者の手を撮る、2)アメリカ人の役に、アメリカ人でない役者を使う、3)回想シーンで映画を始める。

■1999年の香港フィルム・フェスティバルで、『フォロウィング』(1998)を発表しつつ、観客に次の作品『メメント』(2000)への寄付を頼み、大金を集めた。

■赤と緑の色盲

■ジェームス・ボンドの大ファンで、一番好きなのは『女王陛下の007』



■チュチュの映画偉人伝〜INDEX〜

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま〜す。
■「小さい頃、リドリー・スコットの大ファンだった。『エイリアン』や『ブレードランナー』は衝撃的だった。ものすごい世界観を創作したよね、もうどっぷり浸かったよ。同じ理由でスタンレー・キュービックも大好き」

■好きな映画ベスト10:『2001年宇宙の旅』(1968)、『ブラックホール』(1979)、『ブレードランナー』(1982)、『チャイナタウン』(1974)、『ヒッチャー』(1986)、『アラビアのロレンス』(1962)、『女王陛下の007』(1969)、『スターウォーズ』(1977)、『王になろうとした男』(1975)、『トプカピ』(1964)

■『インソムニア』の後、ハワード・ヒューズの自伝的映画をジム・キャリー主演で計画し、脚本も書き上げた(今まで書いたものの中で最もデキが良い物の一つ、と本人)が、マーティン・スコセッシの『アビエイター』(2004)が同じテーマなのを知り無念ながら企画を棚上げ、『バットマン・ビギンズ』(2005)の監督を引き受ける。

■小さい頃イギリスとアメリカを行ったり来たりして生活していたため、どちらの市民権も持っており、またどちらのカルチャーにも精通している。イギリス英語をしゃべるが、時々アメリカのアクセントが混じったりする。

■「バットマンは非常にチャーミングかと思えば次の瞬間には氷のように冷酷になれる、驚くほど複雑なキャラだから、クリスチャン・べイル以外にあまりたくさんあの役を演じれる人はいないね。」

■「イギリスってのは、正直言ってとても排他的なところだ。ハリウッドはオープンで、新しい人材には貪欲だよね。イギリスでは、新しいものを疑いの目で見る。それは、文化的にはいいことだと思うけど、映画界に進出したいと思う人には、マイナス点だ。『フォロウィング』を撮っているとき、興味深い人材には恵まれなかったし、イギリスの映画界からはいかなる援助も受けられなかった。エマ(現在の奥さん?)が働いていたWorking Titleっていう会社だけが、いろいろ力を貸してくれた。コピー機を使わしてくれたりとかさ。小さなことだけど、重要なことなんだよ。」

■「自分がラッキーな人間だと思ったこと一度もない。僕は本当にものすごーく悲観論者なんだ」

■「みんな朝起きて、今日を自分のあるべき一日として生きたい、と思うよね。でもなかなかそうは行かない。小さな歯車が狂ったりしてさ。それがバットマンのようなキャラクターを魅力的にしている要素だと思うんだ。彼はそんな誰もが持ってるジレンマを、もっと大きな規模で表現しているんだ。」

■チュチュノート■
バットマン・ビギンズ』、『メメント』では、それほどスゴイとも思わなかったのですが、『プレステージ』の構成が素晴らしかった!『バットマン・ビギンズ』の続編、『The Dark Knight』の公開が楽しみです。

監督作品
■「ダークナイト』(2008)
■チュチュ的ミステリー・オブ・ジ・イヤー!『プレステージ』(2006)
■暗い感じの一風変わったヒーロー物『バットマン・ビギンズ』(2005)
■Cinema16: British Short Films (2003) (V)
■Insomnia (2002/I)
■これもクリスチャン・ベイルでやれば良かったのに『メメント』(2000)
■Following (1998)
■Doodlebug (1997)

Key Word
映画 監督 ディレクター ノーラン バットマン プレステージ プレスティージ メメント
プレステージ | トラックバック(0) | コメント(0) | ブログ・レポ | 【2007/06/11 08:09】
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映画偉人伝 〜その47〜 スカーレット・ヨハンソン
Chu's Favorite Movie Personage No.47: Good job in The Prestige!


Scarlett Johansson

■1984年、11月22日、ニューヨーク生まれ。お母さんはポーランド系、お父さんはデンマーク系。姉、兄、そして3分違いの双子の弟がいる(チュチュ注:スカーレットの方が3分早く生まれたそうだが、彼女の方がお姉さんと表記してある。先に生まれた方が下なんじゃなかったっけ?)

■2003年にニューヨーク大学のTisch Schoolに入学願書を出すが許可されず、結果的に女優業に専念するきっかけとなった。

■『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)の役作りのため、当時のボーイフレンドとしばらく北海道に住んでいた。

■『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)の後、30才以下の男と付き合う気になれず、本当に17才年上のベニチオ・デル・トロと付き合っていた。

■20才の誕生日はディズニーランドで祝った。

■トゥルーパーという名前の猫と、マギーという名前のチワワを飼っている。

■ウッディ・アレンの大ファン

■「キャスティングの時に『のどが痛いのか』と言われるのにはうんざり。私の声を特別だって言ってくれる人は本当の友達よ。」

■「親がマネージャーやっている友達たくさんいるけど、みんな裁判沙汰になったり、大変みたい。うちのママは、私の変わった創作意欲とか理解してくれて、私の決めたことに賛成してくれるけど。」

■ 『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ』(2004)で競演したデヴィッド・ハッセルホフについて−「小さいとき夢にまで見た人だったから、自分の名前が彼の名前の隣にクレジットされているのを見て、胸キュンしちゃった。あの頃の彼はたくましくていい男だったなあ。」

■「自分の恋愛関係のことなんか絶対しゃべらない。必ずしっぺ返しを食うからね。でも雑誌には私のプライベートなことが書いてあって、それを読むたび「わお!すっげーこの女!」なんて思うよ。」

■『アイランド』(2005)について−「もう死ぬかと思った。うちに帰ってきて悶絶したよ。筋肉は萎縮しちゃうし、もうこれ以上走りたくないと思った。それがまだ撮影初日よ。でも、ユアンなんかもっとすごかったよ。あざだらけになっちゃって。」

■「一夜にして有名人になるのに、心の準備なんてできないよ。突然注目されて、ほとんどノイローゼになるのは免れないと思うな。自分はいつもと全く同じことをしているのに、写真取られたりするのって、普通じゃないもん。すごく不快だよ。」

■「ハリウッドではみんなすごい痩せてて、自分は太ってるってしょっちゅう感じる。でも私は「デブの日」があるんで、もうあきらめたわ。でもこの業界にいてプレッシャー感じないってのは無理だけどね。この年でもうアンチエイジングのスキンケアとかしてるし。気にしないようにしてるけど、LAにいると難しいよ。本当に親しい人がいなかったら、ものすごく孤独を感じるし、気を付けていないと、食いつぶされてしまう。」

■「始めてビルボードで自分の写真を見たときは驚いた。あんな大きい写真で自分のこと見たことなかったし!自分の胸の谷間を恐竜サイズで見るのってすごいヘンな感じ。胸がすごいデカイ!とにかくあの胸に度肝抜かれた。」

■「人間って、一対一のつがいになるようにはできてないと思う。よっぽど努力しないと・・・。特に俳優って気分屋だし、旅に出ることが多いから、電話だけの付き合いになっちゃうと、哀しいよ。それとか、「今度すごいセクシーな俳優とベッドシーンがあるんだけど、あなたのことを考えてやるわ!」なんて言わなくちゃいけないとかさ。」

■「一日だけ誰かになれるとしたら?大統領!私の方が、実際の大統領より手際よく仕事を片付けられると思う。」

■チュチュノート■
『プレステージ』では良かったなあ。演技うんぬんということではなかったですが、非常に魅力的でした。この人、顔のパーツがバラバラで福笑いみたい、と思うんですけど、そこが逆に魅力的なのかも。セクシー、セクシーと言われていますが、私はこの人のフツーっぽいところが好きです。『スパイダー パニック!』ではスッピンと言うか、ものすごいナチュラルな感じで「子供っぽい!」と思ったんですけど、なんと『ロスト・イン・トランスレーション』のたった一年前。この年頃の女の子は成長が早い!



■チュチュの映画偉人伝〜INDEX〜

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま〜す。
出演作品
■Brilliant (2009) (in production)
■Napoleon and Betsy (2009) (announced) (attached)
■Amazon (2009) (announced)
■Mary Queen of Scots (2008) (announced) .... Mary, Queen of Scots
■Pompeii (2009) (pre-production) (rumored)
■Woody Allen Spanish Project (2008) (pre-production)
■The Other Boleyn Girl (2007) (post-production) .... Mary Boleyn
■The Nanny Diaries (2007) (completed) .... Annie Braddock
■"Robot Chicken" .... Dolores / ... (4 episodes, 2005-2006)
- Donkey Punch (2006) TV Episode
- Veggies for Sloth (2006) TV Episode (voice) .... Dolores/Veronica Lodge
- A Piece of the Action (2005) TV Episode (voice) .... Various
- Toyz in the Hood (2005) TV Episode (voice) .... Tooth Fairy
■チュチュ的ミステリー・オブ・ジ・イヤー!『プレステージ』(2006) .... Olivia Wenscombe
■巨乳ぶりはいいんですが。『ブラック・ダリア』(2006) .... Kay Lake
■なかなか面白い『タロットカード殺人事件』(2006) .... Sondra Pransky
■The Island (2005) .... Jordan Two Delta/Sarah Jordan
■Match Point (2005) .... Nola Rice
■In Good Company (2004) .... Alex Foreman
■The SpongeBob Squarepants Movie (2004) (VG) (voice) .... Mindy
■The Spo