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『Next to You』-ポリスのライヴまで、あと3週間でちゅ~~~!
3 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!

ポリスライヴまで後3週間

うぃ~っす。先週はBBQパーティが2つあって書く暇なかったよ~ん。ミシガンは激暑という感じではなく、日差しは強いけど風がひんやりとしていて、週末ごとにリゾートに来ているような気分が味わえます。散歩の時テツが立ち止まって、芝生をクンクンしている間、木陰に入ってほーっと一息、雲一つ無い空なんか眺めちゃって、「ん~気持ちいいな~」なんて思って、ふとテツに目をやると・・・・うんこ喰ってるしぃぃぃぃ!!!こら、やめんか!いつもダメだって言ってるでしょ~~~~!!!

もう3週間かあ、どきどきするなあ。今日のピックは『Next to You』。ファースト・アルバムの1曲目、

たとたとたとたとたとた!
じゃじゃじゃじゃじゃ!

あきゃ~んすたんいふぉいなだでー (I can't stand it for another day)
うぇんゆりヴそめにまいるざうぇ~ (When you live so many miles away)

と始まっただけですぐ踊れちゃうこの曲、もしかしたら一番好きかもしれない、ポリスの曲の中で。ロクサーヌでもない、メッセージ・イン・ザ・ボトルでもない、パンクを装ってつくっただけかもしれないこの曲、これが一番好きかも。

ポリスの発表した曲が全部入っている、と謳っている4枚組みのボックス・セット、『Message In The Box』のDisc1には、この『Next To You』のライヴ・バージョンが入っている。盛り上がる曲なので、トリに演っているようなのですが、かっこいいんだけど毎回聴くたんびに笑ってしまう。

オープニングのスチュワートのドラムは攻撃的ですっげーかっこいいんだけど、サビの「All I want is to be next to you」ってのが、

おらうぉにとぅびねくすとぅよー

って、最後の「よー」って低音で言うところが、『笑点』とかに出てくるコミック・バンドみたいなの。

さらに、間奏のところでスティングが入れる合いの手がまさにコミック・バンドのそれ。

たったたたった 「ぐっない」 (Good night)
たったたたった 「にゅ~よくしーてぃ!」 (New Your City)

たったたたった たったたたった

たったたたった 「っぱっぱもーれ」 (なんと言っているのかわからん)
たったたたった 「ぱかぱかもーれ」 (しかしこういう風にしか)
たったたたった 「んぱっぱっぱっぱ!」 (私には聞こえない)

って、この「ぐっない にゅ~よくし~ティ!」ってのが、「そ~れ~で~は~ さ~よ~な~ら~」とか、コミック・バンドが演るのみたいなのよ。

でさらに最後、「ねくすとぅゆ!ねくすとぅゆ!ねくすとぅゆ!(next to you)」と3回繰り返した後、スティングが、

「にゅ~よ~オ~オ お~お~(New York・・・・) ギターはアンディ・サマーズ、ドラムはスチュワート・コープランド、ぐっない フロム ザ ぽリース・・・ さんきゅう、さんきゅうヴぇりまっち」

と、(ジャじゃじゃじゃじゃじゃじゃ~~~~ん)というエンディングをバックに言った後さらに、

わんつーすりーふぉ!

でまたコーラス繰り返すところとか、スティングってちょっとギャグ・バンドのノリ入ってて、これを聴くだけにこのボックス・セット買ってもいいくらいだ。

Outlandos d'Amour
デヴュー・アルバム、『Outlandos d'Amour』。『Message in the Box』に付いている解説によると、これって「Bandits of Love(愛の山賊)」って意味らしいけど、ちゃんとしたフランス語でもなく、勝手に作っちゃった言葉らしい。まるで日本人が英語でテキトーな言葉作っちゃうのとおんなじようなことを、イギリス人がやってるってのがわろた。

ポリス関連記事はこちら

Key Words
音楽 ロック ポリス ライヴ スティング スチュワート・コープランド アンディ・サマーズ
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お気に入りミュージシャン | コメント(1) | 【2007/06/25 09:29】
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『How Harry became a Tree』-めぐり逢えてラッキーな映画
How Harry Became A Tree

1924年のアイルランド。ハリーは息子のガスと小さな町のはずれでキャベツ畑を営んで生活している。木になってしまった自分を人々が切り倒して棺おけを作る夢を見たハリーは、自分の周りにいる人を憎むことに決める。その対象として選ばれたのは街でパブを経営するジョージ。ハリーは、あの手この手でジョージを貶めようとするのだが・・・。

Produced: 2001
Directed by: Goran Paskaljevic
Writing Credits: Christine Gentet, Goran Paskaljevic
Cast:
Harry: Colm Meaney
George: Adrian Dunbar
Gus: Cillian Murphy
Eileen: Kerry Condon
Margaret: Gail Fitzpatrick
『麦の穂をゆらす風』と間違えて借りちゃったよー!この映画、アメリカのタイトルが『Bitter Harvest』と言うんですけど、この「Harvest」っていうのと「麦の穂」っていうのがイメージ的に合ったので、良く原題も調べずに借りたら間違えた。「いつになったらIRAの話になるのかな~」とか思いながら観てたんですけど、英語難しくて30%くらいしかわかんないのでネットで色々調べてみたら、違う映画じゃんか!

特に、いきなりハリーが人を憎むことに決める、という奇想天外なプロットがかなり困惑した。なぜ急にジョージのこと憎み始めたのか、普通だったら理由があるわけだから、英語を聞き逃したに違いないと思うじゃない?それが、憎しみが最初にあって、それから人を選んでたのよ。英語では「Neighborを憎むことに決めた」とあるので、きっとこれはクリスチャンの教えである「汝の隣人を愛せ」をひねった、「汝の隣人を憎め」という、クリスチャンならすぐピンとくるコンセプトなわけだな。

しかし、このプロットの元ネタは中国の昔話なんだそうです。それをセルビア人の監督、ゴラン・バスカリェーヴィチがアイルランドを舞台に撮ったという、すごい興味深い作品。バスカリェーヴィチ監督は、この映画を母国ユーゴスラビアで撮りたかったのだけど、内戦のため帰国できず、同じ問題を抱えるアイルランドを舞台に選び、国同士でいがみ合うこと、イコール「隣人を憎む」ことの醜さを表現しているのですが、かなりいい映画で、間違って借りちゃったことでこんないい映画にめぐり逢えたとは、棚からぼた餅とはこういうことですか。

色々なレヴューを読むと、ハリー役のコルム・ミーニイの「一世一代の演技」とべた褒めされているのですが、息子・ガス役のキリアン・マーフィーがやっぱりスゴイです。ガスは、ちょっと知恵遅れの入った、どもりの男の子で、年が行っているけど子供っぽいのか、マジ若いのか、ちょっと年齢不詳(私の英語力のせいかもしれないが)なのですが、ジョージの家の新しいメイド、アイリーンに恋して結婚する。昔の話なので、全くデートとかすることなく、いきなり結婚式なのですが、ガスがもんのすごく無垢な顔でウレシそうに花嫁とダンスしているシーン、これがすごい。「私がキリアン・マーフィーです」という存在感を主張しながらも、他の映画では見せなかった一面を見せてくれている。この人は本当に、映画のたびに違う人になりきっちゃって、顔は少しコロッケ入ってるが、本当に本当に、驚くべき俳優さんです。

アイリーン役のケリー・コンドン、『ダニー・ザ・ドッグ』で見たときは、設定が高校生なのに40歳くらいに見えたけど、今回はまだほっぺも赤い、ライルランドの田舎娘って感じがよーく出ていて、可愛かった。ジョージの家のメイド、ということなのですが、この時代がそうだったのか、ジョージはいろんなところから若い女の子を連れてきては自分のパブや家で働かせ、最終的には嫁に出す、結婚仲人(Match Maker)というのをサイド・ジョブにしているらしい。で、そういう女の子にはみんな手をつけているらしく、アイリーンもガスと結婚したにも関わらず、ジョージのお手つきになってしまう。

もちろん、コルム・ミーニイの演技もパワフルです。なんでハリーがいきなり人を憎むことにするかというと、イギリスとの戦争で長男を失くし、そのショックで妻も死んでしまい、愛するものを失って生きる望みがないので、憎しみで自分を奮い立たそうというか、神の教えに従って隣人を愛していても、自分の生きがいを奪われてしまったので、じゃあ教えと全く逆のことをしてやる、という、神に対する復讐なのですな。

しかし、映画を観ている最中は全く独裁的な、半分狂っているとしか思えないお父さんって感じ。新婚さんが部屋で仲良くオルゴールなんか回して和んでいるのに、外からガスを呼びつけて例え話を聞かせ、ガスがうんざりしていると「お前、聴いているのか!」と怒鳴り始めたり。挙句の果てに、アイリーンがジョージから強姦されたなどという話をでっちあげ(本当に二人がやっちゃったことは知らないらしい)、ジョージを落とし入れるために使おうとするが、町の人たちもハリーがおかしいということは分かっているので本気にしてくれないと、アイリーンに自殺を強要する始末。

こういう物語の端々の会話に、ハリーの細かい感情の描写や、背景説明や、ブラック・ユーモアが散りばめられているようなのですが、英語が分からなくてなかなかそこまで理解できない。しかし、役者の演技がいいとか、ブラック・ユーモアのある映画なんだなとか、何か深い洞察があるに違いないとか、雰囲気でビシビシ伝わってくるので、色々調べたり何度かDVD観直したりして、理解しようと思わせてくれる、そういう映画。これ知名度のせいか日本では出てないみたいなんですけど、かなりいい作品だと思うので、キリアンがもっともっとメジャーになって、いつか日本でも発売になって欲しいな。

余談:ちなみにコルム・ミーニイは、『ダイハード2』でパイロットの役で出演していたそうで、そう言われてみれば見覚えあるんだけど、どの飛行機のパイロットだったか思い出せないよー!

PS:今思うと、あれは悪者の将軍を輸送する飛行機の、右側に座ってたパイロットじゃないかなあと思う(10/13/07)

Key Words
映画 ゴラン・バスカリェーヴィチ コルム・ミーニイ キリアン・マーフィー ケリー・コンドン
気になる映画 | コメント(4) | 【2007/06/24 23:26】
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筆者自己紹介-2007下半期アップデート
Author Profile

チュチュ姫

アクセス解析を見ているとこのページに来る人が多く、私も他の人のブログに行くと「この人はどんな人なんだろ」と自己紹介をを見るし、そろそろアップデートしておこうかなと。それに、ブログ始めてもう2年なんですよね。『姫のお楽しみ袋』は9月からだけど、オリジナルのブログは5月くらいから始めたので。良く続いたもんだ。

最近では「エラソーなこと書きやがって何様だと思ってんだ、テメーは」みたいな「管理人のみが読めるコメント」もとんと来なくなり、「自分が読みたいブログを作るが信条」というのがわかってもらえたかな?と思っています。面白かった映画も、つまんなかった映画も、「何か書くことがあるだろう」と良ーく考えてみると、結構いろいろ感じたことがあったりして、「へー、私って、こんなこと考えていたのか」と、未知の自分を発見することもしばしばで、多分それが楽しくてやっているんでしょうなあ。

年初の自己紹介では、「今年は自分のことを良く見据えて、今まで以上に自分を包み隠さず書いていくのが目標!」って書いたんですけど、映画って、たくさん見始めるとテーマは大体同じ(愛、人生、人間性など)だから、それによって引き出される自分の感情も大体同じものなので、登場人物に対する共感とかよりも、テーマの切り口や、プロットの構築などの、「映画的な良さ」について言及することが多くなって来ました。これは映画を通して仲良くなった他のブログの人たちの書いたものを読んで、いろいろ学んだ結果でもあると思います。

音楽に関して書くときは「この曲いいんだよな~!」っていう思いをどのくらいまで具体的に表現できるかにチャレンジしています。良くYou Tube貼り付けて「この曲いいから、チェックしてみて!」って書いている人がいるけど、私はその曲がいかに名曲かということよりも、その曲をその人がどういう風に捕らえているのかということに興味があるので、自分が書くときも「こんなの読んでる人いないだろーなー」と思いながらも綿密に書いています。と言うのも、信条が「自分の読みたいブログを作る」なので、後で読んで「そうなの、そうなの~!」とか自分で喜んじゃったりしているからいいのです。

本は、今、ロック・ミュージシャンの自叙伝ばかり読んでいるのですが、なんとも書きようがない・・・・。どうまとめていいものやら悩んでいます。なんつーか、しょーもない人たちだなあ、という感想しか浮かんでこなくって・・・。いつかはまとめて書きたいと思っているのですが、ポール・ディアノ、ディブ・リー・ロス、モトリー・クルーの自叙伝に興味ある人もそうそういないと思うので、別に書かなくてもアタシ以外の人に影響あるわけじゃありませんが。

こんなチュチュ姫を今後ともヨロシクお願い致します。

トラック・バックに関しては承認制度を取っていたのですが、スパムがひどくて完全禁止にしました。関連記事をリンクさせたい方は、コメントと共に記事のURL貼ってもらって結構ですから。もしくはお気軽にprince55chu@hotmail.com へ連絡ください。

チュチュ姫トリビア

■10月5日、東京は錦糸町生まれ、てんびん座。千葉は浦安で育つ。7歳の誕生日に日記帳をもらったのをきっかけに書くことが好きになる。

■95年にアメリカに渡り、ワシントン州シアトルに1年住んだあと、ミシガン州に移動し、2001年に大学卒業。現在は日系自動車会社で働いている。最近、類は友を呼ぶというのか、ぶっ飛んだ駐在員が日本から多々来ていて結構面白い。

■血液型はB型。「B型以外には見えない」と良く言われる。B型の研究というサイトに載っている分析にピッタリ当てはまった性格ですので、ご興味のある方はどうぞ。

■2年間、カンフーを習っていたことがある。そのときのあだ名は「アサシン」

■「チュチュ姫」のHNは、"Princess Chu"と呼ばれるようになったことから思いついた。「チュー姫」だとマヌケなので「チュチュ」にした。最初はとにかくブログを始めたかったので、あまり深く考えずにつけたHNだが、最近好きになってきた。というのも、時々、うちの飼い犬が可愛らしいことをすると、「かわいいでチュ~~~~~!!!!」と自分が叫んでいることを発見したため。姫の部分は、私の自己中な性格を反映していて、いいかもしれないと思い始めた。

■今年からジムに通い始めたら、好きな食べ物が変わってきた。前は、肉とかチーズとか、脂っこいものや、甘いものが好きだったんだけど、最近野菜やフルーツが食いてえ!と思うようになった。季節柄そういうものがおいしいときでもあるのだろうが。それからやっぱ、夏はそうめんよね!あ、あと、うちの近くのスーパーで「Rapini」と呼ばれている、ブロッコリーとほうれん草を掛け合わせたような濃い緑の、茎がコリコリしておいしい野菜。あれはハマりました。

■嫌いな食べ物は、漬物!絶対食べられない。これはジムに行こうが何しようが変わらない。

■犬を飼っている。チュチュ姫の親バカ振りを知りたいという酔狂な方はチュチュ姫親バカ日誌を参照のこと。

■セキセイインコのつがいを飼っている。メスは「パーディ」オスは「バーディ」。全然なついていない・・・。映画を観ている最中にピーチクパーチクうるさいので、ときどき怒鳴られる。バーディはメタルが大好きで、私が聴いているとブランコの縦軸に足をかけて、「ぎゃっぎゃっぎゃっ!!!」と一緒に歌う。その姿は御大ブルース・ディキンソンがモニターに足をかけて歌う姿を彷彿とさせる。

■尊敬している人は小林よしのりとマイケル・ムーア。言いたいことを、誰にでもわかるように伝えよう、という人には頭が下がる。

■それから、貧乏でも、ヤク中でも、アル中でも、一生をミュージシャンとして終えた人は尊敬する。

■最近注目している俳優は、クリスチャン・ベイルキリアン・マーフィーマイケル・ケイン。ちょっとブリティッシュ寄りになってきた?この人たちは、映画ごとに全く違う味を見せてくれて、深みを感じます。

■今年注目の映画は『プレステージ』!『ディナー・ラッシュ』も良かった。この二つは先にも言った「映画的な良さ」として好きな映画。去年好きだった『ブロークバック・マウンテン』と『ニューヨーク・ドール』は完全に登場人物に対する思い入れで好きだったから、それを考えると自分の映画の見方が変化してきたなと思える。

■ロック・ミュージシャン・フェチは最近収まってきた。田舎に住んでいるので、夏は虫や鳥達が外で鳴いていたり、風がそよそよ吹いている音なんかが心地いいせいか、最近音楽余りかけなくなったし。

それでもどうしてもあがらえないミュージシャンリスト(常時更新)
ブルース・ディキンソン、ポール・ディアノ、スティーヴ・ハリス、ジェリー・ノーラン、ディーディー・ラモーン、ジョーイ・ラモーン、ニッキー・シックス、デイヴ・リー・ロス、ピート・バーンズ・・・そいからスチュワート・コープランドもええなあ。

その他筆者の人間性が暴かれている記事はこちら
■オリジナル自己紹介
■ジェイク・ジレンハールとの相性を占ってみる
■デトロイトのダウンタウンて、こうよ?!
■チュチュ姫、凹みの記録
■あなたを***に例えると?バトン
■酒バトン
■チュチュ姫様2006年日本ご訪問の覚え書き
■チュチュの日曜大工日記:キッチン
■良く当たる心理テスト
■チュチュの寝室初公開!
■2006年〆バトン
■チュチュの日曜大工日記:リビングルーム
■今の仕事やめることにしました!
■氷の世界
■下半身改造計画と姫の野望
■チュチュ姫ワークアウト・ダイジェスト
■2007年チュチュ姫日本凱旋記
■2007年年初の自己紹介
ブログライター | コメント(5) | 【2007/06/24 20:37】
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『インファナル・アフェア』-香港版にオスカーやれよ!
Infernal Affairs

アメリカ映画ディパーテッド』の元ネタであるこの香港映画。観たことある人は必ず「こっちの方がいい!」と言う。アメリカ人でもそうだ(IMDbのユーザー・コメント読んだ)。

infernal_affairs.jpg
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これ、アメリカ版DVDのジャケなんですけど・・・この女は誰なんだ?!
Produced: 2002
Directed by: Wai Keung Lau
Writing Credits: Felix Chong, Siu Fai Mak
Cast:
Inspector Lau Kin Ming: Andy Lau Chan Wing Yan: Tony Leung
SP Wong Chi Shing: Anthony Wong
Hon Sam: Eric Tsang
Tsui Wai-keung: Chapman To
そりゃそうだろうなあ。ラウ役のアンディ・ラウ、かっこいいもん!いいね~この人。これがマット・ディモンだぜえ、『ディパーテッド』では。この時点で完敗してない?アンディ・ラウはビシバシにかっこいいだけでなくいかにもキリキリっとした刑事、って感じで、警察に潜入しても騙せそうだけどさ、マット・ディモンてまんま怪しいじゃない。『リプリー』だよ、『リプリー』!!

そして対抗馬のヤンがトニー・レオン、この人『英雄 / HERO』に出てなかった?あんときからかっこいいなあと思ってたんだけど、こっちでもいいね。この人の繊細な、優しそうな感じが、本当は悪人になんかなりたくない人の苦悩を良く表していた。そしてウォン警部!!いいっ!!ごっついくせに睫毛がびろびろ長くて、くりくりの目が愛らしい!

しかもみんなすっごい上手い役者だよね。この人たちのパフォーマンスだけでも見ごたえある。レオ君やジャック・ニコルソンもいい役者ではあるのだが、この映画で比べると、ちょっと香港版の人たちのテンションに全然適ってないね。私だったら、ラウ役がクリスチャン・ベイル、ヤンがキリアン・マーフィー、ウォン警部がマイケル・ケインで、監督はリドリー・スコットで撮るな。アメリカ版はアイルランド・マフィアの話だから、キリアンとかハマりじゃん。それにキリキリしたクリスチャン・ベイルだったら、アンディ・ラウにも対抗できそうだし、マイケル・ケインは、人は良いが結構尖ったキレモノ警部役なんか、マーティ・シーンよりずっと上手く演じそうじゃない?

それと、チャップマン・トーっていうの?ヤクザの方のお笑い担当の。この人、日本語だとキョンって役名だけど、英語吹き替えでは「クレイジー・カーン」って呼ばれていたよ。この人が、「忙しそうな振りしてこっち見てるやつがコップだ」って言うと、無口で強面のヤクザの人が周りを見回して「じゃあみんなコップじゃねえか」と言うと「そうなんだよ!」って言うシーン、『ディパーテッド』にもあったけど、こっちの方が面白い。

それにこの役柄って、すっごい重要じゃない?『ディパーテッド』でも、「来なかった奴がスパイだって、ボスが言ってた。なぜ、なぜだ・・・」って言って死んじゃう人いたけど、それまであんまり目立たない人だったからなんか唐突に感じたけど、こっちではおとぼけキャラで「可愛い!」なんて思っていたから、こういう死に方したのすごく印象に残った。(「マッサージ・パーラーの女の子は可愛かった?」なんて訊きながら死ぬところがまたいい!)

このキョンだかカーンだかの役柄が『ディパーテッド』では無くなっていたけど、こっちのようにヤクザ側にもこのくらい印象に残るキャラがいる方がいいよね。こういう重要なキャラを削っておいて、マーク・ウォールバーグのディグナムを付け加えたり、精神科医の女に二股かけさせたり、なんであんまり意味の無いことを変更したんだろ?そのくせ警察のオフィスの雰囲気とか、くだらないことは忠実に再現してんだよね。

あと、香港版に軍配を上げていた人たちが言及していた、仏教の「永遠に業火で焼かれる」っていうのが背景にあるので、ラウが生き残ることに意味があるのだが、アメリカではそれが使えないから、全員死亡にしなくちゃならなくて、そのためにディグナムのキャラが必要になったわけか。んー、でもやっぱ脚色に問題あるよねー。これがオスカー取っちゃうんだから、たいしたもんだ(しかも脚本賞!あり得ねー)。

とまあ、完全に香港版の勝ちなんですが、映画そのものとしては、どっちもどっちって感じかなあ。なんかね、こういう話だったら、ものすごい冷や汗かかしてもらいたいんだけど、香港版でもアメリカ版でも、案外落ち着いて観れちゃったからさ。裏切った奴とかが拷問された上にドラム缶にコンクリート漬けにされちゃうとか、そういう類の逸話を入れてくれたら、レオ君やヤンの気持ちがもっと切実に伝わったと思うのだけど。香港版では、ウォン警部はさんざん痛めつけられてから殺された、って言われているけど、死体なんかきれいなもんだったじゃん。いや、別にヴァイオレンスじゃなくてもいいんだけど、もっと胃が痛くなるような緊迫感が欲しかったなと。

それとプロット的に、ラウがスパイだって気が付いたときヤンが消えたのが納得行かないんだよ。とぼけて身分を取り戻してから改めて告発すれば良かったじゃん。コップとして、自分の手で捕まえたかったんだ、という見方もできるけどネ。

あー、あと、香港版で気になったのは音楽!オープニングの音楽もちょっとガクっと来たけど、まだやり過ごせる範囲だったんだが、ヤンと精神科医のロマンチックな場面でかかる音楽が前時代的!いきなり昼メロになっちゃうんだもーん。他のところは、ほら、ラウがヤンからアンプを買うときにかかる中国語の曲なんかすっごいスタイリッシュだったし、何もかも垢抜けててすごい良く出来ているから余計に、あのシーンの音楽はコケた。

Key Words
映画 インファナル・アフェア アンドリュー・ラウ アンディ・ラウ トニー・レオン アンソニー・ウォン エリック・ツァン チャップマン・トー
香港映画 | コメント(13) | 【2007/06/24 20:29】
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『ハンナとその姉妹』-巧みな人物描写が楽しい映画
Hannah and Her Sisters

マイケル・ケインの偉人伝書いてて目に留まったこの映画。大昔に一度観たことあるんですが、ストーリーも何も憶えてないし、マイケル・ケインが出ているということすら知らなかった。

ハンナとその姉妹
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Produced: 1986
Directed by: Woody Allen
Writing Credits: Woody Allen
Cast:
Lee: Barbara Hershey
April: Carrie Fisher
Elliot" Michael Caine
Hannah: Mia Farrow
Holly: Dianne Wiest
Mickey: Woody Allen
題名にあるように、この映画はハンナ、ホリー、リーの3姉妹と、彼女達に関わる人たちを淡々と描いた『男女7人夏物語』みたいな話なのですが、マイケル・ケインの役どころは長女ハンナの夫で、ハンナの妹リーに恋してしまうエリオット。マイケル・ケインって、ハードボイルドで鳴らした人なんでしょ?このエリオットの70年代のサラリーマン姿は笑うよ!なでつけているのにくりんくりんしちゃう、中途半端に長い髪に、すっげーでっかい眼鏡!製作は1986年だけど、80年代でもこんな人いたんだっけ?70年代としか思えませんよ、私には。

エリオットは常識人だと思われるのだが、燃えたぎる恋心を抑えきれないのか、果敢にアタックしてしまうのだな、自分の奥さんの妹に。で、リー(バーバラ・ハーシー)の方も、すごい年上の偏屈なアーティストとの同棲生活を窮屈に感じていたところなので、エリオットの攻撃に屈して、二人は関係を持ってしまうわけなのです。

可笑しいのはやっちゃった直後のエリオットとリーが、全く別のことを考えているところ。エリオットは家に帰ってハンナといつもどおり過ごしながら「ああ俺はなんてことをしてしまったのだ!やはりリーにこれは無かったことにしようと言おう」と電話をかけようとしているところに電話が鳴り、出てみるとリーで、「あなたのことを考えているの。今日は本当にステキな日だったわ」とかなんとか、セリフは忘れちゃったけど、言うわけさ。するとエリオットは先ほどの決心に反して「僕もだよ」なんて言っちゃうわけ。

この辺の皮肉なというか現実的というか、そんな人間の行動を面白可笑しく見せるところが、ウッディ・アレン監督作品の味なのかな~と思いました。なんかさ、話自体はお昼のメロドラマみたいなのに、登場人物を見る目線がヒジョ~に乾いていて笑っちゃうの。

ウッディ・アレン自身も、ハンナの別れた夫・ミッキー役で出演していて、これまた面白い。あのちんちくりんな容姿で、自分は脳腫瘍なんじゃないかと悩み、落ち込む姿は見ていて笑える。もしかしたら脳腫瘍かもしれません、と言われて医院から出てくるしょぼんとした姿と、後で検査結果では腫瘍ではない、と言われて踊りながら医院から出てくるショットが全く同じ角度から撮ってあるんだけど、そのマンガのような対比なんかめっさ笑います。

あとね、これもウディ・アレンならではなのかなーと思ったのが、ハンナ3姉妹の両親が俳優さんで、そのせいで3姉妹ともアートや演劇に造詣が深い。ニューヨークにいるこういう家庭って、ウディ・アレンが知っている人にたくさんいるのかなと。そして、次女のホリー(ダイアン・ウィースト)が女優として芽が出ないもんで、脚本家になろうと執筆したドラフトを家族に読んでもらうと、ハンナ(ミア・ファロー)が「これってモロ、私とエリオットのことを書いてるじゃないの!なんでこんな細かいことまで良く知っているの?!それに私のことマジメだけど息が詰まるですって?私のことそんな風に思っていたの?!」と怒るシーンがあって、これって、ウディ・アレンが実際経験したことなんじゃないかなあ。ウディ・アレン映画のネタって、日常から拾ってくるとしか思えないので、こういうことはしばしば起こりそう。

そう思って観るとこの3姉妹は、ウディ・アレンがこれまでに経験した女の3つのパターンなのかもしれない。長女はしっかり者で世話好き。次女は自由奔放で単純。三女は控えめで頼りなげ。そしてそれに絡む男たちも、ウディ自身の投影?エリオットはマジメゆえにハンナのようなしっかり者と結婚するが、リーのような「守ってあげたい」タイプに魅かれてしまう。そんなリーは案の定、守ってくれるようなずーっと年上の男と付き合っているが、守られているがゆえに息苦しさを感じている。そしてミッキーは、TVプロデューサーとして多忙でストレスフルな生活を送っていて、ハンナと離婚したショックとか一人でいる寂しさを感じるヒマもないが、常に自分の健康のことが気になり、パラノイド状態になっている。

こういう、ハタから見てると「ばっかでー」と笑っちゃいながらも、良く考えてみると自分もそうだなと思える登場人物の描写の巧みさが楽しい。それに意外にもハッピー・エンドなんだよ、この映画

余談:ホリーの友達、エイプリルの役が、あの『スター・ウォーズ』のレイア姫なんだよね。すっごいフツーの人っぽくて気が付かなかった。あと、ミッキーのTV局での秘書だかなんだか、その女の人が良くいろんな映画に出ていて、とぼけた味がいい人なんだけど、名前がわかんないんだよなー。

Key Words
映画 ハンナとその姉妹 ウディ・アレン マイケル・ケイン ミア・ファロー ダイアン・ウィースト キャリー・フィッシャー バーバラ・ハーシー
★おすすめ映画★ | コメント(0) | 【2007/06/23 23:05】
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『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』-ストレートなミステリー・サスペンス
The Life of David Gale

死刑が合法で、しかも執行回数が異常に多いことで有名なテキサス州。大学で哲学を教えている教授、デビッド・ゲイル(ケヴィン・スペイシー)は、死刑制度に反対する活動家でもあった。その彼が、一緒に死刑反対の活動をしていた同僚のコンスタンス(ローラ・リニー)をレイプ・殺害した罪で死刑を宣告され、服役している。これまで全くメディアの取材を受けなかったデビッドは、死刑執行の直前に、突然人気誌の女性記者ビッツィー(ケイト・ウィンスレット)を指名し、多額の報酬と引き替えに残りの3日間での独占インタビューをしたいと言い出す。ビッツィーはデビッドの有罪をこれっぽちも疑っていなかったのだが、話を聞くうちに冤罪を確信し、色々調べ出す。

lifeofdavidgaledvd.jpg
dvd on amazon.com
Produced: 2003
Directed by: Alan Parker
Writing Credits: Charles Randolph
Cast:
Bitsey Bloom: Kate Winslet
David Gale: Kevin Spacy
Constance Harraway: Laura Linney
Zack Stemmons: Gabriel Mann
Dusty Wright: Matt Craven
ケイト・ウィンスレットという女優さんは、古典的な美人顔といって褒める人もあれば、大作りでブス、と嫌う人もいて、不思議な女の人ですね。今回は女性ジャーナリストの役なのですが、適当にぽっちゃりしていて現実味があった。ニコマンとかアンジェリーナ・ジョリーとかって痩せてて綺麗なんだけど、普通の人の役をやるといかにも「女優が普通の人を演じています!」って感じするけど、ケイト・ウィンスレットは美人でありながらもどこか普通の人のクオリティを持っている気がする。

そういう意味ではローラ・リニーも同じですね。この人は笑うとへろへろな顔になるのに、なぜか大学教授とか、弁護士とか、キャリア・ウーマンの役が似合う。『エミリー・ローズ』での弁護士役では、スーツがビシバシ決まっててカッコ良かったけど、今回は、服装とかイマイチ気にしない、いかにも学者肌な大学教授って感じで、役作りも上手いよね。そう言えば『ルイーズに訪れた恋は・・・』でも大学教授だったけど、同じ大学教授でもあちらは美術の教授で、もっとソフトな感じを良く出していた。上手い女優さんなのね。

ケヴィン・スペイシーはなんか可哀想だったよ、今回は。すごくいい教授なのだけど、奥さんが浮気していて家を空けがち。小さな一人息子の世話をしながら孤独に耐えている。そんな心の隙に付け入ってきた、ヤリマンで有名な女子学生にパーティで誘惑され、やったはいいが女がレイプだと言い出し、告訴はされなかったがこれが元で大学はクビ、レイピストの汚名を着せられ他の大学にも受け入れて貰えず、街の電気屋で働くハメになり、奥さんは子供を連れて行っちゃって会わせてくれない。

こういう状態でどんどんアル中になって行くわ、服装は汚くなって行くわ、なんか本当に「冴えないおっさん」って感じで、もちろん、役としてはこれでいいんだけど、情けなかった。

私はたまたまジョニ伝でHiroさんが取り上げていたのを見て「ああ、こういうストレートなミステリー・サスペンスが観たい!」と思ったのでかなり面白く観れましたが、映画的にあっと驚くような目新しさはないので、そういうものを期待していたら退屈かも。死刑反対のデヴィッド・ゲイルが今は死刑囚であり、実はハメられたらしい、という展開は社会派ミステリーとしては王道中の王道ですし、このメンツで演ったらまあハズレはないですが。

Key Words
映画 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル アラン・パーカー ケヴィン・スペイシー ケイト・ウィンスレット ローラ・リニー ガブリエル・マン マット・クレイヴン
映画レビュー | コメント(2) | 【2007/06/18 00:48】
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『ディナーラッシュ』-騙されたと思って観てみましょう
Dinner Rush

右に付けている出演者の一覧が長いことにお気付きかと思いますが、私は自己中な性格なので、自分の印象に残った出演者しか書きません。すなわち、この映画では印象に残るキャラが多かったということです。

dinnerush.jpg
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Produced: 2000
Directed by: Bob Giraldi
Writing Credits: Rick Shaughnessy, Brian S. Kalata
Cast:
Louis Cropa: Danny Aiello
Gary: John Rothman
Enrico: Frank Bongiorno
Paolo: Alex Corrado
Carmen: Mike McGlone
Det. Drury: Walt MacPherson
Natalie: Polly Draper
Udo Cropa: Edoardo Ballerini
Nicole: Vivian Wu
Ademir: Ajay Naidu
Marti: Summer Phoenix
Roger: John Patrick Walker
Duncan: Kirk Acevedo
Jennifer Freely: Sandra Bernhard
Food Nymph: Sophie Comet
Fitzgerald: Mark Margolis
Ken Roloff: John Corbett
主演のレストラン・オーナー、ルイス・クロッパを演じるダニー・アイエロは、結構色んな映画に出ているので知っている人も多いと思いますが(私が一番印象深いのは『ジェイコブス・ラダー』の整骨医)、他の人たちはほとんど観たことありません。細かいことを言うなら、レストランのマネージャーらしきアデミアを演じるアジェイ・ナイデュは、かの名作、『オフィス・スペース』(日本では『リストラ・マン』なんてセンスのない邦題がついてしまったようだが)のセイミアだし、他の人もなんとな~くどっかで観たことある。

でもとにかくこの映画の中では、みんな役になりきっている。厨房のコックさんたちも、ウエイトレスも、バーテンも客も、みんな「いるいる、こういう人たち!」と、まさにニューヨークのレストランに行ったら見られそうな光景が、テンポ良く繰り広げられて行くところがいい。

物語の本筋とは一見関係のない、そういう個々のキャラの逸話が印象深いのですが、いちいち上げているとキリがないので一番印象に残ったものだけ。

マルティというウエイトレスが受け持ったテーブルが、フィッツジェラルドというすっげーやな客で、色々無理難題をふっかけてくる。私もウエイトレスしてたんでわかりますが、いるんだよ、こういう客!自分は特別なお客さんで、特別扱いされて当然、と思っていて、デレデレ閉店間際まで粘って、細々いろんなこと頼むくせに、チップはあんまり置かない。なんか、ギャラリーのオーナーかなんかみたいで、レストランにかかっているたくさんの肖像画に興味を持って、自分が連れてきたアーティストたちとそれらの絵について語っていると、マルティがさりげなくそれらの絵について解説し始める。

するとフィッツジェラルドは「へえ!私のウエイトレスは、評論家らしいぞ」とバカにする。マルティは、

「いや、私はアーティストなの。あの絵を描いたのは私なの」と言う。

こんな風にさりげなくアーティストがウエイトレスやって生計立てているニューヨーク、なんてところを見せているのがいい。

さらにフィッツジェラルドは、あんまり人目のつくところにあんたの絵をかけない方がいい、才能ないのがわかるから、みたいなこと言ってマルティをバカにした上で、「ま、私の名刺を置いていってあげてもいいがね」くらいのことを言う。するとマルティは、

「Mr.フィッツジェラルド、私はあなたの言うとおり売れない画家ですから、名刺よりチップをたくさん貰いたいわ。」とやり返す!ここは溜飲が下がるシーンだったなあ。

このマルティ役の女優さんが、サマー・フェニックス、そう、あのリバー・フェニックスの妹なんだよ。どっちかっていうとホアキンに似た、ダーク・ヘアで濃い~顔立ち。そんなたいした演技を要求される役柄でもないのだろうが、なんだかとても印象に残った。

あと、レストランのホステス、ニコーレ役のヴィヴィアン・ウーも良かった。この人も役柄になりきっていたし、それに特にアジア人でなくてもいいような役にアジア人が使われているところが私としては嬉しいし、さらに色んな人種の人が一緒に働いていて全く違和感ないところがまさにニューヨークの匂いがしていい。

さて、ここまで読んで面白そうだと思った人は、とっととDVD借りて観てください。この先は観るまで読まない方が。

私はこの映画、「新感覚のモブ映画」と呼びたいよ。『ゴッド・ファーザー』や『グッド・フェローズ』みたいなモブ全盛期の、殺し・殺されは当たり前、ハード・ボイルド~!という世界ではなく、既に引退寸前のトラディショナルなモブ、ルイスと、ルイスによると「実業家」と化した新感覚のモブとの対決。それがトラディショナルなイタリア料理を好むルイスと、斬新な料理を作りたい、息子でコック長のウドとの確執をバックに繰り広げられる。

これさー、アメリカでも「Revenge is a dish best served cold.」というキャッチ・コピーがついているし、日本でも結構プロットが細かに説明されちゃってるんだけど、『プレステージ』と一緒で、オチがあるってわかって観ると面白さが半減するのじゃない?

私はラッキーにも極楽三十路賛歌でただレストランの話だって紹介されているだけで観たので、最初の殺しの場面が結構緊迫して、「げげ、こういう映画なの?!」とか思いながら観ていると、今度は最後の最後まで殺しは出てこなくて、しかも、初老の元モブ、ルイスの方が分が悪いものだから、これは哀しい結末になるのかな、などと思っていたら、あのバーに座ってヘラヘラしていたお兄さんが殺し屋だったりとかさ~!ブリリアント

本当にこの最初と最後の殺しのシーンはモブ映画特有の冷酷非常な殺しの描写なんだけど、その間は活気のあるレストランのシーンで、極端なコントラストになっているところが現実味もインパクトも強い。そして、そんな日常的なレストランの場面でも、さっき言ったマルティの「復讐」が盛り込まれていて、「一見弱そうに見えてるものがやり返す」という最後のオチをなんとなく匂わしていたり。

こういう映画的な技巧を使って騙してくれる映画って大好き。

Key Words
映画 ディナーラッシュ ボブ・ジラルディ ダニー・アイエロ エドアルド・バレリーニ カーク・アセヴェド ヴィヴィアン・ウー サマー・フェニックス
★おすすめ映画★ | コメント(4) | 【2007/06/17 21:45】
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『デモリションマン』-昔、大好きだったんですがねえ・・・
Demolition Man

この映画、昔大好きだったんですよ~。ちょうどアメリカに来たばっかりの頃で、近未来社会の警官、レニナ(サンドラ・ブロック)がSwearing words(ファックとかシットとか)の使い方を間違えるのが可笑しくて。「このお姉さん、おもろいなー」と思ったもんでした。

demolitionman.jpg
dvd on amazon.com
Produced: 1993
Directed by: Marco Brambilla
Writing Credits: Peter M. Lenkov, Robert Reneau
Cast:
John Spartan: Sylvester Stallone
Simon Phoenix: Wesley Snipes
Lt. Lenina Huxley: Sandra Bullock
Alfredo Garcia: Benjamin Bratt
Edger Friendly: Denis Leary
でも、今回観てみたら、意外につまらなかったよ。特にカンに触ったのはウェズリー・スナイプスの大根役者ぶり。この人なんで有名になったんだっけ?黒人特有のたたみかけるようなジョーク連発しながらなんでも壊すし誰でも殺す、極悪非道の犯罪者、サイモン・フィリップ役なんだけど、なんだかなー。未来社会の話なんで、コンピューター操る場面があるのだけど、キーの叩き方が明らかに叩いてない、単に指をせせこましく動かしているだけとか、そういう細かいところが許せないし。

プロット的には結構面白い話なんですよ。この頃、ロサンジェルスの犯罪率がすっごい高くて、映画の中では1996年には既に無法地帯と化している。極悪非道の犯罪者が増えて、刑期も200年とかあるじゃない?だから、「冷凍刑務所」というのを作って犯罪者を凍結して、刑期を送らせる、とかさ。で、シルヴェスター・スタローン演じる熱血デモリションマン(破壊屋)刑事がフィリップスを冷凍刑務所に送るんだけど、そのときに人質を救出できなかった責任を負わされて、自分も冷凍される。

この二人が解凍される2032年のロサンジェルスはすでにクリーンアップ済みのサン・アンジェルスに生まれ変わり、「悪いもの」は全て法律で禁止されている。身体に悪いもの(アルコール、たばこ、脂肪、カフェイン)は全て禁止、Swearing Wordsを言うとチケット切られる、身体が触れ合うと病気が移ったりするので握手もしない。セックスはもちろん汚いことだし、キスも「体液交換」するからダメ!

これは現代の「健康バカ」「環境バカ」「Politically Correctバカ」をなかなか巧みに批判していて痛快なハズなんだが、今一歩こなれてないんだよな。唯一面白いのが冒頭で言及したサンドラ・ブロックが演じる未来社会の警官。『リーサル・ウエポン』やジャッキー・チェーンの映画が大好きで、悪い言葉や暴力に満ち満ちた「昔」に憧れている。スパルタンと話すときにそういう言葉を使ってやろうとして、「Blow him away(ぶっとばしてやる)!」を「Blow him(ふぇらちおする)」と言っちゃったり、「Kick ass(ケツを蹴り上げる)」を「Lick ass(ケツを舐める)」と言っちゃったり。そのあっけらかーんとした間違えっぷりが面白いなと思ってたんだけど、あれは自分も同じようなことしょっちゅうやってたから共感したのかなあ。今観るとそうでもなかった。

ウエズリー・スナイプスのキーボードの叩き方もそうなんだけど、全てがおおざっぱなのよね。大爆発とか派手なとこばっかりフィーチャーされてて、二人が殴りあいするシーンとかは、「アクショーン!カチッ!」っていかにも今、ポーズとって始めました、って感じだったりさ。人物描写も今一つ捻りが無くて、早口でズバズバものを言うギャグで当時面白かったデニス・リアリーを、管理社会に対する反逆者役で使っているんだけど、ダイアローグが当たり前過ぎてつまんなかったり。脚本がイマイチなのかなー。『ダイハード』みたいなかっこ良さがが全然ない。

スタローンもイマイチかっこ悪いしなー。ブルース・ウィリスみたいな路線を狙っているのはミエミエで、「Send a maniac to catch a maniac」なんて「イーピーカイエイ、マザファッカー!」に対抗するセリフなんかも言うんだけど、「ふん」って鼻で笑ってしまったわ。

当時たくさんあった、ヴァイオレンス、ヒーローもののパロディで、しかも当時台頭してきたPolitically Correctness(アメリカに12年いても、この言葉を的確な日本語にできないなあ。道徳的に正しいことばっかりにこだわり過ぎること、とでも言えばいいのか)のパロディもやってのけようとしたコンセプトはブリリアントだったのだけど、製作側に余りセンスのある人がいなかったって感じ。エンドロールで流れる『デモリションマン』も、めちゃくちゃかっこいいポリスのヴァージョンじゃなくて、スティングがアレンジし直した、シャカシャカいうサウンドになっちゃってるし。

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■全然出てるの気が付かなかったジャック・ブラックの出演作品一覧

Key Words
映画 デモリションマン マルコ・ブランビヤ シルヴェスター・スタローン ウェズリー・スナイプス サンドラ・ブロック ナイジェル・ホーソーン ベンジャミン・ブラット デニス・リアリー
映画レビュー | コメント(0) | 【2007/06/17 20:36】
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クリストファー・ノーラン映画偉人伝 ~その48~ 
Chu's Favorite Movie Personage No.48: Good job on The Prestige!


Christopher Nolan

■1970年7月30日、ロンドン生まれ。本名クリストファー・ジョナサン・ジェームス・ノーラン。ニックネームはクリス。7才の時から父親の8ミリカメラとアクション・フィギュアを使って映画を撮り始める。

■トレードマークは、1)映画の始まりに登場人物を紹介するところで、役者の手を撮る、2)アメリカ人の役に、アメリカ人でない役者を使う、3)回想シーンで映画を始める。

■1999年の香港フィルム・フェスティバルで、『フォロウィング』(1998)を発表しつつ、観客に次の作品『メメント』(2000)への寄付を頼み、大金を集めた。

■赤と緑の色盲

■ジェームス・ボンドの大ファンで、一番好きなのは『女王陛下の007』



■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
■「小さい頃、リドリー・スコットの大ファンだった。『エイリアン』や『ブレードランナー』は衝撃的だった。ものすごい世界観を創作したよね、もうどっぷり浸かったよ。同じ理由でスタンレー・キュービックも大好き」

■好きな映画ベスト10:『2001年宇宙の旅』(1968)、『ブラックホール』(1979)、『ブレードランナー』(1982)、『チャイナタウン』(1974)、『ヒッチャー』(1986)、『アラビアのロレンス』(1962)、『女王陛下の007』(1969)、『スターウォーズ』(1977)、『王になろうとした男』(1975)、『トプカピ』(1964)

■『インソムニア』の後、ハワード・ヒューズの自伝的映画をジム・キャリー主演で計画し、脚本も書き上げた(今まで書いたものの中で最もデキが良い物の一つ、と本人)が、マーティン・スコセッシの『アビエイター』(2004)が同じテーマなのを知り無念ながら企画を棚上げ、『バットマン・ビギンズ』(2005)の監督を引き受ける。

■小さい頃イギリスとアメリカを行ったり来たりして生活していたため、どちらの市民権も持っており、またどちらのカルチャーにも精通している。イギリス英語をしゃべるが、時々アメリカのアクセントが混じったりする。

■「バットマンは非常にチャーミングかと思えば次の瞬間には氷のように冷酷になれる、驚くほど複雑なキャラだから、クリスチャン・べイル以外にあまりたくさんあの役を演じれる人はいないね。」

■「イギリスってのは、正直言ってとても排他的なところだ。ハリウッドはオープンで、新しい人材には貪欲だよね。イギリスでは、新しいものを疑いの目で見る。それは、文化的にはいいことだと思うけど、映画界に進出したいと思う人には、マイナス点だ。『フォロウィング』を撮っているとき、興味深い人材には恵まれなかったし、イギリスの映画界からはいかなる援助も受けられなかった。エマ(現在の奥さん?)が働いていたWorking Titleっていう会社だけが、いろいろ力を貸してくれた。コピー機を使わしてくれたりとかさ。小さなことだけど、重要なことなんだよ。」

■「自分がラッキーな人間だと思ったこと一度もない。僕は本当にものすごーく悲観論者なんだ」

■「みんな朝起きて、今日を自分のあるべき一日として生きたい、と思うよね。でもなかなかそうは行かない。小さな歯車が狂ったりしてさ。それがバットマンのようなキャラクターを魅力的にしている要素だと思うんだ。彼はそんな誰もが持ってるジレンマを、もっと大きな規模で表現しているんだ。」

■チュチュノート■
バットマン・ビギンズ』、『メメント』では、それほどスゴイとも思わなかったのですが、『プレステージ』の構成が素晴らしかった!

監督作品
■The Dar Knight Rises (2012) (pre-production)
■インセプション (2010)
■ダークナイト(2008)
■チュチュ的ミステリー・オブ・ジ・イヤー!『プレステージ』(2006)
■暗い感じの一風変わったヒーロー物『バットマン・ビギンズ』(2005)
■Cinema16: British Short Films (2003) (V)
■Insomnia (2002/I)
■これもクリスチャン・ベイルでやれば良かったのに『メメント』(2000)
■Following (1998)
■Doodlebug (1997)

Key Word
映画 監督 ディレクター ノーラン バットマン プレステージ プレスティージ メメント
プレステージ | コメント(0) | 【2007/06/11 08:09】
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スカーレット・ヨハンソン映画偉人伝 ~その47~ 
Chu's Favorite Movie Personage No.47: Good job in The Prestige!


Scarlett Johansson

■1984年、11月22日、ニューヨーク生まれ。お母さんはポーランド系、お父さんはデンマーク系。姉、兄、そして3分違いの双子の弟がいる(チュチュ注:スカーレットの方が3分早く生まれたそうだが、彼女の方がお姉さんと表記してある。先に生まれた方が下なんじゃなかったっけ?)

■2003年にニューヨーク大学のTisch Schoolに入学願書を出すが許可されず、結果的に女優業に専念するきっかけとなった。

■『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)の役作りのため、当時のボーイフレンドとしばらく北海道に住んでいた。

■『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)の後、30才以下の男と付き合う気になれず、本当に17才年上のベニチオ・デル・トロと付き合っていた。

■20才の誕生日はディズニーランドで祝った。

■トゥルーパーという名前の猫と、マギーという名前のチワワを飼っている。

■ウッディ・アレンの大ファン

■「キャスティングの時に『のどが痛いのか』と言われるのにはうんざり。私の声を特別だって言ってくれる人は本当の友達よ。」

■「親がマネージャーやっている友達たくさんいるけど、みんな裁判沙汰になったり、大変みたい。うちのママは、私の変わった創作意欲とか理解してくれて、私の決めたことに賛成してくれるけど。」

■ 『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ』(2004)で競演したデヴィッド・ハッセルホフについて-「小さいとき夢にまで見た人だったから、自分の名前が彼の名前の隣にクレジットされているのを見て、胸キュンしちゃった。あの頃の彼はたくましくていい男だったなあ。」

■「自分の恋愛関係のことなんか絶対しゃべらない。必ずしっぺ返しを食うからね。でも雑誌には私のプライベートなことが書いてあって、それを読むたび「わお!すっげーこの女!」なんて思うよ。」

■『アイランド』(2005)について-「もう死ぬかと思った。うちに帰ってきて悶絶したよ。筋肉は萎縮しちゃうし、もうこれ以上走りたくないと思った。それがまだ撮影初日よ。でも、ユアンなんかもっとすごかったよ。あざだらけになっちゃって。」

■「一夜にして有名人になるのに、心の準備なんてできないよ。突然注目されて、ほとんどノイローゼになるのは免れないと思うな。自分はいつもと全く同じことをしているのに、写真取られたりするのって、普通じゃないもん。すごく不快だよ。」

■「ハリウッドではみんなすごい痩せてて、自分は太ってるってしょっちゅう感じる。でも私は「デブの日」があるんで、もうあきらめたわ。でもこの業界にいてプレッシャー感じないってのは無理だけどね。この年でもうアンチエイジングのスキンケアとかしてるし。気にしないようにしてるけど、LAにいると難しいよ。本当に親しい人がいなかったら、ものすごく孤独を感じるし、気を付けていないと、食いつぶされてしまう。」

■「始めてビルボードで自分の写真を見たときは驚いた。あんな大きい写真で自分のこと見たことなかったし!自分の胸の谷間を恐竜サイズで見るのってすごいヘンな感じ。胸がすごいデカイ!とにかくあの胸に度肝抜かれた。」

■「人間って、一対一のつがいになるようにはできてないと思う。よっぽど努力しないと・・・。特に俳優って気分屋だし、旅に出ることが多いから、電話だけの付き合いになっちゃうと、哀しいよ。それとか、「今度すごいセクシーな俳優とベッドシーンがあるんだけど、あなたのことを考えてやるわ!」なんて言わなくちゃいけないとかさ。」

■「一日だけ誰かになれるとしたら?大統領!私の方が、実際の大統領より手際よく仕事を片付けられると思う。」

■チュチュノート■
『プレステージ』では良かったなあ。演技うんぬんということではなかったですが、非常に魅力的でした。この人、顔のパーツがバラバラで福笑いみたい、と思うんですけど、そこが逆に魅力的なのかも。セクシー、セクシーと言われていますが、私はこの人のフツーっぽいところが好きです。『スパイダー パニック!』ではスッピンと言うか、ものすごいナチュラルな感じで「子供っぽい!」と思ったんですけど、なんと『ロスト・イン・トランスレーション』のたった一年前。この年頃の女の子は成長が早い!



■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
出演作品
■Iron Man 2 (2010) (filming) .... Natasha Romanoff / Black Widow
■益々ムチムチして来ましたな『そんな彼なら捨てちゃえば? 』 (2009) .... Anna
■The Spirit (2008) .... Silken Floss
■共感しますなあ『それでも恋するバルセロナ 』(2008) .... Cristina
■The Other Boleyn Girl (2008) .... Mary Boleyn
■The Nanny Diaries (2007) .... Annie Braddock
■"Robot Chicken" .... Amy / ... (4 episodes, 2005-2006)
■チュチュ的ミステリー・オブ・ジ・イヤー!『プレステージ』(2006) .... Olivia Wenscombe
■巨乳ぶりはいいんですが。『ブラック・ダリア』(2006) .... Kay Lake
■なかなか面白い『タロットカード殺人事件』(2006) .... Sondra Pransky
■The Island (2005) .... Jordan Two Delta/Sarah Jordan
■Match Point (2005) .... Nola Rice
■In Good Company (2004) .... Alex Foreman
■The SpongeBob Squarepants Movie (2004) (VG) (voice) .... Mindy
■The SpongeBob SquarePants Movie (2004) (voice) .... Mindy
■A Good Woman (2004) .... Meg Windermere
■A Love Song for Bobby Long (2004) .... Pursy Will
■The Perfect Score (2004) .... Francesca Curtis
『真珠の耳飾りの少女』(2003) .... Griet
■ロスト・イン・トランスレーション(2003) .... Charlotte
■なかなか愛すべきB級映画スパイダー・パニック』(2002) .... Ashley Parker
■An American Rhapsody (2001) .... Zsuzsi/Suzanne Sandor (at 15)
■Ghost World (2001) .... Rebecca
■The Man Who Wasn't There (2001) .... Birdy Abundas
■My Brother the Pig (1999) .... Kathy Caldwell
■The Horse Whisperer (1998) .... Grace MacLean
■Home Alone 3 (1997) .... Molly
■Fall (1997) .... Little Girl
■Manny & Lo (1996) .... Amanda
■If Lucy Fell (1996) .... Emily
■"The Client" .... Jenna (1 episode, 1995)
- Pilot (1995) TV Episode .... Jenna
■Just Cause (1995) .... Kate Armstrong
■North (1994) .... Laura Nelson

Key Word
映画 俳優 女優 スカーレット・ヨハンソン
俳優・女優 | コメント(2) | 【2007/06/11 07:58】
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テツの弟分:ウルフガングくんは可愛いでちゅ~!!
Now Tetsu is a big brother!

近所のおうちに新しい犬がやってきました!

その名もウルフガングくん


かわいらぴー!まだ4ヶ月だって!テツに色が瓜二つ

でもウルフガングくんは手の平サイズ。テツがでかく見えるよ~


まずはご挨拶から


テツが大人っぽく見えるなあ


ウルフガングくんにあっかんべーされているテツ


そんなことするなんて、信じられないわっと目を剥くテツ


ウルフガングくんは、この家のおばさんの息子さんの犬で、旅行の間だけ預かっているんだって。だから今夜にもおうちへ帰っちゃうんだよ~さみし~な。まだ小さ過ぎて散歩にも行けないんだけど、もう少し大きくなったら一緒に散歩に行こう!と約束しました。

また遊びに来てね!ウルフガングくん!

Key Words コーギー
かわいい♪コーギー | コメント(5) | 【2007/06/11 07:29】
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『アメリカン・サイコ』-クリスチャン・ベイルがサイコーなサイコ(座布団取れ!)
American Psycho

とにかくこの映画ではじけまくっているのが、主人公のパトリック・ベイトマンを演じるクリスチャン・ベイル!ウォール・ストリートのエリートでありながらルーザーで、しかも精神的に追い詰められて狂っている、という複雑なキャラを、演り過ぎず、しかし大胆に演じていて、すっごい光ってます!

American-Psycho.jpg
dvd on amazon.com
Produced: 2000
Directed by: Mary Harron
Writing Credits: Bret Easton Ellis, Mary Harron
Cast:
Patrick Bateman: Christian Bale
Jean: Chloe Sevigny
Evelyn: Reese Witherspoon
Courtney: Samantha Mathis
Paul Allen: Jared Leto
Det. Kimball: Willem Defoe
物語の背景である80年代、いわゆるバブルの頃のコーポレート・カルチャーの描き方がまた、クリスチャン・ベイルの好演を支えるバックドロップになっていていい。スーツから、名刺から、食事するレストランから髪型まで、金に飽かせて競い合い、バカとしか思えないレベルに到達している様子が的確に描かれている。特に、名刺のくらべっこするシーンが最高!それぞれスタイリッシュで個性的であることを強調しているんだけど、みんな同じにしか見えない!しかもそれで競い合って「ま、負けた・・・」と感じたときのパトリックの顔!汗かいて、名刺をはらりと落っことし、目の焦点合ってないし!

で、はずせないのは、自分よりかっこいい名刺を持ち、自分がどうしても予約できない人気レストラン『ドルシア』に、金曜日の夜予約をするポール・アレン(ジャレッド・レト)を嫉妬して殺害するシーン。このシーンは、パトリックが80年代の「産業ロック」のアルバムの解説をする初シーンでもあり、とにかくものすごい見せ場なのだ。斧を持ちレインコートを着て、ムーン・ウォークで登場し、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの『Hip to be Square』という曲の解説をしながら腰をプルプルっと振ってダンスするところが、もうヒステリカルに可笑しい!で、アップテンポなこの曲をバックにポール・アレンに斧を振り下ろし、返り血をぶしゅーぶしゅーと浴びながら、「できるもんならドルシアに、今電話して予約してみやがれバスタ~~~ド!!!」と小学生のように叫ぶところがもー、のけぞってしまいます。(余談だけどこのシーン、クリスチャン・ベイルがはじけ過ぎちゃって、ジャレッド・レトの演技下手なのがすっげー目立つ)

このパトリック・ベイトマンというキャラクターは、非常にナルシスティックで、そのナルシシズムを強調するためにクリスチャン・ベイルが腹筋6つに割れるくらい身体を鍛えたというのは有名な話ですが、その成果が良く出ているのが、2人のコールガールとセックスするところ。このシーンのバックグランド・ミュージックはフィル・コリンズの『ススディオ』!電気を光光とつけたまま、コールガールを後ろから攻めている自分の姿を鏡に映してポーズを取るパトリックが爆笑!!コールガールの1人がものすごい冷めた目でパトリックを見ているところがさらに可笑しい。

この2つのシーンは、どちらもクリスチャン・ベイルの即興なんだそうで、ディレクターのメアリー・ハロンはカメラの後ろで床に突っ伏すほど笑っていたそうだ。彼女がコメンタリーで言っていた通り、クリスチャン・ベイルのような2枚目がここまでやるから可笑しいのである。パトリックの役をレオナルド・ディカプリオが演るハズだったらしいが、レオくんではこの味は出なかっただろうなあ。あの子は元がお茶目すぎる。クリスチャン・ベイルのような、ほとんど冷たいとさえ感じる男がここまでやるから、狂気の中に笑いが出るのだ。

で、ラストの方でかなり追い詰められ、現実と幻想の境目がわからなくなったパトリックが、真夜中のオフィスに向かうエレベーターの中でよよよと泣き崩れるところなんか、ちょー情けなくて最高!その後、自分の弁護士に電話して全てを打ち明けるのだが、このときの汗のかき具合といい、笑ったり泣いたり深刻になったり、表情がぐるぐる変わり、最後、安堵感から「ほーっ」って言うところまで、可笑しいし感心するし圧倒される!

それと、この映画にはホラー映画に対するオマージュも満載だよね。ポール・アレンのアパートでの一連のシーンとか、『悪魔のいけにえ』を流したまま腹筋しているところとか。そういうのが、世間から完全に切り離されているパトリックという人格を表していて上手い。銃で撃ったらパトカーが派手に炎上したりというのも、80年代のヴァイオレンス・ムービーから来ているのだと思うし。

この映画、近所のビデオ屋さんで探しても見つかんなくてさ。最近は作品が多過ぎて、置いてないものも多々あるのだけど、『アメリカン・サイコ』がないのかよ!と思ってたら「アクション」にカテゴライズされてたよ。アクション映画なのか、これって?!私は「コメディ」と「ドラマ」のとこばかり見ていたけど。「サイコ・スリラー」「ホラー」何にでもカテゴライズできるな。というかカテゴライズするのが困難な映画だ。ホラーというには80年代のカルチャー描写が上手過ぎるし、探偵のキンボールが出てくるから(このキンボール役のウィレム・デフォー はイマイチな使われ方だったな。それにしても「キンボール」って名前、笑わない?)、パトリックに最後どんな審判が下るのか、というスリラー的な楽しさもある。そういえば、

***ここからちょびっとネタバレ***
未だにわかんないのが、パトリックって本当に殺人を犯したのだろうか?すべてパトリックが、オフィスでスケジュール帳に病的ないたずら書きをしながら妄想したことではないのか?一番最後のシーンでポール・アレンが生きているという事実から、この人の殺害は妄想だし、そうなるとポール・アレンのアパートでコール・ガール殺すところは絶対に妄想だよね(素っ裸でチェインソー持って、真っ白なジョギング・シューズ!あり得ない!)。そもそもポール・アレンの死体を袋に入れて引っ張って行くとき、血が床に尾を引いているのに誰も気が付かないというところからずっと「??」と思っていたのだけど。それとも、コールガールやホームレスは本当に殺したんだけど、そういう人たちが死んでも警察は調べなかったってことかしら?それもあり得るな。

Key Word
映画 アメリカン・サイコ メアリー・ハロン クリスチャン・ベイル ウィレム・デフォー ジャレッド・レト サマンサ・マシス クロエ・セヴィニー
この映画がすごい!! | コメント(2) | 【2007/06/10 23:34】
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ポリス 『マジック』-イッタ状態で取り残される曲
5 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!

ポリスまで後5週間

5週間っていうともう目前って感じすね~。ドキドキしてしまう。

先週、先々週と、マイナーな曲を取り上げてきたけど、今日は超メジャーなスティングのロマンサー、『Every Little Thing She Does Is Magic』。これって日本では『マジック』という邦題になっちゃってたと思うけど、どっちかっていったら『エブリィ・リトル・シング』にして欲しかったな。でも収まり悪過ぎるけど。スティングは、サビをそのまま題名にすることが多いよな。

この曲はほとんど完璧ですよね。あの、何かが始まる予感がするイントロに、ものすごくキャッチーでポップなサビ、全体のロマンチックな雰囲気にどんぴしゃの歌詞。スチュワートの皮パンパンに張ったスネアの音。シンセ多用でアンディのギターはほとんどフィーチャーされていないけど、ピアノが印象的。あの頃、スティングってエゴが強くてやな奴って噂があったけど、こんなラヴ・ソングが書けるなんて、やな奴=ロマンチストってあり得るのね、と思ったもんだ。

しかしこの曲のすごいところは、むちゃむちゃ長いエンディングが、本編の歌のクオリティにまた輪をかけていいのである。普通、曲を聴くと、じりじりとコーフンしてきてわーっと盛り上がり、そしてコーフンが冷める、というパターンだが、この曲はコーフンが右上がりに上がって行くだけで、降りて来ない。マリファナを吸ってエッチすると、「イッタ」状態がずーっと継続するらしいけど(個人的に経験はない)、この曲って、そういう感じだと思う。感動して目がウルウルしてくるのだけど、涙がポロリとは落ちないのだ。もう支えきれないほど涙が溜まった状態がずーっと続く。

Every little thing she does is magic  まるで魔法にかかったように
Everything she do just turns me on    彼女のやることなすことに興奮してしまう
Even though my life before was tragic 僕の人生はミジメだったけど
Now I know my love for her goes on    今は彼女への愛が溢れている

という「こんな風に思われてみたい」くらいロマンチックなサビを2回繰り返してすっごい盛り上げた後怒涛のエンディングに入って行くわけだが、

・・・・お~いえ・・・・お~いえ・・・

と少しトーンダウンして置いて、

・・・えぶりりるしん・・・えぶりりるしん・・・えぶりりるしん・・・えぶりりるしん、
えぶりりる、えぶりりる、えぶりりる、えぶりりるしーんしだず!
(ピアノが「ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!」)

でまた盛り上がるんだけど、さらに、

えぶりりるしーんしだず!えぶりりるしーんしだず!えぶりりるしーんしだず!
しん し だあ~ず いず まぁ~じっく!
「ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!」

ともっと盛り上げるがここからさらに

いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、
「ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!」

でかなり頂点に達するのだが、

いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、いよ~お、
「ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!ちゃーちゃちゃちゃ ちゃちゃ!」

と2回繰り返されるともう悶絶状態になる。それでも容赦なく、

えぶりりるしん!えぶりりるしん!
(ピアノが「きゅるるるるるるるるん!」)

えぶりりるしん!
し!
だず!
いず!

まーじっく!まーじっく!まーじっく!
まーじっく!まーじっく!まーじっく!
(スネアが「たん!たん!たん!たん!たん!たん!たん!たん!」と呼応)

とまさにオーバー・ザートップの盛り上がりで、祭りのように「いえい!」と合いの手が入り、これがまたかっこいい!

そして駄目押しに、

いよ~~~~お、いよ~~~~お、
いよ~、お~、お~、お~、お~・・・・・・

ときっちりテンション下げるのだが、フェイドアウトしていくもう聴き取れないところまでスティングがピアノとベースをバックにごにょごにょ歌っている、そんなところまでかっこいい。そして曲は終わってしまうのだが、この溢れそうな涙はどこにやればいいのか、「イッタ」状態で取り残されるという、ある意味めちゃくちゃ辛い曲なのである。

20070610210010.jpg
『マジック』が入っているアルバム、『ゴースト・イン・ザ・マシーン』。このジャケって、メンバーの顔だって知ってた?真ん中の髪がおっ立ってるのがスティングなんだって。日本ではこれで「ぽ・り・す」って読ませる、って言われていたような記憶があるんだけど、考えてみれば「ポリス」って英語では6文字なんだから、それってあり得ねーと思うんだけど、あの頃は「そうなのか!」なんて思っていたような記憶が・・・

Every Little Thing She Does Is Magic

Though I've tried before to tell her
Of the feelings I have for her in my heart
Every time that I come near her
I just lose my nerve
As I've done from the start

Every little thing she does is magic
Everything she do just turns me on
Even though my life before was tragic
Now I know my love for her goes on

Do I have to tell the story
Of a thousand rainy days since we first met
It's a big enough umbrella
But it's always me that ends up getting wet

Every little thing she does is magic
Everything she do just turns me on
Even though my life before was tragic
Now I know my love for her goes on

I resolve to call her up a thousand times a day
And ask her if she'll marry me in some old fashioned way
But my silent fears have gripped me
Long before I reach the phone
Long before my tongue has tripped me
Must I always be alone?

Every little thing she does is magic
Everything she do just turns me on
Even though my life before was tragic
Now I know my love for her goes on

(Every little thing she does is magic
Everything she do just turns me on
Even though my life before was tragic
Now I know my love for her goes on

Every little thing
Every little thing
Every little thing
Every little thing
Every little
Every little
Every little
Every little thing she does
Every little thing she does
Every little thing she does
Every little thing she does
Thing she does is magic

Eee oh oh...)

Every little thing
Every little thing
Every little thing she does is magic magic magic
Magic magic magic

ポリス関連記事はこちら

Key Words
音楽 ロック ポリス ライヴ スティング スチュワート・コープランド アンディ・サマーズ
不滅の洋楽ベストヒット | コメント(3) | 【2007/06/10 21:17】
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『スパイダー パニック!』-B級映画の愛し方講座その1
Eight Legged Freaks

GOさんの『スネーク・フライト』愛し方講座で教材に上がったこの映画。マジメな私はGOさんの教えをきちんと要約してから鑑賞に挑んだ。


dvd on amazon.com
Produced: 2002
Directed by: Ellory Elkayem
Writing Credits: Ellory Elkayem, Randy Kornfield
Cast:
Chris McCormick: David Arquette
Sam Parker: Kari Wuhrer
Mike Parker: Scott Terra
Ashley Parker: Scarlett Johansson
Pete Willis: Rick Overton
Harlan Griffith: Doug E. Doug
GOさん流B級映画の愛し方
1)お馬鹿設定を受け入れる
2)題名と主演で、大体のバカさ加減を推定
3)他の映画に対するオマージュを楽しむ
4)B級映画のしきたりを理解する
5)お笑い担当を素早く見極める
6)各キャラの役割を分析
7)特撮等の技術面へのツッコミ
8)つじつま合わないところをツッコミながら気にしない

1)お馬鹿設定を受け入れる
これは難なくできた。というか、この映画はこういうどーせバレていることを小出しにしたりしないところが良い。いきなり汚染物質の入ったドラム缶が沼に落っこち、そっから採集した虫を、飼育している蜘蛛に食わせているおっさん。このおっさんがタランチュラにやられて、蜘蛛が入っている水槽をこれ見よがしに割っていくシーンなんかも、結構さらっと流している。どーせ何らかの形で蜘蛛たちが放たれてしまうのだから、そういうところにちまちま時間をかけたり理由付けをしたりせず、蜘蛛好き少年・マイクの紹介を兼ねて、くらいのノリで終わっちゃっているところがいさぎいい。

それから、マイクの母親で保安官のサム(カリ・ウーラー)は、マイクの巨大蜘蛛の話を信じてくれないんだけど、これも、サムの後ろに蜘蛛が迫っているのに気が付かない・・・!・・・「信じて!」「いいかげんにしなさい!」とかいうのを延々繰り返す、とかいうまどろっこしいことはせずに、マイクの姉アシュリー(スカーレット・ヨハンソン)が巨大蜘蛛に襲われているところを問答無用にサムに見せて、強引に納得させてしまうところがいい。

2)題名と主演で、大体のバカさ加減を推定
邦題『スパイダーパニック!』はB級生物パニック・コメディの王道であると宣言しているようなものだし、『Eight Legged Freaks』という原題も「蜘蛛だ」と解りそうなもん(タコ、と思う人もいるかも)なので、生物パニックもんということはなんとなく想像付くであろう。そう思うと、『ジョーズ』という題名はブリリアントだったのだなあ。

主演のデヴィッド・アークエット・・・・この人って、最初からこういう人だったんだっけ?アークエット家のおねえちゃんたちが、結構タランティーノものなんかに出ていたので、弟がこっち方面に行くとは思っていなかったのだが・・・。この人が演ずるクリスって、なんかヘン。二枚目風なんだか、笑かすキャラなんだか、設定が中途半端。でもその中途半端なところが面白い。10年前、ふらりと街を出たまま帰ってこなかった風来坊、頑固で無口なタイプの設定と思いきや、サムに花を持ってきて「自分で摘んだんだ」と言ったことを「バカか!俺は!」と額を手の平でペシペシ叩きながら後悔するところとか、携帯で警察に電話して巨大蜘蛛に襲われていると言っても信じてもらえなくて「本当なんだ~~~!!」と叫んでいるときの顔がいきなりゆがむとことか笑う。

3)他の映画に対するオマージュを楽しむ
たいてい、こういうの苦手なんだけど、私、今回はいくつか思いついた。でも全然はずれてるかも。

一つは、街の人がモールへ逃げ込んで、武器を持ってない人はモールにあるものを調達して武装しろと言われて、みんなバットだの弓矢だの持ってくるんだけど、その中で、チェインソーもって来た人がホッケーのマスクをしていて、これって『13金』オマージュですか?その人、殺されるとき結構アップになったりするので、そうかと思った。

あと、最後にクリスが叔母さんを助けて、坑道からバイクで逃げ出してくるところ、後ろから追ってくる炎にいったん包まれてしまうのだけど、その中からうおおおん!と飛び出してくるところが、『ターミーネーター』オマージュかと。特にバイクがオフロード用だったことと、クリスが「アディオス、コンスエラ!」と言うのがシュワちゃんの「アスタラビスタ」にかぶったんだが・・・。

それから、全編に流れる音楽が、『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせた。土の中から出てくる蜘蛛に襲われないように、はしごを倒して蜘蛛が出て来れないようにして、その上を歩いて行くところとか、バックに「ぱらららら~!」とインディ・ジョーンズが危機を脱したときのような音楽になり、ヘマすると「ぴゅるるるるぅぅぅ・・・」なんて。

4)B級映画のしきたりを理解する
スネーク・フライト』では、襲われるのが小動物→Hカップルであったが、こちらでも、猫、ダチョウ、犬、そしてHカップルではなかったが、アシュリーといちゃいちゃしていたボーイフレンドのティーン・エイジャーが襲われる、というものであった。しかしまー、この映画、余り重要じゃないキャラが襲われるときの容赦のないこと!主要なキャラはほとんど危ない目に合わないのに、エキストラ的な人たちは一撃で食われたりする。さっきの信じてくれないお母さんが巨大蜘蛛を目の当たりにするときのように、余分なジラしとかないところがすがすがしい。

5)お笑い担当を素早く見極める
いきなり冒頭から出てくるエイリアンを信じるハーランというDJがお笑い担当なのだろうが、私は副保安官のピートが可笑しかった。クリスがウエイドを殴ったとき、街の人たちは特に気にかけていないのに、交通整理し始める「はい、見世物じゃないんだよ、止まらないで。はい、どんどん進んで」って、もうみんないないのにやっているところが可笑しい。

あと、保安官事務所にある銃を全部持って来い、と言われて、物置の中から銃を次々に出しているとき、「ウインチェスター、38、なんちゃら・・・」と銃の名前を言いながら出しているのに、最後「・・・そしてリー・ハーヴェイ・オズワルドの銃・・・」というところが、なぜか可笑しかった。あとでモールでハーランがこの銃を持ったときも「リー・ハーヴェィの銃だ!今日は奇妙な日だ・・・」と言うシーンがなんだか可笑しいのだが、なんか意味あるのかな、これ。

6)各キャラの役割を分析
お色気担当は、サム役のカリ・ウーラーと、アシュレー役のスカーレット・ヨハンソンですね。母娘でいい女ってのが良い。カリ・ウーラーはスタイルが良くて、制服姿が中々そそられる。スカヨハは、18歳くらいだと思うのだけど、16歳くらいにしか見えない。生意気だけど、母親を愛しているいい娘を好演。護身にスタンガンを持てと言われて反抗するが、母親にひどいことを言ってしまい、不本意ながら「・・・スタンガンちょうだい」って言うところとか、なかなか可愛い。あと、胸が超でっかい!弟と電話の取り合いをしているところ、横からのショットを見るとものすげー出っ張ってて、邪魔そうなくらいでかい。あからさまにサービスと思われる風呂上りのシーンもあるが、あのTシャツがパツパツになったデカパイの方が圧倒される。

7)特撮等の技術面へのツッコミ
巨大蜘蛛はCGだと思うのだけど、全くわからない、というのと、あー合成だ、ってわかるのとスレスレくらいのところでやっている。砂漠で、モトクロス・バイカーと巨大蜘蛛が追いかけっこするところなんかすげー面白かった。石油タンカーに蜘蛛が張り付いて、そのまま炎上!ってのも良かったし。その後、火の中から現れた蜘蛛が「ひゅるるる」とか言いながら倒れてしまうところとか、『スネーク・フライト』の蛇と違ってコミカルに描かれる蜘蛛に結構笑ったりして。

8)つじつま合わないところをツッコミながら気にしない
つじつまが合わない、ということは特になかったんだけど、サブ・プロットになっている町のモール建設の話とか、クリスのお父さんが金鉱を見つけたという話がどーしても頭に入らなかった。まさにどーでもいいことなので、解らなくても一向に差し支えないのだが、ものすごい複雑なミステリーならともかく、B級生物パニック・コメディのサブ・プロットが理解できないつーのが恥ずかしい。

講座第一弾なのでこんなもんだけど、個人的な好みとしては、『スネークフライト』の「密室に蛇」と言うのが、私には地味に感じたんだのだな。こちらの砂漠で巨大蜘蛛とチェイス!みたいのは結構楽しい。あと、キャラがこっちの方が好き。3の、「他の映画に対するオマージュを楽しむ」は、他の映画を知っていないとできないことなので、これが私の今後の課題と言える。これからもB級映画の愛し方を学んで行くぞ!

Key Word
映画 スパイダー パニック! デヴィッド・アークエット カリ・ウーラー スカーレット・ヨハンソン
映画紹介 | コメント(7) | 【2007/06/10 00:20】
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マイケル・ケイン 映画偉人伝その46 
Chu's Favorite Movie Personage No.46: He's an old cockney bustard I love to watch in films.....

Michael Caine

1933年、3月14日、Rotherhithe, Londonで生まれる。本名モーリス・ミックルホワイト。お父さんは魚市場の配達、お母さんは日雇いの清掃作業員。15歳で学校を辞め、肉体労働の仕事をしていたが、朝鮮戦争のとき英陸軍に参加、戦闘を実体験する。イギリス帰還後、吸い寄せられるようにして劇場のアシスタント・マネージャーの職に付く。俳優転向後、マネージャーに薦められてその頃宣伝していた『The Caine Mutiny』からケインを芸名とし、その後100を超えるTVドラマに出演、舞台『The Long and the Short and the Tall』のヒットで名が知れ渡る。世界的には、1964年の映画『ズール戦争』で有名になる。

■トレードマークはメガネとコックニー訛りの英語。1960年代にメガネは珍しかったし、コックニー訛りとはロンドン訛りという意味だそうで、江戸弁みたいなもの?

■始めてアメリカ英語で演じたのは1967年の『夕陽よ急げ』。ヴィヴィアン・リーに南部訛りを教えてもらった。ヴィヴィアンは、「four door Ford」と一日中練習しなさいと指導してくれたそうだ。

■ロンドンのトップ・レストラン、『Langan's Brasserie』の共同経営者。他に6つのレストランと所有する。また、自身のプロダクション会社も持っている。

■2002年にパフォーミング・アートへの貢献をたたえて、ナイトの称号を贈られる。

■1960年代に一文無しでアパートを追い出されたとき、作曲家のJohn Barryがタダで何ヶ月か泊めてくれた恩返しに、1998年のBarryのロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートで司会をやってあげた。

■出演作である『アルフィー』(1966)、『ミニミニ大作戦』(1969)、『狙撃者』(1971)は後にリメイクされている。

■今まで演じた中で一番好きじゃないのは、2003年の『Statement』でのPierre Brossard。理由は、全くユーモアのセンスがないキャラだから。

■ショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、エルトン・ジョン、アンドリュー・ロイド・ウェバーと仲が良い(みんな爵位を持っている)

■1957年にブライトン大学で、俳優仲間の一人、デヴィッド・バロンが書いた一人芝居を演じる。バロンは後にハロルド・ピンターに改名し、2005年に文学の部門でノーベル賞を受賞した。

■スゥエーデンのロック・バンド、ケントは『Palace and Main』でマイケル・ケインのことを歌っている。

■『沈黙の要塞』の撮影中、スティーヴン・セガールとは犬猿の仲だったと伝えられている。

■マイク・マイヤーズは、オースティン・パワーズのキャラの一部はマイケル・ケインが『アルフィー』で演じた役からヒントを得たと言っている。ケインは2002年にオースティン・パワーズの父親役を演じている。

■ジョン・ウェインが癌で亡くなる前、何度かお見舞いに行っている。

■税金が高すぎると言う理由で1979年にイギリスを離れるが、1987年には帰国している。

■「既婚の女性と付き合ったりしたことは一度もない。ボクは人の『所有物』は尊重しているから」-1967年のインタヴューで

■「俺が昔出た何百と言う映画が最近、昼の時間帯で流されるようになったんで、俺はもう死んだ俳優だと思われているようだ。」

■「舞台での演技は装置を見せることだけど、映画では隠すことなんだ。上手い映画俳優は、観客にキャラクターが俳優そのものだと思わせることができる。でも自分を完全にキャラクターの下に隠してしまうというのはすごく難しいんだ。85回もトライしたけど、2,3回しか成功したことない。」

■「酔っ払いの研究をする一番の方法は、イギリス俳優を20年やること。」

■『ウォルター少年と、夏の休日』のテキサス訛りについて-「テープを聞いて練習したんだけど、上手く行かなくて。訛りのコーチが「イギリス英語は気を付けをしている兵隊みたいに単語がビシッと立っているけど、テキサンはだらけてて、単語がお互いに寄りかかっている」と言うのを聞いて、なるほどと思い、それでマスターできた。」

■「トシを取るってのはやなもんだね。6週間ごとにクリスマスが来るみたいだ。『Catch-22』のセリフみたいに、「時の流れが速すぎる、人生を退屈にしなくちゃ」って、まさにその通りだよ。人生を謳歌しているのに、すぐ百歳になってしまいそうだ。うちの母親は90歳で死んだから、そうなると俺にはあと20年しか残されていない。もっとやばいのは、新聞の死亡記事なんか読むと「彼は74歳で亡くなりました。素晴らしい人生でした。」なんて書いてあってさ、「げっ、あと18ヶ月しかない!」なんて思っちゃうんだよ。もう一つ奇妙なのは、年取ると、「ああー、この人には5年くらい会ってないなあ」なんて思っているのに、実はもう25年も経っていたりする。「ああ、あの映画は10年前に撮影したんだっけ」などと言おうものなら、「30年よ、マイケル、30年前」なんて訂正されてしまったりして。」

■「良く生涯の仕事について訊かれるんだけど、その度に『まだ終わってないんだけど・・・。あと一年もらえる?』と答えることにしている。」

■「ジョン・ウェインからの演技に対するアドバイスは役に立った-『低音でゆっくりしゃべること。そしてしゃべり過ぎないこと』」

■リチャード・ギアに関して:「彼はピンナップ・ボーイのイメージがあるね。それを本人も嫌っている・・・。でも問題は、彼は頼まれるとズボンを脱いでしまうことなんだ。」

■「名作のリメイクはしちゃいけないよ。もちろん、俺とスティーブ・マーティンの『Dirty Rotton Scoundrels』の方が、マーロン・ブランドとダヴィッド・ナイヴェンより傑作だけどね。ただ、ゲスト出演ってのはいただけない。『狙撃者』は完全に裏目に出たからね。もうやらないよ。最近、『ミニミニ大作戦』のリメイクで、ノエル・カワードの役をやらないかって誘われているんだけど・・・。うーん、考えてみよっかな・・・。」

■チュチュノート■
出演作品リストがすっげー長くて疲れました。この人を最初に見たのは『バッドマン・ビギンズ』なのですが、主演のクリスチャン・ベイルより、この人の方がよっぽど印象に残りました。その後の作品でも、必ず主演の人より印象的な演技をしてくれます。知的で落ち着いた印象がありますが、本当はタフでラフな、男っぽい人と見た。そんなアンバランスさが大好き!

出演作品
■Untitled Batman Project (2012) (pre-production) .... Alfred
■Gnomeo and Juliet (2011) (post-production)
■インセプション (2010) .... Miles
■Harry Brown (2009) .... Harry Brown
■Is Anybody There? (2008) .... Clarence
■『ダークナイト』(2008).... Alfred Pennyworth
■Sleuth (2007).... Andrew Wyke
■Flawless (2007).... Mr. Hobbs
■チュチュ的ミステリー・オブ・ジ・イヤー!『プレステージ』(2006) .... Cutter
■ヒッピー役もハマってる!『トゥモロー・ワールド』(2006) .... Jasper Palmer
■さり気にワルいおじさんを好演『ウェザーマン』(2005) .... Robert Spritzel
■Bewitched (2005) .... Nigel Bigelow
■Batman Begins (2005) (VG) (voice) .... Alfred Pennyworth
■笑わすサイドキック的執事役『バットマン・ビギンズ』(2005) .... Alfred


■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
■Around the Bend (2004) .... Henry Lair
■The Statement (2003) .... Pierre Brossard
■Secondhand Lions (2003) .... Garth
■The Actors (2003) .... O'Malley
■The Quiet American (2002) .... Thomas Fowler
■Austin Powers in Goldmember (2002) .... Nigel Powers
■Last Orders (2001) .... Jack Dodds
■Quicksand (2001) .... Jake Mellows
■Miss Congeniality (2000) .... Victor Melling
■Get Carter (2000) .... Cliff Brumby
■Shiner (2000) .... Billy 'Shiner' Simpson
■Quills (2000) .... Dr. Royer-Collard
■The Debtors (1999)
■The Cider House Rules (1999) .... Dr. Wilbur Larch
■Curtain Call (1999) .... Max Gale
■Little Voice (1998) .... Ray Say
■Shadow Run (1998) .... Haskell
■20,000 Leagues Under the Sea (1997/II) (TV) .... Captain Nemo
■Mandela and de Klerk (1997) (TV) .... F.W. de Klerk
■Midnight in Saint Petersburg (1996) .... Harry Palmer
■Blood and Wine (1996) .... Victor 'Vic' Spansky
■Bullet to Beijing (1995) .... Harry Palmer
■On Deadly Ground (1994) .... Michael Jennings
■The Muppet Christmas Carol (1992) .... Ebenezer Scrooge
■Blue Ice (1992) .... Harry Anders
■Noises Off... (1992) .... Lloyd Fellowes
■Bullseye! (1990) .... Sidney Lipton/Doctor Hicklar
■Mr. Destiny (1990) .... Mike/Mr. Destiny
■A Shock to the System (1990) .... Graham Marshall
■Jekyll & Hyde (1990) (TV) .... Dr. Henry Jekyll/Mr. Edward Hyde
■Dirty Rotten Scoundrels (1988) .... Lawrence Jamieson
■Without a Clue (1988) .... Sherlock Holmes
■Jack the Ripper (1988) (TV) .... Chief Insp. Frederick Abberline
■Surrender (1987) .... Sean Stein
■Jaws: The Revenge (1987) .... Hoagie Newcombe
■The Fourth Protocol (1987) .... John Preston
■The Whistle Blower (1986) .... Frank Jones
■Half Moon Street (1986) .... Lord Sam Bulbeck
■Mona Lisa (1986) .... Mortwell
■Sweet Liberty (1986) .... Elliott James
■ちょっと雰囲気違うケインさんが観れます『ハンナとその姉妹』(1986) .... Elliot
■The Holcroft Covenant (1985) .... Noel Holcroft
■Water (1985/I) .... Governor Baxter Thwaites
■Blame It on Rio (1984) .... Matthew Hollins
■The Honorary Consul (1983) .... Charley Fortnum, Consul
■Educating Rita (1983) .... Dr. Frank Bryant
■The Jigsaw Man (1983) .... Philip Kimberly/Sergei Kuzminsky
■Deathtrap (1982) .... Sidney Bruhl
■Victory (1981) .... The Players - England: Capt. John Colby
■The Hand (1981) .... Jonathan Lansdale
■The Island (1980) .... Blair Maynard
■Dressed to Kill (1980) .... Doctor Robert Elliott
■Beyond the Poseidon Adventure (1979) .... Captain Mike Turner
■Ashanti (1979) .... Dr. David Linderby
■Behind the Scenes: Beyond the Poseidon Adventure (1979) (TV)
■California Suite (1978) .... Visitors from London - Sidney Cochran
■The Swarm (1978) .... Dr. Bradford Crane
■Silver Bears (1978) .... Doc Fletcher
■A Bridge Too Far (1977) .... Lt. Col. J.O.E. Vandeleur
■The Eagle Has Landed (1976) .... Col. Kurt Steiner
■Harry and Walter Go to New York (1976) .... Adam Worth
■The Man Who Would Be King (1975) .... Peachy Carnehan
■The Romantic Englishwoman (1975) .... Lewis Fielding
■The Wilby Conspiracy (1975) .... Keogh
■Peeper (1975) .... Leslie C. Tucker
■The Marseille Contract (1974) .... John Deray
■The Black Windmill (1974) .... Maj. John Tarrant
■Sleuth (1972) .... Milo Tindle
■Pulp (1972) .... Mickey King
■Zee and Co. (1972) .... Robert Blakeley
■Kidnapped (1971) .... Alan Breck
■『狙撃者』(1971) 面白くない!.... Jack Carter
■The Last Valley (1970) .... The Captain
■Too Late the Hero (1970) .... Pvt. Tosh Hearne
■The Battle of Britain (1969) .... Squadron Leader Canfield
■The Italian Job (1969) .... Charlie Croker
■"ITV Saturday Night Theatre" .... Cornelius (1 episode, 1969)
- Cornelius (1969) TV Episode .... Cornelius
■Male of the Species (1969) (TV) .... Guest
■The Magus (1968) .... Nicholas Urfe
■Deadfall (1968) .... Henry Clarke
■Play Dirty (1968) .... Capt. Douglas
■Billion Dollar Brain (1967) .... Harry Palmer
■Woman Times Seven (1967) .... Handsome Stranger (segment "Snow")
■Hurry Sundown (1967) .... Henry Warren
■Funeral in Berlin (1966) .... Harry Palmer
■Gambit (1966) .... Harry Tristan Dean
■The Wrong Box (1966) .... Michael Finsbury
■Alfie (1966) .... Alfie Elkins
■The Ipcress File (1965) .... Harry Palmer
■"ITV Play of the Week" .... George Grant (2 episodes, 1961-1964)
- The Other Man (1964) TV Episode .... George Grant
- Ring of Truth (1961) TV Episode
■Hamlet (1964/I) (TV) .... Horatio
■Zulu (1964) .... Lt. Gonville Bromhead
■First Night: Funny Noises with Their Mouths (1963) (TV)
■The Wrong Arm of the Law (1963) (uncredited) .... Bit Part
■"The Edgar Wallace Mystery Theatre" .... Paddy Mooney (1 episode, 1962)
- Solo for Sparrow (1962) TV Episode .... Paddy Mooney
■The Day the Earth Caught Fire (1961) (uncredited) .... Policeman
■"The Younger Generation" .... Ray the Raver (1 episode, 1961)
- Goodbye Charlie (1961) TV Episode .... Ray the Raver
■"Armchair Theatre" .... Helmsman (1 episode, 1961)
- The Ship That Couldn't Stop (1961) TV Episode .... Helmsman
■"Walk a Crooked Mile" (1961) (mini) TV Series .... Police constable
■The Compartment (1961) (TV)
■The Bulldog Breed (1960) (uncredited) .... Sailor in cinema fight
■Foxhole in Cairo (1960) .... Weber
■"No Wreath for the General" (1960) TV Series .... Police constable
■"Deadline Midnight" .... Ted Drake (1 episode, 1960)
- Episode #1.5 (1960) TV Episode .... Ted Drake
■"William Tell" .... Max / ... (2 episodes, 1958-1959)
- The General's Daughter (1959) TV Episode .... Sgt. Wiener
- The Prisoner (1958) TV Episode .... Max
■"Dixon of Dock Green" .... Brocklehurst / ... (3 episodes, 1957-1959)
- Helmet on the Sideboard (1959) TV Episode .... Tufty Morris
- Bracelets for the Groom (1958) TV Episode .... Brocklehurst
- A Penn'orth of Allsorts (1957) TV Episode .... Indian Pedlar
■Danger Within (1959) (uncredited) .... Bit part
■Passport to Shame (1958) (uncredited) .... Man getting married
■The Two-Headed Spy (1958) .... Gestapo Agent
■Blind Spot (1958) .... Johnny Brent
■BBC Sunday Night Theatre: The Frog (1958) (TV) .... Police constable
■The Key (1958) (uncredited)
■"The Vise" .... Folsham (1 episode, 1958)
- The Sucker Game (1958) TV Episode .... Folsham
■"Navy Log" (1 episode, 1958)
- The Field (1958) TV Episode
■Carve Her Name with Pride (1958) (uncredited) .... Extra
■A Woman of Mystery (1958) (uncredited) .... Bit Part
■Requiem for a Heavyweight (1957) (TV)
■How to Murder a Rich Uncle (1957) .... Gilrony
■The Steel Bayonet (1957) (uncredited) .... Bit Part
■"The Adventures of Sir Lancelot" .... Third Knight (1 episode, 1956)
- The Magic Sword (1956) TV Episode (as Michael Scott) .... Third Knight
■Yield to the Night (1956) (uncredited) .... Bit part
■A Hill in Korea (1956) .... Pvt. Lockyer
■Sailor Beware (1956) (uncredited) .... Bit Part

Key Word
映画 俳優 マイケル・ケイン
俳優・女優 | コメント(5) | 【2007/06/08 05:34】
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『幻影師 アイゼンハイム』-笑わせるな!
The Illusionist

チュチュの2007年ミステリー・オブ・ジ・イヤー『プレステージ』をボロクソにけなしたSさん、「『ジ・イリュージョニストを観ろ!こっちの方が100倍いい!」と捨て台詞を残して去って行ったので、観てみたが・・・・・

笑わせるな!


dvd on amazon.com

Produced: 2006
Directed by: Neil Burger
Writing Credits: Neil Burger, Steven Millhauser
Cast:
Eisenheim: Edward Norton
Inspector Uhl: Paul Giamatti
Shophie: Jessica Beil
Crown Prince Leopold: Rufus Sewell
Sさんは、『プレステージ』のオチと、テクノロジーがらみの魔術を鼻で笑っていたが、こっちの方がひどいじゃないか。みかんの木がみるみる育つ?箱に入れたはずのハンカチが消えていて、蝶々がひらひらひらとみかんの木の上に持ってくる?それに何、死人を呼び戻す魔術?!?!安っぽい~~~!!!エド・ノートンが椅子に座って「ふーん!ふーん!」と力んで幽霊呼んでるだけで、つまんない!少なくとも『プレステージ』の方がエンターテイメントがあって楽しい。

それにこのプロット!身分違いの禁断の恋、引き離される二人。少年は魔術を追い求め世界中を旅し、美しい娘になった少女は王子様と交際中。少年は立派な魔術師になり、娘と再会、やけぼっくいに火がつくが、今度はプライドの高い王子様が二人を引き裂こうとする。マンガかよ~~~~!!!!!これこそまさに、私が『プレステージ』を観る時に「あー、こういう話だったら、かったりいな~」と思っていたような話じゃないかっ。

この娘・ソフィ役のジェシカ・ビール、この子が全く、『プレステージ』の3人娘に敵わない!存在感ないし、顔がイモくさい。それに衣装が全然魅力的じゃない。王子様の刀とかも安っぽいし、時代の町の様子とか、小物とか、美術関係全般、『プレステージ』の方が格段上。

それにこの王子様!笑かすなー!アゴが張ってて、ソフィに「俺に恥をかかすな!」とかって唾飛ばしながら怒鳴っているところなんか、『シュレック』のファークアード卿かと思ったよ。

あと、捜査官役のポール・ジアマッティも、『プレステージ』の名脇役・マイケル・ケインに全然敵わないし、登場人物も『プレステージ』の方が全然いい。

で、最後のタネ明かしなんだが・・・『プレステージ』の方は伏線張りまくりで、勘がいい人は気が付いちゃって面白くなかったらしいが、こっちは伏線もなんもあったもんじゃない。最後に「実は、真相はこうだったんですぅ」と言うだけだ。伏線張って勝負に出た『プレステージ』の方があっぱれだ。

それは、マジックのシーンの見せ方にも良く出ていると思う。こっちは、特撮使いまくってやっていて、タネ明かしもほとんどないが、『プレステージ』の方は、そりゃ映画だから映画的に色々作ってるけど、あくまで人間がやっているという生々しさを表現している。テクノロジーがらみのマジックだって、思ったようにはできなかったところは、ものすごい原始的な方法で解決しているじゃない・・・・・そこが怖いんだけど・・・・。

エド・ノートンってすっごい好きだったんだけど、ここ3作くらい冴えないね。このイリュージョニスト役はなかなか様になっていたけど、『プレステージ』のクリスチャン・ベイルが良過ぎるからなあ。

と言うわけで、役者、映像、美術、プロット、全てにおいて『プレステージ』の勝ちだ!!

ジ・イリュージョニスト』の方が『プレステージ』よりいい、と言ったSさんは、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』を「Very cool!」と言い、『アサルト13 要塞警察』を「くだらない」と一言で片付けた人だから、多分、洒落がわからない上にセンスがない人に違いない。今回のことではっきりわかった。これからはこの人のオススメは意識的に避ける事にしよう。

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■極楽三十路生活賛歌 Evolutionのレヴュー、泰山鳴動して鼠一匹も合わせてお楽しみください。

Key Word
映画 ジ・イリュージョニスト イリュージョニスト エドワード・ノートン ポール・ジアマッティ ジェシカ・ビール ルーファス・シーウェル
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映画レビュー | コメント(23) | 【2007/06/05 01:43】
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『あるスキャンダルの覚え書き』-心理:まあまあ、スリラー:今一歩
Notes on A Scandal

一番の収穫は、ケイト・ブランシェットがなかなか情けない女の役をやっていたことですかね。「美しい美術教師と、彼女に執拗(しつよう)な関心を抱くオールドミスの教師とのスキャンダラスな関係を描く心理スリラー」という触れ込みだったので、美しく、生徒にも人気があって、自分をしっかり持っているような女をケイト・ブランシェットのような美人が演るとなると結構イヤミですが、このシバの役柄は、人間味があって良かったです。若い頃パンクスで、スージー&ザ・バンシーズを崇拝していた、とか!


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Produced: 2006
Directed by: Richard Eyre
Writing Credits: Patrick Marber, Zoe Heller
Cast:
Barbara Covett: Judi Dench
Sheba Hart: Cate Blanchet
Steve Connolly: Andrew Simpson
Richard Hart: Bill Nighy
このシバと、ジュディ・デンチ演ずるバーバラは、互いに孤独で、そこから仲良くなって行くのですが、独身で、既に恋愛うんぬんの第一線からは遠のき(レズビアンを匂わせているが、そうなのか?)完全に一人で生きているバーバラと、美しく、周りの人の関心を常に集め、結婚して子供もいて、クリスマスにはたくさんの親戚が訪ねてくるような生活をしているシバ、この二人が同じように孤独を感じている、というところが面白いと思いました。

孤独というのは、周りに人がいるとかいないとかではなく、自分がイメージしている自分、もしくは人生と、現実の間のギャップが広ければ広いほど強く感じる、とこの映画の登場人物たちは語っています。シバの状況は、バーバラから見たら全然恵まれているのだけど、シバ自身は、なんだろうね、失われていく自分の若さとか、子供の面倒を見ることに費やされてしまう時間とか、「自分の人生ってなんなの」みたいな焦燥があるのでしょうな。

そう考えてみると、このある意味ナイーヴなシバを誘惑する15歳の男の子も、孤独なんだろうなあ。お父さんに虐待され、お母さんは病気で入院しているなどとウソをつくってことは、構って欲しいんだもんね。あとでこの子の両親が出てくるんだけど、フツーの家庭の両親、って感じで、ちゃんと両親揃った家庭に育っても、孤独感って感じるものなのだなあ、と改めて思った。

そういう人間の心理に対する洞察はそれなりにあるのですが、スリラーの方となると今一歩です。基本的には、シバが生徒と性的関係になってしまい、それを知ったバーバラが、それをネタにしてシバを自分の手中に収めてしまおうとする。最初は「誰にも言わないから、すぐ別れなさい」と優しくすることでシバを自分に引付ける。そしてシバが別れられないでいると、叱咤激励する。そうしてシバを絡め取っておいて、自分の都合のいい友達にしようとするのだが、シバには家族もあるので、バーバラのいいようにはならない。すると腹いせにシバの秘密を公開してしまう。

この辺が、怖くもなければハラハラもしないし、「げ~、気持ち悪い~」ってほどでもないし、当たり前過ぎて面白くない。バーバラの飼い猫が死ぬとき、シバに「一緒にいて」って言うんだけど、家族と出かけるところのシバは一緒にいて上げられない。シバの旦那(ビル・ナイ)は「早く行こう」って言うし、バーバラは「友達なのに!」って怒鳴るし、いやー、シバ大変だなあと思ったけど、その程度よ。教え子とやっちゃったのがバレたらまずい、というのはわかるけど、「心理スリラー」って言うほどバーバラ側から巧みに追い詰めていくってわけではない。

冒頭でケイト・ブランシェットの人間味ある役柄がいいって言いましたが、後半ブチ切れるところは下手くそだったなー。目の周りにぶっといアイライン描いて、バーバラに迫るシーンがあるのだが、感情的になって怒鳴る姿に鬼気迫るものがない。その後、表に飛び出して行って、報道陣に「うがあああ!」と吼えたり「ひあ あいあ~~~む!」って叫んだりしているところが、恥ずかしくて目を覆ってしまいました。名優でも、向かない演技はあるのだ。

Key Word
映画 あるスキャンダルの覚え書き ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット ビル・ナイ
ミニシアター系 | コメント(4) | 【2007/06/03 22:04】
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『ブラザー・ハート』-クライヴ・オーウェンは、ハードボイルドキャラか?!
I'll Sleep When I'm Dead

あのさ~、クライヴ・オーウェンって、なんで人気あるわけ?・・・・と、自分で書いた偉人伝なんか見てみる・・・・・結構観てんじゃん、アタシってば、クライヴ・オーウェン映画をさ!1、2、3、・・・7本も!これで8本目かあ・・・・なんだかな~、観れは観るほど、なんでこの人有名なんだかわかんない!

20070603093855.jpg
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Produced: 2003
Directed by: Mike Hodges
Writing Credits: Trevor Preston
Cast:
Will: Clive Owen
Helen: Charlotte Rampling
Davey: Jonathan Rhys Meyers
Boad: Malcom McDowell
この映画も、原題が印象に残ったのと、カバーにロジャー・イバートさんの「Two Thumbs Up!」が書いてあったので、相当いいんだなと思って借りたんだけど、ね、キャラクター・デベロップメントって言葉知ってるあんた?!みたいな話よ。

クライヴ演じるウィルは、ロンドンでブイブイ言わせていたギャングだったのだが、今は車(バン)の中で寝泊りし、山で木の伐採などの仕事をしながら、シティから遠く離れて暮らしていた。ロンドンに残された弟のデイヴィは、ヤクの売買などをしながら世渡り上手な奴だったのだが、ある夜パーティの帰りにレイプされて、アパートで自殺する。それを知ったウィルは、弟の仇を討つため、ロンドンに戻ってくる・・・・・

なんでこの映画めっさつまんないかって言うと、弟のデイヴィが誰に、どのようにレイプされ、どんな状況で自殺するかが、実際の時間軸で淡々と描かれて行く訳よ。今時ねえよなあ、こういうアプローチ。普通、デイヴィがバスタブの中で死んでて、それからウィルが真相を暴いて行く過程で、フラッシュバック的にディヴィに起こったことが挿入されて行く、とか、もちっと興味が沸くような描き方ってあるんじゃない?そんなネタ割れ割れのものに対してウィルが「ホワイ!?ホワイ?!」ってエラく追求しているのを見て、こっちがシラ~っとしちゃったりして。

あとさ、雰囲気から感じ取れるところとしては、ウィルが今、仙人みたいにひげぼうぼうにして山の中で暮らしているのは、ギャングの生活がイヤになったからに違いないと思うんだけど、なんでそうなったのか、という説明が一切ないんだな。普通は、シティに戻ってきて、昔の女にあったり、一緒にギャングやってた奴に会ったりする中で、さり気に暴かれていくわけじゃない?ウィルがその昔、どんな人間だったかが。すげー大物だったらしく、ウィルがシティに戻ってきたのを見て「ウィルが戻ってきた!」ってギャングが大騒ぎするのだけど、「あいつを見くびらない方がいいぜ!あいつは人を殺したことがあるんだ」ってあんた、ギャングが人殺しにビビるんかいな。とにかく、そのくらいの描写しかなくて、どんなにすごい人だったのか、なぜ足を洗ったのかって、全然わかんないんだよ。

しかもさ、ウィルを敵視しているギャングも、昔仲間だったギャングも、その辺のチンピラみたいなヤローばっかでさ、説得力ないったらねーの。それにさ、ディヴィをレイプした男ってのが、自動車セールスマンなんだぜ!高級車のセールスマンで、そういう流れで闇の人脈もあるみたいなんだけど、それにしたってかっこ悪くね?

そんでさー、ウィルは、山に籠もる際に、ギャング時代の車やスーツやお金を、倉庫みたいなとこに預けてあったらしく、自動車セールスマンを殺りに行くときそれを出してきて、ホテルにチェックインし、ギャング時代に使っていた床屋を呼び、髭を剃り髪を切り、スーツはプレスしてもらい・・・・。床屋がホテルの部屋まで来て「お久しぶりです」なんて言ったり、メイドがプレスしたスーツを持ってきたり、なんかどーでもいいところにエラく時間割くんだよ。で、最後、メイク☆オーバーした、アフター・シェイヴの香りが漂ってきそうなしゃっきーんとした姿で、クラッシックカーみたいなのに乗って、颯爽と行くわけなんだな。

で、その自動車セールスマンに、とにかくしつこく「なぜだ!なぜやったんだ!」って迫るんだけど、レイプに理由聞く奴って、珍しくない?だから説得力ないんだろうな。でさ、やった方も、理由を言うんだけどさ、なんか良くわかんないの。「あいつはなんでも持っていた。当たり前のように・・・・思い知らせてやりたかった」とかなんとか言うんだけど、解ってしゃべってないだろう、お前!ってツッコミたくなる。で、ウィルが、「今は殺さない。それではカンタン過ぎる。明日かもしれない。一週間後かもしれない。一ヶ月後かもしれない・・・」と恐怖を煽っておいて、部屋から出て行くのだが、すぐ気が変わって、戻ってきて、一撃で殺してしまうのだ!そこなんか観ていて、「え?ええ?!」ってものすごーく納得行かないわけよ。

で、なんか、風がひゅるひゅるふいている海岸かなんかに立っちゃって、「死んだものは死んだもの。戻ってくるわけじゃない」とか独白して終わっちゃうんだけど、なんだこりゃって感じよ。

これはちょー酷いんけど、クライヴ・オーウェン映画って、ぶっちゃけこんなのばっか。だいたいさ、この人って、ハードボイルドのキャラじゃないんじゃない?『すべてはその朝始まった』の、憂いのあるサラリーマンとかさ、『クローサー』の変態とかの方が合ってると思うんだけどなあ。ギリギリ『インサイド・マン』の犯罪者?役ちゃんと選んでんのかなあ。なんかガラガラとイメージ崩れて行くよぅぅぅぅ。

Key Word
映画 ブラザー・ハート クライヴ・オーウェン クライヴ・オーエン クライブ・オーウェン クライブ・オーエン

追記:しかも邦題、『ブラザー・ハート』ですかい・・・・
映画感想 | コメント(0) | 【2007/06/03 09:41】
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『プレステージ』-かったるくても我慢して最後まで観るのだ!!
The Prestige

冒頭、マジシャンの山高帽が霧のかかった森にたくさん落ちているシーンを観た時は、「かったるそーだな~~~」と思ったのだけど、そのシーンが、2匹の猫付きで再度現れたとき、「え~~~~~!!!!!そっち方面の話なの?!」と一気に興味をそそられ、あとはラストまで怒涛のごとく観てしまった。

チュチュの2007年ミステリー・オブ・ジ・イヤー
(6月現在)


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Produced: 2006
Directed by: Christopher Nolan
Writing Credits: Jonathan Nolan, Christopher Nolan, Christopher Priest
Cast:
Robert Angier: Hugh Jackman
Alfred Bordon: Christian Bale
Cutter; Michael Caine
Sarah: Rebecca Hall
Olivia Wenscombe: Scarlett Johansson
Tesla: David Bowie
最初「かったるそう」だと思ったのは、色というか、画質が重厚な重々しい感じで美しいのだが、「すっげー大げさな話なんじゃないの?時代考証といい」と思ってしまったのだ。確かにチュチュ姫怒涛のシーンまでは退屈に感じるかもしれないが、我慢して観ろ!ここまでは役者の演技で引っ張れ!特にアルフレッド・ボーデン役のクリスチャン・ベイルに注目!

クリスチャン・ベイルって、『アメリカン・サイコ』や『バットマン・ビギンズ』、そして『マシニスト』と、アメリカ物しか観た事なかったんだけど、この映画では、『スパイナル・タップ』のナイジェルみたいなでれでれしたイギリス英語をしゃべっていて

かっこいい~~~~!!!!

彼が出てくるシーンはみんないいんだが、特に列記しておきたいのは

■マジシャンのアシスタントをしていて、サラと出逢うシーン(小鳥を殺した~~!と泣くガキも可愛いし、そのガキを「He's a smart lad」と言うところがかっこいい!)
■サラに『Bullet Catch』の種明かしをしているシーン(「今日は本気でI love youって言ってない」と言われ、「All right」と言うが、「おーら」って聞こえるところとか、いい!)
■オリビアがアシスタントにしてくれと言ってきたとき、首をナナメに傾けて話すところがセクシー!!
■グレート・ダントンのショウに飛び入りして、シアター系の演技をするところが素晴らしい

クリスチャンだけでなく、カッター役のマイケル・ケインもいい(アンジェアに「ボーデンはダブルを使っている!少なくともわしが知っているトリックはそれしかない!!」と息巻いてしゃべるところとかすっげー好き)し、ヒュー・ジャックマンの、ベガス風ショウマンシップ的演技がいい。どっちかっていうと、アンジェア役より、酔っ払いのダブル役をやっているときの演技がおちゃめで好きだ。余談だけど、バーでボーデンにそそのかされている場面では、トシ取ってからのトミー・リー(モトリー・クルー)に似てたりする。

それとこの映画の女性陣がめっさ好み。スカーレット・ヨハンソンのあの、ケバ目のアシスタント振りはすっごい名演技!アゴをこくんと上げて、キスするところも可愛いくて、失敗した福笑いみたいな顔をしているが、なかなかセクシーな女だ。それから、サラ役のレベッカ・ホールが気に入った。口がデカくて馬面だけど、なんだか魅力的な人だ。ジュリア役のパイパー・ぺラーボも、マジシャンのアシスタントの水色のコルセットがすごい似合っていて、あの衣装で大げさに観客の中からボランティアを選ぶところが可愛かった。

衣装や映像もセンス良かったし、ぽちゃぽちゃになったデヴィッド・ボウイも観れて良かったんだけど、一番スゲーのはそのプロットなのら!しかし、この映画は、ネタがばれちゃあ何にもならない。バレても面白いんだけど、バレる前とバレた後では映画の印象が全然違うので、「一粒で二度おいしい」を味わいたかったら、知らない方がお得よ!私は実際5回観たけど、「噛めば噛むほど味が出る」状態で、それはたぶんに初回観た時の「え?!ちょっと待ったぁ~~~~」というインパクトが強かったからだ。

***というわけで、こっから先は、観た人しか読まないでくらさい***

会社のSさんは「馬鹿馬鹿しい全然良くなかった!そもそもボーデンが双子なんて最初からバレバレだし、なんだよ、あの機械は!下らん!」

と、ボロクソにけなしていましたが、ボーデンが双子だって、すぐ解った?!?!2度目以降観ると、ガキが小鳥を殺したと泣くシーンで「Where's his brother」と言っていたり、カッターがアンジェアのダブルを「兄弟のようにしてみせる」と言うとアンジェアが「兄弟なんかいらない、『俺』自身が欲しいんだ」と言ったり、結構バレバレなんだけど、知らないで観ているときはほとんど注意を払わなかったよ

でも、いるんだよねー、一緒に映画観ててさ、ぜーんぶタネ明かしが終わった後で、「俺は気が付いていた」とか言い出す奴。ウソをつけーーー!!!いや、この映画の中でも何度も繰り返される通り、タネが明かされてしまえばものすごい単純なことなんだけど、そうは見えないところがすごいんぢゃないかっ。

あのトランスポートする機械も下らない、って言うけどさ、確かにヴィクトリア調の時代考証、衣装、内容なんか見るとすごい唐突な感じはするんだよね。でも、なぜだか私はその辺気にならなかったというか、逆に「あり得る」と思ってしまった。DVDの特典を見たら、ヴィクトリア時代って古典の象徴みたいに扱われているけど、電気が出てき始めた時代で、テクノロジーがマジックの地位を奪い始めた頃だったんだって。で、テスラっていう人は本当にいて、ものすごエキセントリックな科学者だったらしい。そういう説明があってなるほどと思ったけど、無くても私は最初からかなり納得して観ていた。

それと、アルフレッド、サラ、オリビアの三角関係が、知らないで観ているとフツーの良くある妻・夫・愛人のつまんない愛憎劇なんだけど、タネがわかってから見ると、心がキリキリと痛くなる、なんとも哀しい物語になってしまう。アルフレッドがサラに「本当に愛しているのはお前だけだ」と言うシーンや、ファロンに「・・・出来る限りのことをしてくれ。サラに・・・本当に愛していると伝えてくれ」と言うところなんか、2度目以降観ると、目がウルウルしてしまうよ。

あと、アルフレッドの双子も、タネ明かし後に見ると二人いるってのが良くわかる。サラと結婚している方が落ち着いていて、オリビアと恋に落ちる方が直情的で、この直情的な方がアンジェア殺しで絞首刑にされるのだな。この、二人の違いを実は巧みに演じているクリスチャン・ベイルがすごいよだって、初見の客は気が付かないんだよ、どっちにしろ。


2回観ないと面白くないことを前提に作ってあるのだな、この映画は。2回観るともう一回観たくなる。観れば観るほどつじつまが合ってきて、また観たくなる!いやー、観て良かった。赤姫さんのブログで取り上げてなかったら、完全にスルーするところだったよ。赤"まーちゃん"姫さまに、2007年オスカーでの、スコセッシが『ディパーテッド』で脚本賞取ったときの感謝の言葉を贈りたい。

サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!サンキュウ!・・・・

Key Word
映画 プレステージ プレスティージ クリスチャン・ベイル クリスチャン・ベール ヒュー・ジャックマン スカーレット・ヨハンソン マイケル・ケイン デヴィッド・ボウイ

余談:邦題が『プレステージ』になってますけど、原題は「Prestige(プレスティージ)」ですので、混乱のなきよう・・・。
この映画がすごい!! | コメント(10) | 【2007/06/03 00:58】
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ポリス 『On Any Other Day』-ダサいのがお好きなら
6 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!

ポリスまで後6週間

ああ~6週間と聞くと「もうすぐ!」って感じだな。

先週、今聴くとスチュワート・コープランドアンディ・サマーズが書いた曲の方が興味深いと書いたが、『白いレガッタ』に入っているこの『On Any Other Day』は昔から好きだった。ちなみに『白いレガッタ』の原題、『Regatta de Blanc』って、英語では「white reggae」、要するに「白人のレゲエ」と言う意味だったんだってね!レガッタって、遺跡かなんかかと思ってたよ。スゲー馬鹿。

「The other one is complete bullshit」というスチュワートのぼそぼそした喋りのあと、すかさずスネアが「たんっ!」と入り、

つつちゃか つつちゃか つつちゃか つつちゃか

という可愛いリフの後ろでスチュワートが引き続き、

「You want something corney? You got it・・・」としゃべっているのがとぼけていていい。

歌詞の内容もすっごくとぼけていて、にやにやしながら聴いちゃう。最初の「俺が住んでいる家だ!」っていうところを聴くと、ハゲで腹が出たおじさんが、ランニングに短パン、黒い靴下に革靴で、朝の新聞を拾っているような、典型的なアメリカの住宅街が心に浮かんでくる。その後、「How could I do it?」とか、「I don't know what's wrong with me」の言い方/歌い方がなんだか可愛らしくて、にやにやにやにやしてしまう。

当時はスティングの哲学的な歌詞に対して、スチュワートの曲はばかげている、と評論家の先生達には評判悪かったらしいが、スチュワートが実はポリスの隠し味だったんだと思う。アルバムを重ねるごとにスティング色が強くなってきて、『シンクロニシティー』なんて、事実上スティングのソロ・アルバムの始まりだもんね。あたし、スティングのソロってあんま好きじゃないんだよ。


On Any Other Day

The other one is complete bullshit. もう一個の方は完全に良くないな。
You want something corney? You got it・・・ ダサいのがお好きなら、どうぞ・・・

There's a house on my street うちの通りに
And it looks real neat  ステキな家がある
I'm the chap who lives in it 俺が住んでる家だ 

There's a tree on the sidewalk 歩道に木が一本あって
There's a car by the door 玄関の側には車がある
I'll go for a drive in it それに乗ってドライヴに行く俺 

And when the wombat comes ウオンバットがやってくる頃には
He will find me gone  俺はもういない
He'll look for a place to sit  ウオンバットが座るところはないのだ!

My wife has burned the scrambled eggs  女房は玉子焼きをこがすし
The dog just bit my leg  飼い犬に足を噛まれるし
My teenage daughter ran away  まだ十代の娘は家出するし
My fine young son has turned out gay  息子はカミング・アウトしちゃうし

Cut off my fingers in the  車のドアに
Door of my car  指をはさんだ
How could I do it?  なんでこんな目に会うんだ・・・

My wife is proud to tell me 女房はおおいばりで
Of her love affairs  浮気したと俺に言う
How could she do this to me?  なんで俺ばっかり!

My wife has burned the scrambled eggs  女房は玉子焼きをこがすし
The dog just bit my leg  飼い犬に足を噛まれるし
My teenage daughter ran away  まだ十代の娘は家出するし
My fine young son has turned out gay  息子はカミング・アウトしちゃうし

And it would be O.K. on any other day  今日じゃなければ問題なかったんだが・・・
And it would be O.K. on any other day  今日じゃなければ問題なかったんだが・・・

Throw down the morning papers  新聞をテーブルの上に投げつけたら
And spill my tea  紅茶をこぼしちゃった
I don't know what's wrong with me  どうかしてるよ、俺

The cups and plates are in a conspiracy  カップとお皿の陰謀だ!
I'm covered in misery  ミジメ過ぎるよ、俺

My wife has burned the scrambled eggs  女房は玉子焼きをこがすし
The dog just bit my leg  飼い犬に足を噛まれるし
My teenage daughter ran away  まだ十代の娘は家出するし
My fine young son has turned out gay  息子はカミング・アウトしちゃうし

And it would be O.K. on any other day  今日じゃなければ問題なかったんだが・・・
And it would be O.K. on any other day  今日じゃなければ問題なかったんだが・・・

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Key Words
音楽 ロック ポリス ライヴ スティング スチュワート・コープランド アンディ・サマーズ
お気に入りミュージシャン | コメント(2) | 【2007/06/02 21:47】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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