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Die Hard 2
ダイハードの魅力はやっぱ、何と言ってもジョン・マクレーンのキャラっすよね〜。いっつも間が悪いときに間が悪いところに現れて、直情的なのが災いして誰の助けも得られず、たった一人で悪に立ち向かう!しかしサイボーグのような強い男じゃなく、「なんでいつも俺ばっかり」と文句タラタラで人間臭いところがいいのよね。
ストーリーどころじゃない 冒頭、クリスマスの帰省客でごった返す空港で駐車違反をしてチケット切られたあと、空港内に入って行くときの、ちょっとナナメに構えたあの渋い顔を見てください。映画始まった5分くらいでもうかっこいいよ!そして建物に入ってコートを脱ぐと、セーター着ているんだけど、このセーター姿がまた普通っぽくっていいのだな! 機上にいる奥さんのホリーに電話すると、天候で到着が30分くらい遅れると言う。車を撤去されてしまったことをカバーするためマクレーンが、「今日は、子供を義母さんに預けて、二人っきりでホテルに泊まろうぜ」と言うとホリーが 「You're on, Liutenant」 なんて言うんだけどさー、くーっ、このホリーのキャラもなかなかイカすんだよなー。 で、空港のバーで水割りかなんかを前に止まり木に座っているとき、よせばいいのにまた怪しい奴なんか見つけちゃって、つけて行くと空港の従業員しか入れないところに入って行くよ、怪しい男たちが。すると近くにいた従業員にバッジを見せてドアをア開けさせ、「警官はいるのか」と聞くと、 「空港の警備はいるよ」と空港従業員。すると、すぐ呼んで来い、と言う意味で 「Go get them」 って、顔を横に倒しながら言う言い方が、か、かっこいい!!!!! そしてお約束どおり撃ち合いになるのだが、マクレーンって、顔をナナメにして、ひょっとこみたいなびっくり顔で銃を撃つんだよね。こんな姿がかっこいい俳優って他にいないと思いませんか? で、クライマックスはなんてったって「ファックス」のシーン。空港の警備隊が全く協力的でないので、自分で死んだ男の指紋を取り、LAPDの仲間にファックスで送るのだが、それを助けてくれた空港のお姉さんが、 「私、あと1時間くらいで仕事終わるのだけど・・・」と言うと、左手の薬指にしている結婚指輪をくきくきっと動かしながら、 「Just a fax, just a fax・・・」 って言うところが、たまんね〜〜〜〜!!!ここばっかりエロ・ビデオのように何回も観てしまいます。 しかし、今回見て新たに気が付いたのは、この会話の前に、こちらからファックスを送ったとき、この同じお姉さんに、声を出さずに「サンキュウ」と口だけでやると、お姉さんも「ゆーあーうえるかむ」と声を出さずに返すんだよ。これがまた思わせぶりでいいのだ! とまあ、モテモテなマクレーンなんでありますが、このキャラのもう一つの魅力は、なんだかんだ言いながら奥さんのことをすごく愛しているというところで、一作目に引き続き今回も、人質にとられている奥さんをなんとか助けようと、孤軍奮闘するマクレーンに「がんばれ〜がんばれ〜!」とエールを送りたくなるわけですな。 この第二作目のストーリーとしての面白さは、テロリストが空港と飛行機の通信を完全に乗っ取ってしまう「ハイテク・テロ」なのですが、マクレーンが「女房に、少しはハイテクなものに慣れろ、と言われてるからな」とか言いながら使うのがファックスだったり、携帯電話はなくってポケベルに公衆電話、スタンガンなどがフィーチャーされているのが、今見ると可笑しい。あ、あと、悪者のスチュワート大佐?が素っ裸でマーシャル・アーツやってるとき、シメにリモコンですたた!とTVを消して悦に入るところがちょ〜馬鹿馬鹿しい。 まー、そんなこんなしながらも、銃撃戦、肉弾戦、フィスト・ファイト、スノーモービル・チェイス、つららで目を一突き、などを経て、飛行機に轢かれそうになったり、空港の地下を走り回ったり、階段から転げ落ちたり、手榴弾で吹っ飛ばされたりしながら、悪者を仕留める。最後 「イーピーカイエイ、マザファッカー!」 と、ライターでもれた燃料に着火、火が燃料をスルスルスルと伝って、悪者の乗った飛行機がどっぴゅーんと爆発!「ヤーーーー!!!」と叫ぶマクレーンがすがすがしい。 そしてマクレーンが爆発させた悪者の飛行機の火を頼りに、降りてこられなかった飛行機が続々と降下してくる。その絵をバックに、走ってくるマクレーン!途中でコケたりする!何をそんなにアセッているかというと、奥さんを探してるんだよね。忙しく人々が動き回る中を 「ホーリー!・・・ホーリー!・・・」 と、煮しめのようになったシャツを着てドロドロのマクレーンが、奥さんの名前を叫びながら雪の中を歩き回っているシーンは、最後二人が抱き合ってキスしたりするところより感動的!このシーンは何度見ても号泣してしまう。 んー、なんかこうして改めて見てみると、このラスト・シーンとファックスのシーンのために存在しているような映画だな、これって。いや、観ていてすっごく楽しいのだけど、やはり一作目の方がストーリーはいいのだろうか?ハンスはスチュワート大佐よりイカす悪役だったけど。やっぱり、一作目ももう一回観たいな〜!四作目が公開間近なせいか、一作目はいつも貸し出し中なのだよ! Key Word 映画 ダイ・ハード ダイハード ブルース・ウィリス ジョン・マクレーン マクレーン お気に入り映画
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Hollywoodland
最近、選んでいるわけではないのに実在した人物に関する映画が多くて、物知りになったような錯覚がウレシーです。1960年〜70年代にサンフランシスコの住人を恐怖に落とし入れた連続殺人犯のゾディアック、1910年代のイタリア人画家モディリアーニ、1960年代に活躍したニューヨーク生まれの女性写真家、ディアン・アーバスそして今回は初代TVスーパーマンのジョージ・リーヴス。 映画の中ではエイドリアン・ブロディが演じるルイス・シモという架空の探偵を登場させ、ジョージ・リーブスの死の謎に迫る。 このジョージ・リーヴスという人は男前でとても魅力的であるにも関わらず、なかなか役者として芽が出ない。喰っていくためにいろんな端役を演るのですが、『スーパーマン』もその一つに過ぎなかった。オーディションの時も、こんなアホな役をやるくらいなら、悪役の方がいいとがんばるのですが、なぜかそういうヤル気のないときほど合格しちゃったりする。 この人は、この役がハマり役だったのか、『スーパーマン』は大当たりする。ジョージは映画界を牛耳るエディ・マニックスの妻、トニ・マニックスの公式の「若いツバメ」であり、お金もありTVシリーズも当たってウハウハなはずなのですが、クラーク・ゲーブルのような二枚目に憧れてこの世界へ入ったジョージは、マントにぴちぴちパンツ(しかも赤)をはいた自分を鏡で見て「I look like a damn fool(バカみたいだ)」と落ち込む。 スーパーマンで名が知れた後も、様々な映画のオーディションに行き、やっと一つ映画に出演するのですが、公開前の試写会の時に、ジョージが出ているシーンになると観客が「スーパーマンだ!」「機関車より早い!」と茶化したり、笑ったりするので、監督がジョージの出ているシーンを全部カットしてしまう。 このシーンは可哀想だなと思いましたよ。今でも俳優さんてイメージは大事だけど、スーパーマンやスパイダーマンやバットマンを演じたからといって、俳優として軽んじられるなんてことないですよね? また、トニ・マノックスが、若いジョージが自分から離れて行かないようにと、役者としての成功をそこはかとなく阻んだことを、映画では示唆しています。スーパーマンがTV放映を終え、やっとこの仕事から解放されたので、自分のやりたいことをやりたいと、2週間だけニューヨークに行って、映画を監督する話かなんかをしてくると言うと、トニはものすごいだだをこねる。しかし、この時点でジョージは既にトニと別れたかったのでしょう。ニューヨークで出会ったレオノアとすぐに深い仲になり、トニと別れる。 トニと別れる時の口論も哀しいものがありました。「レオノアといると若返える」という言葉は、ジョージよりかなり年上のトニにはぐさりと来る言葉でしょうが、返すトニも「あなた自分の姿を鏡で見た?顔なんか行っちゃってるし(とアゴに触ろうとする)、お腹の回りなんかぶよぶよじゃない」と、白髪交じりになってきたジョージにかなり痛烈。また、「悪い噂を立てて、絶対に成功できないようにしてやる」などと脅しもかける。 で、この頃のハリウッドはマフィアがらみでもあったので、トニのだんなのエディはかなりダーティなこともしてきたようで、この人がトニのことを不憫に思って、ジョージを殺させたという説、トニがやったという説、また、ジョージが仕事が見つからず、金銭的に困っていたため、レオノアとケンカが絶えず、レオノアがやったという説もある。 私の感想としては、映画はやはりジョージは自殺したのだ、というスタンスを取っていると思いました。ハリウッドはスキャンダルを恐れて色々嗅ぎまわるシモを脅したり妨害したりする上、元々シモに捜査を頼んできたジョージの母親は、ジョージの銅像がチャイニーズ・シアターの前に立つと知ると捜査を打ち切ると言う。どうしても真実を知りたいシモは、トニに話を聞こうとするがエディに阻まれ、最後にたどり着いたのは、マネージャーだった人。 この人は、ジョージがいかにチャーミングだったか、スターの顔をしていたかを熱烈に語り「じゃあどうして彼がスターになれなかったかって?それはわからないよ・・・」と言い、「参考になるか、わからないけど」と、一本のフィルムをシモにくれる。 それは、誰か有名な人とスーパーマンのレスリング・マッチという企画があり、ジョージが肉体的にその仕事を請けられるかどうかを証明するために撮ったフィルムで、柔道着を着たジョージが、柔道らしきものをやっているのですが、白髪交じりで、ちょっと大変な動きをすると腰をおさえて顔をゆがめたりしているところがすごく哀れだった。もうそういうトシでもないのに、未だにスーパーマンがらみの仕事しかなく、やっと来た仕事も、もうトシで出来そうもない。ジョージが自宅で死んだのはこのフィルムを撮った直後だった・・・。 この人がスターになれなかったのは、スーパーマンで付いたイメージがその後のキャリアの妨げになったのか、トニが若いツバメを手放したくなくて妨害したのか、それともジョージ自身に才能がなかったのか?この役をベン・アフレックに配役したのがすごいなと思った。ベン・アフレック自身が二流の役者としてトシを取って行きそうな雰囲気なので、かなり身に詰まされて迫真の演技が出来ると思ったのでしょうか。 また、めっさ老け顔になってしまったダイアン・レインがトニ・マノックスに配役されたのもすごい。女優にとっても年を取るということはかなり辛いだろうに、まさに自分の不安を体現するような役を演らされるって、どうなんだろう。 このトニ・マノックスという人の境遇と、ジョージ・リーヴスの境遇をシンクロさせたことが、この映画で唯一映画的にいいな、と思ったところでした。トニはジョージを囲って手放さないようにし、何不自由ない生活をさせるけれども、結局は彼をかごの鳥状態にしてしまうわけなんですが、若い頃は相当美しかったと思われるトニも、女優になりたくてハリウッドに来て、ジョージがトニと出逢ったようにエディと出逢い、かごの鳥にされてしまったのかもしれない。 映画的なデキという面では特に大騒ぎするほどのことはないとは思いますが、映画界の裏側や、俳優であるということの心理学みたいな洞察が見られ、映画とかエンタメ好きの人には色々と考えさせられる、大変興味深い一作だと思います。 Key Word 映画 ハリウッドランド エイドリアン・ブロディ ダイアン・レイン ベン・アフレック ボブ・ホスキンズ 気になる映画
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7 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!
ポリスまで後7週間 今週数えたらちゃんと1週間減っていた。ああ〜良かった、いつ数えても8週間から減らなかったらどうしようかと思ったよ・・・。 ポリスのアルバムを色々、改めて聴いてみると、スチュワート・コープランドやアンディ・サマーズが書いた曲の方がなんだか興味深い。スティングのテイストは、すっごい流行っちゃってもう聞き飽きているのかもしれない。 『シンクロニシティー』に入っているアンディ・サマーズの『Mother』って曲、すっげえヘンなのだけど、この間聴いてみたら、かなりブリリアントじゃないかと思った。あの狂気の音楽に乗って、「電話が鳴っている、母親か?!」と繰り返す一番の歌詞を聴いていると、恐怖に襲われる感覚が良く伝わってくる。お母さんと仲がいい人でも、時々親ってうんざりすることがあるじゃない?もうほとんど追い詰められているような感じが可笑しい。 それと、ギターソロに入る前に「マザ〜〜〜〜〜〜・・・・」って低音で言うところがいかにも「うんざり!」って感じが良く出ているし、間奏の終わりの「・・・マザッ・・・」ってちっこい声で言うところが無力感が出ていてこれまたいい。 で、さらに2番の歌詞を良く読んでみると、これって母親に対する恐怖じゃなくて、ガールフレンドに対する恐怖なのだな、と気付いたら、可笑しくてひっくり返ったよ!つか、女に対する恐怖なのだな。「付き合った女はみんな母親みたいになる〜母親と友達になんかなりたくないよ〜かんべんしてくれ〜」みたいな。いやー、男って、こんな風に感じているのか。お気の毒。 Well the telephone is ringing, Is that my mother on the phone? Telephone is ringing, Is that my mother on the phone? The telephone is screaming, Won't she leave me alone? The telephone is ringing, Is that my mother on the phone? Well every girl that I go out with Becomes my mother in the end. Every girl I go out with Becomes my mother in the end. Well I hear my mother calling, But I don't need her as a friend. Well every girl I go out with Becomes my mother in the end. Oh, Oh mother Oh mother dear please listen And don't devour me. Oh mother dear please listen Don't devour me. Oh women please have mercy Let this poor boy be. Oh mother dear please listen And don't devour me. Oh mother...... Well the telephone is ringing Is that my mother on the phone? Telephone is ringing Is that my mother on the phone? Oh mother...... ■ポリス関連記事はこちら Key Words 音楽 ロック ポリス ライヴ スティング スチュワート・コープランド アンディ・サマーズ ひとりごと
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Fur: An Imaginary Portrait of Diane Arbus
この物語は、1960年代に活躍した女性写真家の伝記に基づいて創作されたフィクションなのだが、この人の名前はディアン・アーバスである。映画の中で「ダイアン」と呼ばれて「・・・私の名前はディアンと読むの。ダイアンじゃないの」と言うシーンまであるのに、堂々と邦題に「ダイアン・アーバス」とつけたのは、何か隠された意図があるのだろうか?
「あなた、犬を洗っているの?(Are you washing your dog?)」 「え?(Excuse me?)」 「大きい犬を飼っているの?(Do you have a large dog?)」 「犬?(A dog?)」 「お宅の犬の毛がうちのパイプに詰まって、配管に問題が出てるの(Your dog's hair is in my pipes. It's causing problems with the plumbing)」 「地下室を調べてみたらどうだい・・・(Perhaps you should check the basement...)」 このディアンの「Your dog's hair is in my pipes. It's causing problems with the plumbing」というセリフがエロい。 Plumbing(配管)とは、辞書にも載ってるくらいあからさまな膣の隠語だし、それを前提にして見ると「犬」というのは男性性器を指しているに違いない。「Do you have a large dog?」というのは直訳すると「あなたは大きい犬を持っているの?」すなわち「あなたはでっかいのを持ってるの」と聞いているわけで、「Your dog's hair is in my pipes. It's causing problems with the plumbing」は「あなたのXXXのことを妄想して、気が狂いそう」というような意味に受け取れる。 が、この映画でのエロの重要性というのは、女性が社会的に抑圧される場合、必ず性的な観念をコントロールされているので、ディアンが本当の自分を見付けて行く過程で、自分の中に押し込めたエロを開放しなければいけない、という意味において重要なのだ。だから、ライオネルが「地下室を調べろ」というのは、「自分の心の奥底を覗いてみれば?」という意味であり、それを考えると『毛皮のエロス』という邦題は、「ニコマンが出てるエロい映画かぁ〜、見てえな!」といういかがわしい動機を刺激するというのと、「け・が・わ・の・え・ろ・す」という日本人の語呂に合う七音節で、なんとなく映画の雰囲気を伝えているが、ほとんど内容を表してない。 しかしなぜ「毛皮」なのだろう?伝記をベースにして創作した話なので、ディアンは本当に多毛症の男に出逢ったのかもしれないし、製作者側の意図するところはわからないが、私は「毛」というのは男性性、女性性を象徴するものだからじゃないかと思った。 私は、彼氏に「足のムダ毛を処理しろ」と言われたことがあるのだ。そんなシツレーなことを言ったばか者は後にも先にもコイツ1人だし、私は足の毛を剃ろう、なんて思ったことは未だかつて一度もないのだ。それがこのばか者のこの一言で、スカートや短パンをはいたとき、気になるようになってしまった。 ディアンが両親の主催する毛皮ショーの前に身支度をしているとき、足の毛を剃ったりまゆ毛を抜いたりしているのを見て、そのことを思い出した。女はありのままでは醜い生き物だと刷り込まれて生きてきているのだ。毛深い女は醜い、だが、動物の美しい毛皮をまとった女はセクシーだ。女の方から求めるエロは下品だけど、男にアピールするエロはセクシーと褒められる。写真家である夫の仕事を手伝える能力は評価されるが、ディアン自身の写真の才能は、必要ないものとされる・・・。 やはりライオネルは想像上の人物だろう。きっと、ライオネルはディアンの頭の中にある自分自身なのだ。毛むくじゃらで醜くて、危険で大胆で刺激的な、ディアンの男性性の部分。ライオネルが呼吸器の病気で、毎月5%ずつ呼吸が低下している、という設定は、ディアンのそういう部分が、外界からの抑圧によって窒息しかけていることを象徴しているのだと思う。 また、最後にディアンがライオネルの毛を全部剃ることによって、自分が押し込めていた自分に出逢うことを表現しているのだろう。そして、ライオネルとセックスすることによって、自分の女性性と男性性が同化するのだ。この時、ディアンはライオネルの上になってセックスするのだけど、旦那さんとするときは後ろからやられていた。この体位の違いも、ディアンの心の変化を表しているのだと思う。 私は別に、この映画の邦題がいただけないと言いたくてこれを書いたわけではない。そもそも、『Fur』を印象的な邦題にする、と言うのは難しい相談だ。カタカナで「ファー」じゃあインパクト薄いし、そもそも原題自体が内容をストレートに伝えているわけではないし。ディアンの名前の件にしても、この写真家が既に日本でダイアン・アーバスとして紹介されていたら、もうそれでいくしかないのだろうし。 ただ、この邦題に囚われないで欲しいのだ。この映画は女性が本当の意味で解放されるということがどういうことなのか、女を縛っているものの実態がなんなのかを、説教臭いことは一切言わずに、映画的な手法を最大限に駆使して表現している、エロというより、もんのすごいProvocative(刺激的)な作品なのである。 Key Word 映画 毛皮のエロス ダイアン・アーバス ディアン・アーバス 幻想のポートレイト スティーヴン・シャインバーグ 二コール・キッドマン ロバート・ダウニーJr. 心に残る映画
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Modigliani
これは実在したイタリア人の画家、モディリアーニの伝記に基づいたフィクションです。全く私らしくない選択なのですが、いつも私の趣味に付き合ってくれている友達のM子さんがアンディ・ガルシアのファンで、しかもアートに造詣が深く、「観たい〜観たい〜!」と言うのでそんではチャレンジしてみるかと。
このカフェ・バーのシーンなんかは、この時代(背景は1919年だそうです)のアートが好きな人なら、興味深いかも。裸の女の背中に絵を描いていたり(しかも女が今の基準から見るとかなりぽっちゃりしている)、ヘンな格好の人がたくさん集まっていたり。その中でもモディリアーニは、酒飲んで派手に騒ぐ方だったらしく、まん丸に太った男を「パブロ、パブロ」と呼んでめちゃめちゃいじめるのですが、このパブロって、ピカソなんだってさ。ピカソの名前ってパブロだったっけ? あ!あと、誰かの誕生日のパーティのシーンで、テーマが日本だったらしく、みんな着物着ているのですが、もちろん超勘違いで、顔を真っ白に塗ったり、着物の脇の下の穴のところから腕を出したりしていて可笑しい。でも、1919年でもうこんなことしていたんですね、白人の人たちは。 でまあ、良くわかんないんだけど、多分お金のためにアート・スクールで教えているときにモディリアーニはジャンヌというアート学生と出会い、ジャンヌはまんまと妊娠。厳格なジャンヌの親父は、こんな浮世離れした画家、しかもユダヤ人の男なんかに娘をやれるか、ってんで、赤ん坊は修道院に送り、2人を引き裂くが、ジャンヌは愛のため、親を捨ててモディリアーニの安アパートに押しかけ女房よろしく転がり込み、貧しさに耐えながらも画家を支えて行く・・・。 もうこの辺って『神田川』の世界でしょ?ジャンヌの母親が心配してアパートを訪ねてくるんですけど、ジャンヌは膝を付いてトイレの便器をゴシゴシこすっているわけですよ。その姿を見て母親は、お金を、手渡すでなく足元にハラハラっと落として去って行く・・・・。いや、実話なんですよね、つか、本当にこういう時代があったわけですが、2004年の作品でありながらこういった細かい表現が前時代的で野暮ったい。貧しさ、惨めさを表すのに便器掃除とは!発想がシンデレラから一歩も前進していないっ。 で、モディリアーニを演じる、アンディ・ガルシアなんですけどね、すっげーかっこ悪いです。『アンタッチャブル』でアンディ・ガルシアにノックアウトされたというM子さんは「あの頃から変わってないわ!」と目がハートになってましたが、ええ〜、あんな人だったっけ?!なんか、太ってむくんで、しかも役どころが売れない画家なもんで、冴えない洋服着て、しかも、実在したモディリアーニさんって人は、酔っ払うと銅像の周りを踊りながら回る人だったらしいんですけど、このシーンがスローモーで出てきたときなんか、もう少しで噴出すところでしたが、 いや、でも、役作りだ、役作り。酒飲みは顔がむくむし、酔えば植木等みたいな踊りをしてしまうことだってある。 と、自分に言い聞かせ、M子さんとの友情にひびが入るのは避けられましたが、M子さんが作ってくれた豚キムチがおいしくてたらふく喰ったためにものすごい睡魔に襲われ、モディリアーニがジャンヌと赤ん坊とまともな生活をしようと決心し、賞金稼ぎのために今までバカにしていたアート競技会に参加し、青い服を着たジャンヌをモデルに、一代名作を書き上げるところは見逃してしまいました。 この絵が、今でもめちゃくちゃ有名な絵だそうで、ググッたら、やたら首が長い、子供の絵みたいのがいっぱい出てきました。ジャンヌを演じたエルサ・シルベルスタインという女優さんはなかなか綺麗な人なのですが、この首の長い、繊細な絵の雰囲気に合っていて、この映画の中では一番良かったな。ピカソの女もすごい綺麗で、昔はゲイジツ家が今のセレブのように、いい女をモノにするもんなのかと思いました。 Key Word 映画 モディリアーニ 真実の愛 アンディ・ガルシア DVDで見た映画
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8 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!
ポリスまで後8週間 おかしいな〜先週数えたときもあと8週間だったのだが・・・。 ポリスのCDについて書きたかったのだが、どの曲も好きですごく長くなりそうで書けないっ。今夜はすごくいい陽気で、『Bring on the Night』を聴きながらワインを飲み、一服してしまった。気持ちのいい夜はたばこを吸いたくなってしまうのだ。いいな〜この曲。ポリスの曲は、この曲に限らず、恍惚としてしまうものが多い。音楽の中に溶けてしまいそうな・・・。やっぱアンディ・サマーズのちょろちょろ言う、小川の流れのようなギターがいいんだな。スティングは、声が好きなんだけど、ベースもいいよな〜。ドラムは言わずもがなだし・・・。それにこのなんとも言えない哀愁・・・・。なんなんだろうこの胸がいっぱいになってしまうような感覚は。 と、ガラにもないことを書くのはこの位にしておいて・・・。 かなりいいナ、こーまん! と言っているポリスの曲は、どの曲でしょう?! わかった人は(ファンなら絶対わかる!)、コメント欄に答えをお書きください。 ■ポリス関連記事はこちら Key Words 音楽 ロック ポリス ライヴ スティング アンディ・サマーズ スチュワート・コープランド ひとり言
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Smokin' Aces
私が高校生くらいだったら「すげーかっこいい」と思うかもしれませんが、今くらい円熟してしまうとこれはちょっと「アホくさ」の領域にかぶってしまう。
それから、女暗殺者を演じるアリシア・キーズっての?この人、綺麗だねえ!あの半目のキツそうな感じがかっこいい。この人の相棒役のタラジ・ヘンソン、この人は、黒人の男の人のとぼけたキャラを、そのまま女で演じているところがすごいハマっている!この二人は結構面白いキャラだった。 逆にダメダメなのが、トレマー・ブラザーズっていう、モヒでハード・コア風の、モーターヘッドをバックに登場してしまう3人兄弟なんだけどさ、なんでこの人たちが「暗殺者」なわけ?「暗」に殺すから暗殺なわけですよ。単に命知らずなバカではしょうがないと思うのだが。 あと、ベン・アフレックって、冴えないねー。『パールハーバー』でしか知らなかったから「あー、こういう役もやるのかー」と思ったけど、なんかさ、いかにもかっこつけてるだけのチンピラって感じ。あ、でも役柄がそうだ、というのなら好演なのか。あっさり殺されてしまうことをDVDのインタヴューで「あっさり殺されてしまうところがこのキャラの良さだ」みたいなことを言ってたのですが、ちゃんとホン読まないで、カッコ良さそうだからと引き受けたらこんな役だったんじゃないんですか?!とちょっとツッコミたくなりました。 ストーリーは、最初の30分と最後の10分にぎゅうぎゅう詰めにして「説明」されています。真ん中の1時間は、マンガのキャラのような殺し屋達が、マンガのキャラのようなラス・ヴェガスのマフィア/マジシャンを殺すために、マンガのようなアクションを繰り広げます。この真ん中のドンパチ部分が映画の見所なんでしょうが、ストーリーのドラマチックさと全く相容れてなくて、インパクトが薄れます。 ***ここからネタバレ*** それとラストがすごく意味ない。最初の30分と最後の10分、一生懸命ストーリーを把握しようとがんばるのだけど、そのストーリー・ラインを冷静に考えてみると、真ん中の1時間のドンパチ・シーンは一体なんだったの?って感じで、ものすげー萎える。ライアン・レイノルズは、若いFBIを好演しているのですが、ドンパチ・シーンや暗殺者達が余りにマンガチックなせいか、この子がビューローの裏切りによって相棒を失い、エモーショナルになって取る行動が、取ってつけたような感じ。あ、あとさ、その、命を狙われるマジシャンのビビり具合とかも、なんだかイマイチ伝わらないの。コカインのやりすぎでかなりキテいるところとか、絵的には『グッドフェローズ』のヘンリーを彷彿とさせるところがあるんだけど・・・。 タランティーノ的ヴァーチャル・リアリティと、『グッド・フェローズ』のようなマフィアの真実味のあるドラマ性みたいなものをくっつけようとして、上手くくっつかなかったという印象。予定調和をぶち壊すため、いろんな要素を取り入れて発展していく映画もあるんだろうけど、これは完全に破綻してしまってます。もっといい映画になり得たであろうに、もったいない。 Key Word 映画 スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい ベン・アフレック アンディ・ガルシア アリシア・キーズ レイ・リオッタ ジェレミー・ピヴェン ライアン・レイノルズ 映画感想
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Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan
この映画のキャッチ・コピーは、 バカには理解不能なバカです。
それに、ボラットという、文化も言葉も全く異質の人をアメリカに持ってくることによって、アメリカ人の色んな面を暴きだしているという側面はあるかもしらんけど、こういう側面も、アメリカに興味があって知ってれば面白いけど、知らなかったら「なんなのこれ?」と思うのではないだろうか。そういうところが「バカには理解不能なバカです」というキャッチ・コピーが出てきた所以なのだろうけど、これは知性の問題じゃなくて知識の問題だし、英語と同様に、知っているからといって面白いとは限らないし。 だって、ボラットが、必要のないところに定冠詞の「a」とやたら使ったりとか、「I'm very exicite!」って連発するところとか、褒めているつもりでセクハラなこと言っているところとか、日本人の駐在員にもたくさんいて、笑いながらも恥ずかしいよ!私もあそこまでひどくはないにしても、ときどき唐突に相槌打っちゃったりしてるんだろうなあと思うと、「目くそ鼻くそを笑う」とはまさにこのことですよ。 この映画観て、マジでいや〜な気持ちになる人も多いみたいね。ボラット自身も、ボラットの故郷のカザクスタンの人も、ボラットが出逢うアメリカ人も、その人たちに関する「正しい知識」は一切お構い無しに、一人残らずギャグにして怒らせているんだからさ。笑わせようというより、怒らせようとしているんだと思う。私がこういうエゲつないの笑っちゃうのは、ここまでやれちゃう度胸がすがすがしいからなんだけど、「これ笑えない」という人がいるのもわかる。別に理解できなくてもバカでもなんでもありませんので。 Key Word 映画 ボラット 洋画
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8 weeks to the Police Live @ Palace of Auburn Hills!
ポリスまで後8週間
今ってさ〜単なるプリント・アウトなのね。こんなんだったらFedexに15ドルも払わせないで、メイルで送ってくれよ〜って感じなのですが。 多分、正規のチケットは、今までどおりの厚紙なんだろうけど、私が買ったサイトは、チケットを又売りしたい人たちのを一気に集めて売っている、ダフ屋みたいなサイトなんですな。これが違法じゃないってところがすごい。私のチケットも、何十ドルも上乗せされています。 ま、でも、発売日にPCにへばりついて買っても大していい席が取れるわけでもないのでいいか。 そんなことより!ブログに書いておこうと思ったのは、私ぼーっとしてるんで、8週間もあったら行くの忘れてしまいそーなんですよー。ロバート・プラントの東京公演のチケット全部買って、一日行き忘れた事があるんで。最前列ですよ!友達のうちで出前のラーメン食いながら「なんか忘れてんな〜今日」とか思っていたツワモノですので・・・。 ブログは毎日見るので、ココへ書いておけば忘れないだろうと。 覚え書き! ■日時:7月17日(火) ■場所:The Palace - Auburn Hills ■チケットは、間違って捨てちゃうといけないので、FEDEXのパッケージに入れて机に飾って置く。当日忘れないように!!! ■会場までの道順を書いた紙を車に常備 ■会社が終わったら、速攻行く。着くのが早過ぎるかもしれないけど、ぎりぎりに行くと渋滞する恐れがあるので。 ■当日は会社に着替えを持って行く。ノートとペンも忘れないように。カメラは持っていかないこと! ■パティさんにテツを見てもらうので、ご飯、おもちゃ、リード等と鍵を渡す。 みなさんもリマインダーお願いします! ■ポリス関連記事はこちら Key Words 音楽 ロック ポリス ライヴ スティング アンディ・サマーズ スチュワート・コープランド 独り言
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Children of Men
2027年、原因不明のまま生殖機能が弱まった人間は、もう20年余りも子供が出来ていない。人類滅亡の危機感から希望を失った世界には暴力と無秩序が満ち溢れて、世紀末の様相。崩壊した第三国からの不法入国者を取り締まるため、イギリス政府は国境を封鎖し、武力行使で辛うじて治安を維持している。ロンドンに住むエネルギー省の官僚セオ(クライヴ・オーウェン)は、別れた妻で、反政府組織・フィッシュのリーダー、ジュリアン(ジュリアン・ムーア)に、移民の少女・キー(クレア=ホープ・アシティ)をヒューマン・プロジェクトという組織に引き渡すために必要な通行証を手に入れてくれと頼まれる・・・。
理由はともかく、こういう世の中になったらどうしよう。他人事のように見ていたけど、世界のどこかではこういう地域が存在しないとも限らないし、今、アメリカや日本が平和だからって、いつ秩序が乱れないとも限らない。 私はきっと、あの絵画やアートを世界中から集めている男の人みたいになるだろうな。世界で起こっていること、人類が直面しなければならない将来に見て見ぬ振りをし、自分が美しいと思うものに囲まれて、心の平安を得る・・・・。 しかし金がないとああは出来ないので、道端で檻に入れられている移民になる確率の方が高いな。ジュリアンのような「恵まれない人を救う」革命家根性はないし・・・。セオみたく、全てあきらめて自暴自棄に生きるってことはあり得る。 マイケル・ケイン演じるヒッピーのおっさんは良かった。ヒッピーってさー、ピース、ピースと言いながらなーんにもしないでマリファナ吸ってるだけなんで結構ムカつくんだけど、このおっさんも隠れ里みたいなところに住んでて、「私は誰の邪魔もしないから、私の邪魔もしないでくれ」みたいな感じで、こういうやつがいい人扱いで出てくる映画なんてロクなもんじゃねえ、と思ったの。 でも、キーとセオが頼ってやってくると、来るものは拒まず、しかもそのおかげで自分の静かな生活が破綻するとわかっていても、黙って運命を受け入れ、しかもキーとセオを逃がすために、自分が楯なってに時間稼ぎをしたところが偉い!ヒッピーの鏡だ。ピースピース言いながらマリファナ吸って、人にたかって生きているヒッピー達よ、この人を見習え。 後半は、キーとセオがヒューマン・プロジェクトという組織にキーと、キーの赤ちゃんを保護してもらうために奔走するのだが、さらに「うわー、こんな世界になったらいやだなー」という光景が繰り広げられる。それこそ銃弾がぴゅんぴゅん飛び交う中を、昨日今日、子供生んだばっかの身体で走り回るキーが気の毒だった。 ここで、キーの赤ちゃんがエンエン泣いている声を聞いて、みんなが感動して戦闘が一瞬止むシーンがあるんだけど、子供に思い入れのない私は感情移入できない・・・。「あれは仔犬だ、仔犬だ・・・・」と自分に言い聞かせて見たら、やっとわかったよ、その意義が。世紀末になろうとも、血で血を洗う戦争に巻き込まれようとも、毛布にくるまれたちっちゃい仔犬を見たら、「死んで欲しくない」と思うなあ。一人くらい赤ん坊救ったからってどーなんの?と思ったけど、確かにあれが仔犬だったら、例えそれがなんの足しにもならなくても、生きていてくれるだけで希望になる、という気持ちはわかった。 と色々思考できていい映画だと思ったのだが、インパクトが弱いのだな。私はこれ、キーが主人公だったら100倍面白いだろうなと思った。迫害されている移民で、臨月で、セオしか頼れる人はいないという状況で、危機感がもっと良く表現できたんじゃないだろうか。 Key Word 映画 トゥモロー・ワールド クライヴ・オーウェン クライヴ・オーエン ジュリアン・ムーア マイケル・ケイン 映画レビュー
| トラックバック(0) | コメント(3) | ブログ・レポ | 【2007/05/12 23:52】
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The Departed
結構面白かったのですが、「どうだった?」と聞かれたら、「べ〜つ〜に〜・・・」って言いたくなっちゃうような映画ですね。役者の演技は良かったと思う。レオくんなんて、特に好きでもないけど、「お、でっかくなったな」って感じだったし、ジャック・ニコルソンは相変わらずヘンでいい!それにマット・デーモン!まんまリプリーじゃんか。いい人ヅラして人をだまして、余り罪の意識を感じてないような。リプリーの時、こんな気持ち悪い役やってあっぱれだなーと思ったけど、この人こういうのハマり役なわけ??
思うにですね、もしこれが、ビリーがマフィアに潜入しただけなら、こんなもんで良かったと思うの。でも、コリンも、全く逆の立場で警察に潜入しているわけじゃん?しかも駄目押しに、コステロまでが結局はFBIのスパイ。これは、かなり入り組んだ心理描写をするような設定ですよね。騙し騙され、殺されるかもしれない、ストレス、苛立ち・・・。その割りには、なんか呑気なんだよな。なんかさ、アメ人版『太陽にほえろ!』って感じよ。マーティン・シーンが岩さんで、、アレック・ボールドウィンがデカ長。マーク・ウォールバーグは・・・うーん、ロッキー?! ビリーが精神科医に話しに行くシーンとかも、すごく期待してしまうわけよ。ものすごいストレスにさらされているビリーが、一体どんなリアクションを見せるのか、とか、ああいう状況に置かれている人がどんなことを考えるのか、とかさ。あのシーンって、ビリーがブチキレて、その日々のストレスのものすごさをさらけ出す、すっごい見せ場なはずなんだが・・・。あの精神科医の受け答えというか、精神科医ってあんなもん?いや、あんなもんかもしれないな・・・。「私の勉強してきたことによれば、あなたはドラッグに手を出す人間の描写に当てはまるわ」って言ってたけど、要するに精神科医ってのは、そういうことを勉強してきた人であって、人の心に敏感なわけじゃないのよね。あの精神科医はその典型みたいなもんで、またここで肩透かし食っちまった。 あとさ、なんでの精神科医は、あの二人と寝るわけ?なんで二股かけるの?なんかその辺の心の葛藤が良くわからない。そう、心の葛藤!出演者全員、何らかの心の葛藤を抱えているはずなのだけど、その辺が直接的に伝わって来ないんだよ。ビリーがスパイだとバレたらどうしよう、っていう気持ちはわかるよ。誰でも違うレベルでそういう経験ってあるじゃない?でも、この状況って、ものすご〜くストレス度が高いわけじゃない?そういうのを、観ているこっちがひりひり感じがないと、こういう話って傍観しちゃいませんか? 最後がバカみたい、って言ってる人がいたけど、私はあれは『レザボア・ドッグス』だ!と思った。『レザボア・・・』もヤクザに潜入する刑事の話で、しかも最後全員死ぬじゃん。なんかさ、この話って無理やりドライなハード・ボイルドにしたような趣きがあるね。ホントはむっさ湿っぽい、ドロドロの悲哀なんじゃないの?あのアイリッシュ風のロックの曲とか、なんかマッチョだもんナ。 その辺の中途半端さが「べ〜つ〜に〜」になっちゃうのかナ・・・。 Key Word 映画 ディパーテッド マーティン・スコセッシ ジャック・ニコルソン マーティン・シーン アレックス・ボールドウィン マット・デーモン レオナルド・ディカプリオ マーク・ウォールバーグ 映画感想
| トラックバック(0) | コメント(3) | ブログ・レポ | 【2007/05/11 09:59】
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Zodiac 日本でも既にアメリカで『Zodiac』公開!などと記事が出ているのに、うちの近所では全く音沙汰がないのでネットで調べてみると、全米で数箇所しか上映されてなくて、しかも田舎町のうちの近所なんか全然やってませんでした。今週になってやっと、以前に都落ちした『トロイ』を観た、小さな小さな映画館で上映中なのを発見。しかし、来週を調べるともうやっていないので、観に行くとしたら今週しかチャンスはないっ!
「コーヒー買いに行きたいのだけど、一回出てもいい?」 「・・・コーヒーなら中でも売ってるわよ・・・」 「あそこのスターバックスに行きたいんだけど・・・・」 「・・・OK・・・お好きにどうぞ」 売ってくれたチケットって言うのが、どこの文房具屋さんでも買えるようなありきたりなものだったため、 「なに、これ持ってればまた入れるの?」 「私が責任持って入れてあげるから大丈夫よ」 あっそう・・・とスターバックスで一息ついてから戻ってみると、結構な人数の人がチケットを買っている。私の前に並んでいたおじさんは、奥さんの分と合わせて、たった6ドル財布から出すのにものすご〜い時間がかかる。 私の番になってみると、チケット売りがさっきのおばさんではないではないか!!! 若い男の子に変わっている。入れなかったらどうしよう。まー入れなくても3ドルだけど、でも2回払うのは業腹だなあ、などと思いつつ、 「さっき、チケット買って、いったん出たんだけど・・・」 と、くちゃくちゃのチケットをかかげると、にーちゃんこっちに顔も向けないで 「あ、どーぞどーぞ、入ってください」 だって。 ボックス・オフィスが$33ミリオンで、制作費の$60ミリオンを大きく割ってしまったと言われているこの映画、んー、確かに物語にパンチがないのは認めざるを得ませんな。この事件は連続殺人事件なのだけど、実話なので、デヴィッド・フィンチャーと言ったら出てくる『セヴン』のような、実に巧妙な、ドラマチックな殺しではないからね。 話の核になるのは、この事件に関わった刑事、新聞記者、それから後にこの映画の原作になる『 |















