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映画の前に読んで置くか『ダヴィンチ・コード』 【書評】
The Da Vinci Code

あ~やっと読み終わった。刑事的事件が解決されてから、聖杯とソフィーの謎が明かされるまでの最後の4,5章たるかったな~。やっぱこの人、完全に映画化狙いで書いてるよ!それとも映画化されたミステリー小説の見過ぎで、そっちの影響で小説書いちゃっているとか?この作者、書き手としてはあんまりたいしたことないっていうか、「小説の書き方講座」で習ったとおりに書いてるような印象を受けました。なんつーか、粋な表現とかないし、「ニヤリ」としてしまう場面とかは全部スベってるし、だからこそワタクシのような外国人には読みやすかったのだが。

やはり、この小説の面白さは、テーマの新鮮さですね。レオナルド・ダヴィンチが自分のアートの中に残した数々の暗号によって描かれる、イエス・キリストにまつわる真実。余談ですが、日本題はダヴィンチ・コードそのままじゃなくて、「暗号」とか「暗示」とか、なんでもいいけど内容にあった日本語を使って翻訳してもらいたかったなあ私としては。日本語で「コード」って、なんか漠然としすぎていて内容をストレートに伝えていないように感じられます。

この小説で展開される「キリストの真実」は、私には全く新しい説だったのですが、私の周りにいるアメリカ人はみんな聞いたことがあるそうです。へえぇ~。私は、『キリスト最後の誘惑』、『ジーザス・クライスト・スーパー・スター』『パッション』などの映画や、遠藤周作先生の『イエスの生涯』、『キリストの誕生』のようなものから想像して、キリストって理想主義のヒッピーで、かなりイカれてたんだけど、そのカリスマ性で若者を惹き付け、一般世論からヤバイ人という烙印を押されて弾圧されちゃった人、というイメージが強かったんですが、こちらの説では

☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆

ユダヤの王家の血を引く由緒ある家柄の出で、バイブルでは娼婦とされているマリア・マグダレンも本当は王家の血を引く高潔な方で、この人とキリストは夫婦であったと。

んー、なんかこの説に賛成!私がイメージしていたものより、真実味があります。しかし、真実味があるというのは、単に「自分の住んでいる世界の価値観で割り切れる」というだけのことかなあと思いました。特に

☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆

キリストは自分の意思を妻であるマグダレンに継いで欲しかったが、それに嫉妬したピーターだかジョンだか、定説でキリストの一番弟子と言われている12師弟の一人がそれに嫉妬して、策略をめぐらしマグダレンを追放し、キリスト教を男中心の宗教にしてしまった

なんて説は、今、女性が社会的に受け入れられてきたから「おお~、なるほどなっ」なんて思うけども、ほんの一世代前の人でもちょっと抵抗あった考え方なんじゃないでしょうかね?

この小説のキリスト説をとれば、なんでキリスト教があんなにセックスに対して過敏なのかの説明はつきますね。

☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ☆ネタばれ

小説の中で語られているように、女というものは魔物だという概念を定着させるための魔女狩り、魔物の誘惑に負けてはいけませんという意味合いを含めて、セックスのご法度などなど、要するに女がパワーを持たないように、教会がいろいろ操作してきたわけだと。だから今更、イエス・キリストは奥さんがいて、セックスもして、子供もいたとなっては、教会の教えが崩壊してしまうので、マグダレンはキリストの妻でなく娼婦ということにして、キリストに子孫がいるという証拠を葬ろうとしたと。(ちょっと調べたら、これは何代目かのローマ法王が間違えてマグダレンのことを娼婦と言ってしまったことが始まりらしい。昔の女の人はマリアという名前の人が多かったので、マリア違いだったとか。それにしても、それをずっと訂正しなかったことが、結局は教会の策略でしょうけど)

考えてみれば、キリストのおかーさんのマリア様が処女だったっていうのも、その一環ですよね。キリスト教ってそういうこじつけが一杯あって、部外者の私から見ると「???」ってものがすんごく多いんで、アメリカに来てから敬虔な信者さんたちに質問してみたら、一生懸命説明してくれるんですけど、私の概念では「なんか矛盾してるなー」って感じになっちゃう。

キリスト教の矛盾って、キリスト教の教えと、イエス・キリストが信じたものの間に深いギャップがあるために生じるんではないかと思います。私は、イエス・キリストが信じたものはズバリ「愛」だと思うのですが、キリスト教がやってきた魔女狩りや、十字軍や、聖戦や、布教って、すごーくこの「愛」という概念からかけ離れているような気がするんですけど。

私がこちらの大学で宗教のクラスを取った時の先生が Dr. Cook という人で、見た目まんまイエス・キリストだったんですけど(きぇ~~)、自分の宗教論を教えることにすごい情熱を持っていて、教科書も自分で書いたやつで、それがまた目からウロコ物の教科書だったんですが。

この人に教えられた話が、キリストの教えと、教会の行ってることが矛盾しているのを良く表してると思うので、紹介します。

宗教裁判が盛り上がっていたスペインのある街で小さな子供の葬式があった。幼子を失くした母親が泣いている。そこへ、浮浪者のような男が現れ、死んだ子供を生き返らせてしまった。周りで見ていた人は唖然としたが、誰かが魔術だ!と叫び、この浮浪者風の男は捕らえられ、牢屋に入れられてしまう。

その話を聞いた宗教裁判官が、この浮浪者に会いに牢獄へやってくる。そしてこの浮浪者に向かって語りかける。

「私は敬虔なクリスチャンだ。小さいときからイエス様の教えを信じてきた。しかし、イエス様が私たちに望むものは、あまりにも難しい。右の頬を打たれたら、左の頬も出せという。そんなことが心からできる人間なんているのだろうか?私はそれでも、そういう人間になろうと努力してきた。しかし、そんな私を周りのおろかな人間たちは理解してくれなかった。私は今、宗教裁判長として、毎日たくさんの人間を処刑している。なぜだかわかりますか?これがおろかな人間が理解できる信仰というものの形なのです。あなたが教えられた「愛」は、人間が信仰していくには難しすぎるのです。あなたは、人間が望むものを与えることができなかった。私は、人間が望むものを与えようと、精一杯やっているのです。私はあなたがキリストの生き返りだということはわかっています。しかし、私は明日、あなたを魔女裁判で有罪にして、火あぶりの刑にします。私はあなたが憎い。私には到底できないことをお教えになったあなたが。」

すると、イエスは黙って椅子から立ち上がり、この宗教裁判長を抱きしめた、というお話です。

私は、この宗教裁判官の気持ちは、ひしひしと理解できましたが、最後のイエスの行動は、予想がつきませんでした。私は、人を許したことが全くないわけじゃないけど、こんな風に全然知らない人、しかも自分を殺そうとしてる人を許せるってことは絶対無いだろうなと思いました。

こんな話を作った人がいるんですから、教会批判というのはずっとあったのであり、またキリストの本当の教えとはなんなのだと考えた人は数え切れないほどいたのだと思います。キリスト教には納得できないこともたくさんあるけど、これだけ色々な題材を人に与えられる存在って、世の中にそんなにないと思います。そういう意味ではキリスト教はやはり強力だなあと、認めざるを得ませんな。そして、ダヴィンチ・コードも、そのキリスト教のお話の一番レアなところを、タイムリーに書いたって所は評価されてもいいですよね。


公式ウェッブ・サイトもなかなかためになるけど、読む前に見ない方がいいかも↓
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200405-05/

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映画★★★★★レビュー | コメント(23) | 【2006/04/30 09:52】
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オーリー、キモくないか?! 『エリザベスタウン』
Elizabethtown

なんだこりゃ?!って感じでしたよ。ちょっと抜けた感じの笑いが欲しかったのだろうけど、単にバカバカしい。音楽とかも狙い過ぎ。自殺しようとして、サイクリング・マシーンに包丁つけるところなんかアホとしか言いようが無い。

elizabethtown.jpg
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CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Cameron Crowe
Writing credits: Cameron Crowe
Cast:
Drew: Oelando Bloom
Claire: Kirsten Dunst
Hollie: Susan Sarandon
Phil: Alec Baldwin
元ファンだったオーリーと、今ファンのジェイク・ジレンホールの彼女(元彼女かも?!)のキルスティン・ダンストが出てるから、まー観てみようかなと・・・・。でも最初からヤバイ雰囲気は漂っていたのですが、これほど見事に狙いをはずしているとは!

まず、オーリーの大根ぶりは今に始まった事ではないのだが、この映画でさらにガクッと来ちゃったのは、こいつ笑うとキモい!!!!! 昔ブログに、LOTR でオーリーのファンになったって書いたら、十代と思われる女の子から「私もオーリー大好きなんですけど、友達がオーリーキモいっていうんです!」という書き込みがあったが・・・あんたの友達は鋭かったのよ!LOTRのレゴラスみたく、始終真剣な眼差しで、セリフもあんまりなくて、演技らしい演技もしなくていいんならかっこいいんだけど、この映画は、ちょっと抜けたような笑いを要求されるから、下手だとダメなんだよ!なんかさ、変な人が一杯出てきて、そういう人に反応する表情が、いかにも監督さんに「これこれこういう顔して!」と演技指導されたのをそのままやっているような、全く自分の感情から出てきてないような不自然さ。なんか観ていて痒くなる!

キルステインも、わざとらしくって、なんかとほほ。この二人のダイアローグがエライ長くて、だって携帯で一晩中しゃべっている設定だから、会話が重要なんだけど、ほとんど面白くないってか、半分くらい何言ってるのかわかんないんだけど、知りたくもないっていうか。絵で観る二人が全然キュートなカップルでもないし、「いいなあ、こういうシチュエーション!」なんて思わないんで、なんか電車の中とかでいちゃいちゃしているうざったいカップルを見ているようだった。

スーザン・サランドンはこういうの上手そうなんだけど、完全にオーバー・アクトでしたね。演技の前に、脚本が超バカバカしいんで、しょうがないかなとも思うが。だいたい、オーバー・アクトしていない人いないんじゃない、この映画。みんな狙いすぎ!

しかもカメラ・ワークが最悪!役者の演技がわざとらしいのに輪をかけて、突然出てくるアップだの、いきなり切り替わる場面だの、「は?」って感じよ。しかも絵は、完全に自己満足。オーリーのいとこが昔バンドやっていたので、ロック関係のポスターとか壁にわーっと貼ってあるのをやたら丁寧に写して行くんだけど、「わー、かっこいいなあ」というより、いいよ見せてくんなくってもって感じ。

キャメロン・クロウ監督って言うとさ、『あの頃ペニー・レインと』なんか結構キュートだったし、『バニラ・スカイ』なんかすごく面白かった(でも、ペネロペのわざとらしさがちょっと鼻についたか)けど、『エリザベスタウン』は良いとこ無し!無し!

Related Articles
■オーランド・ブルーム 映画偉人伝

Key Words
映画 エリザベスタウン オーランド・ブルーム キルスティン・ダンスト オーリー キャメロン・クロウ

キルステイン・ダンストの映画
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のとき、ちょー可愛かったんだけど・・・
子役で可愛い子は大きくなると・・・ね。

パイレーツ・オブ・カリビアン | コメント(6) | 【2006/04/20 22:09】
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オーランド・ブルーム-初バイトはハトのフン集め?!
映画偉人伝 ~その24~ 

20060129032425.jpg
笑わない方がいいかなぁ?
Orlando Bloom

1977年1月13日イギリスはケント生まれ。失読症のせいで勉強は出来なかったが美術は得意で、陶芸、写真、彫刻が好きだった。また芝居も得意で地元のシアターで活躍。お母さんの勧めで詩を勉強し始め、数々の詩やバイブルの朗読で賞を取る。将来大物になりたいと思っていたので芝居に真剣に取り組むようになり、16歳でロンドンのNational Youth Theatreに入学、2期でBritish American Drama Academyへの奨学金を獲得。同時にイギリスのTV番組でも活躍し始める。

その後Guidhall School of Music and Dramaへ進学する。そこで1998年屋根から落ちて半身不随になるところだったが奇跡的に回復、1999年に同学校でのショウを見に来ていたピーター・ジャクソン監督の目に留まり、LOTRのレゴラス役を獲得。卒業後、18ヶ月をニュージーランドで過ごし、LOTRを撮影。

■10代の時の初バイトは鳩の射撃場でのClay Trapper(チュチュ注:直訳すると「粘土を集める人」という意味かと思いますが、ロケーションからして、鳩のフン集め?!)。

■LOTRのオーディションはファラミア役で受けたが落選。変りにレゴラス役をオファーされた。

レゴラス役で弓矢を持ったオーリーに憧れた子供たちがアーチェリーを習い始め、イギリスで大ブームになった。

■ロイヤル・シェークスピア・カンパニーに参加を承認されている。近い将来、映画の仕事をを休んで参加する予定。ハムレットをやるのが夢。

■ほうれん草が好物。

■初めて行ったコンサートはジャミロクワイ。

■2002年にタバコを止めてから爪をかむようになった。

■『トロイ』のパリス役でRazzie Awardのワースト・助演男優のリストに載っていた。Razzie Awardの人は『トロイ』が相当嫌いなようで、ブラピもワースト・アクターのリストに載っていた。

■チュチュの感想■
レゴラスとしてのデビューは衝撃的なまでに新鮮で、あの弓矢を討つお姿はエゲレスの子供じゃなくてもかっちょええなぁ~と思ったものでしたが、鮮度が落ちるのも衝撃的に早かったです。ミュージシャンで言ったら「一発屋」ってやつでしょうか。「マママ マーイ シャロナ!」を思い出します。

今後の出演作
■『Pirates of the Caribbean 3』(2007) Will Turner
■『Pirates of the Caribbean:Dead Man's Chest』(2006) Will Turner
■『Love and Other Disasters』(2006) Hollywood Paolo

オーリー出演作の映画評
■Fools Rush In
■The Cross (2010) (in production)
■Main Street (2010) (post-production) .... Harris Parker
■Sympathy for Delicious (2010) .... The Stain
■『ニューヨーク、アイラブユー』 (2009) .... David (segment "Shunji Iwai")
■Pirates of the Caribbean: At World's End (2007) .... Will Turner
■Love and Other Disasters (2006) .... Hollywood Paolo
■Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest (2006) .... Will Turner
■ちょっとキモくない?!『エリザベスタウン』 (2005) .... Drew Baylor
■主演張るには大根すぎる?!『キングダム・オブ・ヘブン』 (2005) .... Balian de Ibelin
■Haven (2004) .... Shy
■お馬鹿で情けないパリスがナイスな『トロイ』 (2004) .... Paris
■The Calcium Kid (2004) .... Jimmy Connelly
■The Lord of the Rings: The Return of the King (2003) .... Legolas
■Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl (2003) .... Will Turner
■Ned Kelly (2003) .... Joseph Byrne
■The Lord of the Rings: The Two Towers (2002) .... Legolas Greenleaf
■The Lord of the Rings: The Two Towers (2002) (VG) .... Legolas Greenleaf
■ありりコレもかっちょわり~『ブラックホーク・ダウン』 (2001) .... Blackburn
■The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring (2001) .... Legolas Greenleaf
■"Midsomer Murders" .... Peter Drinkwater (1 episode, 2000)
■Wilde (1997) .... Rent Boy
■"Casualty" .... Extra / ... (3 episodes, 1994-1996)

Key words
オーランド・ブルーム オーリー レゴラス

■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
俳優 | コメント(0) | 【2006/04/20 05:17】
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ふ、深過ぎる・・・『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』
Hedwig and the Angry Inch

すごいストーリーです。どうしてこんな話を思いつくのかなと感心するのですが、監督、脚本、そして主演もしているジョン・キャメロン・ミシェルさんの自叙伝的なところもあるらしい。いや、でもベースになるストーリー以外は作ってあるんだろうと思うのですが。こんな複雑な設定が全て実話だったら腰抜かすよ。

hedwig.jpg
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CAST & CREDITS
Produced: 2001
Directed by: John Cameron Mitchell
Writing credits: John Cameron Mitchell, Stephen Trask
Cast:
Hedwig/Hensel John Cameron Mitchell
Tommy Gnosis: Michael Pitt
Yitzhak: Miriam Shor
Skszp: Stephen Trask
Jacek: Theodore Liscinski
ヘドウィグは一種のカリスマなのか、この映画(舞台)に関する本、DVD、ビデオ、CDなどものすごーい数があるので、こちらにリンクしました。ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ・スペシャル・ボックスという、2万円以上する代物も見つけましたが、一体何が入ってるんでしょうか。
主人公のヘンゼル(ジョン・キャメロン・ミシェル)は、社会主義だった頃の東ドイツに生まれ、アメリカのロックを聴いて育つ。ゲイのミュージシャン達に影響を受け、自らもゲイとして成長する。ベルリンの米軍基地にいたアメリカ軍の将校(だっけ?)に見初められ、アメリカへ連れて行ってもらえそうになるが、男のままでは法的に結婚できないので、性転換手術を受けさせられる。当時、みんな西(資本主義)の社会に行きたがっていたから、ヘンゼルのお母さんも「自由になるためには、後に残して行かなくてはならないものもあるのよ」(それはちんちんとお母さんかいっ)と、息子が性転換するという憂いより、西へ行けるならなんでもしなさいと言わんばかりである。

こうして女になったヘンゼルは、名前もヘドウィグに変え、アメリカに渡るが、結婚した将校は、新しい若い男とデキてしまってヘドウィグを捨てる。生計を立てる為にベビー・シッターをしていたヘドウィグは、トミー(マイケル・ピット)というロック好きの高校生に出会い、この子とバンドを組んで数々の名曲を作り上げるが、トミーはヘドウィッグを裏切り、一緒に作った曲を持ってソロ・デビューし、大スターになってしまう。

こういうのを数奇な運命と言うのではないでしょうか?あまりにいろいろな要素があって、何に共感していいんだかわかりません。中でも難しいのは、性転換することが彼の望みではなかったことと、手術の失敗で小さいおちんちん(the angry inch)が残ってしまったこと、性転換までしてついてきた男に捨てられたことです。

これは、なんというか、斬新というか、圧倒されました。これは、今まで私が触れてきた「ゲイの苦悩」にもう一つ重しを乗せたみたいな感じです。ヘドウィグが、バンドのメンバーとセックスしていると思われるシーンがあって、ヘドウィグの方が入れているように見えるのですが、彼の「アングリー・インチ」は、機能しているのでしょうか。

これはかなり自分のアイデンティティを確立する妨げになるでしょうね。ゲイであっても、女になりたかったのかもわからないし、まだ「アングリー・インチ」も残っちゃってるし、愛する人はそういう「いびつ」な彼を捨てていっちゃうし。

そもそもこの映画を観ようと思ったのは、映画じたばたさんのところで、「『自分の片割れ探し』でここに行き着くのは理想」という感想にインスパイアされたためなのですが、私はじたばたさんの言わんとしていることがわかりませんでした。しかし、ヘドウィグが歌う、「私の片割れは、私と同じ格好をしているのかしら?それとも私と噛みあう様に出来ているのかしら?そういう人がみつかるの?みつかったらまた一つになれるの?」という気持ちは、ジーンとさせられました。

それから、トミーが、ヘドウィグの歌を聴きに来るのですが、その時のトミーの顔!すごく素敵なものを見ているときの、うっとりしたような感じ。そのトミーをじっと見つめながら歌うヘドウィッグ。愛だな、あれは。愛ですよ。

レント』の映画評でも書きましたが、私は基本的にミュージカルの音楽って好きではありません。この映画も、元々オフ・ブロードウェイでロングランになったミュージカルの映画化なので、私にとっては音楽的にはこれは全くロックではない。まあ、実在するロック・バンドでも、特にドラッグ・クイーン系のバンドって、こういう感じで好きではないのですが。ヘドウィクが有名になったトミーのことを「新しいカート・コベイン」と呼ぶんだけど、「いや、全然違うだろ」とか思ってしまいました。しかし、スタイルとしてこれをロックと呼ぶのは非常に抵抗があるというを差し引いても、挿入歌にぐっと来たことは認めなければなりません。*

そういう大まかなところには共感でき、理解もできるのですが、ヘドウィグとデキているらしい、『レント』のシャツを着ていて『レント』のエンジェル役にオーディションに行ってしまうバンドのメンバーの存在意義とか、トミーとヘドウィグの関係とか、ヘドウィグの感情とか、突っ込んだところになると一向にわからない。特に『レント』の彼は非常に重要な役どころだと思うのですが、私はそれが掴みきれなかった。



映画じたばたさんを始めとする、他の方のコメントをお待ちしております。**

Related Article
■クサイと思いつつも感動してしまったミュージカル『レント』
■トミー役のマイケル・ピットがカート・コベインをモデルにした役を演じている『ラスト・デイズ』

*追記:『Angry Inch』は良かった。ヘドウィグのパフォーマンスがグッと来るぜ!

**追記2:キター!映画じたばたのKentaroさんのコメント!すごい、すごい洞察力!ワタクシは今、「映画じたばた」と書いた神棚を作ろうかと思っているくらいです!みなさん、是非コメント欄をチェックチェック!!

**追記3:この映画は、やっぱコアなファンの人が多いようで、Kentaroさんを始めとして、みなさんいいコメントが多いので、是非是非コメント欄をチェックしておくんなまし。

Key Word
ジョン・キャメロン・ミシェル ゲイ ヘドウィグ アングリー・インチ ミュージカル ドラッグ・クイーン
DVD | コメント(15) | 【2006/04/19 10:00】
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ジェット・リーなんかメじゃねーぜ!『マッハ!』
Ong-Bak

チュチュはジェット・リー嫌いなんだけどさー、なにが嫌いって、ジェット・リーはワイヤー使い過ぎ!あいつがワイヤー使うおかげで、カンフー・マスターが実際に生身でできることまでうそ臭くなっちゃう。少林功夫のモンクが淡々と型をやっているだけのビデオとか見ると、ジェット・リーがワイヤー使ってるのなんてちゃんと生身でやってるもん。ジェット・リーはワイヤー使って実際より誇張してあるだけで。それに最近、予定調和にはまり切っているカンフー・ムービーにもあきてきたので、この映画はすんごく新鮮でした。

CAST & CREDITS
Produced: 2003
Directed by: Prachya Pinkaew
Writing credits: Prachya Pinkaew, Panna Rittikrai, Suphachai Sittiaumponpan
Cast: Tony Jaa, Petchtai Wongkamlao, Pumwaree Yodkamol, Wannakit Sirioput
それにしても邦題の『マッハ!』はないだろう。かっこ悪いし、内容を全く表してないじゃない。単純ながらもいい話なんだよ、これは。タイの伝統的な信仰と素朴な田舎、対してバンコックの大都会ゆえのいかがわしさ、もはや信仰はない悪徳ビジネスマン、そういうものが結構ちゃんと描いてある。アクション映画にありがちな、アクションが良ければいいやっていう、えーかげんなプロット・ラインや、アクションを見せるためだけに突然全く必然性のない設定がでてきたりとか、その道のフェチじゃないと楽しめないものじゃないんだから。

それに、キャラクター1人1人なかなか考えて作ってある。主人公のティンは、ムイタイがすごいという以外は、純朴で信心深い田舎の子を好演していたし、同じ村から都会に出てきて「ジョージ」なんて名を名乗って、自分のタイ名を恥じているハンラエ(だっけ?)、バンコックのたくましいストリート・キッズのムエ、けちなチンピラのドン、みんな結構個性的で、あとから考えてみたら思い出せないようなキャラではない。それにティンの田舎のばーさんとかがまたいい味出しているし。さらにすげーのは悪役のボクサーで、英語版で見るとバーマのボクサーとかって呼ばれてるから、旧ミャンマーの人?なんか強いとかいうより、怖いよ、この人。私、あんまり薬物とか詳しくないんですが、ステロイドか、あれ?いやー、最後の場面で5,6本心臓に直打ちしてるの見て大笑いしてしまったが。あれって、最近のアクション映画スターを皮肉っているのかしら?

それと、格闘技の大会(というと健康そうだが、要するにファイト・クラブみたいな闇の、ですよ)で強い白人って、みんな「筋肉バカ」的に描かれていて笑った。あれって、アメリカ人なのかしら?タイ人のウエイトレス捕まえて「こいつらみんな俺の国へ来て売春婦やってやがる」とか言って、すんごい失礼な奴らなんですが。「ファック・ムイタイ!」などといいつつ、ティンを挑発するのだが、それを跳び蹴り一発で倒してしまうティン。タイでこの映画ものすごい流行ったってのがわかる気がする。

ongbak.jpg
これよ、この基本のポーズ
この主役のトニー・ジャーのアクションは、純粋なムイタイなのでしょうか?容赦ないよ。いきなり頭側に膝蹴りとか、脳天エルボとか、死にますよ、マジで!あの容赦のなさは、いまや予定調和に陥ったカンフーに比べると、すごいインパクト。でも、頭側膝蹴りも、脳天エルボも、相当修行しないとできないよ。私が一番感心したのは、必ず基本のフォームに戻ること。相手が倒れて動かなくても、ちゃんと基本のフォームに戻る。それに、戻るのが早い!この人、ただもんじゃありません。



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■トニー・ジャーの第二談!『トム・ヤム・クン』
■アメリカに渡った少林功夫のモンク達の軌跡を追う『Shaolin Ulysses』
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映画感想 | コメント(10) | 【2006/04/17 23:41】
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映画偉人伝~その10~ジェイク・ジレンホール
映画偉人伝 ~その10~ 

Jake Gyllenhaal

20060122002211.jpg本名ジェイコブ・ベンジャミン・ジレンホール。1980年12月19日LA生まれ。コロンビア大学中退。スイス人とロシア系ユダヤ人の血を引く。お父さんのスティーブンは映画ディレクター、お母さんのNaomi Fonerは脚本家。お姉さんのマギー・ジレンホールと『ドニー・ダーコ』で共演。マギーが『モナリザ・スマイル』で共演したキルスティン・ダンストをジェイクに紹介、二人は付き合い始めるが2004年7月に破局。しかしその後もくっついたり離れたりしているようである。

■初のドライビング・レッスンは、ポール・ニューマンから受けた。

■もう少しで『スパイダーマン2』の主演になるところだった。

■『バットマン・ビギンズ』のブルース・ウェイン役のオーディションを受けたがあえなく落選。

■『ジャーヘッド』のスフォード役のために、筋肉を10kgも増やした。

■アイドルはショーン・ペン、ポール・ニューマン、ボノ、アンソニー・クイン、ブルース・スプリングスティーン。

■俳優になる前は、ライフ・ガードをしていた。足をクラゲに刺された人が痛がっていたので、おしっこをかけて痛みを緩和してあげたそーで。

■苗字は「jill-en-hall」と発音する。

チュチュのオプラショウ・レポート
2006年1月27日のオプラのショウ*に、他の『ブロークバック・マウンテン』の共演者と出演、おちゃらけたところを見せていた。ショウが始まる前に「Two gorgeous man! / fell in love!(二人のゴージャスな男性がっ!/ 恋に落ちた!)」と黒に白抜き文字で出てくるオプラっぽい取り上げ方、そして観客がみんな女だ!というところが結構笑えました。このショウでオプラの発音を聞くと、かなりはっきり「ジェイク・ジレンホール」と言っているので、ジェイク君の苗字の表記は、「ジレンホール」に訂正しようと思いますです。(*このリンクはもう繋がってないみたい。ごめん)

■オプラ出演の情報は、やぶこのカリフォルニア妄想日記で仕入れました。やぶこさん、サンクス!

チュチュの第78回アカデミー賞速報(March 5th, 2006)
■チキショー、助演男優賞はジョージ・クルーニーに取られてしまったよ!!くやしー!!

■プレゼンターとして登場したが、笑いが取れなくてがっかりしていた模様。

■キルスティン・ダンストと来るのかと思っていたら、1人だった。ブロークバックの共演者のヒース・レッジャーとミシェル・ウイリアムスがカップルでいたので、可哀相であった。しかし、ご両親は見に来ているとインタビューで言ってました。

■お姉さんのマギー・ジレンホールは彼氏であり、『ジャーヘッド』で弟ジェイクと共演したピーター・サースガード(だっけ?)と一緒に座っているところをTVで目撃しました。

■オスカーが始まる前のプリ・ショウでインタビューを受けていたが、前記されているオプラのショウや、その他のインタビューでのひょうきんな感じはなく、インタビュアーが「もう『ブロークバック』のことは、話し飽きたんじゃない?」と聞くと「この映画の話しをするのは好きだけど、正直言ってキス・シーンについて聞かれるのはちょっとね・・・・。女の子とするのとは違うの、とか・・・そりゃ違うよ。」と、なんとなく機嫌悪そうだった。

■チュチュの感想■
この人の魅力は、若くてアフォで可愛いところと、落ち着いて成熟したところがない交ぜになっているところですね。まだ二十代半ばなんだけど、身のこなしとかがなんか大人っぽいというか、そーいうところがいいんだなあ!『ブロークバック・マウンテン』でも、20才から40才までを演じているけれども、私は20才の酔っ払いのジャック・ツイストも、40才のチョビヒゲのジャック・ツイストも信憑性あった。やっぱこの映画ではがんばったね。

jakegyllenhaal01a.jpg
胸毛の生え方が変!


ジェイク・ジレンホールの映画
■Rendition (2007/I) (filming)
■見る価値あり『ゾディアック』(2007)
■湾岸戦争へ行った兵隊さんの手記を映画化『ジャーヘッド』(2005)
■日本での宣伝は間違ったイメージのようですね『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』 (2005)
■安心してご覧になれます-『ブロークバック・マウンテン』ネタばれなし編 (2005)
■観るなら読むな!『ブロークバック・マウンテン』完全ネタばれ編 (2005)
■DVDで観てもやっぱりいかった『ブロークバック・マウンテン』dvd編 (2006)
■The Man Who Walked Between the Towers (2005)
■特撮がスゴイ『ディ・アフター・トゥモロー』(2004)
■映画もジェイクくんもイマイチ『ムーンライト・マイル』(2002)
■ジェイクくん、バカ専の思い出に・・・『ハイウェイ』(2002)
■使えない男を好演!『グッド・ガール』(2002)
■今回は写真屋でバイトする高校生『ラブリー&アメイジング』(2001)
■バカでも充分イケてます!『バブル・ボーイ』(2001)
■私達の日常を拒否する『ドニー・ダーコ』(2001)
■なかなかステキな小作品『遠い空の向こうに』(1999)
■なんか出てないみたいなんですが!『Homegrown』 (1998)
■Josh and S.A.M (1993)
■A Dangerous Woman (1993)
■なんと弱冠9歳のおませなジェイクくんが観れます『シティ・スリッカーズ』(1991)



ジェイクくん関連記事
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~
■ジェイクくんは攻寄りのリバでした!【映画戯言】

■追記
ジョニー暴れん坊ディップの部屋で、大変好意的に取り上げてリンクもしてくれているので、お礼のコメントを残したいのだけど、相性悪いらしくてエラーになってしまう!でしょうがないから、こちらに書かせていただきます。ありがとう!ヒジョーにうれしかったです。また遊びに来てくれるといいなあ。



※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) を参考に書いています。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。

お父さんは監督、お姉さんも俳優・・・・・ジレンホール家のDVD
俳優・女優 | コメント(8) | 【2006/04/17 09:33】
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蹂躙されてみたい男優 クライヴ・オーウェン
映画偉人伝 ~その33~ 

Clive Owen

20060418073018.jpg
1964年10月3日イギリス、コンヴェントリー生まれ。学校で『オリバー!』のアートフル・ドッジャー役を熱演、13才で劇団に入る。1984年から3年間Royal Academy of Dramatic Artで演劇を学ぶ。そこで『Henry IV, Part I』や『The Lady from the Sea』などのクラシックを学び、その後参加したYoung Vic Theatre Companyで1988年、後に結婚し2児をもうけることになるサラ-ジェーン・フェントンとロミオとジュリエットを演じる。この年に映画デヴューも果たし、1990年からはTVドラマで大スターになるが、パパラチ攻勢にうんざりしたのと、優等生的な好青年のタイプキャスト(同じような役ばかりやらされること)を恐れて、途中で降板してしまう。このあと『Close My Eyes』で姉と近親相姦する男の役を演じ、人気は急降下するが、この後からTV、舞台、フィルムなど精力的にこなし、1998年、イギリスでは全く相手にされなかった『Mike Hodge's Croupier』がハリウッドに認められ、アメリカで活躍するようになる。

■デヴィッド・ボウイの大ファン。70年代にボウイがアルバムごとに髪の色を変えていた頃、必ずボウイと同じ色に髪を染めていた。

■BMWのコマーシャルを2回断ったが、台本を読んでみるとビックリするほど良かったので、すぐLAに飛んだ。

■『すべては愛のために』で共演したアンジェリーナ・ジョリーに「あなたってセクシーね」と言われて、床に突っ伏すくらい大笑いした。

■チュチュの感想■
すべてはその朝始まった』での役柄がすんごくセクシーで、ハートを射抜かれてしまったワタクシ。この人は、大人の色気と少年のような眼差しのアンバランスさがくすぐったくって、腰から下にヨロヨロ来ちゃいますね。

出演作品
■Inside Man 2 (2010) (announced) .... Dalton Russell
■Sin City 2 (2010) (pre-production) .... Dwight McCarthy
■The Boys Are Back in Town (2009) (filming) .... Joe Warr
■Duplicity (2009) (completed) .... Ray Koval
■The International (2009) (completed) .... Louis Salinger
■『シューテム・アップ』の後がコレですか・・・『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 (2007) .... Sir Walter Raleigh
シューテム・アップ (2007) (completed) .... Mr. Smith
トゥモロー・ワールド (2006).... Theodore Faron
■イマイチでしたなあ・・・『インサイド・マン』(2006) .... Dalton Russell
■The Pink Panther (2006) (uncredited).... Nigel Boswell/Agent 006
■ちょっとセクシー過ぎる!『すべてはその朝始まった』 (2005/I) .... Charles Schine
■この映画はワタクシは理解できましぇん『シン・シティ』(2005) .... Dwight McCarthy
■今考えてみるとなかなかやらしくてよかった『クローサー』(2004/I) .... Larry
■結構ダサい!『キング・アーサー』(2004) .... Arthur
■お粗末な大河ドラマ『すべては愛のために』 (2003) .... Nick Callahan
■I'll Sleep When I'm Dead (2003) .... Will
■Ticker (2002) .... The Driver
■Beat the Devil (2002) .... Driver
■Hostage (2002) .... The Driver
■The Bourne Identity (2002) .... The Professor
■Gosford Park (2001) .... Robert Parks
■Star (2001/I) .... The Driver
■Powder Keg (2001) .... The Driver
■The Follow (2001) .... The Driver
■Chosen (2001) .... The Driver
■Ambush (2001) .... The Driver
■Greenfingers (2000/I) .... Colin Briggs
■Second Sight: Hide and Seek (2000) (TV) .... DCI Ross Tanner
■Second Sight: Kingdom of the Blind (2000) (TV) .... DCI Ross Tanner
■Second Sight: Parasomnia (2000) (TV) .... DCI Ross Tanner
■Second Sight (1999) (TV) .... DCI Ross Tanner
■Split Second (1999) (TV) .... Michael Anderson
■The Echo (1998) (TV) .... Michael Deacon
■Croupier (1998) .... Jack Manfred
■Bent (1997) .... Max
■The Rich Man's Wife (1996) .... Jake Golden
■Privateer 2: The Darkening (1996) (VG) .... Lev Arris
■"Sharman" (1996) TV Series .... Nick Sharman
■Bad Boy Blues (1995) (TV) .... Paul
■The Return of the Native (1994) (TV) .... Damon Wildeve
■Doomsday Gun (1994) (TV) .... Dov
■An Evening with Gary Lineker (1994) (TV) .... Bill
■Nobody's Children (1994) (TV) .... Bratu
■The Turnaround (1994) .... Nick Sharman
■Class of '61 (1993) (TV) .... Devin O'Neil
■Century (1993) .... Paul Reisner
■The Magician (1993) (TV) .... Det. Con. George Byrne
■Close My Eyes (1991) .... Richard
■"Chancer" (1990) TV Series .... Stephen Crane/Derek Love
■Lorna Doone (1990) (TV) .... John Ridd
■Precious Bane (1989) (TV) .... Gideon Sarn
■"Boon"
- Peacemaker (1988) TV Episode .... Geoff
■Vroom (1988) .... Jake
■"Rockliffe's Babies"
- Up the Down Escalator (1987) TV Episode .... PC Parslew

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■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

Key Words
映画 俳優 クライヴ・オーウェン クライヴ・オーエン 

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
俳優 | コメント(7) | 【2006/04/16 21:32】
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俺達ニュース・キャスター:男の本質ですかこれ?!

Anchorman - The Legend of Ron Burgundy


実はこの映画、公開と同時に観たのですが、ちょうど同じ頃観た『ドッジ・ボール』のベン・ステラーのマッチョマンぶりが強烈すぎて、こちらの方はかすんでしまってましたが、今回DVDで観たら、思っていたより面白かったちゅーか、『ドッジボール』に負けず劣らず馬鹿馬鹿しかったです。

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このヒゲ、この髪型、このモッコリ!ドッジボールのベン・ステラー!この人変装したほうが可笑しい
主演のウィル・フェレルが脚本も書いているようなんですが、なんで70年代のニュース・ステーションで繰り広げられるアンカーマン(ニュース・キャスター)の実態がコメディになると思ったのか良くわかりません。が、当時この職場は男性社会で、女性のアンカーマンなんてとんでもないという時代。しかし時代は確実に変わりつつあり、 Diversity(多様性)を求める世間の声に逆らえず、女性アンカーを加えたチャンネル4のニュース・チームの男性達が、野心的で才能もあり、しかも美人な女性アンカーマンに嫉妬し、嫌がらせをするところは真実味があり、その辺の目の付け所がなかなか面白いのです。

コメディですから、一般の人を誇張して表現してあるのでしょうが、私から見ると、男ってのは、ここに出てくる「チャンネル4・ニューズ・チーム」そのままです・・・・。ま、男性の方々は男性の方々で女性に言いたいことは山ほどあろうかと思いますが、それはご自分のブログでダイナミックに展開していただくとして、今はとりあえずワタクシの話を聞いてください。

「チャンネル4・ニューズ・チーム」の面々、リーダー格でメイン・アンカーのロン(ウィル・フェレル)、マッチョでスポーツ担当のチャンプ、レポーターで洒落者のブライアン、お天気担当の知恵☆れのブリックは、女性アンカー・ベロニカがチームに加わったことに激爆して、ディレクターのフレッドのオフィスで「女にアンカーマンなんかできるかぁ!」と叫びまくります。マッチョのチャンプは「んー水も滴るいい女・・・バーべキュー・ソースかけて食べちゃいたいあのケツ・・・」などと下品なジョークを延々と飛ばし続け、その上ベロニカに惚れてるはずのロンまでゲラゲラ笑ってしまう。なんかこういうおゲレツさって男子特有っていうか、女子は「なんでこんなくだらないことが面白いんだろう?」と思うのですが、男子はホント、心底可笑しいようで。こういう男子のピーカン☆なところが「バカで~」と思いながらなんとなく羨ましいチュチュなのですが。

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DVD on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Adam McKay
Writing credits:
Will Ferrell, Adam McKay
Cast:
Ron:Will Ferrell
Veronica: Chiristina Applegate
Brian: Paul Rudd
Brick: Steve Carell
ベロニカはキャリア・ウーマン目指していて、職場の男と関係を持ったためにキャリアを棒に振った経験があるらしく、ロンに惹かれていながらもあがらおうとするのですが、結局落ちてしまう。しかし、伝説のアンカーマン、ロン・バーガンディの女、なんていうイメージがついたら、そういう風にしか見られなくなってしまう。で、ロンに「私達が付き合っていることは、内緒にしておきましょう」と言うと、ロンも「うん、その方がいいね」とか言っておきながら、その夜のニュースで、「ところで最近チームに加わったベロニカとワタクシは交際中です。彼女はベッドではとても情熱的です。」なんて言っちゃって、ベロニカが怒ると「だって、うれしかったんだも~ん!みんなに言いたいんだよぅ~!」。これってホントに犬的に「うれしー」というか、ベロニカの仕事うんぬんには全く無頓着なところが「男だよな~」とか思ってしまいました。

その後、ロンとベロニカが真剣になっていくにつれ、面白くない他のチャンネル4・ニューズ・チームの面々はベロニカを目の敵にします。「あの女がロンのアタマの中に入り込んでしまった! これではいかん!」なんていって嫉妬したり、ベロニカに嫌がらせしてロンに近づかないようにしたり。よく「女の友情は、男ができると終る」なんていうけど、男はどーよ。ビートルズが解散したのはオノ・ヨーコのせいだと堂々と言っている男の人がいますが、この映画で描かれる男の精神年齢のことは考えたことはあるのでしょうかっ?

ここで起承転結の「転」が起こる。ひょんなことからロンがニューズの時間に間に合わず、ベロニカがメイン・アンカー代行することに。今までくだらないレポートしかさせてもらえなかったベロニカは、「これがチャンス」とばかりに張り切るが、面白くないチャンプとブライアンは、ベロニカがニューズを読み上げている脇のカメラに写らないところで裸踊りとかして邪魔立てをする。(これがまた男だよな!)しかしベロニカは大成功で番組を終える。そこへ遅れてきたロンは、ベロニカに自分の代理が務まったと知ると、逆上!ベロニカが「私の夢はメイン・アンカーになることだって言ったでしょう?どうして喜んでくれないの?」と言うと「本気で言ってるとは思わなかったんだよぅ!『ベロニカは本当に面白いヤツだ。女のくせにメイン・アンカーになりたいなんてジョークを言った』って日記にも書いてある」・・・なんかこの、男と女がお互いの真意を全く分かり合ってないことって、良くあるような気がするんですけど!

これで一気にロン対ベロニカの図式が出来上がり、ニューズ・チームの面々はハッピーだが、ベロニカも負けてはいない。局に勤める女性達は、ベロニカが女でも出来ると証明してくれたことで、ベロニカの味方に。そして、ロンがカメラの横に備え付けてあるアンチョコに書いてあることは全て読んでしまうという情報を入手。一番最後の挨拶のところに「Go fxxk yourself, San Diego(なんて訳そうか・・・意訳になっちゃうけど、日本的に言うなら『みなさん、ごきげんよう』と言う代わりに『みなさん、死んでください』みたいな?あまりうまい訳じゃないが・・・)」と書き込んで置く。ロンは、全く考えないでそれを番組中で堂々と読んでしまい、TV局をクビになってしまう。

女を落とし入れるために男が裸踊りをするのに対して、女はこう出ますよ!男のおバカなところを利用して落とし入れる!こういうところを男が「やだな~」と思うのはわかる気がしますが、裸踊りする気はないんで!

この一件でTV局をクビになったロンは急速に転落して行き、ベロニカは念願のメイン・キャスターになって成功への道をまっしぐら!と思いきや・・・・

ま、映画の出来としては、絶賛て程じゃないと思いますけど、この手のおゲレツ映画好きな人にはたまんないと思いますよ。メンツも豪華ですから。お天気担当の知恵☆れのブリックを演じるのは『40 Year-Old Virgin』で一躍有名になったスティーブ・キャレルだし、その他にも『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックや、今、ブラッド・ピットの元妻ジェニファー・アニストンの恋人で、『Break up』という映画でも共演しちゃっているヴィンス・ヴォーン、いまやアダム・サンドラー級のベン・ステラー、『チャーリーとチョコレート工場』にも教育ママ役で出ていた謎の大女、そしてなぜかティム・ロビンスまで、ノークレジットで出演しています。これもサタデー・ナイト・ライブのコネの力?!

Related Article
■ヴィンス・ヴォーンが出ています『ウェディング・クラッシャーズ』
■出演者がほとんど一緒『40歳の童貞』
■確かカメオ出演しているジャック・ブラックの出演作品一覧


Key Words
映画 俺たちニュース・キャスター ウィル・フェレル スティーヴ・キャレル
ビミョーな映画 | コメント(6) | 【2006/04/15 21:55】
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ヴィゴ・モーテンセン 映画偉人伝 ~その32~ 
映画偉人伝 ~その32~ 

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Viggo Mortensen

1958年10月20日、ニューヨークはマンハッタン生まれ。デンマークで農業をしていたお父さんと、ニューヨーカーのお母さんがノルウェイで知り合い、結婚後ニューヨークに移りヴィゴが生まれる。モーテンセン家はヴェネズエラ、アルゼンチンなどの南アメリカの国で農業を営んでいたが、ヴィゴが11歳のとき両親が離婚し、ヴィゴは2人の弟とお母さんに連れられてニューヨークへ戻る。

NYのセント・ローレンス大学卒業後、人生の目的探しのためにデンマークに渡ったヴィゴは、船員から花屋まで様々なバイトをしながら、詩や短編を書いて過ごす。1982年に恋に落ちた女を追ってNYに戻るが、彼女にはフラれ、まともな仕事も見つけられず、レストランで働きながら俳優養成所に通い始める。1985年に『Witness』の端役でデビュー、1987年の『Salvation!』で知り合った、パンク・バンド『X』のリード・シンガー、Exene Carvankaと結婚、一児をもうける。

1999年に『ロード・オブ・ザ・リングス』のアラゴン役のオファーを受けるが、一人息子、ヘンリーと離れたくないがため辞退したが、『ロード・オブ・ザ・リングス』の原作本が大好きだったヘンリーに説得されて、アラゴン役を引き受けた。

■詩人でもあるヴィゴは、有名になる前に『Ten Last Night』というタイトルの詩集を出したことがある。また1998年のフィルム『A Parfect Murder』で使われている絵は、大きな壁画を始めとして全てヴィゴの作品である。写真家としては、ニューヨークのロバート・マン・ギャラリーの展示会で2000年にデヴューした。その上、ジャズ・ミュージシャンでもあり、現在までに3枚のCDを発売している。多芸!

■英語、スペイン語、デンマーク語(?)を流暢に操り、スウェディシュとノルウェイ語もそこそこしゃべれる。

■『ロード・オブ・ザ・リングス』で、アラゴンがエルフの言葉をしゃべるシーンを増やしてくれと監督のピーター・ジャクソンに頼んだ。

■大学での専攻は、ガバメントとスペイン語

■乗馬が大好きなヴィゴは、『ロード・オブ・ザ・リングス』でアラゴンの乗馬シーンを増やしてくれるようにリクエストしたり、フォト・セッションの合間に乗馬ができるように、共演の馬を常に近くにおいて、馬との交流を図った。撮影後、『ロード・オブ・ザ・リングス』で共演した馬と、『オーシャン・オブ・ファイヤ』で共演した馬、両方とも購入している。

■小さい頃、アルゼンチンで育ったので、アルゼンチンのサッカー・チーム、サン・ロレンツォのファン。野球はNYメッツ、NHLはモントリオール・カナディアンズのファンである。

■1980年、レイク・プラシドの冬季オリンピックでスエーデン代表のホッケー・チームの通訳として働いたことがある。そのときのソビエト対USの「ミラクル」ゲームを実際にその目で観戦している。

■デンマークの市民権を持っている。

■チュチュの感想■
私の最初のヴィゴ・センセーションは、LOTRで、オークスと戦って川に流された後、瀕死の状態で帰ってきて、大きな木の扉をばたっと開けて部屋に入ってくるところが「かっちょええ~~~!!!」と思いました。その後『オーシャン・オブ・ファイヤー』でもハートにズッキューン。

今後出演予定の映画
■Alatriste (2006) (completed) .... Capitán Diego Alatriste

出演映画
■A Wing and a Prayer (2010) (announced) (rumored)
■ザ・ロード (2009) .... Man
■Good (2008) .... John Halder
■Appaloosa (2008) .... Everett Hitch
■ヤクザだ!『イースタン・プロミス』 (2007) .... Nikolai
■Alatriste (2006) .... Diego Alatriste y Tenorio
.■ヴィゴ・ファンはエッチ・シーン必見!『ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス』(2005)
■これを観てすっかりファンになりました『オーシャン・オブ・ファイヤ』(2004)
■The Lord of the Rings: The Return of the King (2003) .... Aragorn
■The Lord of the Rings: The Two Towers (2002) .... Aragorn
■The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring (2001) .... Aragorn
■28 Days (2000) .... Eddie Boone
■A Walk on the Moon (1999) .... Walker Jerome
■Psycho (1998) .... Samuel 'Sam' Loomis
■A Perfect Murder (1998) .... David Shaw
■Pistola de mi hermano, La (1997) .... Juanito
■G.I. Jane (1997) .... Master Chief John James 'Jack' Urgayle
■Vanishing Point (1997) (TV) .... Jimmy Kowalski
■Daylight (1996) .... Roy Nord
■The Portrait of a Lady (1996) .... Caspar Goodwood
■Albino Alligator (1996) .... Guy Foucard
■The Prophecy (1995) .... Lucifer
■Black Velvet Pantsuit (1995) .... Worthless Junkie
■The Passion of Darkly Noon (1995) .... Clay
■Crimson Tide (1995) .... Lt. Peter 'WEAPS' Ince
■Gimlet (1995) .... Hombre (Man)
■The Crew (1994) .... Phillip
■Floundering (1994) .... Homeless Man
■American Yakuza (1993) .... Nick Davis/David Brandt
■Carlito's Way (1993) .... Lalin
■Ruby Cairo (1993) .... John E. 'Johnny' Faro
■Boiling Point (1993/I) .... Ronnie
■Ewangelia wedlug Harry'ego (1993) .... Wes
■The Young Americans (1993) .... Carl Frazer
■The Indian Runner (1991) .... Frank Roberts
■The Reflecting Skin (1990) .... Cameron Dove
■Young Guns II (1990) .... John W. Poe
■Leatherface: Texas Chainsaw Massacre III (1990) .... Tex
■Once In a Blue Moon (1990) (TV)
■Tripwire (1990) .... Hans
■Fresh Horses (1988) .... Green
■Prison (1988) .... Burke/Forsythe Electrocution
■Salvation! (1987) .... Jerome Stample
■"Miami Vice"
- Red Tape (1987) TV Episode .... Eddie Trumbull
■"Search for Tomorrow" (1951) TV Series .... Bragg (1985)
■The Purple Rose of Cairo (1985) (scenes deleted)
■Witness (1985) .... Moses Hochleitner
■"George Washington" (1984) (mini) TV Series .... Lieutenant at LeBoeuf

■チュチュの映画偉人伝~INDEX~もよろしく

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
この映画を見てこう思った私は…? | コメント(5) | 【2006/04/13 00:29】
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映画偉人伝~その29~ マギー・ジレンホール 
Chu's Favorite Ass-Kicking Movie Personages No.29

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Maggie Gyllenhaal

■1977年11月16日ニューヨークで生まれる。

■本名マギー・ラス・ジレンホール。

■弟は『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ジレンホール、お父さんは映画監督のスティーブン・ジレンホール、お母さんは脚本家のナオミ・フォーナーという映画一家。

■コロンビア大学で英語専攻で卒業。短期間ではあるがロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートで演劇を学んだ。

■最初の6本の出演作は全て父親のスティーブンの監督作品でもある。

■2003年のアカデミー賞で、Artists United to Win Without War(戦争しないで勝つ芸術家の会)のサポートとして、ピース・サインのバッチをつけて出席した。

■2003年のサンダンス映画祭で準司会をした。

■『ドニー・ダーコ』では、実弟ジェイクの姉役を演じている。

■初の主演映画『セクレタリー』の撮影中に、5年間付き合っていた彼氏と別れる。

■ニューヨーク生まれ、LA育ちで、LAでは弟のジェイクと共に有名私立高校ハーバード・ウエストレイクへ通っていた。

■親友キルステン・ダンストとの友情は、キルステンが弟のジェイクを捨てたときに終ったらしい。

■2003年のゴールデン・グローブ賞に出席した際エスコートしてくれたピーター・サースガードと今でも付き合っている。サースガードは、弟のジェイクと『ジャーヘッド』で共演した。

■インタビューで「私達が行動することで古臭いフェミニストの観念をどう変えることが出来るかを確めたい」と語っている。

出演作品


■Nanny McPhee and the Big Bang (2010) (completed) .... Mrs. Green
■助演女優賞獲れるかな?『クレイジー・ハート』 (2009).... Jean Craddock
■Away We Go (2009) .... LN
■『ダークナイト』(2008) .... Rachel Dawes
■High Falls (2007) ....April
■げーこういう女大嫌い『主人公は僕だった』(2006).... Ana Pascal
■World Trade Center (2006) .... Allison Jimeno
■Monster House (2006) (voice) .... Zee
■Paris, je t'aime (2006) .... Liz (segment "3rd arrondissement")
■SherryBaby (2006) .... Sherry Swanson
■Trust the Man (2005) .... Elaine
■The Great New Wonderful (2005) .... Emme
■Happy Endings (2005) .... Jude
■Sherrybaby (2005) .... Sherry Swanson
■ミステリー映画『クリミナル』 (2004)
■The Pornographer: A Love Story (2004) .... Sidney
■Strip Search (2004) (TV)
■Mona Lisa Smile (2003) .... Giselle Levy
■Casa de los babys (2003) .... Jennifer
■ほんのちょい役ですが・・・『コンフェッション』(2002)
■Adaptation. (2002) .... Caroline Cunningham
■40 Days and 40 Nights (2002) .... Sam
■ヘンな映画ですよぉ~『セクレタリー』(2002)
■Riding in Cars with Boys (2001) .... Amelia
■弟ジェイクのお姉さん役!『ドニー・ダーコ』(2001)
■Cecil B. DeMented (2000) .... Raven
■The Photographer (2000) .... Mira
■Shake, Rattle and Roll: An American Love Story (1999) (TV)
■Resurrection (1999/II) (TV) .... Mary
■ほんのワンシーンですが、ジェイク君はカットされてたからそれでもいい方『ホーム・グロウン』(1998)
■The Patron Saint of Liars (1998) (TV) .... Lorraine Thomas
■Shattered Mind (1996) (TV) .... Clothes Clerk
■A Dangerous Woman (1993) .... Patsy Bell
■Waterland (1992) .... Maggie Ruth

■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

Key Words
映画 マギー・ジレンホール 俳優 女優

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映画かってに評論ww | コメント(2) | 【2006/04/12 22:03】
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なんかがっかりだな!『コンフェッション』
Confession Of A Dangerous Mind

なんかがっかりだな、がっかり!タイトルの『Confessions Of A Dangerous Mind』ってのがスゲーかっこいかったんで、ジョージ・クルーニーが監督だとか、実在のクイズ・ショウ・ホストが書いた本が元になっているとか、そういうことは一切知らないで観たのだけど、なんか、がっかり!

この映画の主人公、チャック・バリスは、1960年代にアメリカで活躍していたTVクイズ・ショウのプロデューサー/ホストで、後に書いた自伝の中で、実は彼はCIAの工作員として、TVの仕事をする傍ら33人の人を暗殺したと告白しているそうで。

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CAST & CREDITS
Produced: 2002
Directed by: George Clooney
Writing credits: Chuck Barris, Charlie Kauffman
Cast:
Chuck Barris: Sam Rockwell
Penny Drew Barrymore
Debbie: Maggie Gyllenhaal
Jim Byrd: George Clooney
あり得ない。

あり得ねー。

絶対に、あり得ない!

誰が信じるかいっ、そんな話!

だってあなた、昼はTV番組の収録して、夜は人殺しに行くの?ねえ。無理だろー。

TVの仕事が上手くもらえなくて、そん時にCIAの人にバーで暗殺の仕事しないかって誘われて。だいたいさ、CIAがバーで男リクルートするかよ。そんで、そのリクルーターのジム・バード(ジョージ・クルーニー)が、チャックのプロファイルは調べてあって、暗殺者にはピッタリのプロファイルだから誘いに来たって言うわけよ。

あり得ないでしょ?!

そんな風に人材探すかね、CIAが。

で、なんか、「さ、次の仕事はヘルシンキだ。君の番組をヘルシンキで収録する傍ら、暗殺してくれ」っていうんだよ。そんなさ、収録のスケジュールと、暗殺の仕事と、そんな上手くシンクロできんのかよ。

うそくさい。うそ臭さ過ぎる。


こちらが原作本
いや、いいよ、この際、この話が本当かウソかってのは、どっちでもいいよ。映画だから。でもさ、冒頭、チャックがうらぶれたニューヨークのホテルで、自分の人生を後悔しているところから始まるのだけど、何を、どのように後悔してるわけ?なんつーか、そりゃ、33人も人殺して、仲間が暗殺され始めれば、そりゃあいろいろ精神的に大変だろうけどさ、話に真実味がないもんだから、なんかその辺の焦燥というか、緊迫感が全然感じられない。

元々あっぱらぱーな人だったみたいで、ドリュー・バリモア演じるペニーと付き合い始めたとき、ステディな彼女を持つといろいろ面倒臭いと思っていたみたいで、なんつの、良くある上昇志向、自己中心的な男が人殺しし始めてハマって行っちゃって、悪いことすれはするほどテレビの仕事の方もどんどん冴えてきて、上手く行っちゃうもんだからどんどんがんじがらめになって、そうしたら、自分のCIAの仲間が暗殺され出して、そんで頭おかしくなってニューヨークのホテルで抜け殻のようになってしまう。

「なんなの、これって」とか思ってるうちに終っちゃったって感じ。だいたい、ラストがどうなったかも思い出せないしさ!

追伸:
この映画の邦題もがっかりだよなあ。『デンジャラス・マインド』の方が良かったんじゃなの。

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■チョイ役で出ているマギー・ジレンホールの映画偉人伝
バイオレンス作品 | コメント(0) | 【2006/04/12 21:38】
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デイブ・リー・ロスの本領発揮!ヴァン・ヘイレンの『暗黒の掟』
Women and Children First  by Van Halen

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1.ロックン・ロール・ベイビー/And the Cradle Will Rock 2.エヴリバディ/Everybody Wants Some!! 3.フールズ/Fools 4.ロメオ・デライト/Romeo Delight 5.トラ!トラ!/Tora! Tora! 6.理由なき暴走/Loss of Control 7.ウィスキー・ロック/Take your Whiskey Home 8.戦慄の悪夢/Could This Be Magic? 9.シンプル・ライム/In a Simple Rhyme


ヴァン・ヘイレンのサードアルバムである。リリースされた当時、ファンの人は「なんじゃこりゃ」と思ったことであろう。センセーショナルなデヴュー作『炎の導火線』と、その音を完全に踏襲したセカンド伝説の爆撃機と比べると、格段にトーン・ダウンしている。録音もなんだか音がモコモコしていて切れが無い。しかし、私のように『戒厳令』や『1984』まで聴いちゃってから後追いのような形で聴くと、まあ興味深いアルバムではある。いいのだ、伝説的なハード・ロック・バンドというのは、商業的成功や作品のクオリティという意味ではなく、音楽の方向性でたいがい3枚目はちっとコケるのだ。LED ZEPPELIN IIIを見てみなさい。

しかしこのアルバムには私の大大大お気に入りの2曲が入っている。アルバムの最後を飾る『Could This Be Magic?』と『In a Simple Rhyme』である。

『Could This Be Magic?』は軽快なアコースティック・チューンで、デイヴ・リー・ロスの魅力全開である。特にかっこいいと思うのは、そのコーラスの使い方で、3回出てくるコーラスは、それぞれ別の趣がある。最初のコーラスは抑えた表現で、

Could this be magic, or could this be love?
Could this turn tragic?
You know the magic often does?
コレは魔法か、それとも愛か。
それとも悲劇で終るのか?
魔法にはそういうことが良くある。

と言っているように聞こえるんだが、2回目のコーラスでは、「She said」「O-oh, I said」をつけて、

She said, "Could this be magic,
or could this be love?”
O-oh, and I said, "Could this turn tragic?
You know the magic often does?"
彼女は「コレは魔法、
それとも愛なの?」とキタ!おおっとぉ、だから
俺は「悲劇で終るかもしれないよ。
魔法には良くある話だよ。」と言ったのさ

と会話調で、ハモリもちょっとロマンチックな感じに変わるのだが、これが3回目になると、ゲストで歌っている女性シンガーが、すんごい甘ったるい声で、「She said」パートを歌い、デイブがそれをついで、物凄いいたずらっぽい口調で「I said」のパートを歌う。それがまるで目がハートなってしまって「これは魔法なの?それとも愛?(ん~どっちでもいいから早くキスして~ん)」としなだれかかっている女の子に対して、「いやいや、悲劇で終るかもしれないよ。そういうものだよ、魔法っていうのは、へへへ」とたしなめつつもキスしてしまう、スケこまし・ダイアモンド・デイヴの姿がありありと浮かんできて楽しくなってきてしまう。

この歌の他の部分は、歌詞読んでも意味不明なのだが、私の思うに、この歌はデイヴが酒飲むと必ずするヨタ話かなんかの類で、「女を口説くってのはな、にーちゃん」とか、船だのなんだのの比喩を使ってウンチク垂れているだけのような気がする。

この曲が軽快におわったあと、おもむろにエディのアコギでロマンチックに始まる『In a Simple Rhyme』。すぐにハードなチューンになっていくのだが、このハードさが歌詞とぴったり合って、「私は恋をしているのぉぉぉぉぉ~~~~~~!!!!!」と叫びまくっている曲である。わかります?恋に落ちたときのあのくすぐったいような、ハッピーな、いつもにやにやしちゃって、周りの人に「最近、楽しそうだねぇ、あんた」なんて言われちゃうときの気持ち。さんさんと降注ぐ太陽の下で素っ裸になったような爽快さに溢れている。そしてイントロ、中盤、エンディングのロマンチックさは、恋に落ちた相手から目が離せなくて、「あなたの目の中に溶けてしまいたい~!」と思うときのあの甘ったるさなのである!

ディヴ・リー・ロスがスケこましでもなんだか許せちゃうのは、彼がこの歌にあるように本当の愛を求めていると思えちゃうところなのである。

Well, back in the past when I was, treated so coldly
My love life was a darn disgrace
Needed someone to love n' hold me
That's one of the reasons that I was outta place
So, this is love? Well she finally kissed me
Had me all worked up inside
I wanted love but cupid missed me
She up and left and I almost died

But I was young and I was far from lonely
I been that way for a long, long year
Needed a girl to call my one and only
Is that you?
昔、すごく冷たくあしらわれたことがあって
すごくみじめだった
心から愛して抱きしめてくれる人が欲しかったけど
間違ったものを求めていたのかも
で?これが愛なのか?彼女がとうとうキスしてくれた
すごくときめいたけど
でもキューピッドが失敗!
彼女にふられて、死ぬほど辛かった

でもまだ小僧だったからさみしくなかった
俺はずっとそんな風に生きてきた
俺だけのものって言える彼女が欲しかった
それは君なの?


それはあたしよぉぉぉぉ~~~

と叫びたくなってしまうくだりである。そんなに辛かったなんて・・・私がなぐさめてあげたい!と思ってしまったらもう既にデイヴの手中にハマッているのである。

Ya think ya got the interest?
Come on an' take the time
'Cause you know, I wanna be
Yours in a simple rhyme

Wow!
Hey! Hey! Hey!
興味があったら
ね?考えてみて
だって、俺は君のものになりたいんだよ
シンプル・ライムの中で・・・・




この「Wow! Hey, hey, hey!」が、「恋をしているのぉぉぉ~~~」という感情の高まりを良く現わしていて、次の歌詞がまたハートにズッキューンと来ちゃうのである。

Well, ain't life grand when ya finally hit it?
I'm always a sucker for a real good time
Woke up in life, found I almost missed it
Ain't I glad that love is blind?

But I was young an' I was, far too crazy
Been that way for a long, long time
Needed a girl but I was just too lazy
Now that I've found you

Ya think ya got the interest?
Come on an' take the time
I'm gonna be, yours in a simple...
Rhyme...... Rhyme......
ああ、人生って楽しいよね!こんなときは
楽しい時のためならなんでもするよ、俺は
もう少しで逃すところだったって、気が付いたんだ
愛は盲目で良かったよ

でも若くてバカだったから
ずーっとそんな感じだったから
彼女が欲しかったけど、レイジーだったから
でも今は、君を見つけたから!

興味があったら
お願い、考えてみて
俺は君のものだよ
シンプル・ライムの中で・・・

男が自分のレイジーさに気付き、それを女のために改めようと思っているってーのは、相当本気だ!感情は高まるばかりであるが、曲はスロー・ダウンし、ロマンチックになって行く・・・・・

N' she made the mountains sing
Birds against an icy sky
And I heard bells ringin'
I think I heard an angel sigh

And she said, "There'll be times. There will be times."

You're gonna hear the angels singin'
You're gonna hear the angels sing, they'll say
彼女は山々を歌わせ
鳥たちを冷たい空に放つ
鐘の音が聞こえ
天使がため息をつく

「そのときは来るわ、いつかそのときが・・・」


君も天使の歌が聞けるよ
天使の言葉がわかるよ・・・・

この部分は、私が世界で最も美しいチューンと言ってはばからない部分である。大きな山をバックに、凍りつく朝の澄み切った空を白いハトが飛んで行くところが目の前に浮かんできませんか?そして曲はまたこの感情の溢れるがままにハードになって行き、ギターソロを経て

Ya think ya got the interest
Come on an' take the time
I'm gonna be yours in a simple...

Rhyme. Rhyme. Rhyme
興味があったら
考えてみてよ
俺は君のものだよ

シンプル・ライムの中で・・・

最後は始まりと同じようにロマンチックに終るのである・・・・・。

「Be yours in a simple rhyme」と言うのは、上手く訳せないのだけど、直訳すると「シンプルな韻の中で、君のものになる」と言うことは、要するに一緒に「イク」ときに「あー!」って言うことを言っているのかなあ?だってシンプルな韻って言ったら「あー」だよね。うう、こんなスケベな脳しか持っていない自分がもどかしい。誰かもっとロマンチックな解釈できる人、コメントお願いします。

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俺の屍を越えてゆけ』のかるまじろさんによる
■Van Halen 解散か!の記事「かつてあなたがインタビューで語った、ライブで再現できない曲はリリースしないという言葉の真の意味をもう一度考えて欲しい。それはどのパートも別の誰かではダメって事だと俺は思うよ」つーくだりに泣いたぜ。

姫の音楽レヴュー
■ディープ・パープル/ライブ・インジャパン【アルバム・レヴュー】
■ヴァン・ヘイレン/炎の導火線【アルバム・レヴュー】
■ニルヴァーナ/In Utero【アルバム・レヴュー】
■ニルヴァーナ/Nevermind【アルバム・レヴュー】
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バンド | コメント(4) | 【2006/04/10 06:15】
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レストランで働いたことある人、笑いますよぉ-『ウエイティング・・・』
Waitnig...シェアブログ111506に投稿

ある意味ドタバタ、ある意味めっぽうオフ・ビートな感じのコメディです。1人1人のキャラが立ちすぎているので、誰が主人公なんだかわかりませんが、少なくとも主要キャラの1人であるレストランのウエイター、ディーンを演じているのが、あの『ドッジ・ボール』で、チアリーダー部に所属するイケてない高校生を好演したジャスティン・ロングであると言ったら、この映画のオフ・ビート加減がわかってもらえるでしょうか。
waiting.jpg
CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Rob McKittrick
Writing credits: Rob McKittrick
Cast:
Monty: Ryan Reynolds
Serena: Anna Faris
Dean: Justin Long
Dan: David Koechner
Bishop: Chi McBride
この映画の舞台であるレストラン『ShenaniganZ(シェナニガンズ:偽り、ごまかし、いたずら、ペテン、不品行などの意)』は、実在するアメリカの全国チェーンのレストラン『Bennigan's』のパロディで、内装からなにから、そっくり!しかも出てくるキャラがみんな、レストランで働いている人や客の特徴をとらえていて、レストランで働いたことがある人だったら、絶対笑えます。

あまりに素晴らしい描写なので監督/脚本のロブ・マキトリックのインタビューを見てみたら、やはり。彼は2つの違うロケーションのBennigan'sで実際に働いたことがあるのですが、どこで働いても全く同じタイプのウエイター、ウエイトレスがいること、客のタイプもだいたい同じであること、チップを出さない客に対して、サーバーたちが全く同じリアクションをすることなどを非常に面白いと思い「これは映画ネタになるに違いない!」と思ったんだそうです。

私も大学時代はレストランでバイトしてましたから、良くわかります。したり顔の古株ウエイター、ちょっとトウが立ってるけど、堅気の職が見つからないウエイトレスのお姉さん、高卒でホルモン出っ放しと言う感じで、客に色目を使う若いウエイトレス、ヒップホップにかぶれている、ゴミを出しに行ったが最後30分は戻ってこない高校生のバス・ボーイ(片付け専門の人)、まだ十代のバイトの女の子に真剣に色目使っているハゲのマネージャー、バイトが忙しすぎて大学を卒業できないウエイター。

この大学生のウエイター・ディーンを演じているのがジャスティン・ロングで、原題の『Waiting...』に「...」が付いているのは、「Waiting tables(レストランで働く)」というのと、将来に何かいいことが起こることを「Waiting(待っている)」というのにかけてあるのだと思います。ディーンは22歳なのにまだ大学2年生もクリアしておらず、高校の時に大嫌いだったやつが既に大学を出て、エンジニアかなんかで結構いい職につき、差をつけられて悩む、といった役どころで、他のキャラに比べたら全然面白くないんですけど、この子は冴えない男の子演じさせるとピカイチなのよね。

これからアメリカに観光で遊びに来る人は、この映画を見てから『Bennigan's』に行ってみて欲しいです。あー、でもコレ見たら行きたくなくなるかもな。結構グロイから。

Key Words
映画 コメディ ウェイティング
なかなか見れない作品 | コメント(0) | 【2006/04/10 04:56】
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日系アメリカ人強制収容のドキュメンタリー『Unfinished Business』
Unfinished Business

この映画は、完全なアメリカ市民でありながら、第二次世界大戦中に強制収容させられた日系アメリカ人に関するドキュメンタリーで、この不正と40年間あまり戦ってきた3人の日系アメリカ人のインタヴューを中心に話が進んで行きます。

20060402043418.jpg
DVD on amazon.com (Region 1 Only)
CAST & CREDITS
Produced: 1986
Directed by: Steven Okazaki
Writing credits: Laura Ide, Jane Kaihatsu, Steven Okazaki, Kei Yokomizo
Cast:
Narrator: Amy Hill
ワタクシは、当時のフィルム映像を見ながら「なんでアメリカ軍はこんな手の込んだことするのかなあ」と不思議に思っていました。と言うのは、中心になる話は先に述べた3人の日系アメリカ人がいかにこの不正と戦ったか、という話で、なぜこんなことになったか、という説明はほとんど無く、そういうことは基礎知識として知った上で見てください、という感じで、アメリカ軍が日系アメリカ人を収容するための広大な施設を作り、食事を供給し、閉じ込めておくために兵隊を見張りにつけ、そりゃいい生活をさせているわけではないけど、なんでこんなお金かけるのか、良くわかりませんでした。

映画を観終わった後、DVDのスペシャルで付いてくる『Japanese Relocation』という、1942年にアメリカの政府がこの日系アメリカ人の強制収容を「リロケーション」というオブラートで包んだ表現にし、国民に知らせるために作ったという9分間のフィルムを観てみたら、この辺の経緯が良く説明されていました。

要するに、パール・ハーバーが起こったことによる、日本人への復讐なのですが、同時に軍としては、これで日本がウエスト・コーストを責めてくる可能性が高いから、そうなったときに日系の人がいっぱいいるとスパイになったり色々めんどくさいので、ウエスト・コーストにいる日系人を内陸に集めて監視しとこう、ということになったらしい。

それに対向した3人の日系人が何をしたかというと、単純に収容されるのを拒否したのです。単純にといっても、あの世相で政府に逆らうというのは、何をされるやわからんという状況の中で、「私達は法的な市民だ、これは違法だ」と真っ向から裁判をし、そして負けて潔く刑務所でお勤めしたと言うのは、勇気のある行為です。

興味深かったのは、この強制収容を体験した人たちが、「日系は、政府が決めたことに逆らうなんて微塵も思ってなかったから、政府は間違っていると真っ向から拒否した人たちがいたのは凄い」と言っていたことです。いい意味でも悪い意味でも、日本人的だなあーと、どこの国に住んでもお国柄って変わらないんだなと思いました。

この映画で、アメリカが日本人・日系人に対しての憎悪をむき出しにして公然と人種差別を行っているのを観ると、私達が教えられてきた「自由と平和の国・アメリカ、公正でさっぱりした気質のアメリカ人」という、戦後日本人が植え付けられてきた意識は、アメリカによって作為的に植えつけられたんだなあ、と納得します。

特にワタクシは小さいときから、アメリカ贔屓がめっぽう強い母親にアメリカ映画を観に連れて行かれ、アメリカトップ40を聴いて育ち、思春期を迎えてヘビメタの悪の道に染まり、髪を金髪に染め、英語を勉強し、結果的にアメリカに移住してしまった非国民ですので、時々こういう映画を観て、毒抜きしながら祖国に思いを馳せたりするわけです。

まあ、映画の出来としては今三くらいだし、日系アメリカ人の話で、日本人の話じゃないんですが、日本向けのDVDはないようです。こういうの、日本人が観て置いてもいいんじゃねえかと思うんですがね。『Mr.&Mrs.スミス』とか『ナルニア国物語』とかでがっぽり儲けた配給元が、ちょっとこういうのも発売すりゃあいいのに。
ドキュメンタリー映画 | コメント(6) | 【2006/04/02 04:35】
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本当にへヴィなものが聴きたい?ヴァン・ヘイレン『炎の導火線』
Van Halen  by Van Halen

20060401083428.jpg
CD on amazon.com

1.悪魔のハイウェイ/Running with the devil 2.暗闇の爆撃/Eruption 3.ユー・リアリー・ガット・ミー/You Really Got Me 4.叶わぬ賭け/Ain't Talkin' Bout Love 5.アイム・ザ・ワン/I'm The One 6.ジェイミーの涙/Jamie's Crying 7.アトミック・パンク/Atomic Punk 8.おまえは最高/Feel Your Love Tonight 9.リトル・ドリーマー/Little Dreamer 10.アイス・クリーム・マン/Ice Cream Man 11.炎の叫び/On Fire


無駄が無い。ピッタリまとまっている。デイヴ・リー・ロスのピチパンのように。アルバム単位で考えたら、間違いなくこれが私のベストである。飛ばす曲が一曲もない。私はギター狂ではないが『Eruption』も飛ばさない。その後の『You Really Got Me』への導入曲として必要だからだ。まるでアルバム全体が一つの曲であるかのように、きっちりまとまっている。

各楽曲も、構成といい、ケミストリーといい、テンションといい、非の打ち所が無い。私は歌だけ聴いてギターソロを飛ばす悪い癖があるのだが、エディ・ヴァン・ヘイレンのソロは、長すぎず、短すぎず、印象的なフレーズで、口ギターするのも歌うのと同じくらい楽しい。それの最たる例がオープニングの『Running with the Devil』で、オープニングから「ぶっ・ぶっ・ぶっ・ぶっ・ぶっ・ぶ、きららん!うぉーんじゃじゃー、じゃらじゃじゃじゃじゃ、うぉーん」と、歌以外のところも全部口で演れてしまう。そのあと当時のギター少年の度肝を抜いた『Eruption』そして『Eruption』でじらされたあとおもむろに始まる『You Really Got Me』。これで腰を振らない人は不感症である(「ゅりりがみちゅちゅちゅ」の「ちゅちゅちゅ」の部分でフルフルっとするのが正統派であると信じる)。

このアルバムは「いつでも聴けて、いつ聴いても元気になる!」アルバムだと思う。コンパーティブルを全開にして、午前中の健康的なお日様の中をドライブしながら爆音で聴いてもいいし、暗ーい穴倉のような、いわゆる「ロック喫茶」のようないかがわしいところでへべれけになって聴いてもいい。一緒に大声で歌ってもいいし、しみじみ聴いてもいい。『Ain't Talking Bout Love』や『Little Dreamer』のような切ない曲も入っているが、それはNirvanaのようなどろどろぐちぐちした切なさで無く、ドライで、冷たい、ハード・ボイルド映画のようなクールさで、落ち込むよりはその渋さに感動してしまうんである。

私の一番のお気に入りは『I'm The One』である。この曲を聴くと座っていられない。運転しているときにかかると必ずストップ・サインを無視してしまうので、危なっかしくてしょうがない。ドラムがもたっているじゃないかという声が聞こえてきそうだが、あのモタリが私には異様なグルーブなんである。あれに完璧についていけるドラマーが叩いたら、あの特別なドタバタ感はなくなってしまい、良くできてはいるが面白くない曲になってしまうだろう。

このアルバムは、後のヴァン・ヘイレンのトレード・マークとなるような、カリフォルニアのあっけらかん・ロックという様相は感じられない。確かに曲はキャッチーだし、ハモリはポップな匂いがするが、キリキリと鋭い音で、本当にへヴィなものが聴きたいときは、私はコレなんである。



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80年代洋楽 | コメント(26) | 【2006/04/01 08:28】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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