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中途半端でコケている-『ムーンライトマイル』
Moonlight Mile

アメリカ版のカバー
MoonlightMile.jpg
アメリカ版のDVDのカバーに、スーザン・サランドン、ダスティン・ホフマン、ジェイク・ジレンホール(ギレンホール改め)がマジメな表情で載っていて、「事故でフィアンセを失った若者が、フィアンセの両親と共に裁判での正義を求めてうんぬん・・・・」という解説がついていたため、社会派の話なのかと思って観たので、いきなりしょっぱなからガクッと来ました。

ダイアナの葬式に行くジョー(ジレンホ-ル)、ベン(ホフマン)、ジョジョ(サランドン)の様子や、葬式のあと軽食と飲み物で歓談しながら、薄っぺらいお悔やみを言う参列者たちなんかを、良くありがちな、普通の人の日常の何気ない行為をコミカルに見せる手法で描く。それがなんとも素直に面白くない。娘を失った、フィアンセを失った、という感情をメロドラマチックに表現したくないのであえてこういう手法を取ったような感じで、わざとらしい。

その後の展開で、ダイアナは他人の痴話ゲンカに巻き込まれて殺されたと言うことがだんだんわかってきて、この映画のテーマは要するに、大切な人を不条理な理由で失った人達が、その悲しみを乗り越えて行く様子を描いているのだなとやっと気がつく。

20060101000108.jpgMoonlight Mile
Produced: 2002
Directed by: Brad Silberling
Writing credits: Brad Silberling
Cast: Jake Gyllenhaal, Dustin Hoffman, Susan Sarandon, Ellen Pompeo

でも見ていると、この人たち本当に悲しいの?って感じがする。悲し過ぎて、考えたくないから返ってヘンなことをしてしまい、その様子が可笑しいのでコミカルに描く、ということなんでしょうが、全ての感情の表し方が中途半端な感じで、面白くもなければ、感動的でも、悲しくもない。この話は、監督・脚本のブラッド・シルバリングが若いとき、当時付き合っていた彼女が殺されたという実体験を元に作った映画だそうですが、シルバリング監督は、まだ自分の悲しい体験を元に映画を作るほど癒されてないのでは?と思った。ホントは悲しくて悲しくてしょうがないんだけど、観客にその心境を伝えるには、第三者の視点で描かないと伝わらないので、第三者になろうなろうとして、全くなりきれていないような。そんなシルバリング監督には同情してしまいますが、映画としてはこなれきっていない。

ジェイクくんはそつなくジョーの役をこなしていますが、あまり魅力的ではない。ジェイクくんを始めて見たのがこの映画だったら、記憶にも残らず通り過ぎちゃったことでしょう。それにジョーが結果的に恋に落ちるバーティを演じる、エレン・ポンペオが全然魅力的じゃない上に、ジェイクくんと合わないんだよなあ。バーティも大切な人を失った役柄なので、二人が魅かれ合うのはいいんですが、バーティは老けて見えるし、ジェイクくんは子供っぽいし、この二人がカップルになってしまうのがなんかおかしい感じ。

それと、ダイアナの事件の検事の役がホリー・ハンターなんですが、なんでこの役にこんな大物を使ったのか良くわからない。重要な役柄にしたかったから大物を使ったんでしょうが、ハズしてます。ホフマンも、サランドンも、ジェイクくんも、エレン・ポンペオも、みんなそれぞれの良さがでていない。話自体も、最近流行りの「手法」に収めちゃわないで、シルバリング監督が自分の気持ちに忠実に書いていれば、もっといい映画になったような気がします。

関連記事
■映画偉人伝~ダスティン・ホフマン
■映画偉人伝~ジェイク・ジレンホール

お父さんは監督、お姉さんも俳優・・・・・ジレンホール家のDVD
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なかなか見れない作品 | コメント(4) | 【2005/12/31 22:41】
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ホンマもんのファンタジー映画だなぁ-『遠い空の向こうに』
October Sky

えー、お休みなのをいい事に、ジェイク・ジレンホール(ギレンホール改め)の映画を観まくっています。今回のピックは『遠い空の向こうに』。これは、実際のNASAのエンジニア、ホーマー・ヒックマンさんが書いた自伝の映画化で、なかなかステキな小作品になっています。男の子らしい夢のあるお話で、男性の方が素直に楽しめるかも。

1950年代の炭鉱の街、コールウッド。何をやってもフット・ボールの花形スターのお兄さんにはかなわないホーマー・ヒックマン(ジェイク・ジレンホール)は、他のほとんどの学友達と同じように、炭鉱作業員になるしかない運命。しかし1957年10月5日、人類初の人工衛星、スプートニクが打ち上げられたのを観たホーマーは、ロケットを打ち上げてみたいと思い、親友のロイ・リーとオデルと協力してロケットを作り始めるが、家のフェンスを爆破しちゃったり、失敗ばかり。そこで、頭はいいがダサダサでみんなに嫌われている秀才のクエンティンに接近。クエンティンが参加したことでロケット作りは格段に向上するが、ホーマーのお父さんを始め、町の人々は迷惑がる。唯一ホーマーたちを応援してくれるのは、若い先生、ミス・リレイ(ローラ・ダーン)だけ。彼女は、ホーマーにナショナル・サイエンス・フェアに参加して、大学への奨学金を獲得するようにホーマーを励ます。

octobersky.jpgOctober Sky
Produced: 1999
Directed by: Joe Johnston
Writing credits: Homer H. Hickam Jr., Lewis Colick
Cast: Jake Gyllenhaal, Chris Cooper, Laura Dern, Cris Owen, William Lee Scott, Chad Linsberg

まあ、確かに17歳の息子が、勉強もしないでロケット作ってぶっ放しているというのは、今なら「オクラホマ・バマー」みたいになって、将来フェデラル・ビルを爆破し、多数の人を殺すんじゃないかと心配することでしょう。ホーマーのお父さんも「馬鹿なことばっかりやってないで、将来のことを真剣に考えなさい」という。この小さな炭鉱の街では、男は大きくなったらみんな炭鉱作業員になる。それがお父さんの言う「将来のことを真剣に考える」という意味なのですが、ホーマーは死んでも炭鉱作業員にはなりたくない。

カレッジに行けるのは、ホーマーのお兄さんのジムのように、フット・ボールで奨学金がもらえる人だけ。でもミス・リレイが言うように、ロケット作りでカレッジに行けるならと、ホーマーの夢は膨らんで行きます。しかし、そんなときにお父さんは炭鉱の事故で働けなくなり、お兄さんは既に大学への奨学金をもらっており、ホーマーは、自分の夢をあきらめて、炭鉱に働きに行くことを決める。

こんないたいけなジェイクくん
octobersky2.jpg
炭鉱では、男達は金網でできたエレベーターに乗って、地下に運ばれて行く。そのエレベーターに乗って、地下へ降りていくとき、金網の間から星空を見つめるホーマーを見ていたら、とても切なくなって来ました。そして、まだあどけない、お肌つるつるの顔を炭で真っ黒にして働いているホーマーを見ると、あまりのけなげさにちょっと胸が痛くなりました。

驚くべきは、この話が実話だと言うことです。お父さんが事故に合う以外にも本当にいろいろな障害が出てきて、それを超えて奨学金をもらい、大学に行き、本当にNASAのエンジニアになってしまうんですから。本当になりたいもの、したいことがあるってすごいパワフルだなあ、いいなぁと、素直に思いました。『ナルニア国物語』みたいな、都合のいいアホな映画じゃなくて、こういうのを子供に見せるべきだよ、うん。

知らぬ間に大きくなって・・・ジェイクくん関連映画
■湾岸戦争へ行った兵隊さんの手記を映画化『ジャーヘッド』
■安心してご覧になれます-『ブロークバック・マウンテン』ネタばれなし編
■観るなら読むな!『ブロークバック・マウンテン』完全ネタばれ編
■お話自体は陳腐だが・・・『ディ・アフター・トゥモロー』
■ダメダメ男を好演『グッド・ガール』

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Key Words
映画 遠い空の向こうに ジェイク・ジレンホール
元気になった映画・ドラマ | コメント(9) | 【2005/12/31 00:25】
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クリスチャン・ベイル 映画偉人伝 ~その12~ 
映画偉人伝 ~その12~ 

Christian Bale

Christian_Bale.jpg
本名クリスチャン・チャールス・フィリップ・ベイル。ニックネームはクリス。1974年1月30日、ウェールズはペンブルックシャイアーのハヴァーフォードウエストで生まれる。ロンドン・ウエストエンドの舞台で英国コメディアン、ローワン・アトキンソンの相手役としてデビューする。スピルバーグ監督の『太陽の帝国(Empire of the Sun)』のジェームス・グラハム役のオーディションを受け、4000人の中から選ばれる。この役でベイルは、「National Board of Review」がベイルのパフォーマンスに対して特別に用意した年少者のベスト・パフォーマンス賞を受ける。

■『アメリカン・サイコ』の主役に、監督・脚本のメリー・ハロンと著者のブレット・エーストン・エリス直々に抜擢されるが、後に何かあって、レオナルド・ディカプリオがその役をゲット。しかし、ディカプリオが降りたらしく、結局主役をやることになった。

■イギリス、ポルトガル、カリフォルニアで育てられた。

映画マシニスト』では、ビタミンの栄養士の指導で、サラダとりんごしか食べず、あとはガムを噛んだり、タバコを吸ったり、ノンファットのラテを飲むだけで、30キロあまりも体重を落とした。

■訛りを完璧に演じるので有名なベイルは、『バットマン・ビギンズ』のプロモーション用のインタビューを完璧な中部アメリカの訛りで受けた。

■1995年に『バットマン・フォーエバー』のロビン役のオーディションを受けた。

■『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンを演じることについて:「このキャラは、ルックスにものすごい虚栄心がある。役者が表現できるのはキャラクターの心理だけだから、肉体の方は実際に作らなければならない。イギリス人としては、ジムに行くよりパブに行く方が何倍も好きなので、非常に無理があったね。「自分はジムに行くのが好きなんだ!」と自分に納得させなければならなかったことが、この役を演るのに一番大変だったことかな。ワークアウトってすごくつまらないんだもん。筋肉が大きくなるに従って脳みそが小さくなるってのは本当だよ。ジムにいる間は思考を停止しなくちゃならない。だって、ランチして、酒飲んで、タバコ吸っているはずの時間にウエイト・トレーニングやってるなんて思うと、バカバカしくなってきちゃうもん。一日3時間のトレーニングを6週間、トレーナー付きでやったよ!トレーニング中はいっぱい食べたけど、撮影に入ってからはほとんど何も食べなかった。」

■「僕がインテリジェントに聞こえるときは、脚本家がいいんだよ。」

■「僕が演じるキャラはどれも、本当の僕とは全く違うパーソナリティだと思うなあ」

■「本物のいいものは低予算のインデペンデント映画にしか見つからない、という考え方は気取っていると思うね。そういう偉そうな態度って耐えられない」

■「自分のせいで物事が悪い方向に行っちゃって、何週間も部屋に篭って壁を見つめて過ごしていたことがあってね。『マシニスト』の脚本を読んだとき、「わお、これってパーフェクトだ!」と思ったよ。キャラクターが夢にまで出てきてさ、もうそのことしか考えられなかった。このキャラを演ることで救われる、鬱状態から抜け出せるって感じた。」

■「僕は、暗いところに閉じ込められているのが好きなんだよ。ほら、きのこみたいに。暗いところに入れて、臭い肥料をやる。ね、そんな野菜になるのって、楽しそうだろ?」

■「クリス・ノーランがバットマン演らないかって言ってきたとき僕は、トレイナーがTシャツを掴んで引っ張り上げてくれないと一回も腕立て伏せができないような状態だったんだ。そこから長ーい時間をかけて、あそこまで鍛えたんだよ・・・・・。」

20051230111000.jpg
チュチュの感想■
右が出世作、『太陽の帝国』のベイルさん。日本の占領下で生き残るイギリス人の男の子のを演じたそうで、1987年の作品ですから、ベイルさんは13,4歳ってところですか。日本がどんな風に描かれているのか考えると、あんま観たくないなあ。『プレステージ』ではさり気に気合の入った演技を見せてくれて、すっかりファンになってしまいました。

クリスチャン・ベイル出演作品
■The Dark Knight Rises (2012 pre-production) .... Bruce Wayne
■The 13 Women of Nanjing (2012 pre-production) .... John
■The Fighter .... Dickie Eklund
■Public Enemies (2009) .... Melvin Purvis
■ちょ~とイマイチだったけど!『ターミネーター4』 (2009) .... John Connor
■一生ついて行きます・・・『ダークナイト』(2008) Bruce Wayne/Batman
■ケイト・ブランシェットの影に隠れちゃってますが『アイム・ノット・ゼア』(2007) .... Jack Rollins
■何を演ってもいい男!『3:10 to Yuma』(2007) .... Dan Evans
■すっごい名演技!かっこ良過ぎる『プレステージ』(2006) .... Alfred Borden
■Rescue Dawn (2006) .... Dieter
■Harsh Times (2006) .... Jim Luther Davis
■The New World (2005) .... John Rolfe
■Batman Begins (2005) (VG) (voice) .... Batman/Bruce Wayne
■とてもブリティッシュには聞こえない『バットマン・ビギンズ』(2005)
■ハウルの動く城("Howl's Moving Castle"-English title)(2004).... Howl
■チュチュ的にはどーでもいい『マシニスト』(2004)
■Equilibrium (2002) .... John Preston
■Reign of Fire (2002) .... Quinn Abercromby
■Laurel Canyon (2002) .... Sam
■Captain Corelli's Mandolin (2001) .... Mandras
■Shaft (2000) .... Walter Wade, Jr.
■チュチュ一押しのクリスチャン・ベイルはこれ!『アメリカン・サイコ』(2000) .... Patrick Bateman
■Mary, Mother of Jesus (1999) (TV) .... Jesus of Nazareth
■A Midsummer Night's Dream (1999) .... Demetrius
■All the Little Animals (1998) .... Bobby Platt
■Velvet Goldmine (1998) .... Arthur Stuart
■Metroland (1997) .... Chris
■Pocahontas (1997) (VG) .... Thomas
■The Secret Agent (1996) .... Stevie
■The Portrait of a Lady (1996) .... Edward Rosier
■Pocahontas (1995) (voice) .... Thomas
■Little Women (1994) .... Laurie
■Prince of Jutland (1994) .... Amled
■Swing Kids (1993) .... Thomas Berger
■Newsies (1992) .... Jack 'Cowboy' Kelly
■A Murder of Quality (1991) (TV) .... Tim Perkins
■Treasure Island (1990) (TV) .... Jim Hawkins
■Henry V (1989) .... Falstaff's Boy
■Empire of the Sun (1987) .... Jim 'Jamie' Graham
■Mio min Mio (1987) .... Jum-Jum/Benke
■"Heart of the Country" (1987) (mini) TV Series .... Ben Harris
■Anastasia: The Mystery of Anna (1986) (TV) .... Alexei

こちらもよろしく
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。

Key Words
映画 俳優 クリスチャン・ベイル クリスチャン・ベール
第83回アカデミー賞 | コメント(6) | 【2005/12/30 10:07】
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不眠症って怖い?!-『マシニスト』
The Machinist

極楽三十路生活賛歌で絶賛されていたので観たが、私には「?」という感じだった。こういう映画良くわかんないと言うと、洞察力のなさを晒しているみたいで嫌なのだが、わからんもんはわからん。

トレバーとかいう名の、もう一年も寝ていない不眠症の男が主人公なのに、ケーキ食ったせいで映画の途中からうつらうつら居眠りしちゃうし、あたしったら。

トレバー役のクリスチャン・ベイルが、この役をやるために60ポンド(30キロくらい?)体重を落としたと言うのは有名な話だけど、これってほとんど犯罪。映画のためにここまでやらせていいのかなあ。本人がやるって言ってるんだからいいんだろうけど、本当に死にそうだったよ。

それほどトレバーの外見は悲壮なのにも関わらず、彼の日常にはあまり痛々しさを感じないのはなぜだろう。ただ見た目がりがりで、顔色悪くて、ドラッグでもやってそうな感じなのだけど、「案外元気じゃん」という感想しか持てなかった。「眠りたいのに眠れない」という感じが私には伝わって来なくて、可哀相とも大変だな、とも思わなかった。

トレバーは幻覚を見始めたのか、アイバンという男と、仕事場である工場で会うのだけど、みんなそんなヤツは職場にいないという。この男がいろいろな場面で現れては消え、どうやらなにかの鍵を握っているらしい。それから、冷蔵庫のドアに、妙なメッセージが貼ってあるんだけど、それを貼っていくのは誰なんだ?

様々な謎を解いて、最後に衝撃の事実!となるわけなのですが、それがまた「?」つーか、「そんだけ?」って感じ。確かに、それが原因で不眠症になり・・・という気持ちはわかるけど、なに、それで都合の悪いことは記憶から押し出してしまおうと思ったけど、不眠症で神経おかしくなって来て、幻覚と言う形で心が忘れさせまいとしてるわけか。それは大変なことですな。しかし私には作り話であるという以上に何も感銘は受けなかった。ハラハラもしないし、ドキドキもしないし、怖くもなかったし、可哀相でもなかった。

面白くもなんともない評ですみません。

関連記事
■ミラー役を演じたマイケル・アイアンサイドの映画偉人伝

Key Words映画 スリラー マシニスト クリスチャン・ベイル クリスチャン・ベール マイケル・アイアンサイド

machinist.jpgThe Machinist
Produced: 2004
Directed by: Brad Anderson
Writing credits: Scott Kosar
Cast: Christian Bale, Jennifer Jason Leigh, Aitana Sanchez-Gijon, John Sharian, Michael Ironside
ホラー | コメント(9) | 【2005/12/30 02:43】
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浮気はイクナイ・・・J・アニストンの『グッド・ガール』
The Good Girl

ちょっとこれって重いよ~。ジェニファー・アニストンが主演で、タイトルが『グッド・ガール』、どう見たって口当たりの良いラブ・コメって感じしません?あまり考えないで観たかったのに、ドツボにはまってしまいました。

goodgirl.jpg
dvd on amazon.com


Produced: 2002
Directed by: Miguel Arteta
Writing credits: Mike White
Cast: Jennifer Aniston, Jake Gyllenhaal, John C. Reilly, Tim Blake Nelson
この映画を観て、身に詰まされるというか、一応「うぅーん」という感慨に耽ったあなたは「大人の女」です。この出口のなさは、大人にしかわかりません。男の人には、ジェニファー・アニストン演じるジャスティンの、女性という立場での焦燥がわからないかもしれないけど、ジャステインの旦那さんのフィル(ジョン・C・ライリー)を見て、少し考えて欲しい。と言うのは、この人は私から見ると全ての男の「象徴」なんです。いや、全ての「アメリカ人の男」かな。日本人はこれとはちょっと違うかも。とにかく、旦那のフィルは、家にペンキを塗ることを生業としていて、うちに帰ってくると、幼馴染でペンキ屋稼業の相棒・ブバと、着替えもせずにカウチに座ってマリファナを吸いながら、TVを観ている。カウチにペンキがついて、「せっかくいいものを買ってもすぐこれだ!」と言ってジャステインが怒ると、一応、掃除してくれるけど、こんなフィルをジャスティンは「だらしない、頭悪いブタ」と思っている。

男の人ってさ、こういうの多いんだけど。「オレは違うぞ」という人は、もちろんいるかと思いますが、私こういう人いっぱい知ってる。自分が付き合った人だけじゃない、友達の彼氏や旦那、またはお父さん連中ね。会社から帰ってくると、カウチに座ってTV見ながらうとうと寝てしまうか、TVゲームやっているか、何も話もしないで一日終ってしまう。女は、仕事から帰ってきて、ご飯作ったり、掃除したり、いろいろしているのに「手伝おうか」の一言もない。時々キレて怒るとやってくれるんだけど、そのときだけ。

フィルも、ジャスティンが「TVのノイズがうるさくてムカつく。なおしてよ!」というと、それをちゃんと憶えていて直してくれる。でもそれって、TVうんぬんよりも日々のうっぷんがそこに出ただけであって、TV直してくれても遅いんだよね。その頃にはジャスティンは、職場で知り合ったホルディン(ジェイク・ジレンホール:ギレンホール改め)と浮気をしている。

みなさん、ワタクシがジェイクくんが見たくてこの映画借りたと思ってらっしゃるでしょうが、その通りです!(でへへ)。でもね、『ディ・アフター・トゥモロー』のところでも書いたけど、ジェイクくんはけして「いい男」の役はやらないんだよ。この映画でも彼の役どころは、30歳の人妻がコロリと参ってしまう、笑顔が可愛いさわやかな男の子じゃないの。孤独で、ウツで、偏執狂的で、飲酒癖のある、現実逃避型の、全く役に立たない、くらーい男の子で、「あーあ、これと浮気したら大変なことになるよ」と、ワタクシくらい年を取った人生経験豊かな女にはわかってしまう。

ホルディンは、孤独な人間ですから、同じように孤独なジャスティンに夢中になってしまい、まだ若いから「一緒に暮らそう、一緒に逃げよう。みんながどう思ってもかまわない」という。でもジャスティンの方はそれなりに大人なので「お金もないのに、どうするの」と思ってしまう。若いホルディンは「旦那さんはブタだ、僕を愛しているって言ったじゃない。何を失うものがあるっていうの?」と迫る。

本当にそうなんだよね、大人になるってことはさ。何を手に入れたわけでもないのに、失うことが怖くなる。「慣れ」って結構パワフルだと思いません?退屈で死にそうでも、「慣れ」の心地よさを捨てる気にならない。それに、大人になると、可能性というものを信じられなくなる。特に恋愛において。彼氏もしくは旦那に愛想が尽きる。他の人と恋に落ちる。でも、結局行き着くところは一緒。人間なんて、それほど出来た人がいるわけもなく、長く付き合っていればみんな程度の違いこそあれ「だらしない、頭悪いブタ」になってしまうのだよ、自分も含めて。

結末は結構泥沼化してしまうというか、私はショック受けたよ。やっぱり浮気すると、ホルディンの立場の人が一番可哀相ね。ジャスティンの立場の人は、いろいろ共感できるところがあるのですが、それを火遊びで紛らわそうとすると、沢山の人を傷つけてしまうし、自分も傷つくよ。誰かと関係を持つって、こういうことなんだよね。なんか、これを観ると、自分がすごい気軽に恋愛してきたなあと感じる。なんとかなる、もしくはなるようになる、って感じで。でも、上手く行かなくなったあとの色々なトラウマを考えると、そんなに簡単に人と深い関係になっちゃいかんのではないかと思った。孤独感に突き動かされて恋に落ちてしまうことは、人間やってる限り避けられないと思うのですが、それをやっている限り、この物語を延々繰り返して行くだけなんだなあと。



good-girl.jpg
ジェイクくんは、冴えない男を演じていますが、やっぱ演技派よ、この人は。そこがオーランド・ブルームとはちがうところだな。

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グッド・ガール 映画 ジョン・C・ライリー ジェイク・ジレンホール

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映画かってに評論ww | コメント(14) | 【2005/12/29 23:20】
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ジョニー・デップ 映画偉人伝 その8
映画偉人伝 ~その8~ 

jdepp.jpgJohnny Depp

本名はジョン・クリストファー・デップ。1963年6月9日、ケンタッキーはグリーンズボロで生まれ、フロリダで育つ。ドラッグをやったりなどいっちょまえの不良で、15歳で学校を辞め、ロック・ミュージシャンを目指す。いろいろなガレージ・バンドで演奏し、その中の The Kids はイギー・ポップの前座を務めたこともある。ロリ・アン・アリソンと結婚して、生活のためボールペンのセールスマンをしていたが、LAに遊びに行ったとき、ロリの紹介で会ったニコラス・ケイジに、俳優の方が向いてるんじゃないのと言われ、1984年の『エルム街の悪夢』でデビューする。


■結婚はしていないが、ずっと付き合っているバネッサ・パラディスは、フランスの人気シンガー・ソングライター。彼女の両親とコミュニケートするためにフランス語を勉強した。

バネッサ・パラディスとの間に娘・リリィと息子・ジャックがいる。

■1999年にロンドンでパパラッチと乱闘して逮捕された経験あり。

デップがオーナーだったLAのヴァイパー・ルームのまえで、リバー・フェニックスがドラッグ・オーバードースで死亡。

■現在はパリにあるMan Rayというレストランを、ショーン・ペンジョン・マルコビッチと共同経営している。

■イギリスのロックバンド、オアシスとレコーディング経験あり。Be Here Now に収録されている Fade In-Out ではスライド・ギターを披露している。なんでもオアシスのギタリストのノエルがベロベロに酔っ払っていて演奏できなかったためとか。現在は「P」というバンドでプレイしていて、オアシスのノエルが良く使っている、「P」の文字が入った白いギターはデップからのプレゼントである。

War Child の Help に入っている Fade Awayという曲でもスライド・ギターを披露している。

ウィノナ・ライダーと婚約していたとき、"Winona Forever"という刺青をしていたが、別れた後"Wino forever"(酔っ払いは永遠に)に変えた。

■1986年の『プラトーン』に出演したとき、ヘルメットに当時のガール・フレンド、シェリリン・フェンの名前を入れている。

■『スリーピー・ホロウ』で競演した片目の馬をもらい受け、糊工場送りになるところから救った。

■イギリスのTVコメディ"Fast Show"が大好きで、以前はツアーにビデオを持っていっていた。最終回には自らも出演している。

■ティム・バートンの自伝の序章に「負け犬で落ちこぼれで、ハリウッドの消耗品になるところだった僕を救ってくれた人」とコメントを寄せている。

■『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキャプテン・スパロー役で、金歯をいくつか入れたかったが、反対されることはわかっていたので、逆にたくさん金歯を入れて現れ、お願いだからそんなに金歯入れないでという監督に、それじゃあいくつかはずしてやる、と言って、結局自分が入れたいものは残した。また、このキャラクターはストーンズのキース・リチャードをモデルにしているとは有名な話。

■『レジェンド・オブ・メキシコ』のサウンドトラック9番目の曲は、デップが自らのテーマ曲として作曲したものらしい。

■『レジェンド・オブ・メキシコ』の撮影を9日間で終らせたが、帰りたくなかったので、アントニオ・バンデラスが告解する神父の役を、マーロン・ブランド風にやるからとを監督を説得し、残らせてもらった。

■ジャック・ザ・リッパーの大ファン。また、後期のマーロン・ブラントを崇拝している。

■小さい頃、チョコレート・アレルギーだった。

■チュチュの感想■
リバー・フェニックスがヴァイパー・ルームの前で死んだのは衝撃でしたね。シェリリン・フェンは『ツイン・ピークス』で知っていたけど、デップさんと付き合っていたとは知りませんでした。ウィノナ・ライダーの刺青の話、だっせ~って感じですが、誰でも経験する若さゆえの過ちですかね!

■チュチュの映画偉人伝~INDEX~
※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
■Sin City 3 (2011) (in production) (rumored) .... Wallace
■The Rum Diary (2010) (filming) .... Paul Kemp
■Rango (2011) (post-production) (voice) .... Rango
■Alice in Wonderland (2010) (post-production) .... The Mad Hatter
■The Imaginarium of Doctor Parnassus (2009) (completed) .... Tony
■Public Enemies (2009) (completed) .... John Dillinger
■Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street (2007) .... Sweeney Todd
■Pirates of the Caribbean: At World's End (2007) .... Jack Sparrow
■Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest (2006) .... Jack Sparrow
■Pirates of the Caribbean: The Legend of Jack Sparrow (2006) (VG) (voice) .... Jack Sparrow
■Corpse Bride (2005) (voice) .... Victor Van Dort
■チャーリーとチョコレート工場 (2005) .... Willy Wonka
■Charlie and the Chocolate Factory (2005) (VG) .... Willy Wonka
■The Libertine (2004) .... Rochester
■Finding Neverland (2004) .... Sir James Matthew Barrie
■Ils se marièrent et eurent beaucoup d'enfants (2004) .... L'inconnu
■"King of the Hill"
■Secret Window (2004) .... Mort Rainey
■レジェンド・オブ・メキシコ (2003) .... Sands
■Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl (2003) .... Jack Sparrow
■From Hell (2001) .... Inspector Fred Abberline
■ブロウ(2001) .... George Jung
■Chocolat (2000) .... Roux
■Before Night Falls (2000) .... Bon Bon/Lieutenant Victor
■スリーピー・ホロウ (1999) .... Constable Ichabod Crane
■The Astronaut's Wife (1999) .... Commander Spencer Armacost
■The Ninth Gate (1999) .... Dean Corso
■"Top Secret"
■Fear and Loathing in Las Vegas (1998) .... Raoul Duke/Hunter S. Thompson
■The Brave (1997) .... Raphael
■Donnie Brasco (1997) .... Donnie Brasco/Joseph D. 'Joe' Pistone
■Nick of Time (1995) .... Gene Watson
■Dead Man (1995) .... William Blake
■Don Juan DeMarco (1995) .... Don Juan
■Ed Wood (1994) .... Ed Wood
■ギルバート・グレイプ (1993) .... Gilbert Grape
■Benny & Joon (1993) .... Sam
■Arizona Dream (1993) .... Axel Blackmar
■Freddy's Dead: The Final Nightmare (1991) (as Oprah Noodlemantra) .... Teen on TV
■Edward Scissorhands (1990) .... Edward Scissorhands
■"21 Jump Street" .... Officer Tom Hanson (1987-1989)
■Cry-Baby (1990) .... Wade 'Cry-Baby' Walker
■"Hotel"
■こんなのに出てたとは知らなかった!プラトーン (1986) .... Pvt. Gator Lerner
■Slow Burn (1986) (TV) .... Donnie Fleischer
■"Lady Blue"
■Private Resort (1985) .... Jack
■A Nightmare On Elm Street (1984) .... Glen Lantz
見たい映画 | コメント(9) | 【2005/12/29 20:47】
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映画偉人伝 ~その11~トム・サイズモア
映画偉人伝 ~その11~ 

Tom Sizemore

トーマス・エドワード・サイズモアJr.は1961年11月29日、デトロイトのイタリア系アメリカ人の家庭に生まれる。小さい頃から映画のタフ・ガイたちに憧れて育ち、ウエイン・ステート大学を経て1986年、テンプル大学で演劇の博士号を取る。

その後NYでウエイターをしながら下積み時代を過ごす。最初のビッグ・ブレイクは、オリバー・ストーン監督の『7月4日に生まれて』へのキャスティング。この後90年代には『トゥルー・ロマンス』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を始めとする様々な映画で活躍する。

華々しい活躍の裏で1998年、ドラッグ更正プログラムを始める。サイズモアの母親と、友人のロバート・デ・ニーロが連れ立って撮影現場に訪れ、「今すぐ刑務所かドラッグ更正施設へ連れて行くが、どっちがいいか」とサイズモアに迫り、サイズモアは更正施設を選んだ。プログラムを終了したあと、サイズモアは薬物中毒のティーンエイジャーのカウンセラーをしていた。

ちょうどこの頃、スティーブン・スピルバーグ監督に『プライベート・ライアン』のサージェント・ホーバス役をオファーされる。この役でサイズモアは、人間味溢れる役柄もこなせる才能を認められる。また、この映画の撮影中、スピルバーグ監督はサイズモアに定期的なドラッグ・テストを義務付け、一度でもテストに落ちたら、映画を全て最初から撮り直すと脅かした。これによって薬物中毒から立ち直ることができたと、サイズモアはスピルバーグ監督に感謝している。

■小さいときマーシャル・アーツを習っていたことがある。

■ウエイト・リフティングが趣味。

■『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の刑務所のシーンでは、ジュリエット・ルイスに本当に鼻の骨を折られた。

■下積み時代はNYのワールド・トレード・センターでウエイターをしていた。

■『レザボア・ドッグス』のMr.ピンク役のオーディションを6回受けた。

チュチュの感想■
またもや、デトロイト出身のスターです!タフ・ガイに憧れて映画スターを目指したということですが、タフ・ガイというより異常者というイメージが強いんですが。これも90年代の映画の性質のせいかも知れません。『レザボア・ドッグス』のMr.ピンクって、あの、耳切る人でしょ?私は長い間、あの役者とサイズモアさんの見分けがつきませんでしたよ。

サイズモアさん関連記事
■月並みながら、ワタクシもこの映画でサイズモアさんいいと思いました『プライベート・ライアン』
■この人出てたっけ?全然記憶にない『パール・ハーバー』
■異常な刑事・スカグネッティを好演『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
■軍隊の中間管理職がすっかり板についてしまった『ブラックホーク・ダウン』

Key Word
映画 俳優 トム・サイズモア


こちらもよろしく
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。
好きな俳優 | コメント(7) | 【2005/12/28 00:50】
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Mr.インクレディブル-お父さんはたいへんです!
The Incredibles

退屈なクリスマスにテレビで観た映画第三弾。

Mr.インクレディブル
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Brad Bird
Writing credits: Brad Bird
Cast: Craig T. Nelson, Holly Hunter, Samuel L. Jackson, Jason Lee, Dominique Louis
確か今年の正月に日本に里帰りしたとき(もう一年も経つのね。早いなあ)日本で公開されていたのを思い出しました。邦題が『『Mr. インクレディブル』になっていたのが印象的だった。原題の"The Incredibles"は、「インクレディブル一家」と言う意味で、英語では苗字に定冠詞"The"と複数の"s"をつけるだけで「一家」という意味になるのですが、やっぱ『インクレディブル一家』じゃだめかね。でも内容を考えてみると『Mr. インクレディブル』の方が合っているかな。

これも『ミート・ザ・フォッカーズ』と一緒で、クリスマスにエライ退屈でもしていなければ観なかっただろう映画ですので、中盤ずぼっと居眠りしてしまった。しかし起きたところが悪くなかったのか、寝る前と寝た後の話は想像力で充分補うことが出来ました。

最初は物凄い精巧なCGでのアニメを見せびらかすような、登場人物のわざとらしさが気になったのですが、一眠りしたあとは既に佳境に入っており、この辺のアクションや話の流れは結構面白かったです。実際、話は単なる勧善懲悪の物語ではなく、人生の悲哀も示唆している!

特に、Mr.インクレディブルがスーパーヒーロー禁止令が出た後、保険の苦情処理係として細々と暮らしているところなんて哀愁を誘いました。そして友達のこちらも元スーパーヒーローの方と週に一回、警察のラジオを盗聴して「ヒーローごっこ」をするのが楽しみというのも中年のワビ・サビって感じで悪くないですなあ。

やはり子供向けでも多少大人が共感できるテーマが入っていると、親子で観に行けていいですよね、こういう映画は。Mr.インクレディブルが仕事にも嫌気がさして、「もう一度スーパー・ヒーローになりたい!」という憧憬は、「中年クライシス」になりかけてるお父さん達の心にひしひしと訴えるのでは?

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■サミュエル・L.・ジャクソン出演作品一覧
映画感想 | コメント(6) | 【2005/12/27 01:14】
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特撮は見ものですが・・・ディ・アフター・トゥモロー
The Day After Tomorrow

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ディ・アフター・トゥモロー 898円
退屈なクリスマスにテレビで観た映画第二弾。ちょっと居眠りしちゃって主人公のサムが学友達とニュー・ヨークに着いたところあたりから観始めたので、日本が大災害に合うところは観損ねました。それにしても怖いよ~!LAの竜巻なんかギャーギャー叫んでしまいました。だって、車でハイウエイ走ってたら、他の車が飛んで来るんだよ!あんなの怖すぎる~!普段、運転する人はわかると思いますが、車だと自分が気をつけていてもこっちに向かってくるものに対してはイジョーに無力感を感じます。

それからNYの大津波。自由の女神がどんどん水に沈んでいくところを観ながら「オーマイガー!オーマイガー!」と連発してしていると、NYから里帰りしてきているアンちゃんのお兄さんが「あんな高い波あるわけない。自由の女神ってすごい高いんだよ」という非常にマヌケな意見を述べていました。いや、だから、そんなあり得ないほどの津波だから怖いんだよ!知ったかぶりせんでいいからだまって怖がれ!

とにかくそれらの特撮は圧巻。すごく良く撮れています。内容の方は真実味がなくて馬鹿馬鹿しいのに、特撮はもうドキドキする程リアル。こんなに映像と内容の落差が激しい映画も観たことがありません。

CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Roland Emmerich
Writing credits: Roland Emmerich
Cast: Dennis Quaid, Jake Gylenhaal, Emmy Rossum, Dash Mihok
NYは結局水浸しになり、国立図書館に避難するのですが、みんな落ち着いているところがまず「?」でした。つい最近カトリーナの被害で野球場なんかに避難した人たちの記事を読みましたが、沢山の人がいてトイレが詰まっちゃったりしてすごい悪臭が漂い、衛生的にも良くないし、食べ物はないし、みんなかりかりして一触即発状態だったそうですが、『ディ・アフター・トゥモロー』ではみんなおとなしく会話したりしていて、しかも地元のおまわりさん1人で良く規律を保っています。確かに、カトリーナのときは夏のニュー・オリンズで、華氏100度を超える熱さ、こちらは寒いNYという違いはあるにせよ、自分の家族や友達がどうなったかもわからないのに、良くあんなに落ち着いていられるもんです。

そもそもお話の核になるのは、ジェイク・ジレンホール(ギレンホール改め)演じるサムが、このアメリカ全土に及ぶ災害に合ったときNYにいて、DCにいるお父さんがその息子を救うためにNYまで歩いて行くというものなんですが、サムはやたらがんばって両親とコンタクトしようとするけど、一緒にNYに来ているご学友たちは全然そういうそぶりも見せないんだが、家族はいないのか?!それにサムのお父さん、DCからNYまで猛吹雪の中、歩いて行けちゃうっていうところに疑問を感じますが、さらに良く考えて見ると2日でたどり着いちゃってるんですが?!

ジェイクくんはそつなく好演していました。この人、いい男なんだか良くわかんなくなってきた。だって、眉はゲジゲジだし、首のところに大きなシミというかほくろみたいのがあるんだよ。他の映画でも気付いていたけど。でもおっきい目と長いまつげが可愛いし、表情とかが魅力的なのよね。それに、ゲジゲジ眉とかシミとかも、美容整形が当たり前のハリウッドでは逆に新鮮な魅力の一部になっています。
dat350.jpg
水浸しになったNYには寒波が襲ってきてみんな氷になってしまい、その上雪も降り始めます。最終的には国立図書館の入り口が埋まっちゃおうかというくらい積もっちゃうんですけど、ミシガンのように雪深いところに住んでいると、あの寒さはひとごとではありません。「手袋なしで外へ出るか?!」とか、「顔を覆わないで外にいられるわけない!」とか、罵声を浴びせながら観ていました。あれは絶対、カリフォルニアにしか住んだことがない、ハリウッドの人が作った映画です。

あと笑ったのは、アメリカ人がメキシコに不法侵入するところ。結局この災害は、氷河期の再来を告げるもので、みんな南へ避難しろということになり、南といえばメキシコなんですが、メキシコだっていきなりそんな沢山の避難民を受け入れられない。で、荷物担いだアメリカ人が不法に国境を渡り始めます。さんざんメキシコで搾取して、貧しいメキシコ人がアメリカに不法侵入しようとすると銃で狙い撃ちしてたんだから、メキシコ側もバンバン撃ち殺したら面白かったのに。もしくは入国してきたアメリカ人が片っ端から強盗にあうとか。

それで最後は、アメリカ軍が飛行機出してNYで生き残った人たちを連れ出しに来るところで「ああ、良かったね」って感じに終るんですけど、大変なのはこれからよ。住むところもない、食べ物もない、家族が全員死んじゃった人もいる。またカトリーナの話になりますが、住むところも仕事もない(会社がなくなっちゃってるんだからね!)ので、親戚を頼ってミシガンに引っ越して来た人なんかもいるんですが、全部一からやり直すんだから相当大変です。でもカトリーナはまだニューオーリンズだけだからいいようなものの、アメリカ全土、いや、地球単位でこうなったら、個人的には生き残りたくないよ。

しかし、国立図書館に避難しているとき、このままここに残るか、吹雪がひどくならないうちに少しでも南に歩いて行くか、という選択を迫られる場面で、難しい選択だなあと思ったよ。今落ち着いて考えてみると、あの寒さで徒歩で雪の中、南に移動したってたかが知れてるだろうと思うけど。実際、主人公達は残る方を選ぶので、出て行った人たちは助かってないのだと思うけど、それを考えるとサムのお父さんが無傷でNYに着いちゃう(しかも2日で)が全く筋が通りませんね!

ジェイク・ジレンホールの映画
■湾岸戦争へ行った兵隊さんの手記を映画化『ジャーヘッド』
■安心してご覧になれます-『ブロークバック・マウンテン』ネタばれなし編
■観るなら読むな!『ブロークバック・マウンテン』完全ネタばれ編
■使えない男を好演!『グッド・ガール』
■まだあどけないジェイクくんが観れます『遠い空の向こうに』

こちらもよろしく
■ジェイクくんは攻寄りのリバでした!【映画戯言】
■映画偉人伝~その10~ジェイク・ジレンホール
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

ジェイクくんが出ているその他の映画

さすが映画監督の子だけあって、色々な映画に出ている!ここにあげたのはほんの一部ですが、私が観てみたいと思うものです。『シティ・スリッカーズ』なんて1991年の作品ですから、10歳くらいのジェイクくんが見れます。犯罪ですね!



アメリカ映画 | コメント(3) | 【2005/12/26 22:35】
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こんなうちの嫁になりたい!-ミート・ザ・ペアレンツ2
Meet The Fockers

皆様、クリスマスはどう過ごされましたか?(あ、メリー・クリスマスを送ってくれた方々、サンクスです!)ワタクシは例年通り、アンちゃんの家族と過ごしました。あちこちに住んでいる兄弟姉妹が帰郷し、長いお休みを取って(デトロイトの自動車業界は、年末は「シャット・ダウン」します)、まあ、日本の正月のように、ゲームをしたり、食っちゃ寝したり、だべったり、でれでれでれでれ過ごすのです。

CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Jay Roach
Writing credits: Greg Glienna, Mary Ruth Clarke, Jim Herzfeld, Marc Hyman, John Hamburg
Cast: Robert De Niro, Ben Stiller, Dustin Hoffman, Barbra Streisand
はっきり言って、すごい退屈!アンちゃんの家族はすごくいい人たちなんですけど、かなり保守的で、まさしく白人のお金持ちの家庭。私のようにリベラルで育ちが悪い人から見ると「お坊ちゃん・お嬢ちゃん」の集まりって感じで、言葉も選ばなきゃならないし、疲れる。それに、家族では家族のノリがあるので、会話に入っていけないこともしばしば。サンクス・ギビングのときもふれましたが、アンちゃんの両親は強力なケーブルTVを持っているので、ムービー・チャンネルは見放題。というわけで、ケーブルでやってる映画を片っ端から観て過ごしました。

そういう経緯でもなければ絶対観なかっただろうこの『ミート・ザ・フォッカーズ』。これって邦題あるの?綴りがFockersだから「フォッカーズ」にしたけど、「ファッカーズ」にしか聞えないんですが。MPAA(米国映画協会)が、実際にFockerという苗字が存在しなかったらこのタイトルで映画を公開させないとがんばったほど、やばいんですよ、この言葉は!(実際、Fockerという苗字の人はいて、自分の名前を誇りに思ってるそうです)。

前作『ミート・ザ・ペアレンツ』があんまり面白くなかったので、こっちも期待してなかったんだけど、不覚にもげらげら笑ってしまいました。ダスティン・ホフマンとバーバラ・ストライザントが演じるフォッカー家のお父さんとお母さんが可笑しい!お父さんは元弁護士なんだけど、1人息子のゲイロード(ベン・スティラー)が生まれたときに子供の養育をしたいと引退しちゃった人で、お母さんはセックス・セラピストですから、すごいリベラルだというのがわかろうかというもの。ディナーの席で息子の割礼の話をしたり、下ネタ満載です。

それをアンちゃんの家族と観て、私はちょっと笑い過ぎたかも。アンちゃんの家ではスケベな話なんてご法度なので、わたしは「フォッカーズの家の嫁になりたい!」とか思いつつ観ていました。

完全に超バカバカしいコメディなので、ストーリーをうんぬんすることもないのですが、1つだけ気に入らないのは、ゲイロードのフィアンセのお父さんは、ロバート・デ・ニーロ演ずるがちがちに堅い元CIAなんですが、この人が結局フォッカーズ一家に感化されてしまうところ。この手のお話って必ず、マジメで堅い人が、不真面目でバカな人たちに融合して大団円、で終るのだけど、それって、不道徳を奨励しているようにみえて嫌い。マジメで固い人が社会を支えているから、テキトーに生きている人達がやって行けるってことを忘れないでいただきたい!

でまあ、退屈なクリスマスを過ごすには面白い映画だったけど、お金を払って観ようというものじゃないですね。

関連記事
■私より建設的なGOさんの『あ---す ほ------る』評へ!
■映画偉人伝~ダスティン・ホフマン

Key Words
映画 コメディ ミート・ザ・ペアレンツ ベン・スティラー ロバート・デ・ニーロ バーバラ・ストライザンド ダスティン・ホフマン

fockers.jpg
デニーロ、ダスティン・ホフマンバーバラ・ストライザンドがすごく好演してるんですけど、往年のファンの方達・・・がくっときちゃうかもよ?!
なんとなく映画 | コメント(0) | 【2005/12/26 19:56】
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ボーリング・フォー・コロンバイン-マリリン・マンソンはまともだ!
Bowling For Colombine

まず一番感心したのは、マリリン・マンソンって、アタマ良い!それに、彼が一番落ち着いてインタビューを受けていた。コロンバインで起きた、ティーン・エイジャーの発砲事件のスケープ・ゴートにされそうになっている人とは思えない落ち着き!ディック・クラークもチャールトン・ヘストンも逃げたし、発砲事件に使われた銃弾を売っていたKマートの偉いさんは、カメラの前に絶対出てこなかったのにですよ!あまりに感心したので彼のインタビューを要約すると、

CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Michael Moore
Writing credits: Michael Moore
Cast:
Michael Moore, Marilyn Manson, George Bush, Dick Clark, Charlton Heston
「小さいときから音楽は、現実逃避の方法だった。現実では、着ている服が変だからってとやかく言われたり、怒鳴られたりするけど、音楽だけは僕を不当に判断しないからね。自分が社会から標的にされる理由はわかる。僕は恐怖を体現してるからだよ。僕が言いたいこと言って、したいことするから、みんな僕のことが怖いんだよ。

今回のコロンバインの悲劇の副産物は2つある。映画や音楽などの暴力描写と、銃規制に関する議論ね。次の選挙の格好の議題になるんじゃない。でも一方でみんなアメリカ合衆国の大統領がホワイト・ハウスでモニカ・ルインスキーとしたことや、他の国を爆撃していることなんかは忘れて、悪者は、マリリン・マンソンつーのもなんかおかしいんだけど・・・

これとか↓marilyn.jpg
これが(あ、右ね、右)↓
matt_stone20.jpg
大統領よりまともな人間かも?!
コロンバインの悲劇があった日に、アメリカがコソボを爆撃したことは知っている。おかしいよね、メディアは、大統領が他の国を爆撃したことがコロンバインの悲劇に関係あるんじゃないかとは絶対言わない!それだと彼らの趣旨に沿わないからね。彼らはTVで恐怖を与えて、それによって消費をうながしてるだけなんだよ。息が臭いと彼女ができない、さあ、マウスウォッシュを買いましょう、とね。」

マイケル・ムーアに「もし、コロンバインの犯人のティーン・エージャーに何か言うことができたら、なんて言う?」と聞かれたマリリン・マンソンは「何も言わない。彼らが言いたいことを聞いてあげる。そんなこと誰も彼らのためにしてあげなかったと思うから。」と言ったんですよ。この人がヘンなカッコしてロックを歌っていて、ブッシュやクリントンが大統領やってる時点で「なんか間違ってねーか?」と思わせるのに充分なインタビューでした。

マリリン・マンソンが言った「メディアはCampaign of Fear and Consumption(恐怖と消費のキャンペーン)をやっている」は言いえて妙だと思いました。前にも書いたことがあるかと思うけど、私は朝のニュースを見るのを止めたの。だって強盗、殺人、幼児誘拐、コーポレート・スキャンダル、詐欺で家やお金を失った人たちとか、朝っぱらからそんなの見て落ち込むよ。TVニュースは、そういう「事件」をドラマチックに取り立てて騒いでいるだけで、自分達の意見も何もない。本当は、TVのニュースがマイケル・ムーアみたいに、「事実」や「事件」とどう見るか、どう考えて行くか、自分らの姿勢を視聴者に常に示して行くべきなのに、批判や反対意見を恐れて日和見的なことしか言わないのに観る価値なんかないよ。

それから、意外なところで、『サウス・パーク』『チーム・アメリカ』のマット・ストーンがインタビューされていた。マットは、事件があったコロンバインに小さい頃住んでいたんだって。彼によるとコロンバインは「painfully noraml」、「嫌になるくらい普通」なところでマイケル・ムーアによればマット・ストーンは、「疎外される怒りを銃ではなくアニメにぶつけた」そうで。マリリン・マンソンも「音楽は現実逃避」と言っていたし、たまたまこの間見た『8マイル』でも、音楽は厳しい現実からのはけ口だと思ったし、映画や音楽で自分を表現できている人の方が全然まともだね。

こういうクリエイティブでアタマの良い人たちの中にマイケル・ムーアはいて、しかも真正面からこういうフィルムを作ってくれて、それがオスカーを取るんだから、まだまだアメリカも捨てたもんじゃないってことね。

マイケル・ムーア映画
■言わずと知れた『華氏911』
■ビンゴ大会で資金作ったにしちゃ驚くべきいい出来です!『ロジャー&ミー』

こちらもよろしく
■映画偉人伝~その9~ マイケル・ムーア
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

マイケル・ムーアの関連アイテム

がんばれ~マイケル・ムーア!いつも応援してるぜぃ。






Key Words
映画 ボーリング・フォー・コロンバイン マイケル・ムーア マリリン・マンソン
日記 | コメント(6) | 【2005/12/24 06:33】
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マロリーかっくいい!-『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
Natural Born Killers

始めて『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を観たときは、スゲーかっこいい!と思った。特に最初のダイナーでのシーン!スケベ男をボコボコにしてしまうマロリーは、ワタクシのヒーローであります。あの、殴られることを厭わない姿勢!殴られても痛がらない強さ!かっこええな~、私もあのくらい強ければな~。女だからいつも狙われる側ではなくて、こっちの方が危険っていうくらいになってみたい!あのシーンだけは今観ても「イエ~イ」って感じ。

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CAST & CREDITS
Produced: 1994
Directed by: Oliver Stone
Writing credits: Quentin Tarantino, David Veloz, Richard Rutowski, Oliver Stone
Cast:
Woody Harrelson, Juliette Lewis, Rodney Dangerfield, Tom Sizemore, Tommy Lee Jones, Robert Downey Jr.
しかも、マロリーってば、あんなに残虐なのに、「アイラブユー、ミッキー!」なんて死体の山の中で少女のようにミッキーの腕の中に飛び込んで行ってしまうところなんか、「かわいい~」なんて場違いなことを考えてしまいます。

マロリーの家庭が「ルーシー・ショウ」みたいに描かれていて、お父さんがあからさまにマロリーを性的に虐待しているのに「あはははは」なんて録音の笑い声が入って、全体をコメディのように見せているシーンとか、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』ってのは、よーく考えてみたら恐ろしいことが行われているのに、描き方によってどうにでも受け取られるということが言いたいのでしょうか?

ミッキーが監獄でインタビューされたとき、「俺達は、天然の人殺しとして生まれてきたんだから(We're natural born killers)」というところが題名とつながって行くのだけど、それにも意義は見出せない。

ニュースの断片や、TVのくだらない番組なんかを映し出すところからも、多分『ナチュラル・ボーン・キラーズ』って、なんらかのメッセージを伝えようとしてるんだろうけど(オリバー・ストーン監督ということもありますし)、なんかはっきりわかんねーな。まあ、殺人とかシリアル・キラーとか、そういうケースの裁判とかが、「ショウ」になってますよ、どういうことそれ?!と言いたいのでしょうね。

確かに、ミッキーとマロリーは捕まってから、スターのようになる。「タイム」誌などの雑誌が彼らの殺人の軌跡と取り上げ特集を組み、TVレポーターは自分の番組でこの連続殺人カップルの独占インタビューをやりたがる。犯罪研究家が呼ばれて、TVでわかったようなわからないような解説をする。多分、現実にそういうことがあったら私も興味を持って読むんだろうな、そういう記事を。

つーか、実際にもうそうなってるよね。実は数ヶ月前にペンシルバニアかどっかで、18歳の男の子が、付き合っている14歳の女の子の両親を撃ち殺して二人で逃げた、というニュースをやっていて、「なぜ撃ち殺したのかは不明、女の子が両親殺害に関わっているのかどうかは不明」というのを聞いて、後日ネットで調べたもん。私はこのニュースを聞いたとき、、「『ナチュラル・ボーン・キラーズ』みたい」っていうのが一番最初に頭に浮かんだ。この事件も、全貌が明らかになったら、それこそいろんな風に書き立てられるんだろうなあ。

なんかさー、正直言って『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の核になるメッセージがイマイチ良くわかんないっていうか、どーでもいいという感じ。映画で描かれている、「ミッキー、マロリー、かっこいい~」とか言ってる若者達と同じようにしか感じない。その人たちを客観的に見ると「バカか、こいつら」と思うんだけど、自分もあんまり変わらなくて情けない~!!でもこの映画の意図は「ね、ほら、そこのあなた!この人たちを見て、バカみたいと思うでしょ?あなたもその1人なんですよ」ということなんだから、いいのか、そう感じてれば。

■異常な刑事、スカグネッティを好演!トム・サイズモア

追記:
色々な人のこの映画に対する評を読んでみて気がついたのだけど、タランティーノは『レザボア・ドッグス』みたいに全くモラルを考えないで作りたかったものを、オリバー・ストーンが「このお話の教訓」みたいなものを盛り込んで、しかも盛り込みすぎたためにまどろっこしくなっちゃって、それでタランティーノがオリバー・ストーン批判したんじゃないかなあ。私も今回久々に観て、「わー、かっくいー!」ってスカッとしたかったのに、なんかちょっと「???」って感じになっちゃったもんね。

追記2:ちょっと、安達瑶の片割れ安達Oの自分語りWeblogというブログで見つけた評、素晴らしいでよ。ワタクシが「はらひれほれ~」となっちゃってるところをビシッと解説してくれてます!いやー、恐れ入りました!みなさま、是非読んでくだされ!


Key Words映画 ナチュラル・ボーン・キラーズ タランティーノ ジュリエット・ルイス 

タランティーノと言えば
キル・ビルじゃあないんですよ!

『トゥルー・ロマンスはタランティーノ脚本の超名作です!舞台はデトロイトだし、キャラクターはみんな最高!

DVDで見た映画 | コメント(7) | 【2005/12/23 06:44】
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第78回アカデミー賞 祝!ベスト・ディレクター賞受賞!-『ブロークバック・マウンテン』
Brokeback Mountain - Introductory Version

#ネタばれしちゃいけねー、ってんでネタばれなしバージョンを書きましたが、「しゃらくせー、こちとら気がみじけえんでぃ!」と言う人はとっとと『ブロークバック・マウンテン-ネタばれ編』へ行きやがれ!

ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション
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CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Ang Lee
Writing credits: E. Annie Proulx, Larry McMurtry, Diana Ossana
Cast:
Heath Ledger, Jake Gyllenhaal, Linda Cardellini, Kate Mara, Anne Hathaway
12月9日にNY、LA、サンフランシスコで先行公開になった『ブロークバック・マウンテン』、12月16日から「Limited Release」-限定公開-??誰が、何故、何を、どのように、限定して公開するわけ?! インターネットで調べても、チュチュの住むデトロイト近郊ではいつ公開になるのか分からず、「ミシガンでは公開されないのでは?NYまで行くか・・・・」とマジで考えていたが、ようやっとLandmark Main Theatreという、アート系の映画ばっかり取り上げる小さい映画館で上映されるという情報を入手!いそいそと前売り券まで購入して、行ってまいりました。

「限定公開」の本当の意味はわからないが、映画館のあるRoyal Oakの隣のFerndaleという町がゲイ人口が高いことで有名なことから考えて、チュチュが住んでいるような保守的な人が多い地域では、ホモ映画を公開するということに地元の映画館が拒否反応を示したのかもしれない。(追記:昨日12月23日に地元の映画館に行ったら公開されていたので、拒否反応はなかったようです。だからこそ余計わからない限定公開の意味!)

上映してくれて感謝!:メイン・シアター
20051220103505.jpg
Royal Oak にあります
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カーテンでジェイクくんが隠れていますよ!
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待合室はフォト・ギャラリーになっていて良い感じ
トーゼン、お客さんは8割がた一目でゲイとわかる方々。私の前の列に座ったのは、ゲイのおじさんグループで、映画の最中、「うん、うん」とか「そうそう」とか言いながら見ているのが可笑しい。でも内容は、私が思っていた通り、ホモもストレートも関係ない、「報われない愛の物語」で、ゲイじゃなくても共感できると思うのだが。

主演のヒース・レッジャーがモゴモゴぶつぶつしゃべるキャラクターなので、字幕なしでは結構きつかったが、演技としてはとても良かったと思う。ジェイク・ジレンホール(ギレンホール改め)はもう、スンバラシイ演技でした。これはファン贔屓で言っているのではない!この人は絶対大物になります。

女優サンたちも、がんばっていました。特にヒース・レッジャー演じるエニスの奥さんの役をやっているミシェル・ウイリアムスは、田舎の素朴で地味な、結婚したらすぐ所帯じみてしまう女を良くああまで演じたもんです。しかし、実生活のボーイ・フレンドと夫婦を演じるのって、どんな感じかね。あ!それより、彼女が同じセットにいるのにホモを演じるヒース・レッジャーの方が複雑な心境かしら?ジャックのメスの恋人役、アン・ハサウェイは、どっかで見たことあるなと思ったら、『プリンセス・ダイアリー』の女の子なんだねえ。いやー、すっかり色っぽくなって、豊満な「ポロリ」も披露していらっしゃいます。

ポロリといえば、この映画は男優陣のヌードやベッド・シーンが話題になっていますが、それだけの映画にならないように細かく計算したのか、全てのセクシャルなシーンが必然的で「出しすぎ感」はなく、観終わった後そればっかり考えてしまうようなふらちな出来にはなっていません。監督がAng Leeと聞いて、「へっ?」という感じだったけど、なかなかタイトに仕上げてあるなと。

物語自体は実際とても悲しいのですが、結構笑い声も上がったりして、ダイアローグ的に笑えるところも多少あります。ただ、会話自体があまりない映画なので少し中だるみするかもしれません。ワイオミングの大自然や、古い家や車、うらぶれた町の感じなど、カウ・ボーイの生活も良く描いているし、映像はなかなかいい。DVDが出たら、絶対もう一度観てみたいし、そのとき「やっぱいい映画だ」と思ったら、購入してもいいですな。

第78回アカデミー賞速報
■ミシェル・ウィリアムスは、助演女優賞を逃してしまいました。この人、化粧するとすごい今風の美人なのに、ブロークバックでは本当に生活に疲れた奥さんを好演していたのに、残念!

■アダプテット・スクリーンプレイ賞を受賞!ラリー・マッカートリーさんは、なんとジーパンに黒い背広姿です!

■ベスト・ディレクター賞受賞!アン・リー監督、ジョーク飛ばしてコケてます。奥さん、監督にそっくり!

■ベスト・モーション・ピクチャー賞は『クラッシュ』に持ってかれました。やっぱりオスカーは保守的だって言うのは本当かも。私は『ブロークバック』の方が全然良かったと思うけどなあ。

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■ジェイクくんは攻寄りのリバでした!【映画戯言】
■映画偉人伝~その10~ジェイク・ジレンホール
■映画偉人伝~その17~ヒース・レッジャー
■『ブロークバック・マウンテン』サウンド・トラック
■『ブロークバック・マウンテン』dvd鑑賞後の感想

ブロークバック・マウンテンの本
原作本もいいですが、日本版の文庫も出ました!400円とお手頃の値段!


Key Words 映画 ブロークバック・マウンテン
元気になった映画・ドラマ | コメント(31) | 【2005/12/20 23:44】
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観るなら読むな!ブロークバック・マウンテン完全ネタばれ編
Brokeback Mountain - Exposed Version

#コーフンのあまり、完全に晒しまくっていますので、これから観るつもりの方は『ネタばれなし編』へビヨーンと!

brokeback-mountain.jpg
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CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Ang Lee
Writing credits: E. Annie Proulx, Larry McMurty
Cast:
Ennis: Heath Ledger
Jack: Jake Gyllenhaal
Lureen: Anne Hathaway
Alma: Michelle Williams
エニスとジャックが一番可哀想だなと思うのは、同性愛がご法度であったのに加えて、二人がお互いをあきらめられず、その苦悩は足掛け20年あまりも続くことです。結婚もして、子供もできる。奥さんのことだって、それなりに愛している。子供だって可愛い。でも、彼らはお互いのことをずっと求め続ける。若かりし頃の甘酸っぱい思い出じゃなくて、今でも本当に求めているのはお互いだと分かっているのに一緒にいられないフラストレーションをそんな長い間耐えて行くって、すごい辛いんじゃないでしょうか?

ジャックは、ホモである自分を受け入れているので、エニスに「一緒に農場を経営して暮らせばいいじゃないか」と言うのですが、エニスは小さいときに、ホモだったためにリンチされて殺された男の人の死体を、「教育のために」お父さんに見せられた経験があるため、「そんなことは夢物語。バレたら殺される」と思っています。

2人はその20年余りもの間、一年に一回か時には数回、釣り仲間との旅行と偽って逢引をする。今や40歳になったジャックは同じく歳を取ったエニスに「どんどんひどくなって行く。お前のことを忘れられたらどんなにいいか。会えないことがもう耐えられなくなってきているんだ」と言う。だけどエニスはもう年を取って仕事を見つけるのが難しくなってきているので、そうしょっちゅう休暇を取って、こうして旅行は出来ないと言い出す。そして二人は喧嘩別れしてしまう。

若い二人が出逢ったブロークバック・マウンテンでの初めてのセックス・シーンは、いろんな意味で非常に重要です。二人はある夜おおいに飲んで酔っ払って、寒いので一緒に寝たテントの中で激しく求め合ってしまう。こういう経験は私にもありますので、これを見たことで同性愛というのが特殊なものではなく、普通の恋愛と同じように始まるものなんだなあと感じさせてくれる。

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そしてもう1つ大事な点は、ジャックが「カマ掘られる」方で、エニスが「掘る」方だということ。これは、ジャックの方がより強くエニスを求める理由なのだと思いました。エニスは奥さん相手でも満足感を得ることが出来るかもしれませんが、ジャックは自分が「入れる」ことでは満足できない。掘って欲しいわけです。それが1年に1回とかなんだから、ジャックの方がフラストレーションを感じるのは当然だと思う。別れ話になったとき、ジャックはメキシコまで行って男娼を買ったことがあるとエニスに言います。エニスは、自分はジャックを裏切ったことはないのにと言って、別れる引き金になってしまうのですが、エニスは時々、奥さんひっくり返したりしてホモ気分を味わったりできるんだから、ジャックとはちょっと立場が違うんじゃないかなと思いました。それが二人の結婚生活にも示唆されているのか、エニスは3人も子供がいるのに、ジャックは1人しかいない。(*追記参照)

だからと言ってエニスの方が楽なのかというと、そういうわけではないんです。彼は非常に無口な男として描かれているのですが、それが小さい頃から自分がホモだということを押し殺して来たことを示唆しているのかなと思いました。二人が始めて愛し合った夏のブロークバック・マウンテンを去るとき、エラクあっさりと「じゃあな」と去ったのはエニスの方なのに、物陰に隠れて号泣します。その泣き方が、もう悲痛と言うか、泣けばスッキリするという類のものでなく、「胸が張り裂ける」と言うのはこのことか、と言うくらいに泣きます。エニスは、自分がゲイである、もしくは男を好きになってしまったのは「悪いこと」と刷り込まれているので、それを抑えよう、抑えようと必死に戦うところが悲痛です。

#この先、マジで完全に晒しまくっています!! 本当にいいんですか、読んじゃって?! これから観るつもりでしたら『ネタばれなし編』へ行ったほうがいいかもしれません!

ジャックとエニスはたったひと夏の付き合いだけで別れ、それぞれの道を行き、結婚し、子供も出来て、4年の月日が流れる。そしてある日、エニスはジャックから遊びに行ってもいいかというはがきを受け取る。そしてジャックが訪ねてくる日、エニスの落ち着かないこと、落ち着かないこと。再会の抱擁をした後、抑えきれずに物陰に隠れて激しく接吻する二人。あれはキスなんて甘いもんじゃありません。唇を吸いあう、まさに接吻!その激しいのを、エニスの奥さんは目撃してしまう。このときは観客のゲイのみなさんからも「おお~!」という驚きと同情のこもった歓声が上がりました。

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この再会から毎年、例の釣り旅行と称した二人の逢引が始まる。これを送り出すエニスの奥さんの気持ちたるや、計り知れません。自分は愛されていない上に、夫は当時犯罪者と同じくらい汚れたホモなんです。しかし、現代のように、いや、おそらく現在でも、自分の夫がホモだということをオープンに相談できる相手なんているでしょうか?かなり悩み、葛藤し、あきらめ、なんとか家庭を守ろうとしたと思いますよ。でも結局二人は離婚してしまう。

離婚後のエニスは、子供の養育費も払わねばならず、ジャックと会うために仕事を休むためお金もままならず、先ほどの口論になってジャックとは別れてしまう。そして今や家族もなく、街の人たちからホモと気付かれているんじゃないかと心配しながら1人寂しく暮らしている。ある日、自分がジャックに送った葉書が「死亡」というスタンプを押されて戻ってくる。ジャックの奥さんに電話をして見ると、交通事故で死んだと言われる。だけど、「タイヤが飛んで来て顔がめちゃくちゃに・・・」という奥さんの話を聞いてエニスは、ジャックがホモだと言うことがバレて、自分が小さいとき見た男の人のようにリンチされて殺された、と思う。

ジャックは、エニスと別れた後、ひょんなことから知り合った男の人と関係を持ったんじゃないか、と推測されるようなシーンがあり、そこからバレたと考えれば、エニスの考えは当たっているかもしれませんが、それが単にエニスの想像なのか、現実に起こったことなのかどうかは、はっきりしません。

でも私は、多分、エニスの想像は当たっていると思いました。と言うのはエニスがジャックの両親を訪ねたときのジャックの両親の態度が、わかっている、と言う風だったからです。ジャックが子供の時使っていた部屋を見せてもらい、そこでエニスは、あの夏ジャックがブロークバック・マウンテンで着ていたシャツを見つける。それを持ってきたエニスに、ジャックのお母さんは黙って紙袋をくれる。そして、「また遊びに来てね」というのです。

そのシャツを見て涙ぐむ、年を取ったエニスがとても可哀相だった。どうすれば良かったのでしょうか。ジャックの言っていたように、一緒に牧場をやれば良かった?二人でメキシコに逃げれば良かった?エニスはジャックを愛していたけど、自分がしていることを正しいとは思えなかった。エニスもジャックも、自分が本当に欲しいものがわかっていながら、それを手に入れることができなかった・・・。本当に、今思い出してみても胸が詰まる、そんな映画でした。

*追記:はい、こちら「エニスの子供は2人しかいないのでは?」という突っ込みが2件ありましたので、追記させていただきます。ワタクシの記憶に残っているシーンは、エニスんちで、奥さんが台所で洗濯をしていて、エニスが3人の子供(ベビー・ベッドの中に1人、エニスが抱いているのが1人、手を引いているのが1人)を扱いかねててんてこ舞いしているシーンなんですけど、あれは誰の子なんでしょう?奥さんの妹の子?

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■『ブロークバック・マウンテン』サウンド・トラック
■『ブロークバック・マウンテン』dvd鑑賞後の感想




ブロークバック・マウンテンの本
原作本もいいですが、日本版の文庫も出ました!400円とお手頃の値段!


Key Words
映画 ブロークバック・マウンテン
DVD情報 | コメント(80) | 【2005/12/20 10:32】
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息子もカンフー・アイドルになれるのか?! ジャッキー・チェンの『ドラゴン・ロード』
Dragon Lord

えっと、カンフー友達が「面白いから観れ」と貸してくれた、わけのわからんジャッキー・チェンの映画です。髪の毛がまだ長いので、「酔拳/Drunken Master」の頃の作品じゃないかと思われますが、龍少爺という中国題が付いています。映画の中でも「悪ガキ」とか呼ばれているので、相当若い頃のジャッキー・チェンなんでしょうが、この人可愛い顔してんだけど若いんだか老けてんだかわかんなくて、「悪ガキ」という表現に違和感感じます。

CAST & CREDITS
Produced: 1982
Directed by: Jackie Chan
Writing credits: Jackie Chan
Cast:
Jackie Chan, Whang Ing-Sik, Tien Feng, Mars
以前にB級カンフー映画のパターンについてInvinsible Obsessed Fighterの評でも説明しましたが、このストーリーは全く趣向が違います。それもこれも成龍(ジャッキー・チェンって、こういう漢字!)が超人気があるせいなのでは?!と思いました。と言うのも、ジャッキー・チェンは、ものすごい金持ちの家のお坊ちゃんで、スポーツ万能だが、家庭教師を出し抜いたり、カンフーの練習をサボって街に遊びに行ったりという、「全中国娘の憧れ」的なキャラクターを演じているからです!

で、プロットとしては、中国の国宝を外国に売って金儲けをしようとしているの人たちがいて、その中の1人が「そんなことをしてはいけない」と止めようとして殺されそうになり、逃げ回っている。ジャッキーとその友達のおとぼけコンビは、しょっちゅうこの人が悪人に襲われているシーンに出くわし、好きな女の子の前でエエかっこしたい程度の気持ちでこの人を助けようとし巻き込まれていく、というもの。

だけど、前半30分くらいは、ジャッキーの若きプリンスとしての生活をコメディタッチで描いているだけで、物語がどっちの方に進むのか全くわかりません。特にいきなり出だしのシーンが、東西南北に分かれて金の饅頭を奪い合うという運動会のシーンで、これがなかなか白熱した戦いなのですがイジョーに長い。その後、可愛い女の子と知り合ったりいろいろあるのですが、また中盤に、今度は羽子板の羽をでかくしたようなものを球の代わりに使うサッカーもどきの運動会の模様。これも、確かにすごい技術なのですが、もういいよというくらい長い。

20051002000803.jpg
そのあとやっと悪人の方の事実関係なんかがわかってくるのですが、国宝を売っちまおうとしている人たちの中に、ジャッキーの親友のお父さんも実は絡んでいることが発覚。時を同じくして、ジャッキーがその親友の家に、先の悪人に狙われている男の人をかくまったもんだから、親友のお父さんは、悪人から裏切り者としてマークされる。

で、その男の人をかくまっているところへカンフーの達人・殺し屋?が来て、男の人を殺そうとする、っつーか、この辺になってくるとなんの目的でこのカンフーの達人が現れたのかもあんまツジツマあわなくなってきてるんですが、できる限りのイマジネーションを働かせて観なくてはいけません。

で、先ほどの裏切り者とされた、親友のお父さんがす巻きにされて2階から突き落とされ、親友はこのカンフー達人・殺し屋?に立ち向かっていくがあえなく玉砕。ジャッキーに「お前が仇をとってくれ!」ということで、やっと、やっと、やっと、待ちに待ったカンフー・シーンが!!

私がジャッキー・チェン監督の映画で一番気に入らないことは、スタントマンを使わず危ないシーンも自分で全部やっているので、スタントが上手く行ったりすると、これ見よがしにスローモーションで見せるところ。ああいうのは、するっと通り過ぎてしまうからかえってインパクトが強いんであって、「ここをよーく見て下さい。」と言われると、逆に萎えます。

このカンフー・シーンでも、スローモーションが多いのですが、カンフーの技が決まったところならまだしも(私的にはカンフーは全て実速で見たいのですが)、屋根から落ちるところとか、はしごからずり落ちるところとか、わざわざスローモーで見せてくんなくても?!って感じのばっかり。本人は相当痛かったのかもしれませんが、それはオーディエンスの知ったこっちゃありません。

ま、そんなわけで、死闘の末、めでたくカンフーの達人・殺し屋?をやっつけて、親友のお父さんに「おじさん、大丈夫かい?殺し屋をどうする?す巻きにして、おじさんと同じ目に合わせようか?」と聞くと、親友のお父さんは「もういいよ。」といい、そこでだーん、だーん、だぁーーーんと音楽が鳴ってジ・エンド。

いつもB級カンフー映画の結末には笑わされますが、これも「えええええ」という感じでしゅた・・・。

追記:
ジャッキー・チェン情報局より仕入れたのですが、ジャッキーんとこの息子が映画デビューだそうで。いつ子供つくったんじゃい!これがその映画なんスけど、



息子さん、歌舞伎役者みたいでないかい?!

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これでしょ、これ。

まー、お父上の後をついで、中国娘憧れのプリンスに君臨していただきたいもんですな。


関連記事
■これをカンフー映画と呼んでくれるな!『ダニー・ザ・ドッグ』
■典型的B級お馬鹿カンフー・ムービー『Invincible Obssessed Fighter』
■マーシャル・アーツはカンフーだけじゃないぜ!『マッハ!』

名作もあるのよ
ジャッキー・チェンのDVD

DVD情報 | コメント(22) | 【2005/12/18 20:59】
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デトロイトのダウンタウンって、こうよ?!
Downtown Detoroit


↑放置されたビルの窓に落書きが・・・

こんな建物の裏よ~駐車場
今年の九月頃、仕事の後にダウンタウン・デトロイト・ウォーキング・ツアーなるものに行ってまいりました。うちの会社の駐在員のSGさんが物好きな人で、このツアーに何度も参加してるそーで・・・。ダウンタウンなんてなんにもないんで一緒に行ってくれる人が見つからず(家族も嫌がるらしい)、同じく物好きそうな私にお声がかかり、やっぱ物好きな私は、一緒に行ってしまいました。

主催している DTC (Detorit Tour Connection)では、様々なツアーをやっているんですけど、私たちが今回参加したのはWednesday Walks の中の一つ、Old Downtown Detorit Histrical Hotels という、デトロイトのダウンタウンに今でも現存するホテルと、昔あったホテルなどを見学、勉強するというもの。

ダウンタウンは何もないし、怖いところというイメージがあるし、街をぶらぶらなんてとんでもないことだと思っていましたので、家から車で目的地、野球場とかカジノとかレストランとかバー、まで車でビュンと行って、またビュンと帰ってくる、点から点へ、という行き方しかしたことがなかったので、歩きで回るというのがすごい新鮮でした。

まず待ち合わせ場所である Cafe de Troit の駐車場が放置されているビルの裏で、まだ日も高いと言うのにいきなり怖かった。SGさんとアンちゃんと3人で、Cafe の入り口におまわりさんの自転車を見つけ「ああ、おまわりさんがいるから大丈夫だ」などと言いつつ、コーヒーなぞ飲んでいると、ツアーガイドのボブさん現る。このボブさん、本業は弁護士なのだけど、デトロイト周辺の歴史保存会みたいなものにボランテイアのツアーガイドとして参加するうちにクセになってしまい、自分の弁護士事務所を安全なデトロイト近郊(チュチュたちが住んでいるところ)からわざわざダウンタウンに移し、挙句は自分もダウンタウンのアパートに引っ越してきてしまった、いうなれば「ダウンタウン萌え」(今風に)なんですな。

参加者はワタクシたち3人と、もう一人、ダウンタウン在住の怪しいおじいさんで、このツアーに何度も参加している常連さんだとか。SGさんいわく、「いつもこんな人ばっかりよ、来るの」だって。まー参加費10ドルと安いし、こういう貧しいお年寄りには運動にもなるし、社交の機会にもなるから、いいんじゃないでしょうか。

普段全然足を踏み入れたことがないので、新鮮な驚きでした。ダウンタウンには、1920年以前に建てられた、すごい装飾に凝ったばかでかい建物がたくさん残っていました。良く、ヨーロッパとかで見かけるような。もったいない。みんな手入れする人もなく放置されています。キャディラック・ホテルと呼ばれる、当時は最高級と言われたホテルなんて、内装に使われた高級なランプとかドアノブとかみんな盗まれて、ボロボロになっている。みんなそんな感じです。今でも営業しているホテルなどは中も見せてもらったけど、人がいるのになんかかび臭いし汚いし、もう少しきれいにできないもんかなー。でもスペインやフランスに行った時に泊まった古いホテルもかび臭かったから、あれはどうにもならないのかもしれませんが。

左は絵が描いてある天井, 中央は装飾を施された窓。右は、アーチ型の天井に模様がつけてあるもの。


ダウンタウンの建物は、ほとんどが放置されている
そんな感じで、うらぶれたを通り越して半ゴーストタウンと化しているダウンタウンなんですけど、実は2006年のスーパーボウルがデトロイトで行われるもんで、今一生懸命きれいにしているところなの。だから、えらく近代的になっちゃってるところがぽつんとあって、ボロボロのところがばらばらっとあって、なんだか中途半端な感じ。歩道なんかキレーに舗装され、洒落た外套なんかあるにもかかわらず、誰も歩いていない!私たちが歩いているのがワル目立ちするくらい、人がいません。


誰も歩いてないんですが?!
たまーに誰かに会っても、ほとんどが黒人の、いかにもぶらぶらしているという、近寄ってこられると緊張してしまうような人達ばかり。別に悪い人じゃないんだろうけど、中には小銭をせがんでくる人もいるので、やっぱ警戒してしまいます。 ちょっとした街中の公園とか、銅像が飾ってあったりしてかわいらしいんだけど、「ぶらぶら」っぽい人たちがたむろしていて、ここではさすがにツアー参加者の男の人たちが、私がのほほんと写真撮っていたら心配していました。写真といえば、私のデジカメを観て、放置されたビルの前にたむろしていたおじさん、おばさんが(若い人じゃないんですよ)「あんなカメラが欲しいわね~」なんて言ってて「ヤバイ・・・」なんて思っちゃいました。杖をついてるおじさんや、ちょっと具合悪そうな人もたむろってる人たちの中にはいっぱいいて、こういう人たちって、北朝鮮では、どっかに連れて行かれちゃう人たちなんだなーとか思いながら歩いていました。


再構築中の Milner Hotel(左)と味のあるバーTown Pump Tavern
でも時折、心ある、というか野心のある?人たちが買い取ったビルをきちんとメンテして、なかなか味のあるバーなんかにしているところもありました。写真にある Milner Hotel というところはやはり古いながらもステキな建物なんですけど、スーパーボウルが行われるFord Field から歩いて5分くらいのところにあるので、今からせっせと手入れをし、昔あった吹き抜け天井を再構築するそうです。スーパーボウルの需要でデトロイトのダウンタウンが復活してくれればいいけどねえ。

デトロイトが舞台の映画
■ドンパチやってます『フォー・ブラザーズ』
■ラップ・ミュージックに理解が深まる『8マイル』

いろんな人がライブをしたりとか
デトロイト関連のDVD



海外生活 | コメント(0) | 【2005/12/17 23:14】
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ラップ・ミュージックが嫌いな人にこそ観て欲しい-『8マイル』
8 Mile

「なんでエミネムは同性愛者を攻撃するのかしらねぇ」

大学のとき社会学のクラスを取らされまして、そこでレズビアンのおばさんたちを招いてディスカッションをしたことがあるのですが、なぜかエミネムの話題になり、ビアンのおばさんの1人が冒頭のセリフを。私はエミネム方面は全く興味がないし知らなくてなんとも言えませんでしたが、確かにエミネムはブリトニー・スピアーズとかマイケル・ジャクソンとかをこっぴどく風刺した曲だかビデオ・クリップだか作ってましたよね?多分それと同じ感じで、同性愛者のことを批判した曲でも書いたのでしょう。

8mileCover.jpg
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2002
Directed by: Curtis Hanson
Writing credits: Scott Silver
Cast:
Eminem, Kim Basinger, Mekhi Phifer, Brittany Murphy, Omar Banson Miller, De'Angelo Wilson
個人的には「アート」と言うものは作った人の個性を表すものじゃないかと思います。意地悪な曲を書く人は意地悪な人なので、「なんでエミネムは同性愛者を攻撃するのか」という質問に答えるならば、それはエミネムが人をおちょくったり批判したりすることで自分を表現できるからじゃないかと。

映画冒頭の「ラップでドン!」ならぬ「ラップでバトル!」のシーンを見ると、エミネムの後の自己表現が培われたバック・グランドが見えるようです。ラップでバトル!は、ラッパーが1対1で45秒間ずつ即興でラップをするのですが、内容は相手をこき下ろすことなんですよ。辛らつなことを言って相手を攻撃するとオーディエンスが「おお~!!」とかっつって盛り上がる。冒頭のシーンではエミネム演ずるラビットは緊張しちゃって結局一言も返せずに終ってしまうのですが、最後のバトルでは相手をこき下ろす、こき下ろす。相手は一言も言い返せず、ラビットは「ラップでバトル!」で優勝します。

あんだけ言いたいこと言って、たくさんの人に「イエ~イ!」って同意してもらったら「あーすっきりした」っていい気分になれるでしょうねえ。私も上司の悪口でも言いに「ラップでバトル!」に参加したい。「5時五分前に/用を言いつけるな/何回もメイルで催促しているのに/なんで一日前にならないと資料を作らない/学生の時も一夜漬けばっかりだったろう?!/あんたのせいで今日も残業/うちに帰ると散歩し損ねた犬が怒っている」とか・・・。

さっき「意地悪な人は意地悪な曲を書く」と言わせていただきましたが、意地悪って言うより、「怒り」なんだろうね、こういう攻撃的なことを言うのは。私も上司に頭来たとか、仕事のストレスとか、「抜け出せない」から余計にはけ口が必要。ラビットにとっては、ラップははけ口だったんでしょうね。みんな貧しくて、親の所から出られない。ラビットもラビットの友達もみんな親のすねかじりなんですが、親もかじられるほど裕福なわけではなく、まともな仕事がないので独立できないんですよ。そういうフラストレーションや、このまま年を取ってしまんじゃないか、8マイル以南から一生出れないんじゃないかという不安。


8マイルってのがデトロイト近郊の貧しい地域と豊かな地域を分けている道路だって言うのは、この映画でかなり浸透したようですが、本当にその通りなんです。ちなみに私は8マイルに住んでいますが、デトロイトから相当西なので、とてもいい環境のところです。実際、デトロイトのど真ん中に住んでいる人は大変だろうなと、お察しします。ここは自動車産業の街なので、バスや電車などの交通機関は整備されない。デトロイト市内にはバスが走っていますが、東京みたいに5分毎にきっちり来て、バスを乗り継ぐだけでどこへでも行けちゃうというような便利なものではない。豊かな地域にはバスなんか走ってないので、車がない限り貧しい地域でしか働けない。だからお金がなくて車が買えない。なんとか車が買えても、盗まれる。それに自動車保険が高すぎる。アメリカの自動車保険は、住んでいる地域が危険なところで車が盗まれる可能性が高いと保険料がすごい高い。デトロイトに住んでいる人は、郊外に住んでいる友達や家族の住所を借りて保険に入っているほどです。


貧乏人は貧乏のままって言う、悪い図式になっている。でもそういった中から生まれて来たんだな、ラップって音楽は、と痛感させられた。私、ラップって、メロディがないから好きじゃなかったんですけど、この映画を見て、ラップって「詩」なのねっ!、「ポエム」なのねっ!と思った。「詩」の朗読なんだよ。ラビットの仕事場の工場の薄汚いランチの売店の前で女の人がブツブツとラップを始める。どうやら自分の生活に文句を言っている模様。すると違う人がそれに対して即興でラップをする。そしてラビットも参加して・・・。それを回りにいる人が聞いて反応する。同じようなことが道端でも起こる、友達と車を修理しているときにも起こる。楽器もいらない、ステージもいらない、手軽に始められて、みんなが楽しめる。でも、「詩」の内容は、自分や人生や生活を反映していて、韻も踏んで、言葉遊びも上手くないといけない。これってすっごく高尚な遊びじゃないですか?

ラップは内容が人殺しただの、モノ盗んだだの、人の悪口、貧しい生活の描写、などなどのために下層の「教育を受けていない」人の音楽、イコール「アタマ悪い」みたいに見られる事が多いけど、ホントはすごいIntellectual(知的な)音楽なんだと思った。この映画を観てみようと思ったのはデトロイトが舞台だからというだけだったんだけど、意外にもラップ・ミュージックに対する理解が深まった。エミネムも、なんかエゴが強くていけ好かないヤツだな、と思ってたけど、こういうある意味自伝的にもなりうる映画の中で、「オレがオレが」というのを抑えてラップという音楽の良さや背景をきちっと伝えることができたって言うのは評価したいですね。なんだかんだ言って佳作だよね、この映画

関連記事
■こちらもデトロイトが舞台の『フォー・ブラザーズ』
■「ホワイト・トラッシュ」とはなんであるか?が良く描かれている『ミリオンダラー・ベイビー』
■デトロイトのダウンタウンって、こんな感じです。

Key Words
映画 8マイル エミネム

オススメですっ! | コメント(5) | 【2005/12/17 20:36】
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コーギの初恋・・・【チュチュの私生活】
Tecchan's First Love


「ねえ、僕のうちに遊びに来ない?」「でも私、箱入り娘だから・・・」


なんつー会話があったのか知りませんが、左がチュチュ家のプリンス、てっちゃん、右がAさん宅のプリンセス、ももちゃん。昨日、ドッグ・パークなるものに連れて行ってもらい、いろんなワンちゃんたちと交流してきました。でもやっぱ、自分の種類はわかるのか、ももちゃんを見つけた途端にすぐ仲良く遊び始めたてっちゃん。奇遇にも同じ七ヶ月とあって、親密さはますばかり。むむむ、タマ取ってしまって、早まったか・・・。


かわいい♪コーギー | コメント(8) | 【2005/12/11 22:34】
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【映画戯言】チュチュとジェイクくんに未来はあるのか?!
ブログ仲間でホモ映画同好会(勝手に同好会作るな~!)として星村さんと3人で盛り上がっている、めりのさんからご紹介いただきました受け攻め度チェック!「バカだねぇ~全く」とか言いながら、しっかりやってしまったチュチュは,

無邪気攻
と出ました!!

【性格】
人を楽しませることにかけては天賦の才能を持っている人です。その場を盛り上げるために身を削る覚悟を持っています。お人好しなところもあるので恋愛面では友人に先を譲ってしまうなど不器用な恋愛をするタイプ。普段はおちゃらけた顔をしているのですが、一人になった時には物事を難しく考えてしまいがちな部分もあります。

お人よしに恋愛面をゆずる、と言うことは絶対にあり得ないでしょう!食うと決めたら食う!チュチュは意思が強いのです!

【夜の性格】
経験は少ないが耳年増なのでAVの真似事などを強要するところがあります。盛ったら場所を考えずに快楽を求めるので、ある意味、邪気たっぷりの人間。爽やかな笑顔と甘えた口調で相手の心を捉え、一度嵌めたら絶対に逃がしません。

ほらね?「一度嵌めたら絶対に逃がしません。」と言っているではないですか!しかし「耳年増」とはなんだよ!(ただの年増?ほっとけ!)

【相性】
誘い受・受寄リバ
● チュチュ姫さんの開運温泉は、登別温泉です(入浴剤も可)。

入浴剤は試してみましょう。寒いミシガンでは入浴は楽しみの一つ!

さて、年甲斐もなく最近気になるジェイク・ジレンハールIMDb で仕入れたところでは、「ギレンハール」ではないそうです)くんとの相性はどうかと占ってみました!(バカだねぇ)。

ジェイクくんは、

攻寄りのリバ


【性格】
奥ゆかしく見える才人です。
恋愛パターンは見た目同様、古風。ドライな恋愛は不向きです。勘の鋭さから出会った瞬間に恋に落ちてしまうことも多いですが思いやりの心を持って接するので抜群の成功率を誇ります。仕事となると物事の飲み込みが良く、天性の勘も冴えるので何でも器用にこなせるマルチな才能を発揮します。常に自分を見失わないよう、冷静で客観的に自分を見られるようになれれば怖いものなしです。

マルチな才能と言うことで、役者としては成功するかもね。若いのに結構地に足が着いている人のようですし。

【夜の性格】
攻も受もできる器用な人です。
ただ先陣特攻タイプなので攻めに回ることのほうが多いです。
受けもできますが自分から腰を振るなど相手よりも優位に立とうするところがあります。
人並みの性欲なのでそうそう盛ったりはしませんが、一発で満足できるタイプでもありません。

これを知った上で『ブロークバック・マウンテン』を観に行くと、かなり面白いことになりそうです!

【相性】
襲い受・受寄リバ(リバ=リバーシブル。攻・受どちらもできるという意味)
● ジェイク・ジレンハールさんの開運温泉は、定山渓温泉です(入浴剤も可)。

ちっ、と言うことは私とは相性良くないのだな。キルティン・ダンストとはいいのかよ。調べる気にはならんが!

っつーことで、ご興味がある方はこちらへどーぞ
http://u-maker.com/24583.html

めりのさん、サンクス!

■ジェイクくんとの出会いの映画『ジャーヘッド』
■『ブロークバック・マウンテンを観る前にちょっと肩慣らし『モーリス』
■安心してご覧になれます-『ブロークバック・マウンテン』ネタばれなし編
■観るなら読むな!『ブロークバック・マウンテン』完全ネタばれ編
小さな楽しみヽ(´▽`)/ | コメント(23) | 【2005/12/08 08:27】
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映画偉人伝 ~その9~ マイケル・ムーア
映画偉人伝 ~その9~ 

Michael Moore

20051207103931.jpg1954年4月23日、ミシガンはフリントで生まれる。ミシガン大学フリント校でジャーナリズムを専攻。趣味は射撃で、競技で優勝するほどの腕前。大学の新聞で編集を受け持ったのがジャーナリストへの第一歩。初めてのフィルム『ロジャー&ミー』のときは資金集めのために家でビンゴ・ゲーム大会を開いたりしなければならなかったが、その後なんとかTVのドキュメンタリーなどを任されるようになり、アメリカの自由な銃器所持のマイナス点を指摘した『ボーリング・フォー・コロンバイン』でオスカーを受賞。さらに『華氏911』でブッシュ大統領をこき下ろし、権力を恐れず自分の意見を公にするガッツは尊敬を集めている。

■レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの"Sleep Now In The Fire"のビデオ撮影中に、ウォール・ストリートで敵対する国などへの海外投資に対するプロテストをして逮捕された。その日早くには、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーがニューヨーク証券取引所に乱入しようとして取引が一時停止した。

■お気に入りの映画は『Smultronstallet』と『タクシー・ドライバー』。

■2002年3月、ムーアの本"Stupid White Men and Other Sorry Excuses for the State of the Nation"がNYタイムスのノン・フィクション部門で1位になったと発表された。この本の第5章、"Idiot Nation"のなかで、ムーアがたった18歳でミシガンはディビドソンの教育委員会役員に選ばれたときの模様が克明に書かれている。

■全米ライフル協会の会員。会長に選ばれたら、協会を取り壊すつもりなんだそうで。

■『ボーリング・フォー・コロンバイン』ではミシガン州立大学の野球帽を誇らしげにかぶっている。

■奥さんと娘と共にNY在住。

■メディアは選挙の年、2004年の『華氏911』と、メル・ギブソンの『パッション・オブ・クライスト』をタカ派、ハト派の代表として争わせようとしたが、本人達はお互いの映画を非常に気に入っていてメディアの挑発には揃って対抗した。

■ムーア曰く:「アメリカ人が嫌いなんじゃないよ。例えば日本人なんか、表現が複雑で控えめじゃない。ああいうのは僕には時々わかりづらいよ。でもアメリカ人はシンプルで明確でしょ。アメリカ人はチャーミングだし、1人1人はいい人なのよ。僕が気に入らないのは国家が政府と経済をコントロールできないことだよ。ほんの一握りの人だけがこの国をコントロールしていること。」

マイケル・ムーア
関連アイテム

さがしたんですが、『The Big One』は日本では出ていない?『Stupid White men』と『Downsize This!』はとても面白かったです。『Stupid...』の方は翻訳も出ていますが、洋書でもかなり読みやすいので、英語を習っている人にはいい教材になると思います!

■不評だったアカデミー賞でのスピーチ:「カナダに住んでいる『ボーリング・フォー・コロンバイン』のプロデューサーに成り代わりましてアカデミー賞にお礼を申し上げたいと思います。ここに、ワタクシと共にドキュメンタリー部門にノミネートされた方々がいらっしゃいます。ノン・フィクション(虚構でないもの)好きとして一致団結し、ワタクシたちが虚構の選挙をし、虚構の大統領を選出するような時代に生きているという事をみなさんに言うためににステージに上がってもらいました。私達は虚構の理由の下に行われる戦争に行かなければならないような時代に生きている。それがダクト・テープの虚構だろうがオレンジ・アラートの虚構であろうが、私達は戦争反対です。恥を知れ、ブッシュ。(観客からブーイングと歓声両方上がる)ローマ法王とディキシー・チックスを敵に回したらお前は終わりだぞ。サンキュー・べり・マッチ!」

■このスピーチをした翌週『ボーリング・フォー・コロンバイン』の観客動員数は110%増員し、ボックス・オフィスは73%上昇した。


■チュチュの感想■
ミシガンが誇る、怒涛のジャーナリスト、マイケル・ムーアです!冒頭の写真では、チュチュの母校イースタン・ミシガン大学のキャップをかぶっています!イエ~イ。この人のドキュメンタリーは、大変政治的で、鋭い意見なのにも関わらず、いつも楽しく観れて、大好きです。私的には、いくら尊い意見を持っている人でも、「語り」が面白くなければ聞いてもらえないと思っています。マイケル・ムーアは、「いい意見」と「語りの上手さ」両方を備え持つ天才な上、権力なんかこわくねー、というところが魅力的!しかも、売れてお金が儲かろうが、オスカーを受賞しようが、ビシッとしたスーツなんか似合わない。いつもバーゲン・セールで買ったみたいなジーンズに野球帽、しかも全然いい男じゃないところがまたいい。全世界の「イケてない」男性諸君、マイケル・ムーアの魅力を研究しよう!

■映画『シッコ』の中で紹介されている、アメリカに国民医療保険を!というサイトはこちら↓

'What can I do?' - SiCKO

アメリカ在住の日本人のみなさん、ぜひ参加してくらさい。

■今後の作品■

マイケル・ムーアの作品
■Fahrenheit 9/11 & 1/2 (2008)
■Captain Mike Across America (2007)
■涙なしには観られません『シッコ』(2007)
■言わずと知れた『華氏911』(2004)
■The Best of R.E.M.: In View 1988-2003 (2003) (V) (video "All the Way to Reno")
■マリリン・マンソン、マット・ストーンのインタビューもいい!『ボーリング・フォー・コロンバイン』(2002)
■"The Awful Truth" (1999) TV Series
■And Justice for All (1998) (TV)
■TV Nation 2 (1997) (V)
■TV Nation (1997) (V)
■コーポレート・アメリカに宣戦布告『ザ・ビッグ・ワン』(1997)
■Canadian Bacon (1995)
■"TV Nation" (1994) TV Series (1994-1995)
■Pets or Meat: The Return to Flint (1992) (TV)
■Two Mikes Don't Make a Wright (1992) (segment "Pets or Meat: The Return to Flint")
■ビンゴ大会で資金作ったにしちゃ驚くべきいい出来です!『ロジャー&ミー』(1989)

こちらもよろしく
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。

Key Words
マイケル・ムーア ドキュメンタリー 映画監督
★おすすめ映画★ | コメント(1) | 【2005/12/07 07:44】
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私は好きだよ、マイケル・ムーア!『ロジャー&ミー』
Roger & Me

ワタクシ、ミシガンに住んで10年くらいになりますが、フリントがGM(ジェネラル・モータース)のホームタウンだったなんて知りませんでした。うへぇ、馬鹿なのがバレてしまうぅぅぅ~。しかも、自動車産業で働いているというのに!

マイケル・ムーアの関連アイテム

この映画は、うちの営業部長のデニス・ホッパーに似ているFさんと、朝、会社のキッチンで、GMがついに破産宣告したというウワサを小耳に挟んだのでその噂話をしていたら、Fさんが『ロジャー&ミー』は、昔フリントのGM工場が閉鎖になった時のドキュメンタリーなんだよと教えてくれました。

この映画は公開が1989年で、映画の中で3年かかって撮ったと言っているので、フリントでのGM工場の閉鎖は1986年ごろと思われます。ミシガンは、道路や町の名前に「ポンティアック・トレイル」だの、「フォード・ロード」だの車関係の名前が使われているくらい、自動車産業に密接したところで、家族全員フォードに勤めているとか、そういうのもめずらしくない。この映画を撮ったマイケル・ムーアもフリント出身で、自分以外は家族全員GMに勤めていたそうです。

映画のメインのプロットは、マイケル・ムーアが、フリントの工場閉鎖をし35,000人をリストラした当時GMのCEO、ロジャー・スミスさんをなんとかフリントに連れてきて、フリントの酷い状況を見てどう思うか聞いてみたい、というものなのですが、もちろん、何だかんだとかわされて、本望は遂げられませんが、オーディエンスにフリントがどういう状況だったかというのはありありと伝わってきます。

今回気がついたのは、マイケル・ムーアってインタヴューが上手いかもってこと。失業者が多くて意気消沈しがちなフリントを盛り上げようと、パレードをするのですが、それに招かれてきた、ミス・ミシガン。彼女にマイケル・ムーアは「GMの今回のリストラをどう思いますか」と聞くんだけど、「私、後3日でミス・アメリカに出るの・・・。だからあまりはっきり意見を述べたくない・・・」と煮え切らないので、「今日は天気が良くて、パレード日和だね!」なんて突然話題を変えてしゃべらせる。あとでDVDのスペシャル・フィーチャーを見たら「彼女があいまいな答えしかしないので、それなら彼女がしゃべりたいことをしゃべらせてやろうと話題を変えたんだ」と自ら言っていました。

GMがかつて物凄い利益を上げていたころ、昔の大スターがGMのスポークス・マンをやっていたのですが、今回、フリントを盛り上げるためにそういうスター達がやってきて、その人たちにもインタヴューをするのですが、みんな口を揃えて「リストラにあったのは可哀相だと思うけど、グダグダ言ってないで明日を信じてがんばって行けば大丈夫」と全く予想通りのアメリカ的ポジティブな回答ばかり。まあその通りなんですけど、家賃が払えなくてクリスマスの日に家を追い出される家族なんかを見ていると、他人事だからそんなこと言えるんじゃないのという気になってきます。

冒頭で述べたとおり、現在のGMは破産のうわさが出るほど経済的に切迫しています。つい最近も、破産の変わりに大きなリストラをしたばかりで、20年前と同じことを繰り返している。映画の中でGMのスポークス・マンみたいな人が、企業というものは利益の追求が目的なんであって、故郷の人たちの生活を守るなんてことは二の次だ、と言い放ちます。確かに、それがビジネスと言うものなんだろうなと思いますけど、私はそれってドライ過ぎて、人間相手では通用しないんじゃないかなあと思います。カット&ドライに大掛かりなリストラをする企業に勤めたいと思う人なんていないじゃない?そういうことを繰り返していると、優秀な人材はどんどん他の会社に行ってしまい、最終的には会社にとっても良くないと、ま、GMが証明してくれたのかも。

私はマイケル・ムーアの意見に全て賛成って訳じゃないけど、「なんかおかしい」と思ったらとことん突き詰めていく姿勢が好きです。この人の作品にはバイタリティがある。本人によれば、この映画を撮っているとき自分も失業中でフィルムを買うお金もなくて、いろんな人が「まあ、映画が成功したら払ってくれればいいよ」なんて言ってくれたということに非常に感謝しているとのこと。失業中でお金もなくて、しかもミシガンのフリントの映画なんて作って金になるかもわからないのに、自分にとって大事なことだから映画にしたかったと。これからもこの調子でドキュメンタリーを作って、ワタクシのようなふとどき者を教育してください。

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映画感想 | コメント(2) | 【2005/12/05 05:45】
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いよ~、エル・マリアッチ!-『レジェンド・オブ・メキシコ』
Once Upon a Time in Mexico

なんと言っても、この映画の見どころは、

エル・マリアッチ~!

いよっ!


アントニオ・バンデラス扮する、謎の殺し屋ギタリスト、エル・マリアッチは、愛する妻子が殺された後、ギター作りが主産業のメキシコの小さな村にひっそりと隠れ住んでいるが、堕落したCIAエージェント、ジョニー・デップに目をつけられ、殺し屋家業に逆戻りさせられるが・・・・・。

CAST & CREDITS
Produced: 2003
Directed by: Robert Rodriguez
Writing credits: Robert Rodriguez
Cast: Antonio Banderas, Salma Hayak, Johnny Depp, Mickey Rourke, Eva Mendes, Enrique Iglesias, Willem Dafoe
タレこみ屋みたいな人からエル・マリアッチの伝説を聞くジョニー・デップが想像する「殺し屋ギタリスト」がメタル速弾きギタリストで、ギターのネックから、ばばばばばばっとマシンガンの弾が炸裂、ぎゅるるるぎゅるるると速弾きしながら並み居る敵を撃ち殺す!思わず「かっちょえ~」とうなってしまったが、本当のエル・マリアッチは、スパニッシュ・ギターの名手で、ギターの形をしたマシンガンなんか使わないのです。ただ、アメリカ人がギター弾きの殺し屋と聞くとメタル・ギタリストを思い浮かべてしまうというのが可笑しい。

ジョニー・デップは、非常にいやらし~いCIAをコミカルに演じています。いやらしいといっても、エッチという意味ではない。いけ好かない、というの?でもおかしいの、上はスーツ着て、下はパンツ一丁でうろうろしてたりとか、この人、結構いい役者なのね。味があるよ、味が。

私が男だったら・・・
onceuponMXSalma662390.jpg
い、いぢめてくださいっ!
エル・マリアッチの友人の殺し屋ギタリスト役で、エンリケ・イグレシアス(もちろん、フリオの息子)が出てるのにも笑いました。彼は生計を立てるためにバーで演奏しているのだが、「マリアッチ・ハッピーアワー」ってのがあって、その時間には20ドルでマリアッチがキスしてくれるという、「逆お触りバー」のようなところで、若いねーちゃんが目の色変えて、エンリケの懐に札をねじ込んだりして・・・・。

そのほかにも、ドラッグを商売にしているギャングの親玉にウィレム・デフォー、その子分にミッキー・ロークと、かつての(失礼!)名(迷?)優がいっぱい。ミッキー・ロークなんて、クレジットで名前を見るまで分らなかった。エライ老けて・・・。タダの強面のおじさんになってしまった(しかもすごい大男)。あの人、酒飲みだったんじゃない?声が異常にしわがれていた。

女優陣もエエで~。エル・マリアッチの女房役の Salma Hayek と、女CIA捜査官、実は悪玉親分の娘、Eva Mendes(エアロスミスのビデオに出ていたとあるが、どれだかわからん )。なーんかさー、こっち系のおねーさんたちって、キレーよねー。南アメリカの方では、バーで「ヒューヒュー」と言われない女はダメなんだそうです。そのくらい、セックス・アピールに重きを置いている民族性が、ああいうムンムンねーちゃんを生むのでしょうか。うらやまし・・・・・。

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アントニオ・バンデラス関連アイテム

私が知っているのはこれくらいしかないなあ。シュレック2でのPuss in the boots の声は最高でした。インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの時はおしろい塗りすぎで冴えなかったな~。


洋画 | コメント(6) | 【2005/12/04 01:36】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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