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魂入ってねえぞ、『パール・ハーバー』!!
Pearl Harber

ラスト・サムライ」でも書いたように、私は映画を観て良く泣くのですよ。別れのシーンや、戦争モンとかで死を覚悟で戦わなければならないシーンなどは特にキャラクターに感情移入してしまい、何日も心がどーんと重くなってしまいます・・・。しかし昨日「パール・ハーバー」見終えたばっかりなのに、今朝は気分爽快、ご飯もお代わりしてしまったじゃないかっ。

ロマン超大作に仕上げたつもりなんだろうけど、この安っぽさはなんだ?最初から最後まで感動したところがひとつもない。

ベン・アフレックがこの映画でものすごい酷評されているけど、若い役者がルックスだけで選ばれている映画なんていっぱいあるし、そういう映画でも、脇を固める年配の役者さんがいい味出してるとかあるじゃない。この映画も、名優ってほどでもないけど結構キャリアのある役者が出ているんだけど、なぜか心に残るキャラクターがいない。

真珠湾攻撃のシーンもえらい金かけてリアルに撮ってあるんだけど、全然リアリティがないの。なんというか、すごく良く出来ているビデオ・ゲームを見ているような。戦艦アリゾナが撃沈されたとき、中にいた人たちが脱出できなくて、水がどんどんたまってきちゃう。それをなんとか助けようと船体に穴開けようとするんだけど、わずか手が出るくらいしか開けられない。で、そっから何本か手が出てきて、それを主人公のベン・アフレックやジョシュ・ハートネットが握ると、握り返してくるんだけど、結局おぼれて死んでしまい、手ががっくりと・・・。フツー、こういうの観て、胸が詰まるじゃないですか。でもなんか「まー、大変だけどさ・・・」って感じ?

ph.jpg
勝手にしてください
それというのも、登場人物になんの思い入れもないので、殺されてかわいそうなんて思わないんだよ。

普通、映画のストーリーの一部として、それぞれのキャラクターの人物描写のエピソードがあるでしょう?そういうのが「なんじゃこりゃ」っていうか、役者の演技もまずいんだけど、セリフも馬鹿っぽいし、安っぽいんだよね。足が悪いルーズベルトが、勝てるわけがないと言って戦争に行きたがらない将校達に「不可能なんてものはないんだ」と説得するために車椅子から立ち上がるシーンとか、なんかこっぱずかしいからやめてくれー!って感じになっちゃう。

もう、こうなってくると、これは役者のせいじゃないよ。あまりにも酷すぎるので、いろいろ考えてみたけど、これってセールスだけのために作ったんじゃないかなあという結論に達しました。

こういう映画が迫力あるときって必ず、

「この時代を描き出してやろう」

という意気込みが感じられるじゃないですか。ラスト・サムライにしても、いろいろ歴史学者とかから見たら、間違ってるところもあるんだろうけど、サムライとかこの時代とか、そういうのの「好き」が昂じて作っちゃったとか、作品に対する愛情が必ず感じられるじゃない。

パール・ハーバーには、そういう魂が入ってない!だからキャラクターも薄っぺらいし、せっかく金かけて撮ってあっても全然訴えてこない。

でも良かったよ、オーディエンスがみんな馬鹿じゃないってことがわかって。 IMDb で見てみたら、一般投稿のリヴューがみんな酷評ばっかり。で、絶賛してるものよりこき下ろしているものの方が面白いから、結構笑えるのがいっぱいあった。

あーもう公式ウェッブサイトなんてわざわざリンクさせんのめんどくさいから、興味があったら自分で調べて。写真載せるのも面倒だよ。

■あれ?出てたの知らなかった!トム・サイズモアの映画偉人伝
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今日のレンタルDVD/ビデオ | コメント(0) | 【2005/09/24 22:57】
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『ラスト・サムライ』は『ブレイヴハート』を超えたか?!
The Last Samurai


私は映画を観て良く泣くんですけど、こんなにたびたび泣かされた映画もあんまないです。

まずはあらすじを・・・・・

20060508102921.jpg
DVD on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2003
Directed by: Edward Zwick
Writing credits: John Logan
Cast:
Katsumoto: Ken Watanabe
Nathan Algren: Tom Cruise
Omura: Masato Harada
Nobutada: Shin Koyamada
Ujio: Hiroyuki Sanada
Taka: Koyuki
Higen: Sosuke Ikematsu
Magojiro: Aoi Minato
オルグレン(トム・クルーズ)は、日本の軍隊に西洋式戦闘を仕込むためにアメリカからはるばるやってくる。日本は近代化へ邁進している真っ最中で、古臭いサムライ共を一掃してしまいたいのであった。反逆しているサムライたちは、国が近代化の一環として建設している鉄道などを襲い、この気に乗じて金儲けを企んでいる、おぼっちゃまくん顔の大村などの近代化推進派をやきもきさせる。オルグレンがまだ戦闘できる状態ではないと言っているにもかかわらず、欲の皮の突っ張った推進派は、軍隊をサムライ討伐に向かわせる。オルグレンの言葉どおり軍隊はへなちょこで、飛び道具を一切持たない勝元渡辺謙)の一団にあっさりやられ、隊長はハラキリ、オルグレンは捕虜にされる。オルグレンは、捕獲される際に戦って、勝元の義理の弟を殺してしまうが、その未亡人である、たかに世話されることになってしまう。最初はかなり疎外されるが、時間が経つにつれて、たかの子供たちとも仲良しになり、サムライたちにも受け入れられていくが・・・・・。

チュチュ泣きのシーン

①オルグレンとひげんの絡みのシーン

たかの息子・ひげんが、オルグレンと仲良くなり、とうとう勝元の軍が国に戦争し掛けると決めたとき、オルグレンに「行っちゃやだ」(「死なないで」、だったかも)と言って泣くんですよ。武士の子だから普段はそんな感情みせないから、もうかわいそうでかわいそうで。私ってば、映画館で、人知れず涙を流すってんじゃなくて、おいおい声を出して泣いてしまいました。好きな人に死んで欲しくないという、ひげんの切実な思いがチュチュの心の琴線に触れたのか、声を押し殺していると「ぐふっ、ぐふっ」ってなっちゃって、「わーんわーん」って泣かないと、苦しくってしょうがなかったもんで。周りにいる人が「誰が泣いてるんだ」ってキョロキョロ見回してましたからね。日本人のワタクシが泣いているのを見て、故郷を思い出しているとか思ったかもしれません。

②オルグレンがたかに、たかのだんなさんを殺してしまったことを謝るシーン

「ごめ、ごめん、なさい」ってちょっとオルグレンさんの日本語つたないんですけど、そこがまた真実味がある。それをきいてみるみる涙があふれてくるたか。(もう画面が霞んで見えませんっ)

「あの人は、サムライとして本懐を遂げました・・・。

あなたも・・・あなたのすべきことをしただけです。

・・・・お気持ちだけは・・・・



なんて、なんて、私には言えないだろうなあ!立派だ!立派である!私だったら、ここぞとばかりに罵詈雑言タレまくるだろう。

勝元が元老院に復活するシーン

その頃にはサムライいじめとも言える「廃刀令」が出されているにもかかわらず、腰に刀で出席する勝元(これがこの人の「正装」だからねえ)。小憎らしい太っちょの大村に刀を捨てていただきたいと言われ、直接明治天皇に向かって、

「恐れながら、御上のご意思であれば・・・・。」

 と迫るのであるが、勇気のない天皇は目を逸らして黙ってしまう。この刀で民を守り、天皇のために戦ってきたのに、本当に天皇のことを思っているのは勝元なのに!天皇も、それをわかっていながら立ち上がらないっ!無念、無念だ、かつもとぉ~!!とワタクシは涙が止まりませんでした。

④勝元の息子・信忠が、町で憲兵たちに絡まれるシーン

髷を切って、刀を捨てろと言われ、絡まれる信忠(ほとんど不良のいちゃもん)。オルグレンが助けにはいるが、憲兵の一人がオルグレンを殴る。思わず刀を抜こうとする信忠。オルグレンに「止めろ、止めろ・・・・」と言われて、刀を納める。憲兵にひざまずかされ、髷をきられ、「やめろぉ~!」と号泣する信忠。くやしかろう、くやしかろう。チュチュも一緒に泣いておるぞ。

⑤その信忠が、元老院側の手に落ちた勝元を助けに行くシーンで死んじゃうところ

鉄砲に撃たれて、なんとか助け出すのだが、もうダメそう。このときの渡辺謙の演技がタダゴトでないっ。息子はかわいいが、行かねばならぬ。なんかその、表現力といいますか、見ているものの胸が詰まります。信忠も、自分はもうダメだとわかっていて、みんなを逃がすために力を振り絞って戦い、蜂の巣にされて壮絶な最期を遂げる・・・・。信忠は、普段はひょうきんな、どこにでもいる十代の男の子って感じのシーンが織り込まれていたので、こんな風に死んじゃうのはショック・・・・。

⑥日本軍土下座シーン

オルグレンが日本国軍とサムライ討伐に行ってまんまと勝元の軍にやられてしまったとき、指揮を執っていた(と思われる)日本人が、オルグレンがサムライに囲まれてかなりヤバイのをわかっていながら、怖くて逃げてしまいます。この人が、最後の戦いのとき、マシンガンに勇敢に立ち向かってボコボコになりながらも戦う意思をみせたサムライたちの死に様を見て、泣き始めちゃうんです。そして、自分の上官に逆らってまで「撃つのを止めろー!」と命令します。そのあと、立ち上がることもできないのにオルグレンの力を借りて自決した勝元に、帽子を取って土下座するんです。そうすると、他の日本国軍の兵士たちも、みんな土下座しちゃうんです・・・・私はこの、生死を超越した何かにすごく素直に胸を打たれてしまいました。

⑦明治天皇の演説

勝元亡き後、オルグレンが勝元の刀を明治天皇の所に持ってきて、勝元が天皇に差し上げて欲しいと言ったと伝える。横でおぼっちゃまくん大村が、天皇がオルグレンの話を聞かないようにちゃちゃをいれるが、それには耳を貸さず、演説をしてしまいます。

"I have dreamed of unified Japan, of a country strong, independent and modern.  And now we have railroads, canon and western clothing.  But we cannot forget who we are or where we come from....."

「私はいつも、統一された日本を夢みていました。強い、独立した、近代的な国を・・・・・。そして今、日本は鉄道も、大砲も、洋服もあります。でも・・・・私たちは自分たちの本当の姿を、そして私たちのご先祖のことを、忘れてはいけないのです・・・。」


この言葉はぐっときました・・・・・。この言葉は、今の日本人も、思い出さなきゃいけないんじゃないんでしょうか・・・・これをハリウッドに言われてしまったとは、と思ったけど、これを言わせることができた製作側は、私たち以上に日本という国とその文化を、敬っているんじゃないかと思いました。サムライたちが超かっこよく見えるのも、映画を撮っている人たちが、かっこいいと信じて撮っているからかっこよくみえるんだと思うし、くさいセリフも、真剣に語られているから、笑い飛ばすことができないのです。


それになんといっても、


日本の俳優陣の


気合


が違うじゃあありませんか!

20050920080936.jpgやはり、外国の人に見られるから、きちんとした日本を見せよう!とがんばったのでしょうか。渡辺謙さんはみんな知っているとおり、ばっちり気合入ってますが、私的には、勝元の右腕、氏尾を演じる、

真田広之が印象的でしたよ。私はこの人の映画なんて、「リング」くらいしか観たことないんで、真田さんて、色男というかすけこまし というイメージしか持ってなかったけど、この映画では、無骨な、がっちんがっちんの武士~~~!!!って感じで、かっこいいではないですか。至近距離から銃で腹撃たれてんのに、周りの人が助け起こそうとすると、 「離っしゃぁ!」って自分で立ち上がり、「ぺっ!!」と血を吐き出したりしてさ。この人が出てくるたびに、


「さなだぁ~、かっこいいじゃねぇかぁ~~!」

と叫んでしまいましたよ。

それと、信忠役の小山田シン


20050920080953.jpg
新鮮だったなー、この子。

「日本のオーランド・ブルーム」

と呼ばせていただきましょう。弓矢の名手というところが、LOTRのレゴラスを彷彿とさせるわん。

さらに、脇役の武士の皆様が、なんと言っても光ってるぅ。オルグレンに

「ボブ」と呼ばれる寡黙な老サムライ

20050920080840.jpg

↑この後ろにいる人ね

五分刈の強面のサムライ

を始めとして、みんないい味出してます。こういう人たちって、なんとなく見たことあるからさすがよね。公式ウエッブサイトに行って略歴を読むと、「へぇ~」と思ってしまいます。

たかの長男、ひげん役の子も、すごい演技派で驚いた。わたしを号泣させたシーンもさることながら、忍者軍団に襲われたとき、オルグレンを助けようと亡き父の刀で向かっていくのだけど、かなうはずもなく、寸でのところで助けられるんだけど、そのときの恐怖におののいた顔!良くあんな顔できるなー。それに引き換え、弟、孫次郎役の子は、「演技じゃねーだろお前」というくらい無邪気にそこにいて、とぉっても可愛くって、ひねりつぶしたくなります。

たか役の小雪さんは、楚々とした日本女性の感じがでていて、なかなか良かった。いつも眉間にしわがよっているところが、自分を抑えて生きていたサムライの家の女って感じで。セリフが少ないのにかなり助けられてるかな?しゃべるとイマイチなんですが。

信忠が憲兵に絡まれるシーンで、「そんな格好をしているから、異人に馬鹿にされるのだっ!」と吼える、

ちょっと太目の憲兵さん

も、いい味だしてたなあ。とにかく、こんな端役の人でも印象的なんですよ。

まー細かいこと言えば、勝元の英語が上手すぎてうそ臭い!あの時代だったら、しゃべれても発音悪いくらいの方が信憑性あるのでは。まあ発音はまだしも、身のこなしというかしゃべり方?こっちに何年もいる日本人駐在員だってあんなさらりとしゃべんないよ。あとさ、最後に「ha!?」ってつけるのがアメリカナイズされすぎてるよーな気がするが、ああいう人が当時絶対いなかったとは言い切れませんからね。明治天皇の英語の方がぎこちなくて真実味ありました。

バトル・シーンも緊張感あって良かったな。

一番最初の日本軍対サムライのバトルは、明け方の霧の中から鎧に身を固めたサムライがぼわっと現れるところが不気味でかっちょいかったですが、一番かっこいいのは、村のお祭りのときに、忍者軍団に奇襲されたときの殺陣。ボブも、真田も、五分刈も、みんな見せ場がある!(たかも一人殺したし)。敵を一人残らず倒したとわかって、みんなが「おお~~~!!」とかちどきをあげるところは、鳥肌立っちゃいます。


最期のバトルは、『ブレイヴハート』のパクり?とか思ったけど、同じようなバトル形式なんで、まあ、ああいう風にしか見せられないんでしょうね。でも最後に、マシンガンが「新兵器」として出てくるんですけど、マシンガンというと私たちは『ランボー』とかの、引き金を引くとダダダダダダダダって撃ちまくるマッチョ銃、というのを想像してしまいますが、さすがにこの頃はまだ前時代的っていうか、カメラみたいに三脚で固定されていて、兵隊がハンドルをくるくるまわすと「たたたたたたた」なんて情けない音を出すんですよ。でもこれが出てくると、今まで「うおー!」とか「ぐわー!」とか声を上げ、刀がキンっ!ピンっ!なんていって勢い良く戦ってたサムライたちが、蜂の巣にされてあっさり死んでしまう。そのバック・グラウンドには「たたたたたたた」というマヌケな音しかない。なんか、これが「滅び行くサムライ」に替わるものだというのが何を象徴しているのだろうと、ちと考えさせられてしまいました。


『ブレイヴハート』がなかったら、この最後のバトルシーンはなかったかも知れませんが、映画全体のテンションを考えると、『ラストサムライ』は、『ブレイヴハート』を超えたかも!


公式ウエッブサイトのプロダクション・ノートは、かなり読み応えあります。日本語訳がイマイチですが。

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★おすすめ映画★ | コメント(13) | 【2005/09/21 07:43】
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ワガママ娘必見!!-『モンスター』
Monster

monster.jpgGOさんのサイトでも取り上げられていますが、この映画の主人公アイリーンの役をやるために、キレイな女優さんがわざわざデブになって、しかもブスになるメイクまでして挑んだ作品です。確かにあっぱれです。太ってみっともない身体を惜しげもなく晒しています。ただキレイなだけのおバカな女優ではないっ!と世界に言って頂いて結構です。

でもワタクシは、その女優さんの大変身が見たいという、ミーハー根性でこの映画を観たことを後悔しています・・・。視覚的に衝撃的なシーンがあったこともさることながら、主人公の哀れな人生は、すっかりワタクシの気持ちを暗くしてしまい、観た夜は一睡もできませんでした。

小さいころから肉親にレイプされ、虐待され、13歳で家を追い出されて娼婦になったら、誰だって希望を失くしますよね。それでたまたまいい人と出会って、辛い過去を乗り越えて行く人もいるのでしょうが、このアイリーンはどうやらそんな出会いはなかったようです。

(↓主演の女優さん、実はこんなに可愛いんですよっ)
CharlizeTh_Barso.jpg
娼婦といっても最低中の最低、ヒッチ・ハイクを装ってハイウエイで車を止めて、その車に乗り込み、売春を匂わすのです。そして商談が成立したら、森の中とか、人目の付かないところへ・・・・。怖い。そんなんで、良く今まで殺されなかったなと、かえって不思議なくらいです。こんな商売していたら、さらに希望を失くしてしまう。

それにアイリーンは、住むところもない。はっきり言って、乞食のようなものです。着ているものも汚いし、セクシーでもない。お風呂にも入ってない。そういう女の人にお金払ってまでセックスしようという男の心境がわからない。誰か教えてください。

私が「最低中の最低」って書いたのは、アイリーンのしている「売春」は、全く尊厳のない商売、という意味です。売春ったって色々あって、おんなじお金もらってセックスするにしろ、きっちりサービスしてきちんと仕事したという意識があるソープみたいのとか、昔のおいらんみたいに「うわー、きれいだなあ、あんな女を抱いてみたい」と望まれてやるなら、まだプライドというものを完全に捨てないで済みますが、アイリーンが乞食同然でお風呂にも入れなくて、顔もブスだしスタイルも良くないとなると、男の方は彼女に何の尊厳も感じない、ただのはけ口、マスターベーションに毛がはえたようなものでしょう?アイリーンが客に「どういう風にやりたい?バックシートで荒々しく?」なんて聞くシーンがある。きっとやりながら殴ったり、首を絞めたりするのが好きな人とか、そういう危ない人にもたくさん出会ったことでしょう。守ってくれるヒモもいなければ、組織があるわけでもない。売春婦仲間もいない。友達もいない。家族もいない。全くの一人ぼっちで、そんなことをして生きていたら、絶望するのも良くわかります。

ワタクシの悪い癖で、こういう映画を観ると、映画で描かれていないことまであれこれ推測してどんどん主人公に感情移入して行き、よけい深みにはまって2,3日落ち込んでしまいます。だからこういう映画観ないで☆チーム☆アメリカみたいのばっかり観てればいいんだけど・・・。でも時々こういうの観て、落ち込んだ方がいいんです。特にそこの、ワガママなあなた!仕事がつまらん、会社の人サイテー、親はバカだしうるさいし、彼氏は使えないし、お金もないし、忙しくて自由な時間はないし、なんて思ってるそこのあなたですよ!そういう人は、この映画を観るべきです。アイリーンの人生を見たら、いかに自分が恵まれているか、わかるはず。

Key Words
映画 モンスター シャーリーズ・セロン クリスチーナ・リッチ
映画の感想 | コメント(7) | 【2005/09/18 07:35】
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『チーム☆アメリカ』  こ、子供は見ちゃいけませんっ!
☆ TEAM ☆ AMERICA WORLD POLICEシェアブログ111506に投稿

おもちろかった~っ。この映画で笑われていない人はいるのでしょうか?! すごいことをやる割りにあんまり緻密でないテロリストを笑い、世界の警察を気取っているが、かえって他国にメーワクかけているアメリカを笑い(しかもメーワクかけていることをなんとも思ってないことも笑い)、いちいちドラマチックなわりに中身がないアクション大作映画を笑い、平和主義なんだけど、反戦と言われればどんな危険な人物とも手を組んでしまいかねない頭悪いハリウッド・スターたちを笑い、そして北朝鮮のリーダー、キム・ジョンイルを完全に漫画化してしまっています。

チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Trey Parker
Writing credits: Trey Parker, Matt Stone, Pam Brady
Cast: Trey Parker, Matt Stone, Kristin Miller, Masasa, Daran Norris, Phil Hendrie, Maurice LaMarche
んでまたそれを、サンダーバードで見られるあの人形でやってしまっているところがばっちりハマっています。人間のキャストでやったらあんな面白くならなかったでしょう。しかも、金と労力がかかってる!人形のまゆや目が動くので、ものすごい人間的な表情をします。まばたきがあんまり自然なので、最初の15分くらい、どこでまばたきさせているのかばっかり見ていました。あれだけ表情豊かだと、顔の部分だけ差し替えてるんだろうなと思ったら、90体の人形に、頭は95作ったそうです。それだけ?それにしちゃ良くできてるなあ。街を歩いているだけのエキストラの人形もたっくさんいるのに。あまり特徴のない人は、使い回ししてるんでしょうか。

全体的なトーンはおゲレツ、エッチ、不潔。ブラック・ジョークなんて高尚なものでなく「そのままやないかい!」というくらい不快ですので、そういうの面白いと思わない人は、この先読まない方がいいかもしれません。

もー、一番可笑しかったのは、人形にエッチさせちゃうところでした。パロディにしているアクション大作よろしく登場人形たちに恋をさせ、ドラマチックなキスシーン(操り人形だからなかなか唇が触れ合わない)から、場面飛んでベッドの上にスローモーションで折り重なる全裸の2体。膝、肘、足首などの継ぎ目もそのままに、操り糸を絡ませて文字通りの絡みシーンだ!しかもナマナマしいよ~人形がやってるのにっなんて照れながらも笑っていると、長いんだ、このシーンが。ありとあらゆる体位でやらせてしまいます。しかも人形だからエロビデオも真っ青の角度で撮っている。

キャラクター的には、映画作ったご本人たちも自慢の、キム・ジョンイルがもう最高です。サウス・パーク好きな人にはわかると思うけど、声がカートマンなんだよ~絶対に。この人に、完全アジア人アクセントでしゃべらせ、独裁者は孤独という内容の自己憐憫の歌を歌わせ、一度見たら忘れられないキャラクターに育てあげています。

クライマックスで主人公のゲイリーが、世界のリーダー(日本の天皇も含まれています)の前でこれまたアクション大作にありがちのクサイ演説をぶつんだけど、その内容が、ゲイリーが飲んだくれたときに酒場で酔っ払いが叫んでいた内容そのままに、チームアメリカが dick;(やな奴=ち○こ)、平和主義のハリウッド・スターが pussy (腰抜け=おま○こ)、キム・ジョンイルが ass hole (自己中=ケツの穴)というたとえで、

Pussies don't like dicks because pussies get fucked by dicks
おま○こは、ち○こに犯られるから、ち○こを嫌う
But dicks also fuck ass holes
でも、ち○こはケツの穴も犯るんだ
Ass holes who just want to shit on everything
なんにでもクソをたれるケツの穴を
Pussies may think  they can deal with ass holes with thier will
おま○こは、自分もケツの穴を相手にできると思っているようだが
But the only thing that can fuck an ass hole is a dick with some balls
ケツの穴を犯れるのは、タマを持っている勇敢なち○こだけなのだ!
The problem with dicks is that sometimes they fuck too much
確かにち○こにも悪いところはある
Or fuck what it isn't appropriate
たまに犯りすぎるし、犯ってはいけないものを犯ってしまうこともある
And it takes pussies to show him that
それをち○こに教えるためにおま○こが必要なのだ
But sometimes pussies get so full of shit that they became ass hole themselves
でもおま○こもときにくだらないことに走って自分がケツの穴になってしまう
Because pussies are only an inch and a half way from ass holes
おま○こはケツの穴から1インチ半しか離れていないからな
I don't know much in this crazy, crazy world
こんな狂った世界のことは良く知らないが、これだけはわかる
But I do know that if you don't let us fuck this ass hole
もしち○こがケツの穴を犯れない世の中になったら
We are going to have our dicks and our pussies are covered in shit
ち○こも、そしてま○んこも、みんなクソまみれになってしまうぞ!

これだけ見るとなんですが、ち○こが右、おま○こが左で、ケツの穴が独裁者だったら、これ以上の真理はないんじゃないでしょうか。

さらに、映画化された『レント』 というブロードウエイのミュージカルをパロったりしていますが、私はミュージカルを知らないので、良くわからない。それに、アクション大作も、『チーム☆アメリカ』が笑うのと全く同じ理由で観ようと思いませんでした。でも『チーム☆アメリカ』を観て、なんだか興味がわいてきました。

こんな風に、観客をいろいろなものに興味を持たせるというのは、いいエンターテイメントじゃないでしょうかねえ。

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■さらにさらに、この映画で爆破されてしまうマイケル・ムーアの映画偉人伝
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チーム☆アメリカ関連商品

DVDを買わない人も、一番右のサウンド・トラックは Fuck Yeah!

心に残る映画 | コメント(8) | 【2005/09/15 03:52】
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姫も悶絶の可愛さ!『皇帝ペンギン』
MARCH OF THE PENGUINES

プレビューで見たときちょ~~可愛くてひきつけを起こしてしまったチュチュ姫ですが、とうとう観てきましたっ。劇場で、人様の前で、あんまり可愛くってイスから転げ落ちちゃったりしたら恥ずかしーなと思ったんですけど、なんとかオトナらしく振舞うことができました。

皇帝ペンギン プレミアム・エディション
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ペンギンって、姿形がユーモラスなんで、何をしてても可愛いんですが、赤ちゃんはもーグリグリしたくなるほどかわい~。しかし、その赤ちゃんを育てるのは、クソ寒い南極では、大変そう。英語題はMarch of the Penguins となっていますが、どこら辺が march かっていうと、赤ちゃんの安全を考えて内陸にてくてく歩いて行くのですよ。

70マイルって言ったかな。何もない、一面氷のところを、てくてくてくてく。そこでパパ、ママ交代で卵を暖めるんですけど、何ヶ月も餌なしで、ひたすら暖める。水辺に戻らないと餌はないんですよ。だから、パパが暖めてるとき、ママが水辺に帰って餌を食べる。そして、ママが帰って来ないと、パパは餌を食べに行けない。しかも、水辺まで、毎回70マイルも歩いていかなくちゃならない!ひぇぇ~。

よっぽど時間かけて撮ったのか、本当にヤラセじゃないの?!ってくらいかわいいシーンが撮れています。特に、ママたちが水中をのびのびと泳ぎまわるシーンは、どうやって撮ったのだろう?水族館ならわかるけど、南極の海に潜って撮ったの?死なないか?! すごく良く撮れてるんですよ、これが。

加えて、このフィルムがいいところは、むごたらしいシーンを面白半分に見せていないところ。腹を空かせたペンギンのママが、スイスイ泳ぎ回ってサカナ食ってるところにオットセイが襲ってきて、ママが一羽連れて行かれちゃうとこは哀しいのですが、内臓むさぼりーのむしゃむしゃ食ってるところなんて見せないし、よちよち歩きの子ペンギンが大きな鳥に襲われるところも、追っかけられて捕まっちゃうところまでで、食われているところは見せませんでした。それでもちいちゃい子供たちは「何してるの?!やめて、やめてよぉ~」と画面に向かって叫んでいました。ワタクシも恥ずかしながら・・・。こういう凄惨なシーンも自然の一部なんだから隠すのはおかしいと言う人がいます。それはその通りなんですけど、こういうシーンの見せ方に、製作者側の人間性を垣間見ることはしばしばあります。同じに動物が食われているシーンであってもなんか違うもん。それって、自然の美しいところも醜いところも好きなのでこうしてフィルム撮っています、っていう人と、金になるからやっている人とか、性格が残虐な人が写してるのとかが出るんじゃないかなあ。

90分くらいのフィルムなのですが、あっという間に終っちゃったって感じです。モーガン・フリーマンの淡々としたナレーションのみで、ホントに淡々としたフィルム。「あっけない」「面白くない」「印象が薄い」という意見があってもおかしくないくらいです。日本版は、ナレーション、おとうさんペンギン、おかあさんペンギンと声に趣向を凝らしたみたいですけど、あんまり作りすぎちゃってこの淡々とした良さを殺してないといいのですが。

映画は良かったのですけど、客が至上最低って感じでした。基本的に子供向けだから、覚悟はしていたのですが、大人もなんとかしろよ!ストーリーを追わないとわからない内容ではないので、途中抜けてドリンク買いに行ったり、席を立つ人が多いのには閉口しました。
特にワタクシたちの隣に座ったケツのでかいおばさんとその家族!開演後入ってきたのにまず腹が立ったが、それ以上にこの人、他人のことは全く考えていないのは明白。

まず、ポップコーンとか、ペプシとか、一番大きいサイズのを買って、小さいカップを人数分もらってきたらしく、それを分ける時の音がうるさいこと!こうすると、小さいサイズのを買うより安く付くのですが、貧乏クサイだけでいくらの節約にもなりゃーしないだろ!しかも余分なカップ等をタダでもらうんだから、ずうずうしい。その上、こうして分けるときのノイズが、映画を観ている人の邪魔になるなんて考えもしないんだから、かなり公共性はない。

次に、ウインド・ブレーカーみたいな素材の、シャワシャワうるさい上着を、自分の前の席においてみたり、横に変えてみたり、着てみたり、脱いでみたり、わざとやってねーか?って感じです。そして、通路を行ったりきたりして、全然映画観る気もないと思うとうんざりしてきて、ホントに「ちょっとあんたうるさすぎ」って言ってやろうか、どうしようかと迷いました(だからあんまり映画に集中できない)

そうしたら、「アニメだと思ってたのに、面白くもなんともない」とか言って、ぞろぞろと出ていってしまいました。殺すぞ、ワレ~っ!!
やっぱビデオで観れば良かったとつくづく思った・・・(そうすれば、思いっきり「がわいい~~~!!」と叫びながら観れたし・・・)

■第78回オスカー ベスト・ドキュメンタリー賞おめでとう!
★おすすめ映画★ | コメント(2) | 【2005/09/14 08:11】
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映画偉人伝~その1~ トレイ・パーカー
trey.jpg
映画偉人伝 ~その1~ 

Trey Parker

1969年10月19日、コロラド生まれ。お父さんは地質学者、お母さんは保険勧誘員。

製作パートナーのマット・ストーンとは、コロラド大学へ通っていたときに出逢う。トレイは音楽と日本語の二つを専攻していたが、Cannibal: The Musical ! の製作にのめり込み過ぎて退学となる。トレイとマットは、FoxLab(チュチュ注※TV局関係だと思う) の役員だった人に、動画のクリスマス・カードの製作を依頼され、そのときに作った The Spirit of Christmas が後のサウス・パークの原型となった。

作画:GOさん




■12歳からピアノを弾き始めた彼のヒーローはエルトン・ジョンで、現在はD.V.D.A というバンドのヴォーカルとキーボードを務める。またテコンドーの黒帯。

■サウス・パークでは、スタンとスタンのお父さんの声を担当。ちなみにスタンのお父さん・ランディとお母さん・シャロンの名は、トレイの両親にちなんで付けられた。

■最近、Fuzzies という子供向けのスクリプトを書き終えストップ・モーション・アニメーションで映画化しようとしている。また、マットと競作で "That's My Bush !"(さすがブッシュ!)という映画制作の予定あり。

■今でもサダム・フセインに、フセインをおちょくった劇場版サウス・パーク "Bigger, Longer, & Uncut" を観てもらいたいと思っている。☆チーム☆アメリカの中で今度は北朝鮮の金正日をおちょくった上、映画のプレミアの2日後には映画のコピーを北朝鮮の政府に送りつけている。

■☆チーム☆アメリカの "Freedom Isn't Free", "America, Fxxk Yeah !", "The End Of an Act" などを含む新曲は全て自分で作曲している。

■チュチュのコメント■
☆チーム☆アメリカサウス・パークでのパロディ・ソングの出来が素晴らしいので、チュチュの映画偉人第一号に輝いたトレイ・パーカーです。大学での専攻が音楽と日本語というところが「やっぱり」という感じがします。年齢とアニメオタクっぽいこと、そしてテコンドーを習っていたということを考えると、この人はチュチュが「カンフー」の記事でも書いたカンフー第二世代の先駆けって感じでしょうか。

関連記事
■チュチュの映画偉人伝~INDEX~

※この記事は、IMDb (Internet Movie Database) の記事をチュチュがテキトーにサマって訳したものです。もしこの偉人伝で取り上げてもらいたい映画の偉人さんがいたら、教えてください。がんばって翻訳しま~す。

映画★★★★★レビュー | コメント(0) | 【2005/09/12 10:39】
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『チャーリーとチョコレート工場』-お子ちゃま向けね
Charlie and the Chocolate Factory

アノラックとスノトレのGOさんから、「そいでこの映画観たの」というお問い合わせがありました。実は、公開されてすぐ観たのですが、感想文を書くほどのこともなかったというか・・・・・。なんか私、この映画にまちがったものを求めていたようです・・・・・。

チャーリーとチョコレート工場 特別版
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: Tim Burton
Writing credits: Roald Dahl, John August
Cast:
Willy Wonka: Johnny Depp
Mr. Bucket Noah Taylor
Mrs. Bucket: Helena Bonham Carter
Oompa Loompa: Deep Roy
え~っと、ガキが5人出てきて、みんな嫌なガキです。食い意地張ってるか、わがままか、自己中か、プライドが高いか。んで、主人公のチャーリーだけが、貧しいながらも愛のある家庭に育ち、家族を大事にする良い子の見本のような男の子なのです。わざとらし。保守派が喜びそうなキャラクターだ。

そいで、そのガキどもの親も、頭悪いか、情けないか、ステージママみたいな奴とかで、チャーリーのおじいちゃんだけがまともな大人なのです。やれやれ。

でまあ、その5人のガキが謎のチョコレート工場を見学しに行くのだが、みんな嫌なガキだから、それぞれひどい目に会うわけだ。

突然ですが、私は平日は、5時15分前に起きて、ワークアウトしてから出社するのです。健康的でしょ。しかし、おかげで夜10時ごろ眠くなっちゃうんです。今回、この映画は9時20分開演のものを見たもんで、ガキの一人がブルーベリーのチューインガムにさせられちゃうところで5分くらい、すぅっと気を失ってしまいました。

映画館はほぼ満杯で、老若男女いろいろいましたが、笑っているのは主にロー・ティーンくらいの子供でした。ワタクシには、何が可笑しいのかさっぱりわかりませんが、あの年頃は、「箸が転んでも」って言いますからね。

私はもっと「シュレック」系の、大人が見て可笑しい映画を期待していたんですが、本当に子供向けに作られているという印象をもちました。『☆チーム☆アメリカ』と違って安心してお子さんを連れて行けます。私は、ティム・バートンという監督を完全に誤解していました。もっとブラックな人かと思っていたのだよ。

役者さんたちは、見た目イジョーに個性が強い人たちを集結しています。チャーリーのおかーさんが『ファイト・クラブ』に出てたブラピ=エド・ノートンの彼女役だった変な女の人で、おとーさんは、『バニラ・スカイ』で、主人公の果てぬ夢を監視するエージェントをやったあの気味悪い容貌の人。ブルーベリーのチューインガムにされちゃう娘の、化粧の濃いステージママは、あの『ドッジボール』でグローボ・ジムのチームにいた、ロシアから来たドッジボールのプロ選手を演じた怪女でした。それにプラス、ジョニデのお兄さまでしょ。

そんなそうそうたるメンバーでありながら、全編わざとらしーウケ狙いな誇張された演技ばっかで、セサミストリートみたいなんですけど、そこで子供たちはゲラゲラ笑うのです。面白くないんだよ、大人の人たちにはっ。チューインガムにされちゃったガキが膨れて破裂しちゃうとか、おばさんはそういうのが見たかったのっ。

そんな中でただひとつ、チュチュのお気に入りは、ウンパルンパだな。名前がもうかわいいじゃない。チョコレート工場で働いている、サイズが普通の人の4分の一くらいの、なんかどッかの密林に住んでいた部族なんですけど、みんなハワイ系のおじさんヅラで、工場のエリアごとに違うデザインのジャンプ・スーツ着て働いています。そんで時々歌を歌いながら踊るんですけど(グループで)、そのセンスがなんとなく
かるまじろさんを思い出させました。

まー、それにしても、ウケ狙いっていうかね。なんというか。最後は、孤独な変人だったチョコレート工場の持ち主(ジョニデ)が、チャーリーの家族に対する愛に感化されて終っちゃうんですけどね。くだらねー。

■ワタクシの意見をもっと的確に表現している極楽三十路生活賛歌さんの記事も是非みてください。ティム・バートンへの、キビシイながらも愛情溢れる(溢れてないかも?!)忠告が笑えます!

Key Words
映画 チャーリーとチョコレート工場 ジョニー・デップ ウンパルンパ


ジョニー・デップ | コメント(10) | 【2005/09/11 20:28】
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すんません、邦題わかりません  Invincible Obsessed Fighter
インビンシブル・オブセスト・ファイター


20050911090913.jpgすんません、邦題わかりません。
USのサイトで検索すると、DVD売ってるサイトとか、カンフー専門のサイトなんかで激しく取り上げられているんですが、邦題がわからないんで、っつーか日本で発売されているかどーかもわからないんで、調べられません。誰か知っていたら教えてくらさい。

だいたい、B級カンフー映画はパターンが決まっています。

まず、若きカンフー野郎がいる。そして、そいつの父親、もしくはカンフーの先生が殺される。カンフー野郎は復讐を誓うが、たいてい殺しをやったやつは雇われた殺し屋で凄腕のカンフーの使いなので、このままでは歯が立たない。そこで、老いぼれたカンフー・マスターが登場する。これがいつも酒瓶抱えたコメディ・タッチのおやじなのだが、実はカンフーの腕前がすごい。復讐を誓うカンフー野郎は、このおやじに厳しい特訓を受けるのだが、特訓の様子はいつもコメディ・タッチである。

たいていカンフー野朗は、殺しをやったすごいカンフーの使い手を探し出すために旅に出て、必ずレストランでバイトし、そのレストランにチンピラが来て、大喧嘩が繰り広げられる。そして、そのレストランで働いている娘と恋仲になる。このヒロインは、美人、ブス、強い、弱弱しいと、映画によってキャラクターは異なる。それから、必ずサイド・キック的に知恵☆れっぽいやつが出てきて、主人公の子分みたいになる。

最後は父もしくは先生を殺したすごいカンフーの使い手と死闘の末、勝利を納めるが、いつも老いぼれカンフー・マスターとか、他のカンフーの人の助けを借りて戦うので、いつも悪人1人対良い人2人の戦いになり、なんとなく「ズルイんじゃない?!」と後味が悪い。

この映画もすっぽりこの黄金のルールーにハマってます。殺されるのは父(サカナの干物を作っている)、酔っ払いのカンフー・マスターは現れなかったが、代わりになんかすごい変なカンフーの殺し屋が出てきた。それがDVDのカバーの真ん中にに堂々と載ってるひとなのですが、映画でみるとこの人、顔が半分赤で半分白、額に「鬼」と書いている。「鬼」もご丁寧に半分赤で半分白。黄色いマントをいつも着ていて、これの背中にも「鬼」と書いてある。そしてカンフーは、ロボットのような動き!しかも変な妖術をやっているよう・・・。

20050911090939.jpg
そいから、ヒロインはブスで弱い。知恵☆れも出てくるし、なんといっても主人公がすごいブサイク!
←この人日本だったら主役張れないんでないの。





チンピラの大将の髪型も必見です。↓

20050911090851.jpg


カンフー実演は、非常に面白くありません。なんかカンフーっていうより、キック・ボクシングみたいな感じ。ハイ・キックなどアクロバット的な動きが多く、カンフー特有の動きとかあまりなくてつまらない。


ご興味がある方は英語の解説除いてみて↓
http://www.kungfucinema.com/reviews/invincibleobsessedfighter.htm





ビミョーな映画 | コメント(1) | 【2005/09/11 08:52】
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『オールド・ボーイ』-気合入ってんのはわかります!
Old Boy

 

パグパグさんの「監禁・拉致」「サイコ・スリラー」という評が、とってもおちょろちかった「SAW」を連想させ、「絶対観ない~っ」と思っていたのですが、アンちゃんに「観たい」と押し切られ、覚悟を決めたチュチュでございます。

正直な感想を言いますと「いろいろ詰め込み過ぎ」って感じがしました。サイコ・スリラー、バイオレンス、愛、教訓・・・。これを「ま~、盛り沢山!」と思う人にはサイコーにエキサイティングな映画なのでしょうが、私は「What's the point ! ! 」とイライラしてしまいました。あまりに色々な要素が絡んでくるので、謎解きの部分がえらく散漫で「段々確信に近づいてきたなっ」という緊張感がなく、逆に一つ一つ謎解きされる度にどんどん核心から離れて行っちゃうような感じがしました。そして結局は主要人物による懇切丁寧なご説明・・・・。んでワタクシは説明を聞きながら「なんじゃそりゃ?!」とか思ってしまいました。そして全てを知らされた主人公が取り乱して行なう行為が「ありりりり」という感じ。

 

でもおかげであまり怖くありませんでした。色々な要素が入っているので、もう観たくないと思うようなことを「これでもかこれでもか」としつこく見せられることがないから精神的に追い詰められなくてすむし、暴力的なシーンは「来るぞ来るぞ」とわかるのであらかじめ目を覆って「指の間から鑑賞」体制に入れる。そういう意味では、あとくされがなくって良かったのですが、それがまさしく「イマイチ」の要因というか。難しいものです。

今、韓流ブームで、皆さん韓国のことはお詳しいんでしょうが、私にとってはまさに foreign country。ついつい「へぇ~、韓国って、こういうところなの」と、アメリカ人が日本の映画を観るとこんな風に感じるのかなあと思いながら観てしまいました。普通、映画って実際よりかっこ良く見せるじゃないですか。アパート住まいとかいっても、本当にあるアパートより広いとか、おしゃれとか。そういうことを計算に入れた上で観ると、韓国ってまだまだなんだなー、とか思いました。日本より、2、30年遅れてる?特に、町の不良の中に、赤と白のストライプのシャツにハンチング帽という、「マドラス野郎」がいたのには思わず「ニヤリ」としてしまいました。それとも今あれが新しいとか?!

それから、近代的な風景と汚れてと安っぽい街角のコントラストが印象的でした。日本もそうだなーと思うのですが、モダンな建物って新しくてきれいなうちはいいけど、古くなってくると途端に薄汚い感じになってくるでしょ?そういう感じって、西洋の国にはあまり感じられない。西洋の建物って、古くてかび臭いのが似合うじゃないですか?

主人公の役者さんは、拉致・監禁前と後では10キロも体重落としたとか。確かに本当に同じ人?と思ってしまいました。拉致・監禁後は眼差しも鋭くなって、たった一人で何十人も相手にケンカするシーンは圧巻でした。あのシーンが一番のお気に入りです。

まー個人的には色々文句ありますけど、製作に気合入っているということだけは認めます。この先楽しみですね、ネオ・韓流シネマ!

 

公式ウェッブサイト↓
http://www.oldboy-movie.jp/


Key Words
映画 韓国 韓流 オールド・ボーイ 
★映画の話題 | コメント(7) | 【2005/09/10 23:23】
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わー、デトロイトだ!『フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い』
Four Brothers

まず、印象的だったのは、冒頭のコンビニエンス・ストアの強盗シーンのあと、主演のマーク・ウォールバーグが運転する車が雪のデトロイトを走り抜けていくところ。この映画がデトロイトが舞台だということも知らなかったのに、すぐ「あ、デトロイトだ!」とわかってしまった。

フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い スペシャル・コレクターズ・エディション
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CAST & CREDITS
Produced: 2005
Directed by: John Singleton
Writing credits: David Elliot, Paul Lovett
Cast:
Bobby Mercer: Mark Wahlberg
Angel Mercer: Tyrese Gibson
Jeremiah Mercer: Andre Benjamin
Jack Mercer: Garett Hedlund
あらすじは、デトロイトのコンビニエンス・ストアに強盗が入り、たまたま居合わせたエビリンおばあちゃんが撃たれて死んでしまう。彼女は、環境の悪いデトロイトでも子供たちが悪に染まらないように叱ったりすることのできる肝っ玉ばあちゃんで、自らも全く知らない孤児を引き取って育てた人である。彼女の死を知って、この「エビリンばあちゃんちの4人兄弟」が帰ってくる。この4人は白人、黒人2人ずつなんだけど、本当の兄弟のように仲が良い(っつーか、ケンカもするんだけど)。4人は、実の子のように自分たちを育ててくれたエビリンばーちゃんを殺したギャングを捕まえて復讐することを誓うが・・・・・。

この映画を観て、「これがまさにデトロイト!」と思わないで欲しいが、確かにデトロイトが抱える問題を良く浮き彫りにしていると思う。ストリート・キッズや、そういう状況をすでに気にかけない大人たち。街をきれいで安全にして、再び活発な街にしようと努力している人がいるにも関わらず、権力のある地位にいる人たちがギャングと癒着して、そういう誠実な人たちが活動しにくくしているため、いつまでも荒れ果てたままの街。

聞いた話では、実際いろいろな企業がデトロイトに店をだして、街の復興に一役買おうという話は山のようにあるらしいが、街を牛耳っている権力者たちが、袖の下や寄付金なんかを要求するので、そういう外部の資本を遠ざけてしまっているらしい。

私が住んでいるところは、この映画で見られるようなところではない。60年代の黒人の暴動以来、お金を持っている白人はみな郊外に移り住んでしまい、デトロイト市内にはお金のない黒人が残されて、今のような状況になってしまった。エミネムの『8マイル』という映画があったでしょ?この8マイルと言うのは東西に走っている道路で、一般に8マイルから北は中流白人が住んでいてきれい、南はいきなり黒人が増えて、町はなんとなくすさんで荒れている。

ほとんどの日本人は、安全な8マイル以北の郊外に住んでいて、デトロイト市内に行くときは、野球を観に行くか、カジノに遊びに行くときくらい?だからこの映画で見られるような貧しい住宅地は、車で間違って通っちゃって、おしっこちびりそーになりながら必死で運転して通り抜けた、というような経験しかないのだけど。

しかし、いくら部外者には怖いところとは言っても、この映画のようにガンガン撃ちあいなんかしてない・・・と、一緒に映画を見たミシガン生まれのアンちゃんとアンちゃんのお兄ちゃんは言うが、毎日のローカル・ニュースを見ていると、コンビニ強盗は日常茶飯事だし、路上で報復のために撃たれたなんていうニュースもしょっちゅうやっていて、嫌だからニュースは見ないことにしたくらいだ。

私の会社で働いている黒人のおばさんがある日、私がコーヒーをいれていると話しかけてきて

おばさん 「今朝、ニュースで知ったんだけど、うちの子の父親のお兄さんがね・・・撃たれて死んだらしいのよ」

チュチュ 「は?」

おばさん 「昔から意地悪な人だったから、いつか誰かに撃たれるんじゃないかとは思っていたんだけどねえ・・・。」

チュチュ 「は?」

おばさん 「子供の頃からいじめてたんだよ、近所のちょっと知恵遅れの人をね・・・」

チュチュ 「撃たれて死んだ?!」

おばさん 「でも、二人とももう50歳過ぎてるのにねえ・・・。よっぽどくやしかったんだろうね。」

チュチュ 「ちょっと待ったぁ~!撃たれたの?」

おばさん 「そうよ。ニュースで見たんだよ。」

チュチュ 「・・・・・(言うべき言葉が見つからない)」

そんな「昨日の野球の結果」みたいにたんたんと話すなよっ。

そういう人もいるくらいだから、この映画にもある程度真実味はあるかも?まあ、チュチュの住んでいるところはこういうところの側にあるつーことで、興味があったら観てくらさい。

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■末っ子役のギャレット・ヘドランド(コレ↑)の映画偉人伝
■こちらもデトロイトが舞台の『8マイル
デトロイトのダウンタウンって、こんな感じです。

Key Words
映画 フォー・ブラザーズ ギャレット・ヘドランド マーク・ウォールバーグ 
★おすすめ映画★ | コメント(4) | 【2005/09/10 20:10】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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