スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| 【--/--/-- --:--】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『スラムドッグ$ミリオネア』-ストリート・キッズの一大叙事詩
Slumdog Millionaire

億万長者にもなれるというアメリカのクイズ・ショー『Who Wants to be A Millionaire?』のインド版、『Kaun Banega Crorepati』に出演して、今まで大学教授など、ものすごい教育水準の高いような人でさえ辿り着けなかったほどのお金を稼いだジャメルくん。ズルしているんじゃないかと疑われ、警察で拷問されるが、拷問ではどうしても白状しないので尋問すると、物知りなのは実はジャメルがスラムの出身で、それこそ生き残るために様々な仕事をしてきたからだということがわかる。

slumdog millionaire
Produced: 2008
Director: Danny Boyle, Loveleen Tandan
Writing Credits: Simon Beaufoy, Vikas Swarup
Cast:
Jamal Malik: Dev Patel
Latika: Freida Pinto
Salim Malik: Madhur Mittal
Prem Kumar: Ani Kapoor
the Police Inspector: Irrfan Khan
なんで『Who Wants to be A Millionaire?』なんだろう?という発想が面白いなあ、と思ったのですが、すごい上手い使い方ですよね。スラムで育とうが、学校に行ってなかろうが、頭のいい子はどこからでも学ぶことができるという事実と、またなぜそんな雑学を学んだかという話そのものが、ジャメルが今までどんな風に生きてきたかという背景を巧みに見せているし、そして何と言ってもジャメルがこの番組に出た理由が、スラムの幼馴染みで離れ離れになってしまったラティカがこの番組を観ているからで、決してお金のために出たわけじゃないという、貧しく育ったのにお金より愛が大事なジャメルくんの性格を良く現しています。

ジャメルくんのお兄さん、サリムはさすが年長さんで、気が強く、ストリートから拾い上げてくれたギャングの親玉に気に入られ、あれよあれよという間にタフな世界で頭角を現す。

ラティカは、ジャメル・サリムのマリク兄弟と同様にスラムで育って、ムスリム襲撃で親と家を失い、マリク兄弟と共にギャングに拾われるのですが、兄弟が逃げたときに逃げ遅れ、売春婦にさせられる。

私はずーっと昔にモロッコのカサブランカに行ったことがあるのですが、もちろん映画で有名になったために観光客も多く、ホテルとかものすごい豪奢できれいなのですが、本当に道一本入ると、手足がない人や、目が見えない人が物乞いしている。人一人が通れるか通れないかの道に手足もなく横になっている人や、目が見えないおじいちゃんの手を引いてお金をせびりに来る子供とか、真剣に「地獄みたいだ」と思ったのですが、この映画を観ると、インドの貧しい人たちも状況は同じみたいだけど、身体が不自由なのは貧しいからではなく、同情を引くために眼をつぶしたりするんだ!というのを観てものすごく驚きました。驚いていること自体、平和に暮らしてるんだなーと思ったけど。

ジャメルも歌が上手だったために眼をつぶされそうになるんだけど(めくらの子供が悲しい歌を歌うと同情を引くから)、その頃はかなりワルになったサリムが、ジャメルを救うために自分のボスに逆らって、二人は逃走する。その時残してきたラティカのことを一日たりとも忘れず、なんとかギャングのところから連れ出そうと街に戻ってくるジャメルくん。

スラムではだしで走り回っている子供時代から、20才くらい?までの成長期の話なので、サリムもジャメルもラティカも、子供時代・少年期・青年期と3人の役者が演じているのですけど、合計9人、みんな可愛い。男の子も女の子もみんなすごい美形で、ワタクシの白人神話がガラガラと音を立ててくずれて行きそうです。

一つ疑問だったのは、クイズショーのホストが、ジャメルくんにものすごく競争心をむき出しにして、嫌うんですよね。ウソの答えをわざわざ教えたりとか。この人はホストで、自分が物知りなわけじゃないんだからいいじゃん!とか思うのだが。視聴率も上がるし、何が気に入らないんだろう。

全編、インド訛りの英語で字幕もなかったためその辺が良くわからなかったのですが、ジャメルくんがズルしていると言って警察に捕まるのも結局は、このホストが通報したかららしい。でもさ、クイズショーでズルして警察で拷問されるってのもすごいよね。アメリカや日本ではそんなことないよね?良くわかんないけど。

結局おまわりさんは、ジャメルくんがサバイバルしている間に雑学を身に着けたという話が本当だと悟り、ジャメルくんは釈放されて、200,000ルピー?稼げるファイナル・クエスチョンに挑戦することになる。その過程でラティカとも連絡が取れ、最後はめでたしめでたしになるのですが・・・・・

長い長ーい映画だけど、色んな側面があって面白い。最後みんなが歌って踊るのは、Bollywood映画(ムンバイを中心に、ヒンズー語で書かれたインド映画はこう呼ばれているらしい)の王道らしく、唐突にみんな踊り始めてしかもあんまり上手くないところが『40歳の童貞男』のエンディングみたいで笑った。

key Word
映画 スラムドッグ$ミリオネア ダニー・ボイル デヴ・パテル マドゥール・ミタル フリーダ・ピント アニル・カプール イルファン・カーン
スポンサーサイト
映画レビュー | コメント(15) | 【2008/12/30 22:11】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『バンク・ジョブ』-なんかローカル......
The Bank Job

最近また面白い映画ありませんね~。新作ダメダメです。しかも私、プチ更年期というか、プチどころかガチ更年期?やる気出なくって、つまんない映画だとレヴュー書く気しないよ~。

バンク・ジョブ デラックス版 [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Roger Donaldson
Writing Credits: Dick Clement, Ian La Frenais
Cast:
Terry Leather: Jason Statham
Martine Love: Saffron Burrows
Kevin Swain: Stephen Campbell Moore
Dave Shilling: Daniel Mays
Eddie Burton: Michael Jibson
この映画はそれほどむっさつまらない、って事もなかったのですが、別に~って感じで。『アドレナリン』が私的には超つまんなかったので、ジェイソン・ステイサム主演の映画観ようと思わなかったのですが、町山智浩さんの解説が面白くてつい観てしまった。町山さんの解説は、映画観るまで聞かないことにしました。この人がしゃべるとなんでも面白そうなんだもん。

まあ、基本アメリカ映画ばっか観ているので、イギリスで撮影された映画って街並みとかアクセントとか新鮮だし、やっぱ役者さんが独特だよね。イモくさい、バタくさい、というと褒めているように聞こえないけど、あの垢抜けないところがリアリティがあっていいのよね。

これ実話らしいんですけど、なんか間抜けた話なんですよね~。イギリス王室の秘密をMC5(きゃー、エロイカ!)がとあるロンドンの銀行から盗み出そうとするが、国家機関である自分らが銀行強盗するわけにはいかないので、第三者を雇うのだが、プロを雇うとバレた時自分らの関わりも発覚しちゃうので、その辺のチンピラを雇う・・・・しかも、諜報員の愛人であるモデルの幼馴染みみたいなやつらを!(ちなみにこの愛人さん、どっかで見た!と思ったら、『トロイ』のヘクターの奥さん役の人でした。貧相なブス、とか思ってたんだけど、意外にきれいだったな~。やせギスなので、ほお骨が目立つところが可愛くないのだが)

王室やらMC5やら麻薬王やら絡んでくる割には

小さい。

なんとローカルな。

最後、主人公たちの意に反して雪だるま式に話がデカくなって行くのかと思いきや、いつまでもローカルなんですよね~。

それはもちろんキャラの設定が、売れない役者やカメラマン、生活に困ったカーディーラーとか庶民的なせいもあるんですけど、役者さんがイモくさいからローカルに留まっていられる、ってのもあるかなと思いました。これが『オーシャンズ12』のメンツで演ってたら、小さい話も大きくハデになって行っちゃうだろうなと。

最近ハリウッドも飽和状態なので、ブリティッシュ系がんばれ~!ってのはあるんですけど、この映画は星3つくらいで。

key Word
映画 バンク・ジョブ ロジャー・ドナルドソン ジェイソン・ステイサム サフロン・バロウズ
| コメント(13) | 【2008/08/17 20:24】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』-錆び付いてます
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull

ケイト・ブランシェットが一体どんな役を演ってんだろ、という興味だけで観に行ったのですが、彼女は泣く子も黙るKGBの、氷のように無表情な女科学者役で、ロシア訛りの英語、表情、動作、髪型、と完全になりきってたんだけど・・・。

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Directed by: Steven Spielberg
Writing Credits: David Koepp, George Lucas
Cast:
Indiana Jones: Harrison Ford
Irina Spalko: Cate Blanchett
Marion Ravenwood: Karen Allen
Mutt Williams: Shia LaBeouf
Professor Oxley: John Hurt
さらば、ベルリン』でも、『アイム・ノット・ゼア』でも思ったんですけど、この人マネが上手過ぎて、もうパロディとスレスレなんですよね。なんかほとんど『ボラット』の女版つーか。笑わそうと思ってないから却って可笑しいのかなと思ったけど、『あるスキャンダルの覚え書き』で最後にブチ切れた演技も、実は狙ったんじゃないか、という説もあるので、油断ならないなと。もし、なんか世間が許さない不倫とかして、まともな女優として干されても、異人種モノマネで立派に食っていけると思いました。

それに引き換えシャイア君の冴えないこと。でもねえ、これは本人のせいじゃないよ。まず、この子、不良の役は似合わない。リーゼントにバイクってのが、全然カッコ良くない。つんつるてんのジーンズ履いて・・・。それにさあ、若い俳優さんを持ってきたのは、ハリソン・フォードの肉体的衰退をカバーして、アクション担当してもらうためだと思ってたのに、活躍する場面がほとんどないんだもん。。唯一の見せ場が、ターザンみたいにサルと木のつるべを渡っていくところだもんなあ。今時あんなダサいシーン、ディズニーでもないよ・・・。ケイト・ブランシェットとの剣の一騎打ちもあるじゃん、って言うかもしれないけど、あれはケイト・ブランシェットの方がカッコ良かったし。

いやもー、ホントに、ハリソン・フォードが痛々しかった。だって『最後の聖戦』のショーン・コネリーを彷彿とさせる老け具合なのに、高いところから落っこちたり、床に投げつけられたりすると「大丈夫かな~」と思っちゃう。この人、インディアナ・ジョーンズ3部作の頃って、マジちょおおおおおおカッコ良かったじゃん。あの「ニヤリ」と笑う、悪そ~な顔!!!それがさー、なんか冴えなくなりましたよ。老けたというだけじゃない、エネルギーというか、はじけるモンがなくなっちゃった。バカ度?!若さを失う代わりに老練さを身に着けた、てんじゃなくて、普通のおっさんになってしまったな、という。

それに、それにぃぃぃぃ~!!!!あの『失われたアーク』でヒロインだったマリオンがぁぁぁ~~~!!!!この人すっごい可愛らしくて大好きだったのにぃぃぃぃ~~~!!!

四角くなっちゃったよ!

全く、この映画はどこまでもどこまでも「歳は取りたくない」と思わせる映画でしたね。四角くなったマリオンを見ながら、

「アレがコレになっちゃうんだったら、私は一体ナニになるのだろう?」

という、恐ろしい考えが頭の中をぐるぐる回ってました。この人も、老けただけならまだしも、いかにも現役遠のいていたところを引っ張り出されてきましたって感じの演技で、マジ超ガッカリさせられました。

単に役者たちが老けた、と言うならまだしも、コンセプト自体が古臭く感じて、そこがまたショックでした。昔の3部作はあんなにウキウキしながら観てたけど、

「もしかして、今観たら意外に面白くなかったりして?!」

と一抹の不安にかられました。このシリーズの十八番である、寂れた洞窟とか、暗号とかで開く秘密の塔とか満載なんですけど、ディズニーランドみたいなの。満載っていうより、食傷気味。カーチェイスも、アクションも、豪華なセットや特撮も、必然性が余りないのにガンガン出てくる。

映画好きの友達に、インディ・ジョーンズの新作良くなかったって言ったら、そりゃ、あの伝説の3部作は越えられないよ、って言ってたけど、もうそういう次元のダメさじゃないんだよ。これを撮る事で、何をしたかったのかさっぱりわからない。ノスタルジアに浸れるほどの3部作オマージュも感じられないし、かといって、斬新な切り口でもないしさー。大体、エイリアン・コンセプトって今時古いよなー。タイトルになってる「クリスタル・スカル」は、プラスチックみたいだし。エンディングなんか超バカバカしかったなー。

なんかねー、昔と違って、イマジネーションが貧弱なんだよね。まず素晴らしいイマジネーションが存在して、それを再現するのに多額のお金をかけてセットを作るべきなのだけど、そのイマジネーションが錆び付いてるんだよね。新たに創作したいものが存在しないのに、なんで新作なんか撮ったのだろう?

これに比べたら、『ダイハード4.0』の方が全然いい。マクレーンは昔どおりの分からず屋で、80年代のメンタリティ丸出しで今時の若者と接していたり、「ばかやろー、歳とったからってなめんじゃねえ」って開き直って、ノスタルジー全開で。だから逆に、若いサイドキックとほのかな友情が芽生えるところなんかも自然だったりして、それなりのクオリティが楽しめる映画だった。ジャスティン・ロングはハマり役だったし。

これネタバレになっちゃうのかな。ウィキでも大々的に書いてあったから、もうみんな知ってるのかも知れないけど、(この先は注意して進むべし)

シャイア君が演じるマットは、ジョーンズ博士とマリオンの子だっていうことを劇中でインディが知らされるわけよ。するとインディは、さほど驚いた様子もなく

「Son, son (息子よ)」

て呼び始めるわけよ。それも不自然だなと思ったんだけど、マットが

「俺はあんたの息子じゃねえ」

って、不良が似合わない上に、ものすごベタな切り返しなんかして、見てる方はシラ~っとしてしまうのよ。で、それが大冒険が終わった後、マットが、

「これからは、なんちゃらなんちゃらだよな、オヤジ!」

と、太陽をバックにインディのことを父親と認める、という。なんかもう、目が点。しかも、焼けぼっくいに火がついたインディとマリオンは結婚しちゃうしさ。いや、いいよ、それでも。でもそこに持って行くまでの成り行きがおざなりなんだもん。

まだまだ突っ込みどころいっぱいあるんだけど、もういいや。

key Word
映画 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 スティーヴン・スピルバーグ ハリソン・フォード シャイア・ラブーフ ケイト・ブランシェット
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 | コメント(20) | 【2008/06/04 08:51】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『ツイン・ピークス第15章&第16章』-ローラ・パーマー事件の終焉
Twin Peaks -Episode 15 and 16-

ディスク6は本当は第15章から18章までなのだが、15&16章はローラ・パーマーの事件が解決する、ものすごい印象的なチャプターなので、それだけ書きたい!

こうして書いていると、サクサクと話が進んでいるように見えるけど、本当は色々な出来事が複雑に絡み合っていて、普段はほとんどイライラしながら観ている。例えば、オードリーが片目のジャックに潜入したときなんて、オードリーがどうなるか心配でたまんないのに、ドナとハロルド・スミスの成り行きや、アンディとルーシーの妊娠騒動や、シェリフとジョシーのソープ・オペラなんかが交互に出てくるので、なかなか話が進まない。

TwinpeaksGoldBox
dvd on amazon.com
Produced: 1990
Created by: Mark Frost & David Lynch
Cast:
Special Agent Dale Cooper: Kyle MacLachlan
Sheriff Harry S. Truman: Michael Ontkean
Benjamin Horne: Richard Beymer
Donna Hayward: Lara Flynn Boyle
Audrey Horne: Sherilyn Fenn
Deputy Tommy 'Hawk' Hill: Michael Horse
Deputy Andy Brennan: Harry Goaz
Shelly Johnson: Madchen Amick
Bobby Briggs: Dana Ashbrook
Norma Jennings: Peggy Lipton
Big Ed Hurley: Everett McGill
James Hurley: James Marshall
Lucy Moran: Kimmy Robertson
Leo Johnson: Eric DaRe
Nadine Hurley: Wendy Robie
Jocelyn 'Josie' Packard: Joan Chen
Leland Palmer: Ray Wise
Madeleine Ferguson: Sheryl Lee
Hank Jennings: Chris Mulkey

しかしこの謎解きの15章と16章はさすがにローラ・パーマー事件の解決に向けて話が凝縮されている。もちろん、アンディ・ルーシー・ディックの三角関係や、ノーマのきっついおっかさんや、ベンとジェリーの子供の頃の回想シーン(懐中電灯を持って踊っている女の子はオードリーじゃないか?)が出てくるけど。そんなわけで、ここが一番重要な、かつ超 fuckin' ネタバレなので、ツイン・ピークス未体験の方は、読まない方がよろしいかもですので、この先反転いたします。

(ぷる 
ぷん ぷん ぷるるる 
ぷん ぷん ぷるるる 
ぷん ぷん ぷるるるるん

ぷん 
ぷんぷるるんるん
ぷんぷるるんるん 
ぷんぷん ぷるるん)

さて、前回で犯人はリーランドだと割れているのだが、それをどうクーパーが解決するのか?第15章では、リーランドは完全にボブになっていて、最初の娘を失って泣いてばかりいた父親、髪が真っ白になって、狂ったように歌い踊っていたリーランドとも違って、怖い!そしてマディの死体が見つかる。

で、16章がもう息切れしそう・・・。クーパー、ホーク、アルバート、シェリフの4ショット、スローモーションでかっちょ良く始まり、アルバートがクーパーに「この殺人鬼を止められるのはお前しかいない」と言うところがかっこいい。さらに「どうしていいかわからない」と言うクーパーに「解決しようとするな。道をたどって行け」とアドバイスするホークもかっちょいい!

ハロルド・スミスがドナに残したローラのシークレット・ダイアリーの最後のページから、ローラも赤い部屋と小人の夢を見たことを知ったクーパーは、片腕の男に会いに行く。片腕の男は「答えは頭の中じゃなく、心にある」と助言する。

ロード・ハウスに関係者一同を集めて謎解きをするクーパー。雷が鳴り響き、ドラマチック!!!ルーム・サービスのおじいさんがガムをすすめる・・・・全てがクリックし、ローラが囁いた言葉が蘇る・・・・

My father killed me....

おお~~~!!!!ドキドキしてしまう展開である!

しかし、ここがクライマックスではないのだ!警察署でリーランドを力ずくで部屋に閉じ込めるとボブに変身し叫んだり暴れたりする。そして尋問の際には、白髪がおっ立っちゃって、奇怪な形相をしたリーランドが!「ほーっ、ほっほっほっほー!」とかいきなり叫び出したり、みんなボーゼン。

朴訥でシンプルなシェリフはボブの存在を受け入れられない様子で、「リーランドは狂ってるだけだろ?」というと、部屋の中でリーランドが例の詩を唱え始める。

Through the dark of futures past 過ぎ去った未来の暗黒を通し
The magician longs to see  魔術師が見たがるもの
One chants between two worlds  2つの世界の間で呪文を唱える者
Fire walk with me  火よ、我とともに歩け
I'll catch you with my death bag  俺のデス・バッグがお前を捕らえる
You may think I've gone insane  俺を狂っていると思うのか
But I promise I will kill again!  見てろよ、俺はまた殺す!

すると消火栓の水がぱあーっと出て、リーランドが叫ぶ!そしてドアに頭をぶち付け始める!早くドアを開けてくれ、シェリフ!

やっと鍵を開けて突入すると、リーランドは頭から血を流して重症。クーパーの腕の中で、小さい時にボブに獲りつかれる話をし、ローラを殺したのは自分だと泣きながら告白し始める。

「ローラ、許してくれ、愛しているよ」

と泣くところで、例のエンディング・テーマにもなっているローラの音楽が盛り上がるところがかぶると、もう私はぐずり始めてしまう。しかしこれでもまだクライマックスではないのだ!!!

リーランドがもうダメだと判断したクーパーは、リーランドを安らかに逝かせようとする。

「リーランド、光が見えるかい?光を探すのだ・・・光の中に入りなさい・・・」

リーランドが

「光の中にローラが見える、とてもビューティフルだ・・・・ローラ・・・・!」

と言うところで、またもやローラのテーマ曲が美しく盛り上がり、その絶妙のタイミングにもう涙が怒涛のように流れ落ちる!このローラのテーマ曲の威力はすごくて、これがかかるといつもグッと来てしまうのだが、このリーランドが死ぬシーンは本当に涙がボロボロ出てしまう。

とにかくこのシーンがすっごく感動的なのだが、この後森の中で事件について話し合うクーパーたち。ブリッグス大佐やアルバートよりも、ツイン・ピースク土着のシェリフが一番ナイーブなところが笑う。

しかし、リーランドから抜け出したボブは今、何処にいるのだろう?ドーナツ食ってる場合ではないっ!


Related Article
ディスク1 ツイン・ピークスパイロット
ディスク2 ツイン・ピークス第一章~第四章
ディスク3 ツイン・ピークス第五章~第七章
ディスク4 ツイン・ピークス第八章~第十章
ディスク5 ツイン・ピークス第十一章~第十四章

Key Words
映画 ツイン・ピークス デヴィッド・リンチ カイル・マクラクラン
DVDニューリリース情報 | コメント(0) | 【2007/12/25 09:04】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』-『M:I:III』より面白い!
The Fast and the Furious: Tokyo Drift

良く、アメリカ映画を観ると、日本人とアメ人で笑いどころが違う、それは日本人は字幕を読んでから笑うけど、アメ人はしゃべりを聞いて笑うからだ、とか、ギャグを翻訳では訳しきれていないからだとか、いろいろ理由はあるんでしょうが、この『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を観て、その感覚がわかったような気がします。

tokyodrift.jpg
dvd on amazon.com

original soundtrack on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2006
Directed by: Justin Lin
Writing credits: Chris Morgan
Cast:
Sean: Lucas Black
Twinkie: Bow Wow
Drift King: Brian Tee
Han: Sung Kang
Kamata: Sony Chiba
Handsome Guy: Satoshi Tsumabuki
Neela: Nathalie Kelley
一緒に『ダヴィンチ・コード』を観に行ったF恵ちゃんと、その旦那で、『ダヴィンチ・コード』を観たために厳格なカソリックであるお母さんがまだ怒っているアメ人のKくんと行ったのですが、私とF恵ちゃんがゲラゲラ笑っているのに、Kくんを始めとする他の観客がシーンとしていて、ちょー恥ずかしかったです。

だってさー、日本人の不良の男の子たちを演じているのが日本人じゃないんで、日本語ヘンなんだもーん。主人公のショーンに「テメー、カウ・ボーイだと思ってんじゃねーか」とかなんとか言うんだけど、つたないよ、日本語が!他のところは英語で会話もしているので、まさに『SAYURI』の時と同じ、何語でしゃべってんだ?ノリです。なんで日本人の役に日本人の役者使わないのかなあと考えたんだけど、結局は「英語しゃべれるか否か」で選んでるのね、役者を。確かにアメリカ人の客にしてみれば、日本語きちんとしゃべっているかなんて関係ないので、まあそれでいいんだろうけどさ。でも、英語を日本人にしゃべらせるとしても、もっとヘタクソな英語の方が真実味あると思うよ。Kくんも日系自動車会社で働いているから、「こっちに駐在している日本人の英語があんなにヒドいのに、日本にいる日本人がペラペラ英語しゃっべてるわけがない」とスルドイ指摘をしていました。

それとか、ショーンが転入する日本の高校にはカフェテリアがあって、そこの料理が、懐石かよ!カラフルなかまぼことか、えびの頭揚げたのとか、日本食のレストランで出てくる料理だよあれは。「That's not true!」と叫んだらKくんが「F恵も同じタイミングで同じこと叫んでたよ」と言っていた。だいたいさ、高校にカフェテリアなんてあんの、最近の日本は?私が高校生の頃はパンを売っている売店しかなかったが。あるとしても、やっぱカレーとかラーメンとか、そーいうもんじゃないのかなあ。

あと、やっぱり学校の制服というのはアメリカ人にはめずらしいのか、ショーンに詰襟着せてたよ。それで地下鉄で切符買って、満員電車に乗って高校へ行き、上履きに履き替えてなくて先生に怒られる、なんてくだりがあって、それってきっとアメリカ人の高校生が日本に留学したら、こんな感じかぁ、なんて憧れる、まんまを描いているんでしょうね。私とF恵ちゃんは、白人の詰襟姿に「可愛い!!」とか言って大騒ぎしちゃったよ。それってもう女とみればセーラー服着せたがる男とあんまり大差ないかとか思いつつ。

題名にも『TOKYO DRIFT』とあるとおり、主人公ショーンは東京に来て初めてドリフトの仕方を学ぶのですが、ショーンのアクセントがオハイオ支社の人たちとそっくりなもんで、「やっぱオハイオのだだっ広い平野でレースとかしてっから、東京の立体駐車場でのレースって感じが違うのね」なんて勝手に想像してたんですが、この立体駐車場でのレースとか、ガードレールのない山のくねくね道で練習するところとか、ちょっとスポ根ものみたいで面白かった。こういう映画は、映画館で騒いでも誰も怒らないし、酒飲みながらホロ酔い加減で、友達とぎゃーぎゃー言いながら観るにはうってつけ。『M:I:III』より、よっぽどストレス解消になったね。最後、ヴィン・ディーゼルが出てきたときなんて、腹抱えて笑っちゃったし。

追記:
なんだか「Tokyo Drift 歌詞」っていう検索が多いんだけど、みんな歌詞が知りたいの?こちらにリンクしときますので、勝手に調べてくれ!テリヤキボーイズ!

ワイルド・スピード
ワイルド・スピード
ワイルド・スピードX2
ワイルド・スピードX2
前二作観てないので気付かなかったのですが、この英語のタイトル、『Fast and Furious』なのかと思っていたら、一作目と三作目は『THE Fast and THE Furious』、二作目は『TOO Fast and TOO Furious』なのね。おみそれしました!

Key Words
映画 ワイルド・スピードX3
映画館で観た映画 | コメント(9) | 【2006/07/10 10:43】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋


「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。