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『羊たちの沈黙』-あのシーンがないんです!
The Silence of the Lambs

この映画で一番印象的なのは、やっぱりクラリス・スターリング役のジョディ・フォスターだなあ。ものすごいハマり役だと思いませんか?クァンティコ・FBIアカデミーのトップ1/4に入るほどの才女で努力家。知的で冷静、ともすれば冷たいとも取れる、真っ青な目。しかしすんごく小柄で背がちっちゃくて、アカデミーで鍛えている大男たちとエレヴェーターに乗るシーンでは、女性が男の世界で競争するのがどんなことなのかというのがヒシヒシと伝わってくる。

羊たちの沈黙 (特別編) [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 1991
Director: Jonathan Demme
Writing Credits: Thomas Harris, Ted Tally
Cast:
Clarice Starling: Jodie Foster
Dr. Hannibal Lector: Anthony Hopkins
Jack Crawford: Scott Glenn
Dr. Frederick Chilton: Anthony Heald
Jame 'Buffalo Bill' Gumb
Ardelia Mapp: Kasi Lemmons
そして一番印象的なシーンは、クラリスがDr.レクター(アンソニー・ホプキンス)に初めてインタヴューするシーン。精神病院の最厳重棟、レンガの冷たい壁、暗く湿った窓のない地下室。そのさらに一番奥の牢屋に入れられたDr.レクター。非常に頭が良く残忍なレクターに心を弄ばれないようにとがんばるクラリスが、どんどん感情的になっていくところが面白い。

この映画はクラリスとDr.レクターのアップのシーンが多くて、ジョディ・フォスターもアンソニー・ホプキンスも、見事な顔芸をしていると思います。二人の会話からレクターの狂気、クラリスの感情、バッファロー・ビルに関する情報、頭のいい人がする言葉遊びでの暗喩など、様々なことがわかるのですが、それを語る二人は、アップで撮られることがほとんど。

アンソニー・ホプキンスは、すごい知的で教養があって、しかも高貴なために余計その狂気が恐ろしいハニバル・レクターを好演。この人もハマり役ですよね。Dr.レクターはクラリスにある種の愛情を抱いたと思うのだけど、でもやっぱチャンスがあったらクラリスを食うんじゃないか?と思わせる、私たちフツーの人にはわかんない感覚で生きているんだろうな、と感じさせる。

あと、クラリスを気に入って、Dr.レクターにインタヴューに行かせるクロフォード主任捜査官役のスコット・グレンがまたいいんだよね。スラッとしてビシっとして、いいスーツを隙なく着こなし、冷静沈着、だが優しい。この人のイメージは、パトリシア・コーンウェルの『検視官』シリーズに出てくる、ベントン・ウェズリーにもそのまま当てはまっちゃったなあ。リアルなFBI捜査官、って感じで。

当時この映画を観たときからなんだか印象に残っているのは、バッファロー・ビルに誘拐されるキャサリン・マーティンが、車を運転しながら『アメリカン・ガール』を歌っているシーン。アメリカ人というものに憧れていた私は

おお~!アメリカ人ってこういうことするのか!

とノリノリでラジオに合わせて歌っているキャサリンを見ていた。15、6年後に自分も同じことをしているとは想像もつかなかったなあ。

最後、精神病院からまんまと脱走したDr.レクターが、めでたくFBIアカデミーを卒業したクラリスに電話をし、

「I'm having a friend for dinner」(友達をディナーに招く、という意味なんだけど、Dr.レクターが言うと、友達を食べる、という意味になる、名セリフ)

と言うシーンで終わるんですけど、これって「もう一つのエンディング」ってなかった?クラリスが、殺された女の子のノドに入っていた蛾のさなぎを発見し、それを解析したがちゃ目の昆虫学者と仲良くなるんだけど、最後、大きな2匹の犬と一緒に、彼のキャビンの暖炉の前にあるベッドで彼も一緒にだったかな?クラリスがすやすやと眠っているシーンを確かに観たと思うのですが、削除シーンにも見つからなかった。あと、Dr.レクターが逃走した直後、ランドリー・ルームの乾燥機がガランガランと作動しているのに寄りかかってうとうとと居眠りしているクラリスの映像も、しっかりこの目でみたハズなのですが、見つからない。

私はコレ大好きで、映画も何度も観たし、本も英語・日本語両方読んだので、本のエンディングを頭の中で勝手に構築しちゃっただけかもしれないんですが、すっごく鮮明に目の裏に焼きついている。それに、タイトルの『羊たちの沈黙』って言うのは、クラリスが小さいとき預けられていた農場で、朝方羊が殺されるときの悲鳴で目が覚め、そのことが未だにトラウマとして残っていて、羊を一匹でも救えれば、つまりキャサリンを連続殺人犯から救えれば、羊たちを沈黙させられて、安眠できる、自分の悪夢を昇華できる、という意味があるので、最後クラリスがすやすやと眠る、っていうシーンはすっごい納得なのですが、アタシの思い過ごしだったのかしら。

key Word 映画 羊たちの沈黙 ジョナサン・デミ ジョディ・フォスター アンソニー・ホプキンス スコット・グレン テッド・レヴィン アンソニー・ヒールド ブルック・スミス
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★おすすめ映画★ | コメント(3) | 【2009/01/28 20:50】
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『シックス・センス』-知らなかったらぶったまげたかも
The Sixth Sense

映画観るまでなんっとも思わなかったのですけど、この邦題もヒドイですね。『シックス・センス』って意味不明だよ。6個あるなら「センス」が複数じゃなきゃおかしいじゃん。まあそれだと間違いになっちゃうし、「シックスス・センス」にはできねーとは思うけど、それだったら日本語にしたら?!『第六感』で面白くないのなら『第六の直感』とか、『六番目の感覚』とか、なんか工夫して。工夫するからお金が貰えるんでしょ。それとも邦題つける人って、タダでやってんのかな?だからいつもひっでえ邦題平気でつけるのかしら。

sixth sense
dvd on amazon.com
Produced: 1999
Director: M. Night Shyamalan
Writing Credits: M. Night Shyamalan
Cast:
Dr. Malcom Crowe: Bruce Willis
Cole Sear: Haley Joel Osment
Lynn Sear: Toni Collete
Anna Crowe: Olivia Williams
Kyra Collins: Mischa Barton
Dr. Hill: M. Night Shyamalan
この映画はすっごい評判良くて悪く言う人いないので、最近のシャマラン低迷振り(『ハプニング』ですね)に比べてどんだけいいのか、と観てみたのですが、やっぱネタを知っていたからイマイチでしたね。

(いまさらですが、「ネタ知らねえよ」と言う人はこの先読まないでください。でも10年前の映画だぜ!知ってるだろう、いくらなんでも)

ネタ知っちゃってて出来ることと言ったら、ブルース・ウィリス演じるDr.クロウが実は死んでいるってのを感じさせないようにどんな工夫をしているのかな~って思いながら観ることしかできないんですが、確かに上手いですよね。事件のあと、冷えた夫婦関係。全然話してくれない奥さん。何があったのか?子供を救えなかった罪の意識で、コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)を治療することに時間をかけ過ぎて、夫婦生活がおろそかになってしまったのか?

結婚記念日にレストランに遅れて行って、「プロポーズしたレストランって、どこだかわかんなかったよ」って言ったら奥さんがさっとお勘定を取ってサインしちゃって、

「Happy Anniversary!」

って顔も上げずに言って出て行っちゃうところなんて、上手い。これ、知らないで観てたら『プレステージ』や『ディナー・ラッシュ』くらいぶったまげていたかもな。

コール君が、「僕は死人が見えるんだ。彼らは自分が死んでいることに気が付いてない」ってDr.クロウに打ち明けるところで、気が付いたかなあ?うーん、私その辺疎いから、多分しっかりスルーしてただろうなあ。

でもアレですよ、この子も難儀だよねえ。私あんな風に死人が見えたら怖くて気が狂う。この子もすごく怖がってるけど、良くあんな持ちこたえてるよ。その上学校では変わってるとかいって虐められ、お母さんはいい人だけど、とてもこの子の言ってること信じてはくれないだろうしさ。可哀想に。

このお母さんが、トニ・コレットなのね!『イン・ハー・シューズ』で見たときより、だいぶぷくぷくしてて、すっごい印象違うから、わかんなかった。後、ゲロ吐いて出てくる女の子のお化けの役がミーシャ・バートンなんだよね。全然気が付かなくて、出演者の名前見て「どこに出てんだよ?」と思ったら、ああ~あのゲロ娘か!と思ってわろた。

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■M・ナイト・シャマラン監督作品一覧

key Word
映画 シックス・センス ブルース・ウィリス ハーレイ・ジョエル・オスメント トニ・コレット オリヴィア・ウィリアムズ ミーシャ・バートン M・ナイト・シャマラン
最近見た映画 | コメント(2) | 【2008/11/26 08:32】
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『Day Night Day Night』-ガチ・インディペンデントです
Day Night Day Night

スーサイド・ボマーになろうとした19歳の女の子の48時間、つー前振りが「面白そう!」と思って借りました。

day night day night
Produced: 2006
Director: Julia Loktev
Writer: Julia Loktev
Cast:
She: Luisa Williams
Driver: Tschi Hun Kim
Bombmaker's Assistant: Annemarie Lawless
顔が中東系なんだけど英語には全然訛りがなく、しかし服装とかがちょっと普通の19歳には見えない不思議ちゃんの女の子が夜行バスである街にやってくる。アジア系の男の人が車で迎えに来て、この不思議ちゃんをどっかのモーテルにカンズメにする。不思議ちゃんはお風呂に入ったりして時間を潰していると、今度は覆面をした男が2,3人やってくる。ちゃんと打ち合わせは出来ているみたいで、携帯が鳴ったら、いったん切ってから出るとか、誰か尋ねてくるときは、不思議ちゃんはお風呂場で待っていなければならない。

で、覆面の男たちは不思議ちゃんに偽造の身分証明書をやり、その内容、名前、住所、誕生日などを何度も言わせて記憶させたり、ミリタリー・ルックにマシンガン持たせて犯行声明の(と思われる)ビデオ撮ったり、タイムズ・スクエアをぶっ放すときに不思議ちゃんが着ていく服を調達してきたり、針で不思議ちゃんの手を突いて、「これくらいしか感じないから。余りにことが起こるのが早過ぎて」とスーサイド・ボミングって痛くないのよ、と教えたりする。

その後、文字通り地下に住む地下組織に連れて行かれ、爆弾の入ったバックパックを貰う。ウォークマンのヘッドフォンについてる再生スイッチが爆弾と直結していて、それを押すと爆発する。何度もスイッチを押す練習をする。

で、色々準備が出来ると不思議ちゃんは、一人でまたバスに乗ってタイムズ・スクエアまで行く。で、ニューヨークを歩きながら、やたらと色んなものを買って食うのだが、死ぬ前に食うものにしてはセンスがない。まず、マスタード付きの巨大プレッツェル。しかも2個。その後、きれいなキャンディがたくさん並ぶキャンディ屋さんに行って買うのが、よりによってりんごのカラメル焼き。チョコレートとか、ケーキとか、最低でもマックとか、なんかもう少しマシなもん食え!とか言いたくなる。

いよいよタイムズ・スクエアの交差点でウォークマンの再生スイッチを押そうとする不思議ちゃん。この時の彼女の心境を、絵的/音的に映画として見せようとしている。まあまあドキドキする。が、不思議ちゃんは押せなくて、パニくって走り出してしまう。

おしっこもらしちゃった不思議ちゃんは、ファスト・フード店のトイレで拭いて、もう一度タイムズ・スクエアに戻る。ものすごい数の人が信号を待つ中、不思議ちゃんは再生スイッチを押す・・・・・

とまあ、延々コレだけの映画なんですけど、それなりに面白かったです。監督さんは、ロシアのなんとかっていう広場で、爆弾を抱えた女の人がうろうろしていて捕まった、という新聞記事を読み、それがたまたま、自分がそのなんちゃら広場に観光に行った1週間後だったことでスーサイド・ボマーになることにした人たちに興味を持ち、色々とリサーチした結果を集大成したのがこの映画ってことらしいです。

コレだけの映画、って言いましたけど、一応オチもあるんですよ。あるんですけど、それほどざっくりは捻ってないので「あ~あ」って感じなのですが。

key Word
映画 スーサイド・ボマー テロリスト
ヒューマン・人間ドラマ | コメント(3) | 【2008/08/25 05:30】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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